JPH06111518A - ディスクカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 上下一対のハーフ２，３からなるカートリッ
ジ内に、チャッキング用の金属板７が光磁気ディスク１
の中心部に形成された金属板収納凹部８内に配設されて
なる光磁気ディスク１を回転自在に収納してなるディス
クカートリッジにおいて、金属板７の中心部に設けられ
た中心孔９と係合する突出部２２を上ハーフ２の内面に
設けた。 【効果】 スウエジング加工することなく金属板をディ
スク基板に対して外れることなく遊嵌状態に保持させる
ことができ、記録ディスクの信頼性を大幅に向上させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えば光ディスクや光
磁気ディスク等の如き記録ディスクがカートリッジに回
転可能に収納されてなるディスクカートリッジに関し、
特に記録ディスクに配設される金属板の取付け構造に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、光ディスクや光磁気ディスクの如
く所望の情報信号が記録される情報信号記録用のディス
クが提案されている。この種のディスクは、情報信号の
高密度記録が可能であるので、極めて小径のものが提案
されている。例えば、直径を略６４ｍｍとなし、楽音信
号で略７４分の記録を可能となす光ディスク或いは光磁
気ディスクが提案されている。

【０００３】このように小径であって、情報信号の高密
度記録が可能となされた光磁気ディスクは、ディスク回
転駆動装置に装着されて高速で回転操作される。そし
て、高速で回転駆動された状態で、光磁気ディスクの一
主面に形成された情報信号記録層に設けられた微細な記
録トラックに、光学ピックアップ装置から出射される光
ビームを照射するとともに、磁気ヘッド等の外部磁界発
生装置から記録すべき情報信号に応じて磁界変調された
外部磁界を印加することによって所望の情報信号の記録
が行われる。

【０００４】このように高速で回転駆動されながら微細
な記録トラックに光ビームを正確に照射するためには、
光磁気ディスクは、ディスク回転駆動装置のディスクテ
ーブルに確実に一体化されるとともに、上記ディスクテ
ーブルの軸心に回転中心を高精度に位置決めして装着さ
れる必要がある。かかる目的を達成するために、従来に
おいては、光磁気ディスク側に磁性材料からなる金属板
を配設し、これをディスクテーブル側に設けたマグネッ
トで吸引することにより、上記光磁気ディスクをディス
クテーブル上にチャッキングするようにしたディスク装
着方式が提案されている。

【０００５】このマグネットの吸引力を利用したマグネ
ットチャッキング方式に用いられる光磁気ディスク１０
１は、図５に示すように、上下一対のハーフ１０２，１
０３から構成されるカートリッジ内に回転自在に配設さ
れるようになっている。かかる光磁気ディスク１０１
は、透明なポリカーボネート樹脂等の合成樹脂を円盤形
状に成形してなるディスク基板１０４を備えている。こ
のディスク基板１０４の一方の主面１０４ａには、所望
の情報信号が記録される情報信号記録層が形成されてい
る。そして、上記ディスク基板１０４は、情報信号記録
層が形成される一方の主面１０４ａと対向する他方の主
面１０４ｂを情報信号の書込み読出し面となし、この書
込み読出し面側から信号記録層に光ビームを照射するこ
とによって所望の情報信号の記録或いは再生が行われ
る。

【０００６】また、上記ディスク基板１０４の中央部に
は、ディスク回転駆動装置側に配設されるセンタリング
部材（図示は省略する。）が係合する円形のセンタリン
グ孔１０５が設けられている。さらに、上記ディスク基
板１０４の一方の主面１０４ａ側の中央部には、金属材
料よりなる円盤状の金属板１０６が上記センタリング孔
１０５を閉塞するようにして配設されている。すなわ
ち、上記金属板１０６は、上記ディスク基板１０４の一
方の主面１０４ａ側に、センタリング孔１０５を囲んで
突出形成された金属板収納凹部１０７内に嵌合するよう
にして配設されている。そして、この金属板１０６は、
上記金属板収納凹部１０７の開口周縁部に内方に向かっ
て突出形成された円環状をなす張出し部１０８によっ
て、上記ディスク基板１０４に対し収納保持されるよう
になっている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記張出し
部１０８は、ディスク基板１０４の金属板収納凹部１０
７の開口周縁部をスウエジング加工することによって形
成されている。すなわち、金属板収納凹部１０７の開口
周縁部にホーンを当接させ、これに超音波発振器からの
超音波振動を伝達する。すると、金属板収納凹部１０７
のホーンが接している部分が摩擦熱で溶け、かかる部分
の樹脂が上記凹部１０７の内方に張り出して、上記金属
板１０６をオーバーラップする形で張出し部１０８が形
成される。

