JPH0610300A - パルプモールド材料 - Google Patents

パルプモールド材料

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JPH0610300A
JPH0610300A JP4584393A JP4584393A JPH0610300A JP H0610300 A JPH0610300 A JP H0610300A JP 4584393 A JP4584393 A JP 4584393A JP 4584393 A JP4584393 A JP 4584393A JP H0610300 A JPH0610300 A JP H0610300A
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Japan
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pulp
mold material
pulp mold
hollow particles
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JP4584393A
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Tsutomu Noguchi
勉 野口
Mayumi Miyashita
真由美 宮下
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02W90/10Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics

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  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発泡スチロールに代わる梱包材料として、緩
衝特性、耐水性及び材料強度(破断強度や破断伸び等)
に優れたパルプモールド材料を得る。 【構成】 パルプモールド材料が、パルプ1を主成分と
し、中空粒子2を含有する。この材料中には、さらにグ
リセリン等のパルプ可塑剤、ロジン系サイズ剤等の耐水
性付与剤、キトサン等の生分解性バインダ、繊維長10
mm以上の非パルプ天然繊維を含有させることが好まし
く、また発泡剤を使用して製造することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パルプモールド材料
に関する。更に詳しくは、この発明は、パルプを主成分
とし、発泡スチロールの代替材料として有用なパルプモ
ールド材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、テレビジョン、ビデオデッ
キ、カセットテープコーダ等の電気機器の梱包材料とし
ては、緩衝特性に優れた発泡スチロールが使用されてい
る。
【0003】しかし、発泡スチロールからなる梱包材料
は、それを廃棄する際に埋設すると土化せず、焼却する
と有毒ガスを発生する。そのため、その廃棄方法が地球
環境上の問題となる。
【0004】そこで、近年、発泡スチロールに代わる無
公害の梱包材料の開発が要請されており、その一つとし
て新聞紙等の古紙を主原料にしたパルプモールド材料が
注目されている。
【0005】パルプモールド材料としては、専ら新聞紙
等の古紙から得られるパルプスラリー原料とし、脱水に
より成型されたもの、あるいは、そのようなパルプに加
えて、パルプモールド材料の耐水性を高めるために酢酸
ビニル系樹脂を配合したものが知られている。この場
合、酢酸ビニル系樹脂は、通常パルプに対して8重量%
程度配合されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パルプモールド材料は発泡スチロールに比べて緩衝特性
が低く、ビデオデッキやテレビジョン等の重量物の梱包
材料としては使用できないという問題があった。
【0007】また、耐水性も低く、高温多湿下で使用す
る梱包材料として好ましくないという問題もあった。す
なわち、耐水性を高めるために酢酸ビニル系樹脂を配合
しても耐水性を十分に向上させることはできず、例え
ば、温度60℃、湿度80%において酢酸ビニル系樹脂
を配合していないパルプモールド材料の吸湿率が10.
