JPH06101417A - 締付装置 - Google Patents
締付装置Info
- Publication number
- JPH06101417A JPH06101417A JP24846692A JP24846692A JPH06101417A JP H06101417 A JPH06101417 A JP H06101417A JP 24846692 A JP24846692 A JP 24846692A JP 24846692 A JP24846692 A JP 24846692A JP H06101417 A JPH06101417 A JP H06101417A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- tapered
- turbine
- nuts
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Connection Of Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、高温状態においても容易に
取り付け可能なフランジボルトの締付装置を得ることに
ある。 【構成】 本発明の締付装置は、ボルト中心部にテ―パ
状の孔を設け、孔内にテ―パ状の棒を挿入し、継手ボル
ト冷却時のボルト縮みを抑制するうにしたことを特徴と
する。
取り付け可能なフランジボルトの締付装置を得ることに
ある。 【構成】 本発明の締付装置は、ボルト中心部にテ―パ
状の孔を設け、孔内にテ―パ状の棒を挿入し、継手ボル
ト冷却時のボルト縮みを抑制するうにしたことを特徴と
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はフランジボルトの締付装
置に関するものである。
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】作動流体の入口温度が高いタ―ボ機械で
は、機械が停止しても本体の金属面が数百度となってお
り、急に冷えないので機械の異常等の場合、早期に分解
して内部点検又は部品交換することが不可能である。例
えば、蒸気タ―ビンの場合にはタ―ビン停止後分解可能
になるまで５〜６日程度必要であり、発電所におけるタ
―ビン稼動率が低下する一因となっている。図３は、従
来から採用されている蒸気タ―ビンの外部ケ―シング水
平部のフランジボルト構造を示す。
は、機械が停止しても本体の金属面が数百度となってお
り、急に冷えないので機械の異常等の場合、早期に分解
して内部点検又は部品交換することが不可能である。例
えば、蒸気タ―ビンの場合にはタ―ビン停止後分解可能
になるまで５〜６日程度必要であり、発電所におけるタ
―ビン稼動率が低下する一因となっている。図３は、従
来から採用されている蒸気タ―ビンの外部ケ―シング水
平部のフランジボルト構造を示す。
【０００３】通常、ボルト３、ナット４，５のサイズが
大きいため、ナットの回転による締付けができないの
で、ボルト中心にある孔８にボルト加熱器７を入れ、ボ
ルトを加熱し、熱膨脹によりボルト全長を伸ばした状態
でナット４，５をスパナ等で軽く締め固定し、冷却時の
縮み代によって締め付けている。
大きいため、ナットの回転による締付けができないの
で、ボルト中心にある孔８にボルト加熱器７を入れ、ボ
ルトを加熱し、熱膨脹によりボルト全長を伸ばした状態
でナット４，５をスパナ等で軽く締め固定し、冷却時の
縮み代によって締め付けている。
【０００４】図４は、ボルト，ナットの取付状態を示す
断面図である。タ―ビン外部ケ―シング１の水平フラン
ジ部にはボルト孔２があり、その中へボルト３を挿入
し、上部，下部のナット４，５で締め付けられている。
断面図である。タ―ビン外部ケ―シング１の水平フラン
ジ部にはボルト孔２があり、その中へボルト３を挿入
し、上部，下部のナット４，５で締め付けられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】タ―ビン停止時には、
フランジ部廻りの温度が約 300〜 500℃程度の高温であ
り、また、ナット４，５の締付力が大きいために、簡単
に回転させ取りはずすことが難しい。従って、タ―ビン
停止後、直ちにケ―シング開放作業に着手できない状況
にある。
フランジ部廻りの温度が約 300〜 500℃程度の高温であ
り、また、ナット４，５の締付力が大きいために、簡単
に回転させ取りはずすことが難しい。従って、タ―ビン
停止後、直ちにケ―シング開放作業に着手できない状況
にある。
【０００６】本発明の目的は、タ―ビン停止後の高温状
態においても、容易にケ―シング水平フランジ部のボル
ト，ナットの分解を可能とし、早期にタ―ビンの内部点
検，部品交換を可能にしたフランジボルトの締付装置を
提供するものである。
態においても、容易にケ―シング水平フランジ部のボル
ト，ナットの分解を可能とし、早期にタ―ビンの内部点
検，部品交換を可能にしたフランジボルトの締付装置を
提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の締め付け装置
は、ボルト中心部にテ―パ状の孔を設け、孔内にテ―パ
状の棒を挿入し、継手ボルト冷却時のボルト縮みを抑制
するタ―ボ機械フランジ部の締付装置である。
は、ボルト中心部にテ―パ状の孔を設け、孔内にテ―パ
状の棒を挿入し、継手ボルト冷却時のボルト縮みを抑制
するタ―ボ機械フランジ部の締付装置である。
【０００８】
【作用】本発明のフランジボルトは、ボルト中心にボル
ト縮みを抑制するテ―パ形伸長棒を挿入し、更に多重形
ナットを採用することで、タ―ビン停止後容易にボルト
ナットを取りはずすことを可能としたものである。
ト縮みを抑制するテ―パ形伸長棒を挿入し、更に多重形
ナットを採用することで、タ―ビン停止後容易にボルト
ナットを取りはずすことを可能としたものである。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を図１に示す一実施例に基づい
て説明する。なお、本発明は上述した従来の実施例と同
一構成には同じ符号を付して説明する。
て説明する。なお、本発明は上述した従来の実施例と同
