JPH06107385A - エレベータの保守運転装置 - Google Patents
エレベータの保守運転装置Info
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- JPH06107385A JPH06107385A JP25813792A JP25813792A JPH06107385A JP H06107385 A JPH06107385 A JP H06107385A JP 25813792 A JP25813792 A JP 25813792A JP 25813792 A JP25813792 A JP 25813792A JP H06107385 A JPH06107385 A JP H06107385A
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- maintenance
- car
- button
- elevator
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- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 乗りかごの予定到着位置を設定することが可
能なエレベータ保守運転装置を提供する。 【構成】 乗りかごに設けられ、エレベータの保守点検
作業時に、乗りかごを、低走行速度で保守運転するエレ
ベータの保守運転装置において、保守運転時に、乗りか
ご位置を検出する位置検出部、保守運転の行先階を設定
するプラス釦、マイナス釦、位置検出部の検出信号とプ
ラス釦、マイナス釦の設定値とに基づいて、設定された
行先階まで、乗りかごを低走行速度で走行させる上昇運
転用釦の接点１６ａ、下降運転用釦の接点１７ａ、運転
指令回路３、上昇運転リレー４、下降運転リレー５、位
置検出部の接点９ａ及び計数用リレー７を設ける。 【効果】 保守技術者の乗りかごの保守運転操作が簡単
になつて、保守運転上の負担が軽減され、保守点検作業
を短時間で効率的に行うことが可能になる。
能なエレベータ保守運転装置を提供する。 【構成】 乗りかごに設けられ、エレベータの保守点検
作業時に、乗りかごを、低走行速度で保守運転するエレ
ベータの保守運転装置において、保守運転時に、乗りか
ご位置を検出する位置検出部、保守運転の行先階を設定
するプラス釦、マイナス釦、位置検出部の検出信号とプ
ラス釦、マイナス釦の設定値とに基づいて、設定された
行先階まで、乗りかごを低走行速度で走行させる上昇運
転用釦の接点１６ａ、下降運転用釦の接点１７ａ、運転
指令回路３、上昇運転リレー４、下降運転リレー５、位
置検出部の接点９ａ及び計数用リレー７を設ける。 【効果】 保守技術者の乗りかごの保守運転操作が簡単
になつて、保守運転上の負担が軽減され、保守点検作業
を短時間で効率的に行うことが可能になる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータの保守点検
作業時に、乗りかごを昇降路内で低走行速度で保守運転
させるエレベータの保守運転装置に関する。
作業時に、乗りかごを昇降路内で低走行速度で保守運転
させるエレベータの保守運転装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】エレベータには常に安全運転が要求され
るので、異常が検出された場合は当然に、そうでなくて
も定期的に保守点検作業が実施される。この保守点検作
業のために、乗りかご内或いは乗りかご天板上には、保
守運転装置が取り付けてあり、保守点検作業時には、保
守技術者は、乗りかご内或いは乗りかご天板上に位置
し、保守運転装置の操作盤の上昇釦や下降釦を押し込み
操作して、乗りかごを１５ｍ／ｍｉｎ程度の低速度で走
行させながら昇降路内で保守点検作業を行う。
るので、異常が検出された場合は当然に、そうでなくて
も定期的に保守点検作業が実施される。この保守点検作
業のために、乗りかご内或いは乗りかご天板上には、保
守運転装置が取り付けてあり、保守点検作業時には、保
守技術者は、乗りかご内或いは乗りかご天板上に位置
し、保守運転装置の操作盤の上昇釦や下降釦を押し込み
操作して、乗りかごを１５ｍ／ｍｉｎ程度の低速度で走
行させながら昇降路内で保守点検作業を行う。
【０００３】図４は、一般のエレベータの駆動モータ部
