JPH0612714Y2 - 自動車用暖房座席 - Google Patents

自動車用暖房座席

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JPH0612714Y2
JPH0612714Y2 JP1986137572U JP13757286U JPH0612714Y2 JP H0612714 Y2 JPH0612714 Y2 JP H0612714Y2 JP 1986137572 U JP1986137572 U JP 1986137572U JP 13757286 U JP13757286 U JP 13757286U JP H0612714 Y2 JPH0612714 Y2 JP H0612714Y2
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則之 島田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用暖房座席に関し、特に表皮、カバーパ
ッドおよび裏基布の3者を一体化してなる複数のトリム
カバーを互いに対向端部にて縫着して形成されたトリム
カバーアッセンブリにてシートクッションおよびシート
バックを構成するメインパッドを被覆してなり、かつ前
記シートクッション、シートバックまたはこれら両者に
発熱シートを埋設してなる自動車用暖房座席に関する。
〔従来技術〕
一般にこの種形式の自動車用暖房座席においては、発熱
シートの主要構成部材である発熱体として例えば特開昭
57−134655号公報に示されているように、1本
のニクロム線等金属発熱線を蛇行状に配設した発熱体が
採用されていて、外部電源と接続することにより電気的
に発熱するように構成されている。
しかして、金属発熱線はそれ自体脆くかつ傷付き易いた
め、発熱シートをシートクッション、シートバック等に
埋設する際のミシン掛けにより損傷しまた切断して同シ
ートの発熱機能を損うおそれがある。このため、従来の
暖房座席においては第8図に示すように、シートクッシ
ョン、シートバックのメインパッド1を被覆するトリム
カバーアッセンブリのうち中央のトリムカバー2を構成
する表皮2aとカバーパッド2b間の各縫着部間に、帯
状に形成した発熱シート3a〜3dをそれぞれ介在させ
るか、または第9図のように発熱シート3eをトリムカ
バー2の裏基布2cとメインパッド1間に介在させるの
が一般である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、前者の手段においてはミシン掛けによる金属
発熱線の損傷を避けるため、トリムカバー2の所定の部
位をミシン掛けした後各発熱シート3a〜3dを表皮2
aとカバーパッド2b間に挿入して介在させることにな
る。このため、各発熱シート3a〜3dの挿入作業が極
めて面倒であり、また上記ミシン掛けにより形成される
意匠が直線的な画一なものとなる。しかも、各発熱シー
ト3a〜3dを細い帯状に形成しなければならないうえ
に、表皮2aおよびカバーパッド2bに対する固定手段
を特別に設けなければならない。
また、後者の手段においては、発熱シート3eがトリム
カバー2の下面または背面に位置しているため、同シー
ト3eで発生した熱が特にカバーパッド2bにより遮断
されてシートクッション、シートバックの表面へ十分に
伝達されず、座席の暖房機能が低く、かつ前者の手段と
同様にトリムカバー2の裏基布2cおよびメインパッド
1に対する固定手段を特別に設けなければならない。
従って、本考案の目的は、上記した各不具合を解消し十
分な暖房機能を有する自動車用暖房座席を提供するにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はかかる目的を達成すべく、上記した形式の自動
車用暖房座席において、前記発熱シートとして、シート
状ヒータの裏面を断熱層で被覆するとともに同シート状
ヒータの表面を伝熱層で被覆してなり、かつ前記シート
状ヒータを、経緯糸のいずれか一方の方向に並列配置さ
れ交互に陽極および陰極として機能する複数の金属導電
線と、経緯糸のいずれか他方の方向に並列配置されて前
記各金属導電線に接続する有機線状発熱体で構成してな
る発熱シートを採用し、同発熱シートを前記各トリムカ
バーにおける表皮とカバーパッド間にて連続して介在さ
せたことを特徴とするものである。
しかして、本考案に係る自動車用暖房座席は、各トリム
