JPH0598666A - 作業機の運転室 - Google Patents

作業機の運転室

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JPH0598666A
JPH0598666A JP28386291A JP28386291A JPH0598666A JP H0598666 A JPH0598666 A JP H0598666A JP 28386291 A JP28386291 A JP 28386291A JP 28386291 A JP28386291 A JP 28386291A JP H0598666 A JPH0598666 A JP H0598666A
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cab
vibration
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driver
stoppers
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JP28386291A
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Michio Fushiki
道生 伏木
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転室の左右方向の振動を規制し、上下方向
の振動を効果的に緩衝できるようにする。 【構成】 運転室本体15の後面部15Cに一対のスト
ッパ24,24を設け、各ストッパ24内に各ボール2
5を転動可能に設けると共に、旋回レーム4にはガイド
27を各防振体31を介して取付け、ガイド27のガイ
ド部29を各ストッパ24間に各ボール25を介して上
下方向に可動に設け、運転室本体15の左右方向の振動
を各防振体31を介して規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油圧ショベル等
の作業機に設けられる作業機の運転室に関し、特に、本
体フレームからの振動が運転室に伝わるのを防止できる
ようにした作業機の運転室に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、作業機の本体フレームと、該本
体フレーム上に配設され、床板上に設けられた前面部、
後面部、左,右の側面部および上面部から箱形状に形成
された運転室本体と、該運転室本体の床板と本体フレー
ムとの間に設けられ、前記本体フレームからの振動が運
転室本体に伝わるのを緩衝する複数の緩衝支持体とから
なる作業機の運転室は知られている。
【0003】即ち、油圧ショベル等の作業機では、土砂
等の掘削作業時に掘削反力によって発生する振動や走行
時の振動が運転室に伝わると、該運転室内でのオペレー
タの居住性が悪くなり、操作レバー等の操作性が低下し
てしまうので、運転室本体の床板と本体フレームとの間
には複数の緩衝支持体を設け、本体フレームからの振動
が運転室本体に伝わるのを防止するようにしている。
【0004】ここで、この種の作業機の運転室に設けら
れる緩衝支持体としては防振ゴムや液体ダンパを組合せ
たビスカスマウント等が採用され、この緩衝支持体には
運転室本体の振動幅を、例えば2〜3mm程度のストロー
クに迎えるべくストッパが設けられている。そして、該
ストッパは運転室本体が横揺れするときに、その振動幅
を所定のストローク内に迎えることによって、運転室本
体が本体フレーム上の周囲部材、例えばブームシリンダ
等に衝突するのを防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、緩衝支持体に防振ゴムを用いる場合に、通
常数1000kg/cm2程度の圧力で防振ゴムを圧縮させて
硬めに設定し、運転室本体の振動幅をストッパによって
小さく抑えるようにしているから、岩盤等の掘削作業時
や悪路走行時に発生する大きな振動を緩衝支持体で十分
に緩衝できず、運転室内での騒音も大きくなるという問
題がある。
【0006】また、緩衝支持体にビスカスマウントを用
いた場合でも、振動時のストロークが小さく規制される
ため、振動を効果的に緩衝するのが難しいという問題が
ある。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は運転室本体が左右方向に横揺れ
するのを規制することによって、周囲の部材に接触する
のを防止できると共に、上下方向の振動に対して大きな
