JPH06122677A - 光学活性なカルボン酸アミド誘導体 - Google Patents

光学活性なカルボン酸アミド誘導体

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JPH06122677A
JPH06122677A JP5160550A JP16055093A JPH06122677A JP H06122677 A JPH06122677 A JP H06122677A JP 5160550 A JP5160550 A JP 5160550A JP 16055093 A JP16055093 A JP 16055093A JP H06122677 A JPH06122677 A JP H06122677A
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JP
Japan
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compound
acid
reaction
pyr
pip
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Application number
JP5160550A
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English (en)
Inventor
Atsusuke Terada
敦祐 寺田
Yoshio Iizuka
義夫 飯塚
Kazuyuki Wachi
一之 和智
Genji Fujibayashi
玄二 藤林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06122677A publication Critical patent/JPH06122677A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D279/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one nitrogen atom and one sulfur atom as the only ring hetero atoms
    • C07D279/101,4-Thiazines; Hydrogenated 1,4-thiazines
    • C07D279/121,4-Thiazines; Hydrogenated 1,4-thiazines not condensed with other rings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/04Centrally acting analgesics, e.g. opioids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】一般式(I)を有する光学活性なカルボン酸ア
ミド誘導体またはその薬理上許容される塩、および当該
化合物を有効成分として含有する鎮痛剤。 [R1 :H,ハロゲン原子;R2 :ハロゲン原子;R
3 :ピロリジノ基,ピぺリジノ基;Y:メチレン基,カ
ルボニル基;n:1−2] 【効果】一般式(I)の化合物は、κ−レセプターに対
し強い親和性を有し、副作用の少い鎮痛剤として有用で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、極めて優れた鎮痛作用
を有し、かつ、毒性の低い光学活性なカルボン酸アミド
誘導体又はその薬理上許容される塩に関する。
【0003】
【従来の技術】中枢には鎮痛作用に関与するレセプター
として、μ、κおよびδの存在が明らかにされている。
この中で、κ−レセプターに親和性を有するアゴニスト
が強い鎮痛作用を示し、μ−レセプターアゴニストのモ
ルヒネ等に見られる依存性、耐性形成作用、呼吸抑制作
用、平滑筋運動抑制作用等の副作用を示さないと言われ
ている。従って、強い鎮痛作用を示し、副作用が少ない
κ−レセプターアゴニストの開発が望まれている。
【0004】そして、本発明者等は、長年に亘り、一連
の複素環化合物を製造し、これらの薬理作用を検討して
きた結果、優れた鎮痛作用を有するカルボン酸アミド誘
導体又はその薬理上許容される塩を見出し、特許出願を
した[特開平第3−163068(平成3年7月15
日)号公報]。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、上記特
許出願に包含される化合物の、特異な立体配位を有する
光学活性なカルボン酸アミド誘導体が、ラセミ体及び他
