JPH059563U - 住宅用自動消火設備 - Google Patents

住宅用自動消火設備

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JPH059563U
JPH059563U JP015869U JP1586992U JPH059563U JP H059563 U JPH059563 U JP H059563U JP 015869 U JP015869 U JP 015869U JP 1586992 U JP1586992 U JP 1586992U JP H059563 U JPH059563 U JP H059563U
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fire
pipe
fire extinguishing
water
sprinkler head
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知博 太田
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Hochiki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】通常時はスプリンクラーヘッドに給水しないよ
うにして誤作動による放水を防止した簡単且つ安価な一
般住宅用の自動消火設備を提供する。 【構成】水道本管1からの配管が三方電磁弁5の取水側
に接続され、三方電磁弁5の流出側には一般用給水配管
6と消火用配管7とが夫々への給水が切換えられるよう
接続され、閉鎖型スプリンクラーヘッド8が消火用配管
7の必要な箇所に取付けられ、熱感知器9が火災を感知
すると住宅情報盤13に通報してその制御により三方電
磁弁5を作動させ、一般用給水配管6から消火用配管7
にその給水を切換えてスプリンクラーヘッド8から放水
を開始する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スプリンクラー消火設備に関し、特に住宅用又は小規模ビル用とし て好適な住宅用自動消火設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の住宅用スプリンクラー消火システムは、例えば、図6に略図で 示すような「スプリンクラー消火設備」が開示されている(特開平1−1667 76)。 図6において、その構成は、水道の給水管23から給水栓24までの配管を、 取水側に設けた制水弁25を介してスプリンクラー設備が必要な夫々の室内に順 次引き通したスプリンクラー用配管27に形成し、この配管27の必要箇所に、 スプリンクラーヘッド26を設けるようにしたことにより、スプリンクラー用配 管27に常時水が流れるようにしてある湿式のスプリンクラー消火設備である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術にあっては、スプリンクラー配管の中を 常時水が流れるようにしてあるため、スプリンクラーヘッドが誤って作動したよ うな場合、火災が発生していないのに放水が始まってしまうことがあるという問 題があった。
【0004】 その上、従来、スプリンクラー設備は大きなビルのような大建築構造物用のも のがほとんどであって、設備の構造が複雑なため、コストが高くなり、一般住宅 用にはあまり普及していなかった。 それにも拘らず、最近では一般住宅についても防災の意識が台頭し始め、それ に伴い、防災防犯設備を備えることがしばしば見られるようになってきた。
【0005】 そのような防災防犯設備としては火災感知器や防犯検出器等が設けられ、そこ から発生する情報を住宅情報盤で監視するといったようなものがある。 しかし、このような防災防犯設備としても、いまだ一般住宅に適したスプリン クラーシステムが開発されていなかったため、上記の問題を解決した一般住宅用 のスプリンクラーシステムの開発が急務であるという問題があった。