分の回路図で、三相誘導電動機ＩＭのＶ端子に三相電源
のＳ相が接続してあり、三相誘導電動機ＩＭのＵ端子、
Ｗ端子には、それぞれ三相電源のＲ相とＴ相とが、常開
接点Ａａを介して接続してある。そして、三相電源のＲ
相と三相誘導電動機ＩＭのＷ端子間と、三相電源のＴ相
と三相誘導電動機ＩＭのＵ端子とには、それぞれ常開接
点Ｂａが接続してある。また、図５は、従来のエレベー
タの保守運転装置の要部の構成を示す回路図であり、直
流電源端子Ｐ，Ｎ間に、上昇釦ＵＰ及び上昇運転用接触
器Ａの直列接続回路と、下降釦ＤＮ及び下降運転用接触
器Ｂの直列接続回路とが、互いに並列に接続してある。
分の回路図で、三相誘導電動機ＩＭのＶ端子に三相電源
のＳ相が接続してあり、三相誘導電動機ＩＭのＵ端子、
Ｗ端子には、それぞれ三相電源のＲ相とＴ相とが、常開
接点Ａａを介して接続してある。そして、三相電源のＲ
相と三相誘導電動機ＩＭのＷ端子間と、三相電源のＴ相
と三相誘導電動機ＩＭのＵ端子とには、それぞれ常開接
点Ｂａが接続してある。また、図５は、従来のエレベー
タの保守運転装置の要部の構成を示す回路図であり、直
流電源端子Ｐ，Ｎ間に、上昇釦ＵＰ及び上昇運転用接触
器Ａの直列接続回路と、下降釦ＤＮ及び下降運転用接触
器Ｂの直列接続回路とが、互いに並列に接続してある。
【０００４】この従来のエレベータの保守運転装置によ
る保守点検作業に際しては、保守技術者が、乗りかご内
或いは乗りかご天板上の保守運転装置の上昇釦ＵＰを、
押し込み操作すると、上昇運転接触器Ａに直流電源が供
給されて、上昇運転接触器Ａが付勢する。このようにし
て、上昇運転接触器Ａが付勢すると、図４の常開接点Ａ
ａが閉成するので、三相誘導電動機ＩＭに三相電源が供
給され、三相誘導電動機ＩＭは、乗りかごを上昇させる
方向に回転し、乗りかごは所定の低速度で昇降路内を上
昇する。
る保守点検作業に際しては、保守技術者が、乗りかご内
或いは乗りかご天板上の保守運転装置の上昇釦ＵＰを、
押し込み操作すると、上昇運転接触器Ａに直流電源が供
給されて、上昇運転接触器Ａが付勢する。このようにし
て、上昇運転接触器Ａが付勢すると、図４の常開接点Ａ
ａが閉成するので、三相誘導電動機ＩＭに三相電源が供
給され、三相誘導電動機ＩＭは、乗りかごを上昇させる
方向に回転し、乗りかごは所定の低速度で昇降路内を上
昇する。
【０００５】そして、保守技術者が、乗りかご位置を確
認して、所望の位置で上昇釦ＵＰから手を離すと、上昇
運転接触器Ａへの直流電源の供給が遮断され、上昇運転
接触器Ａが消勢するので、常開接点Ａａが開成して三相
誘導電動機ＩＭへの三相電源の供給が遮断して、乗りか
ごは当該位置に停止する。そこで、保守技術者は、乗り
かごの停止位置において、昇降路内の部品や計測器など
の保守点検作業を行う。
認して、所望の位置で上昇釦ＵＰから手を離すと、上昇
運転接触器Ａへの直流電源の供給が遮断され、上昇運転
接触器Ａが消勢するので、常開接点Ａａが開成して三相
誘導電動機ＩＭへの三相電源の供給が遮断して、乗りか
ごは当該位置に停止する。そこで、保守技術者は、乗り
かごの停止位置において、昇降路内の部品や計測器など
の保守点検作業を行う。
【０００６】同様にして、保守技術者が、乗りかご内或
いは乗りかご天板上の保守運転装置の下降釦ＤＮを、押
し込み操作すると、下降運転接触器Ｂに直流電源が供給
されて、下降運転接触器Ａが付勢する。このようにし
て、下降運転接触器Ａが付勢すると、図４の常開接点Ｂ
ａが閉成するので、三相誘導電動機ＩＭに三相電源が供
給され、三相誘導電動機ＩＭは、乗りかごを下降させる
方向に回転し、乗りかごは所定の低速度で昇降路内を下
降する。
いは乗りかご天板上の保守運転装置の下降釦ＤＮを、押
し込み操作すると、下降運転接触器Ｂに直流電源が供給
されて、下降運転接触器Ａが付勢する。このようにし
て、下降運転接触器Ａが付勢すると、図４の常開接点Ｂ
ａが閉成するので、三相誘導電動機ＩＭに三相電源が供
給され、三相誘導電動機ＩＭは、乗りかごを下降させる
方向に回転し、乗りかごは所定の低速度で昇降路内を下
降する。
【０００７】そして、保守技術者が、乗りかご位置を確
認して、所望の位置で下降釦ＤＮから手を離すと、下降
運転接触器Ｂへの直流電源の供給が遮断され、下降運転
接触器Ｂが消勢するので、常開接点Ｂａが開成して三相
誘導電動機ＩＭへの三相電源の供給が遮断して、乗りか
