JPH0611204A - ヒートポンプ式空気調和機 - Google Patents

ヒートポンプ式空気調和機

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Publication number
JPH0611204A
JPH0611204A JP4166095A JP16609592A JPH0611204A JP H0611204 A JPH0611204 A JP H0611204A JP 4166095 A JP4166095 A JP 4166095A JP 16609592 A JP16609592 A JP 16609592A JP H0611204 A JPH0611204 A JP H0611204A
Authority
JP
Japan
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heat exchanger
refrigerant
valve
compressor
liquid
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4166095A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Ozeki
茂樹 大関
Masahiko Sasakura
正彦 佐々倉
Takashi Ogawa
孝 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Churyo Engineering Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Churyo Engineering Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Churyo Engineering Co Ltd, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Churyo Engineering Co Ltd
Priority to JP4166095A priority Critical patent/JPH0611204A/ja
Publication of JPH0611204A publication Critical patent/JPH0611204A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は室外熱交換器が着霜した際、過冷却
用熱交換器を通る液冷媒を零ないしは少量に制御して、
同交換器からの大気放熱が暖房能力に影響を与える程の
熱量に達しないようにしたヒートポンプ式空気調和機を
提供することを目的とする。 【構成】 本発明は圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、
暖房用絞り、冷房用絞り、及び室内側熱交換器によりヒ
ートポンプサイクルを構成すると共に、前記室外側熱交
換器を複数サーキットに分割し、その冷房時における出
口側に分配器を配してなるヒートポンプ式空気調和機に
おいて、前記室外側熱交換器の下部に過冷却用熱交換器
を設置し、冷房時前記分配器からの液冷媒を逆止弁を経
て同過冷却用熱交換器に流通させる回路を設け、同逆止
弁及び過冷却用熱交換器と並列に、前記暖房用絞りを有
する回路を接続すると共に、前記逆止弁と過冷却用熱交
換器との間から前記圧縮機に対し液インジェクション回
路を接続してなることを特徴とするヒートポンプ式空気
調和機を構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒートポンプ式空気調和
機に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に従来の空気調和機の冷媒回路図を
示す。
【0003】図において従来の空気調和機は圧縮機1、
四方弁2、配管接合部3、室内外接続配管4、配管接合
部5、室内熱交換器6、膨張機構7a,7b、分配器
8、配管接合部9、室内外接続配管10、配管接合部1
1、逆止弁13、毛細管14、液インジェクション管1
4a、膨張機構12b、分配器15、分配管16a,1
6b,16c、熱交換器17a、室外熱交換器17、ア
キュムレータ18よりなっている。