の異性体に比較し、κ−レセプターアゴニストとして、
特に強い鎮痛作用を示し、副作用も少なく、鎮痛剤とし
て実用的であることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【発明を解決するための手段】本発明の光学活性なカル
ボン酸アミド誘導体は、一般式
【0008】
【化2】
【0009】を有する。
【0010】上記式中、R1 は、水素原子またはハロゲ
ン原子を示し、R2 は、ハロゲン原子を示し、R3 は、
ピロリジノ基またはピペリジノ基を示し、Yは、メチレ
ン基またはカルボニル基を示し、nは、1乃至2を示
す。
【0011】又、本発明の鎮痛剤又はκ−レセプターア
ゴニストは、上記化合物又はその薬理上許容される塩を
有効成分として含有する。
【0012】R1 およびR2 のハロゲン原子は、例え
ば、弗素、塩素、臭素、沃素原子であり得、好適には、
弗素原子または塩素原子であり、特に好適には、塩素原
子である。
【0013】前記一般式(I)を有する化合物は、必要
に応じて、常法に従って、薬理上許容される塩に変換す
ることができる。
【0014】そのような塩は、例えば、塩酸、臭化水素
酸、沃化水素酸、硫酸、リン酸のような鉱酸との塩、メ
タンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸、シュウ酸、フマール酸、
マレイン酸、コハク酸、マンデル酸、クエン酸、酒石酸
のような有機酸との塩であり得、好適には、塩酸、メタ
ンスルホン酸、フマール酸またはコハク酸との塩であ
る。
【0015】前記一般式(I)を有する化合物におい
て、好適には、 (1)R1 が水素原子、弗素原子または塩素原子である
化合物、 (2)R1 が弗素原子または塩素原子である化合物、 (3)R1 が塩素原子である化合物、 (4)R2 が、弗素原子または塩素原子である化合物、 (5)R2 が塩素原子である化合物 (6)R3 がピロリジノ基である化合物 (7)Yがメチレン基である化合物、 (8)nが1である化合物 を挙げることができる。
【0016】本発明の一般式(I)を有する化合物は、
以下の方法に従って容易に製造される。
【0017】〔A法〕
【0018】
【化3】
【0019】上記式中、R1 、R2 、R3 、Yおよびn
は、前述したものと同意義を示す。
【0020】A法は、化合物(I)を製造する方法であ
る。
【0021】STEP A1は、一般式(I)を有する
化合物を製造する工程で、不活性溶剤中、一般式(I
I)を有する化合物又はその反応性誘導体と一般式(I
II)を有する化合物を反応させ、得られた異性体の混
合物を分離することによって達成される。
【0022】化合物(II)又はその反応性誘導体と化
合物(III)の反応は、例えば、酸ハライド法、混合
酸無水物法、活性エステル法又は縮合法によって行われ
る。
【0023】酸ハライド法は、一般式(II)を有する
化合物を、ハロゲン化剤(例えば、チオニルクロリド、
五塩化リン等)と反応させ、酸ハライドを製造した後、
一般式(III)を有する化合物と不活性溶剤中、塩基
の存在下または非存在下、反応させることにより達成さ
れる。使用される塩基は、例えば、トリエチルアミン、
N−メチルモルホリン、ピリジン、4−ジメチルアミノ
ピリジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウン
デサ−7−エン(DBU)のような有機アミン類、重
曹、重炭酸カリウムのようなアルカリ金属重炭酸塩、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸
塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアルカ
リ金属水酸化物であり得、好適には、有機アミンであ
る。使用される不活性溶剤は、反応に関与しなければ、
特に制限されず、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、
ベンゼン、トルエン、キシレンのような炭化水素類、ジ
クロルメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジ
クロルエタンのようなハロゲン化炭化水素類、エ−テ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ−テル
類、アセトンのようなケトン類、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル
−2−ピロリドン、ヘキサメチルホスホルアミドのよう