ごは当該位置に停止する。そこで、保守技術者は、乗り
かごの停止位置において、昇降路内の部品や計測器など
の保守点検作業を行う。
認して、所望の位置で下降釦ＤＮから手を離すと、下降
運転接触器Ｂへの直流電源の供給が遮断され、下降運転
接触器Ｂが消勢するので、常開接点Ｂａが開成して三相
誘導電動機ＩＭへの三相電源の供給が遮断して、乗りか
ごは当該位置に停止する。そこで、保守技術者は、乗り
かごの停止位置において、昇降路内の部品や計測器など
の保守点検作業を行う。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
エレベータの保守運転装置では、保守技術者は、上昇釦
ＵＰ或いは下降釦ＤＮを押し込み操作しながら、現在の
乗りかご位置を確認し、乗りかごが昇降路内の所望位置
に達したら、手を上昇釦ＵＰ或いは下降釦ＤＮから離し
て、乗りかごを当該位置に停止させ、その位置で昇降路
内の部品や計測器などの保守点検作業を行う必要があ
る。このように、乗りかごの現在位置と移動状態を確認
しながら、乗りかごを所望位置に停止させる操作は、か
なり煩雑であり、特に一人の保守技術者で保守点検作業
を行う場合には、該保守技術者は、乗りかごの保守運転
と、昇降路内の部品や計測器などの保守点検作業とを行
うことになり、保守技術者にはかなりの負担になる。
エレベータの保守運転装置では、保守技術者は、上昇釦
ＵＰ或いは下降釦ＤＮを押し込み操作しながら、現在の
乗りかご位置を確認し、乗りかごが昇降路内の所望位置
に達したら、手を上昇釦ＵＰ或いは下降釦ＤＮから離し
て、乗りかごを当該位置に停止させ、その位置で昇降路
内の部品や計測器などの保守点検作業を行う必要があ
る。このように、乗りかごの現在位置と移動状態を確認
しながら、乗りかごを所望位置に停止させる操作は、か
なり煩雑であり、特に一人の保守技術者で保守点検作業
を行う場合には、該保守技術者は、乗りかごの保守運転
と、昇降路内の部品や計測器などの保守点検作業とを行
うことになり、保守技術者にはかなりの負担になる。
【０００９】本発明は、前述したようなエレベータの保
守点検作業時の乗りかごの保守運転の現状に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、乗りかごの予定到着位置
を設定することが可能なエレベータ保守運転装置を提供
することにある。
守点検作業時の乗りかごの保守運転の現状に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、乗りかごの予定到着位置
を設定することが可能なエレベータ保守運転装置を提供
することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、乗りかごに設けられ、エレベータの保守
点検作業時に、前記乗りかごを、低走行速度で保守運転
するエレベータの保守運転装置において、前記保守運転
時に、前記乗りかご位置を検出する位置検出手段と、前
記保守運転の行先階を設定する行先階床設定手段と、前
記位置検出手段の検出信号と前記行先階床設定手段の設
定値とに基づいて、行先階床設定手段に設定された行先
階まで、前記乗りかごを低走行速度で走行させる制御手
段とを有する構成にしてある。
に、本発明は、乗りかごに設けられ、エレベータの保守
点検作業時に、前記乗りかごを、低走行速度で保守運転
するエレベータの保守運転装置において、前記保守運転
時に、前記乗りかご位置を検出する位置検出手段と、前
記保守運転の行先階を設定する行先階床設定手段と、前
記位置検出手段の検出信号と前記行先階床設定手段の設
定値とに基づいて、行先階床設定手段に設定された行先
階まで、前記乗りかごを低走行速度で走行させる制御手
段とを有する構成にしてある。
【００１１】
【作用】このような構成なので、エレベータの保守点検
作業時に、乗りかごを低走行速度で保守運転する場合、
保守技術者は、行先階床設定手段に、乗りかごを停止さ
せたい位置に最も近い階床を設定して、乗りかごをスタ
ートさせる。このようにして乗りかごが低速度で走行を
開始すると、位置検出手段が、乗りかごの走行位置を逐
次検出して検出信号を出力し、制御手段によつて、位置
検出手段の検出信号と行先階床設定手段の設定値とに基
づいて、乗りかごの走行が制御され、乗りかごは、行先
階床設定手段に設定された行先階まで、低走行速度で走