【0006】 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、誤動作によりス プリンクラーヘッドが作動してしまっても放水することのない簡単にして安価な 確実に作動しうる一般住宅用の住宅用自動消火設備を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本考案の住宅用自動消火装置にあっては、取水側は水 道本管に接続され流出側は給水用配管か又はスプリンクラーヘッドを取付けた消 火用配管に切換え流出しうるように接続した切換弁と、室内に設けられた火災感 知器に接続されると共に切換弁の動作を制御する制御手段とを含む。
【0008】 この制御手段は、通常時には、切換弁を介し水道本管と給水用配管とを接続し た通常の給水経路を形成し、火災感知器の作動時には切換弁を切換えて水道本管 と消火用配管とを接続した消火用給水経路を形成するよう制御することを特徴と する。 ここで、消火用配管にある点と他の点とを接続するループ配管を設けるように してもよい。
【0009】 また本考案の家庭用自動消火設備は、取水側は水道本管に接続され流出側は給 水用配管か又はスプリンクラーヘッドを取付けた消火用配管に切換え流出しうる ように接続した第1切換弁と、第1切換弁の2次側となる消火用配管を更に居室 側と台所側とに分岐して少なくともいずれか一方の分岐先を切換選択する第2切 換弁と、台所側へ分岐した消火用配管に設けられて泡ヘッドより消火泡を放出さ せる泡消火設備と、第1及び第2の切換弁を制御する制御手段とを含む。
【0010】 この制御手段は、居室側に設けた火災感知器の作動時には第1及び第2切換弁 を切換えて水道本管から居室側の消火用配管に至る消火用給水経路を形成するよ う制御し、台所側に設けた火災感知器の作動時には第1及び第2切換弁を切換え て水道本管から台所側の消火用配管及び泡消火設備に至る消火用給水経路を形成 するよう制御することを特徴とする。
【0011】 ここで台所側には熱感知器を設置し、この熱感知器の火災検出信号が得られた 時に制御手段による第1及び第2の切換弁の切換作動で泡ヘッドより消火泡を放 出させる。 また居室側には熱感知器および閉鎖型スプリンクラーヘッドを設置し、熱感知 器の火災検出信号が得られた時に制御手段による第1及び第2の切換弁の切換作 動で居室側の消火用配管に水道水を供給し、閉鎖型スプリンクラーヘッドの感熱 作動で水道水を散布させる。
【0012】 更に、居室側に煙感知器を設置すると共に、感熱部材で支持されたプレートの 落下で作動して火災検出信号を出力するスイッチを備えた閉鎖型スプリンクラー ヘッドを設置し、煙感知器とスイッチの両方の火災検出信号が得られた時に制御 手段による第1及び第2の切換弁の切換作動で居室側の消火用配管に水道水を供 給し、閉鎖型スプリンクラーヘッドの感熱作動で水道水を散布させる。
【0013】 また切換弁並びに第1及び第2の切換弁としては、三方電磁弁を用いるか、或 いは、2次側となる分岐側の各々に電磁弁を設ければよい。
【0014】
【作用】
本考案は、上記のように構成したことにより、通常時は水道本管から切換弁を 介して一般給水配管に接続され、スプリンクラーヘッドが取付けられている消火 用配管への給水は遮断されているので、スプリンクラーヘッドが誤って作動した としても放水は行われず安全が確保される。
【0015】 また火災感知器が作動したときには制御手段を介して三方電磁弁が作動し、一 般給水配管への給水を消火用配管に切換えるようにしたので一般の給水配管へは 流れず、すべて消火用配管に流れて効果的に消火が行われる。 更に、油火災等が予想される台所側を居室側と分けて泡消火設備を設置し、台 所側に熱感知器を設置して火災を検出した時には、台所側の消火用配管にのみ水 道水を供給するように切換えて泡放出により確実に消火できる。
【0016】 更にまた、居室側に煙感知器を設置した場合の誤動作を防止するため、感熱部 材で支持されたプレートの落下でオンするスイッチを備えた所謂コーンシールド 型の閉鎖型スプリンクラーヘッドを使用し、煙感知器とスイッチとの両方からの 火災検出信号が得られた時に居室側の消火用配管に水道水を供給するように切換 え、煙感知器の誤動作による放水を確実に防止する。
【0017】
【実施例】
