JPH06110268A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH06110268A
JPH06110268A JP4258446A JP25844692A JPH06110268A JP H06110268 A JPH06110268 A JP H06110268A JP 4258446 A JP4258446 A JP 4258446A JP 25844692 A JP25844692 A JP 25844692A JP H06110268 A JPH06110268 A JP H06110268A
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JP
Japan
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adjustment
image forming
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optical system
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Pending
Application number
JP4258446A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kusumoto
弘 楠本
Mitsugi Miyamoto
貢 宮本
Shoichi Kitagawa
生一 北川
Takashi Nagashima
高志 永島
Hideki Ishida
英樹 石田
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/124,081 priority patent/US5418603A/en
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の基準原稿を予め本体内に備えることに
より、複数の自己調整機能を備えることを可能にする。 【構成】 第1及び第2光学系11,12の往復動範囲
内で、かつ副走査範囲外となるコンタクトガラス2の外
側部であってコンタクトガラス2の先端外側に、主走査
方向にその回転軸55を有し、その側面58a〜58d
の少なくとも一部がコンタクトガラス2と面一にされて
なる原稿載置体56を設け、この原稿載置体56の側面
58a〜58dに基準原稿59a〜59dを配設形成
し、第1及び第2光学系11,12が基準原稿59a〜
59dを走査するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調整モード時に基準原
稿を読み取り、該基準原稿の読み取り結果に基づいて像
形成状態に調整を施す画像形成装置に係り、特に複数種
類の調整を可能にするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写紙等の画像形成装置において
は、基準原稿を複写し、これによって得られる画像を基
に、作業者やサービスマンがハロゲンランプ光量や画像
濃度等の像形成条件の設定、あるいは等倍度や転写紙に
対する画像の転写位置(先端タイミング)の調整等を行
なってた。一方、最近では、感光体ドラムに近接対向す
る位置等にセンサを設け、このセンサにより感光体ドラ
ム面上に形成された基準原稿に対する静電潜像、あるい
はトナー現像の濃度や電位等を検出し、この検出結果に
基づいて、上記のような設定や調整を自動的に行なう自
己調整機能を有する画像形成装置が提案されている(特
開昭58−144858号公報、特開昭60−2094
54号公報、特開昭63−106760号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、ハロゲンラン
プ光量や画像濃度等の像形成条件の設定、あるいは等倍
度や転写紙に対する画像の転写位置(先端タイミング)
の調整等には、それぞれ異なった専用の基準原稿が必要
であるが、かかる複数の設定や調整を可能にする画像形
成装置では、上記複数の基準原稿を全て準備しておく必
要があり、その取扱、保管が煩わしい。更に、上記の設
定や調整を行なう際には、基準原稿をコンタクトガラス
上に載置することが必要であるが、専用の基準原稿はそ
れぞれ異なっているため、複数の設定や調整を一連の動
作として自動的に行なうことは困難であった。
【0004】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、複数の基準原稿を予め本体内に配設形
成可能にすることによって、複数の自己調整機能を備え
ることができる画像形成装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
調整モード時に基準原稿を読み取り、該基準原稿の読み
取り結果に基づいて像形成状態に調整を施す画像形成装
置において、所定範囲内を往復動可能であって、その範
囲内に配置された原稿載置板面を往復時に副走査範囲と
して走査する光学系と、この光学系の往復動範囲内で、
かつ副走査範囲外となる原稿載置板の外側部に主走査方
向に設けられた回転軸と、該回転軸を回転駆動する駆動
手段と、上記回転軸に一体回転可能に設けられ、回転方
向に複数の面が形成された回転部材と、該回転部材の複
数の面にそれぞれ形成された基準原稿と、上記調整モー
ドでの調整内容を選択的に指定可能なモード種別指定手
段と、上記指定されたモード種別に応じて、使用される
基準原稿を走査面側に向けるべく上記駆動手段を制御す
るとともに、上記光学系でのこの基準原稿を走査させる
制御手段とを備えたものである。