行し停止する。そこで保守技術者は、当該設定階から目
的とする昇降路内位置まで、乗りかごを移動させ、当該
位置に乗りかごを停止させて保守点検作業を行う。
作業時に、乗りかごを低走行速度で保守運転する場合、
保守技術者は、行先階床設定手段に、乗りかごを停止さ
せたい位置に最も近い階床を設定して、乗りかごをスタ
ートさせる。このようにして乗りかごが低速度で走行を
開始すると、位置検出手段が、乗りかごの走行位置を逐
次検出して検出信号を出力し、制御手段によつて、位置
検出手段の検出信号と行先階床設定手段の設定値とに基
づいて、乗りかごの走行が制御され、乗りかごは、行先
階床設定手段に設定された行先階まで、低走行速度で走
行し停止する。そこで保守技術者は、当該設定階から目
的とする昇降路内位置まで、乗りかごを移動させ、当該
位置に乗りかごを停止させて保守点検作業を行う。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１乃至図３を参
照して説明する。ここで、図１は、実施例の要部の構成
を示す回路図、図２は、実施例の全体構成を示すブロツ
ク図、図３は、実施例の保守運転操作部の構成を示す説
明図である。
照して説明する。ここで、図１は、実施例の要部の構成
を示す回路図、図２は、実施例の全体構成を示すブロツ
ク図、図３は、実施例の保守運転操作部の構成を示す説
明図である。
【００１３】図２に示すように、実施例では、エレベー
タの運転の制御を行う制御部１０の入力端子に、保守運
転時の操作を行う保守運転操作部８と、昇降路内の乗り
かご位置を検出する位置検出部９とが接続してあり、制
御部１０の出力端子には、乗りかご駆動用のモータ駆動
部１１が接続してある。前記保守運転操作部８は、図３
に示すような構成をしていて、その上半部に、現在の階
床数にプラス・マイナスの設定をするプラス釦１３及び
マイナス釦１４が設けてあり、さらに、乗りかごの移動
と共に変化する現在の階床数を表示する表示部１２が設
けてある。また、保守運転操作部８の下半部には、緊急
時の安全停止のために操作される安全スイツチ１５、上
昇運転用釦１６及び下降運転用釦１７が設けてある。
タの運転の制御を行う制御部１０の入力端子に、保守運
転時の操作を行う保守運転操作部８と、昇降路内の乗り
かご位置を検出する位置検出部９とが接続してあり、制
御部１０の出力端子には、乗りかご駆動用のモータ駆動
部１１が接続してある。前記保守運転操作部８は、図３
に示すような構成をしていて、その上半部に、現在の階
床数にプラス・マイナスの設定をするプラス釦１３及び
マイナス釦１４が設けてあり、さらに、乗りかごの移動
と共に変化する現在の階床数を表示する表示部１２が設
けてある。また、保守運転操作部８の下半部には、緊急
時の安全停止のために操作される安全スイツチ１５、上
昇運転用釦１６及び下降運転用釦１７が設けてある。
【００１４】図１（ａ）に示すように、直流電源端子Ｐ
と、内部に階床計数用のカウンタを備えた運転指令回路
３のそれぞれの入力端子との間に、上昇運転用釦１６の
押込操作中閉成する接点１６ａと、下降運転用釦１７の
押込操作中閉成する接点１７ａとがそれぞれ接続してあ
り、運転指令回路３のそれぞれの出力端子と、直流電源
端子Ｎ間には、上昇運転リレー４と下降運転リレー５と
が接続してある。また、同図（ｂ）に示すように、直流
電源端子Ｐ，Ｎ間に、位置検出部９の常開接点９ａと、
運転指令回路３のカウンタ制御用の計数用リレー７と
が、互いに直列に接続してある。
と、内部に階床計数用のカウンタを備えた運転指令回路
３のそれぞれの入力端子との間に、上昇運転用釦１６の
押込操作中閉成する接点１６ａと、下降運転用釦１７の
押込操作中閉成する接点１７ａとがそれぞれ接続してあ
り、運転指令回路３のそれぞれの出力端子と、直流電源
端子Ｎ間には、上昇運転リレー４と下降運転リレー５と
が接続してある。また、同図（ｂ）に示すように、直流
電源端子Ｐ，Ｎ間に、位置検出部９の常開接点９ａと、
運転指令回路３のカウンタ制御用の計数用リレー７と
が、互いに直列に接続してある。
【００１５】次に、このような構成の実施例の動作を、
２階に停止している乗りかごに保守技術者が乗りこみ、
５階乗場の出入口近傍の昇降路部分の保守点検作業を行
う場合について説明する。
２階に停止している乗りかごに保守技術者が乗りこみ、