8%である場合に、酢酸ビニル系樹脂を配合したパルプ
モールド材料の吸湿率は9%となるにすぎない。
【0008】この発明は以上のような従来技術の課題を
解決しようとするものであり、発泡スチロールに代わ
る、緩衝特性に優れたパルプモールド材料を提供するこ
とを第一の目的とし、さらにそのようなパルプモールド
材料の耐水性を向上させ、破断強度や破断伸び等の材料
強度も高くすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明者は、パルプモ
ールド材料中に中空粒子を含有させるとパルプモールド
材料の緩衝特性を著しく改善できること、そして中空粒
子を含有させたパルプモールド材料に関し、更にパルプ
可塑剤を含有させると材料の緩衝特性を向上させられる
こと、耐水性付与剤として特定のサイズ剤を含有させる
と材料の耐水性を向上させられること、特定のバインダ
を含有させると破断強度を向上させられること、また繊
維長の長い繊維を含有させると破断伸びも向上させられ
ることを見出し、この発明を完成させるに至った。
【0010】即ち、この発明は、パルプを主成分とし、
中空粒子を含有することを特徴とするパルプモールド材
料を提供する。
【0011】以下、この発明を詳細に説明する。
【0012】この発明のパルプモールド材料が主成分と
して含有するパルプとしては、従来のパルプモールド材
料に使用されているものと同様のものを使用することが
できる。例えば、新聞紙等の古紙から得られるパルプを
使用することができ、この場合、古紙に含まれていたバ
インダ等の成分が少量残存していてもよい。
【0013】この発明のパルプモールド材料は、このよ
うなパルプを主成分とし、中空粒子を含有することを特
徴としており、これによりこの発明のパルプモールド材
料は緩衝特性が著しく向上したものとなる。また、中空
粒子は比重が小さいことから、この発明のパルプモール
ド材料は従来のパルプモールド材料に比べて軽量化した
ものとなる。
【0014】中空粒子としては、外殻のポリマーが内殻
の炭化水素を覆っており、加熱により外殻のポリマーが
軟化すると共に内殻の炭化水素がガス化し、体積が数十
倍に膨脹する粒子(熱膨張性マイクロカプセル)を加熱
して中空粒子としたものを使用することができる。ま
た、このような中空粒子としては、その外殻が弾力性に
優れていて応力を良好に吸収し、熱変形温度が130℃
以上あり耐熱性が良好なものを使用することが好まし
い。より具体的には、例えば、イソブタン、ペンタン、
石油エーテル、ヘキサン等の沸点50〜100℃の有機
溶媒を、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、アクリル
酸エステル、メタクリル酸エステル等からなる熱可塑性
樹脂で包み込こんだ熱膨張性マイクロカプセル(粒度分
布10〜30μm)を、100〜150℃に短時間加熱
して直径を4〜5倍、体積を50〜100倍に膨脹さ
せ、弾性変形するようにした中空粒子(真比重0.01
5〜0.025、粒度分布10〜200μm、平均粒径
100μm以下、耐圧性300Kg/cm以上)を好
ましく使用することができる。また、このような熱膨張
性マイクロカプセルをこの発明のパルプモールド材料か
らなる成型体の製造に使用するにあたり、パルプと混合
する前に予め膨脹させて中空粒子としてもよく、パルプ
と混合後に膨脹させて中空粒子としてもよい。
【0015】中空粒子の配合量は、使用するパルプの種
類等に応じて適宜定めることができる。通常、パルプに
対して2重量%以上配合することによりパルプモールド
材料の緩衝特性に改善効果が認められるが、5〜10重
量%とすることが好ましい。また、後述するようにパル
プモールド材料の製造に際して発泡剤を使用した場合に
は中空粒子の配合量をより少なくすることができる。
【0016】この発明のパルプモールド材料としては、
パルプを主成分とし、中空粒子を含有していればよく、
格別に他の成分を含有することなくパルプと中空粒子を
水に分散させた材料組成物を脱水成型により成型したも
のを包含するが、更に種々の成分を含有したものも包含
する。
【0017】例えば、パルプと中空粒子の他にパルプ可
塑剤を配合してもよい。これにより緩衝特性を向上させ
ることができる。
【0018】このようなパルプ可塑剤としては、例えば
グリセリン等を使用することができる。グリセリン等の
