JPH06118759A - 画像安定化法 - Google Patents

画像安定化法

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JPH06118759A
JPH06118759A JP4265871A JP26587192A JPH06118759A JP H06118759 A JPH06118759 A JP H06118759A JP 4265871 A JP4265871 A JP 4265871A JP 26587192 A JP26587192 A JP 26587192A JP H06118759 A JPH06118759 A JP H06118759A
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Takeshi Kinoshita
健 木下
Takanobu Yamada
孝信 山田
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子写真プロセスを用いた作像装置において
高精度の画像安定化が可能な画像安定化法を提供する。 【構成】 電子写真プロセスによる作像装置において、
所定の基準帯電電位で帯電された感光体上に所定の基準
発光量で形成された潜像パターンの表面電位を検出し、
検出値から基準帯電電位を補正する。補正された基準帯
電電位で帯電された感光体上へ所定の複数の発光量にて
潜像パターンを作成し、その電位を検出し、複数の発光
量と検出電位の関係を直接に求め、上記の複数の発光量
の中から、所定の狙いの電位に最も近い検出電位が得ら
れた発光量を選択する。こうして補正された帯電電位と
選択された発光量を基に自動濃度制御のための基準トナ
ー像が作成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プロセスによ
る画像形成装置における画像再現の安定化に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真プロセスに用いる感光
体には、環境、耐刷による静電特性の変動および感光体
個々の静電特性のばらつきがある。特にカラー画像にお
いては、これらの静電特性の変動が色の再現性、バラン
スおよび低濃度部の再現性に大きな影響を及ぼす。そこ
で、画像再現の安定化のために、画像再現の前に、画像
濃度を安定的に良好な状態で維持する自動濃度制御(A
IDC)が行われている。このAIDC動作では、基準
トナー像が、所定の表面電圧と所定の光量で感光体上に
ハーフトーン静電潜像パターンを形成しトナーで現像し
て作成され、そのパターンのトナー濃度を測定する。そ
して、そのトナー濃度を基に最大光量、表面電圧、階調
特性などの画像再現時の作像条件を調整する。さらに、
画像再現時の作像条件の調整の精度向上のために、AI
DC動作前に、感光体に潜像パターンを作成し、その電
位を測定し、その結果に基づいてAIDC動作時の潜像
パターンの作像条件の調整が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】AIDC動作前に表面
電位補正や光量補正を行ってAIDC動作時の作像条件
を調整する場合、まず被露光部の表面電位(暗部電位)
を補正し、その後に感光体上を基準光量にて露光し、露
光部の電位(明部電位)を検出し、その検出電位によっ
て、前もって作成された検出電位と光量との関係より最
大光量を設定する方法がある。たとえば、本出願人によ
る特願平4−126480号に記載された複写機では、
作像に先立って、感光体を帯電する帯電チャージャの基
準グリッド電位で帯電された感光体の表面電位を検出
し、その検出電位から表面電位補正量を求め、さらに、
基準光量を照射したときの表面電位を検出し、前もって
定めた表面電位と光量との関係から補正最大光量を決定
する。その後、それら補正後のグリッド電位と所定の光
量レベルを用いたAIDC動作で基準トナー像を形成
し、その濃度から、画像再現時の帯電チャージャのグリ
ッド電位,現像器の現像バイアス電位,および、階調補
正特性を決定している。その後、コピーが行われる。こ
のようなAIDC動作における潜像パターン作像条件の
補正により、AIDC動作の精度が向上し、感光体の環
境や耐刷による感度変化を、ある範囲までは補正でき
る。この方法では、コピー前の立ち上げ時間を短くする
ために、AIDC動作前に、ある1つの光量で作成した
基準パターンの電位を検出する。したがって、検出時間
が短く、コピー前の動作時間が長くならないという長所
がある。しかし、この方法は、条件によって補正がずれ
るという問題がある。たとえば、環境変動(高湿時な
ど)により、帯電チャージャのグリッド電位レベルが、
AIDC動作後に、初期補正後のグリッド電位レベルに
対して大きくずれた場合、感光体の静電特性、グリッド
電圧精度などにより、AIDC動作にて選択した(狙っ
た)表面電位が得られない。また、マルチコピー時に、
感光体の電位(特に光を照射したときの表面電位)が帯
電と除電の繰り返しにより変動する。この電位変動の対
策として、像間部で表面電位検出と補正を行っても、実
際にコピーするときの電位と、電位変動を補正するため