５階乗場の出入口近傍の昇降路部分の保守点検作業を行
う場合について説明する。
【００１６】この場合、保守技術者は現在の２階床から
５階床へ行くので、プラス釦１３を３回押し込み操作し
て行先階５を設定し、運転指令回路３のカウンタに
「３」をセツトし、表示部１２に「３」が表示されるこ
とを確認する。この状態で、安全スイツチ１５が運転可
能にセツトされていることを確かめ、上昇運転用釦１６
を押し込み操作すると、接点１６ａが閉成し、直流電源
端子Ｐ、接点１６ａ、運転指令回路３、上昇運転リレー
４及び直流電源端子Ｎで閉回路が形成され、上昇運転リ
レー４が付勢するので、乗りかごは低速度で上昇を開始
する。乗りかごが３階の通過を開始すると、位置検出部
９が昇降路内に設けてある位置検出部材を検出し、常開
接点９ａは、乗りかごが３階のかご停止位置を通過する
まで閉成状態を保持する。
５階床へ行くので、プラス釦１３を３回押し込み操作し
て行先階５を設定し、運転指令回路３のカウンタに
「３」をセツトし、表示部１２に「３」が表示されるこ
とを確認する。この状態で、安全スイツチ１５が運転可
能にセツトされていることを確かめ、上昇運転用釦１６
を押し込み操作すると、接点１６ａが閉成し、直流電源
端子Ｐ、接点１６ａ、運転指令回路３、上昇運転リレー
４及び直流電源端子Ｎで閉回路が形成され、上昇運転リ
レー４が付勢するので、乗りかごは低速度で上昇を開始
する。乗りかごが３階の通過を開始すると、位置検出部
９が昇降路内に設けてある位置検出部材を検出し、常開
接点９ａは、乗りかごが３階のかご停止位置を通過する
まで閉成状態を保持する。
【００１７】このために、直流電源端子Ｐ、常開接点９
ａ、計数用リレー７及び直流電源端子Ｎで閉回路が形成
され、計数用リレー７が付勢して、運転指令回路３内の
カウンタにセツトされた計数値が「１」減算され「２」
となり、表示部１２の表示も「２」となる。同様にし
て、乗りかごの４階の通過で、計数用リレー７が付勢し
て、運転指令回路３内のカウンタにセツトされた計数値
が「１」減算され「１」となり、表示部１２の表示も
「１」となり、乗りかごが目的階である５階に達する
と、計数用リレー７が付勢して、運転指令回路３内のカ
ウンタにセツトされた計数値が「１」減算され「０」と
なり、表示部１２の表示も「０」となる。この状態で
は、運転指令回路３が作動を停止して、乗りかごは５階
乗場の停止位置に停止する。この上昇保守運転中に、保
守技術者が危険を感じた場合には、上昇運転用釦から手
を離すだけで、乗りかごはその位置に安全に停止する。
ａ、計数用リレー７及び直流電源端子Ｎで閉回路が形成
され、計数用リレー７が付勢して、運転指令回路３内の
カウンタにセツトされた計数値が「１」減算され「２」
となり、表示部１２の表示も「２」となる。同様にし
て、乗りかごの４階の通過で、計数用リレー７が付勢し
て、運転指令回路３内のカウンタにセツトされた計数値
が「１」減算され「１」となり、表示部１２の表示も
「１」となり、乗りかごが目的階である５階に達する
と、計数用リレー７が付勢して、運転指令回路３内のカ
ウンタにセツトされた計数値が「１」減算され「０」と
なり、表示部１２の表示も「０」となる。この状態で
は、運転指令回路３が作動を停止して、乗りかごは５階
乗場の停止位置に停止する。この上昇保守運転中に、保
守技術者が危険を感じた場合には、上昇運転用釦から手
を離すだけで、乗りかごはその位置に安全に停止する。
【００１８】また、５階乗場に停止した乗りかごを、当
該位置から移動させて保守点検作業をすることが必要な
場合には、保守技術者は、上昇運転釦１６或いは下降運
転釦１７を押し込み操作し、所望位置で運転釦から手を
離すことにより、乗りかごを５階乗場近傍の昇降路内の
目的位置に停止させて、昇降路内の部品や計測器の保守
点検作業を行う。
該位置から移動させて保守点検作業をすることが必要な
場合には、保守技術者は、上昇運転釦１６或いは下降運
転釦１７を押し込み操作し、所望位置で運転釦から手を
離すことにより、乗りかごを５階乗場近傍の昇降路内の
目的位置に停止させて、昇降路内の部品や計測器の保守
点検作業を行う。
【００１９】一方、保守技術者が、乗りかごを２階乗場
から、下降運転させて保守点検作業を行う場合、２階乗
場以外の乗場から、保守技術者が乗りかごに乗り込んで
保守点検作業を行う場合にも、同様にして、保守技術者