パルプ可塑剤の配合量は、パルプモールド材料の用途に
応じて必要とされる特性や使用する当該パルプの種類や
他の配合成分等によるが、通常はパルプに対して5〜5
0重量%とすることが好ましく、特に後述するようにパ
ルプモールド材料にバインダや繊維長10mm以上の非
パルプ天然繊維を配合する場合には、グリセリン等のパ
ルプ可塑剤の配合量は10〜20重量%とすることが好
ましい。少なすぎると配合効果が現れず、過剰に入れる
とパルプモールド材料の耐水性が低下する。
【0019】また、この発明のパルプモールド材料に
は、パルプモールド材料の吸湿率を低減させる耐水性付
与剤を配合してもよい。このような耐水性付与剤として
は、例えば、従来よりバインダとして使用されている酢
酸ビニル系樹脂、図7に示した種々の内添サイズ剤等を
使用することができる。内添サイズ剤は、一般に、抄紙
するときの溶液のpHにより適宜使い分けられる。例え
ば、ロジン系サイズ剤は、硫酸アルミニウムを添加して
酸性雰囲気で抄紙する場合に使用するサイズ剤として知
られているが、この発明においては特にこのようなロジ
ン系サイズ剤を耐水性付与剤として使用することが好ま
しい。即ち、ロジン系サイズ剤は天然の松脂を原料とし
て合成される生分解物質であるため、パルプモールド材
料の廃棄時の環境汚染を抑制する点から、生分解されな
い合成樹脂に比べて好ましく使用することができる。ま
た、ロジン系サイズ剤を使用したパルプモールド材料
は、当該パルプモールド成型体が不要になった後に再度
水に分散させてリサイクル使用できるため、この点から
も廃棄物による環境汚染を低減させることが可能となり
好ましい。さらに、ロジン系サイズ剤はパルプに対する
吸着性が高く、極少量の配合でパルプモールド材料の吸
湿率を低減できるので好ましい。
【0020】なお、ロジン系サイズ剤としては、松脂を
水蒸気蒸留して得られるロジン(アビエチン酸を主成分
とし、次式
【0021】
【化1】 のようにその異性体であるパラストリン酸、ネオアビエ
チン酸、レボピマール酸を含有する)を次式(1)のよ
うにマレイン化するか、あるいは次式(2)のようにフ
マール化し、それをケン化して強化ロジンサイズ剤とし
たもの(例えば、荒川化学製、サイズパインE、サイズ
パインC)や、乳化してエマルジョン型ロジンサイズ剤
としたもの(例えば、荒川化学製、サイズパインN)が
知られているが、この発明においては、これらのいずれ
も使用することができる。
【0022】
【化2】 ロジン系サイズ剤の配合量としては、通常、パルプに対
して0.5〜5.0重量%とすることが好ましい。ま
た、ロジン系サイズ剤のパルプに対する吸着性を上げる
ため、通常、ロジン系サイズ剤に加えて硫酸アルミニウ
ムをパルプに対して2〜3重量%使用することが好まし
い。
【0023】この発明のパルプモールド材料には、材料
強度を向上させるために種々のバインダを配合してもよ
い。特に、この発明のパルプモールド材料は、中空粒子
を含有しているためにパルプ繊維間の絡み合いが抑制さ
れるので、中空粒子を含有していない従来のパルプモー
ルド材料に比べて破断強度が小さくなる傾向にあるが、
バインダを配合することにより破断強度を大きくできる
ので、バインダを配合することが好ましい。また、後述
するように中空粒子の使用量を低減させるためにパルプ
モールド材料の製造に際して発泡剤を使用する場合に
は、バインダを配合することにより、発泡剤により発生
したガスを材料内で空隙を形成することに有効に利用で
きるようになるので好ましい。
【0024】使用できるバインダの種類について、特に
制限はない。例えば、従来よりバインダとして使用され
ている酢酸ビニル系樹脂、アクリル樹脂、水溶性天然多
糖類等を使用することができる。ただし、パルプモール
ド材料の廃棄時の環境汚染の問題からは、生分解性バイ
ンダを使用することが好ましい。生分解性バインダの中
でも、特に、キトサン等の塩基性窒素を有する多糖類は
パルプのセルロースと水素結合能が大きく、破断強度を
著しく向上させることができるので好ましく使用するこ
とができる。
【0025】このような塩基性窒素を有する多糖類の配
合量は、通常、パルプに対して2〜10重量%とするこ
とが好ましい。少なすぎると配合効果が現れず、多すぎ
るとパルプモールド成型体の製造時に必要とされるの水
分の乾燥時間が増加し、またコストも高くなるので好ま
しくない。
