JPH06123444A - 空調換気機能付き除湿ユニット - Google Patents

空調換気機能付き除湿ユニット

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Publication number
JPH06123444A
JPH06123444A JP4270462A JP27046292A JPH06123444A JP H06123444 A JPH06123444 A JP H06123444A JP 4270462 A JP4270462 A JP 4270462A JP 27046292 A JP27046292 A JP 27046292A JP H06123444 A JPH06123444 A JP H06123444A
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JP
Japan
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air
outdoor
indoor
heat exchanger
blower
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Pending
Application number
JP4270462A
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English (en)
Inventor
Takeshi Onishi
毅 大西
Yasuhiro Shindo
泰宏 進藤
Takahisa Ishizuka
貴寿 石塚
Yasuo Ishikawa
泰夫 石川
Akio Sato
明郎 佐藤
Masaaki Tsushima
正秋 対馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Electric Power Co Inc
Hitachi Ltd
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to JP4270462A priority Critical patent/JPH06123444A/ja
Publication of JPH06123444A publication Critical patent/JPH06123444A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F3/00Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
    • F24F3/12Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
    • F24F3/14Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification
    • F24F3/153Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification with subsequent heating, i.e. with the air, given the required humidity in the central station, passing a heating element to achieve the required temperature

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内の温熱環境に外乱を与えないように、温
度交換効率を100%に保ちつつ、冷凍サイクルと組み
合せ、自動制御を行ない空気調和を容易にする。 【構成】 冷房時の換気運転では、室外8の空気が空調
換気エレメント13、冷却器としての熱交換器16を介
して室内吹出口6から室内10に吹き出され、室内10
からの空気は、空気換気エレメント13、再熱器として
の熱交換器18を介して室外吹出口3から室外8に排出
される。暖房時の換気運転では、熱交換器16が再熱
器、熱交換器18が冷却器として動作する。除湿運転で
は、除湿切換ダンパ30、31が室外吹出口3、室外吸
込口2を閉じ、室内10からの空気が、空調換気エレメ
ント13、冷却器としての熱交換器18、除湿バイパス
通路32,空調換気エレメント13、再熱器としての熱
交換器16を介して循環する。さらに、除湿切換ダンパ
30,31により、吸気,排気運転ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅の高気密化、高断
熱化していく中で、室内の冷房、暖房等の空気調和によ
る空気の汚れを、システムとしての省エネを加味し、単
に換気するだけでなく、室内温熱環境に外乱を与えない
ように温度交換効率の向上を計る空調換気機能と除湿機
能とを兼ね備えた空調換気機能付き除湿ユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、実開昭48−26758号公報に
記載されるように、冷凍サイクルを塔載し、かつ回転マ
トリクス形熱交換器、または直交流形熱交換器を設けて
換気機能をもたせた冷房機が提案されている。
【0003】かかる冷房機では、直交流形熱交換器が仕
切板の近傍に設置されており、ファンケーシングの一端
を開口するダクトにより、このファンケーシング内の高
圧高温の室外空気の一部を直交流熱交換器を通過させて
室内に送り込み、これと同時に、仕切板の近傍に設けら
れた低圧低温の室内側空間の空気の一部を直交流形熱交
換器を通過させ、仕切板の近傍の空気圧の低い室外側空
