JPH06124040A - 画像形成用ユニット - Google Patents

画像形成用ユニット

Info

Publication number
JPH06124040A
JPH06124040A JP4298114A JP29811492A JPH06124040A JP H06124040 A JPH06124040 A JP H06124040A JP 4298114 A JP4298114 A JP 4298114A JP 29811492 A JP29811492 A JP 29811492A JP H06124040 A JPH06124040 A JP H06124040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
side plate
unit
bearing
rotating body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4298114A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Takami
伸雄 高見
Kazuyuki Sugihara
和之 杉原
Takayuki Maruta
貴之 丸田
Kazuo Nojima
一男 野島
Noboru Sawayama
昇 沢山
Kaoru Yoshimatsu
薫 吉松
Katsuji Watabe
勝次 渡部
Takuji Yoneda
拓司 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP4298114A priority Critical patent/JPH06124040A/ja
Priority to US08/131,967 priority patent/US5384628A/en
Publication of JPH06124040A publication Critical patent/JPH06124040A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像ユニット1の内部に設けられているトナ
ー補給ローラ3や薄層化ブレード10の清掃や交換の作
業性を向上させる。 【構成】 現像ユニット1の側板対を、薄層ブレード1
0及びブレードホルダー14の幅方向の両側方近傍で分
割され、トナー補給ローラ3の軸方向の両側方でオーバ
ーラップし、かつ、両側方のオーバーラップ部にそれぞ
れ軸受取付け用の孔が形成された、互いに別体の補給ユ
ニット側板対20と現像撹拌ユニット側板対30とで構
成する。補給ユニット側板対20でトナー収容室の側壁
を構成し、トナー収容室内の各部材3、14、11等を
保持させる。現像撹拌ユニット側板対30で現像撹拌室
の側壁を構成し、現像撹拌室内の各部材2、8、18等
を保持させる。両側板対20,30のオーバーラップ部
で、取外し可能な軸受を介してトナー補給ローラ3の軸
部を保持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に採用される画像形成
用ユニット、例えば、現像装置やクリーニング装置など
に係り、詳しくは、現像ローラに対向配置されるトナー
供給ローラなどの清掃や交換の作業性を向上させること
ができる画像形成用ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成用ユニットにおいて
は、内蔵部品の清掃や交換が必要である。例えば、ブレ
ード等の接触によりローラ上に現像剤としてのトナーの
薄層を形成する現像装置においては、ローラ表面の摩耗
による表面粗さなどの表面性の変化、ローラ表面へのト
ナーフィルミング、ローラ表面材質としての例えばゴム
の劣化、などによって経時でローラ自体のトナー薄層能
力が低下するので、このローラの清掃や交換が必要にな
る。また、上記ブレードも経時でトナー固着が生じてト
ナー薄層能力が低下するので、清掃や交換が必要にな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ローラやブレードなど
の清掃や交換を要する部材が、感光体などの像担持体に
向けたユニット開口部の近傍に取り付けられている場合
には、清掃や交換の作業は比較的容易であるが、このよ
うな部材がユニット開口部から離れたユニット内部に取
り付けられている場合には、清掃や交換の作業が困難に
なる。例えば図2に示す現像ユニット1においては、感
光体ドラムに向けた開口部から一部が露出するようにマ
グネット内蔵の現像ローラ2が配設されている。そし
て、ユニット内には、該現像ローラ2に対向するように
トナー補給ローラ3、上下搬送ローラ4,5、上下搬送
スクリュー6,7、及び、ユニット1の左側壁を兼ねた
現像ドクタ8が配設されている。更に、このトナー補給
ローラ3の表面に当接するように補給スポンジローラ9
及び薄層化ブレード10が配設され、この補給スポンジ
ローラ9の上方にアジテータ11及びトナー搬送スクリ
ュー12が配設されている。
【0004】ここで、この現像ユニット1内は、下端が
ユニット周壁に取り付けられ上端が上記トナー補給ロー
ラ3に所定圧で当接する補給ローラシール13、上記ト
ナー補給ローラ3、上記薄層化ブレード10、及び、下
端部に該薄層化ブレード10の上部が取り付けられ上端
部がユニット周壁に取り付けられたブレードホルダー1
4によって構成される隔壁によって、上記現像ローラ2
などが配設された現像撹拌室と上記アジテータ11など
が配設されたトナー収容室とに区画されている。そし
て、トナー収容室には上部のトナー搬送スクリュー12
を介して図示しないトナータンクから送られてきたトナ
ーが収容され、上記現像撹拌室には、キャリアと、この
トナー収容室からトナー補給ローラ3を介して補給され
たトナーとからなる二成分現像剤が収容されている。な
お、図中、符号16はトナー収容室の右側面部を構成す
る右ケーシング、符号17は同収容室の上面部を構成す
る上カバー、符号18は現像撹拌室の上面部を構成する
現像剤補給口カバー、符号19は現像撹拌室の下面部を
構成する現像ケーシング、をそれぞれ示す。
【0005】このような現像ユニット1においては、ト
ナー補給ローラ3や薄層化ブレード10についてもトナ
ー固着などにより清掃や交換が必要である。しかし、こ
れらが現像ユニット1の開口部から離れた内部に位置し
ていることから清掃交換が困難であり、しかも、上記の
ようにトナー収容室を区画する隔壁としても機能してい
ることから、これらの清掃交換時に、トナー収容室のト
ナーと現像撹拌室内の二成分現像剤とが混ざってしまう