カバーの縫着部がシートクッション、シートバックの長
手方向、シートクッション、シートバックの幅方向、ま
たはこれら両方向に延びていて、各縫着部間が盛り上が
った立体感のある座席である。
〔考案の作用・効果〕
かかる構成の自動車用暖房座席においては、発熱シート
のシート状ヒータを構成する多数の有機線状発熱体が電
気的に発熱して暖房機能を発揮する。また、発熱シート
は各トリムカバーの表皮とカバーパッド間に介在してい
るとともに、発熱シートが有する断熱層および伝熱層の
作用により、発熱シートの熱がシートクッション、シー
トバックの表側へ効率よく伝達される。従って、当該暖
房座席においては、少ない電力でシートクッション、シ
ートバック等の表面を十分に暖房することができる。
また、当該暖房座席においては、発熱シートの主要構成
部材である発熱体が可撓性、耐屈曲疲労性、耐摩耗性、
その他の機械的強度に優れた有機線状発熱体であるた
め、発熱シートそれ自体もこれと同様の特性を有する。
従って、暖房座席は自動車に搭載されて苛酷な条件で使
用されても、暖房機能を長期間十分に保持し得る。
さらにまた、発熱シートにおける有機線状発熱体は縫製
時にミシン針を損傷させることが少なく、かつ多数並列
配置した発熱体のわずかなものが損傷、切断しても、給
電線である金属導電線がシート状ヒータ中で陽極、陰極
として交互に配置されているため、損傷、切断に起因し
て発熱機能しない部位を短い部位に抑えることができ、
発熱シートは全体としての発熱機能の低下を極めてわず
かに抑えることができる。このため、トリムカバーを構
成する表皮とカバーパッド間に発熱シートを介在させ
て、これら3者とトリムカバーを構成する裏基布とを任
意の方向に縫着し得る。従って、当該暖房座席において
は、1枚の発熱シートを複数のトリムカバーを構成する
各表皮と各カバーパッド間に連続的に配置した状態で表
皮,発熱シート,カバーパッドおよび裏基布の4者を、
また隣合う各トリムカバーの構成部材を互いに任意に縫
着して、発熱シートを各トリムカバーの表皮とカバーパ
ッド間に連続して介在させることができる。このため、
発熱シートを特殊な形状に形成しかつ同シートに特別に
固定手段を設けるような必要がないとともに、同シート
のシートクッション、シートバックへの埋設作業が容易
であり、しかも同シートを広い範囲に埋設することがで
きるとともに、何等制約されることなくミシン掛けが可
能でミシン目により形成される意匠を変化に富んだもの
とすることができる。
〔実施例〕 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明するに、第1
図には本考案の第1実施例に係る自動車用暖房座席が示
されている。当該座席においては、発熱シート10が座
席を構成するシートクッション20aとシートバック2
0bの両者に埋設されている。また、シートクッション
20aにおいては第1図および第2図に示すように、メ
インパッド21の表面側を被覆するトリムカバーアッセ
ンブリがトリムカバー22と一対のサイドトリムカバー
23,24とにより構成されており、各トリムカバー2
2〜24は各左右側端部にて互いに縫着されて一体とな
っている。シートバック20bもこれと同様、トリムカ
バーアッセンブリがメイントリムカバー25と一対のサ
イドトリムカバー26,27とにより構成され、かつこ
れら3者25〜27は同様に一体化されている。
しかして、発熱シート10はシートクッション20a,
シートバック20bの全幅に延在する広幅のもので、シ
ートクッション20aにおいて各トリムカバー22〜2
4を構成する表皮22a〜24aとカバーパッド22b
〜24b間に連続して配置され、この状態で各トリムカ
バー22〜24の左右側端部が互いに縫着されていると
ともに、メイントリムカバー22においては表皮22
a,発熱シート10,カバーパッド22bおよび裏基布
22cの4者が所定の間隔にて複数箇所前後方向(長手
方向)に縫着されている。これにより、シートクッショ
ン20aは各縫着部間が盛上った立体感のあるものとな
っている。なお、シートバック20bにおいても同様で
ある。
発熱シート10は第3図および第4図に示すようにシー
ト状ヒータ10aを主体とし、同ヒータ10aの表面に
積層された伝熱層11と、同ヒータ10aの裏面に積層
された断熱層12とからなる層構造に構成されている。
シート状ヒータ10aは通常の合成繊維例えばポリエス