【0026】また、この発明のパルプモールド材料に
は、パルプモールド材料の伸びを改善するために繊維長
10mm以上の繊維が含有されるようにすることが好ま
しい。即ち、この発明のパルプモールド材料が主原料と
するパルプ繊維は通常2〜10mmの繊維長を有する
が、このようなパルプ繊維の他に、繊維長10mm以上
の繊維が含有されるようにすることが好ましい。このた
めには、繊維長10mm以上の非パルプ繊維を配合する
ことが好ましく、さらに、このような非パルプ繊維とし
ては、パルプモールド材料の廃棄時の環境汚染の問題か
ら天然繊維を使用することが好ましい。このような非パ
ルプ天然繊維としては、例えば、マニラ麻を好適に使用
することができる。
【0027】繊維長10mm以上の非パルプ天然繊維の
配合量は、通常パルプに対して5〜30重量%とするこ
とが好ましい。少なすぎると配合効果が現れず、また過
剰に配合しても配合量に応じた効果を得ることができな
い。
【0028】この発明のパルプモールド材料の製造方法
は常法によることができる。例えば、以上のようなパル
プ及び中空粒子、あるいは必要に応じてさらに種々の配
合成分を混合してスラリーとし、型に入れ、乾燥して成
形することにより製造することができる。
【0029】この場合、パルプモールド材料の緩衝特性
を一層向上させるため、発泡剤を使用し、材料内に空隙
を形成することが好ましい。これにより中空粒子の配合
量を低減でき、パルプモールド材料のコストを低下させ
ることも可能となる。
【0030】発泡剤としては、発泡温度が150℃以下
で発泡後の残渣が無毒であるものが好ましい。このよう
な発泡剤としては、例えば、発泡触媒を添加したアゾジ
カーボンアミド(三共化成製、セルマックCAP等)、
アゾビスブチロニトリル(AIBN)、重曹等を使用す
ることができる。発泡剤の使用量は、通常パルプに対し
て2〜4重量%とすることが好ましい。少なすぎると発
泡剤の使用効果が現れず、過剰に使用しても使用量に応
じた効果が得られないので好ましくない。 また、発泡
剤を使用する場合には、キトサン等のバインダを比較的
多く使用することが空隙を効率良く形成できるので好ま
しい。
【0031】
【作用】この発明のパルプモールド材料は中空粒子を含
有するので、この発明のパルプモールド材料の内部は、
図1(a)に示したSEM写真の模式図のように、パル
プ1からなる材料中に球状の独立セル構造をとる空隙2
を有するものとなる。この空隙2は、パルプモールド材
料に衝撃が加えられると同図(b)に示したように圧縮
されて潰れた状態となる。したがって、この空隙2によ
り衝撃が吸収されることとなり、この発明のパルプモー
ルド材料は優れた緩衝特性を有するものとなる。
【0032】さらに、この発明のパルプモールド材料に
おいて、グリセリン等のパルプ可塑剤を配合すると圧縮
応力が低下し、緩衝特性が向上する。また、ロジン系サ
イズ剤等の耐水性付与剤を配合するとパルプモールド材
料の吸水率が低下し、耐水性が向上する。
【0033】さらに、この発明のパルプモールド材料に
キトサン等のバインダを配合すると、バインダがパルプ
繊維間の結合力を高めるので、中空粒子の配合によりパ
ルプ繊維間の絡み合いが少ないにもかかわらず良好な破
断強度を有するものとなる。また、繊維長10mm以上
のマニラ麻等の非パルプ天然繊維を配合するとパルプモ
ールド材料の破断伸びも向上する。また、パルプモール
ド材料の製造時に発泡剤を使用して材料内に空隙を形成
すると、緩衝特性が一層向上する。
【0034】したがって、この発明のパルプモールド材
料において、パルプと中空粒子に加えて、さらにグリセ
リン等のパルプ可塑剤、ロジン系サイズ剤等の耐水性付
与剤、キトサン等のバインダ及び繊維長10mm以上の
マニラ麻等の非パルプ天然繊維が含有されるようにし、
製造時に発泡剤を使用して材料内に空隙が形成されるよ
うにすることにより、パルプと中空粒子のみからパルプ
モールド材料を構成した場合に比べて、格段に緩衝特性
を改善でき、また材料強度(破断強度、破断伸び等)も
図6に示したように改善することが可能となる。例えば
破断強度を約4倍、破断伸びを約3倍、圧縮変形率50
%における圧縮応力σ0.5を約30%低減させること
ができ、発泡スチロールと同程度の緩衝特性、破断強
度、破断伸びを示すパルプモールド材料を得ることが可
能となる。
【0035】さらに、この発明のパルプモールド材料は
