JPH0611216Y2 - 車両用燃料タンク保護装置 - Google Patents

車両用燃料タンク保護装置

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JPH0611216Y2
JPH0611216Y2 JP1987021184U JP2118487U JPH0611216Y2 JP H0611216 Y2 JPH0611216 Y2 JP H0611216Y2 JP 1987021184 U JP1987021184 U JP 1987021184U JP 2118487 U JP2118487 U JP 2118487U JP H0611216 Y2 JPH0611216 Y2 JP H0611216Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
fuel tank
diff
rear differential
catcher
Prior art date
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Application number
JP1987021184U
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English (en)
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JPS63128129U (ja
Inventor
雅之 内田
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両のフロア下に設置される燃料タンクの保
護装置に関し、さらに詳しくは、車両の前面衝突時に、
燃料タンクの前面に位置するリヤデフ装置の前部デフマ
ウント部材が後方へ変形移動して燃料タンクを圧迫破損
するのを防止した車両用燃料タンクの保護装置に関す
る。 〔従来の技術〕 一般に後輪の伝動系にリアデフ装置を備える後輪駆動形
式の車両では、例えば特公昭59−11465号公報に
みられるように、車体のフロア下に、車幅方向に伸びる
前後一対のデフマウント部材によりリアデフ装置の前部
および後部が支持され、その前後のデフマウント部材間
に位置してリアデフ装置とフロア下面との間の空間部に
燃料タンクが設置された配置構成となっている。 〔考案が解決しようとする課題〕 上述のような燃料タンクの配置構成の場合、第5図のよ
うにエンジンからリヤデフ装置1にプロペラシャフト2
が延びて結合されているため、不幸にも前面衝突などに
遭遇した際に、車両前部に加えられた衝撃力はプロペラ
シャフト2を介してリヤデフ装置1に伝えられ、リヤデ
フ装置1の前部4を支持するデフマウント部材3が、第
5図仮想線のように変形して後方に配置される燃料タン
ク5に干渉し、燃料タンクを圧迫してタンクを破損する
という重大な問題が派生する。 この問題の対策として、デフマウント部材3と燃料タン
ク5との隙間を大きくすれば、デフマウント部材3が変
形しても燃料タンク5には当らなくなるが、このような
対策では、燃料タンクの容量が制約を受ける不都合があ
る。また他の対策としてデフマウント部材3の剛性を高
めて変形を防止することも考えられるが、これではデフ
マウント部材3が非常に頑丈なものとなり重量アップの
不都合が生じる。 本考案は、上述の問題点に鑑み、前面衝突時に燃料タン
クが破損されることのない車両用燃料タンクの保護装置
を提供することを目的とするものである。 〔課題を解決するための手段〕 この目的を達成するため、本考案は、車体のフロア下
に、車幅方向に延びる前後一対のデフマウント部材によ
りリアデフ装置の前部および後部を支持し、その前後の
デフマウント部材間に位置してリアデフ装置とフロア下
面との間の空間部に燃料タンクを設置してなる車両にお
いて、 上記リアデフ装置の前部を支持するデフマウント部材
を、これを取付ける車体側の構成メンバに対し、後方へ
所要の伸び代を有するキャッチャ部材を介して取付けて
なり、車両の前面衝突時に上記キヤッチャ部材が、その
伸長抗力により前部デフマウント部材15の後方への変形
移動を抑制するように構成してなることを特徴とする。 〔作用〕 このような構成では、前面衝突時に異常な衝撃荷重がリ
アデフ装置に加えられた場合、リヤデフ装置が車両の後
方へ向って押され、前部デフマウント部材を介してキャ
ッチャ部材にも引張荷重が加えられる。 この際、キャッチャ部材は後方へ所要の伸び代を有して
いるから、前部デフマウント部材はその伸び代に対応し
て後方への移動が許容されているが、キャッチャ部材の
伸長抗力による引張り作用で前部デフマウント部材はそ
の後方への変形移動が抑制される。 この結果、前部デフマウント部材が、後方に位置する燃
料タンクを大きく圧迫しないから、燃料タンクの保護が
図られる。
【実施例】
以下、この考案の実施例を第1図ないし第4図に沿って
説明する。これらの図において、符号11は車両のフロア
を示し、プロペラシャフト12が位置する部分はトンネル
11Aになっており、このフロア11の後端部には左右の車
体フレーム(図示省略)の間に架設された後部クロスメ
ンバ13が設けられてあり、このクロスメンバ13の後方に
リアフロア14が延びている。 リアフロア14の床下にはリヤデフ装置16が配置されてい
る。このリヤデフ装置16は、通常のようにその前部16A
が前記クロスメンバ13と並設して設けられる前部デフマ
ウント部材15によって車体構成メンバ(後部クロスメン
バ13)に支持されてあり、後部16Bはデフマウント部材
17によって左右の車体フレーム間に支持され、このリヤ
デフ装置16の上位で前後のデフマウント部材15,17の間
に燃料タンクXが設置されている。 本考案においては、上記前部デフマウント部材15と車体
構成メンバ(後部クロスメンバ13)との間にキャッチャ
部材20が介在される。 このキャッチャ部材20は、第3図に示すように板金材21
の中央部に、所要の伸び代を形成するためのU型溝22が