【0004】冷房運転時は圧縮機1から吐出された高温
高圧の冷媒ガスは四方弁2を介して室外熱交換器17に
入る。ここで、放熱し凝縮して高圧の液冷媒となり各サ
ーキット毎に分配管16a,16b,16cを通り分配
器15で合流し、逆止弁13を通り、熱交換器17aに
入る。ここで、放熱して液冷媒は過冷却液となり配管接
合部11、室内外接続配管10、配管接合部9を通り、
分配器8を介して膨張機構7a,7bに入る。ここで減
圧され低圧の液ガスの二相冷媒になる。二相冷媒は室内
熱交換器6に入り、各サーキット毎に吸熱蒸発して、配
管接合部5、室内外接続配管4、配管接合部3を通り、
四方弁2を介してアキュムレータ18に入る。ここで液
状の未蒸発冷媒は下部にたまり、分離されたガス冷媒は
圧縮機1に吸込まれ圧縮される。
【0005】一方、暖房運転時は圧縮機1から吐出され
た高温高圧のガス冷媒は四方弁2を介して配管接合部
3、室内外接続配管4、配管接合部5を通り室内熱交換
器6に入る。ここで、放熱凝縮して高圧の液冷媒とな
り、各サーキット毎に膨張機構7a,7bに入る。ここ
で減圧され一部ガス冷媒を含む二相冷媒となって、配管
接合部9、室内外接続配管10、配管接合部11を通っ
て熱交換器17aに入る。ここで放熱して過冷却の液冷
媒となって膨張機構12bに入る。ここで減圧され低圧
の液ガス冷媒となり、分配器15で分配され、分配管1
6a,16b,16cを介して室外熱交換器17に入
る。ここで、吸熱蒸発して、四方弁2を介してアキュム
レータ18に入る。ここで未蒸発冷媒を分離して、ガス
冷媒は圧縮機1に戻り圧縮される。一方、広範囲な運転
条件において、圧縮機1内の温度が異常に上昇しないよ
うに、液冷媒を圧縮機1に噴射して、これを冷却するた
めの液インジェクション管14aが設けられている。冷
房運転時は逆止弁13後の高圧の液冷媒が毛細管14で
減圧され液インジェクション管14aを介して圧縮機1
内に噴射される。また、暖房運転時は熱交換器17aで
放熱凝縮した高圧に近い液冷媒は毛細管14で減圧され
液インジェクション管14aを介して圧縮機1内に噴射
され、これを冷却する。
【0006】なお、暖房運転時は室外熱交換器17の吸
熱源は空気であるため、低外気温では室外熱交換器17
は着霜する。吸熱効率が着霜により低下するため、定期
的に冷房運転のサイクルに切換えデフロストを行う。熱
交換器17aは高温の冷媒が流れるため、図7に示すよ
うに霜21は付かない。これによりデフロスト運転によ
って、とけたドレン水が底板20で凍りつくのを防止
し、ドレン水の排水を良くしている。
【0007】図8は従来の別の空気調和機の冷媒回路図
で、図6の毛細管14、液インジェクション管14aを
除去した構成に相当する。
【0008】即ち、圧縮機1昇温時の冷却用として設け
られた液インジェクション流路を除いては図6、図8は
同様構成である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空気調和機
には解決すべき次の課題があった。
【0010】即ち、従来の空気調和機においては、暖房
運転時の吸熱部は室外熱交換器17で、放熱部は室内熱
交換器6と室外熱交換器17の下側の熱交換器17aで
ある。暖房に供するのは室内熱交換器6での放熱であ
り、熱交換器17aでの放熱は外気へ捨てている。
【0011】室外熱交換器17の吸熱源である外気温が
低下すると、高温である熱交換器17aとの温度差が相
対的に大きくなるため、放熱量も大きくなる。これによ
り暖房に供する室内熱交換器6での放熱量が低下するた
め、暖房能力が大巾に低下するという問題があった。
【0012】本発明は上記課題解決のため、熱交換器
(過冷却用)を通る液冷媒量が着霜時は遮断されるか著
しく少量になって、暖房能力に殆ど影響を与えることの
ない放熱に留まるヒートポンプ式空気調和機を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として、次の(1),(2)に記載のヒートポンプ
式空気調和機を提供しようとするものである。 (1).圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、暖房用絞
り、冷房用絞り、及び室内側熱交換器によりヒートポン
プサイクルを構成すると共に、前記室外側熱交換器を複
数サーキットに分割し、その冷房時における出口側に分