バインダ等の配合成分を適宜選択することにより破棄時
の環境汚染の問題を著しく低減することも可能となる。
【0036】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて具体的に
説明する。
【0037】実施例1〜4及び比較例1〜2 パルプスラリー(固形分24%)、中空粒子、酢酸ビニ
ル系エマルジョン、グリセリンを表1のような配合割合
で配合し、これを成型してパルプモールド材料からなる
成型体を製造した。
【0038】この場合、中空粒子としては、塩化ビニリ
デン系樹脂を壁材とした熱膨張性マイクロカプセル(松
本油脂製、F−80S)を予め160℃に加熱して、平
均粒径100μm以下程度に膨脹させたものを使用し
た。
【0039】また、この成型体の製造方法としては、ま
ず、パルプに対して5重量%の酢酸ビニル系エマルジョ
ンと所定量のグリセリンを混合した水溶液を得、これと
所定量の中空粒子とを超音波を使用して混合し、次いで
パルプスラリーと混合し、型に入れて100℃で乾燥さ
せた。
【0040】得られた各々の成型体(実施例1〜4及び
比較例1)に対し、圧縮試験により圧縮変形率と圧縮応
力の関係を求め、緩衝特性を評価した。また、比較のた
め、比較例2として、比重が0.02の発泡スチロール
についても同様に評価した。この場合、圧縮試験の試料
の形状は各々20×20×10(厚さ)mmとし、また
圧縮試験時の圧縮速度は5mm/minとした。この結
果を図2に示した。また、この試験結果から初期弾性率
Ee、塑性域傾き係数Ep、圧縮変形率25%における
圧縮応力σ0.25及び圧縮変形率50%における圧縮
応力σ0.5を求め、表1に示した。なお、初期弾性率
Ee及び塑性域傾き係数Epは、それぞれ、図5に示し
たように、圧縮変形率と圧縮応力の関係曲線において、
圧縮変形率が小さい変形初期の傾きの大きさと変形が塑
性変形領域内にある場合の傾きの大きさを意味してい
る。
【0041】図2及び表1に示した結果から、中空粒子
の配合量の増加にしたがって初期弾性率Ee、塑性域傾
き係数Ep、各圧縮変形率における圧縮応力σが低下
し、緩衝特性が向上していることがわかる。特に、中空
粒子をパルプに対して10重量%配合した場合(実施例
3)には、圧縮応力σ0.25が中空粒子を配合しなか
った場合(比較例1)の52%に低減し、比重0.02
の発泡スチロール(比較例2)の圧縮応力σ0.25に
等しくなり、また、初期弾性率Eeも発泡スチロール
(比較例2)よりも小さくなり、緩衝特性が著しく改善
されていることがわかる。したがって中空粒子の配合量
としては、パルプに対して10重量%以下とすることに
より緩衝特性を十分に向上させられることがわかる。さ
らに、図2からわかるように、グリセリンも配合した場
合(実施例4)には緩衝特性が一層発泡スチロール(比
較例2)に近づき、改善されることがわかる。
【0042】また、得られた成型体のうち、中空粒子を
パルプに対して5重量%配合した実施例1、10重量%
配合した実施例3及び中空粒子を配合しなかった比較例
1について、比重を測定した。その結果を表1に示し
た。
【0043】これにより、中空粒子の配合により成型体
中に空隙が生じ、その配合量の増加に伴って成型体の比
重が低下することがわかる。特に、中空粒子をパルプに
対して10重量%配合した実施例3は中空粒子を配合し
なかった比較例1に対して比容積が1.8倍と大幅に増
加しており、パルプモールド材料の軽量化に有効である
ことがわかる。
【0044】
【表1】 実施例5〜8及び比較例3〜4 パルプスラリー(固形分24%)、中空粒子、ロジン系
サイズ剤及び硫酸アルミニウムを表2に示した配合割合
で配合し、これを成型してパルプモールド材料からなる
成型体を製造した。
【0045】この場合、中空粒子としては、アクリロニ
トリル系樹脂を壁材としたマイクロカプセル(松本油脂
製、F−80E:平均粒径〜100μm)を使用した。
【0046】また、この成型体の製造方法としては、ま
ず、所定量のロジン系サイズ剤及び硫酸アルミニウムを
水に分散させて水溶液とし、この水溶液と中空粒子とを
超音波を使用して混合し、次いでこれとパルプスラリー
とを混合し、型に入れて100℃で乾燥させた(実施例
5〜8)。また、従来より一般に使用されているパルプ
モールド成型体として、パルプスラリーと酢酸ビニル系
エマルジョンを表2の配合割合で使用し、同様にして成