間の空気を移動させて夏期冷房時の換気を行なうことが
できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によると、夏期冷房時のみの換気しかできない。
また、室内ファン、室外ファンが直交流形熱交換器及び
冷却器、再熱器に空気を吹き付けているため、空気の流
れに渦が発生し、ファンの圧力低下によって生ずるファ
ンモータの出力増加による消費電力の増加及び上記の渦
発生に伴なう騒音の増大化、室内の温熱環境の乱れが問
題となる。
【0005】本発明の目的は、かかる問題を解消し、夏
期冷房時ばかりでなく、冬期暖房で換気を可能とし、し
かも、換気運転時などでの温度交換効率の向上を計り、
省エネ化,低騒音運転が実現できるようにした空調換気
機能付き除湿ユニットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、室外吸込口から空調換気エレメントの第
1の吸込口,その第1の排出口,冷凍サイクルの第1,
第2の熱交換器,室内吹出送風機を介して室内吹出口に
至る第1の空気通路と、室内吸込口から該空調換気エレ
メントの第2の吸入口,その第2の排出口,該冷凍サイ
クルの第3,第4の熱交換器,室外吹出送風機を介して
室外吹出口に至る第2の空気通路とが形成され、該冷凍
サイクルでは、該第1,第2の熱交換器が、また該第
3,第4の熱交換器が並列に配置されて冷媒を分流し、
かつ、開状態で該第1の熱交換器に該冷媒を通過させ、
閉状態で該第1の熱交換器への該冷媒の通過を阻止する
第1の二方弁と、開状態で該第3の熱交換器に該冷媒を
通過させ、閉状態で該第3の熱交換器への該冷媒の通過
を阻止する第2の二方弁とを設ける。
【0007】また、本発明は、さらに、前記第1,第3
の熱交換器は同一伝熱面積,同一寸法であって、前記第
2,第4の熱交換器は同一伝熱面積,同一寸法とし、か
つ、前記室内吹出送風機と前記室外吹出送風機との送風
量を同一とする。
【0008】また、本発明は、さらに、前記空調換気エ
レメントの前記第1の吸込口と前記空調換気エレメント
の前記第2の排出口側に配置された前記第3,第4の熱
交換器の空気排出口とを連結するバイパス通路と、前記
室外吸入口と該バイパス通路の一端とのいずれか一方を
選択的に遮断する第1の切換ダンパと、前記室外吹出口
と該バイパス通路の他端とのいずれか一方を選択的に遮
断する第2の切換ダンパとを設ける。
【0009】
【作用】本発明によると、室外から空気が第1の空気通
路を通して室内に送り込まれ、室内の空気が第2の空気
通路を通して室外に排出されることにより、換気が可能
となるが、かかる過程において、空調換気エレメントで
これら第1,第2の空気通路を通った空気間で熱交換が
行なわれる。また、冷凍サイクルが動作しているときに
は、第1の空気通路において、ここを通る空気と第1,
第2の熱交換器との間で熱交換が行なわれ、第2の空気
通路において、ここを通る空気と第3,第4の熱交換器
との間で熱交換が行なわれる。かかる動作状態は夏期冷
房時でも冬期暖房時でも可能であり、夏期冷房時,冬期
暖房時に応じて第1,第2の熱交換器、第3,第4の熱
交換器を再熱器,冷却器のいずれかで動作させることに
より、室内に吹き込まれる空気の温度を室内の温度と同
じとすることができ、従って、換気運転によって室内の
温熱環境が乱されることがない。また、空調換気エレメ
ントで暖かい空気から冷たい空気への熱の伝達があるか
ら、夏期冷房時での熱放出,冬期暖房時での熱回収が空
調換気エレメントでも可能となり、温度交換効率の向
上,冷凍サイクルでの省エネ化を図ることができる。
【0010】また、本発明によると、第1の切換ダンパ
が室外吸込口を、第2の切換ダンパが室外吹出口を夫々
閉じる状態となることにより、空調換気エレメントの第
1の吸込口側と室外吹出送風機の吹出口側とがバイパス
通路で連結される空気通路が形成され、第2の空気通
路,バイパス通路,第1の空気通路を通して空気を流す
ことができて除湿運転が可能となる。また、かかる状態
でバイパス通路で送風運転(圧縮機停止)のみを行なう
場合には、室内のサーキュレート運転が可能となる。
【0011】また、本発明によると、冷凍サイクル構成
部品で、夏期冷房時の冷却器と冬期暖房時及び除湿時の
冷却器を同一伝熱面積で同一寸法とし、夏期冷房時の再
熱器と冬期暖房時及び除湿時の再熱器を同一伝熱面積で
同一寸法とすることができるから、夏期冷房時や冬期暖
房時,除湿時のいずれでも、同じ熱交換器を冷却器,再
熱器として用いても熱バランスが取れる。また、室内吹
出送風機と室外吹出送風機との送風量を同一としている
から、夏期冷房時や冬期暖房時ばかりでなく、除湿時に
おいても、これら室内吹出送風機,室外吹出送風機を直
列に配置して使用しても熱バランスが取れる。このよう
にして、異なる動作に対して構成部の共用化が可能とな
る。
【0012】また、本発明によると、第1,第2の切換
ダンパの状態に応じて、さらに、室外の新鮮な空気を室
内に送る吸気運転、室内の汚れた空気を室外に排出する
排気運転が可能となる。
【0013】
【実施例】まず、図6により、本発明による空調換気機
能付き除湿ユニットの使用状態の一例について説明す
る。但し、1は本発明による空調換気機能付き除湿ユニ
ットの本体(以下、ユニット本体という)、2は室外吸
込口、3は室外吹出口、4は吸込ダクト、5は吹出ダク
ト、6は室内吹出口、7は室内吸込口、8は室外、9は
壁、10は室内、11は冷房機、12は暖房機である。
【0014】ここでの空調換気機能付き除湿ユニットは
天井埋込み形であり、図6において、ユニット本体1は
天井に埋め込まれており、これから室内10に室内吹出
口6,室内吸込口7が夫々出されている。また、ユニッ