恐れもある。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、内蔵部品の清掃や交
換の作業性を向上させることができる画像形成用ユニッ
トを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、清掃や交換を要する回転体を
内部に備えた画像形成用ユニットにおいて、該ユニット
の側板対を、該回転体の軸方向の両側方でオーバーラッ
プし、かつ、両側方のオーバーラップ部にそれぞれ軸受
取付け用の孔が形成された、互いに別体の第1側板対と
第2側板対とで構成し、該回転体の両軸部を、外周面が
第1側板対の該軸受取付け用の孔に嵌合する該軸部に取
り外し可能に取り付けられた軸受を介して第1側板対に
保持させると共に、外周面が第2側板対の該軸受取付け
用の孔に嵌合する該軸部に取り外し可能に取り付けられ
た軸受を介して第2側板対に保持させることを特徴とす
るものである。
【0008】また、請求項2の発明は、清掃や交換を要
する回転体を内部に備えた画像形成用ユニットにおい
て、該ユニットの側板対を、該回転体の軸方向の両側方
でオーバーラップし、かつ、両側方のオーバーラップ部
にそれぞれ軸受取付け用の孔が形成された、互いに別体
の第1側板対と第2側板対とで構成し、上記回転体の両
軸部を、第1側板対と第2側板対の一方の側板対におけ
る軸取付け用の孔に嵌合して該孔を貫通し、かつ他方の
側板対における軸取付け用の孔にも嵌合する、該軸部に
取り外し可能に取り付けられた軸受を介して、第1側板
及び第2側板に保持させることを特徴とするものであ
る。
【0009】また、請求項3の発明は、バイアスが印加
される部材及び現像剤を収容した請求項1又は2の画像
形成用ユニットにおいて、上記第1側板対と上記第2側
板対のうち上記回転体の軸方向で比較的内側に位置する
側板対における上記軸受取付け用の孔に、上記軸受のユ
ニット内側の端面をほぼ覆う端面部を備えた軸受ハウジ
ングを取付け、該軸受ハウジングの孔に該軸受を嵌合さ
せることを特徴とするものである。
【0010】また、請求項4の発明は、清掃や交換を要
する回転体と、該回転体の周面に該回転体の軸方向にわ
たって当接する当接部材とを内部に備え、該回転体、該
当接部材、及び側板を現像剤収容部を構成する壁の一部
として用いた画像形成用ユニットにおいて、該ユニット
の側板対を、該回転体の幅方向の両側方近傍で分割され
た、該現像剤収容部の両側面部を構成する第1側板対
と、それ以外の該ユニット側面部を構成する第2側板対
とで構成し、該回転体及び該当接部材を第1側板対に保
持させることを特徴とするものである。
【0011】また、請求項5の発明は、上記回転体の両
軸部を、少なくとも上記第1側板対に、該第1側板対に
形成された軸受取付け用の孔に嵌合する該軸部に取り外
し可能に取り付けられた軸受を介して保持させる請求項
4の画像形成用ユニットにおいて、該軸受を取り外した
際の、軸線と垂直な方向における該軸部の変位量が、該
回転体と上記当接部材との当接状態が解除されない範囲
内のものになるように、該軸部の位置を規制する規制部
を設けることを特徴とするものである。
【0012】また、請求項6の発明は、清掃や交換を要
する板状部材を内部に備え、該板状部材及び側板を現像
剤収容部を構成する壁の一部として用いた画像形成用の
ユニットにおいて、該ユニットの側板対を、該板状部材
の幅方向の両側方近傍で分割された、該現像剤収容部の
両側面部を構成する第1側板対と、それ以外の該ユニッ
ト側面部を構成する第2側板対とで構成し、該板状部材
を第1側板対に対して取り外し可能に保持させることを
特徴とするものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明においては、内部の回転体の清
掃や交換を行う場合に、第1側板対と第2側板対のう
ち、オーバーラップ部で比較的外側に位置する方の側板
対における軸受取付け用の孔に嵌合している軸受を2つ
とも、該回転体の軸部及び該軸受取付け用の孔から取り
外す。これにより、オーバーラップ部で比較的内側に位
置する方の側板対に回転体を保持させたまま、ユニット
を2つに分離できるようになる。例えば、比較的外側の
側板対の軸受取付け用の孔に連ねて、回転体の軸部が貫
通し得る幅を有し該側板対の周縁に開口する切欠き部を
形成しておけば、回転体の軸部がこの切欠き部を通るよ
うに、両側板を相対的に離間させることにより、ユニッ
トを2つに分離できる。このとき、第1側板対と第2側
板対とは該回転体の軸方向の両側方でオーバーラップ
し、かつ、両側方のオーバーラップ部にそれぞれ軸受取
付け用の孔が形成されたものであるので、回転体は、こ
れが保持されたままの側板対間に露出した状態になる。
従って、この状態で回転体の周面を清掃することができ
る。そして、該回転体の交換を行う場合や清掃において
その必要がある場合には、更に、該回転体が保持された
ままの側板対における軸受取付け用の孔に嵌合している
軸受を2つとも、該回転体の軸部及び該軸受取付け用の
孔から取り外す。これにより、該側板対から該回転体を
取り外すことができるようになる。ここで、必要に応じ
て該回転体を取り外し新しい回転体を取り付けた後に、
今までとは逆の手順で、軸受の取付け、両側板対の組み
付けを行い画像形成用ユニットを再構成できる。
【0014】請求項2の発明においては、内部の回転体
の清掃や交換を行う場合に、第1側板対と第2側板対の
オーバーラップ部における軸受取付け用の孔に貫通して
嵌合している軸受を2つとも、該回転体の軸部及び該軸
受取付け用の孔から取り外す。これにより、オーバーラ
ップ部で比較的内側に位置する方の側板対に回転体を緩
やかに保持させたまま、ユニットを2つに分離できるよ
うになる。例えば、比較的外側の側板対の軸受取付け用
の孔に連ねて、回転体の軸部が貫通し得る幅を有し該側
板対の周縁に開口する切欠き部を形成しておけば、回転
体の軸部がこの切欠き部を通るように、両側板を相対的
に離間させることにより、ユニットを2つに分離でき
る。このとき、第1側板対と第2側板対とは該回転体の
軸方向の両側方でオーバーラップし、かつ、両側方のオ
ーバーラップ部にそれぞれ軸受取付け用の孔が形成され
たものであるので、回転体は、これが保持されたままの
側板対間に露出した状態になる。従って、この状態で回
転体の周面を清掃できる。そして、該回転体の交換を行
う場合や清掃においてその必要がある場合には、更に、
該回転体が緩やかに保持されたままの側板対から該回転
体を取り外すことができる。ここで、必要に応じて該回
転体を取り外し新しい回転体を取り付けた後に、今まで
とは逆の手順で、軸受の取付け、両側板対の組み付けを
行い画像形成用ユニットを再構成できる。
【0015】請求項3の発明においては、比較的内側に