【0006】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の画像形成装置において、前記調整モード時には、前記
複数の調整内容が順次指定されるように、上記モード種
別指定手段によりモード指定を行なわす、指定制御手段
を備えたものである。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記複数の基準原稿は、その1つ
に主走査方向に平行な基準線を有する先端基準原稿を有
するとともに、前記光学系の往復動範囲内で、かつ副走
査範囲外となる原稿載置板の外側部所定位置に、上記先
端基準原稿に対応する、主走査方向に平行な基準線を有
する後端基準原稿が配設形成されてなり、前記制御手段
は、前記モード種別指定手段が等倍度モードを指定した
ときは、上記先端基準原稿を走査面側に向けるととも
に、前記光学系を前記先端、後端基準原稿間を走査する
ようになされているものである。
【0008】
【作用】上記請求項1記載の発明によれば、モード種別
選択手段により調整モードに入ると、回転部材が回転さ
れ、複数の基準原稿のうち指定モードに応じた基準原稿
が走査面側に向くようにセットされる。この基準原稿が
セットされると、光学系が往動を開始するとともに副走
査を開始し、基準原稿の読み取りを行なう。そして、こ
の読み取られた基準原稿像から得られる情報を基に、像
形成状態に対する所定の調整が行なわれる。
【0009】上記請求項2記載の発明によれば、調整モ
ード時には、上記モード種別選択手段により、複数の調
整内容が順次、すなわち一連の動作として行なわれる。
【0010】上記請求項3記載の発明によれば、上記光
学系の往動が開始されるとともに副走査が開始されと、
上記回転部材に形成された先端基準原稿及び後端基準原
稿が、上記光学系によって順次読み取られる。
【0011】
【実施例】本発明の画像形成装置(複写機)について図
1〜図3を用いて説明する。
【0012】図2において、複写機1は、その上面に原
稿載置板としてのコンタクトガラス2と、このコンタク
トガラス2上に複写原稿を自動的に搬送、排出する自動
原稿送り装置3を備える一方、その内部には光学機構
L、原稿収納機構S、像形成手段P、反転装置K、再給
紙機構R及び転写紙の給紙、搬送を行なう用紙搬送機構
を備えてその基本構成を成している。
【0013】光学機構Lは、ハロゲンランプ4、反射鏡
5及び6からなる第1光学系11、反射鏡7及び8から
なる第2光学系12、反射鏡9及び結像レンズ10とか
ら構成されている。光学機構Lの略中央には、図1に示
すように、光学駆動モータ13と、この光学駆動モータ
13により回転駆動される光学駆動プーリ52とが配設
されている。また、光学機構L内には、光学駆動ワイヤ
53が所定の方法で張架されるとともに、上記光学駆動
プーリ52に巻きつけられ、さらに、上記第1及び第2
光学系11,12がこの光学駆動ワイヤ53に取り付け
られている。これにより、上記光学系駆動モータ13が
正逆回転駆動されると、その回転駆動が上記光学駆動プ
ーリ52及び光学駆動ワイヤ53を介して直線運動に変
換され、上記第1及び第2光学系11,12を所要の間
隔で、ロット軸54a及び54bに沿って往復動させ、
原稿像を像形成手段Pに照射するようになっている。特
に、原稿の副走査範囲となるコンタクトガラス2の下面
とこの副走査範囲の両外側(ホームポジションスイッチ
14の位置等)の位置まで往復動可能にされ、この間を
利用して第1及び第2光学系11,12の走査速度の安
定、ランプ光量の安定を確保している。ホームポジショ
ンスイッチ14は第1及び第2光学系11,12の初期
セット位置を指示し、タイミングスイッチ15は第1光
学系11によりオンされ、各駆動機構の動作基準を指示
する。
【0014】基準原稿機構Sは、図1に示すように、タ
イミングスイッチ15による往動基準の位置とコンタク
トガラス2との間であって、原稿載置位置を指示する指
示板16の外側に配設された主走査方向に平行な回転軸
55と、この回転軸55と一体回転するするように同心
状に取り付けられた原稿載置体(回転部材)56及びこ
の原稿載置体56を回転駆動させる原稿回転モータ57
を有するとともに、上記原稿載置体56の回転方向に形
成された複数の側面58a〜58dに配設形成される基
準原稿59a〜59dとによって構成されている。上記
原稿載置体56は、例えば直方体を有し、上記原稿回転
モータ57が、図外の駆動制御部により回転駆動される
ことで、図1の矢印方向(一点鎖線)に回転し、その側
面58a〜58dが順次、原稿走査用開口部60から、
光学機構L内に臨むように構成されている。上記基準原
稿は、例えばハロゲンランプ4の光量調整のための白色
基準原稿59a、トナー濃度調整のためのグレー基準原
稿59b、等倍度調整のための基準マーク(副走査方向
所定位置であって、主走査方向に平行なライン状の線)
が白色の地肌上に記されてなる先端基準線原稿59c及
び転写紙に対する画像転写位置(以下、先端タイミング
という)の調整のための基準マーク(副走査方向所定位
置であって、主走査方向に平行なライン状の線)が白色
の地肌上に記されてなる基準線原稿59dがそれぞれ配
設形成されている。そして、上記各基準原稿59a〜5
9dが、原稿走査用開口部60に臨むことにより、その
原稿画像が上記光学機構Lによって像形成手段Pに照射
され感光体ドラム18に原稿像が形成されるようになっ
ている。このとき、各基準原稿59a〜59dは、上記
原稿走査用開口部60に臨んだ状態で、コンタクトガラ
ス2と面一にされ、検出精度を確保されるようになって
いる。原稿載置体56は、直方体形状に限らず、例え