ト本体1から吸込ダクト4,吹出ダクト5が夫々壁9を
貫通して室外8に導出され、吸込ダクト4の先端が室外
吸込口2となり、吹出ダクト5の先端が室外吹出口3と
なっている。
【0015】室内10では、夏期に冷房機11が使用さ
れて冷房がなされ、冬期に暖房機12が使用されて暖房
がなされるが、これとともに本発明による空調換気機能
付き除湿ユニットを使用することにより、あるいはま
た、他の季節やユーザの必要に応じて、後述するよう
に、室内10の換気や除湿などを行なうことができる。
【0016】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明
する。図1〜図5は本発明による空調換気機能付き除湿
ユニットの一実施例の構成と異なる動作状態とを示す断
面図であって、13は空調換気エレメント(回転マトリ
クス形熱交換器、直流形熱交換器など。ここでは、直流
形熱交換器とする)、14はその室外側吸込口、15は
その室内側吸込口、16は熱交換器、17a,17bは
二方弁、18は熱交換器、19は室内吹出送風機、20
は室内吹出送風機19の吸込口、21は室外吹出送風
機、22は室外吹出送風機21の吸込口、23は圧縮
機、24は圧縮機室、25は排熱ダンパ、26は有熱ダ
ンパ、27a,27b,27cは仕切板、28は空調換
気エレメント13の室内吹出口側、29は空調換気エレ
メント13の室外吹出口側、30,31は除湿切換ダン
パ、32は除湿バイパス通路である。
【0017】図1〜図5において、ユニット本体1に
は、空調換気エレメント13が内蔵されており、この空
調換気エレメント13の室外側吸込口14に吸込ダクト
4が、その室外側吹出口29に吹出ダクト5が夫々連結
されている。この室外側吹出口29と吹出ダクト5との
間には、室外側吹出口29側から順に熱交換器18,室
外吹出送風機21が設けられている。また、空調換気エ
レメント13の室内側吸込口15と室内側吹出口28夫
々のスペースが仕切板27a,27bによって仕切られ
ている。そして、空調換気エレメント13の室内側吹出
口28と室内吹出口6との間のスペースには、室内側吹
出口28側から順に熱交換器16,室内吹出送風機19
が設けられ、空調換気エレメント13の室内側吸込口1
5と室内吸込口7との間のスペースには、何も設けられ
ていない。
【0018】なお、吸込ダクト4には、室外吸込口2を
開閉する除湿切換ダンパ30が、また、吹出ダクト5に
は、室外吹出口3を開閉する除湿切換ダンパ31が夫々
設けられており、これら除湿切換ダンパ30,31が夫
々室外吸込口2,室外吹出口3を閉じているときには、
仕切板27cによって形成される除湿バイパス通路32
を介して空調換気エレメント13の室外側吸込口14と
室外側吹出口29とが連結される。
【0019】次に、この実施例の動作を説明するが、ま
ず、図1により、この実施例の構成と夏期冷房時での動
作とについて説明する。この場合には、他の空気調和
機、例えば図6の冷房機11で冷房運転が行なわれてい
る。このような状態で室内10の空気が汚れた場合、あ
るいは換気を必要とする場合、ユニット本体1は空調換
気運転を行なう。この運転では、除湿切換ダンパ30が
図示するように室外吸込口2を開とし、除湿切換ダンパ
31が図示するように室外吹出口3を開として、室内吹
出送風機19と室外吹出送風機21とが作動する。これ
により、室外8の新鮮な暖かい空気が室内吹出送風機1
9によって室外吸込口2から吸い込まれ、吸込ダクト
4,空調換気エレメント13の室外側吸込口14,空調
換気エレメント13,熱交換器16,室内吹出送風機1
9の吸込口20及び室内吹出送風機19を通って室内吹
出口6から室内10に送り込まれる。
【0020】一方、室内10の汚れた冷たい空気は室外
吹出送風機21によって室内吸込口7から吸い込まれ、
空調換気エレメント13の室内側吸込口15,空調換気
エレメント13,熱交換器18,室外吹出送風機21の
吸込口22,室外吹出送風機21及び吹出ダクト5を通
って室外吹出口3から室外8に排出される。
【0021】以上の過程において、室外8の新鮮な暖か
い空気と室内10の汚れた冷たい空気とが空調換気エレ
メント13で直交流し、これにより、両者間で熱交換が
行なわれる。
【0022】なお、空調換気エレメント13では、室外
8からの吸込み空気と室内10からの吸込み空気とが決
して交わらない構造になっている。
【0023】かかる換気運転において、空調換気エレメ
ント13と冷凍サイクルの熱交換器とでの最大温度交換
効率が例えば約50%に達すると、図7に示す冷凍サイ
クルが次のように作動する。但し、同図において、33
は吐出圧力調整弁、34は四方弁、35a,35bは逆
止弁、36a,36bはドライヤ、37aは冷房・除湿
用キャビラリー、37bは暖房・除湿用キャビラリー、
38は除霜運転切換二方弁、39はサクションタンクで
あり、図1に対応する部分には同一符号をつけている。
【0024】即ち、図7に示す冷凍サイクルでは、吐出
圧力調整弁33は開状態、四方弁34も開状態(ノルマ
ルオープン)にあって、さらに、二方弁17aは開状態
になっており、これら四方弁34,二方弁17a間に伝
熱面積が大きい熱交換器18aと伝熱面積が小さい熱交
換器18bとが配置されていることになる。また、この
とき、二方弁17bは閉状態になっており、二方弁17
b,四方弁34間に伝熱面積が大きい熱交換器16aと
伝熱面積が小さい熱交換器16bが設けられているが、
二方弁17bは閉状態にあるため、これら間に伝熱面積
が小さい方の熱交換器16bが配置されていることにな
る。
【0025】そこで、圧縮機23の吐出口から吐出され
た高圧高温の冷媒は、吐出圧力調整弁33,四方弁34
