JPH0610108A - メッキ付着量の制御方法及び装置 - Google Patents

メッキ付着量の制御方法及び装置

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JPH0610108A
JPH0610108A JP19341892A JP19341892A JPH0610108A JP H0610108 A JPH0610108 A JP H0610108A JP 19341892 A JP19341892 A JP 19341892A JP 19341892 A JP19341892 A JP 19341892A JP H0610108 A JPH0610108 A JP H0610108A
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JP
Japan
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amount
steel plate
plating
steel sheet
back surfaces
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Withdrawn
Application number
JP19341892A
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English (en)
Inventor
Kazunori Tatsuno
和徳 龍野
Shozo Kato
正造 加藤
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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  • Coating With Molten Metal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶融金属メッキ浴の鋼板の出口側の表裏各面
側のそれぞれに気体噴射ノズルを設置し、表裏各面のメ
ッキ付着量の目標値と鋼板の通板速度とに応じて噴射ノ
ズルの位置と噴射圧力とを算定し操作量として設定する
メッキ付着量の制御方法及び装置において、表裏各面相
互間の干渉を軽減し制御の安定化と高精度化とを実現す
る。 【構成】 鋼板(1)の表裏各面側の実績値もしくは操
作量又は目標値の差分の関数を鋼板バランス量(Ba,
b)として算定すること/手段(22)と、この算定さ
れた鋼板バランス量を含む算法に基づき各噴射ノズル
(31a,31b)の位置(Da,Db)と噴射圧力
(Pa,Pb)とを算定し操作量として設定すること/
手段(21)とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属によるメッキ
を鋼板などに連続的に施す場合に利用されるメッキ付着
量の制御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼板表面のコーティング装置として、溶
融金属によるメッキ装置が使用されている。この溶融メ
ッキ装置に関しては、メッキ浴槽上方の鋼板の出口側に
おいて鋼板の表裏各面のそれぞれに対向するように1対
の気体噴射ノズルを設置し、各噴射ノズルからの噴射圧
力や各噴射ノズルと鋼板の表裏各面との間隔を調整する
ことにより、メッキ付着量を制御する方法が、特公昭4
6ー14521号、特開昭51ー111431号、特公
昭55ー34861号などの各公報に開示されている。
【0003】すなわち、図2に示すように、鋼板1が送
りローラ3,4などを含む搬送機構によって亜鉛などの
溶融金属を満たしたメッキ浴槽2内を一定の送り速度
(通板速度)で通過せしめられる。鋼板1の出口側の表
裏両面に対向する位置には1対の気体噴射ノズル31
a,31bが設置されており、鋼板1の表裏各面に付着
した溶融金属の一部が各噴射ノズルから噴射される気体
によって吹き飛ばされることにより、表裏両面のメッキ
付着量の調整が行われる。噴射ノズル31a,31bと
鋼板1の表裏各面との間隔Da,Dbがコントローラ3
0の制御のもとに動作する噴射ノズル送り機構32a,
32bによって調整されると共に、各噴射ノズルから噴
射される気体の噴射圧力Pa,Pbがコントローラ30
の制御のもとに動作する圧力調整弁33a,33bによ
って調整される。
【0004】表裏各面の実際のメッキ付着量は、β線厚
み検出器などによるメッキ付着量検出装置34a,34
bによって検出され、実績値としてコントローラ30に
通知される。また、鋼板の送り速度(通板速度)Vが速
度検出部35で検出され、実績値としてコントローラ3
0に通知される。コントローラ30は、表裏各面のメッ
キ付着量の目標値や実績値、通板速度の実績値などか
ら、各噴射ノズル31a、32bに設定すべき鋼板の各
面との間隔Da,Dbや噴射圧力Pa,Pbを算定し、
噴射ノズル送り機構32a,32bや圧力調整弁33
a,33bを制御する。
【0005】噴射ノズルの鋼板の各面との間隔Dや噴射
