JPH0611980A - シート材加圧装置及びラミネート装置 - Google Patents

シート材加圧装置及びラミネート装置

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JPH0611980A
JPH0611980A JP4193118A JP19311892A JPH0611980A JP H0611980 A JPH0611980 A JP H0611980A JP 4193118 A JP4193118 A JP 4193118A JP 19311892 A JP19311892 A JP 19311892A JP H0611980 A JPH0611980 A JP H0611980A
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JP
Japan
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roller pair
sheet material
laminating
thickness
contact pressure
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JP4193118A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kikuchi
政宏 菊地
Kazuhiro Matsuo
和弘 松尾
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Canon Inc
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Inc
Canon Aptex Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ラミネートローラ対によるラミネート対象物を
挟んだラミネートフィルムの加圧加熱処理を、ラミネー
ト対象物の厚みに応じた接触圧(加圧力)で行えるよう
にする。 【構成】ラミネートローラ対10の接触圧を、接触圧調
整機構155により調整可能とする。ラミネートローラ
対10の上流側に設置した紙厚検知装置95の紙厚検知
センサ94でラミネート対象物の厚みを検知し、この紙
厚検知センサ94が検知した厚み情報に基づいて、ラミ
ネート装置95全体の動作を制御するマイクロコンピュ
ータ70が、接触圧調整機構155(の接触圧調整モー
タ54)を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ラミネート装
置に備えられているラミネートローラ対や、複写機、プ
リンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に備えられてい
る定着ローラ対等のシート材加圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複写機、プリンタ、ファクシミ
リ等の画像形成装置により画像形成後のシート材等の、
シート状のラミネート対象物の表裏を、ラミネートフィ
ルムにより包み込んで密閉するラミネート処理を行っ
て、ラミネート対象物の見栄え及び保存性を良好にす
る、ラミネート装置が知られている。
【0003】図10に従来例のラミネート装置の全体構
成を示す。
【0004】ラミネート装置本体100内には、熱反応
性の上側ラミネートフィルム102Aを巻回してなる上
側ラミネートフィルムロール101A、及び下側ラミネ
ートフィルム102Bを巻回してなる下側ラミネートフ
ィルムロール101Bがそれぞれ配設されている。
【0005】上下のラミネートフィルムロール101
A,101Bから剥離された上下のラミネートフィルム
102A,102Bは、ラミネートローラ対103の上
下のローラ103A,103Bにそれぞれ巻回され、重
ね合わされた状態になってプルローラ対105により所
定のテンションが与えられている。
【0006】ラミネートローラ対103の上下のローラ
103A,103Bの内部には、同ローラ103A,1
03Bを加熱するための加熱ヒータ106A,106B
が収納設置されている。
【0007】ラミネートローラ対103の上流側に設け
られた給紙台109からシート状のラミネート対象物1
10が、上下のラミネートフィルム102A,102B
の合流部であるラミネートローラ対103のニップ部へ
挿入される。
【0008】ラミネートローラ対103のニップ部へ挿
入されたラミネート対象物110は、上下のラミネート
フィルム102A,102Bにより包み込まれるように
してラミネートローラ対103により加圧・加熱された
後、プルローラ対105により機外へ排出される。