図1は本考案の一実施例による住宅用自動消火設備の構成図であり、2は本考 案の他の実施例による住宅用自動消火設備の構成図である。 1は水道本管、5はそこからの配管が取水側に接続された三方電磁弁、6及び 7はその各々に対する給水を三方電磁弁5によって切換えうるよう三方電磁弁5 の流出側に接続された一般用給水配管と消火用配管、8は消火用配管7の各必要 な箇所に取付けられ火災の熱を感知すると開放して放水を開始する閉鎖型スプリ ンクラーヘッド、9は火災の発生を感知すると火災信号を出力する熱感知器、1 3は配線10を介して熱感知器9に接続され熱感知器9からの火災信号を受けて 警報を発し、三方電磁弁5を作動させる等、消火システムを制御するほか、防犯 感知器等に接続されそれらの制御をも行う住宅情報盤である。
【0018】 そして、水道本管1から止水弁2,4及び水道メータ3を介して給水する配管 は三方電磁弁5の共通取水口に接続され、他の2つの流出口には夫々一般用給水 配管6及び消火用配管7が接続されているが、三方電磁弁5により常にそのどち らかが共通取水口に接続され、他方への給水は遮断されるように動作する。 通常時は、三方電磁弁5は水道本管1を一般用給水配管6に接続するようにさ れ、熱感知器9が火災の発生を住宅情報盤13に通報したとき、住宅情報盤13 は配線11を介して三方電磁弁5を作動させ、水道本管1を消火用配管7に接続 してスプリンクラーヘッド8に給水するよう切換え、消火用配管7に給水してい るときは、一般用給水配管6への給水は遮断されるので、消火用水量を確保する ことができる。
【0019】 火災が鎮火し、熱感知器9が復旧したことを住宅情報盤13に通報すると、所 定時間経過後住宅情報盤13は再び三方電磁弁5を作動させて一般用給水配管6 に給水するよう切換え、消火用配管7への給水は遮断されてスプリンクラーヘッ ド8からの余分な放水を防止する。 もし再着火した場合は再び三方電磁弁5を消火用配管側に切換えてスプリンク ラーヘッドから放水させる。
【0020】 このようにして余分な放水による被害を最小にし、自動的に通常の一般用給水 状態に戻る。 図2は本考案の他の実施例による住宅用スプリンクラーシステムの構成図であ る。 図2の実施例では、消火用配管7の取水側aとスプリンクラーヘッドをいくつ か通過した先の点bとを配管で接続するようにした。このようにすることにより 更に効果的な消火用給水を達成することがきる。
【0021】 図3は本考案の他の実施例を示した実施例構成図であり、この実施例にあって は、住戸内の消火対象区域を居室側と台所側に分け、台所側に泡消火設備を設け たことを特徴とする。 図3において、水道本管1から消火用配管7までの構成は図1の実施例と同じ であるが、消火用配管7は更に居室30側のスプリンクラー配管7aと台所22 側の泡配管7bとに分岐されている。消火用配管7から分岐されたスプリンクラ ー配管7aの分岐部分には電磁弁17aが設けられ、同様に泡配管7bの分岐部 分にも電磁弁17bが設けられる。
【0022】 ここで、一般用給水配管6と消火用配管7を切換える三方電磁弁5を第1切換 弁とすると、電磁弁17a,17bは第2切換弁を構成する。電磁弁17bを介 して設けられた泡配管7bには泡消火に使用する薬液を充填した原液タンク18 が接続される。即ち、原液タンク18は入口配管18aによる水道水の加圧供給 を受けて、貯留している消火薬剤の原液を出口配管18bから押し出す。
【0023】 泡配管7bと原液タンク18からの出口配管18bが接続される部分のそれぞ れにはオリフィス19a,19bが設けられており、オリフィス19aを通った 水道水にオリフィス19bを通った消火薬剤原液を例えば3%の比率で混合する ことで泡消火薬剤を作り出す。泡配管7bの管末には泡ヘッド20が設けられ、 消火泡を放出する。また台所22側には火災感知器として熱感知器21が設置さ れている。
【0024】 一方、居室30側に引き出されたスプリンクラー配管7aには居室30毎にコ ーンシールド型のスプリンクラーヘッド32を設置している。コーンシールド型 のスプリンクラーヘッド32はマイクロスイッチ33を備えており、火災による 熱を受けるとまずカバープレートが感熱動作により脱落し、マイクロスイッチ3 3がオンして火災検出信号を出力する。この火災検出用のマイクロスイッチ33 を備えたコーンシールド型のスプリンクラーヘッド32は煙感知器31と組み合 わせて使用される。