型体を製造した(比較例3)。さらに比較のためにパル
プスラリーのみからなる成型体も製造した(比較例
4)。
【0047】得られた各々の成型体(実施例5〜8及び
比較例3〜4)に対し、吸湿率を測定し、吸湿率特性を
評価した。この場合、吸湿率の測定の試料の形状は各々
20×20×10(厚さ)mmとし、各試料を60℃、
相対湿度80%で24時間エージングして吸湿させ、そ
の後100℃で5時間真空乾燥し、このときの重量変化
によりパルプに対する吸湿率を求めた。この結果を表2
に示した。
【0048】これにより、中空粒子をパルプに対して1
0重量%配合すると、他にバインダ成分あるいは耐水性
付与剤を配合しなくても酢酸ビニル系エマルジョンを配
合した現行のパルプモールド成型体(比較例3)と同程
度の吸湿率となることがわかる(実施例5)。また、耐
水性付与剤としてロジン系サイズ剤を配合すると吸湿率
を大幅に低減でき、その配合量をパルプに対して2重量
%とするだけで、酢酸ビニル系エマルジョンを配合した
現行のパルプモールド成型体(比較例3)に対して吸湿
率を37%低減できることがわかる(実施例7)。
【0049】また、得られた各々の成型体をエージング
させる前後に実施例1と同様に圧縮試験を行い、圧縮変
形率と圧縮応力の関係を求めて緩衝特性を評価した。そ
の結果、酢酸ビニル系エマルジョンを配合した現行のパ
ルプモールド成型体(比較例3)はエージング後に初期
弾性率Eeが10%程度低下したが、ロジン系サイズ剤
をパルプに対して2重量%配合したもの(実施例7)は
初期弾性率Eeの低下が2〜3%にすぎず、高温多湿下
での緩衝特性の低下を防止できることが確認できた。
【0050】
【表2】 実施例9〜12 パルプスラリー(固形分24%)、中空粒子、酢酸ビニ
ル系エマルジョン、グリセリンを表3に示した配合割合
で配合し、これを成型してパルプモールド材料からなる
成型体を製造した。
【0051】この場合、中空粒子としては、アクリロニ
トリル系樹脂を壁材としたマイクロカプセル(松本油脂
製、F−80E:平均粒径〜100μm)を使用した。
【0052】また、この成型体の製造方法としては、ま
ず、パルプに対して5重量%の酢酸ビニル系エマルジョ
ンと所定量のグリセリンを混合して水溶液とし、これと
所定量の中空粒子とを超音波を使用して混合し、次いで
パルプスラリーを混合し、型に入れて100℃で乾燥さ
せた。
【0053】得られた各々の成型体(実施例9〜12)
に対し、実施例1と同様にして圧縮試験により圧縮変形
率と圧縮応力の関係を求め、緩衝特性を評価した。ま
た、比較のため、前述の酢酸ビニル系エマルジョンを配
合した現行のパルプモールド成型体(比較例3)の試料
と、比重が0.02の発泡スチロール(比較例2)につ
いても同様に評価した。この結果を図3に示した。ま
た、この試験結果から圧縮応力σ0.25、圧縮応力σ
0.5、圧縮応力σ0.75を求め、表3に示した。
【0054】図3及び表3に示した結果から、中空粒子
を配合したパルプモールド成型体は現行のパルプモール
ド成型体(比較例3)に比べて圧縮応力を低下させるこ
とができ、さらにグリセリンも配合すると一層圧縮応力
を低下させることができること、特に、グリセリンをパ
ルプに対して30重量%配合した場合(実施例11)に
は圧縮変形率75%付近の高圧縮変形率領域での圧縮応
力の低下が大きく、グリセリンを配合しない場合(実施
例9)に対して圧縮応力σ0.75を36%に低減で
き、発泡スチロールと同程度の緩衝特性にできることが
わかる。
【0055】
【表3】 実施例13〜16及び比較例5 パルプスラリー(固形分24%)、中空粒子、ロジン系
サイズ剤、硫酸アルミニウム及び各種生分解バインダを
表4に示した配合割合で配合し、これを成型してパルプ
モールド材料からなる成型体を製造した。
【0056】この場合、中空粒子としては、アクリロニ
トリル系樹脂を壁材としたマイクロカプセル(松本油脂
製、F−80E:平均粒径〜100μm)を使用した。
【0057】また、この成型体の製造方法としては、ま
ず、所定量のロジン系サイズ剤、硫酸アルミニウム及び
生分解性バインダを水に分散させて水溶液とし、この水
溶液と中空粒子とを超音波を使用して混合し、次いでこ
れとパルプスラリーとを混合し、型に入れて100℃で
乾燥させた(実施例13〜16)。また、パルプスラリ
ーとロジン系サイズ剤のみからなる成型体も同様にして