【０００８】しかしながら、スウエジング加工法では、
超音波振動によりディスク基板１０４の一部を変形させ
ることから、その条件によっては複屈折に影響を与え、
信号特性が劣化する虞れがある。また、張出し部１０８
に割れが発生しやすくなる等の問題も生じる。さらに
は、金属板１０６がディスク基板１０４に固定された場
合には、これら金属板１０６とディスク基板１０４の熱
膨張係数の差からディスク基板１０４が変形する虞れが
ある。

【０００９】そこで本発明は、かかる従来の技術的な課
題を解消するために、スウエジング加工をすることなく
金属板をディスク基板に保持させることができ、信頼性
及び歩留りに優れた生産性の高いディスクカートリッジ
を提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は、いずれか一方
のハーフにのみ光ヘッドと対向する第１の開口部とディ
スク回転駆動手段が挿入される第２の開口部が形成され
てなる上下一対のハーフと、これらハーフ内に回転自在
に収納される記録ディスクと、上記記録ディスクの中心
部に形成された凹部内に配設されるチャッキング用の金
属板とを備えてなり、上記第２の開口部が形成されてい
ないハーフの内面には、上記金属板の中心部に設けられ
た中心孔と係合する突出部が設けられていることを特徴
とする。

【００１１】

【作用】本発明においては、ハーフの内面に、チャッキ
ング用の金属板の中心部に設けられた中心孔と係合する
突出部が設けられているので、記録ディスクの中心部に
形成された凹部内に配設された金属板がこの突出部と係
合し、該記録ディスクに対する位置決めがなされるとと
もに、この記録ディスクより外れることがない。すなわ
ち、スウエジング加工することなく、金属板が記録ディ
スクに保持されることになるため、当該記録ディスクの
複屈折の変化が無くなり、信頼性が向上する。

【００１２】

【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施
例は、記録ディスクとして光磁気ディスクをカートリッ
ジに回転自在に収納してなるディスクカートリッジの例
である。本実施例のディスクカートリッジは、図１に示
すように、光磁気ディスク１と、この光磁気ディスク１
を回転自在に収納する上下一対のハーフ２，３からなる
カートリッジとを有して構成されている。

【００１３】上記光磁気ディスク１は、例えばポリカー
ボネート等の透明な剛性樹脂材料よりなる円盤状のディ
スク基板４を備えてなる。このディスク基板４は、直径
を６４ｍｍとなし、厚みを略１．２ｍｍとした円盤とし
て形成されている。このディスク基板４を用いて構成さ
れた光磁気ディスク１は、上記ディスク基板４の一方の
主面４ａ側に所望の情報信号が記録される情報信号記録
層が形成されてなる信号記録部を有してなり、これと反
対側の他方の主面４ｂを情報信号の書込み読出し面とな
すとともに、この書込み読出し面側から上記情報信号記
録層に光ビームを照射することによって前記情報信号の
記録再生が行われるように構成されている。なお、上記
情報信号記録層には、最大７２分の楽音信号が記録可能
となっている。