一構成には同じ符号を付して説明する。
【００１０】図１において、外部ケ―シング１のボルト
孔２にボルト９を入れる。このボルト９の中心にはテ―
パの中心孔10が加工されている。外部ケ―シング上半部
のナットは板を複数重ね合わせネジ加工した多重形ナッ
ト12が取付けられている。
孔２にボルト９を入れる。このボルト９の中心にはテ―
パの中心孔10が加工されている。外部ケ―シング上半部
のナットは板を複数重ね合わせネジ加工した多重形ナッ
ト12が取付けられている。
【００１１】タ―ビン停止後、直ちにボルト９の中心孔
10に低温のテ―パ伸長棒11を挿入し、ストッパ―13で押
し付け固定する。ボルト９、フランジ14は徐々に冷える
ため縮小しようとするが、テ―パ伸長棒11は逆に、ボル
ト９から加熱され伸び始める。従ってボルトの縮みが抑
えられフランジ14のみ縮む。この状態で、多重形ナット
12の上面から１枚づつ、小さい回転トルクでナットをは
ずすことが可能である。テ―パ伸長棒11は多重形ナット
12を分解する際、各ナットのネジ山に過大な力が加わら
ない様、保護する目的で設置している。
10に低温のテ―パ伸長棒11を挿入し、ストッパ―13で押
し付け固定する。ボルト９、フランジ14は徐々に冷える
ため縮小しようとするが、テ―パ伸長棒11は逆に、ボル
ト９から加熱され伸び始める。従ってボルトの縮みが抑
えられフランジ14のみ縮む。この状態で、多重形ナット
12の上面から１枚づつ、小さい回転トルクでナットをは
ずすことが可能である。テ―パ伸長棒11は多重形ナット
12を分解する際、各ナットのネジ山に過大な力が加わら
ない様、保護する目的で設置している。
【００１２】図２は、本発明の他の実施例である。タ―
ビン停止直後、ボルト15の中心孔20に、オ―ステナイト
系又は、熱膨脹率の高い材質の伸長棒16を低温の状態で
挿入し、ピン18で伸長棒16を止める。ピン18はカバ―19
で固定する。時間経過に伴い、伸長棒16はボルト15から
加熱され伸びることによって、ボルト15も逆に伸び始め
る。従ってナット17，５は自動的に緩み容易に分解可能
となる。
ビン停止直後、ボルト15の中心孔20に、オ―ステナイト
系又は、熱膨脹率の高い材質の伸長棒16を低温の状態で
挿入し、ピン18で伸長棒16を止める。ピン18はカバ―19
で固定する。時間経過に伴い、伸長棒16はボルト15から
加熱され伸びることによって、ボルト15も逆に伸び始め
る。従ってナット17，５は自動的に緩み容易に分解可能
となる。
【００１３】
【発明の効果】以上で述べたように、本発明はタ―ビン
停止直後に伸長棒を設置することで、ボルト，ナットの
分解が容易になり、早期に外部ケ―シングの開放して、
タ―ビンの内部点検および部品交換が可能となる。
停止直後に伸長棒を設置することで、ボルト，ナットの
分解が容易になり、早期に外部ケ―シングの開放して、
タ―ビンの内部点検および部品交換が可能となる。
【図１】本発明の実施例を示す断面図
【図２】本発明の他の実施例を示す断面図
【図３】従来例の斜視図
【図４】従来例の断面図
１…外部ケ―シング ２…ボルト孔 ３，９，15…ボルト ４，５…ナット ６…スパナ ７…ボルト加熱器 ８…加熱用孔 10，20…中心孔 11…テ―パ伸長棒 12，17…多重形ナット 13…ストッパ― 14…フランジ 16…伸長棒 18…ピン 19…カバ―
Claims (3)
- 【請求項１】 ボルト中心部にテ―パ状の孔を設け、孔
内にテ―パ状の棒を挿入し、継手ボルト冷却時のボルト
縮みを抑制するタ―ボ機械フランジ部の締付装置。 - 【請求項２】 板を複数枚重ね合わせネジ加工した多重
形ナットをフランジ部に装着し、ナット取はずし時の回
転トルクを小さくした請求項１記載の締付装置。 - 【請求項３】 ボルト中心部の孔にオ―ステナイト系の
材質又は熱膨脹率の高い伸長棒を挿入し、伸長棒の熱膨
脹によって自動的にナットを緩める請求項２記載の締付
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24846692A JPH06101417A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 締付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24846692A JPH06101417A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 締付装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06101417A true JPH06101417A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17178563
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24846692A Pending JPH06101417A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 締付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06101417A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006514238A (ja) * | 2003-03-07 | 2006-04-27 | ジンテーズ アクチエンゲゼルシャフト クール | 髄内釘用の止めネジ |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP24846692A patent/JPH06101417A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006514238A (ja) * | 2003-03-07 | 2006-04-27 | ジンテーズ アクチエンゲゼルシャフト クール | 髄内釘用の止めネジ |
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