ストロークを与えることができ、運転室本体の振動を効
果的に緩衝できるようにした作業機の運転室を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する構成の特徴は、運転室本体の後
面部に左右方向に離間し、上下方向に伸長する一対のス
トッパを設け、本体フレームには該各ストッパ間に位置
して前記運転室本体が上下方向に振動するのを許し、該
運転室本体が左右方向に振動するのを防振ゴムを介して
規制する振動規制体を設けたことにある。
【0009】また、前記振動規制体は、前記各ストッパ
間に上下方向で可動に配設され、左右方向の動きが規制
されたガイドと、該ガイドを前記本体フレームに対し防
振ゴムを介して取付ける防振体とから構成するのが好ま
しい。
【0010】
【作用】上記構成により、振動規制体は運転室本体が左
右方向に振動するのを防振ゴムを介して規制するから、
運転室本体の床板と本体フレームとの間に設ける緩衝支
持体に大きなストローク(振動幅)を与えることがで
き、運転室本体の上下方向の振動をこの緩衝支持体によ
って緩衝することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図10に
基づき油圧ショベルを例に挙げて説明する。
【0012】まず、図1ないし図7に本発明の第1の実
施例を示す。
【0013】図において、1は下部走行体、2は旋回装
置、3は該旋回装置2を介して下部走行体1上に旋回可
能に搭載され、作業機本体を構成した上部旋回体を示
し、該上部旋回体3は、骨組構造をなす本体フレームと
しての旋回フレーム4と、該旋回フレーム4上に設けら
れた機械室5、運転室6およびカウンタウェイト7とか
ら構成され、旋回フレーム4の前部には運転室6の左側
に位置して後述する作業装置8用の取付ブラケット4A
が一体に設けられている。
【0014】8は上部旋回体3の前部に設けられた作業
装置を示し、該作業装置8は、旋回フレーム4の取付ブ
ラケット4Aに俯仰動可能に設けられたブーム9と、該
ブーム9の先端側に俯仰動可能に設けられたアーム10
と、該アーム10の先端側に回動可能に設けられたバケ
ット11とからなり、これらのブーム9、アーム10お
よびバケット11はブームシリンダ12、アームシリン
ダ13およびバケットシリンダ14によって差動され
る。
【0015】15は前記運転室6の本体を構成する運転
室本体を示し、該運転室本体15は図2に示す如く、床
板15Aと、該床板15A上に設けられた前面部15
B、後面部15C、左,右の側面部15D,15Dおよ
び上面部15Eとから箱形状のキャブボックスとして形
成されている。また、該運転室本体15には前面部15
B、後面部15Cおよび各側面部15Dの下端側に床板
15Aを固定する床板用ブラケット15Fが設けられ、
右側の側面部15Dには運転室本体15内にオペレータ
が乗り降りするためのドア16が開,閉可能に設けられ
ている。そして、該運転室本体15は旋回フレーム4の
上面部4B上に後述の各緩衝支持体17を介して取付け
られている。
【0016】17,17,…は旋回フレーム4からの振
動が運転室本体15に伝わるのを緩衝すべく、該運転室
本体15の床板15Aと旋回フレーム4との間に設けら
れた緩衝支持体を示し、該各緩衝支持体17は床板15
Aの四隅に前,後、左,右に離間して、例えば4個配設
され、図3にも示す如く一対のストッパ18,18と、
該各ストッパ18間に配設され、旋回フレーム4の上面
部4Bを挟持した一対の防振ゴム19,19と、該各防
振ゴム19の中心部を貫通して設けられた筒状のスペー
サ20と、旋回フレーム4側から該スペーサ20内に挿
通され、床板用ブラケット15F上でナット21が締着
されたボルト22とから構成されている。
【0017】ここで、該各緩衝支持体17はナット21
をボルト22に強く螺着することにより、各ストッパ1
8間で各防振ゴム19を圧縮変形させ、該各防振ゴム1
9に初期荷重を付与した状態で旋回フレーム4の上面部
4Bを強く挟持させている。そして、該各緩衝支持体1
7は旋回フレーム4上で運転室6全体を各防振ゴム19
を介して支持し、特に運転室本体15の上下方向振動を
緩衝するようになっている。また、旋回フレーム4の上
面部4Bと各ストッパ18との間には所定寸法の隙間S
1が形成され、運転室本体15の振動幅(ストローク)
をこの隙間S1の範囲内に規制している。
【0018】23は運転室本体15の後面部15Cに溶
接等の手段で固着して設けられたストッパ支持体を示
し、該ストッパ支持体23は後面部15Cの高さ方向中