は、プラス釦１３或いはマイナス釦１４を操作すること
により、昇降路内の目的位置に最も近い乗場まで、自動
的に乗りかごを保守運転することが可能になる。
から、下降運転させて保守点検作業を行う場合、２階乗
場以外の乗場から、保守技術者が乗りかごに乗り込んで
保守点検作業を行う場合にも、同様にして、保守技術者
は、プラス釦１３或いはマイナス釦１４を操作すること
により、昇降路内の目的位置に最も近い乗場まで、自動
的に乗りかごを保守運転することが可能になる。
【００２０】このように実施例によると、保守技術者
は、プラス釦１３或いはマイナス釦１４で行先階床数を
セツトし、上昇運転用釦１６或いは下降運転用釦１７を
押し込むだけの簡単な操作で、保守点検作業を行う昇降
路内の作業位置に最も近い乗場位置まで、乗りかご位置
を確認する必要なしに、乗りかごの保守運転を行うこと
ができ、保守運転上の保守技術者の負担が大幅に削減さ
れる。このため、特に一人の保守技術者により、保守点
検作業を行う場合に、保守点検作業の作業時間を大幅に
短縮して、効率的に作業を実施することが可能になる。
は、プラス釦１３或いはマイナス釦１４で行先階床数を
セツトし、上昇運転用釦１６或いは下降運転用釦１７を
押し込むだけの簡単な操作で、保守点検作業を行う昇降
路内の作業位置に最も近い乗場位置まで、乗りかご位置
を確認する必要なしに、乗りかごの保守運転を行うこと
ができ、保守運転上の保守技術者の負担が大幅に削減さ
れる。このため、特に一人の保守技術者により、保守点
検作業を行う場合に、保守点検作業の作業時間を大幅に
短縮して、効率的に作業を実施することが可能になる。
【００２１】なお、実施例では、行先階床数が運転指令
回路のカウンタにセツトされる場合を説明したが、本発
明は実施例に限定されるものでなく、例えば行先階床数
が位置検出部に設けたメモリに記憶され、位置検出部が
現在の階床と記憶された階床数とを比較し、乗りかごが
行先階床まで誘導される構成にすることも可能である。
回路のカウンタにセツトされる場合を説明したが、本発
明は実施例に限定されるものでなく、例えば行先階床数
が位置検出部に設けたメモリに記憶され、位置検出部が
現在の階床と記憶された階床数とを比較し、乗りかごが
行先階床まで誘導される構成にすることも可能である。
【００２２】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による
と、制御手段が、乗りかご位置を検出する位置検出手段
の検出信号と、保守運転時の行先階を設定する行先階床
設定手段の設定値とに基づいて、乗りかごを、行先階床
設定手段に設定された行先階まで、低走行速度で走行さ
せるので、保守技術者の保守運転操作が簡単になつて、
保守運転上の負担が軽減され、保守点検作業を短時間で
効率的に行うことが可能になる。
と、制御手段が、乗りかご位置を検出する位置検出手段
の検出信号と、保守運転時の行先階を設定する行先階床
設定手段の設定値とに基づいて、乗りかごを、行先階床
設定手段に設定された行先階まで、低走行速度で走行さ
せるので、保守技術者の保守運転操作が簡単になつて、
保守運転上の負担が軽減され、保守点検作業を短時間で
効率的に行うことが可能になる。
【図１】本発明の一実施例の要部の構成を示す回路図で
ある。
ある。
【図２】本発明の一実施例の全体構成を示す説明図であ
る。
る。
【図３】本発明の一実施例の保守運転操作部の構成を示
す説明図である。
す説明図である。
【図４】エレベータの駆動モータ部分の回路図である。
【図５】従来のエレベータの保守運転装置の要部の構成
を示す回路図である。
を示す回路図である。
３ 運転指令回路 ４ 上昇運転リレー ５ 下降運転リレー ７ 計数用リレー ８ 保守運転操作部 ９ 位置検出部 １０ 制御部 １１ モータ駆動部 １２ 表示部 １３ プラス釦 １４ マイナス釦 １５ 安全スイツチ １６ 上昇運転用釦 １７ 下降運転用釦
Claims (1)
- 【請求項１】 乗りかごに設けられ、エレベータの保守
点検作業時に、前記乗りかごを、低走行速度で保守運転
するエレベータの保守運転装置において、前記保守運転
時に、前記乗りかご位置を検出する位置検出手段と、前
記保守運転の行先階を設定する行先階床設定手段と、前
記位置検出手段の検出信号と前記行先階床設定手段の設
定値とに基づいて、行先階床設定手段に設定された行先