テル,ポリアミド,ポリオレフィン,ポリアクリル系等
の合成繊維を経緯糸とする布帛状のもので、第5図に示
すように合成繊維からなる多数の経糸13内にて所定の
間隔を保って並列配列された複数の導電線14を備え、
かつ合成繊維からなる多数の緯糸15内にて所定の織り
密度に並列配列された多数の有機線状発熱体16を備え
ている。各金属導電線14においては、それらの端末に
結線されたリード線を介して自動車に搭載したバッテリ
ー28に接続されていて、配置された各金属導電線が陽
極および陰極として交互に機能する。
電極として機能する金属導電線14は銅その他の導電性
金属の細線または金属メッキ,スパッタリング偏平繊維
等各種金属被覆繊維糸条で構成される。特に、金属被覆
繊維糸条は可撓性に優れているので、本考案の金属導電
線として好適である。これらの細線、糸条は1本でも電
極として機能するが、耐久性および安全性の面から複数
本を並列するのが好ましい。また、かかる金属導電線1
4においては、防錆処理を施したもの、可撓性の大きい
撚糸状のものも好適である。
有機線状発熱体16は好ましくは芯糸と、同芯糸の外周
を被覆し無数の導電性粒子が混在する可撓性合成樹脂層
とにより構成された発熱体である。かかる線状発熱体1
6において、芯糸は通常の合成繊維例えばポリアミド,
ポリエステル,ポリオレフィン,ポリアクリル等の合成
繊維からなる糸条が使用される。これらの合成繊維のう
ち、所定の温度で明確な融点を示す合成繊維を選択した
場合には、芯糸は温度ヒューズ的機能を発揮する。導電
性粒子としては主としてカーボンブラックに代表される
粉末状炭素を使用するが、これと共にまたはこれに換え
て金属粉を使用してもよい。かかる粒子の粒径について
は、混練り性、コーティング性に支障がない程度に細か
い粉末状態のものであれば何等制限されないが、通常約
20〜40mμのものが好ましい。導電性粒子は可撓性
合成樹脂に混在されるが、セラミックス粉体のごとき遠
赤外線の放射率を高める効果のある物質を発熱組成物に
配合することは本考案にとって好適である。また、セラ
ミックス粉体の分散層で導電性粒子からなる発熱層を被
覆する構造を採用することもできる。導電性粒子を支持
する可撓性合成樹脂としては、比較的熱劣化が小さくか
つバインダー特性(接着性)を有する可撓性のものであ
ることが好ましく、例えばポリウレタン,ポリアクリ
ル,ポリブチラール等の合成樹脂を挙げることができ
る。かかる樹脂を芯糸の外周に被覆担持させることによ
り、可撓性合成樹脂層が形成される。線状発熱体16に
好ましい機械特性、発熱特性を共に付与する場合には、
導電性粒子と可撓性合成樹脂の混合割合を樹脂100部
に対して粒子を5〜15重量部、好ましくは7〜12重
量部とする。また、線状発熱体16の抵抗値は12〜1
4kΩ/m程度に調整することが好ましい。
シート状ヒータ10aは上記した金属導電線14および
線状発熱体16を経緯糸の一部として使用することによ
りシート状に形成されるが、例えば通常の織機を用いて
布帛状に形成される。シート状ヒータ10aは通常の布
帛と同様の柔軟性を備え、またその発熱量は複数並列配
列した金属導電線14(電極)の電極間距離を小さくす
る程、線状発熱体16の密度を大きくする程増大する。
従って、これら両要件を調節することにより、シート状
ヒータ10aの発熱量を調節することが可能であり、同
ヒータ10aはその前面から均一なジュール熱を発生さ
せる。
当該発熱シート10は、シート状ヒータ10aの表面に
伝熱層11を備えている。伝熱層11はシート状ヒータ
10aの熱をその表面側へ均一に分散して伝達するもの
で、その構成部材には伝熱特性に優れた物質、例えば金
属、金属酸化物、その他の無機化合物例えばセラミック
ス等が選択される。これらのうち、導電性の物質を採用
する場合には、同物質は繊維、樹脂等電気絶縁性物質を
介してシート状ヒータ10aの表面に積層する。伝熱層
11が金属、金属酸化物からなる場合には、これらをメ
ッキ,スパッタリング等の被覆手段によりシート状ヒー
タ10aに積層することができ、またこれらの物質にて
繊維,繊維シート,樹脂シートを被覆したシート状物を
接着剤を介してシート状ヒータ10aに積層することが
できる。伝熱層21がセラミックスからなる場合には、
遠赤外線の放射率を高めてより効果的に熱を伝達する。
例えばセラミックス粉分散層を積層した場合には、優れ
た熱的効果を発揮する。
