JPH0612087Y2 - 角形鋼管柱とh形鋼梁の接合構造 - Google Patents

角形鋼管柱とh形鋼梁の接合構造

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JPH0612087Y2
JPH0612087Y2 JP1987199745U JP19974587U JPH0612087Y2 JP H0612087 Y2 JPH0612087 Y2 JP H0612087Y2 JP 1987199745 U JP1987199745 U JP 1987199745U JP 19974587 U JP19974587 U JP 19974587U JP H0612087 Y2 JPH0612087 Y2 JP H0612087Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、角形鋼管柱とH形鋼梁との接合構造の改良に
関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の角形鋼管柱とH形鋼梁の接合構造として
は、例えば第4,5図に示すように角形鋼管柱101にH
形鋼梁102の水平フランジ103,103に対向する水平ダイ
ヤフラム104,104を一体に溶接し、H形鋼梁102のウエ
ブ105と角形鋼管柱101とを溶接により接合すると共に、
H形鋼梁102の水平フランジ103,103と水平ダイヤフラ
ム104,104とを溶接により接合する構造が知られてい
る。
ところで、この従来角形鋼管柱とH形鋼梁の接合構造で
は、単に角形鋼管柱101にH形鋼梁102を突き合わせてそ
の突き合わせ部分を溶接するにすぎないものであり、こ
のため接合強度を保つために高度な溶接技術が要求され
たり、或いは溶接強度を高めるべく第4図に示すように
H形鋼梁102の水平フランジ103,103の端面をテーパー状
に加工する必要がある等、その接合構造は複雑でかつ高
度な技術が要求されるという種々の問題点が有った。
また、従来提案されている角形鋼管柱とH形鋼梁の接合
構造のうち、本考案に興味深い技術として実開昭52−
8909号公報記載のものがある。この公開公報に記載
のものは、角形鋼管柱の側壁のそれぞれに角孔を穿設
し、一方、H形鋼梁のウエブと上下のフランジとで形成
される一対の溝内に前記ウエブ及びフランジに対して垂
直なスチフナを一体に設け、このH形鋼梁を前記角形鋼
管柱の角孔に貫通すると共に、これのフランジ及びスチ
フナを角孔の縁部において角形鋼管柱の側壁のそれぞれ
に溶接するようにしている。
[考案が解決しようとする問題点] 上記公開公報記載の接合構造に有っては、角形鋼管柱に
H形鋼梁が貫通し得る大きな角孔を穿設するものである
から、強度的に弱くなるという重大な構造的弱点を有す
る。また、H形鋼梁にスチフナを溶接するという面倒な
作業が必要とされる上、スチフナの材料費、加工費、溶
接費が嵩んでどうしてもコスト高になるという問題点が
ある。
それ故に本考案の目的は、このような従来の問題点を解
決し、構造的弱点を生じることなしに簡易かつ強度の大
なる角形鋼管柱とH形鋼梁の接合構造を提供することに
ある。
[問題点を解決するための手段] 本考案の角形鋼管柱とH形鋼梁の接合構造は、角形鋼管
の対向側壁にH形鋼梁の断面形状に合致する横H字形の
挿通孔を開設し、該挿通孔にH形鋼梁を貫通させると共
に、該H形鋼梁と挿通孔との接触部分を溶接するように
構成したものである。
また、角形鋼管柱にH形鋼梁をT字形又は十字形に接合
する場合に、角形鋼管柱に貫通したH形鋼梁の垂直ウエ
ブおよび水平フランジと該H形鋼梁に直交するH形鋼梁
の垂直ウエブおよび水平フランジとを当接させるように
したものである。
[作用] 先づ、角形鋼管柱の対向側壁に形成した横H字形の挿通
孔にH形鋼梁を挿通して貫通させ、しかる後にそのH形
鋼梁と挿通孔との接触部分を溶接する。また、角形鋼管
柱にH形鋼梁をT字形又は十字形に接合する場合は、角
形鋼管柱に貫通したH形鋼梁の垂直ウエブおよび水平フ
ランジと該H形鋼梁に直交するH形鋼梁の垂直ウエブお
よび水平フランジとを当接させた状態でH形鋼梁で挿通
孔との接触部分を溶接する。これによって、構造的弱点
を生じさせることなく強度的に優れ、かつ製作コストが
安い角形鋼管柱とH形鋼梁の接合構造を得ることができ
る。
[実施例] 以下に本考案の一実施例を図面に基づき説明する。図に
おいて、1は角形鋼管柱、2は水平フランジ3,3と垂
直ウエブ4とからなるH形鋼梁である。
しかして、第1,2図に示す実施例は、角形鋼管1に2
本のH形鋼梁2(2a),2(2b)をT字形に接合す