【0025】 図4は図3の居室30側に設置されるコーンシールド型のスプリンクラーヘッ ドの構成を示した説明図である。 図4において、スプリンクラー配管7aに対し立下り管34を介してコーンシ ールド型のスプリンクラーヘッド32が接続される。スプリンクラーヘッド32 は取付金具35により天井43の取付穴44に位置決め支持されている。スプリ ンクラーヘッド32はSP本体36の噴出口にガスケット37を設け、このガス ケット37を感熱分解部38で支持することで閉鎖している。
【0026】 更に、スプリンクラーヘッド32の下部に設置されたデフレクター40の部分 には低温ハンダ39によりカバープレート41が装着されている。カバープレー ト41に対しては取付金具35側に設けたマイクロスイッチ33のスイッチノブ 42が当接しており、図示のスイッチノブ42の状態でマイクロスイッチ33は オフしており、火災による熱を受けて低温ハンダ39が溶融し、カバープレート 41が脱落するとスイッチノブ42の拘束が解除されてマイクロスイッチ33が オンし、火災検出信号を出力する。
【0027】 尚、図4に示すコーンシールド型のスプリンクラーヘッド32の詳細は特開平 3−292968号に示される。 再び図3を参照するに、台所22側に設けた熱感知器21、居室30側に設け た煙感知器31、及びコーンシールド型のスプリンクラーヘッド32のマイクロ スイッチ33の各検出信号は制御手段として機能する住宅情報盤13に接続され ている。また、三方電磁弁5及び電磁弁17a,17bに対しても住宅情報盤1 3より駆動信号が供給できるようにしている。
【0028】 住宅情報盤13は居室30側の火災と台所22側の火災に対し次のように制御 する。 まず、居室30側の火災発生については、火災による煙を感知して最初に煙感 知器31が発報し、火災検出信号を住宅情報盤13に送ってくる。この煙感知器 31からの火災検出信号を受けて住宅情報盤13は住戸内に火災警報を出す。更 に火災が進むとコーンシールド型のスプリンクラーヘッド32に設けている図4 に示したカバープレート41の低温ハンダ39が溶け、カバープレート41が脱 落してマイクロスイッチ33がオンし、火災検出信号を住宅情報盤13に出力す る。
【0029】 このとき住宅情報盤13は煙感知器31の火災検出信号とコーンシールド型の スプリンクラーヘッド32に設けたマイクロスイッチ33の火災検出信号の両方 が受信されたことを条件に三方電磁弁5を一般用給水配管6から消火用配管7に 切り換え、続いて電磁弁17aをオンしてスプリンクラー配管7aへの流路を開 き、水道本管1からの水道水をスプリンクラー配管7aに充満させる。
【0030】 このようなスプリンクラー配管7aに対する水道水の加圧供給状態で火災によ る熱を受けてコーンシールド型のスプリンクラーヘッド32が感熱動作すると、 感熱動作したスプリンクラーヘッド32から水道水が居室30内に散布されるよ うになる。 スプリンクラーヘッド32の感熱作動は図4に示した感熱分解部38が火災に よる熱を受けて分解脱落し、ガスケット37の閉止が解除されることでスプリン クラー配管7aからの水道水をデフレクター40に当てながら下方に散布する。
【0031】 尚、上記実施例においては、カバープレート41を低温ハンダ39によりスプ リンクラーヘッド本体側に固着した場合を例にとるものであったが、スプリンク ラーヘッド本体側の作動温度より低い作動温度で変形してカバープレート41の 保持を解除する形状記憶金属を使用したスプリンクラーヘッドについても同様に 適用できる。
【0032】 更に図3の実施例にあっては、住宅情報盤13に放水停止スイッチ50が設け られており、スプリンクラーヘッド32による水道水の散布を停止したい場合に は放水停止スイッチ50を操作すると電磁弁17aがオフしてスプリンクラー配 管7aに対する水道水の供給を遮断し、また三方電磁弁5が消火用配管7から一 般給水配管6への水道水の供給に切り換わる。
【0033】 次に台所22側で調理中に油に火が付いて火災となった場合の動作を説明する 。 台所22側の火災で熱感知器21が作動すると、熱感知器21の発報を住宅情 報盤13で受信し、住戸内に火災警報を出す。同時に住宅情報盤13により三方 電磁弁5を駆動して一般給水配管6から消火用配管7への水道水の供給に切り換 え、続いて電磁弁17bをオンして泡配管7bに水道水を供給する。