位置する側板対の軸受取付け用の孔に嵌合している軸受
のユニット内側の端面を、軸受ハウジングの所定の端面
部でほぼ覆い、これにより、該軸受に現像剤が接触する
のを防止する。また、上述の手順でユニットを2つに分
離する際に、軸受ハウジングの上記端面部が、回転体の
軸部に取り付けられている例えばEリングなどのシール
部材や軸の大径部に当接して、比較的内側の側板対に対
する回転体の軸線方向におけるスライドを規制する。
【0016】請求項4の発明においては、内部の回転体
の清掃や交換を行う場合に、第1側板対と第2側板対を
結合状態にするための部品を取り外し又は調整した後
に、両側板対を離間させ、これにより、ユニットを2つ
に分離する。このとき、第1側板対と第2側板対とは、
該回転体の幅方向の両側方近傍で分割されたものである
ので、回転体は、これが保持された第1側板対間に露出
した状態になる。従って、この状態で回転体の周面を清
掃できる。また、現像剤収容部の両側面部を構成する第
1側板対に、該側板対とともに現像剤収容部の壁を構成
する、該回転体及び該回転体に当接する当接部材を保持
させているので、ユニットを2つに分離した状態でも、
第1側板側に現像剤収容部がそのまま維持される。
【0017】請求項5の発明においては、請求項4の画
像形成用ユニットにおいて、上記回転体の両軸部を、少
なくとも上記第1側板対に、該第1側板対に形成された
軸受取付け用の孔に嵌合する該軸部に取り外し可能に取
り付けられた軸受を介して保持させる。内部の回転体の
清掃や交換を行う場合に、第1側板対と第2側板対を結
合状態にするための部品の1つである該軸受を取り外し
た後に、両側板対を離間させ、これにより、ユニットを
2つに分離する。このとき、上述のように、ユニットを
2つに分離した状態でも、第1側板側に現像剤収容部が
そのまま維持される。そして、本発明では、規制部材に
よって、この該軸受を取り外した際の、軸線と垂直な方
向における該軸部の変位量が、該回転体と上記当接部材
との当接状態が解除されない範囲内のものになるように
規制される。
【0018】請求項6の発明においては、内部の板状部
材の清掃や交換を行う場合に、第1側板対と第2側板対
を結合状態にするための部品を取り外し又は調整した後
に、両側板対を離間させ、これにより、ユニットを2つ
に分離する。このとき、第1側板対と第2側板対とは、
該板状部材の幅方向の両側方近傍で分割されたものであ
るので、該板状部材は、これが保持された第1側板対間
に露出した状態になる。従って、この状態で板状部材の
露出箇所等を清掃できる。また、現像剤収容部の両側面
部を構成する第1側板対に、該側板対とともに現像剤収
容部の壁を構成する該板状部材を保持させているので、
ユニットを2つに分離した状態でも、該側板対間に露出
した該板状部材が現像剤収容部の外壁の一部となって第
1側板側に現像剤収容部がそのまま維持される。そし
て、該板状部材の交換を行う場合や清掃においてその必
要がある場合には、更に、第1側板間に露出している該
板状部材を取り外すことができる。ここで、必要に応じ
て該板状部材を取り外し新しい板状部材を取り付けた後
に、今までとは逆の手順で、両側板対の組み付けを行い
画像形成用ユニットを再構成できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機(以下、複写機という)の現像ユニットに適用し
た一実施例について説明する。まず、本実施例の現像ユ
ニットの概略について説明する。本実施例の現像ユニッ
トの内蔵部材は、前述の図2の現像ユニット1と同じで
ある。すなわち、感光体ドラムに向けた開口部から一部
が露出するようにマグネット内蔵の現像ローラ2が配設
され、該現像ローラ2に対向するようにトナー補給ロー
ラ3、上下搬送ローラ4,5、上下搬送スクリュー6,
7、及び、現像ドクタ8が配設されている。また、この
トナー補給ローラ3の表面に当接するように補給スポン
ジローラ9及び薄層化ブレード10が配設され、この補
給スポンジローラ9の上方にアジテータ11及びトナー
搬送スクリュー12が配設されている。更に、現像ユニ
ット1内は、補給ローラシール13、上記トナー補給ロ
ーラ3、上記薄層化ブレード10、及び、ブレードホル
ダー14によって構成される隔壁によって、現像撹拌室
とトナー収容室とに区画され、トナー収容室にはトナー
が収容され、上記現像撹拌室には、キャリアとトナーと
からなる二成分現像剤(以下、現像剤という)が収容さ
れている。
【0020】ここで、上記トナー補給ローラ3の材料と
しては、NBR(ニトリルゴム)、シリコンゴム等のゴ
ム材、フッ素樹脂などの樹脂材が用いられ、またこのゴ
ム材,樹脂材をローラ全体ではなくローラ表層だけに設
けても良い。更に、トナー補給ローラ3の材料として
は、アルミニウム、ステンレススチール等の金属製のロ
ーラも使用できる。上記薄層化ブレード10の材料とし
ては、炭素鋼等の薄板金属、シリコンゴム等のゴム材、
フッ素樹脂等の樹脂材、など適度の弾性を有するものが
良い。上記補給スポンジローラ9は、金属芯金に、発泡
ポリウレタンにカーボンを分散させて導電処理を施した
ものを巻回したものとすることができる。そして、トナ
ー補給ローラ3、補給スポンジローラ9、薄層化ブレー
ド10の材料の選定に当たっては、トナーの帯電極性、
あるいは必要帯電量等を考慮して決定する。
【0021】また、上記上下搬送ローラ4,5は、N、
S2極のブロックマグを内蔵し、反時計回りに回転し
て、現像ローラ2上からの現像剤から汲み上げ搬送を行
うようになっている。上記上搬送スクリュー6は、樋状
のスクリューケーシング15内で反時計回りに回転し、
上搬送ローラ周面から落下して該スクリューケーシング
15で受けられた現像剤を、現像器奥側に搬送するよう
になっている。このスクリューケーシング15の、奥側
下部には図示しない現像剤落下用開口が形成され、また
上下搬送ローラ4,5と反対側の側壁には、図示しない
幅方向にわたるオーバーフロー用開口が形成されてい
る。上記下搬送スクリュー7は、現像ローラ2上方の現
像剤溜り内で反時計回りに回転し、現像器奥側から手前
側に現像剤を搬送するようになっている。
【0022】この現像ユニット1の動作について説明す
ると、現像ローラ2は反時計方向に回転し、図示しない
現像バイアス源から印加されるバイアス電圧により感光
体2上の静電潜像を現像し可視像化する。現像ローラ2
に近接して配置されたトナー補給ローラ3は図示しない
トナー補給クラッチがオンされることで反時計方向に回
転する。トナー補給ローラ3の周面、軸方向の全域にわ
たって補給スポンジローラ9、薄層化ブレード10、補
給ローラシール13が圧接されており、トナー収容室内
