JPH0592795A - 被推進船 - Google Patents

被推進船

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JPH0592795A
JPH0592795A JP3108587A JP10858791A JPH0592795A JP H0592795 A JPH0592795 A JP H0592795A JP 3108587 A JP3108587 A JP 3108587A JP 10858791 A JP10858791 A JP 10858791A JP H0592795 A JPH0592795 A JP H0592795A
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JP
Japan
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water jet
ship
jet propulsion
boat
propelled
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JP3108587A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Hattori
敏幸 服部
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/857,624 priority patent/US5255625A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被推進船に推進船を嵌合させた状態で、推進
船の推進により被推進船を移動させるとき、これら両船
間にがたつきが生じないようにする。 【構成】 推進船1をその前方に向って移動させること
により、この推進船1を被推進船18に嵌合可能とした
場合において、嵌合凹所23の前端部に設けた当接部3
8に推進船1の船首部24を当接した状態を保持する保
持手段26を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、推進船たる例えば水
ジェット推進艇により所望位置にまで移動させられて同
上水ジェット推進艇の浮基地等として利用される被推進
船に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、上記水ジェット推進艇をレジャ
ー用として使用する場合には、これの発着用の浮基地た
る被推進船を併せて使用することがある。この場合、上
記水ジェット推進艇を利用して上記被推進船を沖合等の
所望位置にまで移動させることが行われている。これ
を、より具体的に説明すると、被推進船の船尾には上記
水ジェット推進艇を嵌脱自在に嵌入させる嵌合凹所が形
成され、かつ、この嵌合凹所に水ジェット推進艇を嵌入
させた状態に保つ保持手段が設けられている。そして、
この嵌合凹所に水ジェット推進艇を嵌入させた状態で、
上記水ジェット推進艇を推進させれば、上記被推進船が
所望位置にまで移動させられることとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成における保持手段は、推進船を被推進船に対し単に嵌
合状態に保つだけのものであるため、上記推進中に上記
両船間にがたつきが生じるおそれがある。
【0004】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、被推進船に推進船を嵌合させた状態
で、推進船の推進により被推進船を移動させるとき、こ
れら両船間にがたつきが生じないようにすることを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の特徴とするところは、船尾に、後方に向っ
て開放して推進船を嵌合させる嵌合凹所を設けた被推進
船において、上記嵌合凹所の前端部に、推進船の船首部
が当接する当接部を設ける一方、この当接状態を保持す
る保持手段を設けた点にある。
【0006】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。水ジ
ェット推進艇(推進船)1をその前方に向って移動させ
ることにより、この水ジェット推進艇1を被推進船18
に嵌合可能とした場合において、嵌合凹所23の前端部