当該発熱シート10は、シート状ヒータ10aの裏面に
断熱層12を備えている。断熱層12はシート状ヒータ
10aからの熱の放散を阻止するもので、その構成部材
には適宜樹脂のシート,発泡体,適宜繊維のシート,編
織物等の断熱部材が選択される。かかる断熱層12にお
いては、一側面に輻射熱反射機能を有する金属被覆面を
備えていることが好ましく、この場合には同金属被覆面
がシート状ヒータ10aの裏面に対向するよう断熱層1
2を積層するのが好ましい。その他、断熱層12の構成
部材して金属、金属酸化物等の被覆層を有するものを採
用することができ、これらの場合には必要に応じて絶縁
性物質を介してシート状ヒータ10aの裏面に積層す
る。
かかる構成の自動車用暖房座席においては、発熱シート
10のシート状ヒータ10aを構成する多数の有機線状
発熱体16が電気的に発熱して暖房機能を発揮するが、
シート状ヒータ10aの一側面に伝熱層11を備えると
ともに同ヒータ10aの他側面に断熱層12を備えてい
るため、同ヒータ10aの熱を発熱シート10の他側面
への放散を阻止してその一側面へ均一に分散して伝達す
ることができる。また、発熱シート10は各トリムカバ
ー22〜24,25〜27の表皮とカバーパッド間に介
在しているため、同シート10の熱はシートクッション
20a、シートバック20bの表側へ効率良く伝達され
る。従って、堂外暖房座席においては、シートクッショ
ン20a、シートバック20b等の表面が十分に暖房さ
れる。
また、当該暖房座席においては、発熱シート10の主要
構成部材である発熱体が可撓性、耐屈曲疲労性、耐摩耗
性、その他の機械的強度に優れた有機線状発熱体16で
あるため、発熱シート10それ自体もこれと同様の特性
を有する。従って、暖房座席は自動車に搭載されて苛酷
な条件で使用されても、暖房機能を長期間十分に保持し
得る。
さらにまた、発熱シート10における線状発熱体16は
縫製時にミシン針を損傷させることが少なく、かつ多数
並列配置した発熱体のわずかなものが損傷、切断して
も、給電線である金属導電線14がシート状ヒータ10
a中で陽極、陰極として交互に配置されているため、損
傷、切断に起因して発熱機能しない部位を短い部位に抑
えることができ、発熱シート10は全体としての発熱機
能の低下を極めてわずかに抑えることができる。このた
め、トリムカバー22〜24,25〜27を構成する表
皮とカバーパッド間に発熱シート10を介在させて、こ
れら3者のトリムカバーを構成する裏基布とを任意の方
向に縫着し得る。
従って、当該暖房座席においては、1枚の発熱シート1
0を複数のトリムカバー22〜24,25〜27を構成
する各表皮と各カバーパッド間に連続的に配置した状態
で表皮,発熱シート,カバーパッドおよび裏基布の4者
を、また隣合う各トリムカバー22〜24,25〜27
の構成部材を互いに任意に縫着して、発熱シート10を
各トリムカバー22〜24,25〜27の表皮とカバー
パッド間に連続して介在させることができる。このた
め、発熱シート10を特殊な形状に形成しかつ同シート
に特別に固定手段を設ける必要がないとともに、同シー
ト10のシートクッション20a、シートバック20b
への埋設作業が容易であり、しかも同シート10を広い
範囲に埋設することができるとともに、何等制約される
ことなくミシン掛けが可能でミシン目により形成される
意匠を変化に富んだものとすることができる。
第6図には、本考案の第2実施例に係る自動車用暖房座
席が示されている。当該座席においても、発熱シートが
シートクッション30aとシートバック30bの両者に
埋設されている。また、シートクッション30aにおい
ては第6図および第7図に示すように、メインパッド3
1の表面側を被覆するトリムカバーアッセンブリが3つ
のトリムカバー32〜34により構成されており、各ト
リムカバー32〜34は前後各側端部にて互いに縫着さ
れて一体となっている。シートバック30bのトリムカ
バーアッセンブリにおいてもこれと同様、各トリムカバ
ー35〜37がそれぞれ上下各側端部にて互いに縫着さ
れて一体となっている。
しかして、発熱シート10はシートクッション30aお
よびシートバック30bのメイントリムカバーアッセン
ブリと略同じ大きさのもので、シートクッション30a
においては第8図に示すように、各トリムカバー32〜
34における表皮32a〜34aとカバーパッド32b
〜34b間にて連続して配置され、この状態で各トリム
