JPH0595450U

JPH0595450U - 掃除機のノズル装置

Info

Publication number: JPH0595450U
Application number: JP6950591U
Authority: JP
Inventors: 寿良野村
Original assignee: 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
Priority date: 1991-08-30
Filing date: 1991-08-30
Publication date: 1993-12-27

Abstract

(57)【要約】【目的】掃除機のノズル装置において、パワ−ブラシ
駆動用モ−タを用いて隅ブラシをモータで回し塵埃を集
めることを目的とする。【構成】駆動モータ３４の回転出力は、プ−リ３６、
ベルト３５によってパワ−ブラシ３３に、プ−リ２、ベ
ルト１２、プ−リ１０、シャフト９、プ−リ１１、ベル
ト１３、ウォ−ム３ｂ、ウォ−ムホイ−ル４ｂ、プ−リ
６ｂ、ベルト８ｂによって隅ブラシ３２ｂに、ウォ−ム
３ａ、ウォ−ムホイ−ル４ａ、プ−リ６ａ、ベルト８ａ
によって隅ブラシ３２ａにそれぞれ伝達される。【効果】パワーブラシ駆動用モータを用いて、複数の
隅ブラシを回転させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、塵埃を吸引する掃除機のノズル装置に於て、特にパワーブラシと隅ブラシの伝達機構に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来掃除機のノズル装置には図３に示すように、円筒型らせん状に突起物３９を設けノズル装置１に回転可能に取り付けられたパワーブラシ３３と、本体からの電流で駆動されるモータ３４と、モ−タ３４の出力軸に設けられたプーリー３６を介し、モータ３４の出力をパワーブラシ３３に伝達するベルト３５と、ノズル装置１の前方両側面にそれぞれ回転可能に取り付けられた円筒中空状のベース３７にブラシ３８を植え込んだ隅ブラシ３２ａ，ｂとを備えている。

【０００３】このような構成のノズル装置１は、床面を清掃する際にはモータ３４の出力によりパワーブラシ３３を回転させてノズル吸引口の中央部に塵埃をたたき出して清掃する。

【０００４】また、隅ブラシ３２ａ，ｂには部屋の隅部などの掃除を行なう際に、隅ブラシ３２ａ，ｂの外側が壁にあたり回転し塵埃を集めていた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

このような掃除機のノズル装置に於いては、隅ブラシ３２ａ，ｂは回転可能に取り付けられているだけで外部より力が加わらないと回転することが無い。このため、部屋の隅部意外に於いては、集塵する事ができない。

【０００６】よって、ノズル部より離れた位置にある塵埃を吸引しやすくする必要があった。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

このような課題を解決するために、本考案はノズル装置本体に、複数の隅ブラシとパワーブラシとパワーブラシを回転させるための駆動モータを備えた掃除機のノズル装置に於て、駆動モータの出力を複数の隅ブラシとパワーブラシに伝達する伝達機構を備えたものである。また、上記伝達機構は、上記複数の隅ブラシへの駆動モ−タの出力の伝達に、シャフトやプ−リとベルトを用いたものとしてもよい。

【０００８】

【作用】

隅ブラシを、パワーブラシを回転させるための駆動モータと連動し、隅ブラシを回転させるようにしたので、ノズル吸引口より離れた所の毛足の下のある塵埃も浮き立たせて吸引できる。

【０００９】

【実施例】

図１〜図２を参照して本考案による実施例を説明する。また、従来技術と同様の構成については符号を同一とし、説明を省略する。図１に本考案による第１の実施例を示す。従来技術と同様に駆動モ−タ３４の出力軸には、第１のプ−リ３６が取り付けられているが、本実施例ではさらに、このプ−リ３６の両側に第２のプ−リ２と、ウォ−ム３ａが同軸に取り付けられている。また、従来技術と同様に、パワーブラシ３３の一端部３３ａと駆動モ− タ３４はプ−リ３６、ベルト３５により連動されている。

【００１０】また、ノズル装置１には、ウォ−ム３ａと噛みあうウォ−ムホイ−ル４ａが回転可能に取り付けられている。また、このウォ−ムホイ−ル４ａと同軸にプ−リ６ａが取り付けられている。また、隅ブラシ３２ａのベ−ス３７ａの上には、プ −リ７ａが同軸に固定され、プ−リ６ａとベルト８ａを介して連動されている。

