JPH0611329Y2 - 取手の取付構造 - Google Patents

取手の取付構造

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JPH0611329Y2
JPH0611329Y2 JP1988117685U JP11768588U JPH0611329Y2 JP H0611329 Y2 JPH0611329 Y2 JP H0611329Y2 JP 1988117685 U JP1988117685 U JP 1988117685U JP 11768588 U JP11768588 U JP 11768588U JP H0611329 Y2 JPH0611329 Y2 JP H0611329Y2
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JP
Japan
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hole
handle
screw
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mounting plate
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幸美 真部
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は家具の抽斗、扉などに用いられる取手の取付構
造に関する。
【従来の技術】
家具における取手の取付構造として、第3図〜第5図に
例示したものが知られている。 第3図に例示された取付構造の場合、取手が取りつけら
れる取付板(例:抽斗の前板)Aの表面に支柱体aの取
付端面bが当接され、かつ、ハンドル体fの端部が支柱
体aの通孔e内に嵌めこまれており、取付板Aの透孔B
を貫通して支柱体aのビス孔dにねじこまれたビスc
が、ハンドル体fの端部に圧接してこれを支柱体aの通
孔e内に固定している。 第4図に例示された取付構造では、支柱体aの一端側に
前記ビス孔dが形成されているほか、支柱体aの他端側
にもビス孔gが形成されている。 したがって、この取付構造の場合は、ビス孔dにねじこ
まれたビスcにより、支柱体aが取付板Aに固定され、
ビス孔gにねじこまれたビスhにより、ハンドル体fが
支柱体aに固定される。 第5図に例示された取付構造では、ハンドル体fの両端
部を支持するための袋孔e′が、対をなす支柱体aにそ
れぞれ形成されている。 したがって、この取付構造の場合は、ハンドル体fの両
端部が両支柱体aの袋孔e′に嵌めこまれてこれらが組
み合わされた後、両支柱体aがビスcを介して取付板A
に固定される。 その他、実開昭55−80447号公報にも取手の取付
構造が開示されいる。 この公知例においては、既述の支柱体aに該当する部材
が、筒状の脚主体とこれの内部に収容された摺動部材と
からなり、既述の通孔eに該当する貫通横孔がこれら脚
主体、摺動部材にそれぞれ形成されており、既述のビス
孔dに該当するビス穴が摺動部材に形成されている。 この公知例において、たとえば、取手を家具の扉に取り
つけるとき、脚主体、摺動部材の相互に一致した貫通横
孔内に棒杆(ハンドル体に該当)の端部が挿入され、脚
主体の端面が扉の表面にあてがわれた後、扉を裏面側か
ら表面側へ貫通したビスが、摺動部材のビス穴内にねじ
こまれる。 このようにすると、摺動部材がビスを介して扉の表面側
へ引きつけられ、摺動部材の貫通横孔内に嵌まりこんで
いる棒杆、同じく、貫通横孔を介して棒杆と係り合って
いる脚主体も、扉の表面側へ引きつけられるので、脚主
体、摺動部材、棒杆が相互に固定されると同時に、脚主
体が扉の表面側に固定される。
【考案が解決しようとする課題】
第3図に例示された従来技術において、支柱体aとハン
ドル体fとを同時に固定するためのビスcは、これの長
さが取付板Aの厚さとビス孔dとの和を所定値(微小
量)だけ上回るものでなければならない。 したがって、この従来技術の場合は、取手を取りつける
べき取付板Aの厚さが変わるごとに、所定長さのビスc
を用意しておかねばならず、実用性がほとんどない。 第4図に例示された従来技術の場合は、支柱体aを取付
板Aに固定するためのビスと、ハンドル体fを支柱体a
に固定するためのビスhが互いに独立しているので、既
述の不具合はないが、ビス止め箇所の増加、各ビスc、
hの緩み、ビスhの露見が生じるので望ましくない。 第5図に例示された従来技術の場合は、支柱体aの袋孔
e′内に嵌めこまれたハンドル体fがビス止めされてい
ないために、ハンドル体fのガタツキが生じ、長期使用
において、支柱体aに第5図一点鎖線のごとき傾きが生
じる。 さらに、実開昭55−80447号公報に開示された公
知技術の場合は、棒杆の支持部品(支柱体に該当)とし
