JPH0593060U - サーモモジュール - Google Patents

サーモモジュール

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JPH0593060U
JPH0593060U JP3976492U JP3976492U JPH0593060U JP H0593060 U JPH0593060 U JP H0593060U JP 3976492 U JP3976492 U JP 3976492U JP 3976492 U JP3976492 U JP 3976492U JP H0593060 U JPH0593060 U JP H0593060U
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JP
Japan
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heat
semiconductor chips
plate
thermo module
chip
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Pending
Application number
JP3976492U
Other languages
English (en)
Inventor
一光 金子
Original Assignee
日本ブロアー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーモモジュールが自己の発熱及び放熱によ
って熱変形を起こすことがなく、従って故障を未然に防
止することができる。 【構成】 サーモモジュール10の複数の半導体チップ
12、14とは電気的に結合されないがこれらの半導体
チップ12、14と同じ材質でこれらの半導体チップ1
2、14の断面よりも大きな断面を有する複数の支柱2
8を放熱板20と吸熱板22との間に取付ける。これら
の支柱28は、放熱板20と吸熱板22との間を機械的
に補強するため、サーモモジュールの熱変形を抑制する
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ペルチエ効果素子と称され、熱電冷却又は電子冷却に用いられるサ ーモモジュールの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のサーモモジュールは、Bi2 Te3 の如きP形及びN形の複数の半導 体チップと、これらの複数の半導体チップの端部に接着されてこれらの半導体チ ップを電気的に接続する銅板又はニッケル板の回路板とから成り、放熱側の電極 には絶縁材を介して放熱板が取付けられ、また吸熱側の電極には絶縁材を介して 吸熱板が取付けられて形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、サーモモジュールでは、自らの発熱と吸熱とを繰り返し受けるので、 ヒートサイクルによって熱変形を受け、故障を発生する欠点があった。
【0004】 本考案の目的は、上記の欠点を回避し、熱変形を起こすことがなく、従って故 障を未然に防止することができる信頼性の高いサーモモジュールを提供すること にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の第1の課題解決手段は、放熱板と吸熱板との間に相互に電気的に絶縁 して配置された複数の半導体チップと、放熱板及び吸熱板と複数の半導体チップ との間に配置されて複数の半導体チップの端部に接着された回路板とから成るサ ーモモジュールにおいて、放熱板と吸熱板との間に取付けられ複数の半導体チッ プとは電気的に結合されないが半導体チップと同じ材質で半導体チップの断面よ りも大きな断面を有する複数の支柱を備えたことを特徴とするサーモモジュール を提供することにある。
【0006】 本考案の第2の課題解決手段は、第1の課題解決手段によるサーモモジュール であって、複数の支柱はP形チップとN形チップとの対から成り、P形チップと N形チップとは閉回路を形成するように導電板によって相互に接続されているサ ーモモジュールを提供することにある。
【0007】
【作用】
このように、サーモモジュールの複数の半導体チップとは電気的に結合されな いが半導体チップと同じ材質で半導体チップの断面よりも大きな断面を有する複 数の支柱を放熱板と吸熱板との間に取付けると、放熱板と吸熱板との間は機械的 に補強されるので、サーモモジュールの自らの発熱と吸熱との繰り返しによるヒ ートサイクルによって熱変形することがなく、サーモモジュールの故障を未然に 防止することができる。
【0008】 また、これらの支柱がP形チップとN形チップとの対から成り、P形チップと N形チップとが閉回路を形成するように導電板によって相互に接続されていると 、支柱の対が熱絶縁体として作用し、従ってこれらの支柱によって吸熱効率又は 放熱効率が低下するのを防止することができる。
【0009】
【実施例】
本考案の実施例を図面を参照して詳細にのべると、図1及び図2は本考案に係 るサーモモジュール10を示し、このサーモモジュール10は、Bi2 Te3 の 如きP形及びN形の複数の半導体チップ12、14と、これらの複数の半導体チ ップ12、14の端部に接着されてこれらの半導体チップ12、14を相互に電 気的に接続する銅板又はニッケル板で形成された回路板16、18とから成って いる。放熱側回路板16には熱伝導性グリスの如き電気的絶縁材を介して放熱板 20が取付けられ、また吸熱側回路板18には同じく熱伝導性グリスの如き電気 的絶縁材を介して吸熱板22が取付けられている。尚、図1において符号24は 放熱板20に取付けられた冷却フィン、符号26は放熱板20と吸熱板22との 間を熱的に遮断するために放熱板20と吸熱板22との間に充填された断熱性充 填物である。
【0010】 本考案のサーモモジュール10は、放熱板20と吸熱板22との間に取付けら れた複数の支柱28を備え、これらの支柱28は、半導体チップ12、14とは 電気的に結合されないが半導体チップ12、14と同じ材質で半導体チップ12 、14の断面よりも大きな断面を有する半導体チップから形成されている。これ らの支柱28となる半導体チップは、放熱板20と吸熱板22とにグリス等の絶 縁材を介して取付けられている。図1及び図2の実施例では、支柱28は、放熱 板20と吸熱板22との四隅に配置して取付けられているが、図2の想像線で示 すように、これらの板の中間に付加的に取付けてもよい。
