JPH0612180Y2 - 触媒コンバ−タ - Google Patents

触媒コンバ−タ

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JPH0612180Y2
JPH0612180Y2 JP1987031055U JP3105587U JPH0612180Y2 JP H0612180 Y2 JPH0612180 Y2 JP H0612180Y2 JP 1987031055 U JP1987031055 U JP 1987031055U JP 3105587 U JP3105587 U JP 3105587U JP H0612180 Y2 JPH0612180 Y2 JP H0612180Y2
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JP
Japan
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catalyst
catalyst carrier
winding
carrier
pin
Prior art date
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Application number
JP1987031055U
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JPS63140116U (ja
Inventor
政幸 川田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は触媒コンバータの改良に関する。
(従来技術) 触媒コンバータのうち、その触媒担体が、平薄板と波薄
板とを重め合わせた担体素材を渦巻状に巻回することに
より形成されたものが知られている(実公昭52−32
753号公報参照)。この種のものは、製造が容易であ
るとして、実用化に向けて多くの検討が加えられている
ところである。
このようななかで、上記実公昭52−32753号公報
にも見られるように、従来にあっては触媒担体の形成
が、単に上記担体素材を巻回することによりなされてい
た。
しかしながら、その担体は、触媒ケーシング内に設置す
る場合に位置決めが必要であり、ケーシングもしくは担
体に別途位置決め用の部材を設ける必要があった。
そこで、本考案の目的は、別途位置決め用の部材を設け
ることなく触媒担体の位置決めがなし得る触媒コンバー
タを提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用) 上記目的を達成するために本考案にあっては、 触媒担体が、平薄板と波薄板とを重ね合わせた担体素材
を渦巻状に巻回することにより形成されてなる触媒コン
バータにおいて、 前記触媒担体が、排気ガスの流れ方向に間隔をあけて2
つ設けられ、 該2つの触媒担体における担体素材の巻回始端に、該2
つの触媒担体を跨るようにして1本の巻き加工用ピンが
固定されている、 構成としてある。
このような構成とすることにより、巻き加工用ピンが、
担体素材から触媒担体を形成するために用いられること
に加え、上流側にある触媒担体と下流側にある触媒担体
との間の相対的な位置決め手段としても用いられること
になる。このため、上流側にある触媒担体と下流側にあ
る触媒担体との間の相対的な位置決めのために、別途特
別に、触媒担体の位置決め部材を設ける必要がなくな
る。
また、1本の巻き加工用ピンを用いて1回の巻回作業で
2つの担体素材が巻回され、2つの触媒担体が同時に形
成されることになる。このため、2つの触媒担体を形成
するに際しての必要な巻き加工用ピンを最も少なくする
ことができることになる。
さらには、各触媒担体における担体素材の巻回始端に巻
き加工用ピンを固定することから、製造に際し、巻き加
工用ピンを回転させることによって両担体素材を簡単に
渦巻状に巻回することができることになる。このため、
両触媒担体の製造を容易なものとすることができること
になる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は自動車用エンジンの排気系Eを示すもので、こ
の排気系Eは、エンジン本体(図示省略)側から、順
に、排気マニホルド1、排気管2、サイレンサ3とで構
成され、上記排気管2には、排気ガス中の有害成分を浄
化する触媒コンバータ10が配設されている。
触媒コンバータ10は、第1図に示すように、ケーシン
グ12を有し、このケーシング12はステンレス製とさ
れて、流入口12aと流出口12bとを備え、これら流
入口12aと流出口12bとの間に拡大室12cが設け
られて、この拡大室12cに断熱材14を介して触媒担
体16が配設されている。そして、このケーシング12
は、第4図に示すように、触媒担体16の上半分を覆う
上ケーシング18と、触媒担体16の下半分を覆う下ケ
ーシング20との分割構造とされて、上ケーシング18
の周回り端には、夫々、横方向に延びる外向きフランジ
18aが形成されている。同様に下ケーシング20の周
回り端にも外向きフランジ20aが形成され、これらフ
ランジ18a、20aは互いに突き合わされて溶接によ
り一体化されている。
前記触媒担体16は、概略的には、前記実公昭52−3
2753号公報に開示のものと同様とされ、共にステン
レス薄板から帯状に形成された平薄板22と波薄板24
とを重ね合わせた担体素材26を渦状に巻き込むことに
より形成されている。そして、この触媒担体16には、
平薄板22と波薄板24の表裏にコティングすることに
より触媒(Pt等)の担持がなされている。このような
触媒担体16をより詳しく説明すると、上記担体素材2
6の巻回始端26aには、第3図に示すように、巻き加
工用ピン28が一体的に設けられて、この巻き加工用ピ
ン28を回転させることにより触媒担体16を形成する
ようにされている。これにより、担体素材26を渦巻状
に巻回するに当っても作業容易性が図られている。具体
的には、上記巻き加工用ピン28は、本実施例では、中
実ピンとされて、その外周面には、長手方向に延びる切
り溝28aが形成され、この切り溝28aに平薄板22
の巻回端が嵌合されて、担体素材26との一体化がなさ
れている。そして、この巻き加工用ピン28は、両端が
触媒担体16の端面から突出する長さとされ(第1図参
照)、その突出部28bは、若干折り曲げられて、触媒
担体16のケーシング12に対する位置決め手段とされ
ている。すなわち、巻き加工用ピン28の突出部28b