て、脚主体、摺動部材の二つを要し、しかも、内外に嵌
め合わされる該当二部品相互の整合性、脚主体、摺動部
材に形成される貫通横孔相互の整合性が要求されるため
に製作難度が高くなるほか、ビスの緩み対策も欠如して
いる。
【考案の目的】
本考案はこのような技術的課題に鑑み、取手取付時の作
業性、取手取付状態の安定性、構成の簡潔性、外観上の
体裁、厚さの異なる取付板への対応など、これらを満足
させることのできる取手の取付構造を提供しようとする
ものである。
【課題を解決するための手段】
本考案は初期の目的を達成するために、軸方向の一端側
にある取付端面と、その取付端面から内部に向けてねじ
切りされたビス孔と、軸方向の他端側にその軸方向と交
差した通孔とを有する支柱体が、前記取付端面を介して
取付板の表面にあてがわれ、かつ、取付板を裏面側から
表面側へ貫通して前記ビス孔内にねじこまれたビスが支
柱体を取付板の表面に固定しているとともに、前記通孔
内に挿入されたハンドル体の棒状端部が支柱体により支
持されている取手の取付構造において、前記支柱体内
に、前記取付端面と前記通孔との間にわたるピン挿入孔
が開通されており、そのピン挿入孔よりもわずかに長い
介在ピンが当該ピン挿入孔内に挿入され、その介在ピン
の両端が、前記ビスの締付力を介して前記ハンドル体の
外周面、前記取付板の表面にそれぞれ押しつけられてい
ることを特徴とする。
【作用】
本考案に係る取手の取付構造では、通孔内においてハン
ドル体の棒状端部を支持している支柱体が、ビスを介し
て取付板の表面に固定される。 上記における支柱体のピン挿入孔内には、これよりもわ
ずかに長い介在ピンが挿入されており、支柱体がビスを
介して取付板の表面へ引きつけられたときに、介在ピン
の両端がハンドル体の外周面および取付板の表面に強く
押しつけられる。 したがって、支柱体がビスを介して取付板の表面に固定
されると同時、支柱体の通孔内にあるハンドル体の棒状
端部も介在ピンを介して支柱体に固定される。 この際の介在ピンは、これに生じる反力により支柱体を
取付板の表面から押し離すように作用するので、スプリ
ングワッシャを用いたと同様に、ビスに緩みが生じがた
い。
【実施例】
はじめに、本考案に係る取手の取付構造を第1図に示さ
れた実施例に基づいて説明する。 第1図(a)(b)において、軸形をなす支柱体1、棒状をな
すハンドル体3、介在ピン4などは、一例として金属、
他の一例として硬質合成樹脂からなり、ビス2は周知の
材料からなる。 支柱体1は、軸方向の一端側にある取付端面1aと、取
付端面1aから内部に向けてねじ切りされたビス孔1c
と、軸方向の他端側にあって軸方向に対して交差する通
孔1bとを有している。 さらに、支柱体1の内部には、取付端面1aと通孔1b
との間にわたるピン挿入孔1dが開通されている。 ピン挿入孔1dと、これの内部に介在される介在ピン4
とは、互いに嵌め合うことのできる内外径を有するが、
介在ピン4は、ピン挿入孔1dよりもわずかに長い。 介在ピン4の長さは、ピン挿入孔1dの長さを0.5〜
2.0mmの範囲内で上回るものであればよく、第1図
(a)(b)に例示された支柱体1が実物大(直径約10mm、
長さ約34mm)であるとき、介在ピン4は、ピン挿入孔
1dの長さを約1mm程度上回る。 ハンドル体3は、その一端部が90度の曲げ角度に曲げ
られて脚部3aをなしており、当該脚部3aは、その取
付端面3bから内部に向けてねじ切りされたビス孔3c
を有している。 第1図(a)(b)において、支柱体1とハンドル体3と介在
ピン4とを組み合わせ、これらを家具の取付板A、たと
えば、抽斗の前板に取りつけるとき、一例として、以下
のようになる。 支柱体1には、あらかじめ、通孔1b内にハンドル体3
の一端部が嵌めこまれるとともに、ピン挿入孔1d内に
介在ピン4が挿入される。 このようにしてハンドル体3、介在ピン4が支柱体1に
組み合わされた後は、支柱体1の取付端面1a、ハンド
ル体3の取付端面3bがそれぞれ取付体Aの表面にあて
がわれ、取付板Aを裏面側から表面側へ貫通した各ビス
2が、支柱体1のビス孔1c内、ハンドル体3のビス孔
3c内にそれぞれねじこまれる。 かくて、ハンドル体3の右端部が第1図(a)の右側ビス
2を介して取付板Aの表面に直接固定され、支柱体1が
第1図(a)の左側ビス2を介して取付板Aの表面に固定
され、これと同時に、ハンドル体3の左端部も支柱体1
に固定される。 すなわち、ハンドル体3の左端部は、支柱体1が左側ビ
ス2を介して取付板Aの表面へ引きつけられたとき、介
在ピン4の両端がハンドル体3の外周面、取付板Aの表
面に強く押しつけられるために、支柱体1に固定され
る。 つぎに、本考案に係る取手の取付構造を第2図に示され
た実施例に基づいて説明する。 第2図に示された実施例の場合、ハンドル体3が直状を
なしている点、この直状ハンドル体3を取付面Aの表面