【0009】ラミネート対象物110をラミネートした
上下のラミネートフィルム102A,102Bはラミネ
ート対象物110の後端部においてプルローラ対105
の下流側に設けられたカッタユニット111により切断
される。
【0010】ラミネート装置本体100の上部には、マ
ニュアル操作部113が配設されている。このマニュア
ル操作部113は、上下のラミネートフィルム102
A,102B及びプルローラ対105の搬送スピードを
セットするスイッチ115と、ラミネートローラ対10
3の外周温度をセットするスイッチ116とからなって
いる。
【0011】本ラミネート装置におけるラミネートロー
ラ対103の、上側ローラ103Aと下側ローラ103
Bの接触状態(位置関係)は常に同じであり、ラミネー
トローラ対103の接触圧(加圧力)は、ラミネート対
象物110の厚みに関係なく固定された構成になってい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、
ラミネートローラ対103の接触圧が固定されている
と、特定の厚みよりも薄いラミネート対象物110や特
定の厚みよりも厚いラミネート対象物110に対して良
好なラミネート処理を行えない問題があった。
【0013】例えば、ラミネートローラ対103が特定
の厚みよりも薄いラミネート対象物110を加圧する場
合、ラミネートローラ対103の接触圧が強すぎてラミ
ネート対象物110を傷めてしまうことがある。
【0014】また、ラミネートローラ対103が特定の
厚みよりも厚いラミネート対象物110を加圧する場
合、ラミネートローラ対103の接触圧が弱すぎて上下
のラミネートフィルム102A,102Bの接着性が悪
いことがある。
【0015】このような問題は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の画像形成装置に備えられている定着ロー
ラ対においても生じている。
【0016】即ち、従来の画像形成装置に備えられてい
る定着ローラ対は、上側ローラと下側ローラの接触状態
(位置関係)は常に同じであり、接触圧が固定されてい
る。このために、特定の厚みよりも薄いシート材や特定
の厚みよりも厚いシート材に対して良好な定着処理を行
えない。
【0017】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、シート材の厚みに応じて自動的に加圧
ローラ対の接触圧を変更し、シート材に応じた加圧を行
うことのできるシート材加圧装置を提供することを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上流から送ら
れたシート材(20)を回転する加圧ローラ対(10)
によって加圧処理するシート材加圧装置に係る。
【0019】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記加圧ローラ対(10)の接触圧を調整する接触
圧調整機構(155)と、前記加圧ローラ対(10)の
上流側において前記シート材(20)の厚みを検知する
シート材厚み検知手段(95)と、前記シート材厚み検
知手段(95)が検知した厚み情報に基づいて前記接触
圧調整機構(155)を制御する制御手段(70)と、
を具備したことを特徴とする。
【0020】また、前記制御手段(70)は、前記シー
ト材厚み検知手段(95)が検知したシート材厚に応じ
て前記加圧ローラ対(10)の接触圧が高くなるように
前記接触圧調整機構(155)を制御することを特徴と
する。
【0021】
【作用】上記構成によれば、シート材厚み検知手段(9
5)がシート材(20)の厚みを検知すると、シート材
厚み検知手段(95)が検知した厚み状態に応じて加圧
ローラ対(10)の接触圧が調整される。
【0022】従って、加圧ローラ対(10)はシート材
(20)に応じた接触圧でシート材(20)を加圧処理
する。
【0023】これにより、シート材(20)が薄くても
厚くても良好な加圧処理が行える。
【0024】なお、上記カッコ内の符合は、図面を参照
するためのものであって、本発明の構成を何等限定する
ものではない。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 〈実施例1〉ここでは、本発明を、図1及び図2に示す
ラミネート装置のラミネートローラ対に適用した場合の
実施例を示す。
【0026】まず、ラミネート装置全体の構成について
説明する。
【0027】本ラミネート装置のラミネート装置本体1
は、図2に示すように、下部本体R1と、この下部本体
R1に支軸2により回動自在に軸支された上部下流側本
体R2と、同じく支軸3により下部本体R1に回動自在
に軸支された上部上流側本体R3とからなっている。
【0028】上部下流側本体R2には、ラミネートフィ