を通り、2つの熱交換器18a,18bを分流した後、
二方弁17a,逆止弁35aを通リ、ドライヤー36
a,冷房・除湿用キャピラリー37aで減圧されて低圧
低温の冷媒となり、冷却器16b,四方弁34,サクシ
ョンタンク39を通って圧縮機23の吸込口から圧縮機
23に戻る。
【0026】かかる冷凍サイクルが構成されるが、熱交
換器18a,18bは図1における空調換気エレメント
室内側吹出口29の近くに配置された熱交換器18であ
って、これらは高圧高温の冷媒が通って再熱器として作
用する。また、熱交換器16a,16bは図1における
空調換気エレメント室外側吹出口28の近くに配置され
た熱交換器16であって、そのうちの熱交換器16bが
低圧低温の冷媒が通って冷却器として作用する。
【0027】このようにして、室外8からの空気は冷却
器としての熱交換器16でさらに冷やされて室内10に
送り込まれ、室内10からの空気は再熱器としての熱交
換器18でさらに暖められて室外8に排出され、温度交
換効率が約100%位になるように自動制御が行なわれ
て、室内10の温熱環境に外乱を与えない夏期冷房時の
空調換気運転が行なわれる。
【0028】なお、圧縮機23で発生した熱は、圧縮機
室24内に設けられている排熱ダンパ25が開いている
ことより、室外吹出送風機21によってその吸込口22
に吸い取られ、空調換気エレメント13からの汚れた室
内10の空気に吸収されて室外8に排出される。このた
め、圧縮機23の入力が少なくて省エネを計ることがで
きる。
【0029】次に、図2,図8により、この実施例の冬
期暖房時での空調換気運転について説明する。但し、図
8においては、図7に対応する部分には同一符号をつけ
ている。
【0030】図2において、この場合には、例えば他の
空気調和機、図6の暖房機12で暖房運転が行なわれて
おり、室内10の空気が汚れた場合、あるいは換気を必
要とする場合、空調換気運転は次のように行なわれる。
【0031】即ち、除湿切換ダンパ30,31は図1と
同じ状態にある。室内吹出送風機19、室外吹出送風機
21が作動すると、室外8の新鮮な冷たい空気が室内吹
出送風機19によって室外吸込口2から吸い込まれ、吸
込ダクト4、空調換気エレメント13の室外側吸込口1
4、空調換気エレメント13、再熱器としての熱交換器
16、室内吹出送風機19の吸込口20、室内吹出送風
機19、室内吹出口6を通って室内10に送り込まれ
る。一方、室内10の汚れた暖かい空気は室外吹出送風
機21によって室内吸込口7から吸い込まれ、空調換気
エレメント13の室内側吸込口15、空調換気エレメン
ト13、冷却器としての熱交換器18、室外吹出送風機
21の吸込口22、室外吹出送風機21、吹出ダクト
5、室外吹出口3を通って室外8に排出される。
【0032】以上の過程において、室外8の新鮮な冷た
い空気と室内10の汚れた暖かい空気が空調換気エレメ
ント13の直交流により、両者間で熱交換が行なわれ
る。
【0033】かかる換気運転において、空調換気エレメ
ント13と冷凍サイクルの熱交換器とでの最大温度交換
効率が例えば約60%に達すると、図8に示す冷凍サイ
クルが作動し、次のようにして、熱交換器16は再熱器
として、熱交換器18は冷却器として夫々動作する。
【0034】図8において、冷凍サイクルは、四方弁3
4の切換えによるヒートポンプ式であり、この四方弁3
4により、吐出圧力調整弁33が熱交換器16に、熱交
換器18がサクションタンク39に夫々連結される。
【0035】圧縮機23の吐出口から吐出される高圧高
温の冷媒は吐出圧力調整弁33に送られるが、吐出圧力
調整弁33は、まず、閉状態にあり、四方弁34の動作
圧力まで上昇すると、吐出圧力調整弁33が開状態とな
る。これは、圧縮機23がインバーター圧縮機であって
その回転数が低下した場合や、小形圧縮機などであって
冷媒循環量が少ない場合、容易に四方弁34が切り換わ
るようにするためである。
【0036】このとき、二方弁17bは開状態になって
おり、このため、高圧高温の冷媒は吐出圧力調整弁3
3,四方弁34を通って2つの熱交換器16a,16b
に送られる。これにより、これら熱交換器16a,16
bは再熱器として動作する。従って、図2での熱交換器
16は再熱器として動作する。これら熱交換器16a,
16bからの高圧高温の冷媒は、逆止弁35bを通り、
ドライヤー36b、暖房・除湿用のキャピラリー37b
で減圧されて低圧低温の冷媒となる。このとき、二方弁
17aは閉状態にあり、このため、低圧低温の冷媒は伝
熱面積が小さい方の熱交換器18bを通り、四方弁3
4,サクションタンク39から圧縮機23に戻る。これ
により、熱交換器18bが冷却器として動作する。従っ
て、図2における熱交換器18は冷却器として動作する
ことになる。
【0037】そこで、図2においては、室外8からの空
気は再熱器としての熱交換器16でさらに暖められて室
内10に送り込まれ、室内10からの空気は冷却器とし
ての熱交換器18でさらに冷やされて室外8に排出さ
れ、温度交換効率が約100%位になるように自動制御
が行なわれて、室内10の温熱環境に外乱を与えない冬
期暖房時の空調換気運転が行なわれる。
【0038】なお、圧縮機室24内では、有熱ダンパ2
6が開いて排熱ダンパ25が閉じ、これにより、圧縮機
23で発生した熱は、室内吹出送風機19によってその
吸込口20に吸い込まれ、空調エレメント13からの新
鮮な室外8からの空気に吸い取られて室内10に送り込
まれる。このため、室内10の温度交換効率がさらに向
上するとともに、圧縮機23の入力が少なくて省エネを
計ることができる。
【0039】また、夏期冷房時及び冬期暖房時に、室外
吸込口2にフィルタあるいは空気清浄装置(いずれも図