の電位が異なるため、補正精度が低下しやすい。AID
C動作を精度よく行うためには、基準トナー像を形成す
るときの暗部電位と明部電位をどのような条件下でも一
定にし、現像電圧を一定にする必要がある。
【0004】本発明の目的は、電子写真プロセスを用い
た作像装置において高精度の画像安定化が可能な画像安
定化法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像安定化
法では、電子写真プロセスによる作像装置において、所
定の基準帯電電位で帯電された感光体の表面電位を検出
し、検出された表面電位から所定の関係より狙いの暗部
電位を生じるように基準帯電電位を補正する。次に、補
正された基準帯電電位で帯電された感光体を所定の複数
の光量で照射して複数の潜像パターンを作成し、各潜像
パターンの表面電位を検出する。そして、上記の検出さ
れた表面電位の中で狙いの明部電位に最も近い電位を生
じた照射光量を選択し、この選択された照射光量に対応
する最大光量を決定する。次に、補正された基準帯電電
位で帯電された感光体を、上記の最大光量の下での所定
の発光レベルの光量で照射し現像して基準トナー像を作
成し、基準トナー像の濃度を検出し、この検出濃度に対
応した画像再現の作像条件を設定する。好ましくは、上
記の複数の照射光量と表面電位の関係が既に求められて
いる場合に、上記の補正された基準帯電電位で帯電され
た感光体に上記の選択された照射光量にて潜像パターン
を作成し、この潜像パターンの表面電位を検出する。そ
して、上記の複数の照射光量と検出電位の関係を参照し
て、今回検出された表面電位が、上記の選択された照射
光量より大きい照射光量により得られている場合には、
選択された照射光量に対応して決定された最大光量を減
少し、上記の選択された照射光量より小さい照射光量に
より得られている場合には、選択された照射光量に対応
して決定された最大光量を増加する。次に、こうして決
定された最大光量を基準トナー像の作成に用いる。
【0006】
【作用】電子写真プロセスによる作像装置において、A
IDC動作による画像再現の作像条件の調整の前に、A
IDC動作における基準パターンの作像条件が補正され
る。すなわち、まず、所定の基準帯電電位で帯電された
感光体上に所定の基準発光量で形成された潜像パターン
の表面電位を電位センサにより検出し、あらかじめ求め
られている関係を基に検出値から基準帯電電位を補正す
る。これにより暗部電位の補正が行われる。次に、この
補正された基準帯電電位で帯電された感光体上に、複数
の光量で照射した潜像パターンの表面電位を検出し、光
量とそれに対する明部電位の関係を求める。こうして、
照射光量とその照射後の表面電位の関係が直接に確認さ
れる。この関係を基に、狙いの表面電位に最も近い光量
を、AIDC作像時の最適の発光量として選択できる。
これにより感光体の露光特性が補正される。AIDC動
作は、この補正された基準帯電電位と選択された発光量
を用いて従来のように行われる。好ましくは、複数の照
射光量と明部電位との関係(光量と表面電位のテーブ
ル)が求められている場合には、この関係を利用して補
正を簡単に行う。すなわち、先に選択された光量でのみ
潜像パターンを生成し、その潜像パターンの明部電位を
測定する。そして、選択された照射光量での今回の検出
電位が、前回の検出電位より低い場合には最大光量を小
さくし、前回の検出電位より大きい場合には最大光量を
大きくする。その光量変化の大きさは、複数の照射光量
と明部電位との関係を参照して決められる。
【0007】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本発明の実施例
を説明する。 (a)デジタルカラー複写機の構成 図1は、本発明の実施例に係るデジタルカラー複写機の
全体構成を示す。デジタルカラー複写機は、原稿画像を
読み取るイメージリーダ部100と、イメージリーダ部
で読み取った画像を再現する複写部200とに大きく分
けられる。イメージリーダ部100において、スキャナ
10は、原稿を照射する露光ランプ12と、原稿からの
反射光を集光するロッドレンズアレー13、及び集光さ
れた光を電気信号に変換する密着型のCCDカラーイメ
ージセンサ14を備えている。スキャナ10は、原稿読
取時にはモータ11により駆動されて、矢印の方向(副
走査方向)に移動し、プラテン15上に載置された原稿
を走査する。露光ランプ12で照射された原稿面の画像
は、イメージセンサ14で光電変換される。イメージセ
ンサ14により得られたR,G,Bの3色の多値電気信号
は、読取信号処理部20により、イエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のいずれかの8ビッ
トの階調データに変換され、同期用バッファメモリ30
に記憶される。
【0008】次いで、複写部200において、プリント
ヘッド部31は、入力される階調データに対して感光体
の階調特性に応じた階調補正(γ補正)を行った後、補正
後の画像データをD/A変換してレーザダイオード駆動
信号を生成して、この駆動信号により半導体レーザ26
4(図3参照)を発光させる。階調データに対応してプ
