JPH06126609A - 形鋼表面疵の研削方法および装置 - Google Patents

形鋼表面疵の研削方法および装置

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JPH06126609A
JPH06126609A JP28194192A JP28194192A JPH06126609A JP H06126609 A JPH06126609 A JP H06126609A JP 28194192 A JP28194192 A JP 28194192A JP 28194192 A JP28194192 A JP 28194192A JP H06126609 A JPH06126609 A JP H06126609A
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JP
Japan
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grinding
shaped steel
flaw
surface flaw
self
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JP28194192A
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English (en)
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Toru Shidara
徹 設楽
Shigeyuki Matsumoto
重行 松本
Kiichirou Satou
基一郎 佐藤
Hirotsugu Okada
博次 岡田
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Nippon Steel Corp
Osaka Fuji Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Osaka Fuji Corp
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 形鋼の疵取り作業を安価,安全,能率的に行
うこと。 【構成】 形鋼表面疵は、形鋼1のフランジ部11をガ
イドレールとしかつ形鋼1のウエブ部12を走行レール
として自走研削装置10を形鋼1上に設置し、研削装置
10の研削ヘッドを研削部材4で構成し、形鋼表面疵の
長手方向の研削範囲Lを研削範囲表示器62で特定表示
し、範囲L内を研削装置10を往復自走させながら研削
部材4によって形鋼表面疵を研削する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、H形鋼、山形鋼等の形
鋼の表面疵の研削方向および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】H形鋼等の形鋼の大部分は、圧延工程に
よって、軸方向に延ばされるので、発生する疵は軸方向
に長いものが多い。
【0003】その代表例としての疵は、形鋼のフランジ
面に圧延方向にそって1〜5m程度の長さの複数本の表
面疵がある。ウエブ面にも発生するが、フランジ面にく
らべて頻度が低い。
【0004】圧延後の形鋼は、手入場に送られて、検査
員が目視チックを行い、疵部分をチョーク等で表示して
いる。
【0005】しかし、疵の発生タイミングも一定ではな
く、状況によっては連続して大量に発生する場合もあ
る。また、形鋼のなかには大寸法(最大長32m、高さ
900mm、幅300mm程度)のものもあり、検査も
容易ではない。
【0006】表面疵の検査の自動化については、近年著
しい進歩がなされてきたが、疵の手入作業の自動化技術
にはいまだ十分なものはない。
【0007】初期的なものでは、作業員が高周波グライ
ンダを手動で操作し、疵の手入を行う方法がある。しか
し、この方法は、粉塵、騒音、振動等が発生し、作業環
境が悪い。
【0008】そこで、このような悪環境下でも操業でき
る自動疵取り装置が種々提案されてきた。特開昭52−
138793号公報、特公昭54−5553号公報、特
開平3−49862号公報では、被研削材を材料搬送テ
ーブル上に乗せ、研削砥石は固定フレーム上を走行する
かまたは固定されている。
【0009】しかし、このような自動疵取り装置は、大
型長尺物の多い形鋼の疵取りには適していない。なぜな
らば、材料搬送テーブルは、被研削材の2倍以上の長さ
を必要とし、オンライン上に設置することが困難であ
り、また、疵が多量に発生する場合に備えて長尺テーブ
ルを複数基並列に設けなければならず、設備費が高額に
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、形鋼の疵取
り研削に当り、特に手長方向の疵取り作業を安価、安
全、能率的に行うことのできる疵研削方法および装置を
得ることを課題にしている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の形鋼表面疵の研