示せず)を挿入することにより、室外8の空気をさらに
新鮮にして室内10に送り込むこともできるし、室外吹
出口3に同様のフィルタあるいは空気清浄装置を挿入す
ることにより、室内10の汚れた空気を清浄し、新鮮な
空気に戻して室外8に排出することもできる。また、室
外吸込口2と室外吹出口3とにフィルタあるいは空気清
浄装置を挿入することにより、新鮮な空気の取込み、排
出ができる。
【0040】次に、図3により、この実施例の梅雨、秋
雨、冬期時などでの除湿または除湿を必要とするときの
除湿運転について説明する。
【0041】図3において、除湿運転では、室内吹出送
風機19と室外吹出送風機21とが作動すると同時に、
除湿切換ダンパ30が室外吸込口2を閉じ、除湿切換ダ
ンパ31も室外吹出口3を閉じて、吸込ダクト4と吹出
ダクト5とが除湿バイパス通路32で連結される。これ
により、室内10からの湿った空気は室外吹出送風機2
1によって室内吸込口7から吸い込まれ、空調換気エレ
メント13の室内側吸込口15、空調換気エレメント1
3、熱交換器18、室外吹出送風機21の吸込口22、
室外吹出送風機21、除湿バイパス通路32、吸込ダク
ト4、空調換気エレメント13の室外側吸込口14、空
調換気エレメント13、熱交換器16、室内吹出送風機
19の吸込口20、室内吹出送風機19及び室内吹出口
6を通って室内10に吹き出される。
【0042】かかる空気の流れが繰り返され、室内吸込
口7から吸い込まれた空気は、空調換気エレメント13
と熱交換器18,16を通ることによって除湿され、室
内吹出口6から室内10に送られる。
【0043】このとき、冷凍サイクルは作動しておら
ず、空調換気エレメント13と熱交換器18,16によ
る最大除湿能力に達すると、冷凍サイクルが作動する。
このときの冷凍サイクルは図8に示した冬期暖房運転の
場合と同様であり、熱交換器18bが冷却器として動作
し、循環して流れる空気をさらに除湿する。これによ
り、室内10の空気の除湿がさらに促進される。従っ
て、梅雨時や秋雨時、早朝の窓ガラスの結露、カビなど
を防止することができる。
【0044】また、圧縮機室24内の排熱ダンパ25が
開いており、これにより、圧縮機23で発生する熱は、
室外吹出送風機21により、その吸込口22に吸い込ま
れて空調換気エレメント13からの除湿された空気に吸
い取られ、室内10に放出される。さらに、再熱器とし
ての熱交換器18と圧縮機23とで発生した熱により、
圧縮機室24内の空気の温度が室内10の温度よりも高
くなると、自動制御により、吹出ダクト5の除湿切換ダ
ンパ31が開となり、室内10からの高温の空気が室外
8に排出されるようになる。これにより、室内10の温
熱環境が乱されない除湿運転が行なわれる。
【0045】また、冷凍サイクルによる除湿運転時に、
圧縮機23を運転停止、または最初から運転停止をすれ
ば、サーキュレータ運転により、室内10の冷房機11
或いは暖房機12(図6)による室内の温度分布を良く
する効果がある。
【0046】なお、以上説明した夏期冷房時の空調換気
運転と、冬期暖房時の空調換気運転及び除湿運転時とで
の冷凍サイクル構成部品において、夏期冷房時の冷却器
としての熱交換器16と冬期暖房及び除湿時の冷却器と
しての熱交換器18とは同一伝熱面積で同一寸法であ
り、また、夏期冷房時の再熱器としての熱交換器18と
冬期暖房時及び除湿時の再熱器としての熱交換器16も
同一伝熱面積で同一寸法である。これは二方弁17a,
17bの切換によって可能としており、これによって熱
バランスが取れ、熱交換器の共用化が図れるものであ
る。しかも、室内吹出送風機19と室外吹出送風機21
との送風量も同一にしており、特に除湿時においても、
仕切板27cで構成される除湿バイパス通路32によっ
て室外吹出送風機21から室内吹出送風機19への通路
が形成されるが、室内吹出送風機19と室外吹出送風機
21とが同一送風量となるから、送風に支障をきたすこ
とがないし、上記の熱バランスが取れ、送風機19,2
1の部品の共用化を図ることができる。
【0047】次に、図4により、この実施例の吸気運転
について説明する。図4において、吸気運転では、室内
吹出送風機19が作動するとともに、除湿切換ダンパ3
0が室外吸込口2を開き、除湿切換ダンパ31が室外吸
込口3を閉じる。これにより、室外8の新鮮な空気が室
内吹出送風機19によって室外吸込口2から吸い込ま
れ、吸込ダクト4、空調換気エレメント13の室外側吸
込口14、空調換気エレメント13、熱交換器16、室
内吹出送風機19の吸込口20、室内吹出送風機19及
び室内吹出口6を通って室内10に送り込まれ、吸気が
行なわれる。
【0048】ここで、夏期冷房時に吸気運転を行なう場
合には、図7に示した構成の冷凍サイクルが動作して、
熱交換器16は冷却器として動作し、冬期暖房時に吸気
運転を行なう場合には、図8に示した構成の冷凍サイク
ルが動作して、熱交換器16は再熱器として動作する。
特に、夏期の吸気運転では、この実施例は、ウィンドフ
ァンとしての機能を発揮する。
【0049】次に、図5により、この実施例の排気運転
について説明する。図5において、排気運転では、室外
吹出送風機21が作動するとともに、除湿切換ダンパ3
0が室外吸込口2を閉じ、除湿切換ダンパ31が室外吹
出口3を開く。これにより、室内10の汚れた空気は室
外吹出送風機21によって室内吸込口7から吸い込ま
れ、空調換気エレメント13の室内側吸込口15、空調
換気エレメント13、熱交換器18、室外吹出送風機2
1の吸込口22、室外吹出送風機21及び吹出ダクト5
を通って室外吹出口3から室外8に排出され、排気が行
なわれる。
【0050】図9は図2に示した冬期暖房時の冷凍サイ
クル運転中及び図3に示した除湿時の冷凍サイクル運転