【0034】 泡配管7bに水道水が供給されると原液タンク18より消火薬剤が押し出され 、オリフィス19a,19bの2次側で水道水と混合され、泡ヘッド20に供給 されることで泡ヘッド20より消火泡を台所22内に放出し、油火災を効果的に 消火する。 図5は台所側に泡消火設備を設けた本考案の他の実施例を示した実施例構成図 であり、この実施例にあっては図3で消火配管7からスプリンクラー配管7a及 び泡配管7bへの分岐部に設けていた電磁弁17a,17bの代わりに三方電磁 弁45を設けたことを特徴とし、それ以外の構成は図3の実施例と同じになる。
【0035】 三方電磁弁45は居室30側の火災時には消火用配管7からスプリンクラー配 管7aに消火用水を供給するように切り換わり、一方、台所22側の火災時には 消火用配管7から泡配管7bに水道水を供給するように切り換わる。 尚、図3及び図5の実施例にあっては、居室30側に煙感知器31を設けてい るためにスプリンクラーヘッドとして火災検出用のマイクロスイッチ33を備え たコーンシールド型のスプリンクラーヘッド32を設置しているが、図1に示し たように居室30側に熱感知器9を設置した場合には、マイクロスイッチ33を もたない通常の閉鎖型スプリンクラーヘッドを使用し、熱感知器9からの火災検 出信号でスプリンクラー配管7aに水道水を供給するように切り換えればよい。
【0036】 また、図3及び図5の実施例にあっては、放水停止スイッチ50を住宅情報盤 13の外部に接続した場合を例にとっているが、住宅情報盤13の操作パネルに 一体に設けてもよいことは勿論である。
【0037】
【考案の効果】
以上説明してきたように本考案によれば、火災発生時においてのみスプリンク ラーヘッド側に水道水を給水するようにしたので、簡単且つ安価にしてスプリン クラーヘッドの誤作動による放水を防止することができ、住宅用として適した所 謂予作動式のスプリンクラーを用いた消火設備を提供できる。
【0038】 また、油火災等が予想される台所側については泡消火設備を設けることで、油 火災に対しより効果的な消火を行うことができる。 更に、居室側に早期に火災検知ができる煙感知器を設置した場合には、感熱動 作によるプレートの脱落で作動するスイッチを備えた所謂コーンシールド型のス プリンクラーヘッドを使用することで、煙感知器とスプリンクラーヘッドに設け たスイッチからの火災検出信号の両方が得られたとき初めてスプリンクラー側に 水道水を給水するため、煙感知器の誤動作で不必要にスプリンクラー側に水道水 が充満されず、誤動作で充満された水道水を配管から抜く排水作業の手間を省き 、運用管理をより行い易くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した実施例構成図
【図2】本考案の他の実施例を示した実施例構成図
【図3】台所側に泡消火設備を設けた本考案の実施例を
示した実施例構成図
【図4】図3の居室側で使用するコーンシールド型のス
プリンクラーヘッドの説明図
【図5】台所側に泡消火設備を設けた本考案の他の実施
例を示した実施例構成図
【図6】従来技術のスプリンクラー消火設備の構成図
【符号の説明】
1:水道本管 2:止水弁 3:水道メータ 4:止水弁 5:三方電磁弁 6:一般用給水配管 7:消火用配管 7a:スプリンクラー配管 7b:泡配管 8:スプリンクラーヘッド(閉鎖型) 9:熱感知器 10:配線 11:配線 12:排水弁 13:住宅情報盤 14:排水弁 15:圧力計 16:ループ配管 17a,17b:電磁弁(第2切換弁用) 18:原液タンク 18a:入口配管 18b:出口配管 19a,19b:オリフィス 20:泡ヘッド 21:熱感知器 30:居室 31:煙感知器 32:コーンシールド型のスプリンクラーヘッド 33:マイクロスイッチ 34:立下り管 35:取付金具 36:SP本体 37:ガスケット 38:熱分解部 40:デフレクター 41:カバープレート 42:スイッチノブ 43:天井 44:取付穴 50:放水停止スイッチ