ば、円柱状でもよい。但し、白色基準原稿59a及びグ
レー基準原稿59bは、その性質上、平面的に形成され
たものが検出精度上好ましい。
【0015】なお、コンタクトガラス2と上記第1光学
系11の往動終点位置との間であって、原稿載置位置後
端を指示する指示板17の下面には、上記基準原稿機構
Sに配設形成された、先端基準線原稿59cに対応する
後端基準線原稿59eが配設形成されている。後端基準
原稿59eも先端基準線原稿59cと同様に、基準マー
ク(副走査方向所定位置であって、主走査方向に平行な
ライン状の線)が白色の地肌上に記されてなるもので、
等倍度調整のときには、上記第1及び第2光学系11,
12がこれらの先端基準線原稿59c及び後端基準線原
稿59eの原稿像を、感光体ドラム18に順次照射する
ようになっている。また、この後端基準原稿59eも、
上記各基準原稿59a〜59c同様にコンタクトガラス
2と面一にされ、検出精度を確保されている。
【0016】像形成手段Pは、図2に示すように、上記
光学機構Lからの原稿像照射により、その表面に静電潜
像が形成される感光体ドラム18と、この感光体ドラム
18の周面に沿って上流側から順に、感光体ドラム18
の表面を所定電位に帯電させる帯電装置19、露光位置
の直下流であって、上記感光体ドラム18に形成された
静電潜像を検出するための電位センサ61、静電潜像を
顕像化するための現像装置20、この現像装置に図外の
制御装置からの制御信号に基づいてトナーを供給するト
ナー収納庫としてのトナーホッパー62、感光体ドラム
18上の原稿像を転写紙に転写する転写装置21、転写
後の転写紙を感光体ドラム18から分離するための分離
装置22、感光体ドラム18上に形成されたトナー現像
の濃度を検出するトナー濃度センサ70及び感光体ドラ
ム18上の残留トナーを除去するクリーニング装置23
とを備えた構成である。
【0017】用紙搬送機構としては、その給送方向の上
流側から順に、給紙カセット24、給紙ローラ25、レ
ジストローラ対26が配設されている。また、レジスト
ローラ26の直前にはレジストスイッチ26aが配設さ
れており、転写紙が、このレジストスイッチ26aをオ
ンしてから予め設定された時間が経過すると、上記レジ
ストローラ対26が駆動停止されるようになっている。
そして、光学系の往動に同期する所定の先端タイミング
でレジストローラ対26が駆動されることで、転写紙が
感光体ドラム18に給紙されるようになっている。一
方、転写後の転写紙の用紙搬送機構としては、搬送ベル
ト27、定着装置28、排出ローラ対29及び排紙トレ
イ30等が配設されている。
【0018】反転装置Kは、上記定着装置28と上記排
出ローラ対29との間に配された装置で、通路切換板3
1、逆走ローラ32及び反転通路33を備えた構成であ
る。上記通路切換板31は、図2の実線と破線とに示さ
れる各位置に切換られることにより、転写紙を搬送ロー
ラ対34から排出ローラ対29まで直線案内する通路
と、定着後の転写紙を上記反転通路33に一旦搬入し、
反転させた状態で再給紙機構Rへ搬出する通路とを形成
している。なお、逆走ローラ32は、再給紙機構Rへ搬
出の際は、排出ローラ対29の一方のローラと当接する
ように位置が変位されるようになっている。
【0019】再給紙機構Rは、上記反転装置Kから給紙
側に至るリターン通路を形成するもので、転写紙を一旦
収納するための中間トレイ35と、この中間トレイ35
に転写紙を搬送する反転連絡路36と、中間トレイ35
から上記像形成手段Pに転写紙を再度給送する再給紙通
路37とを備えている。
【0020】中間トレイ35の上流側上方には、上記反
転連絡路36を構成する搬送ローラ対38,39,40
を備えるとともに、それらの間には、転写紙のサイズに
応じて中間トレイ35までの搬送距離を切換える搬送路
切換板41,42が設けられている。さらに、上記搬送
ローラ38の上流側適所には、タイミングセンサ68が
配設されている。タイミングセンサ68は、例えば発光
素子と受光素子からなり、白色とトナー色(例えば黒
色)とを識別可能にする反射型フォトセンサ等である。
【0021】一方、中間トレイ35の再給紙端には、収
納転写紙の給送を行なうための送出しローラ43及び画
像濃度検出装置Gが備えられている。画像濃度検出装置
Gは、図3に示すように、上記中間トレイ35上に収納
された転写紙44の画像濃度を検出する画像濃度センサ
49と、この画像濃度センサ49を転写紙44の主走査
方向に変位させる駆動部52とから構成されている。
【0022】駆動部52は、上記中間トレイ35の前後
両端側に配設される前側プーリ45,後側プーリ46
と、このプーリ45,46間に装着される無端状のタイ
ミングベルト47と、上記前側プーリ45を回転駆動さ
せる、例えばステッピングモータ等のセンサ駆動用モー
タ48とからなり、センサ駆動用モータ48が正逆回転
駆動することにより、上記タイミングベルト47が正逆
回転移動されるように構成されている。上記画像濃度セ
ンサ49は、上記タイミングベルト47の適所に固設さ
れており、タイミングベルト47の正逆回転移動に連動
して一体に前後移動するようになっている。画像濃度セ
ンサ49は、例えば、発光素子49aと受光素子49b
とからなる反射型フォトセンサ等で、上記中間トレイ3
5上に収納された転写紙44の画像濃度を検出しうるよ
うに、その発光素子49a及び受光素子49bとが下側
に向けて配設されている。また、タイミングベルト47
には検出片50が配設されており、さらに、上記前側プ
ーリ45の近傍には、上記検出片50を検知する検出基
準センサ51が配設されている。これにより画像濃度セ
ンサ49の移動基点が指示されるようになっている。