のトナーがトナー補給ローラ3と同時に回転する補給ス
ポンジローラ9によりトナー補給ローラ3上に擦り付け
られ、トナー補給ローラ3の回転と共に搬送されて薄層
化ブレード10によりトナー補給ローラ3上に連続して
薄層化されるようになっている。トナー補給ローラ3上
に薄層化されたトナーは一連の摩擦作用により帯電され
ており、現像ローラ2上に着磁搬送されている現像剤に
接触及び電気的作用により取り込まれて、結果的に現像
剤中のトナー濃度を高くする。
【0023】現像ローラ2とトナー補給ローラ3の間を
通過した現像剤は、下搬送ローラ5に対向する位置で、
全て下搬送ローラ5の磁力で下搬送ローラ5に汲み上げ
られる。下搬送ローラ5に汲み上げられた現像剤は、更
に上搬送ローラ4に汲み上げられて、該搬送ローラ4の
頂上部を超えてスクリューケーシング15側の磁力の影
響がない箇所に達したところで、滝のように全幅にわた
って自重で落下し、スクリューケーシング15で受けら
れる。そして、このスクリューケーシング15内の下搬
送スクリューにより現像器奥側に搬送され、スクリュー
ケーシング15の奥側下部に形成された現像剤落下用開
口から落下する。また、このスクリューケーシング15
で受けられた現像剤の一部はオーバーフロー用開口から
も落下する。そして、現像剤落下用開口やカーバーフロ
ー用開口から落下した現像剤は、現像ローラ2の上方で
現像剤溜りを形成し、かつ、この現像剤溜り内の下搬送
スクリュー7により現像器奥側に搬送される。このよう
に上下搬送スクリュー6,7により充分にクロスミキシ
ングされた現像剤は、現像ローラ2の磁力で現像ローラ
2上に担持されて搬送され、その途中で現像ドクタ8で
所定厚みに規制された後、感光体2との対向部へと搬送
される。
【0024】次に、本現像ユニット1において、内蔵部
品であるトナー補給ローラ3や薄層ブレード10の清掃
や交換の作業性を向上させるための構成について説明す
る。前述のように、トナー補給ローラ3や薄層ブレード
10は清掃や交換を要するにもかかわらず、これらが現
像ユニット1の開口部から離れた内部に位置しているこ
とから清掃交換が困難で、しかも、これらが現像室とト
ナー収容室とを区画する隔壁としても機能していること
から、これらの清掃交換時に、トナー収容室のトナーと
現像撹拌室内の二成分現像剤とが混ざってしまう恐れも
ある。そこで、本実施例においては、開口部から離れた
内部に位置する薄層化ブレード10やトナー補給ローラ
3の清掃や交換を容易にするために、これらが側板対間
に保持されれたまま該側板対間に露出した状態になるよ
うに、現像ユニット1の側板対を2対に分割可能に構成
する。しかも、この現像ユニット1の側板対を2対に分
離した状態で、現像ユニット1のトナー収容室がそのま
ま維持されるように、現像ユニット1の側板対を2対に
分割可能に構成する。
【0025】以下、図1及び図3(a)に基づいて、こ
のための構成について詳述する。図1は現像ユニット1
が2対の側板対である補給ユニット側板対20と現像撹
拌ユニット側板対30とに分離された状態の説明図、図
3(a)は補給ローラ3の支持機構の一例を示す断面図
である。
【0026】図1において、現像ユニット1の側板対
は、薄層化ブレード10及びブレードホルダー14の幅
方向の両側方近傍で分割され、トナー補給ローラ3の軸
方向の両側方でオーバーラップし(ハッチング30aは
現像撹拌ユニット側板対30に関してオーバーラップ部
分を示したものである)、かつ、両側方のオーバーラッ
プ部にそれぞれ軸受取付け用の孔が形成された、互いに
別体の補給ユニット側板対20と現像撹拌ユニット側板
対30とで構成されている。上記補給ユニット側板対2
0は、現像剤収容部としてのトナー収容室の側壁を構成
し、トナー収容室内の各部材を保持している。すなわ
ち、トナー補給ローラ3、ブレードホルダー14、アジ
テータ11等が取外し可能に取り付けられ、かつ、補給
ローラシール13が取り付けられた右ケーシング16及
び上カバー17も取外し可能に取り付けられている。こ
こで、補給ユニット側板対20、トナー補給ローラ3、
該トナー補給ローラ3の周面に軸方向にわたって当接す
る補給ローラシール13、右ケーシング16、上カバー
17、ブレードホルダー14、及び薄層化ブレード10
で、トナー収容室の壁を構成している。なお、トナー補
給ローラ3は後述するように、上記補給ユニット側板対
20に軸受されると共に上記現像撹拌ユニット側板対3
0にも軸受されている。上記現像撹拌ユニット側板対3
0は、現像撹拌室の側壁を構成し、現像撹拌室内の各部
材を保持している。すなわち、現像ローラ2、上記搬送
ローラ4,5、上記搬送スクリュー6,7、スクリュー
ケーシング15、現像ドクタ8、現像剤補給口カバー1
8、及び現像ケーシング19が、取外し可能に取り付け
られている。また、後述するトナー補給ローラ3の両軸
部を支持するための軸受32(図3(a)参照)を取り
付けるための軸受取付け用孔31が、上記オーバーラッ
プ部に形成され、更に、この軸受取付け用孔31に連ね
て、トナー補給ローラ3の軸部3aが貫通し得る幅を有
し該側板対30の周縁に開口する切欠き部31aが形成
されている。なお、上記補給口カバー18は、補給ユニ
ット側板対20と現像撹拌ユニット側板対30の結合時
の押えの機能を発揮するようになっている。
【0027】ここで、図3(a)を用いて、上記トナー
補給ローラ3を上記補給ユニット側板対20及び上記現
像撹拌ユニット側板対30に支持させるための支持機構
の一例について説明する。図3(a)は、同支持機構を
採用した現像ユニット1を図2中のX−Xに沿う平面で
切断し矢印方向から見た断面図である。この支持機構で
は、トナー補給ローラ3の両軸部3aを、外周面が補給
ユニット側板対20の軸受取付け用の孔に嵌合する該軸
部3aに取り外し可能に取り付けられた軸受21を介し
て補給ユニット側板対20に保持させると共に、外周面
が現像撹拌ユニット側板対30の軸受取付け用の孔31
に嵌合する該軸部3aに取り外し可能に取り付けられた
軸受32を介して現像撹拌ユニット側板対30に保持さ
せる。なお、図3(a)中、符号22は、トナー補給ロ
ーラ3の軸部3aの現像ユニット内における大径部23
の端面と、補給ユニット側板対20の内面との間に介在
するように該軸部3a上に取り付けられたリングシール
であり、このリングリール22により、軸受21へのト
ナー進入が防止されている。また、図3(a)中、符号
33は現像ローラ2に内蔵されたマグネットローラであ
り、このマグネットローラ33はマグネットローラ軸3
3aで、アジャスタ34を介して現像撹拌ユニット側板
対30に支持・位置決めされる。また現像ローラ2は、
現像撹拌ユニット側板対30に圧入された現像ローラ軸
