JPH0594240U - 光ファイバ母材の加工装置 - Google Patents

光ファイバ母材の加工装置

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JPH0594240U
JPH0594240U JP3986492U JP3986492U JPH0594240U JP H0594240 U JPH0594240 U JP H0594240U JP 3986492 U JP3986492 U JP 3986492U JP 3986492 U JP3986492 U JP 3986492U JP H0594240 U JPH0594240 U JP H0594240U
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JP
Japan
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optical fiber
fiber preform
glass
frame
lathe
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Pending
Application number
JP3986492U
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English (en)
Inventor
徳行 三富
幸一郎 渡辺
浩一 高橋
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、光ファイバ母材とダミー棒などの
ガラス棒を溶着する際、これらの両ガラス素材の破損を
防止するようにした光ファイバ母材の加工装置を提供せ
んとするものである。 【構成】 本考案は、互いに対峙して相対的に移動可能
に設置された旋盤1の一方のフレーム2で光ファイバ母
材Mの片端を把持すると共に、他方のフレーム3でガラ
ス棒Gの片端を把持し、これらの両部材M,Gの遊端側
Ma,Gaを加熱しつつ当接させて溶着する光ファイバ
母材の加工装置において、少なくとも前記一方のフレー
ム2または3側に光ファイバ母材Mまたはガラス棒Gの
当接力を検知する検出部8を設け、当該検出部8からの
検知情報により可動フレーム3を制御して、ガラス素材
の破損を防止するようにした装置にある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光ファイバ母材とダミー棒などのガラス棒を溶着する光ファイバ母 材の加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバは、一般に次のようにして製造される。先ず、VAD法などにより コアとなる部分を含む石英系ガラス微粒子の堆積体を作る。その後、この堆積体 を焼結して透明ガラス化することによって透明石英系ガラスロッドからなる光フ ァイバ母材(コア母材)を作成する。この光ファイバ母材を延伸し、さらに、O VD法などにより外付けを行い、焼結してクラッド部分を有する光ファイバ母材 (コアクラッド母材)を作る。この光ファイバ母材を線引き装置にセットして細 線化(ファイバ化)すれば、目的とする光ファイバが得られる。
【0003】 従来、上記コアクラッドを有する光ファイバ母材の延伸にあたっては、図2に 示した如きガラス旋盤1を用いて、この光ファイバ母材Mに予めダミー棒である ガラス棒Gを溶着接続して行っていた。 つまり、互いに対峙して相対的に移動可能に設置された、固定フレーム2と可 動フレーム3を有するガラス旋盤1において、例えば上記固定フレーム2側にチ ャック4を介して光ファイバ母材Mの片端を把持させる一方、上記可動フレーム 3側に同じくチャック5を介してガラス棒Gの片端を把持させ、これらの両部材 M、Gの互いに対峙する遊端側同志を、トラバース機構6により摺動自在に設置 された加熱用バーナ7により加熱しつつ、可動フレーム3側の可動による当接に よって溶着させていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記溶着の際、両部材M、Gの遊端側に過剰な当接力(応力)が掛 かると、ガラス素材が破損するという問題があった。 つまり、現状では、このダミー付け工程において、ガラス素材同志の間隔を測 定する適当な手段がないため、旋盤作業者の操作ミスや機械の異常動作などによ り、光ファイバ母材Mやガラス棒Gに過剰な力が加わるようになると、容易にガ ラス素材が破損してしまう。例えば未だ十分溶融されていない段階のガラス部材 同志を相互に当接させた場合には、硬いガラス素材同志が当接されるため、特に 破損され易い。また、このような作業を、バーナ火炎のある高温、高輝度付近で 目視などにより行うことは、結構大変であった。
【0005】 本考案は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、溶着時、その当接 力を検知して、ガラス素材の破損を防止するようにした光ファイバ母材の加工装 置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かゝる本考案の特徴とする点は、互いに対峙して相対的に移動可能に設置され た旋盤の一方のフレームで光ファイバ母材の片端を把持すると共に、他方のフレ ームでガラス棒の片端を把持し、これらの両部材の遊端側を加熱しつつ当接させ て溶着する光ファイバ母材の加工装置において、少なくとも前記一方のフレーム 側に光ファイバ母材またはガラス棒の当接力を検知する検出部を設けた光ファイ バ母材の加工装置にある。
【0007】
【作用】
上記検出部の設置により、光ファイバ母材やガラス棒の当接力が検知できるた め、ガラス素材の破損を未然に防止することができる。また、この検知情報によ り可動フレームを自動制御すれば、加工装置の自動化も可能となる。
【0008】
【実施例】
図1は、本考案に係る光ファイバ母材の加工装置の一実施例を示したものであ る。この加工装置も、基本的には、上述した図1の加工装置とほぼ同様であるが 、ガラス旋盤1の固定フレーム2側、例えばチャック4の基部部分にロードセル などの検出部8を設けてある。なお、この検出部8は、可動フレーム3側に変え てもよく、あるいは固定および可動の両フレーム2,3側に設けることも可能で ある。また、同図2において図1と同一符号部分には同一符号を付してある。