【0023】画像濃度検出装置Gにおいて、センサ駆動
用モータ48が図外の制御装置により駆動されると、上
記前側プーリ45を介してタイミングベルト47が回転
駆動され、これに伴って上記画像濃度センサ49が往動
して上記中間トレイ35上の転写紙35の主走査方向に
画像濃度の検出を行ない、検出後は復動して基点に戻る
ようになっている。
【0024】上記構成の複写機1において、前記ハロゲ
ンランプ4の光は原稿で反射し、その反射像は前記反射
鏡6,7,8、結像レンズ10、反射鏡9を介して前記
感光体ドラム18に導かれる。感光体ドラム18は図2
の矢印方向に回転しながら、前記帯電装置19により所
定電位に帯電された後、上記原稿像が照射されることで
露光され、静電潜像を形成する。感光体ドラム18面上
の静電潜像は現像装置20により現像された後、転写装
置21によって、給紙カセット24から給送された転写
紙に転写される。転写後の転写紙は、分離装置22によ
り感光体ドラム18から分離され、搬送ベルト27、定
着装置28及び排出ローラ対29を介して排出トレイ3
0上に排紙される。一方、両面複写が行なわれる場合に
は、通路切換板31が図2に示される実線位置に切換ら
れ、上記定着後の転写紙が一旦上記反転通路33に搬入
された後、上記反転連絡路36を介して、上記中間トレ
イ35上に転写面を上にして収納、静止される。そし
て、所定のタイミングで送出しローラ43により中間ト
レイ35から搬出され、再給紙通路37を介して上記像
形成手段Pに給送されて、再度上述のプロセスにより転
写紙の裏面に原稿像が転写された後、排出トレイ30上
に排出される。
【0025】次に、上記複写機の自己調整を行なうため
の制御系を示すブロック構成について、図4を用いて説
明する。
【0026】63は、本複写機1の操作を統括制御する
中央制御部(以下、CPUという)で、例えば、複写機
本体上面適所に配設された不図示の操作部上に備えられ
た自己調整モード設定スイッチ64の操作信号に応じて
複写機1を通常複写モードから自己調整モードへと切換
えるものである。自己調整モード設定スイッチ64が操
作されるとCPU63は、ハロゲンランプ光量調整、等
倍度調整、先端タイミング調整及びトナー濃度調整を順
次行なうべく、駆動制御部69に制御信号を出力すると
ともに、原稿回転モータ駆動制御部67に制御信号を出
力し、上記各調整に対応する所要の基準原稿59a〜5
9dが順次上記原稿走査用開口部60に臨むように、原
稿載置体56を回転駆動させ、さらに、上記第1及び第
2光学系11,12が各基準原稿59a〜59d及び後
端基準原稿59eを読み取る必要がある場合には、その
範囲を含めて所定の走査を行なうように駆動制御する。
【0027】また、上記画像濃度センサ49、電位セン
サ61、タイミングセンサ68及びトナー濃度センサ7
0から取り込まれる情報を基に、以下に示す所定の比較
及び判断、あるいは調整量に対する演算を行なうもので
ある。
【0028】(1) ハロゲンランプ光量調整においては、
白色基準原稿59aに対する適正濃度データと検出濃度
データとを比較し、ハロゲンランプ4の露光量の調整値
を演算する。
【0029】(2) トナー濃度調整においては、グレー基
準原稿59bに対する適正濃度データと検出濃度データ
とを比較し、現像装置20に対するトナー補給の判断を
行なう。
【0030】(3) 等倍度調整においては、先端基準線原
稿59cを読み取ってから、後端基準線原稿59eを読
み取るまでの走査時間、すなわち上記各基準線原稿59
c,59eの検出間隔である時間と予め設定されている
適正時間とを比較し、光学系駆動モータ13に対する補
正回転速度等を演算する。
【0031】(4) 先端タイミング調整においては、転写
紙先端から基準線原稿59dの基準マークまでの時間間
隔を基に、この間隔の距離算出を行ない(検出タイミン
グ差)、この算出値と基準値とを比較し、レジストロー
ラ対26の駆動タイミングを調整すべく、先端タイミン
グ調整のためのタイマー65に対する補正時間を演算す
る。 また、上記(1)〜(4)によって求められた調
整量は、それぞれCPU63内部に備えられた記憶部に
記憶されるようになっている。
【0032】上記ホームポジションスイッチ14は第1
及び第2光学系11,12が初期セット位置にセットさ
れたときに検知信号をCPU63に出力し、上記第1及
び第2光学系の初期セット位置を指示する。一方、上記
タイミングスイッチ15は第1光学系11の移動により
オンされ、このオン信号を上記CPU63に導くことで
各駆動機構の動作基準を指示するものである。
【0033】電位センサ61は、等倍度調整時に、感光
体ドラム18面上に形成された静電潜像を検出する。つ
まり、上記先端基準線原稿59c及び上記後端基準線原
稿59dの基準マークに対する静電潜像を検知し、その
検知信号を上記CPU63に出力するようになってい
る。
【0034】濃度センサは49は、ハロゲンランプ光量
調整時に使用される。ハロゲンランプ光量調整時には、
画像濃度センサ49が主走査方向に往復動され、上記中
間トレイ35に収納された転写紙の、上記白色基準原稿
59aに対する画像濃度を主走査方向に亘って取り込
み、その検出データを上記CPU63に出力する。
【0035】タイミングセンサ68は、先端タイミング
調整時に使用され、転写後の転写紙が中間トレイ35に
収納される際に、転写紙の副走査方向に画像濃度を取り
込み上記CPU63に出力する。そして、CPU63で
は、この検出信号に基づき、転写紙の地肌部から基準線
原稿59dの基準マークである転写画像を検出する時の
レベル変化と、地肌部から転写紙先端通過時のレベル変