ルム6Aをロール状に巻つけたラミネートフィルムロー
ル5Aが配設されており、このラミネートフィルムロー
ル5Aから剥離されたラミネートフィルム6Aが、テン
ションローラ7A、プレヒートローラ9A及びラミネー
トローラ対10の一方のローラ10Aに巻回されてい
る。
【0029】下部本体R1には、ラミネートフィルム6
Bをロール状に巻きつけたラミネートフィルムロール5
8が配設されており、このラミネートフィルムロール5
Bから剥離されたラミネートフィルム6Bが、テンショ
ンローラ7B,7C、プレヒートローラ9B及びラミネ
ートローラ対10の他方のローラ10Bに巻回されてい
る。
【0030】上記各テンションローラ7A,7B,7C
は、ラミネートフィルム6A,7Bをプレヒートローラ
9A,9Bに一定の長さで接触させると共に、プレヒー
トローラ9A,9Bとラミネートローラ10A,10B
間におけるラミネートフィルム6A,6Bのたるみや、
これによって生じるラミネートフィルム6A,6B相互
の接着を防止するための手段である。
【0031】下部本体R1に配設されているラミネート
フィルムロール5B、テンションローラ7B,7C等
は、下部本体R1に対して着脱しやすいようにユニット
化されている。これはラミネートフィルムロール5Bの
交換作業を楽に行うためである。このユニットXは、テ
ンションローラ7C側より下部本体R1に差し入れ、ガ
イドプレート41上を滑らせて押し込めば、想像線図示
のように、下部本体R1内に所定状態にセットできる。
【0032】なお、本ラミネート装置において、ラミネ
ートフィルムロール5A,5Bを交換する場合、図2の
ように、上部下流側本体R2及び上部上流側本体R3を
開いた状態にする。
【0033】プレヒートローラ9A,9Bの中心部には
同ローラ9A,9Bを加熱するためのプレヒータ12
A,12Bが収納設置され、また、ラミネートローラ1
0A,10Bの中心部には同ローラ10A,10Bを加
熱するためのラミネートヒータ13A,13Bが収納設
置されている。プレヒートローラ9A,9Bの表面温度
は不図示のプレヒートローラ温度センサにより検知さ
れ、またラミネートローラ10A,10Bの表面温度
は、不図示のラミネートローラ温度センサにより検知さ
れるようになってる。
【0034】上部上流側本体R3には、ラミネート対象
物20をセットするための給紙台21と、この給紙台2
1と共に給紙経路22を形成する上部ガイド板23が配
設されている。給紙経路22の挿入口22Aには、給紙
台21に対して接離自在のピックアップローラ25と、
挿入口22に挿入されるラミネート対象物20の先端を
規制するためのシャッタ部材26とが配設されている。
また、ピックアップローラ25とシャッタ部材26との
間には、挿入口22に挿入されたラミネート対象物20
の給紙を検知するための給紙センサ27が配設されてい
る。また、シャッタ部材26とラミネートローラ対10
の間には、挿入口22に挿入されたラミネート対象物2
0の厚みを検知するための後述する紙厚検知装置(シー
ト材厚み検知手段)95の検知ローラ90が配置されて
いる。
【0035】ラミネートローラ対10の下流側には、互
いに圧接している上側ローラ15A、下側ローラ15B
からなるプルローラ対15が配設されている。また、ラ
ミネートローラ対10とプルローラ対15との間には、
ガイド部材80が配設されている。このガイド部材80
は、なだらかに湾曲するストレッチ面80Aを有し、こ
のストレッチ面80Aをラミネートフィルム6A,6B
の搬送経路中に突設させている。なお、プルローラ対1
5の上側ローラ15Aは上部下流側本体R2に設置さ
れ、下側ローラ15Bは下部本体R1に設置されてい
る。また、ガイド部材80は下部本体R1に設置されて
いる。
【0036】ラミネートローラ対10のニップ部10C
において合流したラミネートフィルム6A,6B及び両
フィルム6A,6Bに挟持されたラミネート対象物20
は、サイド部材80のストレッチ面80Aに沿って、矢
印16方向へ、プルローラ対15によって引っ張られて
いる。
【0037】プルローラ対15の下流側には、カッタユ
ニット17及び排出ローラ対19が順次配設されてい
る。カッタユニット17は昇降可能なカッタ刃17Aと
固定されたダイ17Bとからなっており、ラミネートフ
ィルム6A,6Bにラミネートされたラミネート対象物
20の後端部を切断するための手段である。また、排出
ローラ対19は、上側ローラ19Aと下側ローラ19B
とからなり、切断後のラミネート対象物20をラミネー
ト装置本体1の外部に排出するための手段である。な
お、カッタユニット17及び排出ローラ対19は下部本
体R1に設置されている。
【0038】本ラミネート装置において、ピックアップ
ローラ25は、不図示のピックアップモータの回転動力