階まで、前記乗りかごを低走行速度で走行させる制御手
段とを有することを特徴とするエレベータの保守運転装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25813792A JPH06107385A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | エレベータの保守運転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25813792A JPH06107385A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | エレベータの保守運転装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06107385A true JPH06107385A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17316034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25813792A Pending JPH06107385A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | エレベータの保守運転装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06107385A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008004022A1 (en) * | 2006-06-30 | 2008-01-10 | Otis Elevator Company | Elevator having a shallow pit and/or a low overhead |
| US8136637B2 (en) | 2006-06-30 | 2012-03-20 | Otis Elevator Company | Safety device for securing minimum spaces at the top or bottom of an elevator shaft being inspected, and elevator having such safety devices |
-
1992
- 1992-09-28 JP JP25813792A patent/JPH06107385A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008004022A1 (en) * | 2006-06-30 | 2008-01-10 | Otis Elevator Company | Elevator having a shallow pit and/or a low overhead |
| US8136637B2 (en) | 2006-06-30 | 2012-03-20 | Otis Elevator Company | Safety device for securing minimum spaces at the top or bottom of an elevator shaft being inspected, and elevator having such safety devices |
| US8162108B2 (en) | 2006-06-30 | 2012-04-24 | Otis Elevator Company | Elevator having a limit switch for controlling power to the drive system as an elevator car approaches a shallow pit or a low overhead |
| US8365870B2 (en) | 2006-06-30 | 2013-02-05 | Otis Elevator Company | Foldable handrail and safety switch arrangement on top of an elevator car |
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