化とから、基準マーク及び転写紙先端の検知を行なうも
のである。
【0036】トナー濃度センサ70は、トナー濃度調整
時に使用され、グレー基準原稿59bの感光体ドラム1
8面上でのトナー現像に対する濃度を検出し、その検出
データをCPU63に出力する。
【0037】メモリー66は、上記CPU63での各調
整量算出の際の各調整に対する基準データを記憶するも
ので、調整内容に応じて所要の基準データが読み出され
るようになっている。
【0038】タイマー65は、タイミングスイッチ15
の検知信号に同期して予め設定された時間の計時を行な
い、あるいは上記各センサ49,61,68,70によ
って検出される情報の検出時間間隔を計時するものであ
る。
【0039】次に、本発明の画像形成装置が自己調整を
行なうための動作について図5のフローチャートを用い
て説明する。
【0040】先ず、ステップS1で自己調整モード切換
スイッチ64が操作され、複写機1の自己調整モードに
入ると、ハロゲンランプ調整、等倍度調整、先端タイミ
ング調整及びトナー濃度調整を順次行なうべくステップ
S2に移行される。
【0041】ステップS2では、図6に示すフローチャ
ートに従ってハロゲンランプ光量調整が行なわれる。こ
こで、ハロゲンランプ光量調整のフローについて、同図
を用いて説明する。
【0042】先ず、原稿載置体56が回転され、ハロゲ
ンランプ光量調整に使用される白色基準原稿59aが、
原稿走査用開口部60に臨むようにセットされ(ステッ
プ10)、第1及び第2光学系11,12が往動を開始
する(ステップS11)。そして、第1光学系11がタ
イミングスイッチ15に検知されてから予め設定された
時間がタイマー65により計時されると、第1,第2光
学系11,12の往動が停止される(ステップS1
2)。次いで、ステップS13で、基準原稿59aに対
する原稿像が転写紙に転写されて、この転写紙が中間ト
レイ35に収納される。ここで、転写紙への原稿像の転
写が終了すると、ハロゲンランプ4は消灯されるが、第
1、第2光学系11,12の停止状態は維持される。
【0043】転写紙が中間トレイ35に収納されると、
画像濃度検出装置Gが作動され、転写紙の主走査方向に
亘って画像濃度の検出が行なわれる(ステップS14)
とともに、この濃度データがCPU63に出力される。
そして、CPU63は、メモリ66の基準濃度データと
データ比較を行なって、上記濃度データが予め設定され
ている許容範囲内であるかどうかを判断する(ステップ
S15)。許容範囲内である場合には、画像カブリが生
じていないと判定し、ステップS23に移行する。ステ
ップS23では、第1及び第2光学系11,12が初期
セット位置に戻され、ステップS24で、中間トレイ3
5の転写紙が排出トレイ30上に排出されることにより
本フローチャートを終了する。
【0044】一方、上記ステップS15で、画像濃度が
許容範囲外である場合、すなわち画像カブリが生じてい
る場合には、ステップS16に移行する。ステップS1
6では、検出濃度データを基に、適正値になるように調
整値を算出し、ハロゲンランプ4に対する光量を調整分
だけ例えばアップして露光量に修正を施すとともに、こ
の修正値、あるいは露光量に加算される調整値をCPU
63内の記憶部に記憶させる。続いて、中間トレイ35
上の転写紙を再度像形成手段Pに給送し、上記転写紙の
裏面に修正された露光値での複写が行なわれ(ステップ
S17)、再度中間トレイ35に収納される。そして、
再度画像濃度の検出が行なわれ(ステップS18)、上
記修正された露光値での画像濃度確認が行なわれる(ス
テップS19)。ここで、上記修正された露光値での画
像濃度が上記許容範囲内であれば、ステップS23,S
24に移行して本フローチャートを終了するが、再度許
容範囲外であった場合には、続いてステップS20に移
行する。ステップS20では、上記ステップS16同様
に、再度ハロゲンランプ4に対する露光量修正がなさ
れ、その修正値がCPU63内の記憶部に記憶される。
次いで、新たな転写紙が給紙カセット24から給紙され
るが(ステップS21)、このとき中間トレイ35に収
納されている前回の転写紙は中間トレイ35に収納され
たままにしておいてもよいし、先に排出させてもよい。
そして、修正された露光値での複写が行なわれた後(ス
テップS22)、ステップS14へリターンされ、濃度
検出が行なわれる。
【0045】そして、最終的に適正な露光値が決定する
と(ステップS15,ステップS19でNO)、ステッ
プS23を経て、ステップS24で中間トレイ35に収
納されている転写紙を排出トレイ30上に排出して本フ
ローチャートを終了する。
【0046】上記のようにハロゲンランプ光量調整が終
了すると、次に、図5のステップS3に移行される。
【0047】ステップS3では、次いで、図7に示すフ
ローチャートに従って等倍度調整が行なわれる。ここ
で、等倍度調整のフローについて、同図を用いて説明す
る。
【0048】先ず、ステップS40で、原稿載置体56
が回転され、等倍度調整に使用される先端基準線原稿5
9cが、原稿走査用開口部60に臨むようにセットさ
れ、第1及び第2光学系11,12が往復動を開始する
とともに、第1光学系のハロゲンランプ4が点灯され、
各基準線原稿59c,17eの先端基準マーク及び後端
基準マークに対する静電潜像が感光体ドラム18面上に
形成される(ステップS41)。これらの各基準マーク
の静電潜像は、順次電位センサ61で検出されるととも
に、タイマー65で先端基準マーク像から後端基準マー
ク像が検出されるまでの時間が計時される(ステップS
42〜S45)。基準線原稿59c,59eの読み取り
が終了すると、第1及び第2光学系11,12は初期位