受35により支持・位置決めされ、図示しないギヤで回
転駆動されるようになっている。
【0028】以上の構成において、内部のトナー補給ロ
ーラ3や薄層化ブレード10の清掃や交換を行う場合に
は、補給ユニット側板対20と現像撹拌ユニット側板対
30を結合状態にするための部品である、補給口カバー
18を取り外し、更に、これも両側板対20,30を結
合状態にするための部品である、現像撹拌ユニット側板
対30に取り付けられたトナー補給ローラ3用の軸受3
2を2つとも取り外す。そして、補給ユニット側板対2
0にトナー補給ローラ3を保持させたまま、トナー補給
ローラ3の両軸部3aが現像撹拌ユニット側板対30の
軸受孔31に連なる切欠き部31aを通るように、両側
板対20,30を離間させて、現像ユニット1を補給ユ
ニットと現像撹拌ユニットの2つに分離する。
【0029】ここで、補給ユニット側板対20と現像撹
拌ユニット側板対30とは、薄層化ブレード10の幅方
向の両側方近傍で分割されたものであるので、薄層化ブ
レード10やトナー補給ローラ3は、これらが保持され
たままの側板対間に露出した状態になる。この状態でト
ナー補給ローラ3の周面や薄層化ブレード10の露出箇
所等を清掃できる。また、トナー収容室の両側面部を構
成する補給ユニット側板対20に、該側板対とともにト
ナー収容室の壁を構成する、トナー補給ローラ3、該ト
ナー補給ローラ3に当接する補給ローラシール13及び
薄層化ブレード10を保持させているので、現像ユニッ
ト1を2つに分離した状態でも、該側板対20間に露出
した該薄層化ブレード10等がトナー収容室の外壁の一
部となって補給ユニット側板対20側にトナー収容室が
そのまま維持される。例えばトナー補給ローラ3と、薄
層化ブレード10や補給ローラシール13との当接状態
もそのまま維持される。従って、分離開始時にこれらの
間からトナーが漏れて現像撹拌ユニット内にトナーが混
入したり、分離中にこれらの間からトナーが漏れて周囲
に飛散したりするのを防止できる。また、両側板20,
30の接合状態で、トナー収容室と現像撹拌室との隔壁
を構成する、トナー補給ローラ3、該トナー補給ローラ
3に当接する補給ローラシール13及び薄層化ブレード
10を、分離状態におけるトナー収容室の外壁として、
そのまま用いるので、分離状態におけるトナー収容室の
外壁用に別の部材を設ける必要がない分、現像ユニット
1を小型化できる。
【0030】そして、薄層化ブレード10の交換を行う
場合や清掃においてその必要がある場合には、更に、図
4に示すように、右ケーシング16を下にして床などの
上に補給ユニットを横たえた状態で、補給ユニット側板
対20間に露出しているブレードホルダー14と共に薄
層化ブレード10を取り外すこともできる。このように
薄層化ブレード10を取り外した場合にも、この取外し
によって生じる補給ユニットの開口が図4のように上方
を向くので、周囲へのトナー漏れも防止できる。また、
トナー補給ローラ3の交換を行う場合や清掃においてそ
の必要がある場合には、更に、該トナー補給ローラ3が
保持されたままの補給ユニット側板対20における軸受
取付け用の孔に嵌合している軸受21を2つとも、該ト
ナー補給ローラ3の軸部3a及び該軸受取付け用の孔か
ら取り外す。これにより、該側板対20からトナー補給
ローラ3を取り外すことができるようになる。
【0031】そして、トナー補給ローラ3や薄層化ブレ
ード10の清掃や交換を行って後に、今までとは逆の手
順で、軸受21,32の取付け、両側板対20,30の
組み付けを行い現像ユニット1を再構成できる。ここ
で、トナー補給ローラ3上に形成されるトナー薄層のト
ナー付着量やトナー帯電量をばらつかせる原因となる、
トナー補給ローラ3と、補給スポンジローラ9や薄層化
ブレード10との位置精度は、これらが同一の側板対2
0に保持されているので、両側板対20,30の再結合
後においても、正確に維持される。また、現像ローラ2
上の現像剤に対するトナー供給量をばらつかせる原因と
なる、現像ローラ2とトナー補給ローラ3とのギャップ
精度も、トナー補給ローラ3が現像ローラ2を支持、位
置決めする現像撹拌ユニット側板対30によっても、軸
受32を介して支持、位置決めされるので、両側板対2
0,30の再結合後においても、正確に維持される。す
なわち、これらの精度を維持ししつつ、トナー補給ロー
ラ3や薄層化ブレード10が外部に露出するように分離
可能な現像ユニット1を構成することができる。
【0032】次に、図3(b)を用いて、上記トナー補
給ローラ3を上記補給ユニット側板対20及び上記現像
撹拌ユニット側板対30に支持させるための支持機構の
他の例について説明する。この例の支持機構は、上記ト
ナー補給ローラ3の両軸部3aを、現像撹拌ユニット側
板対30における軸取付け用の孔31に嵌合して該孔3
1を貫通し、かつ補給ユニット側板対20における軸取
付け用の孔にも嵌合する、該軸部3aに取り外し可能に
取り付けられた軸受40を介して、補給ユニット側板対
20及び現像撹拌ユニット側板対30に保持させるもの
である。なお、図中、図3(a)に示す例と同一の部材
については同一の符号を付している。
【0033】この例の支持機構においては、内部のトナ
ー補給ローラ3の清掃や交換を行う場合に、補給ユニッ
ト側板対20と現像撹拌ユニット側板対30のオーバー
ラップ部における軸受取付け用の孔に貫通して嵌合して
いる軸受40を2つとも、該トナー補給ローラ3の軸部
3a及び該軸受取付け用の孔から取り外す。これによ
り、補給ユニット側板対20にトナー補給ローラ3を緩
やかに保持させたまま、トナー補給ローラ3の軸部3a
が切欠き部31aを通るように、補給ユニットと現像撹
拌ユニットとを離間させ、現像ユニット1をこれら2つ
のユニットに分離できるようになる。
【0034】本例の支持機構によれば、上記軸受40
の、トナー補給ローラ3の軸部3aに対する支持面が、
上記例における2組の軸受21,22夫々の同支持面に
比して、大きいので、軸部3aとの間のガタを、比較的
小さくすることができる。また、結合状態において、補
給ユニットの重さを、トナー補給ローラ3の両軸部3a
を介して現像撹拌ユニット側板対30で受けるように構
成する場合にも、上記例における軸受32に比して、大
きな面積で補給ユニットの重さを受けることができる。
更に、上記軸受40が両側板対20,30に支持されて
いるので、現像撹拌ユニット及び補給ユニットのそれぞ
れで必然的に発生する前後側板のネジレを、軸受40の
外周面のはめ合いによって矯正することができ、またト
ナー補給ローラ3の軸部3aにかかる曲げ応力を小さく
することができる。
【0035】次に、図5(a)〜(c)を用いて、上記
トナー補給ローラ3を上記補給ユニット側板対20及び