に設けた係止凹部(当接部)38に水ジェット推進艇1
の船首部24を当接した状態を保持する保持手段26を
設けてある。即ち、水ジェット推進艇1により被推進船
18を移動させるとき、これら両船1,18の当接状態
が保持されることとなる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。 (第1実施例)図1から図4は第1実施例を示してい
る。
【0008】図1から図3において、符号1は推進船た
る水ジェット推進艇で、図中矢印Frはこの水ジェット推
進艇1の推進方向前方を示している。上記水ジェット推
進艇1は樹脂製の船体2を有し、この船体2の前後中途
部の上面にはハンドル支持部3が突設され、このハンド
ル支持部3上にバーハンドル4が操向自在に支承されて
いる。上記船体2の後部上にはシート5が設けられると
共に、このシート5の左右側方に足載せ面6,6が形成
されている。そして、乗員は上記シート5上に跨りその
足を足載せ面6上に置いた状態で、バーハンドル4を操
向操作できるようになっている。
【0009】上記船体2の後部には前後方向に延びる断
面円形のダクト8が設けられ、このダクト8は側面視で
ほぼヘの字状に折れ曲がり、その前端は船体2における
船底9の前後中途部に開口して、この開口が水取入口1
0となっている。一方、上記ダクト8の後端は同上船体
2における船尾11に開口して、この開口が水噴出口1
2となっている。
【0010】14はエンジンで、このエンジン14から
推進軸15が後方に延びており、この推進軸15の後端
は、上記ダクト8の前後中途部における軸心上に位置し
て、同上推進軸15の後端に推進プロペラ16が取り付
けられている。そして、エンジン14を作動させれば、
推進軸15を介して推進プロペラ16が駆動し、これに
より、上記水取入口10を通してダクト8内に水が吸入
され(図1、図2中矢印A)、一方、この水が上記水噴
出口12から船体2の後方に噴出させられることによっ
て(図1、図2中矢印B)、水ジェット推進艇1の推進
がなされるようになっている。同上図1から図3におい
て、符号18は被推進船で、この被推進船18は樹脂製
の船体19を有し、この船体19は船首部20と、この
船首部20から後方に向って一体的に延びる左右側部2
1,21と、この左右側部21,21の各下端同士を連
絡する補強板22とで構成され、上記左右側部21,2
1と補強板22とで囲まれた空間が嵌合凹所23となっ
ている。
【0011】上記嵌合凹所23は上方と後方に向って開
放されており、前記水ジェット推進艇1を前方移動させ
たとき、その船体2を嵌脱自在に嵌入させる形状となっ
ている。上記補強板22は上板35と下板36とを上下
に重ね合わせて接着剤により接着させた構造であり、上
記上板35の前部は前記船首部20の上面板にリベット
により固定され、同上上板35の左右側部は被推進船1
8の前記左右側部21における嵌合凹所23側の各側壁
に一体成形されている。また、上記下板36の前部は上
記船首部20の底板に一体成形され、同上下板36の左
右側部は同上左右側部21の各底板に一体成形されてい
る。
【0012】上記嵌合凹所23の前部は、上記上板35
により形成され、水ジェット推進艇1の船首部24の外
面に沿った形状とされている。特に、上記嵌合凹所23
の前端には上記船首部24の舳先37を上下、左右に位
置決めするように、この舳先37を嵌入させる係止凹部
38が形成されている。即ち、係止凹部38により、船
首部24が当接する当接部が構成されている。なお、本
実施例では、水ジェット推進艇1の船体2の側面に形成
された剛性の高いガンネル40が係止凹部38の内面に
当接しているので、水ジェット推進艇1を被推進船18
に強く押し当てることが可能になっている。また、同上
嵌合凹所23の前部は水ジェット推進艇1の船首部24
の船底9に沿った円弧凹状とされている。
【0013】そして、上記上板35と下板36とは、上
記嵌合凹所23の前部において前方に進むに従い漸次上
下に離れる構造となっており、これにより、被推進船1
8において、船首部20と補強板22との接続部の強度
が十分に確保されている。また、上記嵌合凹所23に嵌
入した水ジェット推進艇1を、その船首部24が当接部
たる係止凹部38に当接した状態に保持する保持手段2
6が設けられ、このため、水ジェット推進艇1の船首部
24の少なくとも一部が上記嵌合凹所23の内面に押圧