中に冷却器18bに霜が付着したときの除霜運転での冷
凍サイクルを示すものであって、38は除霜運転切換二
方弁であり、図7,図8に対応する部分には同一符号を
つけている。
【0051】図9において、冷凍サイクル運転時に吸込
み空気温度が低いとき、冷却器としての熱交換器18b
に霜が付着するが、これを除くのが、ここで説明する除
霜運転である。図8に示した冷凍サイクルが動作中に熱
交換器18bに霜が付着すると、除霜運転切換二方弁3
8が開状態となり、除霜運転が次のように開始する。即
ち、圧縮機23から吐出される高圧高温の冷媒は、吐出
圧力調整弁33,四方弁34,再熱器としての熱交換器
16,逆止弁35bを通り、除霜運転切換二方弁38か
ら冷却器として動作していた熱交換器18bに流れ、四
方弁34及びサクションタンク39を通って圧縮機23
に戻る。このように冷媒の流れが繰り返されるが、この
とき、冷却器であったために霜が付着していた熱交換器
18bが再熱器として動作することになり、これによっ
てこの霜が蒸発して除かれる。霜が除かれてしまうと、
再び図8に示した冷凍サイクルが動作する状態に切り替
わる。
【0052】なお、かかる除霜運転時では、除湿切換ダ
ンパ30,31によって室外吸込口2、室外吹出口3が
夫々閉じ、これにより、これからの外気などの侵入が防
止される。
【0053】図10は夏期冷房試験の温度交換効率ηt
〔%〕及びエンタルピ交換効率ηi〔%〕の実験例を示
す図であり、横軸に室内空気吸込み温度T1〔℃〕、縦
軸に温度交換効率ηt〔%〕及びエンタルピ交換効率η
i〔%〕をとり、室内湿度を70%RH、室外温度を3
2℃、室外湿度を61〜70%RHに設定し、室内空気
吸込み温度を17.5〜27℃、室内湿度を50%RH
としている。
【0054】かかる夏期冷房試験では、空調換気エレメ
ント13と冷凍サイクルの熱交換器16,18のみの温
度交換効率ηtは55〜60%、エンタルピ交換効率η
iは35〜55%であり、冷凍サイクル運転時の温度交
換効率ηtは73〜90%、エンタルピ交換効率ηiは
70〜85%であって、室外温度を32℃一定として室
温が高くなるにつれて温度交換効率ηt及びエンタルピ
交換効率ηiは大きくなる傾向になっている。いま、室
内設定温度27℃に設定した冷房機は、換気運転時のロ
スが約10%、このときの室内空気吹出し温度は27.
5℃であり、室内の温熱環境を乱さないで換気運転がで
きる。また、エンタルピ交換効率ηiが80%で経済的
効果も大きい。
【0055】図11は冬期暖房試験の温度交換効率ηt
〔%〕及びエンタルピ交換効率ηi〔%〕の実験例を示
す図であり、横軸に室内空気吸込み温度T1〔℃〕、縦
軸に温度交換効率ηt〔%〕及びエンタルピ交換効率η
i〔%〕をとり、室外温度を5℃、室外湿度を75〜7
9%RHに設定し、室内空気吸込み温度を15.5〜2
6℃、室内湿度を50%RHとしている。
【0056】かかる冬期暖房試験では、空調換気エレメ
ント13と冷凍サイクルの熱交換器16,18のみの温
度交換効率ηtは68〜85%、エンタルピ交換効率η
iは45〜79%であった。
【0057】このように温度交換効率ηt〔%〕,エン
タルピ交換効率ηi〔%〕が大きくなる理由は、室内1
0と室外8との温度差が大きいため、空調換気エレメン
ト13の前後にある冷凍サイクルの熱交換機16,18
中に密封されている停止状態の冷媒に熱が伝達され、室
内空気吹出し温度T4 が高くなっているからである。
【0058】冷凍サイクル運転時の温度交換効率ηtは
118〜150%、エンタルピ交換効率ηiは96〜1
24%になっており、室外温度が5℃一定で室温が高く
なるにつれ、温度交換効率ηt及びエンタルピ交換効率
ηiは小さくなる傾向になっている。従って、温度交換
効率ηtが100%になるように自動換気運転を行なえ
ば、室内の温熱環境を乱さないで換気運転ができ、しか
も、エンタルピ交換効率ηiも高いので、経済的効果も
大である。
【0059】なお、図10、図11に示される温度交換
効率ηt、エンタルピ交換効率ηiは次の数1,数2に
より求めた。
【0060】
【数1】
【0061】ηt;温度交換効率 〔%〕 T1 ;室内空気吸込み温度 〔℃〕 T3 ;室外空気吸込み温度 〔℃〕 T4 ;室内空気吹出し温度 〔℃〕
【0062】
【数1】
【0063】ηi;エンタルピ交換効率 〔%〕 i1 ;室内空気吸込みエンタルピ 〔kcal/kg〕 i3 ;室外空気吸込みエンタルピ 〔kcal/kg〕 i4 ;室内空気吹出しエンタルピ 〔kcal/kg〕 以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこ
の実施例のみに限定されるものでない。例えば、ユニッ
ト本体1は、天井埋込形に限らず、天井取付形、壁取付
形、壁埋込形としてもよい。
【0064】また、例えば、室内、室外のCO、C
2、O2、タバコの煙、台所等で発生する煙、またはそ
の他の煙、臭気をセンサー等で感知して空調換気運転を
行なうようにすることができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
空調換気エレメントと冷凍サイクルを搭載して1つのユ
ニット本体内に収納され、各ダンパにより、夏期冷房
時、冬期冷房時に空調エレメントと冷凍サイクルの熱交
換器とでの最大温度交換率50〜60%に達すると冷凍
サイクルが作動し、冷却器及び再熱器で温度交換効率が
約100%に常に保つように自動制御を行なうので、室
内の温度環境に外乱を与えない空調換気運転ができる。
【0066】また、除湿機能についても、空調換気エレ
メントと冷凍サイクルの熱交換器とでの最大除湿能力に
達すると、冷凍サイクルが作動し、冷却器でさらに除湿