上記現像撹拌ユニット側板対30に支持させるための支
持機構の更に他の例について説明する。この例の支持機
構は、上記補給ユニット側板対20における軸受取付け
用の孔に、軸受51のユニット内側の端面をほぼ覆う端
面部50aを備えた軸受ハウジング50を取付け、該軸
受ハウジング50の孔に、トナー補給ローラ3の軸部3
aに対する軸受51を嵌合させるものである。上記端面
部50aにはトナー補給ローラ3の両軸部3aが貫通す
る孔が形成され、図5(b)に示すように、該孔の径A
は、これを貫通する軸部3aの径Bよりも大きく、か
つ、軸部3aの径Bの大きさの差(A−B)が、この軸
受ハウジング50から軸受51を取り外した際の、軸線
と垂直な方向における該軸部3aの変位量C(図5
(c)参照)が、トナー補給ローラ3と、補給ローラシ
ール13や薄層化ブレードとの当接状態が解除されない
範囲内のものになるように、設定されている。つまり、
この軸受ハウジング50の孔内面が、軸受51を取り外
した際の軸部3aの位置を規制する規制部を構成してい
る。
【0036】この例の支持機構においては、内部のトナ
ー補給ローラ3の清掃や交換を行う場合に、補給ユニッ
ト側板対20と現像撹拌ユニット側板対30のオーバー
ラップ部における軸受取付け用の孔や軸受ハウジング5
0に貫通して嵌合している軸受51を2つとも、該トナ
ー補給ローラ3の軸部3a及び該軸受取付け用の孔から
取り外す。これにより、補給ユニット側板対20にトナ
ー補給ローラ3を緩やかに保持させたまま、トナー補給
ローラ3の軸部3aが切欠き部31aを通るように、補
給ユニットと現像撹拌ユニットとを離間させ、現像ユニ
ット1をこれら2つのユニットに分離できるようにな
る。そして、トナー補給ローラ3を取り外す場合には、
更に補給ユニット側板対20から軸受ハウジング50を
取外した後に、トナー補給ローラ3を取り外す。
【0037】本例の支持機構によれば、上述の手順でユ
ニットを2つに分離する際に、軸受51が取り外された
ときにも、軸受ハウジング50の上記端面部が、トナー
補給ローラ3の軸部3aに取り付けられているリングシ
ール22に当接して、補給ユニット側板対20に対する
トナー補給ローラ3の軸線方向におけるスライドが規制
される。このため、トナー補給ローラ3に当接している
補給ローラシール13や薄層化ブレード10がめくれる
こともなく、かつ、トナー補給ローラ3の軸部3a近傍
からのトナー漏れも防止できる。
【0038】また、現像ユニット1を補給ユニットと現
像撹拌ユニットの2つに分離するために軸受51を取り
外した際に、補給ローラ3が、自重や薄層化ブレード1
0の押圧力によって、図5(c)に示すように、軸線と
垂直な方向に変位するが、軸部3aが軸受ハウジング5
1の孔内面に当接して、その変位量Cがトナー補給ロー
ラ3と、補給ローラシール13や薄層化ブレード10と
の弾性による当接状態が解除されない範囲のものに規制
される。このため、軸受51を取り外した状態でも、ト
ナー補給ローラ3と、補給ローラシール13や薄層化ブ
レード10との間からトナーが漏れるのを防止できる。
【0039】また、補給ユニットと現像撹拌ユニットと
が結合状態にあるときにも、補給ユニット側板対20の
軸受取付け用の孔に嵌合している軸受51のユニット内
側の端面を、軸受ハウジング50の端面部50aでほぼ
覆うので、該軸受51に現像撹拌室内の現像剤が接触す
るのを防止できる。このため、現像剤を介してのバイア
スリークの恐れがなく、軸受51として、耐摩耗性が良
好な、例えば焼結金属などの金属製の軸受を使用するこ
とができる。また、軸受51からの油分によるトナーの
固着やリングシール22の劣化を抑えることができる。
【0040】なお、図示の例の軸受51としては、図3
(b)の例と同様に、現像撹拌ユニット側板対30にお
ける軸取付け用の孔31に嵌合して該孔31を貫通し、
かつ補給ユニット側板対20における軸取付け用の孔に
も嵌合するものを用いているが、これに代え、図3
(a)の例のように2組の軸受21,32を用いても良
い。以上、画像形成用ユニットとしての現像ユニットに
ついて説明したが、本発明は、クリーニングユニット等
にも適用できる。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、内部の回転体
の清掃や交換を行う場合に、オーバーラップ部で比較的
内側に位置する方の側板対に回転体を保持させたまま、
ユニットを2つに分離でき、かつ、この分離状態で回転
体が、これを保持した側板対間に露出させることができ
るので、回転体の清掃や交換の作業性を向上させること
ができる。
【0042】請求項2の発明によれば、内部の回転体の
清掃や交換を行う場合に、オーバーラップ部で比較的内
側に位置する方の側板対に回転体を緩やかに保持させた
まま、ユニットを2つに分離でき、かつ、この分離状態
で回転体が、これを保持した側板対間に露出させること
ができるので、回転体の清掃や交換の作業性を向上させ
ることができる。また、上記回転体の両軸部を第1側板
及び第2側板に保持させるのに、第1側板対と第2側板
対の一方の側板対における軸取付け用の孔に嵌合して該
孔を貫通し、かつ他方の側板対における軸取付け用の孔
にも嵌合する、該軸部に取り外し可能に取り付けられた
軸受を用いているので、該軸受の、該軸部に対する支持
面が、該両軸部を2組の軸受を用いて両側板に保持させ
る場合の各軸受それぞれの同支持面に比して大きい。こ
のため、軸受と軸部との間のガタを、比較的小さくする
ことができ、また、該軸部にかかる曲げ応力を小さくす
ることができる。従って、該回転体の回転を比較的スム
ーズにできる。
【0043】請求項3の発明によれば、比較的内側に位
置する側板対の軸受取付け用の孔に嵌合している軸受の
ユニット内側の端面を、軸受ハウジングの所定の端面部
でほぼ覆い、該軸受に現像剤が接触するのを防止するの
で、該軸受に軸部が支持される回転体にバイアスを印加
する場合にも、該軸受及び現像剤を介してのリークを防
止できる。従って、耐摩耗性が良好な、例えば焼結金属
などの金属製の軸受を使用することができる。また、ユ
ニットを2つに分離する際に、比較的内側に位置する側
板対の軸受取付け用の孔に嵌合している軸受を取り外し
た場合にも、軸受ハウジングの上記端面部が、回転体の
軸部に取り付けられている例えばVリングなどのシール
部材や軸の大径部に当接して、比較的内側の側板対に対
する回転体の軸線方向におけるスライドを規制するの
で、回転体の軸線方向におけるスライドに起因する該両
軸部と軸受取付け用の孔との間からの現像剤の漏れを防
止できる。
【0044】請求項4の発明によれば、内部の回転体の
清掃や交換を行う場合に、第1側板対に回転体を保持さ