なアミド類、ジメチルスルホキシドのようなスルホキシ
ド類であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類または
エ−テル類である。反応温度は、原料化合物(II)、
(III)及び溶媒の種類等により異なるが、ハロゲン
化剤と化合物(II)との反応及び酸ハライドと化合物
(III)との反応共、通常−20℃乃至150℃であ
り、好適には、ハロゲン化剤と化合物(II)との反応
は室温付近であり、酸ハライドと化合物(III)との
反応は0℃乃至100℃である。反応時間は、反応温度
等により異なるが、通常30分間乃至24時間(好適に
は、1乃至10時間)である。
【0024】混合酸無水物法は、クロル炭酸エチル、ク
ロル炭酸イソブチルのような炭酸(C1 −C4 アルキ
ル)ハライドと化合物(II)を反応させ、混合酸無水
物を製造した後、化合物(III)と反応させることに
より達成される。混合酸無水物を製造する反応は、炭酸
(C1 −C4 アルキル)ハライドと化合物(II)を反
応させることにより行われ、好適には、不活性溶剤中、
塩基の存在下に行われる。使用される塩基及び不活性溶
剤は、上記の酸ハライド法で使用されるものと同様であ
る。反応温度は、原料化合物(II)及び溶媒の種類等
により異なるが、通常−20℃乃至50℃(好適には、
0℃乃至30℃)であり、反応時間は、反応温度等によ
り異なるが、通常30分間乃至24時間(好適には、1
乃至10時間)である。
【0025】混合酸無水物と化合物(III)との反応
は、好適には、不活性溶剤中で、塩基の存在下または非
存在下で行われ、使用される塩基及び不活性溶剤は、上
記の酸ハライド法で使用されるものと同様である。反応
温度は、原料化合物(III)及び溶媒の種類等により
異なるが、通常−20℃乃至100℃(好適には、0℃
乃至室温)であり、反応時間は、反応温度等により異な
るが、通常30分間乃至24時間(好適には、1乃至1
0時間)である。また、本方法は、化合物(II)、化
合物(III)及び炭酸(C1 −C4 アルキル)ハライ
ドを共存させ、混合酸無水物を単離しなくても、好適に
行われる。
【0026】活性エステル法は、縮合剤(例えば、ジシ
クロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾ−
ル等)の存在下、化合物(II)を活性エステル化剤
(例えば、N−ヒドロキシサクシンイミド、N−ヒドロ
キシベンゾトリアゾ−ルのようなN−ヒドロキシ化合物
等)と反応させるか、化合物(II)を活性エステル化
剤(例えば、ジエチルシアノリン酸のようなジ(C1
4 アルキル)シアノリン酸またはジフェニルホスホリ
ルアジド、ジナフチルホスホリルアジドのようなジアリ
ールホスホリルアジド等)と反応させ、活性エステルを
製造した後、化合物(III)と反応させることにより
達成される。活性エステルを製造する反応は、好適に
は、不活性溶剤中で行われ、使用される不活性溶剤は、
上記の酸ハライド法で使用されるものと同様である。反
応温度は、原料化合物(II)、(III)及び溶媒の種
類等により異なるが、活性エステル化反応では、通常−
20℃乃至50℃(好適には、−10℃乃至30℃)で
あり、活性エステル化合物と化合物(III)との反応
では、−20℃乃至50℃(好適には、0℃乃至30
℃)であり、反応時間は、反応温度等により異なるが、
両反応とも30分間乃至24時間(好適には、1乃至1
0時間)である。また、本方法は、化合物(II)、化
合物(III)及び活性エステル化剤を共存させ、活性
エステルを単離しなくても、好適に行われる。
【0027】縮合法は、縮合剤(例えば、ジシクロヘキ
シルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾ−ル、1−
(N、N−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカル
ボジイミド塩酸塩、トリフェニルホスフィンー2,2’
−ピリジンジスルフィド等)の存在下、化合物(II)
と化合物(III)を直接反応させることにより行われ
る。本反応は、前記の活性エステルを製造する反応と同
様に行われる。
【0028】反応終了後、各反応の目的物は、常法に従
って反応混合物から採取される。例えば、析出してくる
結晶を瀘取することまたは水を加え、酢酸エチルのよう
な水不混合性有機溶媒で抽出し、乾燥した後、抽出溶媒
を留去することにより得ることができ、必要ならば常
法、例えば、再結晶、カラムクロマトグラフィ−等でさ
らに精製することができる。
【0029】上記反応で得られた異性体の混合物の分離