状に当接することになる。この保持手段26は左右一対
のゴム製等のバンド27,27を有している。これらバ
ンド27の各一端は前記補強板22にねじ止めされ、各
他端同士は上記シート5上でバックル28により解除自
在に連結され、上記シート5に圧接している。
【0014】なお、本実施例におけるバンド27は締付
状態において上方に行くに従って水ジェット推進艇1の
船尾側に近づくように傾斜しているために、バンド27
を締めた際、水ジェット推進艇1を前方に押圧する力が
発生する。このため、船首部24は、嵌合凹所23の内
面に対して前方に押圧されることになり、被推進船18
に対する水ジェット推進艇1の嵌合がより確実なものと
されている。バンド27の設け方はこれに限らず、図1
中26aで示すように締付状態において鉛直方向に延び
るように設け、シート5を下方に押さえ付けるようにし
てもよい。この場合であってもバンド27を締付けるこ
とにより、船首部24が嵌合凹所23の内面に当接した
状態を保持することができる。
【0015】更に、バンド27は、図1中26bで示す
ようにバーハンドル4取付部の立ち上り壁を後方から押
えるように設けてもよい。これによれば、バンド27に
より、水ジェット推進艇1の後方への移動を確実に規制
することができ、被推進船18に対する水ジェット推進
艇1の嵌合が一層確実なものとされている。そして、上
記嵌合状態で、水ジェット推進艇1を推進させると、被
推進船18が押されて前進し、つまり、水ジェット推進
艇1が被推進船18の駆動源として機能し、被推進船1
8が所望位置まで移動させられることとなる。
【0016】図1から図4において、嵌合凹所23の底
板である前記補強板22の後部には矩形状の切欠30が
形成され、図1から図3で示したように、水ジェット推
進艇1の船首部24を嵌合凹所23に嵌入させたとき、
前記水取入口10に対応する補強板22の後端縁31、
つまり、切欠30の縁部を上記水取入口10よりも前方
に長さlだけ離すようにしてある。このため、水ジェッ
ト推進艇1により被推進船18を移動させたとき、上記
補強板22の後端縁31から後方に向って水中32に多
数の渦33が次々と生じたとしても、これら渦33が上
記水取入口10に達するまでには、拡散したり、弱めら
れたりして消滅し、よって、これら渦33が水取入口1
0を通ってダクト8内に入り込むことが防止される。よ
って、上記ダクト8内に設けられている推進プロペラ1
6の性能を低下させるという不都合の発生が防止され
る。
【0017】図3において、水ジェット推進艇1の船底
9後部の左右中間部は下方に向ってわずかに突出する突
出部39となっており、この突出部39が前記切欠30
に嵌り込んでいる。この場合、上記補強板22の後端縁
31と、この後端縁31よりも後方の上記突出部39の
下面とが滑らかに連続するように形成されており、全体
として上記補強板22と突出部39の各下面は前後、左
右において互いに滑らかな面を形成している。即ち、水
ジェット推進艇1による被推進船18の移動時に、上記
後端縁31の後方に渦33が発生しようとすることを抑
制して、推進抵抗が大きくならないよう考慮されてい
る。また、上記嵌合凹所23に水ジェット推進艇1の船
首部24を嵌入させると、自動的にこの船首部24が嵌
合凹所23の前部に嵌入し、かつ、突出部39が切欠3
0に嵌入して被推進船18に対し水ジェット推進艇1が
位置決めされるようになっている。
【0018】図1から図4において、上記船首部20の
上面には左右に延びる凹所41が形成され、この凹所4
1には3つの座席42が左右に並設されている。また、
各側部21の上面には前後に延びる凹所43が形成さ
れ、この凹所43には前後に向い合う一対の座席44が
設けられている。そして、この座席44上の乗員45に
よって、水ジェット推進艇1の操作ができるようになっ
ている。その他、46は手摺である。なお、上記被推進
船18における側部21、補強板22、嵌合凹所23、
船首部24、上板35、および下板36等の構成は、後
述の第2実施例において図7で示すものと同じである。
【0019】(第2実施例)図5から図15は第2実施
例を示している。なお、この実施例は上記第1実施例と
共通の構成や作用を有しているため、その共通の構成に
ついては図面に符号を付して説明を省略し、異なる構成
や作用についてのみ説明する。図5から図10、および
図12において、水ジェット推進艇1におけるバーハン