削方法は、形鋼のフランジ部をガイドレールとしかつ形
鋼のウエブ部を走行レールとして自走研削装置を形鋼上
に設置すること、該研削装置の研削ヘッドをサンドペー
パを多数積層したペーパディスクで構成すること、形鋼
表面疵の長手方向の範囲をマグネット・ストライカで特
定表示すること、該範囲内を前記研削装置を往復自走さ
せながら前記ペーバディスクによって形鋼表面疵を研削
することからなる手段によって、上記課題を解決してい
る。
【0012】本発明の形鋼表面疵の研削装置は、形鋼の
フランジ部をガイドレールとしかつ形鋼のウエブ部を走
行レールとして走行させる走行機構を有する自走台車
と、該自走台車上に設置されていて、サンドペーパを多
数積層したペーパディスクを回転しかつ形鋼表面に選択
的に押し付ける研削機構と、前記走行機構および研削機
構の作動タイミングおよび速度を制御する制御機器とか
らなる手段によって、上記課題を解決している。
【0013】
【作用】本発明においては、研削装置が形鋼上を走行
し、走行しながら表面疵を研削し、疵が完全に除去され
るまで、往復走行を繰り返す。
【0014】疵の検査は、目視検査でも、自動検査でも
よい。疵位置は、マグネット・ストライカによって表示
される。
【0015】研削装置の走行制御は、自動シーケンサに
よってもよく、また、作業員によるリモートコントロー
ラ操作によってもよい。
【0016】片面の表面疵が除去された後は、研削装置
を180度回転させれば、他方のフランジ部表面疵を研
削できる。
【0017】研削装置が形鋼上を走行中に、形鋼端部か
ら転落しないように、形鋼端部に適当なストッパを設け
るか、または、研削装置に光電感知器を設けて、形鋼端
部を検出して急停止させるようにしてもよい。
【0018】
【実施例】図1−5を参照して、本発明の形鋼表面疵の
研削方法および装置の実施例について説明する。
【0019】本発明の研削方法を実施する研削装置は、
図1,2に示すように、形鋼1(本実施例ではH形鋼)
のフランジン部11をガイドレールとしかつH形鋼1の
ウエブ部12を走行レールとして走行させる走行機構2
を有する自走台車3と、自走台車3上に設置されてい
て、サンドペーパを多数積層したペーパディスク4を回
転しかつ形鋼表面に選択的に押し付ける研削機構5と、
走行機構2および研削機構5の作動タイミングおよび速
度を制御する制御機器6とからなる。
【0020】走行機構2は、ギャードモータ(減速機付
きモータ)21,ゴムライニング付き駆動輪22,チェ
ン23,コンタクトホィール24,圧着用エアシリンダ
25,キャスタ26からできている。ギャードモータ2
1は、自走台車3上に固定され、チェン23をかいして
駆動輪22を回転駆動する。エアシリンダ25はコンタ
クトホィール24を選択的に前後移動させる。キャスタ
26は、自走台車3の底に回転自在に取り付けられる。
【0021】エアシリンダ25の作動によって、コンタ
クトホィール24と駆動輪22との間にH形鋼1のフラ
ンジ部11を挟み付ける。
【0022】研削機構5は、ペーパディスク4、昇降ユ
ニット51,プーリ52,ベルト53,研削モータ5
4,加圧用エアシリンダ55,ハンドル56,ガイド5
7からできている。
【0023】昇降ユニット51は、ガイド57をかいし
て自走台車31に前後移動自在に支持され、加圧用エア
シリンダ55によって前後移動される。昇降ユニット5
1はプーリ52によって回転駆動されるとともに、ハン
ドル56または加圧流体の作用によって昇降駆動される
シャフト511を有している。プーリ52はベルト53
をかいして研削モータ54によって回転駆動される。シ
ャフト511の最下端にペーパディスク4が固定され
る。ペーパディスク4は加圧用エアシリンダ55によっ
てH形鋼のフランジ部11に押し付けられる。
【0024】制御機器6は、リミットスイッチ61,マ
グネット・ストライカ62(図4)、リモートコントロ
ーラ63(図4)からできている。リミットスイッチ6
1は自走台車3の底部に取り付けられる。マグネット・
ストライカ62はH形鋼1のウエブ部12に取り付けら
れる。リモートコントローラ63は、作業員が遠隔から
無線によって研削装置10を制御する。
【0025】次に、上述した本発明の研削装置を用いた
本発明の研削方法の実施例について説明する。
【0026】図1,4に特によく示すように、本発明の
研削方法は、形鋼1のフランジ部11をガイドレールと
しかつH形鋼1のウエブ部12を走行レールとして自走
研削装置10を形鋼上に設置すること、研削装置10の
研削ヘッドをサンドペーパを多数積層したペーパディス
ク4で構成すること、形鋼表面疵の長手方向の範囲Lを
マグネット・ストライカ62で特定表示すること、この
範囲内を研削装置10を往復自走させながらペーパディ
スク4によって形鋼表面疵を研削することからなる。
【0027】研削装置10は、図4に示すように、一方
の方向に前進して、リミットスイッチ61が一方のスト
ライカ62に当接すると、装置10は一旦停止し、次い
で逆方向に進行する。そして、リミットスイッチ61が
他方のストライカ62に当接すると前述と同様の動作を