置にリセットされる。
【0049】CPU63は、上記タイマー65らの測定
時間が適正時間に一致しているかどうかを判断する(ス
テップS46)。上記測定時間が適正時間に一致してお
れば、本フローチャートを終了する。
【0050】一方、上記測定時間が、適正時間に一致し
ていなければ、すなわち等倍度誤差が生じている場合に
は、上記測定時間と適正時間との差を求め(ステップS
47)、この差を基に、等倍度になるように調整量を算
出し(ステップS48)、例えば光学系駆動モータ13
に対する回転速度を調整分だけアップ、あるいはダウン
して等倍度に一致するように修正を施すとともに、この
修正値、あるいは光学系駆動モータ13の回転速度に加
算される調整値、ないしは修正後の回転速度に相当する
設定値をCPU63内の記憶部に記憶させる(ステップ
S49)。例えば光学系駆動モータ13がパルスモータ
であれば、パルス周波数を変更し、直流モータであれ
ば、供給電力を変更するようにすればよい。
【0051】そして、ステップS41に戻り、この調整
量に基づいて再度光学系、像形成手段が動作され、その
確認が行われる。このようにして、等倍度が一致するま
で調整が行われ、一致すると(ステップS46でYE
S)本フローチャートを終了する。
【0052】上記のように等倍度調整が終了すると、次
に、図5のステップS4に移行される。
【0053】ステップS4では、次いで、図8に示すフ
ローチャートに従って先端タイミング調整が行なわれ
る。ここで、先端タイミング調整のフローについて、同
図を用いて説明する。
【0054】先ず、ステップS50で、原稿載置体56
が回転され、等倍度調整に使用される基準線原稿59d
が、原稿走査用開口部60に臨むようにセットされ、第
1、第2光学系11,12が初期セット位置にリセット
された後、給紙カセット24からレジストローラ対26
まで転写紙が給紙される(ステップS51)。次いで、
第1及び第2光学系11,12が往復動を開始する(ス
テップS52)。
【0055】そして、上記第2光学系12がタイミング
スイッチ15で検知されると(ステップS53でYE
S)、タイマー65による計時が開始される(ステップ
S54)。そして、予め設定された時間(先端タイミン
グ)が経過すると(ステップS55でYES)、レジス
トローラ対26が駆動開始され(ステップS56)、転
写紙が感光体ドラム18に搬送されて、基準線原稿59
dに対する画像が転写紙に転写される(ステップS5
7)。
【0056】その後、上記基準線原稿59dに対する画
像が転写された転写紙は、反転装置Kを介して中間トレ
イ35に収納される。このとき、タイミングセンサ68
により、上記基準線原稿59dに対する画像、すなわち
基準マーク画像及び転写紙先端が検出され(ステップS
58、以下、タイミング差の検出という)、これらの検
出信号がCPU63に入力される。
【0057】そして、CPU63は、この検出データを
基に、タイミング差を算出するとともに、基準タイミン
グ差と一致するかどうかを判断する(ステップS5
9)。算出したタイミング差が基準タイミング差と一致
する場合には、中間トレイ35に収納されている転写紙
を排出トレイ30に排出し(ステップS70)、本フロ
ーチャートを終了する。
【0058】一方、上記ステップS59で、得られたタ
イミング差が基準タイミング差と一致しない場合には、
ステップS60に移行する。ステップS60では、得ら
れたタイミング差を基準タイミング差に一致させるべ
く、ずれ量を算出する。そして、先端タイミングにずれ
量を加算して、この加算値をCPU63内の記憶部に記
憶させる。
【0059】続いて、中間トレイ35上の転写紙を再度
像形成手段Pに給送し、修正されたタイマー65の設定
時間でのレジストローラ対26の回転駆動が行なわれ、
転写紙の裏面に基準線原稿17に対する画像が複写され
た後(ステップS60〜ステップS66)、再度中間ト
レイ35に搬送される。このとき、再度、タイミング差
の検出が行なわれ(ステップS67)、上記修正された
タイマー65の設定時間での先端タイミングの良否に対
する確認が行なわれる(ステップS68)。ここで、上
記修正されたタイマーの設定時間でのタイミング差が上
記基準タイミング差と一致すれば、ステップS70に移
行した後、本フローチャートを終了するが、一致しない
場合には、続いてステップS69に移行する。ステップ
S69では、上記ステップS60同様、タイマー65の
設定時間の修正が行なわれ、その修正時間がCPU63
内の記憶部に更新的に記憶される。
【0060】次いで、ステップS51にリターンされ、
新たな転写紙が給紙カセット24から給紙されるが、こ
のとき中間トレイ35に収納されている前回の転写紙は
先に排出されるようになっている。
【0061】そして、最終的に得られたタイミング差が
基準タイミング差と一致すると(ステップS59または
ステップS68でYES)、中間トレイ35に収納され
ている転写紙を排出トレイ30に排出して(ステップS
70)、本フローチャートを終了する。
【0062】上記のように先端タイミング調整が終了す
ると、図5のステップS5で通常複写モードに復帰さ
れ、ステップS6でトナー濃度調整が行なわれる。トナ
ー濃度調整は、通常複写時に同時に行なうことが可能な
ため、図5のステップS2〜S4の各調整が終了した後
に、常時、あるいは所定複写回数毎にこのトナー濃度調
整が行なわれるようにされている。以後ステップS6の
トナー濃度調整について図9に示すフローチャートに従
って説明する。
【0063】先ず、ステップS30で、原稿載置体56
が回転され、トナー濃度調整に使用されるグレー基準原
稿59bが、原稿走査用開口部60に臨むようにセット