車体の幅方向に沿って形成されてあり、U型溝22の一方
のフランジ部23を後部クロスメンバ13に、他方のフラン
ジ部24を前部デフマウント部材15に固定することにより
両部材13,15の間にキャッチャ部材20が介在される。 またリアデフ装置16の前部16Aとこれを支持するデフマ
ウント部材15との結合部は、デフマウント部材15に形成
されているブッシュ部15Bに、シェアボルト15Aを介し
てリヤデフ装置16の前部16Aを支持してあり、この結合
部は、キャッチャ部材20に所要の伸び代を越える大きい
衝撃荷重が作用した際に、例えば、シェアボルト15Aが
剪断されて第4図に示すようにリヤデフ装置16のみが後
退する構成としている。 なお第1図中において符号18は後輪、19は後輪駆動軸を
示す。 上述の構成によると、車両が前面衝突して異常な衝撃力
がプロペラシャフト12を介してリヤデフ装置16に加えら
れた場合には、リヤデフ装置16が車両の後方へ向って押
され、これに起因して前部デフマウント部材15を介して
キャッチャ部材20に引張荷重が加えられる。 この時、キャッチャ部材20にはその荷重方向と直交する
方向に沿ってU型溝22が形成されているので、このU型
溝22が伸び代となって、前部デフマウント部材15はその
後方への移動が許容されるが、キャッチャ部材20の伸長
抗力による引張り作用でデフマウント部材15の後方への
変形移動が抑制される。 なお、この際、実施例のように衝撃荷重がキャッチャ部
材20の伸び代を越える大きな荷重が作用した時、例えば
シェアボルト15Aが剪断されて前部デフマウント部材15
とリアデフ装置16との結合部が破壊されるようにしてい
ると、第4図に示すようにリヤデフ装置16のみが後方に
向って移動される。 この結果、前部デフマウント部材15が、後方に配置され
た燃料タンクXに干渉するような移動が起らず、燃料タ
ンクXを圧迫破損するような現象が避けられるから燃料
タンクXの保護が図れる。 なお以上の説明では、キャッチャ部材20のU型溝22の開
放口が上向き、下向きを示したが、前部デフマウント部
材15の車両後方への移動に抑制を加える点では何れでも
よく、車両に組付ける際のスペースファクタとの関係で
取付け状態を適宜に定める。 〔考案の効果〕 本考案は、以上に説明したように、前後のデフマウント
部材15,17間に位置してリアデフ装置16と車体フロア下
面との間の空間部に燃料タンクXを設置してなる車両に
おいて、リアデフ装置16の前部を支持するデフマウント
部材15を、これを取付ける車体側の構成メンバに対し、
後方へ所要の伸び代を有するキャッチャ部材20を介して
取付けてなり、車両の前面衝突時にキャッチャ部材20が
その伸長抗力により前部デフマウント部材15の後方への
変形移動を抑制するように構成してなるから、次のよう
な効果が得られる。 (a)車両の前面衝突時に燃料タンクの破壊が防止でき、
燃料漏れの虞れがないから衝突の安全性を向上できる。 (b)また燃料タンクは、その前部に位置するデフマウン
ト部材の所要の後退代のみを残しておけばよいから、燃
料タンクの容量を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の車両用燃料タンク保護装置を示す側
断面説明図、第2図はキャッチャ部材の取付け方向を代
えて示す第1図要部の拡大断面図、第3図はキャッチャ
部材の斜面図、第4図は前面衝突時のリヤデフ装置の後
方への移動状態を示す側面説明図、第5図は従来車両に
おける燃料タンクと車体構成部材との関係を示す説明図
である。 11……フロア、12……プロペラシャフト、13……後部ク
ロスメンバ、14……リアフロア、15……前部のデフマウ
ント部材、15A……シェアボルト、16……リヤデフ装
置、17……後部のデフマウント部材、18……後車輪、19
……駆動軸、X……燃料タンク、20……キャッチャ部
材、22……U型溝、23,24……フランジ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のフロア下に、車幅方向に伸びる前後
    一対のデフマウント部材15,17によりリアデフ装置16の
    前部および後部を支持し、その前後のデフマウント部材
    15,17間に位置してリアデフ装置16とフロア下面との間
    の空間部に燃料タンクXを設置してなる車両において、 上記リアデフ装置16の前部を支持するデフマウント部材
    15を、これを取付ける車体側の構成メンバに対し、後方
    へ所要の伸び代を有するキャッチャ部材20を介して取付
    けてなり、車両の前面衝突時に上記キャッチャ部材20が
    その伸長抗力により前部デフマウント部材15の後方への
    変形移動を抑制するように構成してなることを特徴とす
    る車両用燃料タンク保護装置。
JP1987021184U 1987-02-16 1987-02-16 車両用燃料タンク保護装置 Expired - Lifetime JPH0611216Y2 (ja)

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JPS63128129U JPS63128129U (ja) 1988-08-22
JPH0611216Y2 true JPH0611216Y2 (ja) 1994-03-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5911465A (ja) * 1982-07-13 1984-01-21 Sharp Corp 電子式キヤツシユレジスタ
JPS6394827U (ja) * 1986-12-11 1988-06-18

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JPS63128129U (ja) 1988-08-22

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