配器を配してなるヒートポンプ式空気調和機において、
前記室外側熱交換器の下部に過冷却用熱交換器を設置
し、冷房時前記分配器からの液冷媒を逆止弁を経て同過
冷却用熱交換器に流通させる回路を設け、同逆止弁及び
過冷却用熱交換器と並列に前記暖房用絞りを有する回路
を接続すると共に前記逆止弁と過冷却用熱交換器との間
から前記圧縮機に対し液インジェクション回路を接続し
てなることを特徴とするヒートポンプ式空気調和機。 (2).圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、暖房用絞
り、冷房用絞り、及び室内側熱交換器によりヒートポン
プサイクルを構成すると共に、前記室外側熱交換器を複
数サーキットに分割し、その冷房時における出口側に分
配器を配してなるヒートポンプ式空気調和機において、
前記室外側熱交換器の下部に過冷却用熱交換器を設置
し、前記分配器と過冷却用熱交換器との間に冷房時液冷
媒を流す逆止弁と前記暖房用絞りの並列回路を設け、同
暖房用絞りの入口に外気温により開閉する開閉弁を設け
ると共に前記過冷却用熱交換器及び開閉弁と並列に流量
調整手段を有するバイパス回路を接続してなることを特
徴とするヒートポンプ式空気調和機。
【0014】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
【0015】(1).上記(1)の構成にあっては暖房
運転時は、過冷却用熱交換器の前で分岐した一方の高温
・高圧のガス冷媒を含む液冷媒は暖房用絞りで減圧さ
れ、低圧の冷媒となり室外側熱交換器に流れる。一方、
分岐して過冷却用熱交換器に入った他方の高温・高圧の
ガス冷媒を含む液冷媒は、放熱して過冷却し、液インジ
ェクション回路を通って圧縮機に液噴射して、これを冷
却する。これにより過冷却用熱交換器内は液インジェク
ションに最少限必要な冷媒が流れ、外気への放熱を最少
限におさえることができるとともに、室外側熱交換器の
下部に位置する過冷却用熱交換器を高温に保つためフロ
ストを防止できる。
【0016】(2).上記(2)の構成にあっては暖房
運転時は、過冷却用熱交換器で放熱し、過冷却した液冷
媒は外気温により開となっている開閉弁を通り、暖房用
絞りで減圧され低圧の冷媒となって室外側熱交換器へ流
れる。室外側熱交換器が着霜して過冷却用熱交換器での
外気への放熱が大きくなる場合、即ち、外気温が著しく
下るような場合は開閉弁は閉に近い状態になるので過冷
却用熱交換器を通る液冷媒は流量が著しく絞られて暖房
用絞りの入口に合流する。この結果、過冷却用熱交換器
での放熱が最少限になる。一方、過冷却用熱交換器前の
ガス冷媒を含む液冷媒は流量調整手段で減圧され、さら
に暖房用絞りで減圧して低圧冷媒となって室外側熱交換
器に流れる。
【0017】
【実施例】本発明の第1〜第5実施例を図1〜図5によ
り説明する。なお、従来例ないしは先の実施例と同様の
構成部材には同符号を付し、必要ある場合以外は説明を
省略する。
【0018】(第1実施例)請求項1の発明に係る第1
実施例を図1により説明する。
【0019】図1は本実施例の冷媒回路図で、12は逆
止弁13及び過冷却用の熱交換器17aと並列に設けら
れた膨張機構(暖房用絞り)である。その他の構成は図
6の従来例から膨張機構12bを除去した構成と同様で
ある。即ち、本実施例においても逆止弁13と熱交換器
17aとの間から圧縮機1に対し、流量調整管14を有
する液インジェクション管14aが連通されており、運
転時、液冷媒を流して圧縮機の昇温を防止するよう構成
されている。
【0020】次に上記構成の作用について説明する。
【0021】図1において、冷媒の流れは、冷房運転時
は室外熱交換器17で放熱凝縮した液冷媒は分配管16
a,16b,16cを通り分配器15を通って逆止弁1
3を介して、熱交換器17aに入る。ここで放熱して過
冷却液となって、配管接合部11へ流れる。以降は従来
例の場合と同一である。次に暖房運転時は過冷却用の熱
交換器17a前のガス冷媒を含む高温・高圧の液冷媒
は、二つに分岐されその一方は膨張機構12に入り減圧
され低圧冷媒となって、分配器15に入り、分配管16
a,16b,16cを介して室外熱交換器17に入る。
そして、ここで吸熱蒸発して四方弁2へ流れる。以降は
従来例と同一である。一方、分岐された他方の液冷媒は
熱交換器17a内で放熱凝縮して過冷却し、流量調整管