され(ステップ30)、第1及び第2光学系11,12
が往動を開始する(ステップS31)。そして、第1光
学系11がタイミングスイッチ15に検知されてから予
め設定された時間がタイマー65により計時され、この
計時時間に対応する感光体ドラム18上のトナー現像の
濃度検出が行なわれる(ステップS32)とともに、そ
の検出データがCPU63に出力される。つまり、上記
グレー基準原稿59bに対するトナー現像は、副走査範
囲外で読み取られるため、感光体ドラム18上でトナー
現像として形成されても、転写紙に転写されることがな
いため、トナー濃度センサ70での濃度検出が可能にな
っている。
【0064】そして、CPU63は、メモリ66の基準
濃度データとデータ比較を行なって(ステップ33)、
検出濃度データが基準濃度データよりも高い場合には、
現像装置20内のトナー量が不足していないと判断し、
本フローチャートを終了する。
【0065】一方、上記ステップS33で、検出濃度デ
ータが基準濃度データよりも低い場合、すなわち現像装
置20内のトナー量が不足している場合には、ステップ
S34に移行する。ステップS34では、上記トナーホ
ッパー62に収納されているトナーを現像装置20に供
給すべく、駆動制御部69に制御信号を出力し、トナー
ホッパー62内の図外のトナー供給ローラを一定時間回
転させる。これによって、現像装置20に所定量のトナ
ーが供給されて本フローチャートを終了するように構成
されている。
【0066】このように、複数の基準原稿を複写機1に
備えることにより、複写機1に複数の自己調整機能を備
えることが可能になる。
【0067】なお、上記実施例においては、ハロゲンラ
ンプ光量調整、トナー濃度調整、等倍度調整及び先端タ
イミング調整を複写機に対する自己調整の対象として、
原稿載置体56に基準原稿59a〜59dを配設形成す
るようにしたが、これに限られず、画像形成装置の自己
調整の内容に応じて、適宜基準原稿を配設形成するよう
にすればよい。また、この際、原稿載置体56の原稿載
置順序も実施例に限らず、自己調整を行なう順序等によ
り適宜配設形成するようにすればよい。
【0068】また、実施例においては、原稿載置体56
には、外表面58a〜58dを有する直方体の部材が適
用されているが、これに限らず、原稿数に応じて多数の
基準原稿が配設形成できるような多数の外表面を有する
ように構成してもよい。また、実施例のように原稿載置
体56として直方体部材を回転させる他に、例えば、主
走査方向に回転軸を有する一対のローラを所定間隔で配
設し、これらのローラに無端状のベルトを装着して、そ
の外表面に基準原稿を配設形成する。そして、上記ロー
ラをモータ等により回転駆動させることにより上記ベル
トを一体的に回転移動させ、基準原稿が移動されるよう
に構成しても、実施例同様の効果を得ることができる。
【0069】さらに、上記実施例においては、自己調整
モード設定スイッチ64の操作により、ハロゲンランプ
光量調整、等倍度調整及び先端タイミング調整が順次行
なわれ、さらにトナー濃度調整が常時行なわれる例につ
いて説明したが、この自己調整モード切換スイッチ64
に代えて、調整内容に応じた複数のモード選択スイッチ
(モード種別指定スイッチ)を設け、上記各自己調整が
独立して実施されるように構成してもよいし、また、メ
インスイッチのオンに同期して、あるいは複写回数、経
過時間等により定期的に実行するように自動設定される
ものであってもよい。
【0070】また、上記実施例においては、両面複写機
能を有する画像形成装置について説明したが、片面複写
機能の画像形成装置についても勿論実施可能である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、調整モ
ード時に基準原稿を読み取り、該基準原稿の読み取り結
果に基づいて像形成状態に調整を施す画像形成装置にお
いて、所定範囲内を往復動可能であって、その範囲内に
配置された原稿載置板面を往復時に副走査範囲として走
査する光学系と、この光学系の往復動範囲内で、かつ副
走査範囲外となる原稿載置板の外側部に主走査方向に設
けられた回転軸と、該回転軸を回転駆動する駆動手段
と、上記回転軸に一体回転可能に設けられ、回転方向に
複数の面が形成された回転部材と、該回転部材の複数の
面にそれぞれ形成された基準原稿と、上記調整モードで
の調整内容を選択的に指定可能なモード種別指定手段
と、上記指定されたモード種別に応じて、使用される基
準原稿を走査面側に向けるべく上記駆動手段を制御する
とともに、上記光学系でのこの基準原稿を走査させる制
御手段とを備えたので、複数の基準原稿を画像形成装置
に備えることができ、専用の基準原稿を必要とする複数
の自己調整機能を画像形成装置に備えることができる。
従って、生産時、あるいは市場でのメンテナンス時の画
像形成装置の調整に費やす時間の削減を図ることが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光学機構周辺を示す図2の拡大図である。
【図2】本発明の画像形成装置を示す概略構成図であ
る。
【図3】本発明の画像形成装置の濃度検出装置を示す図
2のA矢視図である。
【図4】本発明の画像形成装置の自己調整を行なうため
の制御系を示すブロック構成図である。
【図5】自己調整を行なうための動作を説明するフロー
チャートである。
【図6】ハロゲンランプ光量調整の動作を示すフローチ
ャートである。
【図7】等倍度調整の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】先端タイミング調整の動作を示すフローチャー
トである。
