JPH0611585B2 - 発色性記録体 - Google Patents

発色性記録体

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JPH0611585B2
JPH0611585B2 JP61006602A JP660286A JPH0611585B2 JP H0611585 B2 JPH0611585 B2 JP H0611585B2 JP 61006602 A JP61006602 A JP 61006602A JP 660286 A JP660286 A JP 660286A JP H0611585 B2 JPH0611585 B2 JP H0611585B2
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methyl
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武夫 帯津
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    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/132Chemical colour-forming components; Additives or binders therefor

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はそれ自身は無色または淡色の電子供与性発色性
染料(以下「発色性染料」という)の酸性物質による発
色を利用する発色性記録体に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕
発色性染料と、それを発色させる酸性物質(顕色剤)と
を発色のための主成分として含有する発色性記録体にお
いては、その弱点の一つとして指紋による汚れ、あるい
は化粧用クリームなどの汚れによつて発色画像が退色す
る点が指摘されておりこの欠点はとくに感熱記録紙にお
いて著しい。
この欠点を補うために発色性染料や顕色剤の改良あるい
は画像安定剤の開発などが試みられているが、未だ満足
できる結果は得られていない。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者等は発色性染料と顕色剤との反応系に一般式 (式中R1を、R2は水素原子またはアルキル基を、そしてX1および
X2はそれぞれ独立してハロゲン原子、アルキルまたはア
ルコキシ基を表わし、mは0または1、pは0〜5の整
数、qは0〜4の整数、βは1〜5の整数である)で表
わされるジフェニルスルホン誘導体が存在することによ
つて、発色性記録体、とくに感熱発色性記録体におい
て、上記の弱点が著しく改善されること見出した。
一般式(I)で表わされるジフエニルスルホン誘導体とし
ては例えば下記の如き化合物をあげることができる。
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 一般式(I)で表わされるジフエニルスルホン誘導体を使
用した感熱記録紙を加熱して得られる画像が指紋の汚れ
や化粧用クリームの汚れに対して堅牢であることを第1
表に示す。第1表は実施例1、実施例2、実施例3、実
施例4および比較例1で得られた結果を示すものであ
る。
第 1 表 実施例 指紋汚れ 化粧用クリーム汚れ 1 殆ど変化なし 殆んど変化なし 2 同上 同上 3 同上 同上 4 同上 同上 比較例1 明らかに退色 明らかに退色 一般式(I)で表わされるジフエニルスルホン誘導体は、
酸性物質である顕色剤と発色性染料との反応を利用する
あらゆる発色性記録体において使用されるものであつて
そのような発色性記録体としては感熱記録紙、感圧複写
紙の他例えば感熱転写、通電記録、電子写真、感光性記
録、超音波記録、静電記録などのシステムをあげること
ができる。そして一般式(1)で表わされるジフエニルス
ルホン誘導体はその種類および使用される発色性染料の
種類等によりその使用量は異なるが通常は発色性染料1
部に対して0.1〜3部、好ましくは0.5〜1.5部使用さ
れる。
これらの発色性記録体において使用される発色性染料は