るようにしたものである。すなわち、前記角形鋼管柱1
の対向する左右側壁1a,1bと、前側壁1cとにH形
鋼梁2の断面形状に合致した横H字形の挿通孔5a,5
bをそれぞれ対向状に穿設する。そして、角形鋼管柱1
の左右側壁1a,1bに穿設した挿通孔5a,5bにH
形鋼梁2(2a)を挿通して角形鋼管柱1を貫通させる
と共に、H形鋼梁2(2a)と挿通孔5a,5bとの接
触部分を溶接して接合固定する。次に、H形鋼梁2(2
b)を角形鋼管柱1の前側壁1cに穿設した横H字形の
挿通孔5cに挿通して前記貫通したH形鋼梁2(2a)
に直交状に当接させる。この場合、H形鋼梁2(2b)
の先端部分は第1図に示すようにこれの垂直ウエブ4が
H形鋼梁2(2a)の垂直ウエブ4に当接するように水
平フランジ3,3の一部をあらかじめ切除しておく。そ
して、H形鋼梁2(2b)と挿通孔5cとの接触部分を
溶接して接合固定する。尚、必要に応じてH形鋼梁2
(2a)と2(2b)の水平フランジ3,3の当接端面
部分及び垂直フランジ4,4の当接端面部分を溶接して
接合固定する。
第3図は角形鋼管1に3本のH形鋼梁2(2a),2
(2b),2(2c)を十文字形に接合するようにした
他の実施例を示すものである。すなわち、前記角形鋼管
柱1の対向する左右側壁1a,1b及び前後側壁1c,
1dとにH形鋼梁2の断面形状に合致した横H字形の挿
通孔6a〜6dをそれぞれ対向状に穿設する。そして、
第1,2図の実施例と同じように角形鋼管柱1の左右側
壁1a,1bに穿設した横H字形の挿通孔6a,6bに
H形鋼梁2(2a)を挿通して該角形鋼管柱1に貫通さ
せると共に、前後側壁1c,1dに穿設した横H字形の
挿通孔6c,6dにそれぞれH形鋼梁2(2b),2
(2c)を挿通して前記貫通したH形鋼梁2(2a)に
それぞれ直交状に当接させ、各H形鋼梁2(2a〜2
c)と各横H字形の挿通孔6a〜6dとの接触部分を溶
接して接合固定する。
なお、上記実施例では角形鋼管柱に2本のH形鋼梁をT
字形又は十文字形に接合固定する場合について説明した
が、角形鋼管柱に一本のH形鋼梁を貫通して接合固定す
ることもできること勿論である。
[考案の効果] 本考案は、以上の構成からなり、角形鋼管柱にH形鋼梁
の断面形状に合致する横H字形の挿通孔を穿設し、該挿
通孔にH形鋼梁を貫通させるようにしたものであって、
角形鋼管柱に穿設する挿通孔の開口面積が小さいため、
該角形鋼管柱の強度が低下するがごとき欠点がなく、ま
たH形鋼梁は角形鋼管柱に穿設した同形状の挿通孔に挿
通してガタつきが生じないように確固と支持されている
から接合構造を安定かつ堅牢にできる。
また、H形鋼梁は角形鋼管柱の挿通孔に接触する水平フ
ランジ及び垂直ウエブ部分のすべてにおいて溶接して接
合されるので溶接面が広範囲となり、接合強度が極めて
大となる上、溶接作業を容易に行うことができる。
また、T字状,十字状等必要に応じた梁の接合構造が簡
単に得られる上、角形鋼管柱を貫通するH形鋼梁の垂直
ウエブおよび水平フランジとこれに直交するH形鋼梁の
垂直ウエブおよび水平フランジの先端部分とを互いに当
接させるようにしたものであるから、その接合強度を著
しく高めることができるなどの特有の効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので第1図はT字状の接合
構造の分解斜視図、第2図はT字状の接合状態の断面
図、第3図は十字状の接合状態の断面図、第4図及び第
5図は従来技術の説明図である。 1……角形鋼管柱、1(1a〜1d)……側壁、2(2
a〜2c)……H形鋼梁、3,3……水平フランジ、4
……垂直ウエブ,5a〜5c,6a〜6d……挿通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】角形鋼管柱の各側壁にH形鋼梁の断面形状
    に合致する横H字形の挿通孔を開設し、該挿通孔にH形
    鋼梁を貫通させると共に、該H形鋼梁と挿通孔との接触
    部分を溶接するようにし、 さらに、前記角形鋼管柱にH形鋼梁をT字形又は十字形
    に接合する場合に、角形鋼管柱に貫通したH形鋼梁の垂
    直ウエブおよび水平フランジと該H形鋼梁に直交するH
    形鋼梁の垂直ウエブおよび水平フランジとを当接させる
    ようにしたことを特徴とする角形鋼管柱とH形鋼梁の接
    合構造。
JP1987199745U 1987-12-28 1987-12-28 角形鋼管柱とh形鋼梁の接合構造 Expired - Lifetime JPH0612087Y2 (ja)

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