【図9】トナー濃度調整の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
G 基準原稿機構 2 コンタクトガラス 11 第1光学系 12 第2光学系 55 回転軸 56 原稿載置体 58a,58b,58c,58d 外表面 59a 白色基準原稿 59b グレー基準原稿 59c 先端基準線原稿 59d 基準線原稿 59e 後端基準線原稿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永島 高志 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 石田 英樹 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調整モード時に基準原稿を読み取り、該
    基準原稿の読み取り結果に基づいて像形成状態に調整を
    施す画像形成装置において、所定範囲内を往復動可能で
    あって、その範囲内に配置された原稿載置板面を往復時
    に副走査範囲として走査する光学系と、この光学系の往
    復動範囲内で、かつ副走査範囲外となる原稿載置板の外
    側部に主走査方向に設けられた回転軸と、該回転軸を回
    転駆動する駆動手段と、上記回転軸に一体回転可能に設
    けられ、回転方向に複数の面が形成された回転部材と、
    該回転部材の複数の面にそれぞれ形成された基準原稿
    と、上記調整モードでの調整内容を選択的に指定可能な
    モード種別指定手段と、上記指定されたモード種別に応
    じて、使用される基準原稿を走査面側に向けるべく上記
    駆動手段を制御するとともに、上記光学系でのこの基準
    原稿を走査させる制御手段とを備えたことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1記載の画像形成装置におい
    て、前記調整モード時には、前記複数の調整内容が順次
    指定されるように、上記モード種別指定手段によりモー
    ド指定を行なわす、指定制御手段を備えたことを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記複数の基準原稿は、その1つに主走査方向に平行な
    基準線を有する先端基準原稿を有するとともに、前記光
    学系の往復動範囲内で、かつ副走査範囲外となる原稿載
    置板の外側部所定位置に、上記先端基準原稿に対応す
    る、主走査方向に平行な基準線を有する後端基準原稿が
    配設形成されてなり、前記制御手段は、前記モード種別
    指定手段が等倍度モードを指定したときは、上記先端基
    準原稿を走査面側に向けるとともに、前記光学系を前記
    先端、後端基準原稿間を走査するようになされているこ
    とを特徴とする画像形成装置。
JP4258446A 1992-09-25 1992-09-28 画像形成装置 Pending JPH06110268A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4258446A JPH06110268A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 画像形成装置
US08/124,081 US5418603A (en) 1992-09-25 1993-09-20 Image forming apparatus capable of evaluating image forming performance
EP93115435A EP0590533A1 (en) 1992-09-25 1993-09-24 An image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4258446A JPH06110268A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06110268A true JPH06110268A (ja) 1994-04-22

Family

ID=17320323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4258446A Pending JPH06110268A (ja) 1992-09-25 1992-09-28 画像形成装置

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Country Link
JP (1) JPH06110268A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013153326A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Seiko Epson Corp 画像読取装置、画像形成読取システム、画像読取装置の制御方法、画像形成読取システムの制御方法、及びそのプログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59195674A (ja) * 1983-04-21 1984-11-06 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 可変倍率静電記録装置
JPH01206369A (ja) * 1988-02-15 1989-08-18 Canon Inc 画像形成装置

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