リントヘッド部31から発生されるレーザビームは、反
射鏡37を介して、回転駆動される感光体ドラム41を
露光する。感光体ドラム41は、1複写ごとに露光を受
ける前にイレーサランプ42で照射され、帯電チャージ
ャ43により一様に帯電されている。この状態で露光を
うけると、感光体ドラム41上に原稿の静電潜像が形成
される。シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのトナ
ー現像器45a〜45dのうちいずれか一つだけが選択さ
れ、感光体ドラム41上の静電潜像を現像する。次に、
転写前イレーサランプ55によって感光体上の電荷を消
した後に、現像されたトナー像は、転写チャージャ46
により、転写ドラム51上に巻きつけられた複写紙に転
写される。
【0009】この印字過程は、イエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色につ
いて繰り返して行われる。このとき、感光体ドラム41
と転写ドラム51の動作に同期してスキャナ10はスキ
ャン動作を繰り返す。その後、複写紙は、分離爪47を
作動させることによって転写ドラム51から分離され、
定着装置48を通って定着され、排紙トレー49に排紙
される。なお、複写紙は用紙カセット50より給紙さ
れ、転写ドラム51上のチャッキング機構52によりそ
の先端がチャッキングされ、転写時に位置ずれが生じな
いようにしている。
【0010】図2と図3は、実施例に係るデジタルカラ
ー複写機の制御系の全体ブロック図を示す。イメージリ
ーダ部100は、イメージリーダ制御部101により制
御される。イメージリーダ制御部101は、プラテン1
5上の原稿の位置を示す位置検出スイッチ102からの
位置信号によって、ドライブI/O103を介して露光
ランプ12を制御し、また、ドライブI/O103およ
びパラレルI/O104を介して、スキャンモータ11
を駆動するスキャンモータドライバ105を制御する。
一方、イメージリーダ制御部101は、画像制御部10
6とバスにより結合されている。画像制御部106は、
CCDカラーイメージセンサ14および画像信号処理部
20のそれぞれとバスで互いに接続されている。イメー
ジセンサ14からの画像信号は、画像信号処理部20に
入力されて、Y,M,C,Kの印字データが出力され
る。
【0011】複写部200には、複写動作一般の制御を
行うプリンタ制御部201が備えられる。CPUを備え
るプリンタ制御部201には、制御用のプログラムが格
納された制御ROM202と各種データ(γ補正データ
など)が格納されたデータROM203とが接続され
る。プリンタ制御部201は、これらROMのデータに
よってプリント動作の制御を行う。プリンタ制御部20
1は、感光体ドラム41の表面電位を検知する電位セン
サ44、感光体ドラム41の表面に付着する基準トナー
像のトナー付着量を光学的に検出するAIDCセンサ2
10、現像器45a〜45d内におけるトナー濃度を検出
するATDCセンサ211、温度センサ212および湿
度センサ213の各種センサからのアナログ信号が入力
される。
【0012】プリンタ制御部201は、各センサ44,
210〜213、操作パネル221およびデータROM
203からのデータによって、制御ROM202の内容
に従って、複写制御部231と表示パネル232とを制
御し、さらに、AIDCセンサ210による自動、若し
くは、操作パネル221への入力による手動の濃度コン
トロールを行うため、パラレルI/O241およびドラ
イブI/O242を介して、帯電チャージャ43のグリ
ッド電位VGを発生するVG発生用高圧ユニット243お
よび現像器45a〜45dの現像バイアス電位VBを発生
するVB発生用高圧ユニット244を制御する。なお、
プリンタ制御部201は、内部RAMを有する。プリン
タ制御部201は、また、イメージリーダ部100の画
像信号処理部20と画像データバスで接続されており、
画像データバスを介してやってくる画像濃度信号を基に
して、γ(階調補正)テーブルの格納されているデータ
ROM203の内容を参照してドライブI/O261お
よびパラレルI/O262を介して半導体レーザドライ
バ263を制御している。半導体レーザドライバ263
は、半導体レーザ264の発光を駆動する。階調表現
は、本実施例では半導体レーザ264の発光強度の変調
により行う。
【0013】(b)画像信号処理 図4は、プリンタ制御部201における画像データ処理
のブロック図である。ここで、画像信号処理部20から
の多値画像データは、インターフェース部251を介し
て、ファーストイン・ファーストアウトメモリ(以下F
IFOメモリという)252に入力される。このFIF
Oメモリ252は、主走査方向の所定の行数分の画像の
階調データを記憶することができるラインバッファメモ
リであり、イメージリーダ部100と複写部200との
動作クロック周波数の相違を吸収するために設けられ
る。FIFOメモリ252のデータは、次にγ補正部2
53に入力される。後で説明するように、データROM
203のγ補正データがプリンタ制御部201によりγ
補正部253に送られ、γ補正部253は、入力データ
(OD)を補正して出力レベルをD/A変換部254に