【0009】 この加工装置において、光ファイバ母材(コアクラッド母材)Mにダミー棒で あるガラス棒Gを溶着するには、先ず、ガラス旋盤1の固定フレーム2のチャッ ク4に光ファイバ母材Mの片端を把持させると共に、可動フレーム3のチャック 5にガラス棒Gの片端を把持させる。 この状態で、両部材M,Gを回転させながら、互いに対峙する遊端側Ma,G a側を接近させて加熱用バーナ7で加熱する。 ある程度加熱したところで、可動フレーム3を固定フレーム2側に移動させて 、ガラス棒Gの遊端側Ga側を、光ファイバ母材Mの遊端側Maに近付け、当接 させて溶着させる。これにより、ダミー付けは完了する。
【0010】 この溶着の際、両部材M,Gの遊端側Ma,Gaが十分に加熱されていると、 溶融が進行して軟らかくなっているため、ガラス素材同志が容易に押し潰されて あまり大きな荷重が掛かることなく、スムーズに溶着される。 ところが、旋盤作業者の操作ミスや機械の異常動作などによって、両部材M, Gの遊端側Ma,Gaが十分に加熱されていないままで当接された場合には、ガ ラス素材部分は硬く、大きな荷重が掛かるため、素材の破損が生じるわけである が、本考案では、上記のようにロードセルなどの検出部8を設けてあるため、当 該検出部8により検知された当接力がある値(ガラス素材の破損値)に達する直 前に、可動フレーム3の接近移動を自動的に停止させることができる。これによ り、ガラス素材の破損を防止することができる。
【0011】 また、ガラス素材の破損は、当該当接時の他に、ガラス旋盤1への光ファイバ 母材Mやガラス棒Gをセットする際、作業者の誤操作などによってガラス素材同 志を衝突させて破損する場合などもあるわけであるが、この際にも、上記検出部 8を設けておけば、ガラス素材の破損を防止することができる。
【0012】 なお、上記実施例では、固定フレーム2側に光ファイバ母材Mを把持させると 共に、可動フレーム3側にガラス棒Gを把持させた場合であったが、本考案は、 これに限定されず、把持するフレームを変更することも可能である。また、本考 案の対象とする光ファイバ母材は、コアクラッド母材に限定されない。さらに、 旋盤については、横型の例で説明したが、本考案はこれに限定されず、縦型の旋 盤もに適用できる。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案に係る光ファイバ母材の加工装置によ れば、少なくともガラス旋盤の一方のフレーム側にロードセルなどの検出部を設 けてあるため、次のような優れた効果が得られる。 (1)先ず、旋盤作業者の操作ミスや機械の異常動作などがあっても、上記検 出部により光ファイバ母材やガラス棒の当接力を検知して、ガラス素材の破壊値 に達する直前に素材の接近を停止することができるため、素材の破損を未然に防 止することができる。 (2)この検出部による検知情報を利用することにより、可動フレームを自動 制御するなど、加工装置の自動化システムを容易る構築することができる。 (3)また、この加工装置の自動化システムにより、溶着作業者をバーナ火炎 による高温、高輝度環境から解放することができる、利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る光ファイバ母材の加工装置の一実
施例を示した概略説明図である。
【図2】従来の光ファイバ母材の加工装置の一例を示し
た概略説明図である。
【符号の説明】
1 旋盤 2 固定フレーム 3 可動フレーム 4 チャック 5 チャック 6 トラバース機構 7 加熱用バーナ M 光ファイバ母材 G ガラス棒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対峙して相対的に移動可能に設置
    された旋盤の一方のフレームで光ファイバ母材の片端を
    把持すると共に、他方のフレームでガラス棒の片端を把
    持し、これらの両部材の遊端側を加熱しつつ当接させて
    溶着する光ファイバ母材の加工装置において、少なくと
    も前記一方のフレーム側に光ファイバ母材またはガラス
    棒の当接力を検知する検出部を設けたことを特徴とする
    光ファイバ母材の加工装置。
JP3986492U 1992-05-19 1992-05-19 光ファイバ母材の加工装置 Pending JPH0594240U (ja)

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JP3986492U JPH0594240U (ja) 1992-05-19 1992-05-19 光ファイバ母材の加工装置

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JPH0594240U true JPH0594240U (ja) 1993-12-24

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS619609A (ja) * 1984-06-25 1986-01-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光フアイバの接続方法
JPH02233529A (ja) * 1989-03-08 1990-09-17 Fujikura Ltd 光ファイバ用母材

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS619609A (ja) * 1984-06-25 1986-01-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光フアイバの接続方法
JPH02233529A (ja) * 1989-03-08 1990-09-17 Fujikura Ltd 光ファイバ用母材

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