は、常法の光学分割法に従って行われる。例えば、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィ−(移動相:酢酸エチル
/トリエチルアミン=50−100/1)に付すことに
より分離される。
【0030】また、化合物(II)を光学分割して得ら
れる一般式(IIa)を有する光学異性体を、化合物
(III)と反応させることによっても、目的化合物
(I)を得ることができる。
【0031】
【化4】
【0032】化合物(II)の光学分割は、常法に従っ
て行われる。例えば、分離剤として、ブルシンを用い、
エチルエ−テル、イソプロピルエーテルのようなエ−テ
ル系溶剤(好適には、イソプロピルエーテル)とアセト
ンのようなケトン系溶剤(好適には、アセトン)の混合
溶剤から再結晶することにより行われる。化合物(II
a)と化合物(III)の反応は、上述の化合物(I
I)と化合物(III)の反応と同様の方法で行われる
が、好適には、混合酸無水物法、活性エステル法または
縮合法である。A法の原料化合物(II)は、公知か、
公知の方法にしたがって容易に製造される(例えば、特
開平2−149560号公報等)。
【0033】
【発明の効果】本発明の前記一般式(I)を有する化合
物は、以下に示すように優れた鎮痛作用を有し、依存
性、耐性形成作用、呼吸抑制作用、平滑筋運動抑制作用
のような副作用を示さず、鎮痛剤として極めて有用であ
る。
【0034】
【試験例1】マウスにおけるパラ−フェニルキノン苦悶試験(皮下) ジーグモンド(Siegmund)らの方法[プロシーデング・ソ
サイエティ・エクスペリメンタル・バイオロジー・メデ
イスン,第95巻,729頁(1957 年):Proc. Soc. E
xptl. Biol. Med., 95, 729 (1957)] に準じて行なっ
た。即ち、実験前日より約16時間絶食させた体重約2
0gの雄性のddy マウス(日本エスエルシ)を、一群5
〜10匹用いた。被検化合物を生理的食塩液に溶解し、
皮下注射した後、15分に0.03%のパラ−フェニル
キノンを0.1ml/マウス宛て腹腔内注射し、その5
分後から10分間マウスが行なう苦悶反応(ライジング
反応)の数を計測した。生理的食塩液のみを注射した対
照群の平均苦悶反応数の1/2以下に減少したマウスを
鎮痛作用有効動物と規定し、各薬用量につき有効動物数
/使用動物数を求め、プロピット法によりED50(50
%有効薬用量)を算出した。
【0035】
【試験例2】受容体親和性試験 (1)脳粗膜標品の調製 パステルナーク(Pasuternak)らの方法[モレキュラー・
ファーマコロジー,第11巻,340頁(1975):Mol. P
harmacol., 11, 340(1975)] に従って実施した。即ち、
体重400−700gのハートレー系雄性モルモット
(日本エスエルシー)の小脳を除去した全脳を、30倍
容の氷冷した50mMトリスバッファー(pH7.4)中でポリ
トロンを用いてホモゲナイズした後、49,000×gで15
分間遠心分離し、沈澱したペレットを同一バッファーで
再懸濁させた。その懸濁液を37℃で30分間インキュ
ベートした後、再び同一条件で遠心分離し、その沈澱を
30倍容のバッファーに懸濁させて、−80℃で保存し
た。使用時には融解した後、ダウンス型ホモジナイザー
で均一化し、最終蛋白濃度が0.5mg/ml となるように
希釈した。 (2)κ(カッパー)受容体への結合 マグナン(Magnan)らの方法[アチーブ・ファーマコロジ
ー,第319巻,197頁(1982 年):Arch. Pharmaco
l., 319, 197(1982)] に準じて行なった。即ち、トリチ
ュームで標識した0.6nMのエチルケトサイクラゾシン
をリガンドとして、その脳膜標品への結合は、μ及びδ
受容体を100nMのDAGO(D-Ala2 ,MePhe4 ,Gly-oL5
エンケファリン)及び10nMのDADLE([D-Ala2 ,D-Le
u5]−エンケファリン)を加えて飽和させた条件で実施
した。脳膜標品と標識及び非標識リガンド、被検化合物
を1mlのトリスバッファー中で、25℃で45分間イン
キュベートした後、5mlの氷冷バッファーを加えてワッ
トマンGF/B濾紙を用い減圧下に濾過し、2回洗浄した。
濾紙に結合した標識リガンドを乳化シンチレータ(ACS-I
I)を加えて一夜放置した後、液体シンチレーションカウ
ンターで測定した。受容体に対する被検化合物の親和性
は標識したリガンドの50%結合阻害率を示す濃度(IC
50,nM) で表示した。 (3)μ(ミュー)受容体への結合 前記したマグナン(Magnan) らの方法に準じて行なっ
た。即ち、トリチュームでラベルした1nMのDAGOをリガ