ドル4は、ハンドル支持部3に上下回動自在に枢支され
た回動アーム48の回動端に支持され、また、前記シー
ト5を設けた位置で、このシート5の代りに、足載せ面
6が形成されている。そして、この足載せ面6上に立ち
上がった乗員が、上記バーハンドル4を把持して回動ア
ーム48を上下回動させながら水ジェット推進艇1を操
縦できるようになっている。
【0020】前記各側部21の後端にはそれぞれ支持片
50が突設され、これら支持片50にはラダー51の一
端側が枢支軸52により上下回動自在に枢支されてい
る。また、上記ラダー51の上方回動を自動的に許容す
る一方、下方回動を阻止するラチェット装置53が設け
られている。このラチェット装置53は上記支持片50
の突出端に形成される歯車54と、上記ラダー51に枢
支されて上記歯車54に係脱自在に係合する係合爪55
とで構成されている。
【0021】図10と図11とにおいて、上記歯車54
は各支持片50に対し、それぞれ左、右歯車54a,5
4aで構成され、これら左、右歯車54a,54aの各
歯はその周方向で半ピッチだけ互いに偏位している。ま
た、上記係合爪55も、上記左、右歯車54a,54a
に対しそれぞれ設けられる左、右係合爪55a,55a
で構成され、これら左、右係合爪55a,55aの少な
くともいずれか一つが上記左、右歯車54a,54aの
歯のいずれかに係合するようになっている。また、上記
左、右係合爪55a,55aをそれぞれ左、右歯車54
a,54aの歯に係合させるよう付勢するばね55c,
55cが設けられ、前記ラダー51が下方回動しようと
するときには、上記左、右係合爪55a,55aが左、
右歯車54a,54aに弾性的に係合して上記ラダー5
1の下方回動を阻止する。
【0022】上記左、右歯車54a,54aに対する
左、右係合爪55a,55aの係合を解除可能とする操
作手段56が設けられている。この操作手段56はラダ
ー51の左側部に枢支される操作アーム56aを有し、
この操作アーム56aの回動端にそれぞれワイヤー56
b,56bを介して上記左、右係合爪55a,55aが
連結されている。そして、図10中矢印Cで示すように
操作アーム56aを回動操作すれば、同上図中矢印Dで
示すように左、右歯車54a,54aに対する左、右係
合爪55a,55aの係合が解除されるようになってい
る。
【0023】図5から図7、および図10で示すよう
に、ラダー51の不使用時等にこのラダー51を上方回
動させると、嵌合凹所23に嵌入した水ジェット推進艇
1の船尾11に上記ラダー51の一端部57が押接す
る。そして、この一端部57は上記嵌合凹所23に嵌入
した水ジェット推進艇1を前方に押圧しながら上記嵌入
状態を保つことになる。つまり、上記ラダー51やラチ
ェット装置53は前記保持手段26の機能をも兼用して
いる。そして、この場合、図12で示すように上記ラダ
ー51の上端は水ジェット推進艇1を操縦する乗員45
の腰掛けとして利用可能である。
【0024】図13から図15において、上記嵌合凹所
23から水ジェット推進艇1を抜き出す場合には、歯車
54に対する係合爪55の係合を解除して、図で示すよ
うにラダー51を下方回動させ嵌合凹所23の後方を開
放させればよい。上記ラダー51の一端側にはストッパ
58が突設されており、ラダー51を所定量だけ下方回
動させると、上記ストッパ58が支持片50に当接し
て、それ以上の下方回動が阻止される。そして、このよ
うにすれば、特に図15で示すように、例えば、水中3
2の乗員がラダー51により被推進船18上に登ること
ができる。
【0025】図5から図9において、前記補強板22に
は、水取入口10を上記補強板22の下方に連通させる
矩形の連通口59が形成されている。この連通口59の
左右幅寸法は水取入口10よりもわずかに大きい程度で
あるが、同上連通口59の開口縁の前端縁60は上記水
取入口10よりも前方に寸法lだけ離されている。この
ため、水ジェット推進艇1により被推進船18を推進さ
せたとき、連通口59の前端縁60から後方に向って水
中32に多数の渦33が次々と生じたとしても、これら
渦33が上記水取入口10に達するまでには、拡散した
り弱められたりして消滅し、よって、これら渦33が水
取入口10を通ってダクト8内に入り込むことが防止さ
れる。嵌合凹所23の底板の後縁である連通口59の前
端縁60に対し、この前端縁60よりも後方の突出部3
