JPH06113980A - 便座・便蓋の開閉装置 - Google Patents

便座・便蓋の開閉装置

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JPH06113980A
JPH06113980A JP26731792A JP26731792A JPH06113980A JP H06113980 A JPH06113980 A JP H06113980A JP 26731792 A JP26731792 A JP 26731792A JP 26731792 A JP26731792 A JP 26731792A JP H06113980 A JPH06113980 A JP H06113980A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet seat
toilet
power transmission
hole
opened
Prior art date
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Pending
Application number
JP26731792A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Watanabe
彰 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kansei Corp filed Critical Kansei Corp
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Publication of JPH06113980A publication Critical patent/JPH06113980A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】便座及び便蓋の開放、閉塞時便器本体等への衝
撃力及び衝撃音の発生を防止する。 【構成】便座15の動力伝達板17に設けた対称扇形の
透し孔18とこの透し孔に遊嵌されている支軸13との
間には遊びが設けられている。便座を開放しようとする
と前記遊びのため便座の回動と共に支軸が回動し支軸の
偏平面14が透し孔の係止面22に当接するまで軽く回
動する。さらに便座を開放しつづけると偏平面と透し孔
との係止によって動力伝達板がA方向に回動し緩衝器2
0の動力伝達ギヤ21がA方向に回動されるがワンウエ
イクラッチの作用でA方向には制動力なしで回転するの
で便座は制動力を受けることなく開放される。開放され
ている便座を閉塞するときは前記遊びのため途中までは
無負荷で閉塞されるがさらに閉塞を続けると偏平面14
と当接辺23とが当接し支軸の動作で動力伝達板が逆A
方向に回動され緩衝器の制動力が作用して便座が緩やか
な閉塞動作となり便器本体との衝撃が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洋式便器に設けられてい
る便座及び便蓋を閉塞するとき、その閉塞衝撃を緩和せ
しめることができる緩衝機構を具備せしめた便座・便蓋
の開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洋式便器にあっては、便座及び便蓋が具
備されており、これら便座及び便蓋は必要に応じて開閉
することができる。すなわち図1に示すように、便座1
及び便蓋2は、便器本体3に対して支軸4及び5を介し
て起伏可能に軸支されており、便器使用後は、起立した
便座1又は便蓋2を便器本体3の開口部に被せ(倒す)
るのが常である。
【0003】ところが、従来構造の便器構造にあって
は、便座1及び便蓋2は、単なる支軸4及び5によって
軸支されるものであって、起立されている便座及び便蓋
を倒すとき、通常その便座及び便蓋の自重で倒伏せしめ
ているため、その便座及び便蓋が便器本体に当接される
ときの衝撃が生じ、この衝撃により、過大なる衝撃音が
発したり、あるいは便座、便蓋、便器本体等に損傷が生
じる等の問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この問題点を解消する
ために、便座及び便蓋の起伏動作範囲の全長(全ストロ
ーク)に亘って緩衝動作する緩衝器を具備せしめた便器
が提案されているが、この構造では便座及び便蓋を開動
作(起立動作)せしめるときの動作負荷が大であって、
その便座及び便蓋の動作が重いとか、開放または閉塞が
完了されるまでに時間がかかるといった不具合があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる不具合
に着目してなされたもので、便座及び便蓋を起すとき
(以下開放という)と、倒すとき(以下閉塞という)の
動作初期時においてはダンパー作用が加わらず、迅速に
して動作負荷の小さい操作が可能であり、そしてその動
作末期時においてはダンパー作用が働いて便器本体等へ
の衝撃力及び衝撃音の発生を防止することができる便座
・便蓋の開閉装置を提供することにある。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。なお本実施例においては、便器本体上面
に被着される便座の開閉装置について説明するが、便蓋
についても便座開閉装置と同様の構造によって目的、作
用効果が得られるので、以下便座の開閉装置のみ説明
し、便蓋の開閉装置については省略する。
【0007】11は洋式の便器本体であって、この洋式
便器本体11の上面には、一対の軸受け12が設けられ
ており、この双方の軸受け12間には、支軸13が回動
自在に架設支持されている。その支軸13の中間部、す
なわち軸受け12との接合部を除く部分は、図3、図4
に示すように断面小判形状の偏平部14に形成して、便
座15に設けられている軸受け部16がその偏平部14
と係止されて、便座15の開閉動作と共に支軸13は回
動される構造となっている。
【0008】また上記支軸13の偏平部14には図4、
図5に示すように、動力伝達板17に穿設されている略
対称扇形の透孔18が遊嵌されており、この動力伝達板
17の弧面にはギヤ19が形成されている。このギヤ1
9は、周知構造であるオイルダンパー、エアダンパー等
の緩衝器20に設けられている動力伝達ギヤ21と噛合
されている。この緩衝器20は、便器本体11の所望個
所で固定保持されており、また動力伝達ギヤ21とダン
パー機構との間にはワンウエイクラッチ(図示せず)が
介在されていて、動力伝達ギヤ21は、例えば図4に示
すように反時計方向(A)には、自由に回転するが時計
方向(逆A方向)には制動力が加わって回動するように
構成されているものである。
【0009】以上が本実施例の構造であるが、次にその
作用について述べると、便座15の動力伝達板17に設
けた透孔18と、この透孔18に遊嵌されている支軸1
3との間には、対称扇形の透孔18による遊びが設けら
れている。従って図3及び図4に示す便座15の閉塞位
置から、その便座15を開放しようとすると、上記遊び
があるため便座15の回動と共に支軸13が回動し支軸
13の偏平面14が透孔18の係止面22に当接される
まで回動負荷を感じることなく軽く回動する。その後さ
らに便座15を開放しつづけると、上記偏平面14と透
孔18との係止によって動力伝達板17が(A)方向に
回動し始め、これによって緩衝器20の動力伝達ギヤ2
1がA方向に回動されるが、この動力伝達ギヤ21は前
に述べたようにワンウエイクラッチの作用で(A)方向
には制動力なしで回転するので、便座15は始終制動力
を受けることなく円滑かつ迅速に開放させることができ
る。
【0010】次に開放されている便座15を閉塞すると
き、その当初は透孔18の係止面と支軸13の偏平部1
4との間に遊びがあるために、その便座15が途中まで
は無負荷で閉塞動作されるが、それ以上に閉塞動作が続
けられると、支軸13の偏平面14と、透孔18に設け
た係止面22と反対側にある当接辺23とが当接し、そ
れ以後は支軸13の動作で動力伝達板17が逆A方向に
回動されることとなり、このとき緩衝器20の緩衝作
用、つまり制動力が作用されるために、便座15は緩や
かな閉塞動作となり、該便座の閉塞時における便器本体
との衝撃が防止され、衝撃音の防止または損傷の防止が
なされるものである。
【0011】なお上記実施例では、緩衝器の動力伝達ギ
ヤに、ワンウエイクラッチを具備せしめて説明したが、
このワンタッチクラッチを除去した動力伝達ギヤを用い
ることもできる。この場合便座を開放するとき、その開
放動作の途中から緩衝器による制動力が作用するが本発
明の目的を達成する上で支障はない。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明は、便座・便蓋と、
該便座・便蓋を回動可能に支持する支軸13と、該支軸
に、支軸の回転方向に遊びを有して係合される動力伝達
板17と、この動力伝達板17とギヤ結合される緩衝器
20とを有する便座・便蓋の開閉装置であるから、これ
によれば、便座・便蓋の支軸に回転方向に所望の遊びを
有して係合される緩衝器を具備せしめたことにより、特
に便座・便蓋の自重による閉塞時において、便器本体と
の衝撃が防止され、これによって便器の損傷、衝撃音の
発生等が未然に防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の便座構造説明図。
【図2】本発明実施例の便座構造説明図。
【図3】本発明実施例の要部拡大側面図。
【図4】本発明実施例のダンパー関連構造を示した側面
図。
【図5】本発明実施例のダンパー関連構造を示した正面
図。
【符号の説明】
11…便器本体 12…軸受け 13…支軸 14…偏平部 15…便座 16…軸受け部 17…動力伝達板 18…透孔 19…ギヤ 20…緩衝器 21…動力伝達ギヤ 22…係止面 23…当接辺