ンドに用いて、κ受容体への結合実験と同様な操作を行
なった。また被検化合物の親和性も同一表示法で示し
た。試験例1〜2の結果を表1に示す。
【0036】
【表1】 ─────────────────────────────────── 鎮痛作用 オピオイド (ED50,μg/kg s.c.) 受容体結合 化合物 フェニルキノン (IC50,nM) 苦悶試験 κ μ ─────────────────────────────────── 実施例1の化合物(3R,1S) 1.3 0.44 300 相当する(3S,1R) 10900 21000 12000 相当する(3R,1R) 23900 3500 32000 相当する(3S,1S) 7800 920 15000 実施例2の化合物 0.6 0.46 330 実施例3の化合物 13.0 1.70 1800 ---------------------------------------------------------------------- 化合物A*) 490 9.92 636 Morphine HCI 480 552 5.1 ─────────────────────────────────── 化合物A:トランス−N−[2−(1−ピロリジニル)
シクロヘキシル]−N−メチル−2−(3,4−ジクロ
ルフェニル)アセトアミド
【0037】
【試験例3】マウスにおけるパラ−フェニルキノン苦悶試験(経口) ジーグモンド(Siegmund)らの方法[プロシーデング・ソ
サイエティ・エクスペリメンタル・バイオロジー・メデ
イスン,第95巻,729頁(1957 年):Proc. Soc. E
xptl. Biol. Med., 95, 729(1957)]に準じて行なった。
即ち、実験前日より約16時間絶食させた体重約20g
の雄性のddy マウス(日本エスエルシ)を一群5〜10
匹用いた。被検化合物を、0.5%トラガントに溶解
し、経口投与した後、15分に0.03%のパラ−フェ
ニルキノンを0.1ml/マウス宛て腹腔内注射し、そ
の5分後から10分間マウスが行なう苦悶反応(ライジ
ング反応)の数を計測した。生理的食塩液のみを注射し
た対照群の平均苦悶反応数の1/2以下に減少したマウ
スを鎮痛作用有効動物と規定し、各薬用量につき有効動
物数/使用動物数を求め、プロピット法によりED
50(50%有効薬用量)を算出した。
【0038】試験例3の結果を表2に示す。
【0039】
【表2】 ────────────────────────────────── 鎮痛作用(経口) (ED50、mg/kg) 試験化合物 フェニルキノン苦悶試験 ────────────────────────────────── 実施例1の化合物 0.011 実施例1の化合物に相当するラセミ体 0.18 実施例2の化合物 0.031 実施例2の化合物に相当するラセミ体 0.79 実施例3の化合物 0.29 実施例3の化合物に相当するラセミ体 1.22 ────────────────────────────────── 化合物(I)を鎮痛剤として用いる場合、それ自体ある
いは適宜の薬理学的に許容される担体、賦形剤、希釈剤
等と混合し、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、シロッ
プ剤、注射剤、坐剤、軟膏剤、クリーム剤、貼付剤等の
医薬組成物として経口的または非経口的(静脈内、筋肉
内、経腸等)に投与することができる。投与量は対象疾
患の状態、投与方法により異なるが、経口投与では通常
1回量0.001乃至100mg、とりわけ約0.01
乃至10mgが、静脈内又は筋肉内投与では1回量約
0.001乃至10mg、とりわけ約0.002乃至5
mgが好ましく、これらの薬用量を症状に応じて1日1
乃至数回投与するのが望ましい。以下に実施例及び参考
例を示して本発明をさらに詳細に説明するが本発明の範
囲はこれに限定されるものではない。
【0040】
【実施例1】(3R)−3−(1−ピロリジニル)メチル−4−
[(1S)−5,6−ジクロロ−1−インダンカルボニ
ル]チオモルホリン・塩酸塩 (R)−3−(1−ピロリジニル)メチルチオモルホリ
ン1.96g及びトリエチルアミン1.67mlを含む塩
化メチレン30ml溶液に、窒素気流下、−10℃にて、
1−(5,6−ジクロロインダン)カルボン酸クロリド
2.74gを溶解した塩化メチレン30ml溶液を滴下し
た。同温度で、20分間攪拌し、更に室温にて、1時間
30分攪拌した。反応物を飽和重曹水に投入し、塩化メ
チレンにて抽出し、抽出液を飽和食塩水にて洗浄し、無