されて室内の除湿を促進するとともに、圧縮機及び再熱
器で発生した熱が室温より高温になると、自動制御によ
り高温な空気が室外に排出されるので、室内の温熱環境
を乱さないで除湿運転を行なうことができる。さらに、
サーキュレート運転、吸気運転、排気運転もダンパを切
換えるのみでできるし、冷凍サイクル作動時の空調換気
運転、除湿運転において、圧縮機から発生する熱を、排
熱ダンパ、有熱ダンパで室外に排出、室内に取り込むこ
とにより、有効に利用するため、圧縮機の入力の低減及
び省エネを計ることができる。
【0067】また、吐出圧力調整弁により、インバータ
ー圧縮機の回転数の低下時及び小形圧縮機の小容積に対
応して、四方弁を容易に切り換えることができる。
【0068】さらに、冷凍サイクルの構成部品では、2
つの二方弁の切換えにより、夏期冷房時の冷却器と冬期
暖房時及び除湿時の冷却器は同一伝熱面積で同一寸法
に、また、夏期冷房時の再熱器と冬期暖房時及び除湿時
の再熱器も同一伝熱面積で同一寸法になるようにしてい
るから、冷却器,再熱器としての熱交換器の共用化を図
ることができるし、室内吹出送風機と室外吹出送風機と
の送風量を同一にして、送風機部品の共用化を図ること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空調換気機能付き除湿ユニットの
一実施例の構成とその夏期冷房時の空調換気運転動作を
示す図である。
【図2】図1で示した実施例の冬期暖房時の空調換気運
転動作を示す図である。
【図3】図1で示した実施例の除湿運転動作を示す図で
ある。
【図4】図1で示した実施例の吸気運転動作を示す図で
ある。
【図5】図1で示した実施例の排気運転動作を示す図で
ある。
【図6】本発明による空調換気機能付き除湿ユニットの
設置状態の一例を示す図である。
【図7】図1に示した実施例の空調換気動作時での冷凍
サイクルを示す図である。
【図8】図2または図3に示した実施例の空調換気動作
時での冷凍サイクルを示す図である。
【図9】図3または図4に示した実施例の運転状態での
除霜運転動作を示す図である。
【図10】本発明のよる空調換気機能付き除湿ユニット
の夏期冷房試験の温度交換効率、エンタルピ交換効率の
実験値を示す図である。
【図11】本発明のよる空調換気機能付き除湿ユニット
の冬期暖房試験の温度交換効率、エンタルピ交換効率の
実験値を示す図である。
【符号の説明】
1 ユニット本体 2 室外吸込口 3 室外吹出口 4 吸込ダクト 5 吹出ダクト 6 室内吹出口 7 室内吸込口 8 室外 10 室内 11 冷房機 12 暖房機 13 空調換気エレメント 16,16a,16b 熱交換器 17a,17b 二方弁 18,18a,18b 熱交換器 19 室内吹出送風機 21 室外吹出送風機 23 圧縮機 25 排熱ダンパ 26 有熱ダンパ 30,31 除湿切換ダンパ 32 除湿バイパス回路 33 吐出圧力調整弁 34 四方弁 35a,35b 逆止弁 37a 冷房用キャピラリー 37b 暖房・除湿用キャピラリー 38 除霜運転切換二方弁 39 サクションタンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石塚 貴寿 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所栃木工場内 (72)発明者 石川 泰夫 宮城県仙台市青葉区中山七丁目2番1号 東北電力株式会社応用技術研究所内 (72)発明者 佐藤 明郎 宮城県仙台市青葉区中山七丁目2番1号 東北電力株式会社応用技術研究所内 (72)発明者 対馬 正秋 宮城県仙台市青葉区中山七丁目2番1号 東北電力株式会社応用技術研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外吸込口と吸込ダクトを介して第1の
    吸込口が連結された空調換気エレメントと、該空調換気
    エレメントの該第1の吸込口から吸い込まれた空気を排
    出する第1の排出口側に配置された冷凍サイクルの第
    1,第2の熱交換器と、該第1,第2の熱交換器からの
    空気を室内吹出口から吹き出させる室内吹出送風機とで
    第1の空気通路が形成され、 室内吸込口に第2の吸入口が連結された該空調換気エレ
    メントと、該空調換気エレメントの該第2の吸入口から
    吸い込まれた空気を排出する第2の排出口側に配置され
    た該冷凍サイクルの第3,第4の熱交換器と、該該第
    3,第4の熱交換器からの空気を吹出ダクトを介して室
    外吹出口から吹き出させる室外吹出送風機とで第2の空
    気通路が形成され、 該冷凍サイクルでは、該第1,第2の熱交換器が並列に
    配置されて冷媒を分流し、該第3,第4の熱交換器が並
    列に配置されて冷媒を分流し、かつ、開状態で該第1の
    熱交換器に該冷媒を通過させ、閉状態で該第1の熱交換
    器への該冷媒の通過を阻止する第1の二方弁と、開状態
    で該第3の熱交換器に該冷媒を通過させ、閉状態で該第
    3の熱交換器への該冷媒の通過を阻止する第2の二方弁
    とを設けたことを特徴とする空調換気機能付き除湿ユニ
    ット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1,第3の熱交換器は同一伝熱面積,同一寸法で
    あって、前記第2,第4の熱交換器は同一伝熱面積,同
    一寸法であり、 かつ、前記室内吹出送風機と前記室外吹出送風機との送
    風量が同一であることを特徴とする空調換気機能付き除