せたまま、ユニットを2つに分離でき、かつ、この分離
状態で回転体が、これを保持した側板対間に露出させる
ことができるので、回転体の清掃や交換の作業性を向上
させることができる。また、現像剤収容部の両側面部を
構成する第1側板対に、該側板対とともに現像剤収容部
の壁を構成する、該回転体及び該回転体に当接する当接
部材を保持させ、これにより、ユニットを2つに分離し
た状態でも、第1側板側に現像剤収容部がそのまま維持
されるので、ユニットを2つに分離した状態でも現像剤
収容部からの現像剤の漏れを防止できる。
【0045】請求項5の発明によれば、ユニットを2つ
に分離するために軸受を取り外した際の、軸線と垂直な
方向における回転体の軸部の変位量が、該回転体と当接
部材との当接状態が解除されない範囲内のものになるよ
うに、規制部材によって規制されるので、軸受を取り外
した際にも該回転体と該当接部材との間からの現像剤の
漏れを防止できる。
【0046】請求項6の発明においては、内部の板状部
材の清掃や交換を行う場合に、板状部材を第1側板対に
保持させたまま、ユニットを2つに分離でき、かつ、こ
の分離状態で板状部材が、第1側板対間に露出させるこ
とができるので、板状部材の露出箇所等の清掃や板状部
材の交換の作業性を向上させることができる。また、現
像剤収容部の両側面部を構成する第1側板対に、該側板
対とともに現像剤収容部の壁を構成する該板状部材を保
持させ、これにより、ユニットを2つに分離した状態で
も、該側板対間に露出した該板状部材が現像剤収容部の
外壁の一部となって第1側板側に現像剤収容部がそのま
ま維持されるので、ユニットを2つに分離した状態でも
現像剤収容部からの現像剤の漏れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る現像ユニット1が2対の側板対で
ある補給ユニット側板対20と現像撹拌ユニット側板対
30とに分離された状態の説明図。
【図2】同現像ユニット1内の概略構成を示す正面図。
【図3】(a)は一例に係る補給ローラ3支持機構の断
面図。(b)は他の例に係る補給ローラ3支持機構の断
面図。
【図4】補給ユニット側板対20からトナー補給ローラ
3及びブレードホルダー14を取り外す状態の説明図。
【図5】(a)は更に他の例に係る補給ローラ3支持機
構の断面図。(b)は同支持機構の部分拡大図。(c)
は同支持機構を採用した現像ユニット1が現像撹拌ユニ
ット側板対30と補給ユニット側板対20とに分離され
た状態の該補給ユニットの部分拡大図。
【符号の説明】
1 現像ユニット 2 現像ローラ 3 トナー補給ローラ 3a 軸部 8 現像ブレード 10 薄層化ブレード 11 アジテータ 13 補給ローラシール 14 ブレードホルダー 18 補給口カバー 20 補給ユニット側板対 22 シールリング 30 現像撹拌ユニット側板対 31 軸受取付け用孔 31a 切欠き部 21,32,40,51 軸受 50 軸受ハウジング 50a 端面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野島 一男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 沢山 昇 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 吉松 薫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 渡部 勝次 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 米田 拓司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】清掃や交換を要する回転体を内部に備えた
    画像形成用ユニットにおいて、 該ユニットの側板対を、該回転体の軸方向の両側方でオ
    ーバーラップし、かつ、両側方のオーバーラップ部にそ
    れぞれ軸受取付け用の孔が形成された、互いに別体の第
    1側板対と第2側板対とで構成し、 該回転体の両軸部を、外周面が第1側板対の該軸受取付
    け用の孔に嵌合する該軸部に取り外し可能に取り付けら
    れた軸受を介して第1側板対に保持させると共に、外周
    面が第2側板対の該軸受取付け用の孔に嵌合する該軸部
    に取り外し可能に取り付けられた軸受を介して第2側板
    対に保持させることを特徴とする画像形成用ユニット。
  2. 【請求項2】清掃や交換を要する回転体を内部に備えた
    画像形成用ユニットにおいて、 該ユニットの側板対を、該回転体の軸方向の両側方でオ
    ーバーラップし、かつ、両側方のオーバーラップ部にそ
    れぞれ軸受取付け用の孔が形成された、互いに別体の第
    1側板対と第2側板対とで構成し、 上記回転体の両軸部を、第1側板対と第2側板対の一方
    の側板対における軸取付け用の孔に嵌合して該孔を貫通
    し、かつ他方の側板対における軸取付け用の孔にも嵌合
    する、該軸部に取り外し可能に取り付けられた軸受を介
    して、第1側板及び第2側板に保持させることを特徴と
    する画像形成用ユニット。
  3. 【請求項3】バイアスが印加される部材及び現像剤を収
    容した請求項1又は2の画像形成用ユニットにおいて、 上記第1側板対と上記第2側板対のうち上記回転体の軸
    方向で比較的内側に位置する側板対における上記軸受取
    付け用の孔に、上記軸受のユニット内側の端面をほぼ覆
    う端面部を備えた軸受ハウジングを取付け、該軸受ハウ
    ジングの孔に該軸受を嵌合させることを特徴とする請求
    項1又は2の画像形成用ユニット。
  4. 【請求項4】清掃や交換を要する回転体と、該回転体の
    周面に該回転体の軸方向にわたって当接する当接部材と
    を内部に備え、該回転体、該当接部材、及び側板を現像
    剤収容部を構成する壁の一部として用いた画像形成用ユ
    ニットにおいて、 該ユニットの側板対を、該回転体の幅方向の両側方近傍
    で分割された、該現像剤収容部の両側面部を構成する第
    1側板対と、それ以外の該ユニット側面部を構成する第
    2側板対とで構成し、 該回転体及び該当接部材を第1側板対に保持させること
    を特徴とする画像形成用ユニット。
  5. 【請求項5】上記回転体の両軸部を、少なくとも上記第
    1側板対に、該第1側板対に形成された軸受取付け用の
    孔に嵌合する該軸部に取り外し可能に取り付けられた軸
    受を介して保持させる請求項4の画像形成用ユニットに
    おいて、 該軸受を取り外した際の、軸線と垂直な方向における該