送る。D/A変換部254で出力レベル(デジタル値)
から変換されたアナログ電圧は、次に、ゲイン切換部2
55において、プリンタ制御部201からのゲイン設定
値に対応してゲイン切換信号発生回路部256によりス
イッチSW1〜SW8(異なったパワーP1〜P8に対応)
を切り換えて増幅された後、ドライブI/O261を介
して半導体レーザドライバ263に送られ、半導体レー
ザ264をその値の強度で発光させる。
【0014】一方、プリンタ制御部201は、発光信号
発生回路265に信号を送り、発光信号発生回路265
は、パラレルI/O回路を介して、クロックに基づく発
光信号を半導体レーザ駆動部263に送る。半導体レー
ザ駆動部263は、発光信号が入力されているときにの
み、ドライブI/O回路261から入力される画像信号
を出力し、半導体レーザ264を駆動する。なお、発光
信号発生回路265においてクロックのデューティ比を
切換え、画質を変えることもできる。
【0015】ところで、中間調画像の複写においては、
階調特性を考慮しなければならない。一般に、感光体の
感光特性、トナーの特性、使用環境など種々の要因が絡
み合って、再現すべき原稿の読取濃度レベル(OD)
(以下、入力レベルともいう)とレーザ光の発光強度レ
ベル(従って再現された画像濃度レベル(ID)とは正
確には比例せず、図5の右上に図式的に示すように、本
来得られるべき特性Aからずれた特性Bを示す。このよ
うな特性は、一般にγ特性(階調特性)と呼ばれ、特に
中間調画像に対する印字された再現画像の忠実度が低下
する大きな要因となっている。そこで、半導体レーザ2
64の出力パワー(レーザエネルギともいう)Pについ
てγ補正部253であらかじめ出力特性を図5右下の露
光補正特性のように制御して比例特性Aを実現させる。
すなわち低階調度で出力パワーを大きくし、高階調度で
出力パワーを小さくして、再現画像の濃度を階調度に比
例させるのである。なお、図5左下の感光体特性に示す
ように、半導体レーザの出力パワーPに対応して感光体
の減衰電位VIは非線形的に変化する。また、トナー
は、VI<VBでは付着するが、図5の左上の現像特性に
示すように、トナー付着量も非線形的に変化する。
【0016】(c)自動画像濃度制御(AIDC) 図6は、感光体ドラム41の回りの帯電チャージャ4
3、現像器(たとえば45r)などの配置を図式的に示
す。ここで、感光体ドラム41には、帯電チャージャ4
3が対向して設置される。放電電位VCの帯電チャージ
ャ43のグリッドにはグリッド電位発生ユニット243
により負のグリッド電位VGが印加される。グリッド電
位VGと感光体ドラムの暗部表面電位Voとの関係はほぼ
Vo=VGと見なせるので、感光体ドラム41表面の電位
Oはグリッド電位VGにより制御できる。なお、表面電
位Voは、電位センサ44により検知される。電位セン
サ44は、図のように、レーザー露光位置(A)と現像位
置(B)の間に設けられる。また、AIDCセンサ210
は、現像後の位置(C)に設定されている。トナー付着量
検出時は、転写前イレーサ55の光がAIDCセンサ2
10の受光部に入射するのを防止するため、転写前イレ
ーサ55を消している。その他、感光体ドラム41の近
辺には、上記センサ44、210の他に、温度センサ2
12が取り付けられており、機内温度のモニタを行って
いる。
【0017】作像においては、まず、レーザ露光前にお
いて、グリッド電位発生ユニット243が駆動する帯電
チャージャ43によって感光体ドラム41には負の暗部
表面電位Voが、また、現像バイアス発生ユニット24
4により現像器45rのローラには低電位の負の現像バ
イアス電圧VB(|VB|<|Vo|)が与えられる。すな
わち、現像スリーブ表面電位はVBである。レーザ露光
によって感光体ドラム41上の照射位置(A)の電位が
低下して暗部表面電位Voから静電潜像の減衰電位Vi
へ遷移する。減衰電位Viが現像バイアス電位VBより
も低電位になると、現像器45rのスリーブ表面に運ば
れてきたトナー(負電荷を有する)が感光体ドラム41上
に付着する。VoとVBの差は大きすぎても小さすぎても
よくない。トナー付着量は、現像電圧△V=|VB−V
i|が大きいほど多い。一方、減衰電位Viは、同じ露
光量であっても表面電位Voが変化するにつれ変る。そ
こで、VoとVBの差をある程度の範囲内に維持しつつ、
たとえば差をほぼ一定にしつつ、表面電位Voおよび現
像バイアス電位VBを変化すれば、VBとViとの差が変
化するので、トナー付着量を変えることができ、濃度を
制御することができる。
【0018】AIDC動作時には、後に説明するように
補正された条件で帯電された感光体上の所定領域に、補
正された基準光量で露光をうけて潜像が作成され、この
潜像を現像して得られた基準トナー像のトナー付着量
が、AIDCセンサ210により光学的に検知される。
すなわち、基準トナー像に斜めから光を入射し、感光体
ドラム41近傍に設けられたAIDCセンサ210によ
って、基準トナー像の正反射光と散乱反射光とを検出す
る。それぞれの検出信号はプリンタ制御部201に入力
され、ここで両検出信号の差Vsからトナー付着量が求
められる。このトナー付着量が、感光体ドラム41の濃