カバー32〜34の前後側端部に一体的に縫着されてい
る。これにより、シートクッション30aの各トリムカ
バー32〜34が盛上った立体感のあるものとなってい
る。シートバック30bもこれと同様になっている。な
お、第8図において符号32c〜34cは裏基布を示し
ている。
従って、この第2実施例の暖房座席においても第1実施
例の暖房座席と同様に機能し、同様の効果を奏する。
なお、以上の各実施例においては、発熱シートとしてシ
ート状ヒータ10aに伝熱層11と断熱層12を備えた
3層構造の発熱シート10を採用した例について示した
が、本考案においてはシート状ヒータ10aのみからな
る単層構造の発熱シート、その他所望の積層体を備えた
発熱シートを採用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る自動車用暖房座席の
斜視図、第2図は第1図の矢印II−II線方向にみた拡大
縦断面図、第3図は発熱シートの一方向の拡大断面図、
第4図は同発熱シートの他方向の拡大断面図、第5図は
同発熱シートを構成するシート状ヒータの平面図、第6
図は本考案の第2実施例に係る自動車用暖房座席の斜視
図、第7図は第6図の矢印VII−VII線方向にみた拡大縦
断面図、第8図および第9図は従来の暖房座席の第2図
に対応する縦断面図である。 符号の説明 10……発熱シート、10a……シート状ヒータ、11
……伝熱層、12……断熱層、14……金属導電線(電
極)、16……線状発熱体、20a,30a……シート
クッション、20b,30b……シートバック、21,
31……メインパッド、22〜24,25〜27、32
〜34,35〜37……トリムカバー。
フロントページの続き (72)考案者 八木 丈夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 日聖 昌夫 東京都中央区日本橋室町2丁目2番地 東 レ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−92621(JP,A) 特開 昭53−104445(JP,A)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表皮、カバーパッドおよび裏基布の3者を
    一体化してなる複数のトリムカバーを互いに対向端部に
    て縫着して形成されたトリムカバーアッセンブリにてシ
    ートクッションおよびシートバックを構成するメインパ
    ッドを被覆してなり、かつ前記シートクッション、シー
    トバックまたはこれら両者に発熱シートを埋設してなる
    自動車用暖房座席において、前記発熱シートとして、シ
    ート状ヒータの裏面を断熱層で被覆するとともに同シー
    ト状ヒータの表面を伝熱層で被覆してなり、かつ前記シ
    ート状ヒータを、経緯糸のいずれか一方の方向に並列配
    置され交互に陽極および陰極として機能する複数の金属
    導電線と、経緯糸のいずれか他方の方向に並列配置され
    て前記各金属導電線に接続する有機線状発熱体で構成し
    てなる発熱シートを採用し、同発熱シートを前記各トリ
    ムカバーにおける表皮とカバーパッド間にて連続して介
    在させたことを特徴とする自動車用暖房座席。
  2. 【請求項2】各トリムカバーの縫着部がシートクッショ
    ン、シートバックの長手方向に延びている実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の自動車用暖房座席。
  3. 【請求項3】各トリムカバーの縫着部がシートクッショ
    ン、シートバックの幅方向に延びている実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載の自動車用暖房座席。
JP1986137572U 1986-09-08 1986-09-08 自動車用暖房座席 Expired - Lifetime JPH0612714Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101446787B1 (ko) * 2013-05-08 2014-10-06 주식회사 용산 발열기능이 구비된 차량용 시트

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