間部に固着され、該後面部15Cの左右方向に所定長さ
をもって伸長している。また、該ストッパ支持体23の
左,右両端側には図6に示す如く断面コ字形状に形成さ
れ、上下方向に伸長する一対のストッパ24,24が一
体に設けられている。そして、該各ストッパ24は上,
下両端が閉塞され、左右方向の対向位置で開口する箱形
状に形成され、該各ストッパ24内には転動子としての
金属製のボール25,25,…が、例えば4個転動可能
に配設されている。
【0019】26は運転室本体15の左右方向の振動
(横揺れ)を規制する振動規制体を示し、該振動規制体
26は、図2に示す如く略L字形状に屈曲して形成され
たガイド27と、後述の各防振体31とから構成され、
ガイド27は下端側のブラケット部28と、該ブラケッ
ト部28から上向きに伸長し、図5に示す如く長方形状
に形成されたガイド部29とからなっている。そして、
該ガイド部29の左,右両端には上下方向に伸長する一
対の摺動板30,30が固着され、該各摺動板30は各
ストッパ24間で各ボール25に摺動することにより、
運転室本体15がガイド27に対して上下方向に相対変
位(振動)するのを許し、左右方向に振動するのを規制
している。また、ガイド27のブラケット部28はガイ
ド部29の下端側で左右方向に張り出して伸長し、その
左,右両端側は旋回フレーム4の上面4Bに各防振体3
1を介して取付けられている。
【0020】31,31は運転室本体15の後面部15
C近傍に位置し、旋回フレーム4の上面部4Bとガイド
27のブラケット部28との間に配設された防振体を示
し、該各防振体31は前記緩衝支持体17とほぼ同様
に、一対のストッパ32,32、一対の防振ゴム33,
33、スペーサ34、ナット35およびボルト36から
なるものの、該各防振体31はナット35をボルト36
に締着して各防振ゴム33間で旋回フレーム4の上面部
4Bを挟持したときに、該上面部4Bとストッパ32と
の間に図7に示す如く、例えば2〜3mm程度の隙間S2
(S2<S1)を形成するようになっている。そして、
該各防振体31はガイド27を旋回フレーム4上に各防
振ゴム33を介して弾性的に支持し、旋回フレーム4か
らの振動が運転室本体15を左右方向に振動(横揺れ)
させるようにガイド27に伝わるのを隙間S2に対応す
る振動幅(ストローク)をもって緩衝するようになって
いる。
【0021】本実施例による油圧ショベルは上述の如き
構成を有するもので、下部走行体1によって路上走行等
を行い、作業装置8によって土砂等の掘削作業を行う。
そして、バケット11からの掘削反力によって生じる振
動や走行時の振動が旋回フレーム4を介して運転室本体
15に伝わるときには、この振動を各緩衝支持体17の
各防振ゴム19および各防振体31の各防振ゴム33に
よって減衰でき、運転室本体8に大きな振動が伝わるの
を効果的に防止できる。
【0022】即ち、本実施例によれば、運転室本体15
の床板15Aと旋回フレーム4との間には、例えば4個
の緩衝支持体17,17,…を配設し、運転室本体15
の後面部15Cには左,右一対のストッパ24,24を
有するストッパ支持体23を固着し、該各ストッパ24
内に各ボール25を転動可能に設けると共に、該各スト
ッパ24間には左,右の摺動板30が各ボール25に摺
動するガイド27を上下方向に可動に配設し、該ガイド
27のブラケット部28を旋回フレーム4上に各防振体
31を介して取付ける構成としたから、下記のような作
用効果を奏する。
【0023】まず、旋回フレーム4が左右方向に振動
(横揺れ)するときには、この振動が運転室本体15に
伝わるのを各緩衝支持体17および各防振体31の各防
振ゴム19,33によって緩衝でき、このときの振動幅
(ストローク)が各防振体31のストッパ32と旋回フ
レーム4との隙間S2(図7参照)を越えるときには、
ストッパ32が旋回フレーム4に当接してガイド27の
これ以上の横揺れを規制できるから、該ガイド27に各
ローラ25および各ストッパ24を介して当接している
運転室本体15もガイド27と同様に横揺れが規制され
るようになり、運転室本体15の横揺れを図4に示すブ
ームシリンダ12との間の隙間S3(例えば20〜30
mm程度)の範囲内に抑えることができ、運転室本体15
がブームシリンダ12等の周囲部材に接触、干渉するの
を確実に防止できる。
【0024】一方、旋回フレーム4が上下方向に振動す
るときには、運転室本体15が各ストッパ24内に設け
た各ボール25によりガイド27に対して上下方向に相
対変位可能となっているから、運転室本体15はガイド