いかなる種類のものであつてもさしつかえないが、それ
らの数例をあげれば青色発色性染料としてクリスタルバ
イオレツトラクトン、ベンゾイルリウコメチレンブル
ー、5(または7)−(1−オクチル−2−メチルイン
ドール−3−イル)−5(または7)−(4−ジエチル
アミノ−2−エトキシフエニル)−5,7−ジヒドロフ
ロ(3,4−b)−ピロジシン−7(または5)−オン
など、緑色発色性染料として3−ジエチルアミノ−5−
メチル−7−ベンジルアミノフルオラン、3−N−イソ
ブチル−エチルアミノ−7−フエニルアミノフルオラン
など、赤色発色性染料として3−ジエチルアミノ−6−
メチル−7−クロロフルオラン、3−シクロヘキシルア
ミノ−6−クロロフルオランなど、黒色発色性染料とし
て3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−フエニルアミ
ノフルオラン、3−N−メチル−シクロヘキシルアミノ
−6−メチル−7−フエニルアミノフルオラン、3−N
−メチル−n−プロピルアミノ−6−メチル−7−フエ
ニルアミノフルオラン、3−N−イソペンチル−エチル
アミノ−6−メチル−7−フエニルアミノフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−m−トリフルオロメチルフエ
ニルアミノフルオラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−7
−クロロフエニルアミノフルオラン、3−N−エチルト
ルイジノ−6−メチル−7−フエニルアミノフルオラン
などを挙げることができるがこれらのみに限られるもの
ではない。また特開昭51−121,035号、特開昭51−121,0
37号、特開昭51−121,038号、特開昭55−115,448号、特
開昭55−115,449号、特開昭55−115,450号、特開昭55−
115,451号、特開昭55−115,452号、特開昭55−115,456
号、特開昭57−167,979号、特開昭58−157,779号、特開
昭60−8,364号、特開昭60−27,589号、特開昭59−148,6
95号、特開昭59−199,757号、ヨーロツパ特許出願公開
第124377号公報、特開昭60−126149号あるいは昭和60
年11月6日に本願出願人が出願した特許明細書中に記
載されている。発色時において可視光線長波長部から近
赤外部にわたる電磁波を吸収する性質を有する発色性染
料をもあげることができる。またこれらの発色性染料を
混合して使用できることも勿論である。
一般式(I)で表わされるジフエニルスルホン誘導体を使
用して感熱記録紙を製造する方法は通常の感熱記録紙の
製造方法に準ずるものであつて例えば特公昭39−27579
号、特公昭43−4160号、特公昭45−14039号あるいは特
開昭59−7087号などに記載されている方法に準じて製造
することができる。即ち発色性染料の微粒子、顕色剤の
微粒子および一般式(I)のジフエニルスルホン誘導体の
微粒子を水溶性結合剤の水溶液中に分散させた懸濁液を
紙に塗布して乾燥するこによつて感熱記録紙が得られ
る。この懸濁液にはさらに填料、増感剤、分散剤、酸化
防止剤、減感剤、粘着防止剤、消泡剤、光安定剤、螢光
増白剤などをも含有させることができる。また感熱記憶
紙の保存中における発色性染料の発色を防ぐために発色
性染料と顕色剤の少くとも片方をマイクロカプセル中に
封入して使用することも可能である。
感熱記録紙に使用する顕色剤としては例えばビスフエノ
ールA、4,4′−カセンダリープチリデンビスフエノー
ル、4,4′−シクロヘキシリデンビスフエノール、2,2′
−ジヒドロキシジフエニル、ペンタメチレン−ビス(4
−ヒドロキシベンゾエート)などのビスフエノール化合
物、1,7−ジ(4−ヒドロキシフエニルチオ)-3,5−
ジオキサヘプタンのような含硫黄ビスフエノール化合
物、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、4−ヒドロキシ
安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安息香酸プロピル、4
−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、4−ヒドロキシ安