によって回転し、かつ、不図示のピックアップソレノイ
ドによって昇降動する。また、シャッタ部材26は、不
図示のシャッタソレノイドによって昇降動する。また、
カッタユニット17のカッタ刃17Aは不図示のカッタ
モータの回転動力によって昇降動する。また、プルロー
ラ対15は、下部本体R1に設置されているメインモー
タ42の回転動力によって回転する。また、排出ローラ
対19は、不図示の排出モータの回転動力によって回転
する。
【0039】図3はプルローラ対15の駆動機構の構成
を示す。
【0040】下部本体R1の側板32に不図示の取付部
材を介して固着されているメインモータ42の出力軸4
2Aの回転が、モータギヤ43、プルローラギヤ46を
介してプルローラ対15の下側ローラ15Bに伝えられ
ている。
【0041】メインモータ42の出力軸42Aの他端に
は、円周上に複数のスリットを有したクロック円板45
が取り付けられており、このクロック円板45の近傍に
は、クロック円板45のスリットを検知するためのクロ
ックセンサ47が設置されている。
【0042】図4及び図5はラミネートローラ対10の
構成を示す。図4は平面図、図5は縦断側面図である。
【0043】ラミネートローラ対10の、上部上流側本
体R2に設置された上側ローラ10Aと、下部本体R1
に設置された下側ローラ10Bは、上側ローラ10Aを
上部上流側本体R2に対して上下方向に移動可能に取り
付けることにより、接触圧の調整が行えるようになって
いる。下側ローラ10Bは下部本体R1に対して移動不
可能に取り付けられている。
【0044】上側ローラ10Aは上部上流側本体R2の
側板150に対して、支持板151を介して回転可能に
取り付けられている。また、上側ローラ10Aを回転可
能に支持している支持板151は、側板150に対して
支軸149を中心として上下方向に回動可能となるよう
に取り付けられている。従って、上側ローラ10Aは支
軸149を中心として上下方向に移動可能となってい
る。
【0045】上側ローラ10Aは、側板150に不図示
の取付部材を介して固着された圧力調整モータ54等か
らなる接触圧調整機構155によって下側ローラ10B
に対する接触圧が調整できるようになっている。
【0046】圧力調整モータ54の出力軸54Aの回転
は、モータギヤ153Aを介して、側板150に固着さ
れた支軸154に対して回転可能に取り付けられている
圧力調整ギヤ153Bに伝えられている。そして、この
圧力調整ギヤ153Bの回転が、付勢ばね(コイルスプ
リング)152を介して上側ローラ10Aの支持板15
1に伝えられている。
【0047】ラミネートローラ対10の上側ローラ10
Aの支持板151は、付勢ばね152によって矢印A方
向に付勢されているので、上側ローラ10Aは支軸14
9を中心として下方に回動し、下側ローラ10Bと所定
圧で接触している。
【0048】この状態において、圧力調整モータ54の
出力軸54Aを基準位置から反時計方向(矢印a方向)
に回転させると、圧力調整ギヤ153Bが時計方向(矢
印a方向)に回転するので、付勢ばね152の付勢力は
更に高められることになり、上側ローラ10Aは下側ロ
ーラ10Bに対して更に強く接触する。つまり、ラミネ
ートローラ対10の接触圧が高められる。
【0049】これとは反対に、圧力調整モータ54の出
力軸54Aを時計方向(矢印b方向)に回転させると、
圧力調整ギヤ153Bが反時計方向(矢印b方向)に回
転するので、付勢ばね152の付勢力は低められること
になり、上側ローラ10Aの接触圧は弱くなる。つま
り、ラミネートローラ対10の接触圧が低められる。
【0050】なお、ここでは、上側ローラ10Aの一側
について示したが、上側ローラ10Aの他側も同様の構
成になっている。
【0051】図6はシャッタ部材26とラミネートロー
ラ対10の間に設置された紙厚検知装置95の構成を示
す。
【0052】紙厚検知装置95は、給紙台21の上部
に、略中央部の支軸92を中心として上下方向に回動可
能に取り付けられた検知レバー91と、この検知レバー
91の後端部91B側に設置された光透過型の紙厚検知
センサ94とからなる。
【0053】検知レバー91の先端部91Aには、回転
可能な検知ローラ90が支軸90Aを介して取り付けら
れている。また、検知レバー91の、支軸92と後端部
91Bとの間には、付勢ばね(コイルスプリング)93
が取り付けられている。
【0054】なお、検知レバー91の、支軸92から後
端までの距離L1は、支軸92から検知ローラ90まで
の距離L2よりも大きく設定(L1>L2)されてお
り、検知レバー91の先端部91Aの検知ローラ90の
変位量が検知レバー91の後端部91Bで増幅されるよ
うになっている。
【0055】付勢ばね93により下方に付勢されている