9の下面が滑らかに連続するように形成されている。
【0026】図8において、上記補強板22には、連通
口59の左右側方で前後方向に延びる一対の溝62,6
2が形成されている。一方、嵌合凹所23に水ジェット
推進艇1の船首部24が嵌入したとき、上記溝62に嵌
合する突条63が上記水ジェット推進艇1の船底9に形
成されている。即ち、嵌合凹所23に水ジェット推進艇
1の船首部24を嵌入させると、上記突条63が溝62
に自動的に嵌合して、被推進船18に対し水ジェット推
進艇1の左右位置決めがなされるようになっている。
【0027】なお、以上は図示の例によるが、嵌合凹所
23は被推進船18の船体19の左右いずれかに偏位し
ていてもよい。また、以上の実施例においては、係止凹
部38により、水ジェット推進艇1の船首部24が当接
する当接部を構成したが、必ずしも係止凹部38を設け
る必要はなく、例えば上板35全体を船首部24の外面
に沿った形状とし、ここに船首部24を当接させるよう
にしてもよい。
【0028】(第3実施例)図16から図22は第3実
施例を示している。なお、この実施例は前記第1実施例
と共通の構成や作用を有しているため、その共通の構成
については図面に符号を付して説明を省略し、異なる構
成や作用についてのみ説明する。図16から図18にお
いて、保持手段26のバンド27は第1実施例の図1中
符号26aで示したように締付状態において側面視で鉛
直方向に延びている。
【0029】図16から図22において、同上保持手段
26はウィンチ装置67を備えている。このウィンチ装
置67は嵌合凹所23の前方近傍で被推進船18の船体
19上に設けられるワイヤー68用の巻取ドラム69を
有し、この巻取ドラム69は手動のハンドル70によっ
て回転可能とされている。特に図19と図20とで示す
ように、上記巻取ドラム69から繰り出されたワイヤー
68の端部にはフック71が取り付けられている。この
フック71は水ジェット推進艇1の舳先37に取り付け
られた環状の被係止具72に掛止させられ、上記ワイヤ
ー68の中途部は滑車73に掛けられている。
【0030】そして、上記ハンドル70の操作により巻
取ドラム69を巻取り回転させると、ワイヤー68がフ
ック71を介して水ジェット推進艇1の舳先37を係止
凹部38に引き込むようになっている。また、この場
合、図19や図21で示すように上記係止凹部38を含
む嵌合凹所23の前部内面と、水ジェット推進艇1の船
首部24の外面との間にはゴム製の弾性クッション材7
4が介設されており、上記水ジェット推進艇1の船首部
24は嵌合凹所23の前部に上記クッション材74を介
して圧接させられている。これにより、水ジェット推進
艇1と被推進船18との間にがたつきが生じることがよ
り確実に防止されている。
【0031】図22において、補強板22の上面におけ
る連通口59の開口縁には弾性のシール材75が取り付
けられている。そして、このシール材75は水ジェット
推進艇1が嵌合凹所23に嵌合したときには、上記水ジ
ェット推進艇1の船底9と、補強板22の上面との間に
介在して、これら両者間を自動的にシールし、水ジェッ
ト推進艇1が推進するときに、上記両者間から水取入口
10内に空気が吸い込まれないようにする。その他、7
6は物入れである。
【0032】
【発明の効果】この発明によれば、推進船をその前方に
向って移動させることにより、この推進船を被推進船に
嵌合可能とした場合において、嵌合凹所の前端部に設け
た当接部に推進船の船首部を当接した状態を保持する保
持手段を設けてあるため、上記被推進船に推進船を嵌合
させた状態で、推進船の推進により被推進船を移動させ
るときなど、これら推進船と被推進船とは当接状態が保
持されて、これら両船間にがたつきが生じることが防止
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で側面部分断面図である。
【図2】第1実施例で平面図である。
【図3】第1実施例で背面図である。
【図4】第1実施例で水ジェット推進艇を外した平面図
である。
【図5】第2実施例で側面部分断面図である。
【図6】第2実施例で平面図である。
【図7】第2実施例で図5の部分拡大図である。
【図8】第2実施例で図7の8‐8線矢視断面図であ
る。
【図9】第2実施例で図5で示したものの背面図であ
る。
【図10】第2実施例で図5の部分拡大図である。
【図11】第2実施例で図9の部分拡大図である。