圧力Pの算定は、一般には次式のような算法に基づき行
われる。 (1)式は、表裏各面のメッキ付着量の目標値Ma,M
bが通板速度V,噴射圧力P及び鋼板各面との間隔Dの
関数として定められることを意味する。特公昭55ー3
4861には、次式のような算法が例示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のメッキ付着
量の制御方法では、鋼板の表裏各面と各噴射ノズルとの
間隔Da,Dbを直接検出することが困難なため、これ
らを鋼板の厚み方向の中心位置と、各噴射ノズル先端部
の位置と、鋼板の厚みとから算定している。しかしなが
ら、鋼板の表裏各面に異なる噴射圧力が作用することな
どに起因して鋼板が図2の点線で例示するようにたわむ
ため、鋼板の中心位置が上記算定に用いた中心位置から
ずれてしまう。この結果、表裏各面側が互いに干渉し、
制御が不安定になるという問題がある。
【0007】例えば、表面側のメッキ付着量のみを減少
させようとして表面側の噴射圧力Paを増加させする
と、鋼板の中心位置が裏面側にずれることに伴って裏面
と噴射ノズルとの間隔が狭まって裏面側のメッキ付着量
も減少してしまなど、表裏相互間の干渉が生ずる。この
表裏相互間の干渉は、表裏各面に異なる厚みのメッキを
付着させる差厚メッキの場合、特に問題となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるメッキ付
着量の制御方法及び装置は、鋼板の表裏各面側の実績値
若しくは操作量又は目標値の差分の関数を鋼板バランス
量として算定すること(手段)と、この算定された鋼板
バランス量を含む算法に基づ表裏双方の噴射ノズルの位
置と噴射圧力とを同時に算定し操作量として設定するこ
と(手段)とを含んでいる。
【0009】
【作用】本発明によれば、鋼板の表裏各面側の実績値
(例えば噴射ノズルの噴射圧力Pa,Pb)や、表裏各
面側の操作量(例えば噴射ノズルの位置Da,Db)
や、表裏各面側のメッキ付着量の目標値Ma,Mbの差
分の関数、すなわち、(Pa−Pb)c や、(Da−D
b)d や、(Ma−Mb)e が鋼板バランス量B a,b
して算定され、この算定された鋼板バランス量B a,b
を含む算法に基づき表裏双方の噴射ノズルの位置と噴射
圧力とが同時に算定され、操作量として設定される。こ
のように、鋼板の表裏各面側における制御パラメータの
バランスの度合いを示す量が鋼板バランス量B a,bとし
て操作量の算法に帰還され、また、表裏双方の操作量が
同時に設定されることにより、各ノズルの噴射圧力や鋼
板の表裏各面との間隔などのアンバランスに起因する鋼
板中心位置のずれの影響が補正され、両面間の干渉が軽
減され、制御の安定化が図られる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係わるメッキ付
着量の制御方法を適用する溶融金属メッキ装置の構成を
示す機能ブロック図であり、10は制御対象の機構部、
20はこの機構部10を制御するコントローラである。
コントローラ20は、操作量算定部21と鋼板バランス
量算定部22とから構成されている。
【0011】コントローラ20によって制御される機構
部10は、図2に示した従来のものと同一の構成となっ
ている。すなわち、鋼板1が送りローラ3,4などを含
む搬送機構によって亜鉛などの溶融金属を満たしたメッ
キ浴槽2内を通板速度Vで通過せしめられ、鋼板1の表
裏両面に付着した溶融金属の一部が表裏各面に対向して
設置されている各気体噴射ノズル31a,31bから噴
射される気体によって吹き飛ばされることにより、表裏
両面のメッキ付着量が調整される。ノズル31a,31
bと鋼板1との間隔Da,Dbはコントローラ20の操
作量算定部21で算定・設定される操作量に基づき動作
する送り機構32a,32bによって調整されると共
に、各ノズル噴射される気体の噴射圧力Pa,Pbも上
記操作量に基づき動作する圧力調整弁33a,33bに
よって調整される。
【0012】メッキ付着量と通板速度の実績値が、メッ
キ付着量検出装置34a,34bと速度検出部35とに
よって検出され、コントローラ20に通知される。コン
トローラ20は、表裏各面のメッキ付着量の目標値や実
績値、通板速度の実績値などから、各ノズル31a,3
1bに設定すべき鋼板の各面との間隔Da,Dbや噴射
圧力Pa,Pbを算定し、送り機構32a,32bや圧
力調整弁33a,33bに設定する。
【0013】コントローラ20の鋼板バランス量算定部
22は、機構部10から通知される各種の実績値や、操
作量算定部21で算定され機構部10に設定される各種
の操作量に基づき、鋼板バランス量Ba,b を算定し、操
作量算定部21に通知する。この鋼板バランス量Ba,b
として、 Ba,b =(Pa−Pb)C (3) Ba,b =(Da−Db)d (4) Ba,b =(Ma−Mb)e (5) ただし、c,d,eは定数などが、鋼板の厚みや通板速
度などの生産情報や、ノズル位置や噴射圧力などの制御
範囲などに応じて選択される。
【0014】操作量算定部21は、鋼板バランス量算定