度制御の基準となる。
【0019】そこで、AIDCセンサ210の検出値に
対応してVo,VBを変化させれば、最大濃度レベルでの
トナー付着量を一定に保つ自動画像濃度制御(AID
C)を行うことができる。たとえば、感光体感度、相対
湿度などの環境の変化によりトナー帯電量の減衰特性が
変化するが、Vo,VBを変化させて最大濃度を自動的に
一定に保つことができる。そこで、本実施例では1つの
現像バイアス電位VBに1つのグリッド電位VGを対応さ
せ、(VB,VG)の設定値を、AIDCセンサ210の検
出値Vsに対応した0〜15の濃度検出レベル(LBA)
に対応させて変化させる。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】表1は、このようにして設定される(VG,
B)の組のデータの例を示す。なお、表2と表3は、
B出力テーブルとVG出力テーブルを示しており、グリ
ッド電位VGと現像バイアス電位VBは、各20V刻みで
変化される。表1において、AIDCセンサ210の検
出値は、その大きさを基に最左欄に示す0〜15のレベ
ルに対応させられ、各レベルに対応してVBは220V
から20Vずつ変化し最大で820Vになる。VGは、
Bより180V大きい値に保たれ、従って400Vか
ら1000Vまで変化する。なお、(VG,VB)の変化
量は制御の精度に対応して決めればよい。図7は、感光
体の各レベルでの電位を示す図式的なグラフである。こ
こで、VG,Vo,VBには、最後にレベル0〜15の添
字を付している。また、曲線は、最大光量で1ドットを
照射したときの電位の変化を示し、VIは、最大光量で
の減衰電位を表す。
【0024】(d)AIDC動作前の帯電電位と最大光
量の補正 ところで、(c)で説明したようにAIDCによる濃度
検出及び制御は、基準(VG,VB)と基準露光量によっ
て形成されたトナー像のトナー付着量を検出し、その検
出値に対応し(VG,VB)を変化させ付着量制御を行な
うわけであるが、このとき、基準のVGとこれに対する
表面電位Voの値は感光体の環境等による感度変化、ま
たチャージャの汚れ等により変化する。そのため、同じ
G,VB、露光量を与えたとしても現像電圧|VB−Vi
|が異なってくるため、トナー付着量が変わってしまう
(図8参照)。また、環境、耐久等の影響による感度変化
からViは変化する。そのため、同じVG,VB、露光量
を与えたとしても|VB−Vi|が異なってくるため、ト
ナー付着量が変わってしまう(図9参照)。当然、Vo,V
iともに変化したときには、|VB−Vi|及びトナー付
着量は変わってしまう(図10参照)。
【0025】これらの現象のため、AIDCセンサ21
0によるトナー付着量検出時の前提条件である一定現像
電圧|VB−Vi|での付着量検出が行えない。この結
果、最大濃度レベルの自動制御の精度が低くなってしま
う。これらの理由により、AIDCセンサ210による
自動濃度制御を正確に行なうためには、基準トナー像を
形成するときの暗部電位Voと明部電位Viをどのような
条件下でも一定にする必要がある。そこで、AIDC動
作に先立ちVo,Viの検出及び検出値に基づくVGと最大
光量の補正を行なうことにより、AIDCセンサ210
による自動濃度制御の精度を高める。以下に具体例を示
す。
【0026】(d−1)暗部電位補正 まず、AIDCセンサ210により基準トナー像の濃度
検出が行なわれる前に、所定VG=−780V(表3N
o.20)で帯電した感光体の暗部電位Voを電位センサ
44により測定する。図11は、補正前カーブが狙いの
カーブからずれているAIDC動作前の状況の一例を示
す。その暗部電圧Voが狙いのVG-Vo特性からどれだけ
ずれているかを表面電位測定により判断し、表4のVG
補正テーブルを基にVGの補正量を決定する(図17の
フロー参照)。本実施例のVGの設定範囲(400〜10
00V)では、VG-Vo特性は、通常は、図12に示すよ
うにほぼ傾きを同じくしてずれが生じる。表4のVG
正量(ΔVG)は、この特性変化を基に設計されてい
る。すなわち、検出された表面電位Voと狙いのVo(7
80V)との差に対応して、傾きが同じと仮定してΔV
Gが定められる。この補正の結果、図13に示すように
暗部電位Voは狙いの値に補正される。
【0027】
【表4】
【0028】(d−2)最大光量補正 先に説明したようにグリッド電位VGを補正し、狙いの
暗部電位Voに合わせた後、次に、図14に示すよう
に、複数の光量にて感光体ドラム41上を照射し、得ら
れた複数の潜像パターンの電位Vi(明部電位)を電位セ
ンサ44により検出する。これにより、半導体レーザ2
64の照射光量と電位Viとの関係(表6のテーブル)を
作成し、そのテーブルを基に狙いの明部電位Viになる
ような光量を決定する(図18,図19のフロー参
照)。ここで、複数の光量とは、表5の8段階の最大光
量0.80〜1.50mW/cm2をそれぞれ光量レベル
255とした時の光量レベル64(最大光量の1/4)で
の中間光量であり、0.20(LD1)、0.23(LD
2)、0.25(LD3)、0.28(LD4)、0.30(L
D5)、0.33(LD6)、0.35(LD7)、0.38