14で減圧され、液インジェクション管14aを介して
圧縮機1に液噴射され、これを冷却する。
【0022】以上の通り、第1実施例によれば、暖房運
転時、過冷却用の熱交換器17aを通る液冷媒は従来と
相違して圧縮機1の冷却用にのみ供せられるのでその流
量は小さく、従って熱交換器17aで失う放熱量は微少
で空気調和機の暖房能力に殆ど影響を与えないという利
点がある。
【0023】(第2実施例)請求項1の発明に係る第2
実施例を図2により説明する。
【0024】図2は本実施例の要部の冷媒回路図で、逆
止弁13及び過冷却用の熱交換器17aと並列に設けら
れた膨張機構(暖房用絞り)12を有する流路には、暖
房時の液冷媒の流れより見て膨張機構12の上流側に開
閉弁19と所要の流量抵抗値を持つ流量調整管12aと
が並列に介装されている。開閉弁19は別に設けた熱交
温度センサ19aと外気温センサ19bの検知温度によ
って開閉制御される。その他の構成は上記第1実施例と
同様である。
【0025】次に上記構成の作用について説明する。
【0026】図2において、冷房運転時は室外熱交換器
17で放熱凝縮した液冷媒は分配管16a,16b,1
6cを通り分配器15を通って逆止弁13を介して、熱
交換器17aに入る。ここで放熱して過冷却液となっ
て、配管接合部11へ流れる。以降は従来例と同一であ
る。次に暖房運転時は過冷却用の熱交換器17a前で二
つに分岐したガス冷媒を含む高温・高圧の液冷媒の一つ
は開閉弁19を通り、膨張機構12で減圧され、低圧の
冷媒となって分配器15に入り、分配管16a,16
b,16cを介して室外熱交換器17に入る。そしてこ
こで吸熱蒸発して四方弁2に流れる。以降は従来例と同
一である。
【0027】一方、分岐された他方の液冷媒は熱交換器
17a内で放熱凝縮して過冷却し、流量調整管14で減
圧され、液インジェクション管14aを介して圧縮機1
に液噴射され、これを冷却する。
【0028】室外熱交換器17が着霜して膨張機構12
の流量が流れすぎ運転点が適正でなくなる場合は熱交温
度センサ19a又は外気温センサ19bで温度を検知し
て開閉弁19を閉として、上記ガス冷媒を含む液冷媒は
流量調整管12aで減圧し、さらに膨張機構12で減圧
され、低圧の冷媒となり、分配器15に流れ、分配管1
6a,16b,16cを介して室外熱交換器17に入
る。ここで吸熱蒸発する。以降は従来例と同一である。
以上の通り第2実施例の場合も圧縮機1の冷却に必要な
液インジェクション流量のみ熱交換器17aを流すた
め、外気への放熱量が最少限となり暖房能力の低下が少
くなるという利点がある。
【0029】(第3実施例)請求項1の発明に係る第3
実施例を図3により説明する。
【0030】図3は本実施例の要部の冷媒回路図で、熱
交換器17aと逆止弁13との間から膨張機構12と流
量調整管12aとの間に開閉弁19Aを有する流路を連
通させた以外は第2実施例から開閉弁19を除去した構
成と同様である。なお開閉弁19Aは熱交温度センサ1
9a、外気温センサ19bによって開閉制御される。
【0031】次に上記構成の作用について説明する。
【0032】図3において、暖房運転時は開閉弁19A
は開となる。この時の冷媒の流れは従来例と同一であ
る。
【0033】室外熱交換器17が着霜して膨張機構12
の流量が流れすぎ、運転点が適正でなくなる場合は、熱
交温度センサ19a又は外気温センサ19bで温度を検
知して、開閉弁19Aを閉として、配管接合部11を通
ったガス冷媒を含む液冷媒は流量調整管12aで減圧さ
れ、さらに膨張機構12で減圧され適正流量となって、
分配器15に流れる。以降は従来例と同一である。
【0034】一方、圧縮機1の冷却に必要な液インジェ
クション量は、熱交換器17aで放熱冷却された液冷媒
が流量調整管14、液インジェクション管14aを通っ
て圧縮機1に噴射される。
【0035】以上の通り第3実施例によれば、過冷却用
の熱交換器17aと外気温との差が所定値以内である場
合は開閉弁19Aは開いているので熱交換器17aを通
り、予め過冷却された液冷媒の一部が膨張機構12で減
圧され、分配器15を経て室外熱交換器17へ入るた
め、室外熱交換器17における吸熱効率が高いという利
点がある。
【0036】また、外気温が低下し、室外熱交換器17
が着霜した場合は開閉弁19Aは閉じ、液インジェクシ
ョン用の液冷媒のみが熱交換器17aを通過するので、