検知レバー91の検知ローラ90は通常、実線図示のよ
うに、給紙台21に対して所定圧で接触している。この
とき、検知レバー91の後端部91Bは水平状態にあ
り、紙厚検知センサ94はオフ状態になっている。
【0056】ピックアップローラ25によって給紙され
たラミネート対象物20が検知ローラ90と給紙台21
との間に入り込むと、検知ローラ90がラミネート対象
物20の厚み分だけ上動する。これによって、検知レバ
ー91が想像線図示のように支軸92を中心として反時
計方向に回動する。
【0057】このとき、検知レバー91の後端部91B
の変位量が紙厚検知センサ94によってリニアに検知さ
れ、検知レバー91の後端部91の変位量がラミネート
対象物20の厚みとして検知される。
【0058】図7は本ラミネート装置の制御回路の構成
を示す。
【0059】本ラミネート装置の制御回路は、ROM,
RAM等を内蔵したワンチップマイクロコンピュータ
(制御手段)70を中心に構成されている。そして、こ
のマイクロコンピュータ70の各入力ポートP0〜P4
には、給紙台21上に載置されたラミネート対象物20
の有無状態を検知するための給紙センサ27と、プレヒ
ートローラ9A,9Bの表面温度を測定するためのサー
ミスタからなるプレヒートローラ温度センサ55と、ラ
ミネートローラ対10の各ローラ10A,10Bの表面
温度を測定するためのラミネートローラ温度センサ56
と、ラミネート対象物20の厚みを検知するための紙厚
検知センサ94と、メインモータ42の回転量及びプル
ローラ対15の周囲の移動量をカウントするためのクロ
ックセンサ47等の各信号が入力されるようになってい
る。
【0060】また、マイクロコンピュータ70の各出力
ポートF0〜F9からは、各ドライバD0〜D9を介し
て、シャッタ部材26を昇降動させるためのシャッタソ
レノイド49と、ピックアップローラ25を昇降動させ
るためのピックアップソレノイド50と、ピックアップ
ローラ25を回転させるためのピックアップモータ51
と、プルローラ対15及び排出ローラ対19を回転させ
るためのメインモータ42と、ラミネートフィルム6
A,6Bを加熱させるためのラミネートヒータ13A,
13Bと、ラミネートローラ対10の表面温度を一定に
保つためのプレヒータ12A,12Bと、ラミネート処
理後のラミネートフィルム6A,6Bを連続したラミネ
ートフィルム6A,6Bから切断するカッタ刃15を駆
動するためのカッタモータ52と、オペレータにラミネ
ート動作に入ることを知らせるための原稿検知表示部5
3と、ラミネートローラ対10の接触圧を調整するため
の圧力調整モータ54と、排紙ローラ対19を回転させ
るための排出モータ71等に対して駆動信号が出力させ
るようになっている。
【0061】なお、マイクロコンピュータ70に接続さ
れた各負荷のオン、オフ制御等はROM内に格納された
プログラムに従って実行される。
【0062】次に、図1を参照して、本ラミネート装置
におけるラミネート処理動作について説明する。
【0063】給紙台21にラミネート対象物20を載置
し、挿入口22Aに差し込んで、その先端をシャッタ部
材26に突き当てる。このようにすると、ラミネート対
象物20が給紙センサ27により検知され、シャッタソ
レノイド49がオンし、シャッタ部材26が給紙台21
上から退避する。また、これと共にピックアップソレノ
イド50がオンし、ピックアップローラ25がラミネー
ト対象物20と所定の圧力で接触する。
【0064】その後、ピックアップモータ51がオン
し、ピックアップローラ25が回転を始める。これによ
って、ラミネート対象物20が搬送され、予め設定され
た時間が経過すると、メインモータ42がオンしてプル
ローラ対15及び排出ローラ対19が回転を始める。
【0065】ラミネートフィルム6A,6Bは、プルロ
ーラ対15により引っ張られ、また、引っ張られたラミ
ネートフィルム6A,6Bによってラミネートローラ対
10の各ローラ10A,10B及びプレヒートローラ9
A,9Bが従動回転する。
【0066】接着されていないラミネートフィルム6
A,6Bは、予め余熱されているプレヒートローラ9
A,9Bにより第1の温度に加熱され、続いてラミネー
トローラ対10の各ローラ10A,10Bにより常に一
定の温度にコントロールされた第2の温度に加熱され
る。
【0067】ピックアップローラ25によって給紙され
たラミネート対象物20は、ラミネートローラ対10の
手前に設置されている紙厚検知装置95の検知ローラ9
0を通過する。これによって、検知ローラ90が上述し
たように、ラミネート対象物20の厚み分だけ上動する
ことになり、検知レバー91が支軸92を中心として反
時計方向に回動する。このとき、検知レバー91の後端
部91Bの変位量が紙厚検知センサ94によってリニア
に検知され、検知レバー91の後端部91Bの変位量が