【００１４】そして、この光磁気ディスク１を構成する
ディスク基板４の中央部には、記録再生装置内に配設さ
れるディスク回転駆動手段を構成するディスクテーブル
の中心部に配設されたセンタリング部材（図示は省略す
る。）が係合するセンター孔５が穿設されている。この
センター孔５は、円形の孔としてディスク基板４を貫通
して設けられ、上記信号記録層に同心円状又は螺旋状に
形成される記録トラックの曲率中心に、このセンター孔
５の中心を一致させるようにして形成されている。

【００１５】また、上記ディスク基板４の他方の主面４
ｂ側の中央部には、図２に示すように、上記センター孔
５を囲んで、円環状に突出して設けられる金属板収納部
６が一体的に形成されている。この金属板収納部６は、
肉厚の薄いディスク基板４に穿設されるセンター孔５の
深さを深くすることなく、この光磁気ディスク１が装着
されるディスクテーブル側に配設されるセンタリング部
材の上記センター孔５に対する突出量を大きくなし、上
記光磁気ディスク１の回転中心を上記ディスクテーブル
の軸心に一致させて装着させるセンタリング操作を確実
に行わせるように機能するものである。さらに、この金
属板収納部６の先端面６ａは、上記ディスクテーブルへ
の装着基準面として機能する。

【００１６】また、上記金属板収納部６は、少なくとも
ディスク基板４の内周側の情報信号記録層が形成されて
いない非信号記録領域内において形成され、ディスク基
板４の厚みに略等しい突出量を持って突出形成されてい
る。したがって、ディスク基板４の金属板収納部６が形
成された部分は、基板本体部に比し約２倍の厚みとなさ
れている。

【００１７】そして、上記ディスク基板４の一方の主面
４ａ側の中央部には、センター孔５を囲んで後述するチ
ャッキング用の金属板７が配設される円環状をなす金属
板収納凹部８が形成されている。この金属板収納凹部８
は、上記金属板収納部６の外周径より小径であって、デ
ィスク基板４の厚さに略等しい深さに形成されてなる。
また、金属板収納凹部８の開口内周径は、上記センター
孔５の開口径より大きくなされている。したがって、こ
の金属板収納凹部８の底部には、円環状をなす平坦面８
ａが設けられる。この平坦面８ａが上記金属板７を載置
する載置面となる。

【００１８】上記金属板収納凹部８に収納保持される金
属板７は、例えばステンレス板等の金属材料を円盤状に
打ち抜き加工することにより形成されるものである。か
かる金属板７は、上記金属板収納凹部８に収納されるに
足る大きさの円盤として形成されるとともに、この金属
板収納凹部８に収納保持されたときに、その外周面７ａ
が当該金属板収納凹部８の内周面８ｂと接触しないよう
な大きさに形成されている。また、この金属板７の中心
部には、製造工程上ハンドリングするために使用される
小さな円形の中心孔９が形成されている。

【００１９】一方、カートリッジは、上記光磁気ディス
ク１を回転自在に収納するに足る大きさとなされた矩形
状をなす上下一対の上ハーフ２と下ハーフ３とから構成
され、これらが突合わされることにより薄い筐体として
形成されている。

【００２０】上記上ハーフ２には、カートリッジ内に収
納された光磁気ディスク１の情報信号記録層の一部を臨
ませるとともに、この情報信号記録層に磁界を印加する
ための磁気ヘッドを臨ませるヘッド挿入用開口窓部１０
が設けられている。かかるヘッド挿入用開口窓部１０
は、情報信号記録層の記録領域を外周から内周に亘って
外方に臨ませるに足る大きさの長方形状をなす開口とし
て形成されている。なお、再生専用のディスクカートリ
ッジでは、かかるヘッド挿入用開口窓部１０は無く、ラ
ベル等を印刷或いは貼付するためのレーベル面となされ
ている。