息香酸ブチル、4−ヒドロキシ安息香酸イソブチル、4
−ヒドロキシ安息香酸クロロベンジル、4−ヒドロキシ
安息香酸メチルベンジル、4−ヒドロキシ安息香酸ジフ
エニルメチルなどの4−ヒドロキシ安息香酸エステル
類、4−ヒドロキシ−4′−メチルジフエニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフエニル
スルホン、4−ヒドロキシ−4′−ブトキシジフエニル
スルホンなどのヒドロキシスルホン類、4−ヒドロキシ
フタル酸ジメチル、4−ヒドロキシフタル酸ジシクロヘ
キシル、4−ヒドロキシフタル酸ジフエニルなどの4−
ヒドロキシフタル酸ジエステル類、例えば2−ヒドロキ
シ−6−カルボキシナフタレンのようなヒドロキシナフ
トエ酸のエステル酸、さらにヒドロキシアセトフエノ
ン、p−フエニルフエノール、4−ヒドロキシフエニル
酢酸ベンジル、p−ベンジルフエノール、ハイドロキノ
ン−モノベンジルエーテルなどを挙げることができる。
水溶性結合剤としては例えばポリビニルアルコール、ヒ
ドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、スチレン−無水マレイン酸共重合体塩、スチレン−
ブタジエンエマルジヨン、酢酸ビニル−無水マレイン酸
エマルジョン、ポリアクリル酸塩、ポリアクリルアミ
ド、殿粉類、カゼイン、アラビアゴムなどを挙げること
ができるがこれらのみに限られるものではない。
増感剤としては例えば高級脂肪酸アミド、ベンズアミ
ド、ステアリン酸アニリド、アセト酢酸アニリド、チオ
アセトアニリド、フタル酸ジメチル、テレフタル酸ジベ
ンジル、イソフタル酸ジベンジル、ビス(tert−ブチル
フエノール)類、例えば4,4′−ジメトキシジフエニル
スルホン、4−isc−プロポキシ−4′−n−ブトキシ
ジフェニルスルホン、4,4′−ジブトキシジフエニルス
ルホン、4,4′−ジ−n−(またはisc−)ペンチルオキ
シジフエニルスルホンなどのようなビスフエノールSの
ジエーテル類、ジフエニルアミン、カルバゾール、2,3
−ジ−m−トリルブタン、4,4′ジメチルビフエニル、
ジ−β−ナフチルフエニレンジアミンなどを挙げること
ができ、填料としては例えばクレー、タルク、カオリ
ン、サテンホワイト、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、硫酸バリウム、珪酸マグネシウム、珪
酸アルミニウムなどを挙げることができる。
さらに分散剤としては例えばスルホコハク酸ジオクチル
ナトリウムのようなスルホコハク酸エステル類、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリルアルコール
硫酸エステルのナトリウム塩、脂肪酸塩などを、酸化防
止剤としては例えば2,2′−メチレンビス(4−メチル
−6−tert−ブチルフエノール)、2,2′−メチレンビ
ス(4−エチル−6−tert−ブチルフエノール)、4,
4′−プロピルメチレンビス(3−メチル−6−tert−
ブチルフエノール)、4,4′−チオビス(2−tert−ブ
チル−5−メチルフエノール)などを、減感剤としては
例えば脂肪族高級アルコール、ポリエチレングリコー
ル、グアニジン誘導体などを、また粘着防止剤としては
例えばステアリン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸
カルシウム、カルナウバワックス、パラフインワック
ス、エステルワックスなどを挙げることができる。
一般式(I)で表わされるジフエニルスルホン誘導体を感
圧複写紙に使用するには米国特許第2,548,365号、同第
2,548,366号、同第2,800,457号、同第2,800458号明細
書、特開昭58−112041号あるいは特開昭58−139738号
公報に記載されている方法に準じて感圧複写紙製造する
ことができる。この際ジフエニルスルホン誘導体は発色
性染料と共にミクロカプセル中に含有させてもよいし、
またはジフエニルスルホン誘導体の微粒子をマイクロカ
プセル含有の懸濁液中に加えて紙面に塗布してもよく、
あるいは顕色剤の懸濁液中に加えて紙面に塗布してもよ
い。そして感圧複写紙の構成は発色性染料の有機溶媒溶