【0011】 このように、サーモモジュール10の複数の半導体チップ12、14とは電気 的に結合されないがこれらの半導体チップ12、14と同じ材質で半導体チップ 12、14の断面よりも大きな断面を有する複数の支柱28を放熱板20と吸熱 板22との間に取付けると、放熱板20と吸熱板22との間はこれらの支柱28 によって機械的に補強されるので、サーモモジュール10の自らの発熱と吸熱と の繰り返しによるヒートサイクルによって熱変形することがない。
【0012】 図3の実施例では、複数の支柱28はP形チップ28AとN形チップ28Bと の対から成り、これらのP形チップ28AとN形チップ28Bとは、図4に示す ように閉回路を形成するように、上下の導電板30によって相互に接続されてい る。
【0013】 このように、支柱28であるP形チップ28AとN形チップ28Bとの対が導 電板30によって閉回路を形成すると、これらの支柱28の対が熱絶縁体として 作用し、従って放熱板20と吸熱板22とが支柱28によって相互に熱的に伝導 することがなくサーモモジュールの吸熱効率又は放熱効率が低下するのを防止す ることができる。
【0014】 図5の実施例では、放熱板20と吸熱板22との各隅に設けられた各支柱28 が1対のP形チップ28AとN形チップ28Bとの組合せから成り、これらのP 形チップ28AとN形チップ28Bとが上下の導電板32、32’によって電気 的に接続されて閉回路を形成している。従って、この実施例では、上下の導電板 32、32’が2つの隅に跨がって延びる必要がなく、図3の実施例に比べて構 造が簡単となる。
【0015】 図5の実施例も各隅の支柱28は熱絶縁体として作用するので、放熱板20と 吸熱板22とが支柱28によって直接熱伝導するのを防止することができ、従っ てサーモモジュールの吸熱効率及び放熱効率が低下することがない。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、上記のように、サーモモジュールの複数の半導体チップとは 電気的に結合されないが半導体チップと同じ材質で半導体チップの断面よりも大 きな断面を有する複数の支柱を放熱板と吸熱板との間に取付けたので、放熱板と 吸熱板との間は機械的に補強されるため、サーモモジュールの自らの発熱と吸熱 との繰り返しによるヒートサイクルによって熱変形することがなく、サーモモジ ュールの故障を未然に防止することができる。
【0017】 また、これらの支柱がP形チップとN形チップとの対から成っていてP形チッ プとN形チップとが導電板によって接続されて閉回路を形成しているので、支柱 の対が熱絶縁体として作用し、これらの支柱によってサーモモジュールの吸熱効 率又は放熱効率が低下するのを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るサーモモジュールの側面図であ
る。
【図2】図1のサーモモジュールの放熱板を取り外した
状態の平面図である。
【図3】本考案の他の実施例によるサーモモジュールの
放熱板を取り外した状態の平面図である。
【図4】図3のサーモモジュールの支柱の電気的系統図
である。
【図5】本考案の更に他の実施例によるサーモモジュー
ルの1つの隅を示し、(A)は放熱板を取り外した状態
の平面図、(B)は側面図である。
【符号の説明】
10 サーモモジュール 12 半導体チップ 14 半導体チップ 16 回路板 18 回路板 20 放熱板 22 吸熱板 24 冷却フィン 26 断熱性充填材 28 支柱 28A P形チップ 28B N形チップ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放熱板と吸熱板との間に相互に電気的に
    絶縁して配置された複数の半導体チップと、前記放熱板
    及び吸熱板と前記複数の半導体チップとの間に配置され
    て前記複数の半導体チップの端部に接着された回路板と
    から成るサーモモジュールにおいて、前記放熱板と吸熱
    板との間に取付けられ前記複数の半導体チップとは電気
    的に結合されないが前記半導体チップと同じ材質で前記
    半導体チップの断面よりも大きな断面を有する複数の支
    柱を備えたことを特徴とするサーモモジュール。
  2. 【請求項2】 前記複数の支柱はP形チップとN形チッ
    プとの対から成り、前記P形チップとN形チップとは閉
    回路を形成するように導電板によって相互に接続されて
    いる請求項1に記載のサーモモジュール。
JP3976492U 1992-05-20 1992-05-20 サーモモジュール Pending JPH0593060U (ja)

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JP3976492U JPH0593060U (ja) 1992-05-20 1992-05-20 サーモモジュール

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JPH0593060U true JPH0593060U (ja) 1993-12-17

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ID=12562011

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0897472A (ja) * 1994-05-23 1996-04-12 Seiko Instr Inc 熱電変換素子とその製造方法
WO1999034452A1 (fr) * 1997-12-25 1999-07-08 Seiko Instruments Inc. Unite de production d'energie thermoelectrique et dispositif electronique portatif utilisant l'unite
KR100933904B1 (ko) * 2008-03-31 2009-12-28 한국기계연구원 본딩 특성이 개선된 마이크로 열전 에너지 변환 모듈 제조방법

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02139976A (ja) * 1988-11-21 1990-05-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱電変換モジュール

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