【００２１】上記下ハーフ３には、記録再生装置に内蔵
された光ヘッドと対向する第１の開口部１１と、ディス
ク回転駆動手段が挿入される第２の開口部１２が設けら
れている。上記第１の開口部１１は、記録再生装置に内
蔵される光ヘッドと対向した位置に開設されている。す
なわち、上記第１の開口部１１は、図１中矢印Ｘで示す
ディスクカートリッジの上記装置への挿入方向と略直交
する方向に、上記下ハーフ３の一側面３ａ近傍部から第
２の開口部１２の近傍部に亘って平面略矩形状をなす切
欠きとして設けられている。この第１の開口部１１に
は、上記カートリッジに収納された光磁気ディスク１の
他方の主面部が、その外周より内周に亘って外方に臨む
ようになされている。

【００２２】上記第２の開口部１２は、上記カートリッ
ジに収納した光磁気ディスク１の金属板収納部６を外方
に臨ませるに足る大きさの円形状をなす孔として設けら
れている。この第２の開口部１２には、上記カートリッ
ジに収納された光磁気ディスク１の金属板７を磁気吸着
し、当該光磁気ディスク１を回転操作するディスク回転
駆動手段が臨むようになっている。

【００２３】そして、このように構成された上下ハーフ
２，３よりなるカートリッジには、ヘッド挿入用開口窓
部１０と第１の開口部１１を開閉自在となすシャッタ部
材１３が設けられている。かかるシャッタ部材１３は、
カートリッジの外側面部に沿って図１中矢印Ａ方向に移
動可能に支持されている。上記シャッタ部材１３は、例
えばプラスチック等の樹脂材料を射出成形する等して一
体的に形成されてなるもので、上記ヘッド挿入用開口窓
部１０を開閉する第１の開閉板部１４と、上記第１の開
口部１１を開閉する第２の開閉板部１５と、これらを連
結する連結板部１６とから構成されている。

【００２４】上記第１の開閉板部１４は、少なくともヘ
ッド挿入用開口窓部１０を閉塞するに足る大きさの方形
体として形成されている。同様に、第２の開閉板部１５
は、上記第１の開口部１１を覆うに足る大きさの方形体
として形成されている。そしてこれら開閉板部１４，１
５を連結する連結板部１６は、上記カートリッジの外側
面部に対して摺接可能な板状体として形成され、その長
手方向の両側縁部に上記第１の開閉板部１４と第２の開
閉板部１５を連結している。

【００２５】この連結板部１６には、カートリッジの外
側面部にシャッタ部材１３のスライド方向に沿って形成
された溝部に係合して当該シャッタ部材１３を摺動自在
となす係合部１７，１８が設けられている。また、この
連結板部１６には、記録再生装置側に設けられるシャッ
タ閉蓋操作部材によって上記シャッタ部材１３が自動的
に閉蓋操作されるシャッタ閉蓋操作孔１９が設けられて
いる。上記シャッタ開閉操作孔１９は、上記連結板部１
６の略中央部分に平面矩形状をなす孔として開設されて
いる。

【００２６】そして、上記のように構成されたシャッタ
部材１３は、上記カートリッジ２の外側面部に設けられ
た溝部に係合部１７，１８が係合することによって、上
記カートリッジに対するスライドにより、ヘッド挿入用
開口窓部１０と第１の開口部１１を閉蓋する位置と、こ
れらヘッド挿入用開口窓部１０と第１の開口部１１を開
蓋させる位置とに亘って移動されるようになされてい
る。なお、上記カートリッジ内には、シャッタ部材１３
をロックするシャッタロック２０と誤記録防止用のライ
トプロテクー２１が配設されている。

【００２７】そして特に、本実施例のディスクカートリ
ッジでは、上ハーフ２の内壁面２ａに、金属板７の中心
部に設けられた中心孔９と係合する突出部２２が設けら
れている。上記突出部２２は、カートリッジに回転自在
に収納された光磁気ディスク１の中心部に配設される金
属板７の中心孔９と相対向する位置に、上記下ハーフ３
側に向かって突出するようにして形成されている。そし
て、この突出部２２は、少なくとも金属板７がディスク
基板４より外れない程度の長さとされるとともに、ディ
スク回転駆動手段によるチャッキング後、ディスク回転
時に該金属板７と接触しない程度の幅とされている。な
お、上記突出部２２の形状は、特に限定されないが、作
り易さを考慮すると円柱形状が好ましい。