【００１１】さらに、ノズル装置１にはパワ−ブラシ３３と平行にシャフト９が回転可能に軸支され、シャフト９の両端にはプ−リ１０、１１が固定されている。そして、プ−リ１０はプ−リ２とベルト１２で連結され、プ−リ１１はベルト１３を介してウォ−ム３ｂに連結されている。

【００１２】ノズル装置１のもう一方の隅ブラシ３２ｂはウォ−ム３ｂと、ウォ−ムホイ− ル４ｂ、プ−リ６ｂ、ベルト８ｂ、プ−リ７ｂによって、隅ブラシ３２ａ側と同様に連結されている。

【００１３】このような構成のノズル装置は清掃を開始すると、本体より供給される電流により駆動モータ３４が回転し、この回転力はベルト１２、３５によりそれぞれパワ−ブラシ３３とシャフト９に伝達される。また、ウォ−ム３ａとウォ−ムホイ −ル４ａによって、方向を変えられた回転力はプ−リ６ａ，７ａを介して隅ブラシ３２ａを回転させる。

【００１４】さらに、シャフト９、ウォ−ム３ｂ、ウォ−ムホイ−ル４ｂ、プ−リ６ｂ、ベルト８ｂ、プ−リ７ｂによって伝達された回転力は隅ブラシ３２ｂを回転させる。

【００１５】このような構成にすることにより、１個の駆動モータ３４でパワーブラシ３３と隅ブラシ３２ａ，ｂを駆動させることができる。図２に本考案によるノズル装置の第２の実施例を示す。

【００１６】本実施例は、駆動モータ３４からパワーブラシ３３及び隅ブラシ３２ａへの回転力の伝達は第１の実施例と同じ構成になっている。

【００１７】しかしながら、隅ブラシ３２ｂへの回転力伝達手段として、プ−リ６ａと同軸にプ−リ１４を設け、隅ブラシ３２ｂ側にプ−リ１５を設け、プ−リ１４とプ− リ１５をベルト１６で連結している。また、プ−リ１５と同軸にプ−リ１７を設け、隅ブラシ３２ｂと同軸に固定されたプ−リ１９とベルト１８で連結している。

【００１８】本実施例によれば、駆動モータ３４の出力をベルト１６を介することにより隅ブラシ３２ｂに伝達できる。

【００１９】尚、回転伝達手段として上記実施例以外に、チェ−ン、Ｖベルトと滑車の組合せ等を用いてもよい。

【００２０】

【考案の効果】

本提案のノズル装置によれば、１個の駆動モータで、パワーブラシとノズル装置の両端に取り付けられた隅ブラシを駆動することが出来るので、簡単な構成でより集塵能力の高いノズル装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）本考案の掃除機のノズル装置の第１の実
施例を示した底面図である。（ｂ）本考案の掃除機のノズル装置の第１の実施例を示
した側面図である。

【図２】本考案の掃除機のノズル装置の第２の実施例を
示した底面図である。

【図３】（ａ）従来の掃除機のノズル装置を示した底面
図である。（ｂ）従来の掃除機のノズル装置を示した側面図であ
る。

【符号の説明】

１ノズル装置本体２、６ａ，ｂ、７ａ，ｂ、１０、１１、１７、１９、３
６プ−リ３ａ，ｂウォ−ム４ａ，ｂウォ−ムホイ−ル８ａ，ｂ、１２、１６、１８、３５ベルト９シャフト３２隅ブラシ３３パワ−ブラシ３４モ−タ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ノズル装置本体に、複数の隅ブラシとパ
ワーブラシとパワーブラシを回転させるための駆動モー
タを備えた掃除機のノズル装置に於て、前記駆動モータの出力を前記複数の隅ブラシと前記パワ
ーブラシに伝達する伝達機構を備えたことを特徴とする
掃除機のノズル装置
【請求項２】前記伝達機構は、前記複数の隅ブラシへ
の駆動モ−タの出力の伝達に、シャフトを用いたことを
特徴とする請求項１記載の掃除機のノズル装置。
【請求項３】前記伝達機構は、前記複数の隅ブラシへ
の駆動モ−タの出力の伝達に、プ−リとベルトを用いた
ことを特徴とする請求項１記載の掃除機のノズル装置。