水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶剤を留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(移動相:酢酸エ
チル/トリエチルアミン=50/1)に付し、先に溶出
する画分から目的化合物のフリー体1.52gを得た。
これを過剰の塩化水素を含むジオキサン溶液に加え、室
温で30分間攪拌し、溶剤を留去して目的化合物1.5
5gを得た。 融点:245−248℃ 〔α〕D 25 +2.0°(c=1.0,メタノール) 元素分析値:C20H25Cl3N2OS として 理論値:C, 52.36%; H, 5.78%; Cl, 24.40%; N, 6.43%;
S, 7.36% 分析値:C, 52.40%; H, 5.79%; Cl, 24.33%; N, 6.39%;
S, 7.18% また、カラムクロマトグラフィーにおいて後に流出する
画分から目的化合物のフリー体の光学異性体(R,R)
1.09gを得た。これを上記と同様に塩化水素と処理
して、目的化合物の光学異性体1.12gを得た。 融点:230−232℃ 〔α〕D 25 −125.4°(c=1.0,メタノール) 元素分析値:C20H25Cl3N2OS として 理論値:C, 52.36%; H, 5.78%; Cl, 24.40%; N, 6.43%;
S, 7.36% 分析値:C, 52.39%; H, 5.73%; Cl, 24.18%; N, 6.42%;
S, 7.54%
【0041】
【実施例2】(3R)−3−(1−ピロリジニル)メチル−4−
[(1S)−3−オキソ−5,6−ジクロロ−1−イン
ダンカルボニル]チオモルホリン・塩酸塩 (3R)−3−(1−ピロリジニル)メチルチオモルホ
リン1.0g、トリエチルアミン2.0ml及び3−オキ
ソ−5,6−ジクロロ−1−インダンカルボン酸クロリ
ド3.0gを用いて、実施例1と同様の反応を行い、カ
ラムクロマトグラフィー(移動相:酢酸エチル/トリエ
チルアミン=100/1)にて分離し、先に溶出する画
分から目的化合物のフリー体0.82gを得た。これを
実施例1の後段と同様に塩化水素と処理し、目的化合物
0.85gを得た。 融点:257−261℃ 〔α〕D 25 +26.8°(c=2.0,メタノール) 元素分析値:C19H23Cl3N2O2Sとして 理論値:C, 50.73%; H, 5.15%; Cl, 23.64%; N, 6.23%;
S, 7.13% 分析値:C, 50.48%; H, 5.20%; Cl, 23.49%; N, 6.16%;
S, 7.09% また、カラムクロマトグラフィーにおいて後に溶出する
画分から目的化合物のフリー体の光学異性体(R,R)
0.99gを得た。これを実施例1の後段と同様に塩化
水素と処理し、目的化合物の光学異性体1.00gを得
た。 融点:247−249℃ 〔α〕 25 −107.2°(c=2.0,メタノー
ル) 元素分析値:C19H23Cl3N2O2Sとして 理論値:C, 50.73%; H, 5.15%; Cl, 23.64%; N, 6.23%;
S, 7.13% 分析値:C, 50.69%; H, 5.33%; Cl, 23.54%; N, 6.17%;
S, 7.24%
【0042】
【実施例3】(3R)−3−(1−ピペリジニルメチル)−4−[ (1
S)−6,7−ジクロロ−4(3H) −オキソ−1,2−ジ
ヒドロ−1−ナフトイル]チオモルホリン・塩酸塩 (R)−3−(1−ピペリジニルメチル)チオモルホリ
ン2.0g、トリエチルアミン1.7ml及び1−(4−
オキソ−6,7−ジクロロテトラロン)カルボン酸クロ
リド3.1gを用いて、実施例1と同様の反応を行な
い、カラムクロマトグラフィー(移動相:酢酸エチル/
トリエチルアミン=100/1)にて分離し、先に溶出
する画分から目的化合物のフリー体1.6gを得た。こ
れを実施例1の後段と同様に塩化水素と処理して、目的
化合物1.65gを得た。 融点:255−258℃ 〔α〕D 25 −87.3°(c=1.0,メタノール) 元素分析値:C22H27Cl3N2O2Sとして 理論値:C, 52.78%; H, 5.70%; Cl, 22.26%; N, 5.86%;
S, 6.71% 分析値:C, 52.58%; H, 5.76%; Cl, 22.15%; N, 5.76%;
S, 6.94% また、カラムクロマトグラフィーにおいて後に流出する
画分から目的化合物のフリー体の光学異性体(R,R)
1.1gを得た。これを実施例1の後段と同様に塩化水
素と処理して、目的化合物の光学異性体1.05gを得
た。 融点:245−248℃ 〔α〕D 25 −21.8°(c=1.0,メタノール) 元素分析値:C22H27Cl3N2O2Sとして 理論値:C, 52.78%; H, 5.70%; Cl, 22.26%; N, 5.86%;