部22から通知された鋼板バランス量Ba,b を含む次式
のような算法に基づき噴射圧力Pa,Pbや間隔Da,
Dbなどの操作量を算定し、これらを機構部10に設定
する。 (6)式の関数Fとしては、上述した(1)式に示され
るもの、あるいは特開昭51ー111431号公報に開
示されたものが鋼板の厚みや通板速度などの生産情報
や、ノズル位置や噴射圧力などの制御範囲などに応じて
選択される。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
わるメッキ付着量の制御方法及び装置によれば、鋼板の
表裏各面側における制御パラメータのバランスの度合い
を示す量が鋼板バランス量B a,bとして操作量の算法に
帰還される構成であるから、各ノズルの噴射圧力や位置
などのアンバランスに起因する鋼板中心位置のずれの影
響が補正され、両面間の干渉が軽減されて表裏各面側の
制御の独立性が高まり、表裏非干渉の安定した制御が可
能になり、制御精度が向上するという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるメッキ付着量の制御
方法を適用する溶融金属メッキ装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】従来例のメッキ付着量の制御方法を適用する溶
融金属メッキ装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 制御対象の機構部 20 コントローラ 21 操作量算定部 22 鋼板バランス量算定部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融金属メッキ浴の鋼板出口側の表裏各面
    側のそれぞれに気体噴射ノズルを設置し、表裏各面のメ
    ッキ付着量の目標値と鋼板の通板速度とに応じて前記各
    気体噴射ノズルの位置と噴射圧力とを算定し操作量とし
    て設定するメッキ付着量の制御方法において、 前記鋼板の表裏各面側の実績値若しくは操作量又は目標
    値の差分の関数を鋼板バランス量として算定すること
    と、 この算定された鋼板バランス量を含む算法に基づき前記
    各噴射ノズルの位置と噴射圧力とを算定し操作量として
    設定することを含むことを特徴とするメッキ付着量の制
    御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記鋼板バランス量は、各気体噴射ノズルの噴射圧力の
    実績値又は操作量の差分の関数であることを特徴とする
    メッキ付着量の制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記鋼板バランス量は、各気体噴射ノズルの位置の実績
    値又は操作量の差分の関数であることを特徴とするメッ
    キ付着量の制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記鋼板バランス量は、表裏各面側のメッキ付着量の実
    績績又は目標値の差分の関数であることを特徴とするメ
    ッキ付着量の制御方法。
  5. 【請求項5】溶融金属メッキ浴の鋼板出口側の表裏各面
    側のそれぞれに気体噴射ノズルを設置し、表裏各面のメ
    ッキ付着量の目標値と鋼板の通板速度とに応じて前記各
    気体噴射ノズルの位置と噴射圧力とを算定し操作量とし
    て設定するメッキ付着量の制御装置において、 前記鋼板の表裏各面側の実績値若しくは操作量又は目標
    値の差分の関数を鋼板バランス量として算定する手段
    と、 この算定された鋼板バランス量を含む算法に基づき前記
    各噴射ノズルの位置と噴射圧力とを算定し操作量として
    設定する手段とを備えたことを特徴とするメッキ付着量
    の制御装置。
JP19341892A 1992-06-26 1992-06-26 メッキ付着量の制御方法及び装置 Withdrawn JPH0610108A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5950691A (en) * 1997-01-08 1999-09-14 Shikoku Kakoki Co., Ltd. High-speed liquid filling machine
JP2010126746A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Jfe Steel Corp めっき付着量制御方法およびその装置

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US5950691A (en) * 1997-01-08 1999-09-14 Shikoku Kakoki Co., Ltd. High-speed liquid filling machine
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