放熱量が小さく、暖房能力に殆ど影響を与えないという
利点がある。
【0037】(第4実施例)請求項2の発明に係る第4
実施例を図4により説明する。
【0038】図4は本実施例の冷媒回路図で、12は過
冷却用の熱交換器17aと分配器15との間の逆止弁1
3と並列に設けられた膨張機構(暖房用絞り)、19c
は暖房時の液冷媒の流れより見て膨張機構12の入口に
介装された開閉弁、12bは熱交換器17a及び開閉弁
19cと並列に設けられた流量調整管、14bは開閉弁
19cと並列に設けられた流量制御管である。なお、流
量調整管12b、流量制御管14bはそれぞれ所定の抵
抗値を付与されている。その他の構成は図8の従来例か
ら膨張機構12bを除去した構成と同様である。なお、
熱交温度センサ19a、外気温センサ19bは開閉弁1
9cを制御する。
【0039】次に上記構成の作用について説明する。
【0040】図4において、冷媒の流れは、冷房運転時
は室外熱交換器17で放熱凝縮した液冷媒は分配管16
a,16b,16cを通り分配器15を通って逆止弁1
3を介して、熱交換器17aに入る。ここで放熱して過
冷却液となって、配管接合部11へ流れる。以降は従来
例と同一である。暖房運転時は通常、開閉弁19cを開
として、熱交換器17aで放熱し過冷却した液冷媒は開
閉弁19cを通り、膨張機構12で減圧され、低圧の冷
媒となって分配器15を経、室外熱交換器17に入る。
室外熱交換器17が着霜して過冷却用の熱交換器17a
での外気への放熱が大きくなる場合は、熱交温度センサ
19a又は外気温センサ19bで温度を検知して、開閉
弁19cを閉とする。
【0041】熱交換器17aを出た液冷媒は流量制御管
14bで流量を絞り、膨張機構12の入口に合流させ
る。流量制御管14bの流量抵抗値は熱交換器17aが
着霜しない温度となるような流量を流す値とする。これ
により熱交換器17aの放熱量を最少限にすることがで
きる。一方、熱交換器17a前のガス冷媒を含む液冷媒
は分流して流量調整管12bに入り、そこで減圧され、
さらに膨張機構12で減圧され低圧冷媒となって分配器
15へ流れる。以降は従来例と同一である。
【0042】以上の通り第4実施例によれば、通常の暖
房運転時は過冷却用の熱交換器17aを通って過冷却さ
れた液冷媒が、開いている開閉弁19cを通って、膨張
機構12等を経、室外熱交換器17に入るので吸熱効率
が高く、従って暖房効果も大きいのに対し、着霜した場
合は開閉弁19cが閉じ、流量制御管14bで絞られ通
過する必要最小限の量の液冷媒しか熱交換器17aを通
らないので放熱量が小さく、暖房能力に殆ど影響を与え
ないという利点がある。
【0043】(第5実施例)請求項2の発明に係る第5
実施例を図5により説明する。
【0044】図5は本実施例の要部の冷媒回路図で、逆
止弁13と並列に流量制御管14cを設けた以外は第4
実施例から流量制御管14bを除去した構成と同様であ
る。
【0045】次に上記構成の作用について説明する。
【0046】図5において暖房運転時は、開閉弁19c
を開として、熱交換器17aで放熱し、過冷却した液冷
媒の一方は、流量制御管14cを通り減圧され、低圧冷
媒となり分配器15へ流れる。液冷媒の他方は、開閉弁
19cを通り膨張機構12を通り減圧され、低圧冷媒と
なり上記と合流して分配器15へ流れる。
【0047】室外熱交換器17が着霜して過冷却用の熱
交換器17aでの外気への放熱が大きくなる場合は、熱
交温度センサ19a又は外気温センサ19bで温度を検
知して、開閉弁19cを閉とする。熱交換器17aを出
た液冷媒は流量制御管14cを通り、減圧され低圧冷媒
となり分配器15へ流れる。流量制御管14cの流量抵
抗値は熱交換器17aが着霜しない温度となるような最
少流量を流す値とする。これにより熱交換器17aでの
放熱量を最少限にすることができる。
【0048】一方、熱交換器17a前のガス冷媒を含む
液冷媒は分流して流量調整管12bに入り、そこで減圧
され、さらに膨張機構12で減圧され低圧冷媒となっ
て、分配器15へ流れる。以降は従来例と同一である。
【0049】以上の通り第5実施例によれば通常の暖房
運転時は過冷却用の熱交換器17aを通って過冷却され
た液冷媒の一部が、開いている開閉弁19cの上流側で
流量制御管14cへ入り、残部は開閉弁19cを通って
膨張機構12へ入り、それぞれ、その出口近傍で合流し