【００２８】上述のように金属板７の中心孔９に係合す
る突出部２２を上ハーフ２の内壁面２ａに突設すること
により、ディスク基板４をスウエジング加工することな
く、金属板７をディスク基板４に対して遊嵌状態に保持
させることができる。したがって、スウエジング加工す
ることによるディスク基板４の変形を防止することがで
き、複屈折への影響及びディスク基板４の割れ等の不都
合を回避することができる。また、煩雑な工程であるス
ウエジング工程を省略することができるため、ディスク
カートリッジを作製する工程の削減及び歩留りの向上が
図れ、大幅なコストダウンが達成される。さらには、金
属板７をディスク基板４に対して完全にフリーな状態で
遊嵌保持させることができるので、金属板７とディスク
基板４の熱膨張係数の差から生ずるディスク基板４の変
形を防止することができる。

【００２９】ところで、上述のディスクカートリッジを
作製するには、次のようにして行う。先ず、図３に示す
ように、突出部２２が設けられた内壁面２ａが上向きと
なるように仰向けに上ハーフ２をセットする。次に、こ
の突出部２２に中心孔９を係合させて金属板７を上ハー
フ２に取付ける。

【００３０】次いで、図４に示すように、金属板収納凹
部８に金属板７が収納されるようにディスク基板４を載
置する。そして最後に、下ハーフ３を上ハーフ２に重ね
て結合する。

【００３１】なお、上述の実施例では、光磁気ディスク
１をカートリッジに収納したディスクカートリッジの例
として説明したが、本発明は光ディスクがカートリッジ
に収納されたディスクカートリッジに対しても適用する
ことができ、その作用効果は同じである。

【００３２】

【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係るディスクカートリッジにおいては、チャッキン
グ用の金属板の中心部に設けられる中心孔と係合する突
出部を上ハーフに設けているので、スウエジング加工す
ることなく、金属板をディスク基板に対して外れること
なく遊嵌状態に保持させることができる。これにより、
ディスク基板への負荷が一切無くなり、複屈折への影響
並びにディスク基板の割れ等を回避することができ、信
号特性の大幅な向上並びに良好な記録再生が行える。

【００３３】また、本発明に係るディスクカートリッジ
においては、スウエジング加工を省略することができる
ことから、ディスクカートリッジを作製する製造工程を
大幅に削減することができるとともに、歩留りの向上及
び大幅なコストダウンを達成することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ディスクカートリッジの分解斜視図である。

【図２】ディスクカートリッジの要部拡大断面図であ
る。

【図３】ディスクカートリッジを作製する工程のうち、
上ハーフに金属板を取付ける工程を示す要部拡大断面図
である。

【図４】ディスクカートリッジを作製する工程のうち、
ディスク基板を取付ける工程を示す要部拡大断面図であ
る。

【図５】従来のディスクカートリッジの要部拡大断面図
である。

【符号の説明】

１・・・光磁気ディスク ２・・・上ハーフ ３・・・下ハーフ ４・・・ディスク基板 ５・・・センター孔 ６・・・金属板収納部 ７・・・金属板 ８・・・金属板収納凹部 ９・・・中心孔 １０・・・ヘッド挿入用開口窓部 １１・・・第１の開口部 １２・・・第２の開口部 １３・・・シャッタ部材 ２２・・・突出部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 いずれか一方のハーフにのみ光ヘッドと
   対向する第１の開口部とディスク回転駆動手段が挿入さ
   れる第２の開口部が形成されてなる上下一対のハーフ
   と、 これらハーフ内に回転自在に収納される記録ディスク
   と、 上記記録ディスクの中心部に形成された凹部内に配設さ
   れるチャッキング用の金属板とを備えてなり、 上記第２の開口部が形成されていないハーフの内面に
   は、上記金属板の中心部に設けられた中心孔と係合する
   突出部が設けられていることを特徴とするディスクカー
   トリッジ。