(LD8)mW/cm2の光量を順次感光体ドラム41上
に照射する。ここで、上記各光量は感光体ドラム41上
に同じ時間づつ照射され、それぞれに対して電位センサ
44により明部電位Vi(N)(N=1〜8)が読み込ま
れ、表6のような発光データ番号Nと検出電位Vi(N)
とのテーブルが作成される。
【0029】次に、読み込まれた表6のデータVi(N)
を順次狙い値Vi*と比較し、その差ΔVi=|Vi*−Vi
(N)|が最も小さい発光データ番号Nの値N*を求め、
そのN*に対応する光量レベル255の光量を最大光量
として設定するのである。以上のVG補正と最大光量補
正により、図15のように露光特性LDCをほぼ狙いの
カーブと同一にすることができる。その後、(c)で説
明したAIDC動作を行ない、コピー時の作像条件の調
整を行う。すなわち、基準トナー像の作成は、補正され
たグリッド電圧での感光体の帯電と、選択された発光デ
ータ番号N*での所定のハーフトーン発光レベルでの照
射により行われる(図20のフロー参照)。
【0030】
【表5】
【0031】
【表6】
【0032】また、ここで検出された電位Vi(N)と発
光データ(N)の関係(表6)をメモリに記憶し、表6を
それ以降の光量補正時に用いることで、光量補正処理の
短縮化(ファーストコピー時間の短縮)ができる。本実施
例では、電源投入時のみ、前述の複数照射光量での電位
検出をさせ、その以降は、単一の照射光量での電位検出
と光量補正を行っている。すなわち、VG補正について
は、電源投入時に(d−1)で説明したのと同様の処理
を行う。次に、VG補正後の感光体上に、前の処理によ
り求められた発光データ番号N*の光量でのみ照射し、
その照射部分の電位Viを電位センサ44により検出す
る。次に、この検出値Viから、表6より検出値Viに最
も近い検出電位Vi(N)の発光データ番号Nを求める。
そして、N*との差ΔNを求め、N>N*の場合、発光量
が多い(検出電位が低い)ので、N*よりΔNだけ小さい
発光データ番号にし、最大光量を小さくする。N<N*
の場合、発光量が少ない(検出電位が高い)ので、N*
りΔNだけ大きい発光データ番号にし、最大光量を大き
くする。この最大光量の決定の後で、AIDC処理およ
びコピー処理を行う。
【0033】なお、この一連の画像安定化制御は、コピ
ー毎に動作するようにしてもよい。また、コピー枚数や
時間をカウントして、所定枚数や所定時間毎に動作させ
たり、環境変動(温度、湿度)をモニターして、所定以上
変化した時に動作させるようにして、画像安定化制御の
処理回数を減らすことも可能である。これにより、消耗
品(感光体、現像剤など)の寿命を向上する。
【0034】(e)制御フローの説明 図16は、複写動作に関するメインフローチャートであ
る。まず、電源投入により、内部レジスタ、各種タイマ
などを初期設定し(S1)、メインルーチンの時間を規定
する。その後、VG補正処理(S2、図17参照)、光
量補正処理(S3、図18、図19参照)、AIDC処
理(S4、図20参照)、コピー処理(S5)およびそ
の他の入力処理(S6)と出力処理(S7)を行なう。そ
してS2へ戻り、メインルーチンの処理を繰り返す。コ
ピー処理は、通常と同様なので説明を省略する。
【0035】(e−1)VG補正処理 図17は、VG補正処理(図16S2)のフローを示
す。S100で、操作パネル221でコピースイッチが
押されたか判断する。押されていれば感光体ドラム41
を回転するメインモータを駆動し(S101)、メインイ
レーサ42と転写前イレーサ55を点灯する(S10
2)。次に、S103で帯電チャージャ43の基準グリ
ッド電圧データをセットし(表3のNo.20)、S10
4でVG発生ユニット243に帯電チャージャ43のグ
リッド電位を発生させる。そして、S105にてVo検
出許可タイマT1をセットし、T1タイマを更新させ
(S106)、S107にて、そのタイマが終了するのを
待ち、終了したらT1タイマをリセットする(S10
8)。このT1タイマは、帯電チャージャ43のグリッ
ド電位を発生してから、感光体上の電位が安定するまで
の時間である。
【0036】次に、T1タイマが終了したら、感光体上
の電位(非露光部の暗部電位Vo)を電位センサ44にて
検出する(S109)。検出回数が50回となったら(S
110)、50回のデータを平均し、その値を暗部電位
Voとする(S111)。ここで、S112にて、VG補正
テーブル(表4)より、求められた暗部電位Voに対応し
たVGの補正量ΔVGを算出し、そのΔVGをデータ1に
格納する(S113)。そして、今のグリッド電位データ
にデータ1を加算し、得られた新たなグリッド電圧デー
タをセットする(S114)。続けて、S115にて第1
の発光パワーデータ(LD1)とN=1(Nは発光データ
番号)をセットし(表5参照)、半導体レーザ264を
発光させる(S116)。その後、S117とS118に
て、Vi検出許可タイマT2および光量補正を許可する
光量補正処理フラグをセットし、この処理を終える。
【0037】(e−2)光量補正処理(Vi補正) 図18と図19は、光量補正(図16S3)のフローを
示す。まず、S201にて、光量補正処理フラグ(図1
7S118)がセットされているか判断する。セットさ