S, 6.71% 分析値:C, 52.49%; H, 5.88%;
Cl, 22.11%; N, 5.65%; S,
6.67%
【0043】
【実施例4】(3R)−3−(1−ピロリジニルメチル)−4−
[(1S)−5,6−ジクロロ−1−インダンカルボニ
ル]−チオモルホリン 窒素気流下、−25℃乃至−20℃にて、(S)−5,
6−ジクロロインダンカルボン酸14.7gを含むテト
ラヒドロフラン200mlの溶液中に、トリエチルアミ
ン9.0mlを滴下し、次いで同温度にて(R)−3−
(1−ピロリジニルメチル)チオモルホリン10.9g
を含むテトラヒドロフラン50mlを滴下した。10分間
攪拌した後、シアノリン酸ジエチル10.5gを含むテ
トラヒドロフラン50ml溶液を滴下し、同温度で30分
間攪拌し、次いで0−5℃で1時間攪拌した。テトラヒ
ドロフランを留去し、炭酸水素ナトリウム水溶液を加え
て、酢酸エチルにて抽出し、抽出液を水洗し、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥した後、有機溶剤を留去した。残渣
を酢酸エチルとヘキサンの混合溶剤より再結晶し、目的
化合物13.1gを得た。 融点:123−124℃ 元素分析値:C19H24Cl2N2OS として 理論値:C, 57.14%; H, 6.06%; N, 7.01%; Cl, 17.75%;
S, 8.03% 分析値:C, 57.28%; H, 6.09%; N, 7.04%; Cl, 17.78%;
S, 8.30% 上記実施例1乃至4に準じて、以下の表3に記した好適
な化合物を、同様に製造することができる。
【0044】
【化5】
【0045】
【表3】 ──────────────────────────────────── 化合物番号 R123 Y n ──────────────────────────────────── 1 Cl Cl Pyr CH2 1 2 Cl Cl Pyr CH2 2 3 Cl Cl Pyr CO 1 4 Cl Cl Pyr CO 2 5 Cl Cl Pip CH2 1 6 Cl Cl Pip CH2 2 7 Cl Cl Pip CO 1 8 Cl Cl Pip CO 2 9 Cl F Pyr CH2 1 10 Cl F Pyr CH2 2 11 Cl F Pyr CO 1 12 Cl F Pyr CO 2 13 Cl F Pip CH2 1 14 Cl F Pip CH2 2 15 Cl F Pip CO 1 16 Cl F Pip CO 2 17 Cl H Pyr CH2 1 18 Cl H Pyr CH2 2 19 Cl H Pyr CO 1 20 Cl H Pyr CO 2 21 Cl H Pip CH2 1 22 Cl H Pip CH2 2 23 Cl H Pip CO 1 24 Cl H Pip CO 2 25 Cl Br Pyr CH2 1 26 Cl Br Pyr CH2 2 27 Cl Br Pip CH2 1 28 Cl Br Pip CH2 2 29 Cl I Pyr CH2 1 30 Cl I Pyr CH2 2 31 Cl I Pip CH2 1 32 Cl I Pip CH2 2 33 F Cl Pyr CH2 1 34 F Cl Pyr CH2 2 35 F Cl Pyr CO 1 36 F Cl Pyr CO 2 37 F Cl Pip CH2 1 38 F Cl Pip CH2 2 39 F Cl Pip CO 1 40 F Cl Pip CO 2 41 H Cl Pyr CH2 1 42 H Cl Pyr CH2 2 43 H Cl Pyr CO 1 44 H Cl Pyr CO 2 45 H Cl Pip CH2 1 46 H Cl Pip CH2 2 47 H Cl Pip CO 1 48 H Cl Pip CO 2 49 Br Cl Pyr CH2 1 50 Br Cl Pyr CH2 2 51 Br Cl Pip CH2 1 52 Br Cl Pip CH2 2 53 I Cl Pyr CH2 1 54 I Cl Pyr CH2 2 55 I Cl Pip CH2 1 56 I Cl Pip CH2 2 ──────────────────────────────────── 上記式中、略号は以下の意味を示す。
【0046】Pyr :ピロリジノ基 Pip :ピペリジノ基
【0047】
【参考例1】(1S)−5,6−ジクロロ−1−インダンカルボン酸 5,6−ジクロロ−1−インダンカルボン酸138.4
g(0.599モル)及びブルシン・2水和物257.