    湿ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記冷凍サイクルの圧縮機と冷媒の流れ方向を切り替え
    る四方弁との間に吐出圧力調整弁を設けたことを特徴と
    する空調換気機能付き除湿ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3において、 夏期冷房時、前記第1の二方弁を閉状態,前記第2の二
    方弁を開状態として、前記第2の熱交換器を冷却器,前
    記第3,第4の熱交換器を再熱器として夫々動作させ、 冬期暖房時、前記第1の二方弁を開状態,前記第2の二
    方弁を閉状態として、前記第1,第2の熱交換器を再熱
    器,前記第4の熱交換器を冷却器として夫々動作させ、 夫々、室外からの空気を前記第1の空気通路を介して前
    記室内吹出口から室内に送り込み、室内からの空気を前
    記第2の空気通路を介して前記室外吹出口から室外に排
    出することにより、室内の換気冷房,換気暖房を可能と
    したことを特徴とする空調換気機能付き除湿ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記冷凍サイクルの圧縮機で発生する熱を、前記夏期冷
    房時では、前記室外吹出送風機によって前記室外吹出口
    から室外に排出し、冬期暖房時では、前記室内吹出送風
    機によって室内吹出口から室内に取り込むことを特徴と
    する空調換気機能付き除湿ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3または4において、 前記空調換気エレメントの前記第1の吸込口と前記空調
    換気エレメントの前記第2の排出口側に配置された前記
    第3,第4の熱交換器の空気排出口とを連結するバイパ
    ス通路と、 前記室外吸入口と該バイパス通路の一端とのいずれか一
    方を選択的に遮断する第1の切換ダンパと、 前記室外吹出口と該バイパス通路の他端とのいずれか一
    方を選択的に遮断する第2の切換ダンパとを設けたこと
    を特徴とする空調換気機能付き除湿ユニット。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記第1の切換ダンパで前記室外吸込口を遮断し、前記
    第2の切換ダンパで前記室外吹出口を遮断することによ
    り、前記室内吸込口から前記空調換気エレメント、前記
    第3,第4の熱交換器、前記室外吹出送風機、前記バイ
    パス通路、前記空調換気エレメント、前記第1,第2の
    熱交換器、前記室内吹出送風機を経て、前記室内吹出口
    に至る第3の通路が形成されることを特徴とする空調換
    気機能付き除湿ユニット。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記第2の熱交換器を冷却器として動作させ、除湿運転
    を行なうことを特徴とする空調換気機能付き除湿ユニッ
    ト。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記冷凍サイクルの前記圧縮機で発生する熱は前記室外
    吹出送風機によって吸い取られ、前記再熱器としての前
    記第3,第4の熱交換器や前記圧縮機の温度が室内温度
    よりも高くなったときには、前記第2の切換ダンパが前
    記バイパス通路を遮断することにより、前記室外吹出送
    風機が前記室外吹出口から空気を排出することを特徴と
    する空調換気機能付き除湿ユニット。
  10. 【請求項10】 請求項7において、 送風運転のみを行なう場合には、サーキュレートの機能
    となり、室内の空気循環を行なうことを特徴とする空調
    換気機能付き除湿ユニット。
  11. 【請求項11】 請求項6において、 前記第2の切換ダンパで前記室外吹出口を遮断し、前記
    第1の切換ダンパで前記バイパス通路を遮断して前記第
    1の空気通路のみを形成し、前記室内吹出送風機の運転
    により室外の空気を室内に送り込む吸気運転を行なうこ
    とを特徴とする空調換気機能付き除湿ユニット。
  12. 【請求項12】 請求項6において、 前記第1の切換ダンパで前記室外吸込口を遮断し、前記
    第2の切換ダンパで前記バイパス通路を遮断して前記第
    2の空気通路のみを形成し、前記室外吹出送風機の運転
    により室内の空気を室外に排出する排気運転を行なうこ
    とを特徴とする空調換気機能付き除湿ユニット。
  13. 【請求項13】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11または12において、 運転停止時、前記第1の切換ダンパが前記室外吸込口
    を,前記第2の切換ダンパが前記室外吹出口を夫々遮断
    し、外気などの侵入を防止可能としたことを特徴とする
    空調換気機能付き除湿ユニット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100840999B1 (ko) * 2005-10-24 2008-06-24 허지웅 외기흡입장치가 구비된 코너 스탠드형 에어컨
CN111140976A (zh) * 2020-01-17 2020-05-12 珠海格力电器股份有限公司 新风空调***及其控制方法
CN111365773A (zh) * 2020-04-15 2020-07-03 江苏致远高科能源科技有限公司 一种温湿度独立控制空调***的末端装置及其控制方法

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