繰り返す。このようにして、研削装置10は往復移動を
繰り返して、形鋼表面疵を次第に研削する。
【0028】作業員は、リモートコントローラ63によ
って、研削装置10の速度、往復範囲・回数等を制御す
ることができる。
【0029】図3に示すうに、形鋼1aが通常寸法の形
鋼1にくらべて極端に小さく、研削装置10を走行させ
ることが困難な場合には、被研削形鋼1aをクランパ7
によって作業台8上に固定し、通常の形鋼1上に研削装
置10を走行させて、疵取りを行うことができる。
【0030】また、形鋼1のウエブ部12上の表面疵を
研削する場合には、図5に示すように、ペーパディスク
4を90度回転させて、ウエブ部12に接触できるよう
に変更すればよい。
【0031】次に、本発明の具体的実施例について説明
する。
【0032】H形鋼の表面疵を下記の条件下で行い、良
好な結果を得た。
【0033】研削ヘッド(ペーパディスク) サイズ 外径250mm、幅45mm 粒 度 #60 周 速 36m/sec 研削(走行)速度 3.25m/min ヘツド押付力 25kg 研削モータ出力 5.5kw 研削装置を往復走行させながら、表面疵を研削した。1
パス当り0.1mmの研削深さを得ることができるの
で、疵深さ平均1mm程度であれば、10パス程度で研
削は完了する。従来の手動疵取り作業にくらべて2倍以
上の作業能率が得られる。
【0034】本発明では、複数台の研削装置を1人の作
業員が同時に操作できる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、小型で簡便な研削装置
によって能率よく疵取りを行うことができ、また、設置
スペースが小さいので任意の場所での疵取り作業が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の研削装置の正面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 本発明の研削装置の別の使用例を示す正面図
である。
【図4】 本発明の研削装置の動作を説明する平面図で
ある。
【図5】 本発明の研削装置の変更例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1:形鋼(H形鋼) 2:走行機構 3:自走台車 4:ペーパデ
ィスク 5:研削機構 6:制御機器 7:クランパ 8:作業台 10:研削装置 61:リミッ
トスイッチ 62:マグネット・ストライカ 63:リモー
トコントローラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 形鋼表面疵の研削方法および装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、H形鋼、山形鋼等の形
鋼の表面疵の研削方向および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】H形鋼等の形鋼の大部分は、圧延工程に
よって、軸方向に延ばされるので、発生する疵は軸方向
に長いものが多い。
【0003】その代表例としての疵は、形鋼のフランジ
面に圧延方向にそって1〜5m程度の長さの複数本の表
面疵がある。ウエブ面にも発生するが、フランジ面にく
らべて頻度が低い。
【0004】圧延後の形鋼は、手入場に送られて、検査
員が目視チックを行い。疵部分にチョーク等で表示して
いる。
【0005】しかし、疵の発生タイミングも一定ではな
く、状況によっては連続して大量に発生する場合もあ
る。また、形鋼のなかには大寸法(最大長32m、高さ
900mm、幅300mm程度)のものもあり、検査も
容易ではない。
【0006】表面疵の検査の自動化については、近年著
しい進歩がなされてきたが、疵の手入作業の自動化技術
にはいまだ十分なものはない。
【0007】初期的なものでは、作業員が高周波グライ
ンダを手動で操作し、疵の手入を行う方法がある。しか
し、この方法は、粉塵、騒音、振動等が発生し、作業環
境が悪い。
【0008】そこで、このような悪環境下でも操業でき
る自動疵取り装置が種々提案されてきた。特開昭52−
138793号公報、特公昭54−5553号公報、特
開平3−49862号公報では、被研削材を材料搬送テ
ーブル上に乗せ、研削砥石は固定フレーム上を走行する
かまたは固定されている。
【0009】しかし、このような自動疵取り装置は、大
型長尺物の多い形鋼の疵取りには適していない。なぜな
らば、材料搬送テーブルは、被研削材の2倍以上の長さ
を必要とし、オンライン上に設置することが困難であ
り、また、疵が多量に発生する場合に備えて長尺テーブ
ルを複数基並列に設けなければならず、設備費が高額に
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、形鋼の疵取
り研削に当り、特に手長方向の疵取り作業を安価、安
全、能率的に行うことのできる疵研削方法および装置を
得ることを課題にしている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の形鋼表面疵の研