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座・便蓋と、該便座・便蓋を回動可能
    に支持する支軸(13)と、該支軸に、支軸の回転方向
    に遊びを有して係合される動力伝達板(17)と、この
    動力伝達板(17)とギヤ結合される緩衝器(20)と
    を有することを特徴とする便座・便蓋の開閉装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の便座・便蓋開閉装置にお
    いて、緩衝器(20)にワンウエイクラッチを内装した
    ことを特徴とする便座・便蓋の開閉装置。
JP26731792A 1992-10-06 1992-10-06 便座・便蓋の開閉装置 Pending JPH06113980A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26731792A JPH06113980A (ja) 1992-10-06 1992-10-06 便座・便蓋の開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26731792A JPH06113980A (ja) 1992-10-06 1992-10-06 便座・便蓋の開閉装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06113980A true JPH06113980A (ja) 1994-04-26

Family

ID=17443144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26731792A Pending JPH06113980A (ja) 1992-10-06 1992-10-06 便座・便蓋の開閉装置

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JP (1) JPH06113980A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180220858A1 (en) * 2017-02-03 2018-08-09 Toto Ltd. Toilet device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180220858A1 (en) * 2017-02-03 2018-08-09 Toto Ltd. Toilet device
US10674880B2 (en) * 2017-02-03 2020-06-09 Toto Ltd. Toilet device

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