は、ケーシングの拡大室12cの上流端と下流端とに夫
々設けられた係合ピン30に係止され、これによって、
触媒担体16のケーシング12に対する位置決めがなさ
れている。
第4図を参照して係合ピン30について説明すると、係
合ピン30は、ここでは、径方向に延び、その各端部は
上ケーシング18のフランジ18aと下ケーシング20
のフランジ20aとに挟持されて、ケーシング12との
一体化がなされている。このようにして横方向に延設さ
れた係合ピン30の中央には窪み30aが設けられて、
この窪み30aにより上記巻き加工用ピン28を受止
し、これによって触媒担体16の軸方向の偏位及び径方
向の偏位(触媒担体16の自重による下方への偏位)の
防止が図られている。
以上のように、本実施例では、巻き加工用ピン28の突
出部28bを利用して、触媒担体16のケーシング12
に対する位置決めがなされるため、特に触媒担体16と
ケーシング12との間に断熱材14を介装したことに伴
う触媒担体16の自重による下方への偏位が防止され、
これによって断熱材14の圧縮度合を触媒担体16の周
回りにおいて常に均一なものとすることが可能となる。
すなわち、単に断熱材14を介装した場合には、触媒担
体16の下方に位置する部位では触媒担体16の重さで
断熱材14が強く圧縮され、一方上方に位置する部位で
は断熱材14の圧縮度合が緩むことから、この上方部位
での排気ガスの吹き抜けが問題となり易い。したがっ
て、本実施例では、このような排気ガスの吹き抜けを有
効に防止することが可能となる。勿論、断熱材14を介
装したことにより、この種のメタルキャタリストの欠点
である放熱性が抑えられ、また、メタルキャタリストの
ケーシング12への振動伝達を抑えることができる。
第5図以後の図面は本考案の他の実施例を示すもので、
以下の説明において上記第1実施例と同一の要素には同
一の符号を付すことによりその説明を省略し、以下にそ
の特徴部分についてのみ説明する。
第5図は第2実施例で、本実施例では、触媒担体16が
排気ガスの流れ方向に2つ連設された2連型のものとさ
れている。
そして、巻き加工用ピン28は2つの触媒担体16にわ
たって延びるものとされ、これによって一回の巻回作業
で、2つの触媒担体16を同時に形成し得るようにされ
ている。そして、このように巻き加工用ピン28を共用
することに伴い、ケーシング内に収容された後は、上流
側にある触媒担体16と下流側にある触媒担体16との
間の相対的な位置決め手段として機能することになる。
これにより、2つの触媒担体16間の間隔が常に一定に
保持され、特に上流側の触媒担体16の下流方向への偏
位が有効に防止される。
第6図は第3実施例を示すもので、本実施例では、巻き
加工用ピン28が中空ピンから構成され、その上流端は
開口され、下流端は盲栓40によって閉塞されている。
そして、2つの触媒担体16の間には内外に貫通する連
通孔42が設けられている。
このような構成とすることにより、排気ガスは上流側か
ら巻き加工用ピン28の内部を通り、連通孔42を通っ
て下流側の触媒担体16により浄化されることとなる。
このため、巻き加工用ピン28の上流側が排気ガスの流
れを阻害し、排圧を高める要因となる虞れを解消するこ
とができる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように本考案によれば、上流側
にある触媒担体と下流側にある触媒担体との間の相対的
な位置決めのために、別途特別に、触媒担体の位置決め
部材を設ける必要がないという利点を有する。
また、2つの触媒担体を形成するに際しての必要な巻き
加工用ピンを最も少なくすることができる。
さらに、巻き加工用ピンを回転させることによって両担
体素材を簡単に渦巻状に巻回することができるため、両
触媒担体の製造を容易なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は第1実施例を示すもので、 第1図は触媒コンバータの断面図、 第2図はエンジンの排気系の全体構成図、 第3図は第1図に示すIII−III線断面図、 第4図は第1図に示すIV−IV線断面図である。 第5図は第2実施例に係る触媒コンバータの断面図であ
る。 第6図は第3実施例に係る触媒コンバータの断面図であ
る。 10:触媒コンバータ 12:ケーシング 16:触媒担体 22:平薄板 24:波薄板 26:担体素材 26a:担体素材の巻回始端 28:巻き加工用ピン 28a:巻き加工用ピンの切り溝 28b:巻き加工用ピンの突出部 30:係合ピン 30a:窪み

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】触媒担体が、平薄板と波薄板とを重ね合わ
    せた担体素材を渦巻状に巻回することにより形成されて
    なる触媒コンバータにおいて、 前記触媒担体が、排気ガスの流れ方向に間隔をあけて2
    つ設けられ、 該2つの触媒担体における担体素材の巻回始端に、該2
    つの触媒担体を跨るようにして1本の巻き加工用ピンが
    固定されている、 ことを特徴とする触媒コンバータ。
JP1987031055U 1987-03-05 1987-03-05 触媒コンバ−タ Expired - Lifetime JPH0612180Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987031055U JPH0612180Y2 (ja) 1987-03-05 1987-03-05 触媒コンバ−タ

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987031055U JPH0612180Y2 (ja) 1987-03-05 1987-03-05 触媒コンバ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63140116U JPS63140116U (ja) 1988-09-14
JPH0612180Y2 true JPH0612180Y2 (ja) 1994-03-30

Family

ID=30836435

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6156410A (ja) * 1984-08-28 1986-03-22 Fujitsu Ltd 液相成長方法

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