27に沿って上下方向に振動しつつ、この振動が旋回フ
レーム4と床板15Aとの間の各緩衝支持体17によっ
て緩衝されるようになる。そして、このときの振動幅
(ストローク)は各緩衝支持体17のストッパ18と旋
回フレーム4との間の隙間S1(図3参照)によって規
制されるものの、運転室本体15とブームシリンダ12
等との接触、干渉は前記ガイド27および各防振体31
等によって防止されるから、前記隙間S1を大きくして
上下方向の振動幅(ストローク)を大きく設定すること
が可能となる。
【0025】従って、本実施例では、各緩衝支持体17
のストッパ18と旋回フレーム4との間の隙間S1を大
きくすることによって、各緩衝支持体17の各防振ゴム
19に大きな振動減衰作用を与えることができ、運転室
本体15に上下方向の振動が伝わるのを効果的に緩衝で
きると共に、運転室6内でのオペレータの居住性や操作
レバー等の操作性を大幅に向上させることができる。
【0026】また、運転室本体15の上下方向の振動幅
(ストローク)を大きく取ることができるので、旋回フ
レーム4と運転室本体15の床板15Aとの間に配設す
る各緩衝支持体17を液体ダンパ等からなるビスカスマ
ウントによって構成することが可能となり、この場合に
は上下方向の振動をより効果的に緩衝できる等、種々の
効果を奏する。
【0027】次に、図8および図9は本発明の第2の実
施例を示し、本実施例では前記第1の実施例と同一の構
成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものと
するに、本実施例の特徴は、運転室本体15の後面部1
5Cに高さ方向中間部に位置して左右方向に離間し、上
下方向に伸長した断面L字形状をなす一対のストッパと
してのレール41,41を固着して設け、旋回フレーム
4には該各レール41間に伸長する振動規制体42を設
けたことにある。
【0028】ここで、該振動規制体42は図8、図9に
示す如く、旋回フレーム4の上面部4Bにボルト43、
43等を介して固着され、支持板44Aが上向きに延設
されたブラケット44と、該ブラケット44の支持板4
4A上端側に後述の防振体47を介して取付けられ、例
えば4個の転動子としてのローラ45,45,…を介し
て各レール41間に上下方向に可動に配設されたガイド
46とからなり、該ガイド46は各レール41間に配置
される長方形状のガイド板46Aと、該ガイド板46A
から後方に突設され、防振体47が取付けられた取付板
46Bとから構成されている。
【0029】47はブラケット44の支持板44A上端
側とガイド46の取付板46Bとの間に配設された防振
体を示し、該防振体47は前記第1の実施例で述べた防
振体31とほぼ同様に、一対のストッパ48,48、一
対の防振ゴム49,49、スペーサ50、ナット51お
よびボルト52からなり、該ボルト52およびナット5
1は支持板44Aと取付板46Bとの間に各防振ゴム4
9を各ストッパ48を介して締着している。そして、該
各ストッパ48と支持板44Aとの間には隙間S2が形
成され、運転室本体15が横揺れするときの振動幅(ス
トローク)をこの隙間S2の範囲内に規制している。ま
た、ブラケット44には支持板44Aの左,右両側に一
対の補強板44B,44Bが固着して設けられ、支持板
44Aが左右方向に撓むのを防止している。
【0030】かくして、このように構成される本実施例
でも、ガイド46のガイド板46Aに回動可能に設けた
各ローラ45を運転室本体15の各レール41に当接さ
せ、運転室本体15が旋回フレーム4に対して上下方向
に振動するのを許し、左右方向に振動するのを各防振ゴ
ム33を介して隙間S2の範囲内に規制する構成として
いるから、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。
【0031】次に、図10は本発明の第3の実施例を示
し、本実施例でも前記第1の実施例と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとするに、
本実施例の特徴は、運転室本体15の後面部15Cに一
対のストッパとしてのレール51,51を固着して設け
ると共に、旋回フレーム4の上面部4Bには振動規制体
52を設け、該振動規制体52を各ボルト53等を介し
て上面部4Bに固着されたブラケット54と、該ブラケ
ット54の支持板54Aに左右方向に突出して設けられ
た一対の防振ゴム55,55とから構成したことにあ
る。
【0032】ここで、各レール51およびブラケット5