て分配器15を通って室外熱交換器17へ入るため、吸
熱効果が大きいのに対し、着霜時は開閉弁19cが閉じ
るため、流量制御管14cを通過する液量しか熱交換器
17aを通らず、従って放熱量も著減して暖房能力が殆
ど損なわれないという利点がある。
【0050】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の効果を有する。
【0051】請求項1の発明にあっては暖房運転時、特
に着霜時は過冷却用熱交換器内は、圧縮機冷却の液イン
ジェクションに最少限必要な小量の冷媒が流れるため、
過冷却用熱交換器内の温度は着霜しない範囲となり、外
気への放熱量が最少限に留まり、暖房能力の低下を少く
できる。
【0052】請求項2の発明にあっては暖房運転時、室
外熱交換器が着霜して、過冷却用熱交換器での放熱量が
大きくなる場合は、外気温により開閉する開閉弁によっ
て過冷却用熱交換器が着霜しない温度となる最小流量に
切換えられるため、外気への放熱量が最少限となり、室
内熱交換器での暖房能力の低下を最少限とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の冷媒回路図、
【図2】本発明の第2実施例の要部の冷媒回路図、
【図3】本発明の第3実施例の要部の冷媒回路図、
【図4】本発明の第4実施例の冷媒回路図、
【図5】本発明の第5実施例の要部の冷媒回路図、
【図6】従来例の冷媒回路図、
【図7】従来例の室外熱交換器等の部分斜視図、
【図8】別の従来例の冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 四方弁 12 膨張機構(暖房用絞り) 12a,12b 流量調整管 13 逆止弁 14 流量調整管 14a 液インジェクション管 14b,14c 流量制御管 15 分配器 17 室外熱交換器 17a 熱交換器(過冷却用) 19,19A 開閉弁 19a 熱交温度センサ 19b 外気温センサ 19c 開閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々倉 正彦 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (72)発明者 小川 孝 愛知県名古屋市中村区岩塚町字九反所60番 地の1 中菱エンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、暖房
    用絞り、冷房用絞り、及び室内側熱交換器によりヒート
    ポンプサイクルを構成すると共に、前記室外側熱交換器
    を複数サーキットに分割し、その冷房時における出口側
    に分配器を配してなるヒートポンプ式空気調和機におい
    て、前記室外側熱交換器の下部に過冷却用熱交換器を設
    置し、冷房時前記分配器からの液冷媒を逆止弁を経て同
    過冷却用熱交換器に流通させる回路を設け、同逆止弁及
    び過冷却用熱交換器と並列に前記暖房用絞りを有する回
    路を接続すると共に前記逆止弁と過冷却用熱交換器との
    間から前記圧縮機に対し液インジェクション回路を接続
    してなることを特徴とするヒートポンプ式空気調和機。
  2. 【請求項2】 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、暖房
    用絞り、冷房用絞り、及び室内側熱交換器によりヒート
    ポンプサイクルを構成すると共に、前記室外側熱交換器
    を複数サーキットに分割し、その冷房時における出口側
    に分配器を配してなるヒートポンプ式空気調和機におい
    て、前記室外側熱交換器の下部に過冷却用熱交換器を設
    置し、前記分配器と過冷却用熱交換器との間に冷房時液
    冷媒を流す逆止弁と前記暖房用絞りの並列回路を設け、
    同暖房用絞りの入口に外気温により開閉する開閉弁を設
    けると共に前記過冷却用熱交換器及び開閉弁と並列に流
    量調整手段を有するバイパス回路を接続してなることを
    特徴とするヒートポンプ式空気調和機。
JP4166095A 1992-06-24 1992-06-24 ヒートポンプ式空気調和機 Withdrawn JPH0611204A (ja)

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