ラミネート対象物20の厚みとして検知される。
【0068】紙厚検知装置95の紙厚検知センサ94が
検知したラミネート対象物20の厚みが所定の厚み以下
の場合、上述のように、圧力調整モータ54の出力軸5
4Aを基準位置から時計方向に所定量回転させて、ラミ
ネートローラ対10の接触圧を弱める。
【0069】また、ラミネート対象物20の厚みが所定
の厚み以上の場合、上述のように、圧力調整モータ54
の出力軸54Aを基準位置から反時計方向に所定量回転
させて、ラミネートローラ対10の接触圧を強める。
【0070】ピックアップローラ25によって給紙され
たラミネート対象物20は、紙厚検知装置95の検知ロ
ーラ90を通過すると接触圧を調整されたラミネートロ
ーラ対10のニップ部10Cに送り込まれ、加熱された
上下のラミネートフィルム6A,6Bの間に挟まれた状
態でラミネートローラ対10により加圧・加熱されてラ
ミネート処理される。
【0071】ピックアップローラ25は、予め設定され
た時間だけ回転すると、ピックアップソレノイド50が
オフとなり給紙台21上から退避し、かつ、ピックアッ
プモータ51がオフとなり回転を停止する。
【0072】給紙センサ27がラミネート対象物20の
後端を検知すると、クロックセンサ47によりクロック
円板45のスリット数のカウントが開始される。そし
て、給紙センサ27からカッタユニット17までの距離
が計測されると、メインモータ42がオフとなり、ラミ
ネート処理後のラミネート対象物20の搬送を停止す
る。これと同時に、カッタモータ52がオンし、カッタ
刃17Aがラミネート対象物20の後端部で連続してい
るラミネートフィルム6A,6Bを切断する。
【0073】この後、排出モータ71がオンし、製品と
して完成されたラミネート対象物20が排出ローラ対1
9によりラミネート装置本体1外の不図示の排出トレイ
上に排出される。排出モータ71は排出ローラ対19が
ラミネート対象物20を排出後、オフとなる。
【0074】本ラミネート装置においては、ラミネート
ローラ対10の接触圧をラミネート対象物20の厚みに
応じた接触圧に自動的に変えているので、ラミネート対
象物20が薄い場合でも厚い場合でも、ラミネートのた
めの加圧を最適な条件で行うことができる。 〈実施例2〉ここでは、本発明を図8に示す画像形成装
置(複写機)の定着ローラ対に適用した場合の実施例を
示す。
【0075】まず、画像形成装置の主要部分の構成につ
いて説明する。
【0076】画像形成装置本体200内には、シート材
を積載した給紙カセット201,202が、画像形成装
置本体200の前面側より着脱可能に設置されている。
【0077】各給紙カセット201,202に積載され
たシート材は最上紙側からピックアップローラ203,
205により給紙され、分離ローラ対206,207に
よって1枚ずつ分離されて搬送ローラ対209へ送られ
る。搬送ローラ対209はシート材をレジストローラ対
210へ搬送する。
【0078】シート材はレジストローラ対210のニッ
プ部に突き当って斜行が矯正された後、レジストローラ
対210によって、感光ドラム211と転写帯電器21
2との間に送られ、ここで転写帯電器212により感光
ドラム211上に形成されたトナー像が転写される。
【0079】トナー像が転写されたシート材は搬送ベル
ト213によって定着ローラ対215へ送られ、ここで
加圧、加熱されてトナー像が定着処理される。
【0080】トナー像の定着処理を終えたシート材は搬
送ローラ対216により下流に搬送され、排出ローラ対
217によって機外の排紙トレイ219上に排紙され
る。
【0081】図中、符号220は、両面コピー及び多重
コピーを行う場合の中間トレイであり、この中間トレイ
220に積載されたシート材は、再給紙ローラ対221
によってレジストローラ対210へ送られる。
【0082】また、符号222は手差し台であり、この
手差し台222に載置されたシート材は、手差し給紙ロ
ーラ223によってレジストローラ対210へ送られ
る。
【0083】本画像形成装置においては、レジストロー
ラ対210の上流側直前に、給紙されたシート材の厚み
を検知するための紙厚検知装置225を設置している。
この紙厚検知装置225は図6に示す紙厚検知装置95
と同様の構成になっている。
【0084】本画像形成装置における定着ローラ対21
5は、上側ローラ215Aが画像形成装置本体200に
対して上下方向に移動可能に取り付けられ、かつ、下側
ローラ215Bが画像形成装置本体200に対して移動
不可能に取り付けられている。
【0085】そして、この定着ローラ対215は、図9
に示すように、上記実施例1のラミネートローラ対10
の場合と同様の部材から構成されている接触圧調整機構
226により、接触圧の調整が可能になっている。