削方法は、形鋼のフランジ部をガイドレールとしかつ形
鋼のウエブ部を走行レールとして自走研削装置を形鋼上
に設置すること、該研削装置の研削ヘッドを研削部材
構成すること、形鋼表面疵の長手方向の研削範囲を研削
範囲表示器で特定表示すること、該範囲内を前記研削装
置を往復自走させながら前記研削部材によって形鋼表面
疵を研削することからなる手段によって、上記課題を解
決している。
【0012】本発明の形鋼表面疵の研削装置は、形鋼の
フランジ部をガイドレールとしかつ形鋼のウエブ部を走
行レールとして走行させる走行機構を有する自走台車
と、該自走台車上に設置されていて、研削部材を有する
研削ヘッドを回転しかつ形鋼表面に選択的に押し付ける
研削機構と、前記走行機構および研削機構の作動範囲
よび作動内容を制御する制御機器とからなる手段によっ
て、上記課題を解決している。
【0013】
【作用】本発明においては、研削装置が形鋼上を走行
し、走行しながら表面疵を研削し、疵が完全に除去され
るまで、往復走行を繰り返す。
【0014】疵の検査は、目視検査でも、自動検査でも
よい。形鋼の研削範囲は、マグネット・ストライカによ
って表示するか、検出器で検出可能なマーキングをする
か、あるいは単に鉄片等を置くだけでもセンサで検知で
きる方法をとるか、これらのいずれかの研削範囲表示器
で表示すればよい。
【0015】研削装置の運転操作は、ペンダントスイッ
によってもよく、また、作業員によるリモートコント
ローラ操作によってもよい。
【0016】片面の表面疵が除去された後は、研削装置
を180度回転させれば、他方のフランジ部表面疵を研
削できる。
【0017】研削装置が形鋼上を走行中に、形鋼端部か
ら転落しないように、形鋼端部に適当なストッパを設け
るか、または、研削装置に光電感知器を設けて、形鋼端
部を検出して急停止させるようにしてもよい。
【0018】
【実施例】図1−5を参照して、本発明の形鋼表面疵の
研削方法および装置の実施例について説明する。なお、
下記実施例では、ペーパディスクで研削する方法を例示
しているが、ぺーパディスク以外にワイヤブラシやバフ
あるいは一般の研削砥石を用いて研磨してもよい。
【0019】本発明の研削方法を実施する研削装置は、
図1,2に示すように、形鋼1(本実施例ではH形鋼)
のフランジン部11をガイドレールとしかつH形鋼1の
ウエブ部12を走行レールとして走行させる走行機構2
を有する自走台車3と、自走台車3上に設置されてい
て、サンドペーパ多数積層したペーパディスク等からな
る研削部材4を回転しかつ形鋼表面に選択的に押し付け
る研削機構5と、走行機構2および研削機構5の作動
囲や作動内容を制御する制御機器6とからなる。
【0020】走行機構2は、ギャードモータ(減速機付
きモータ)21,ゴムライニング付き駆動輪22,チェ
ン23,コンタクトホィール24,圧着用エアシリンダ
25,キャスタ26からできている。ギャードモータ2
1は、自走台車3上に固定され、チェン23をかいして
駆動輪22を回転駆動する。エアシリンダ25はコンタ
クトホイール24を選択的に前後移動させる。キャスタ
26は、自走台車3の底に回転自在に取り付けられる。
【0021】エアシリンダ25の作動によって、コンタ
クトホィール24と駆動輪22との間にH形鋼1のフラ
ンジ部11を挟み付ける。
【0022】研削機構5は、ペーパディスク等からなる
研削部材4、昇降ユニット51,プーリ52,ベルト5
3,研削モータ54,加圧用エアシリンダ55,ハンド
ル56,ガイド57からできている。
【0023】昇降ユニット51は、ガイド57をかいし
て自走台車31に前後移動自在に支持され、加圧用エア
シリンダ55によって前後移動される。昇降ユニット5
1はプーリ52によって回転駆動されるとともに、ハン
ドル56またはモータの作用によって昇降駆動されるシ
ャフト511を有している。プーリ52はベルト53を
かいして研削モータ54によって回転駆動される。シャ
フト511の最下端にペーパディスク等からなる研削部
4が固定される。ペーパディスク等からなる研削部材
4は加圧用エアシリンダ55によってH形鋼のフランジ
部11に押し付けられている。
【0024】制御機器6は、リミットスイッチ61,マ
グネット・ストライカ等からなる研削範囲表示器62
(図4)、リモートコントローラ63(図4)、シーケ
ンサ64(図4)からできている。リミットスイッチ6
1は自走台車3の底部に取り付けられる。マグネット・
ストライカ等からなる研削範囲表示器62はH形鋼1の
ウエブ部12に取り付けられる。リモートコントローラ
63は、作業員が遠隔から無線によって研削装置10を
制御する。
【0025】次に、上述した本発明の研削装置を用いた
本発明の研削方法の実施例について説明する。
【0026】図1,4に特によく示すように、本発明の
研削方法は、形鋼1のフランジ部11をガイドレールと
しかつH形鋼1のウエブ部12を走行レールとして自走
研削装置10を形鋼上に設置すること、研削装置10の
研削ヘッドをサンドペーパを多数積層したペーパディス
等からなる研削部材4で構成すること、形鋼表面疵の
長手方向の研削範囲Lをマグネット・ストライカ等から