4は前記第2の実施例で述べた各レール41およびブラ
ケット44とほぼ同様に構成され、ブラケット54には
支持板54Aの左,右両側に各補強板54Bが設けられ
ている。また、各防振ゴム55は支持板54Aの上端側
にボルト(図示せず)等を介して位置決めされ、その先
端面は各レール51との間に微小隙間t(t<S2)を
介して対面している。そして、該各防振ゴム55は運転
室本体15が上下方向に振動するのを許し、左右方向に
振動するときに各レール51に当接して弾性変形し、運
転室本体15の横揺れを前記各実施例とほぼ同様に隙間
S2の範囲内に規制するようになっている。
【0033】かくして、このように構成される本実施例
でも、各防振ゴム55によって運転室本体15の左右方
向の振動を緩衝でき、前記各実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができるが、特に本実施例では、振動規制
体52の構造を簡略化でき、コストダウンを図ることが
できる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、運転
室本体の後面部に左右方向に離間し、上下方向に伸長す
る一対のストッパを設け、本体フレームには該各ストッ
パ間に位置して運転室本体が上下方向に振動するのを許
し、左右方向に振動するのを防振ゴムを介して規制する
振動規制体を設けたから、運転室本体が左右方向に横揺
れするときに、ブームシリンダ等の周囲部材に接触する
のを防止でき、上下方向の振動幅(ストローク)を大き
く取ることが可能となる。従って、運転室本体の床板と
本体フレームとの間に設ける各緩衝支持体のストローク
を大きくでき、運転室本体の上下方向の振動を効果的に
緩衝できると共に、運転室内でのオペレータの居住性や
操作レバー等の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による油圧ショベルを示
す全体図である。
【図2】図1中の運転室等を拡大して示す一部破断の正
面図である。
【図3】緩衝支持体を示す図2中の矢示III-III 拡大断
面図である。
【図4】図1に示す油圧ショベルの右側面図である。
【図5】図2中の矢示V-V 方向拡大断面図である。
【図6】図5中の矢示VI-VI 方向拡大断面図である。
【図7】防振体を示す図5中の矢示VII-VII 方向拡大断
面図である。
【図8】第2の実施例による油圧ショベルの運転室を示
す図5と同様の断面図である。
【図9】図8中の矢示IX-IX 方向拡大断面図である。
【図10】第3の実施例による油圧ショベルの運転室を
示す図5と同様の断面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 3 上部旋回体 4 旋回フレーム(本体フレーム) 6 運転室 8 作業装置 15 運転室本体 15A 床板 15B 前面部 15C 後面部 15D 側面部 15E 上面部 17 緩衝支持体 18,32,48 ストッパ 19,33,49,55 防振ゴム 24 ストッパ 25 ボール 26,42,52 振動規制体 27,46 ガイド 31,47 防振体 41,51 レール(ストッパ) 44,54 ブラケット 45 ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機の本体フレームと、該本体フレー
    ム上に配設され、床板上に設けられた前面部、後面部、
    左,右の側面部および上面部から箱形状に形成された運
    転室本体と、該運転室本体の床板と本体フレームとの間
    に設けられ、前記本体フレームからの振動が運転室本体
    に伝わるのを緩衝する複数の緩衝支持体とからなる作業
    機の運転室において、前記運転室本体の後面部には左右
    方向に離間し、上下方向に伸長する一対のストッパを設
    け、前記本体フレームには該各ストッパ間に位置して前
    記運転室本体が上下方向に振動するのを許し、該運転室
    本体が左右方向に振動するのを防振ゴムを介して規制す
    る振動規制体を設けたことを特徴とする作業機の運転
    室。
  2. 【請求項2】 前記振動規制体は、前記各ストッパ間に
    上下方向で可動に配設され、左右方向の動きが規制され
    たガイドと、該ガイドを前記本体フレームに対し防振ゴ
    ムを介して取付ける防振体とから構成してなる請求項1
    に記載の作業機の運転室。
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