液を内包するミクロカプセルを下面に塗布担持している
上葉紙と顕色剤(酸化物質)を上面に塗布担持している
下葉紙とから成るユニット(さらに上面に顕色剤を担持
し下面にミクロカプセルを担持している中葉紙もユニッ
トの中に加わり得る)でも、あるいはミクロカプセルと
顕色剤とが同一の紙面に塗布されているいわゆるセルフ
コンテントペーパーであつてもよい。
一般式(I)で表わされるジフエニルスルホン誘導体を感
熱転写に用いるには例えば特開昭58−212,985号、特
開昭59−33,185号、特開昭59−42,995号あるいは特開昭
59−225,986号公報に記載された方法に準じ用いること
ができ、通電記録紙に用いるには例えば特開昭48−9
6,137号、特開昭48−101,935号あるいは特開昭49−11,3
44号公報記載の方法、また電子写真用として用いるには
例えば特開昭52−24,530号あるいは特開昭52−56,932
号公報記載の方法に準じて用いることができる。
さらに本発明のフルオラン化合物を感光性記録に用いる
には例えば特公昭38−24,188号、特公昭45−10550号、
特公昭49−45978号、特開昭50−80120号、特開昭50−12
6228号、特開昭52−141633号あるいは特開昭54−147829
号公報記載の方法に準じて用いることができる。
また超音波記録に用いるにはフランス特許第2120922
号、静電記録に用いるには特公昭49−3932号、感光性印
刷材に用いるには特開昭48−12104号公報記載の方法に
準じて用いることができる。
これらの方法に従つて製造された記録紙は必要に応じて
その表面に保護層を設けることができ、また裏面に粘着
層を設けてラベルとしての使用を便利にすることもでき
る。
合成例1 4,4′−ジヒドロキシジフエニルスルホン(ビスフエノ
ールS)125g、エピクロロヒドリン277.5gおよび酢酸
ナトリウム1.1gをフラスコに入れ、115℃に加熱して撹
拌しながら、こまかく粉砕した水酸化ナトリウム45.4g
とキシレン96.7gとの混合物を30分要して滴下した。
次でキシレンを還流させながら3時間撹拌を続けたのち
熱過して生成している食塩を除き、冷却して析出する
結晶を取してメタノールで洗浄して4,4′−ジグリシ
ジルオキシジフエニルスルホン118gを融点163〜165.4
℃の白色結晶として得た。
合成例2 4−メチル−4′−ヒドロキシジフエニルスルホン19.5
gをエタノール50mlに加え、水酸化カリウム4.8g
を加えて完全に溶解させた。次でエピクロロヒドリン1
4.5gを加えて加熱し2時間撹拌下に還流した。冷後微
量の析出物を去し液を濃縮して析出物を採り、エタ
ノール/クロロホルム混合液(50ml:15ml)で再結晶を
行つて4−メチル−4′−グリシジルオキシジフエニル
スルホン15gを融点136.8゜〜138.8℃の白色結晶とし
て得た。
合成例3 4−イソプロポキシ−4′−ヒドロキシジフエニルスル
ホン29.2g、水酸化ナトリウム5.0gおよび水50ml
と混じ完全に溶解し、次でエピクロロヒドリン9.3g
を加えて室温で10時間撹拌を続けた。析出している結
晶を取し、エタノールとトルエンの混合溶液を用いて
再結晶を行い、4−イソプロポキシ−4′−グリシジル
オキシジフエニルスルホン16gを融点132.5〜134.3℃
の白色結晶として得た。
合成例4 4,4′−ジヒドロキシ−3,3′,5,5′−テトラブロモジフ
エニルスルホン17g、水酸化ナトリウム2.6gおよ
び水10mlと混じ、完全に溶解してからエピブロモヒド
リン9.0gおよびエタノール50mlを加えて加熱し、
還流させながら5時間撹拌を続けた。エタノーウ50ml
を追加して析出している結晶を取して精製し、4,4′
−ジグリシジルオキシ−3,3′,5,5′−テトラブロモジ
フエニルスルホンを融点210.5〜215.0℃の白色結晶とし
て得た。
実施例1 ビスフエノールA10.5g、ポリビニルアルコール(株式
会社クラレ、「クラレ−105」)の15%水溶液41.5
g、無機填料(エンゲルハルト社、「UW−90」)8.0g
および純水40.0gをガラスビース(径1〜1.5mm)150g
と共に250mlのポリエチレン瓶に入れ、密栓してRed De
vil社製ペイントコンデイシヨナーに装着し、630回