なる研削範囲表示器62で特定表示すること、この範囲
内を研削装置10を往復自走させながらペーパディスク
等からなる研削部材4によって形鋼表面疵を研削するこ
とからなる。
【0027】研削装置10は、図4に示すように、一方
の方向に前進して、リミットスイッチ61が一方のスト
ライカ等からなる研削範囲表示器62に当接すると、装
置10は一旦停止し、次いで逆方向に進行する。そし
て、リミットスイッチ61が他方のストライカ等からな
る研削範囲表示器62に当接すると前述と同様の動作を
繰り返す。このようにして、研削装置10は往復移動を
繰り返して、形鋼表面疵を次第に研削する。
【0028】作業員は、リモートコントローラ63によ
って、研削装置10の速度、加圧力・回数等を設定
る。
【0029】図3に示すうに、形鋼1aが通常寸法の形
鋼1にくらべて極端に小さく、研削装置10を走行させ
ることが困難な場合には、被研削形鋼1aをクランパ7
によって作業台8上に固定し、通常の形鋼1上に研削装
置10を走行させて、疵取りを行うことができる。
【0030】また、形鋼1のウエブ部12上の表面疵を
研削する場合には、図5に示すように、ペーパディスク
等からなる研削部材4を90度回転させて、ウエブ部1
2に接触できるように変更すればよい。
【0031】次に、本発明の具体的実施例について説明
する。
【0032】H形鋼の表面疵を下記の条件下で行い、良
好な結果を得た。
【0033】研削ヘッド(ペーパディスク) サイズ 外径140〜250mm、幅45〜60mm 粒 度 #24〜#60 周 速 20〜40m/sec 研削(走行)速度 2〜4m/min ヘツド押付力 5〜20kg 研削モータ出力 3.7〜55kw 研削装置を往復走行させながら、表面疵を研削した。1
パス当り0.1mmの研削深さを得ることができるの
で、疵深さ平均1mm程度であれば、10パス程度で研
削は完了する。従来の手動疵取り作業にくらべて2倍以
上の作業能率が得られる。
【0034】本発明では、複数台の研削装置を1人の作
業員が同時に操作できる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、小型で簡便な研削装置
によって能率よく疵取りを行うことができ、また、設置
スペースが小さいので任意の場所での疵取り作業が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の研削装置の正面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 本発明の研削装置の別の使用例を示す正面図
である。
【図4】 本発明の研削装置の動作を説明する平面図で
ある。
【図5】 本発明の研削装置の変更例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】 1:形鋼(H形鋼) 2:走行機構 3:自走台車 4:研削部材 5:研削機構 6:制御機構 7:クランパ 8:作業台 10:研削装置 61:リミッ
トスイッチ 62:研削範囲表示器 63:リモー
トコントローラ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 基一郎 兵庫県尼崎市常光寺1丁目9番1号 大阪 富士工業株式会社内 (72)発明者 岡田 博次 兵庫県尼崎市常光寺1丁目9番1号 大阪 富士工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形鋼のフランジ部をガイドレールとしか
    つ形鋼のウエブ部を走行レールとして自走研削装置を形
    鋼上に設置すること、該研削装置の研削ヘッドをサンド
    ペーパを多数積層したペーパディスクで構成すること、
    形鋼表面疵の長手方向の範囲をマグネット・ストライカ
    で特定表示すること、該範囲内を前記研削装置を往復自
    走させながら前記ペーパディスクによって形鋼表面疵を
    研削することからなる形鋼表面疵の研削方法。
  2. 【請求項2】 形鋼のフランジ部をガイドレールとしか
    つ形鋼のウエブ部を走行レールとして走行させる走行機
    構を有する自走台車と、該自走台車上に設置されてい
    て、サンドペーパを多数積層したペーパディスクを回転
    しかつ形鋼表面に選択的に押し付ける研削機構と、前記
    走行機構および研削機構の作動タイミングおよび速度を
    制御する制御機器とからなる形鋼表面疵の研削装置。
JP28194192A 1992-10-20 1992-10-20 形鋼表面疵の研削方法および装置 Pending JPH06126609A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28194192A JPH06126609A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 形鋼表面疵の研削方法および装置

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