    軸部の変位量が、該回転体と上記当接部材との当接状態
    が解除されない範囲内のものになるように、該軸部の位
    置を規制する規制部を設けることを特徴とする請求項4
    の画像形成用ユニット。
  6. 【請求項6】清掃や交換を要する板状部材を内部に備
    え、該板状部材及び側板を現像剤収容部を構成する壁の
    一部として用いた画像形成用のユニットにおいて、 該ユニットの側板対を、該板状部材の幅方向の両側方近
    傍で分割された、該現像剤収容部の両側面部を構成する
    第1側板対と、それ以外の該ユニット側面部を構成する
    第2側板対とで構成し、 該板状部材を第1側板対に対して取り外し可能に保持さ
    せることを特徴とする画像形成用のユニット。
JP4298114A 1992-10-10 1992-10-10 画像形成用ユニット Withdrawn JPH06124040A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4298114A JPH06124040A (ja) 1992-10-10 1992-10-10 画像形成用ユニット
US08/131,967 US5384628A (en) 1992-10-10 1993-10-08 Developing device for image forming equipment

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4298114A JPH06124040A (ja) 1992-10-10 1992-10-10 画像形成用ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06124040A true JPH06124040A (ja) 1994-05-06

Family

ID=17855354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4298114A Withdrawn JPH06124040A (ja) 1992-10-10 1992-10-10 画像形成用ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06124040A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100344042B1 (ko) * 1999-10-29 2002-07-20 캐논 가부시끼가이샤 프로세스 카트리지 재생 방법
JP2006065174A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Seiko Epson Corp 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2006065175A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Seiko Epson Corp 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100344042B1 (ko) * 1999-10-29 2002-07-20 캐논 가부시끼가이샤 프로세스 카트리지 재생 방법
JP2006065174A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Seiko Epson Corp 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2006065175A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Seiko Epson Corp 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP4639695B2 (ja) * 2004-08-30 2011-02-23 セイコーエプソン株式会社 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2597024Y2 (ja) 現像装置
US7463843B2 (en) Developing device
JP6066281B2 (ja) 粉体収容器、現像ユニット、プロセスユニット及び画像形成装置
JP2012173485A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2012163778A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JPH06124040A (ja) 画像形成用ユニット
US7088943B2 (en) Image forming apparatus, apparatus for supplying toner and developing apparatus using therefor
JP5298171B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP5055405B2 (ja) 現像装置およびそれを備えた画像形成装置
JPH02269376A (ja) 電子写真式記録装置の現像装置
JPH07199649A (ja) プロセスカートリッジ及び現像装置
JPH10268639A (ja) 画像形成装置
JP4453405B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP3435153B2 (ja) 現像器ユニットおよびこれを備えた現像装置
JP4639695B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP3412573B2 (ja) 現像装置
JP2003208019A (ja) 現像装置
JPH06102765A (ja) 画像形成装置
JPH02248974A (ja) 電子写真式記録装置の現像装置
JP2000075657A (ja) 現像装置、現像カートリッジ及び画像形成装置
JPH07295360A (ja) 現像装置
JPH04115271A (ja) 画像形成装置
JP2011138174A (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2000214681A (ja) 現像ロ―ラ
JPH0243582A (ja) 現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000104