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取水側は水道本管に接続され流出側は給水
    用配管か又はスプリンクラーヘッドを取付けた消火用配
    管に切換え流出しうるように接続した切換弁と、室内に
    設けられた火災感知器に接続されると共に前記切換弁の
    動作を制御する制御手段とを含み、前記制御手段は、通
    常時には、前記切換弁を介し前記水道本管と前記給水用
    配管とを接続した通常の給水経路を形成し、前記火災感
    知器の作動時には前記切換弁を切換えて前記水道本管と
    前記消火用配管とを接続した消火用給水経路を形成する
    よう制御することを特徴とする住宅用自動消火設備。
  2. 【請求項2】請求項1記載の住宅用自動消火設備に於い
    て、前記消火用配管にある点と他の点とを接続するルー
    プ配管を設けたことを特徴とする住宅用自動消火設備。
  3. 【請求項3】取水側は水道本管に接続され流出側は給水
    用配管か又はスプリンクラーヘッドを取付けた消火用配
    管に切換え流出しうるように接続した第1切換弁と、該
    第1切換弁の2次側となる前記消火用配管を更に居室側
    と台所側とに分岐して少なくともいずれか一方の分岐先
    を切換選択する第2切換弁と、台所側へ分岐した消火用
    配管に設けられて泡ヘッドより消火泡を放出させる泡消
    火設備と、前記第1及び第2の切換弁を制御する制御手
    段とを含み、前記制御手段は、居室側に設けた火災感知
    器の作動時には前記第1及び第2切換弁を切換えて前記
    水道本管から居室側の消火用配管に至る消火用給水経路
    を形成するよう制御し、台所側に設けた火災感知器の作
    動時には前記第1及び第2切換弁を切換えて前記水道本
    管から台所側の消火用配管及び泡消火設備に至る消火用
    給水経路を形成するよう制御することを特徴とする住宅
    用自動消火設備。
  4. 【請求項4】請求項3記載の住宅用自動消火設備に於い
    て、前記台所側に熱感知器を設置し、該熱感知器の火災
    検出信号が得られた時に前記制御手段による第1及び第
    2の切換弁の切換作動で泡ヘッドより消火泡を放出させ
    ることを特徴とする住宅用自動消火設備。
  5. 【請求項5】請求項3記載の住宅用自動消火設備に於い
    て、前記居室側に熱感知器および閉鎖型スプリンクラー
    ヘッドを設置し、該熱感知器の火災検出信号が得られた
    時に前記制御手段による第1及び第2の切換弁の切換作
    動で居室側消火用配管に水道水を供給し、該閉鎖型スプ
    リンクラーヘッドの感熱作動で水道水を散布させること
    を特徴とする住宅用自動消火設備。
  6. 【請求項6】請求項3記載の住宅用自動消火設備に於い
    て、前記居室側に煙感知器を設置すると共に、感熱部材
    で支持されたプレートの落下で作動して火災検出信号を
    出力するスイッチを備えた閉鎖型スプリンクラーヘッド
    を設置し、前記煙感知器とスイッチの両方の火災検出信
    号が得られた時に前記制御手段による第1及び第2の切
    換弁の切換作動で居室側消火用配管に水道水を供給し、
    該閉鎖型スプリンクラーヘッドの感熱作動で水道水を散
    布させることを特徴とする住宅用自動消火設備。
  7. 【請求項7】請求項1,3記載の住宅用自動消火設備に
    於いて、前記切換弁並びに第1及び第2の切換弁として
    三方電磁弁を用いたことを特徴とする住宅用自動消火設
    備。
  8. 【請求項8】請求項1,3記載の住宅用自動消火設備に
    於いて、前記切換弁並びに第1及び第2の切換弁とし
    て、2次側となる分岐側の各々に電磁弁を設けたことを
    特徴とする住宅用自動消火設備。
JP015869U 1991-03-29 1992-03-26 住宅用自動消火設備 Pending JPH059563U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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