9g(0.599モル)をアセトン500mlに加熱溶解
し、その中にイソプロピルエーテル500mlを加えて、
一夜放置した。析出した結晶を減圧下で濾過し、(1
S)−5,6−ジクロロ−1−インダンカルボン酸・ブ
ルシン塩を198.0g得た。 融点:78−80℃ 〔α〕D 25 −27.4°(c=1.0,メタノール) 元素分析値:C33H34Cl2N2O6 ・ 3H2Oとして 理論値:C, 58.32%; H, 5.93%; N, 4.12%; Cl, 10.43% 分析値:C, 58.03%; H, 5.76%; N, 4.18%; Cl, 10.36% 得られた(1S)−5,6−ジクロロインダンカルボン
酸・ブルシン塩を250mlの水にあけ、6Nー塩酸60
mlを加えpHを1に調節し、激しく攪拌し、遊離した黄色
油状物を酢酸エチルを用いて抽出した。抽出液を水洗
し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した後、溶剤を留去
し、目的化合物68.7gを得た。 融点:135−136℃ 〔α〕D 25 −53.5°(c=1.0,メタノール) 元素分析値:C10H8Cl2O2として 理論値:C, 51.98%; H, 3.49%;
Cl, 30.68% 分析値:C, 51.98%; H, 3.59%;
Cl, 30.64%
【0048】
【参考例2】(R)−3−(1−ピロリジニルメチル)チオモルホリ
チオモルホリン−(R)−3−カルボン酸0.20gの
含水ジオキサン(1:1)800ml溶液に、ジ−t−ブ
チルジカーボネート32.6g及びトリエチルアミン9
4.2mlを加え、室温下で3時間攪拌した。溶剤を濃縮
し、残渣に400mlの酢酸エチルを加え、70mlの飽和
クエン酸水溶液にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥した後、溶剤を留去した。残渣を酢酸エチルとヘキサ
ンの混合溶剤から再結晶し、(N−t−ブトキシカルボ
ニル)チオモルホリン−(R)−3−カルボン酸27.
2gを得た。 融点:136−137℃ このカルボン酸12.37g、トリエチルアミン7.6
4ml及びピロリジン5.01mlを含むテトラヒドロフラ
ン150mlの溶液中に、室温でジエチルリン酸シアニド
10.14mlを加え、室温で3時間攪拌した。溶媒を留
去し、残渣を酢酸エチルに溶解し、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した後、
溶剤を留去した。得られた粗結晶を、酢酸エチル−ヘキ
サンの混合溶剤から再結晶し、(N−t−ブトキシカル
ボニル)チオモルホリン−(R)−3−カルボキシ−
(1−ピロリジニル)アミド13.73gを得た。 融点:121−123℃ このアミド誘導体12.02gを4規定の塩酸−ジオキ
サン溶液25ml溶かし、室温で0.5時間攪拌し、溶剤
を留去して、チオモルホリン−(R)−3−カルボキシ
−(1−ピロリジニル)アミド6.42gを得た。 融点:79−80℃ このアミド化合物6.00gをテトラヒドロフラン15
0mlに溶かし、水素化リチウムアルミニウム3.41g
を加え、室温で1.0時間攪拌した。反応終了後、硫酸
ナトリウム・10水和物30.0gをゆっくり加えて反
応を停止した後、反応液を濾過した。ろ液を濃縮して、
目的化合物5.12gを得た。 沸点:124−126℃/12mmHg 〔α〕 25 −42.9°(c=2.0,メタノー
ル) 元素分析値:C9H18N2Sとして 理論値:C, 58.02%; H, 9.74%; N, 15.04%; S, 17.21% 分析値:C, 57.94%; H, 9.68%;
N, 14.78%; S, 17.14%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤林 玄二 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 (式中、 R1 は、水素原子またはハロゲン原子を示し、 R2 は、ハロゲン原子を示し、 R3 は、ピロリジノ基またはピペリジノ基を示し、 Yは、メチレン基またはカルボニル基を示し、 nは、1乃至2を示す。)を有する光学活性なカルボン
    酸アミド誘導体又はその薬理上許容される塩。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した化合物を有効成分とし
    て含有することを特徴とする鎮痛剤。
  3. 【請求項3】請求項1に記載した化合物を有効成分とし
    て含有することを特徴とするκ−レセプターアゴニス
    ト。
  4. 【請求項4】請求項1に記載した化合物を有効成分と
    し、他の異性体を含有しない鎮痛剤。
  5. 【請求項5】請求項1に記載した化合物を有効成分と
    し、他の異性体を含有しないκ−レセプターアゴニス
    ト。
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