/分の振動数で8時間振盪したのち、ガラスビーズを除
去して粒度2〜3μのビスフエノールAの水性懸濁液を
得た(A液)。
他方3−N−メチルシクロヘキシルアミノ−6−メチル
−7−フエニルアミノフルオラン7.0g、ポリビニルア
ルコール(前記と同じ)の15%水溶液41.5g、無機填
料(前記同じ)11.5gおよび純水40.0gをガラスビース
150gと共に250mlのポリエチレン瓶に入れ、密栓し
てペイントコンデイシヨーナーで630回/分の振動数で
5時間振蓋したのち、ガラスビーズを除去してフルオラ
ン化合物の水性懸濁液(粒度2〜3μ)を得た(B
液)。
さらにポリビニルアルコール(前記に同じ)の15%水
溶液41.5g、4,4′−ビス(グリシジルオキシ)ジフエ
ニルスルホン(前記化合物No.22)7.0g無機填料(前
記に同じ)11.5gおよび純水40.0gをガラスビーズ150
gと共に250mlポリエチレン瓶に入れ、上記と同様に処
理して4,4′−ビス(グリシジルオキシ)ジフエニルス
ルホンの水性懸濁液を得た(C液)。
A液10gそしてB液およびC液の各5gを混合し、2
0分間撹拌して塗布液を製造した。
この塗布液を白色原紙にワイヤーロツドNo.12を用いて
塗布し60℃の温風で2分間乾燥して感熱記録紙を製造
した。
この感熱記録紙を乾熱試験器(株式会社キシノ科学機械
製品)を用い、150℃の温度で5秒間両面加熱して発色
させた(黒色)。その発色面の一部を指紋で汚ごし、ま
た他の一部を化粧用クリームで汚ごして室温で10日保
存したのち観察したが、汚ごした部分も汚ごさなかつた
部分と同様に退色変色などは殆んど見られなかつた。
実施例2 実施例1で使用した4,4′−ビス(グリシジルオキシ)
ジフエニルスルホンの代りに4−メチル−4′−グリシ
ジルオキシジフエニルスルホン(前記化合物No.11)
を使用して実施例1と同様の実験を行つた。室温で10
日間保存したのちも実施例1と同じく汚ごした部分に変
化は殆んど認められなかつた。
実施例3 実施例1で使用した4,4′−ビス(グリシジルオキシ)
ジフエニルスルホンの代りに、4−イソプロポキシ−
4′−グリシジルオキシジフエニルスルホン(前記化合
物No.20)を使用して実施例1と同様の実験を行つ
た。室温で10日間保存したのちも実施例1と同様に汚
ごした部分に変化は殆んど見られなかつた。
実施例4 実施例1で使用した4,4′−ビス(グリシジルオキシ)
ジフエニルスルホンの代りに4,4′−ビス(グリシジル
オキシ)−3,3′,5,5′−テトラブロモジフエニルスル
ホン(前記化合物No.25)を使用して実施例1と同様
の実験を行つた。室温で10日間保存したのちも実施例
1と同様に汚ごした部分に変化は殆んど見られなかつ
た。
比較例 ポリビニルアルコール(前記に同じ)の15%水溶液4
1.5g、無機填料(前記に同じ)18.5gおよび純水4
0.0gをガラスビーズ150gと共に250mlポリエ
チレン瓶に入れ密栓して前記と同様に振盪して無機填料
の水性懸濁液をつくつた。
実施例1におけるC液の代りにこの水性懸濁液を使用し
て実施例1と同様に感熱記録紙を製造した。即ちこの感
熱記録紙はジフエニルスルホン誘導体を含有しない感熱
記録紙である。この感熱記録紙について実施例1と同様
に発色、汚ごしおよび保存を行つたところ、指紋汚染箇
所および化粧用クリーム汚染箇所の退色が著しかつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無色または淡色の電子供与性発色性染料と
    酸性物質との反応を利用する発色性記録体であって、そ
    の反応系に一般式 (式中R1を、R2は水素原子またはアルキル基を、そしてX1および
    X2はそれぞれ独立してハロゲン原子、アルキルまたはア
    ルコキシ基を表わし、mは0または1、pは0〜5の整
    数、qは0〜4の整数、βは1〜5の整数である)で表
    わされるジフェニルスルホン誘導体が存在することを特
    徴とする発色性記録体。
JP61006602A 1986-01-17 1986-01-17 発色性記録体 Expired - Lifetime JPH0611585B2 (ja)

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