【図12】第2実施例で図7に相当する作用説明図であ
る。
【図13】第2実施例でラダーを下方回動させた状態の
平面図である。
【図14】第2実施例で図13で示したものの背面図で
ある。
【図15】第2実施例で図13で示したものの部分側面
図である。
【図15】第2実施例で図13で示したものの部分側面
図である。
【図16】第3実施例で側面部分断面図である。
【図17】第3実施例で平面図である。
【図18】第3実施例で背面図である。
【図19】第3実施例で図17の部分拡大断面図であ
る。
【図20】第3実施例で図19の20‐20線矢視断面
図である。
【図21】第3実施例で図19の21‐21線矢視断面
図である。
【図22】第3実施例で水ジェット推進艇を外した平面
図である。
【符号の説明】
1 水ジェット推進艇(推進船) 18 被推進船 26 保持手段 38 係止凹部(当接部)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で側面部分断面図である。
【図2】第1実施例で平面図である。
【図3】第1実施例で背面図である。
【図4】第1実施例で水ジェット推進艇を外した平面図
である。
【図5】第2実施例で側面部分断面図である。
【図6】第2実施例で平面図である。
【図7】第2実施例で図5の部分拡大図である。
【図8】第2実施例で図7の8−8線矢視断面図であ
る。
【図9】第2実施例で図5で示したものの背面図であ
る。
【図10】第2実施例で図5の部分拡大図である。
【図11】第2実施例で図9の部分拡大図である。
【図12】第2実施例で図7に相当する作用説明図であ
る。
【図13】第2実施例でラダーを下方回動させた状態の
平面図である。
【図14】第2実施例で図13で示したものの背面図で
ある。
【図15】第2実施例で図13で示したものの部分側面
図である。
【図16】第3実施例で側面部分断面図である。
【図17】第3実施例で平面図である。
【図18】第3実施例で背面図である。
【図19】第3実施例で図17の部分拡大断面図であ
る。
【図20】第3実施例で図19の20−20線矢視断面
図である。
【図21】第3実施例で図19の21−21線矢視断面
図である。
【図22】第3実施例で水ジェット推進艇を外した平面
図である。
【符号の説明】 1 水ジェット推進艇(推進船) 18 被推進船 26 保持手段 38 係止凹部(当接部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船尾に、後方に向って開放して推進船を
    嵌合させる嵌合凹所を設けた被推進船において、上記嵌
    合凹所の前端部に、推進船の船首部が当接する当接部を
    設ける一方、この当接状態を保持する保持手段を設けた
    被推進船。
JP3108587A 1991-03-26 1991-04-11 被推進船 Pending JPH0592795A (ja)

Priority Applications (3)

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JP3108587A JPH0592795A (ja) 1991-04-11 1991-04-11 被推進船
US07/857,624 US5255625A (en) 1991-03-26 1992-03-25 Watercraft
US08/058,391 US5372083A (en) 1991-03-26 1993-05-10 Watercraft

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3108587A JPH0592795A (ja) 1991-04-11 1991-04-11 被推進船

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JPH0592795A true JPH0592795A (ja) 1993-04-16

Family

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JP3108587A Pending JPH0592795A (ja) 1991-03-26 1991-04-11 被推進船

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