れていなければ、この処理を終了する。光量補正処理フ
ラグがセットされていれば、次にS202にて第2光量
補正処理フラグのセットを判断する。セットされていれ
ば、S221に進む。第2光量補正処理フラグがセット
されていなければ、S203で第N番目の発光パワーデ
ータ(LDN)をセットする(表5参照)。この場合は、
G補正処理(図17S115)にてセットされている
データLD1(N=1)のパワーにて発光される。次に、
Vi検出許可タイマT2を更新させ(S204)、S20
5にてT2タイマが終了していないと判断されると、S
204に戻る。Vi検出許可タイマT2が終了したら、
T2タイマをリセットする(S206)。このT2タイマ
は、発光パワーを切換えてから、感光体上の潜像が電位
センサ部位置に到達するまでの時間である。T2タイマ
が終了したら、第N番目(この場合N=1)の発光パワー
で露光された感光体上の潜像電位(Vi)を電位センサ4
4にて検出する(S207)。検出回数が20回となった
ら(S208)、20回のデータを平均化し、その値をV
i(N)とし、表6のテーブルのように発光データ番号
(N)と検出値Vi(N)を対応させて記憶する(S20
9)。次に、S210で狙いのVi*と求められたVi
(N)との差の絶対値ΔVi(N)(=|Vi*−Vi(N)|)
を求め、記憶する。
【0038】そして、S211にて、発光データ番号N
を更新し、S212にてNが8を越えていないと判断さ
れると、S203に戻り、繰り返し処理を行う。ここ
で、S210にて、発光データ番号Nが8を越えた時
は、8段階の照射光量での表面電位検出が終了したの
で、次のS211へ進み、上記の処理で求められたΔV
i(1)〜ΔVi(8)の中の最小値を算出し、その最小値に
対応した発光データ番号を発光データ番号N*として記
憶する(S213)。次に、発光データ番号N*での最
大光量に相当する発光パワーをセットし(S214)、S
215〜S217にて、光量補正処理フラグをリセット
し、次回以降の補正のため第2光量補正処理を許可する
第2光量補正処理フラグをセットし、AIDC動作を許
可するAIDC動作フラグをセットして、この光量補正
処理を終了する。以上が電源投入後、初めて、コピース
イッチが押された時の光量補正処理の説明である。この
処理により、その後の光量補正に用いる表6のような発
光データ番号(N)とその時の検出電位Vi(N)との関係
が得られる。
【0039】次に、第2光量補正処理について説明す
る。コピースイッチが2回目以降に押されたときは、第
2光量補正処理フラグはセットされているので(S20
1でYES)、図19のフローへ進む。S221にて、
第N*番目の発光パワーをセットする。この値は、前回
の光量補正処理(S213)により求められた値であ
る。S221〜S227の処理は、前述のS203〜S
209の処理と同様であるので説明は省略する。次に、
S228にて、発光データ番号Nを1に初期化し、S2
29にて、S227で記憶されたViと前回の光量補正
処理で求められたVi(N)との差の絶対値を求め、その
値をΔV(N)として記憶する。次に、S230にて発光
データ番号Nを1つ繰り上げて、N=8まで以上の計算
処理を繰り返す。次に、S231にて、Nが8を越えた
ら、S232へ進み、S229で記憶した8個のΔV
(N)の最小値を求め、最小値に対応する発光データ番号
Nを記憶する。次に、S233にて、前の処理にて求め
られたN*と今回求めたNとの差を求め、それをΔNと
して記憶する。そしてS234にて、N>N*の場合、
発光量が多い(検出電位が低い)ので、N*よりΔN低い
発光データ番号での発光パワーをセットし、N>N*
場合、発光量が少ない(検出電位が高い)ので、N*にΔ
Nを加算した発光データ番号での最大光量に相当する発
光パワーをセットする。そして、S217へ進み、AI
DC動作を許可するAIDC動作フラグをセットし、こ
の処理を終了する。
【0040】(e−3)AIDC動作 図20は、AIDC動作処理(図16S4)のフローを
示す。S300にて、光量補正処理(図18S217)
にてセットされるAIDC動作フラグが立っているか判
断し、立っていれば、まずAIDCセンサ210のセン
サ感度を求める。センサ感度は、感光体との距離やセン
サ検出面の汚れにより影響を受けるため、その補正を次
の処理にて求めるものである。まずS301にて感光体
(P/C)の地肌の濃度検出を行う。ここでは、トナー
が付着していない時の感光体上をAIDCセンサ210
により検出する。次に、S302にて、シアンのベタ濃
度検出を行う。ここでは最大VG,VBおよび最大光量に
て形成された潜像パターンをシアン現像剤で現像された
最大濃度パターンをAIDCセンサ210により検出す
る。この濃度レベルはセンサ出力が飽和するレベルであ
る。以上の処理による2つの検出値の差により、その時
のセンサ感度が得られる。
【0041】次に、S303〜S306でシアン、マゼ
ンタ、イエロー、ブラックの各色のハーフトーン濃度検
出を行う。ここで、VG補正処理(図17S114)で
求められたΔVGを補正したグリッド電位VGで感光体を
帯電させ、次に、光量補正処理(図18S214,図1