製造した(比較例5)。
【0058】得られた各々の成型体(実施例13〜16
及び比較例5)に対し、破断強度を測定した。また、比
較のため、前述の比較例2の発泡スチロールについても
同様に破断強度を測定した。この場合、破断強度は試料
サイズを10×10×50mm、チャック間距離20m
m、引張速度5mm/minとすることにより測定し
た。この結果を表4に示した。
【0059】これにより、中空粒子をパルプに対して1
0重量%配合した成型体(実施例13)は、中空粒子を
配合しなかった成型体(比較例5)に比べて破断強度が
1/2以下に低下しているが、バインダを配合すること
により破断強度を向上させられること、特にキトサンを
使用した場合(実施例14)には破断強度が発泡スチロ
ール(比較例2)と同等以上になり、中空粒子を配合し
なかった場合(比較例5)と同等程度の大きさに改善で
きることがわかる。
【0060】
【表4】 実施例17〜19 パルプスラリー(固形分24%)、中空粒子、ロジン系
サイズ剤、硫酸アルミニウム、キトサン及びマニラ麻
(繊維長〜10mm)を表5に示した配合割合で配合
し、これを成型してパルプモールド材料からなる成型体
を製造した。
【0061】この場合、中空粒子としては、アクリロニ
トリル系樹脂を壁材としたマイクロカプセル(松本油脂
製、F−80E:平均粒径〜100μm)を使用した。
【0062】また、この成型体の製造方法としては、ま
ず、所定量のロジン系サイズ剤、硫酸アルミニウム、キ
トサン及びグリセリンを水に分散させて水溶液とし、こ
の水溶液と中空粒子とマニラ麻とを超音波を使用して混
合し、次いでこれとパルプスラリーとを混合し、型に入
れて100℃で乾燥させた(実施例17〜19)。
【0063】得られた各々の成型体(実施例17〜1
9)に対し、破断強度と破断伸びを実施例13と同様に
して測定した。また、比較のため、前述の実施例13の
成型体と比較例2の発泡スチロールについても同様に破
断強度と破断伸びを測定した。この結果を表5に示し
た。
【0064】これにより、繊維長がパルプに比べて5〜
6倍長いマニラ麻を配合した場合(実施例17及び1
8)には、そのような繊維を配合しなかった場合(実施
例13)に比べて破断伸びを約2倍改善できること、さ
らにキトサンとグリセリンを配合した場合(実施例1
9)には破断強度と破断伸びが共に著しく改善して破断
強度は発泡スチロールの1.7倍にもなり、破断強度と
伸びのバランスが良好なパルプモールド材料が得られる
ことがわかる。
【0065】
【表5】 実施例20〜23 パルプスラリー(固形分24%)、中空粒子、ロジン系
サイズ剤、硫酸アルミニウム及びキトサンを表6に示し
た配合割合で配合し、これを成型してパルプモールド材
料からなる成型体を製造した。
【0066】この場合、中空粒子としては、アクリロニ
トリル系樹脂を壁材としたマイクロカプセル(松本油脂
製、F−80E:平均粒径〜100μm)を使用した。
【0067】また、この成型体の製造方法としては、ま
ず、所定量のロジン系サイズ剤、硫酸アルミニウム、キ
トサン及びアゾジカーボン系発泡剤(発泡温度125
℃)を水に分散させ、これと中空粒子とを超音波を使用
して混合し、次いでパルプスラリーを混合し、型に入れ
て100℃で乾燥させた(実施例20〜23)。
【0068】得られた各々の成型体(実施例20〜2
3)に対し、実施例1と同様に圧縮試験を行い、圧縮変
形率と圧縮応力の関係を求めて緩衝特性を評価した。ま
た、比較のため、前述のパルプと中空粒子とロジン系サ
イズ剤からなる実施例13の成型体、及びパルプと中空
粒子とロジン系サイズ剤とキトサンからなる実施例14
の成型体についても同様に緩衝特性を評価した。この結
果を図4に示した。また、実施例20及び実施例21の
成型体についてはその比重も測定した。さらに比較のた
め、前述の実施例14の成型体についても比重を測定し
た。この結果を表6に示した。
【0069】図4の結果において、発泡剤を使用しなか
った場合(実施例14)と発泡剤をパルプに対して2%
使用した場合(実施例20)の緩衝特性を比較すること
により、発泡剤の使用により圧縮変形率50%における
圧縮応力σ0.5を9%程度低減できることがわかる。
これは、発泡剤の使用により比重が0.18から0.1
7に低下していることから、パルプモールド材料内に空
隙が形成されたためであると考えられる。また、発泡剤