に取りつけるために、既述の支柱体1が二つ用いられる
点が、第1図の実施例と異なる。 第2図に示された実施例において、左右一対の各支柱体
1には、これらの通孔1b内にハンドル体3の両端部が
嵌めこまれるとともに、これらのピン挿入孔1d内に介
在ピン4がそれぞれ挿入される。 このようにしてハンドル体3、介在ピン4が両支柱体1
に組み合わされた後は、第1図を参照して述べたとお
り、両支柱体1の取付端面1aがそれぞれ取付板Aの表
面にあてがわれ、取付板Aを裏面側から表面側へ貫通し
た各ビス2が、両支柱体1のビス孔1c内にそれぞれね
じこまれる。 したがって、第2図に示された実施例の場合、左側の支
柱体1、右側の支柱体1が左側ビス2、右側ビス2を介
して取付板Aの表面に固定されるとともに、左側支柱体
1内の介在ピン4、右側支柱体1内の介在ピン4を介し
てハンドル体3の両端部がこれら支柱体1に固定され
る。
【考案の効果】
本考案に係る取手の取付構造は、つぎのような効果を有
する。 支柱体がビスを介して取付板の表面へ引きつけられた
とき、介在ピンの両端部がハンドル体の外周面、取付板
の表面に強く押しつけられるために、支柱体がビスを介
して取付板の表面に固定されると同時、支柱体の通孔内
にあるハンドル体の棒状端部も介在ピンを介して支柱体
に固定される。すなわち、一つのビス止め操作で支柱
体、ハンドル体を同時に固定することができるので、取
手取付時の作業性が向上する。 もちろん、これは、取付板の厚さに影響されないから、
取付板の厚さにごとに各種寸法のビスを取り揃えずと
も、厚さの異なる各種取付板に対応することができる。 支柱体がビスを介して取付板の表面に引きつけられ、
介在ピンの両端部がハンドル体の外周面、取付板の表面
に強く押しつけられたとき、これに抗して介在ピンが支
柱体を取付板の表面から押し離すように作用する。すな
わち、介在ピンがスプリングワッシャのごとく作用する
ので、支柱体を取付板に固定しているビスに緩みが生じ
がたい。 その他、支柱体が取付板に固定されるだけでなく、ハン
ドル体相互も固定されるので、ハンドル体にガタツキが
生ぜず、支柱体に傾きが生じがたい。 ゆえに、取手の取付状態が、長期にわたり安定する。 ハンドル体嵌めこみ用の通孔、ビス孔を有する既成の
支柱体にピン挿入孔を加え、介在ピンを足すだけである
から、各部品の製作難度が高まらず、全体の構成も簡潔
に仕上がる。 取付板の裏面側にある支柱体固定用のビス、支柱体内
にある介在ピンが露見しないので、外観上の体裁がよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は本考案に係る取手取付構造の一例を一部
切り欠いて示した平面図と正面図、第2図(a)(b)は本考
案で用いられる取手の他例を一部切り欠いて示した平面
図と正面図、第3図、第4図、第5図は従来の各種取手
取付構造を一部切り欠いて示したそれぞれ平面図であ
る。 1……支柱体 1a……取付端面 1b……通孔 1c……ビス孔 1d……ピン挿入孔 2……ビス 3……ハンドル体 4……介在ピン A……取付板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向の一端側にある取付端面(1a)と、そ
    の取付端面(1a)から内部に向けてねじ切りされたビス孔
    (1c)と、軸方向の他端側にその軸方向と交差した通孔(1
    b)とを有する支柱体(1)が、前記取付端面(1a)を介して
    取付板(A)の表面にあてがわれ、かつ、取付板(A)を裏面
    側から表面側へ貫通して前記ビス孔(1c)内にねじこまれ
    たビス(2)が支柱体(1)を取付板(A)の表面に固定してい
    るとともに、前記通孔(1b)内に挿入されたハンドル体
    (3)の棒状端部が支柱体(1)により支持されている取手の
    取付構造において、前記支柱体(1)内に、前記取付端面
    (1a)と前記通孔(1b)との間にわたるピン挿入孔(1d)が開
    通されており、そのピン挿入孔(1d)よりもわずかに長い
    介在ピン(4)が当該ピン挿入孔(1d)内に挿入され、その
    介在ピン(4)の両端が、前記ビス(2)の締付力を介して前
    記ハンドル体(3)の外周面、前記取付板(A)の表面にそれ
    ぞれ押しつけられていることを特徴とする取手の取付構
    造。
JP1988117685U 1988-09-07 1988-09-07 取手の取付構造 Expired - Lifetime JPH0611329Y2 (ja)

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JPH0239068U JPH0239068U (ja) 1990-03-15
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