9S234)でセットされた最大発光パワーでの所定の
ハーフトーン画像作成用の光量レベルにて感光体を露光
して、ハーフトーンの潜像パターンを形成し、この潜像
パターンを所定の現像バイアス電位VBで現像する。そ
して、このパターンのトナー濃度をAIDCセンサ21
0により検出する。次に、S307にて、S303〜S
306で得られた各色のトナー濃度検出値に応じた作像
条件(VG,VB,γテーブル)のセットを表1のAIDCテ
ーブルより選択する。その後、S308にて、AIDC
動作フラグをリセットする。そして、S309にてコピ
ー処理を許可するコピー処理フラグをセットし、リター
ンする。したがって、次のコピー処理(S5)では、選
択された作像条件(VG,VB,γテーブル)のセットを用い
て作像が行われることになる。
【0042】
【発明の効果】AIDC動作での基準トナー像の作像の
前に、レーザの照射光量とその照射後の表面電位の関係
を直接確認でき、狙いの表面電位に補正できる。そのた
め、作像時の環境やその他の条件(耐久など)に応じた
感光体のどのような感度変化に対しても、常に安定した
画像制御が可能になった。また、複数の照射光量と表面
電位の関係が一度求められると、それ以降は、その関係
を基に、1つの照射光量のみでの表面電位の検出により
簡単に補正ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカラー複写機の全体構成を示す断面図
である。
【図2】複写機の制御系の一部の全体ブロック図であ
る。
【図3】複写機の制御系の一部の全体ブロック図であ
る。
【図4】プリンタ制御部における画像データ処理のブロ
ック図である。
【図5】電子写真プロセスの特性を示す図である。
【図6】感光体ドラムの回りの構成を図式的に示す図で
ある。
【図7】グリッド電位VGと現像バイアス電位VBの組み
合わせを示す図である。
【図8】表面電位の現像電位への影響を示す図である。
【図9】潜像電位の現像電位への影響を示す図である。
【図10】表面電位と潜像電位の現像電位への影響を示
す図である。
【図11】VG補正前の特性を示す図である。
【図12】検出された特性と狙いの特性との関係を示す
グラフである。
【図13】検出値と設定すべき光量の関係を示す図であ
る。
【図14】光量補正のための表面電位検出のタイミング
チャートである。
【図15】VGと光量とを補正した後の特性を示す図で
ある。
【図16】コピー制御のメインフローチャートである。
【図17】VG補正処理のフローチャートである。
【図18】光量補正処理の一部のフローチャートであ
る。
【図19】光量補正処理の一部のフローチャートであ
る。
【図20】AIDC動作処理のフローチャートである。
【符号の説明】
41…感光体ドラム、 43…帯電チャージャ、 44…電位センサ、 45a〜45d…現像器、 201…プリンタ制御部、 210…AIDCセンサ、 243…VB発生用高圧ユニット、 244…VG発生用高圧ユニット、 255…レーザパワー切換回路、 264…半導体レーザ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/06 101 H04N 1/29 Z 9186−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真プロセスによる作像装置におい
    て、 所定の基準帯電電位で帯電された感光体の表面電位を検
    出し、検出された表面電位から所定の関係より狙いの暗
    部電位を生じるように基準帯電電位を補正し、 補正された基準帯電電位で帯電された感光体を所定の複
    数の光量で照射して複数の潜像パターンを作成し、各潜
    像パターンの表面電位を検出し、 上記の検出された表面電位の中で狙いの明部電位に最も
    近い電位を生じた照射光量を選択し、この選択された照
    射光量に対応する最大光量を決定し、 補正された基準帯電電位で帯電された感光体を、上記の
    最大光量の下での所定の発光レベルの光量で照射し現像
    して基準トナー像を作成し、基準トナー像の濃度を検出
    し、 この検出濃度に対応した画像再現の作像条件を設定する
    ことを特徴とする画像安定化法。
  2. 【請求項2】 上記の複数の照射光量と表面電位の関係
    が既に求められている場合に、上記の補正された基準帯
    電電位で帯電された感光体に上記の選択された照射光量
    にて潜像パターンを作成し、この潜像パターンの表面電
    位を検出し、今回検出された表面電位が、上記の複数の
    照射光量と検出電位の関係において、上記の選択された
    照射光量より大きい照射光量により得られている場合に
    は、選択された照射光量に対応して決定された最大光量
    を減少し、上記の選択された照射光量より小さい照射光
    量により得られている場合には、選択された照射光量に
    対応して決定された最大光量を増加し、こうして決定さ
    れた最大光量を基準トナー像の作成に用いることを特徴
    とする画像安定化法。
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