の使用量を2%使用した場合(実施例20)と4%使用
した場合(実施例21)とで比重に差が認められなかっ
たため、発泡剤の使用量はこの系の場合2%で十分であ
ることがわかる。
【0070】また、キトサンの配合量が異なる実施例2
0、実施例22及び実施例23を比較することにより、
発泡剤を使用した場合に効率良くパルプモールド材料内
に空隙を形成するためには、キトサンの配合量を増加さ
せることが有効であることがわかる。なお、キトサンの
配合量がパルプに対して10重量%である場合(実施例
22)よりも5重量%である場合(実施例20)の方が
圧縮応力が高いが、これは、キトサン自体の弾性率が比
較的高いため、キトサンの配合量を5重量%から10重
量%に増加させた場合には、キトサンの配合による発泡
剤の空隙の形成効率の増加よりも、キトサン自体の高い
弾性率のために圧縮応力が増加したためと考えられる。
【0071】
【表6】
【発明の効果】この発明によれば、緩衝特性、耐水性、
及び破断強度や破断伸び等の材料強度に優れた、発泡ス
チロールに代わるパルプモールド材料を得ることが可能
となる。また、廃棄時の環境汚染を低減することも可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のパルプモールド材料のSEM写真の
模式図(同図a)及び、その材料が衝撃を受けた場合の
SEM写真の模式図(同図b)である。
【図2】パルプモールド材料の圧縮変形率と圧縮応力の
関係図である。
【図3】パルプモールド材料の圧縮変形率と圧縮応力の
関係図である。
【図4】パルプモールド材料の圧縮変形率と圧縮応力の
関係図である。
【図5】初期弾性率Ee及び塑性域傾き係数Epの説明
図である。
【図6】パルプモールド材料の成分と材料強度(破断伸
び、破断強度)との関係を示す図である。
【図7】内添サイズ剤の分類図である
【符号の説明】
1 パルプ 2 空隙

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルプを主成分とし、中空粒子を含有す
    ることを特徴とするパルプモールド材料。
  2. 【請求項2】 中空粒子をパルプに対して5〜10重量
    %含有する請求項1記載のパルプモールド材料。
  3. 【請求項3】 更に、パルプ可塑剤を含有する請求項1
    又は2記載のパルプモールド材料。
  4. 【請求項4】 パルプ可塑剤としてグリセリンを含有す
    る請求項3記載のパルプモールド材料。
  5. 【請求項5】 グリセリンを、パルプに対して5〜50
    重量%含有する請求項4記載のパルプモールド材料。
  6. 【請求項6】 更に、耐水性付与剤としてロジン系サイ
    ズ剤を含有する請求項1〜5のいずれかに記載のパルプ
    モールド材料。
  7. 【請求項7】 ロジン系サイズ剤を、パルプに対して
    0.5〜5.0重量%含有する請求項6記載のパルプモ
    ールド材料。
  8. 【請求項8】 更に、生分解バインダーを含有する請求
    項1〜7のいずれかに記載のパルプモールド材料。
  9. 【請求項9】 生分解バインダーとして塩基性窒素を有
    する多糖類を含有する請求項8記載のパルプモールド材
    料。
  10. 【請求項10】 塩基性窒素を有する多糖類を、パルプ
    に対して2〜10重量%含有する請求項6記載のパルプ
    モールド材料。
  11. 【請求項11】 更に、繊維長10mm以上の非パルプ
    天然繊維を含有する請求項1〜10のいずれかに記載の
    パルプモールド材料。
  12. 【請求項12】 繊維長10mm以上の非パルプ天然繊
    維として、マニラ麻を含有する請求項11記載のパルプ
    モールド材料。
  13. 【請求項13】 繊維長10mm以上の非パルプ天然繊
    維を、パルプに対して5〜30重量%含有する請求項1
    1記載のパルプモールド材料。
  14. 【請求項14】 更に、発泡剤の使用により形成された
    空隙を有する請求項1〜13のいずれかに記載のパルプ
    モールド材料。
  15. 【請求項15】 発泡剤を、パルプに対して2〜4重量
    %使用した請求項14記載のパルプモールド材料。
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