【0086】レジストローラ対210の上流直前に設置
されている紙厚検知装置95の紙厚検知センサ94が、
レジストローラ対210へ送られたシート材の厚みを検
知すると、画像形成装置全体の動作を制御するCPU
(制御手段)227が、この紙厚検知センサ94からの
厚み情報に基づいて、定着ローラ対215の接触圧がシ
ート材に応じて接触圧となるように、ドライバ229を
介して圧力調整モータ54を制御する。
【0087】CPU227は、シート材の厚みが特定の
厚みよりも薄い場合、圧力調整モータ54を時計方向
(矢印b方向)に所定量回転させて、定着ローラ対21
5の接触圧を弱める。また、シート材の厚みが特定の厚
みよりも厚い場合、圧力調整モータ54を反時計方向
(矢印a方向)に所定量回転させて、定着ローラ対21
5の接触圧を強める。
【0088】本画像形成装置においては、定着ローラ対
215の接触圧をシート材の厚みに応じた接触圧に自動
的に変えているので、シート材が薄い場合でも厚い場合
でも、定着処理のための加圧を最適な条件で行うことが
できる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート材
加圧装置においては、加圧ローラ対の上流側においてシ
ート材の厚みを検知する厚み検知手段からの情報に基づ
いて加圧ローラ対の接触圧をシート材の厚みに応じた接
触圧に自動調整するようにしたので、加圧ローラ対によ
るシート材の加圧処理が、シート材に最適な条件で行え
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたラミネートローラ対を備え
たラミネート装置の全体構成を示す縦断側面図。
【図2】同ラミネート装置の、ラミネートフィルムロー
ル交換時の状態を示す縦断側面図。
【図3】同ラミネート装置のプルローラ対の駆動機構の
構成を示す平面図。
【図4】同ラミネート装置のラミネートローラ対の接触
圧調整機構の構成を示す平面図。
【図5】同ラミネートローラ対の接触圧調整機構の構成
を示す縦断側面図。
【図6】同ラミネート装置に備えられた紙厚検知装置の
構成を示す側面図。
【図7】同ラミネート装置の制御回路の構成を示すブロ
ック図。
【図8】本発明が適用された定着ローラ対を備えた画像
形成装置(複写機)の全体構成を示す縦断側面図。
【図9】同画像形成装置の定着ローラ対の接触調整機構
の構成を示す縦断側面図。
【図10】従来例のラミネート装置の全体構成を示す縦
断側面図。
【符号の説明】
10 ラミネートローラ対(加圧ローラ対) 20 ラミネート対象物(シート材) 70 マイクロコンピュータ(制御手段) 94 紙厚検知センサ 95 紙厚検知装置(シート材厚み検知手段) 155,266 接触圧調整機構 215 定着ローラ対(加圧ローラ対) 277 CPU(制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流から送られたシート材を回転する加
    圧ローラ対によって加圧処理するシート材加圧装置にお
    いて、 前記加圧ローラ対の接触圧を調整する接触圧調整機構
    と、前記加圧ローラ対の上流側において前記シート材の
    厚みを検知するシート材厚み検知手段と、 前記シート材厚み検知手段が検知した厚み情報に基づい
    て前記接触圧調整機構を制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とするシート材加圧装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記シート材厚み検知
    手段が検知したシート材厚に応じて前記加圧ローラ対の
    接触圧が高くなるように前記接触圧調整機構を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載のシート材加圧装置。
  3. 【請求項3】 上流から送られたシート材を回転する加
    圧ローラ対によって加圧処理するシート材加圧装置にお
    いて、 前記加圧ローラ対の接触圧を調整する接触圧調整機構
    と、前記加圧ローラ対の上流側において前記シート材の
    厚みを検知するシート材厚み検知手段と、 前記シート材厚み検知手段が検知した厚み情報に基づい
    て前記接触圧調整機構を制御する制御手段と、 前記シート材の厚みに応じた接触圧でシート材をラミネ
    ートフィルムで挟持して加圧する加圧手段と、 を具備したことを特徴とするラミネート装置。
JP4193118A 1992-06-26 1992-06-26 シート材加圧装置及びラミネート装置 Withdrawn JPH0611980A (ja)

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