JPH059193Y2 - - Google Patents

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JPH059193Y2
JPH059193Y2 JP1986190244U JP19024486U JPH059193Y2 JP H059193 Y2 JPH059193 Y2 JP H059193Y2 JP 1986190244 U JP1986190244 U JP 1986190244U JP 19024486 U JP19024486 U JP 19024486U JP H059193 Y2 JPH059193 Y2 JP H059193Y2
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thermal transfer
printing
erasing
transfer ribbon
recording paper
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は熱転写プリンタにかかり、特に誤記録
の消去が可能な熱転写プリンタに関する。
〔従来の技術〕
従来の誤印字が消去可能な熱転写プリンタとし
ては例えば本出願人が提案した特開昭61−217275
号公報に記載されているように、記録紙とサーマ
ルヘツドとの間に介在させた一本の熱転写リボン
により記録操作と消去操作が可能な熱転写プリン
タがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら従来の熱転写プリンタにおいて
は、熱転写リボンの誤印字の消去に使用した部分
を印字に再使用するという発想がなかつたので印
字操作と消去操作とでは熱転写リボンの別の部分
を使つていたため熱転写リボンの使用量が増大
し、熱転写リボンの交換周期が短かいためランニ
ングコストが高い等の問題点があつた。
本考案の目的は上記問題点を解決し、熱転写リ
ボンの使用量を節約できる熱転写プリンタを提供
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、熱転写リボンを用い記録紙に転写さ
れたインクを消去するリフトオフ機構によりイン
クを消去するとともに、前記熱転写リボンを巻取
る巻取り手段により前記熱転写リボンを巻戻し、
消去に使用した部分を再度印刷に使用できるよう
にしたことを特徴とする。
〔作用〕 熱転写リボンの消去に使用した部分を再度印刷
に使用するので熱転写リボンの使用量が減少す
る。
〔実施例〕
本考案の熱転写プリンタについて図を用いて説
明する。
第1図は本考案の熱転写プリンタの一実施例の
全体構成を示す平面図、第2図a,bは第1図に
示す一実施例の動作をそれぞれ示す側面図であ
る。
図において、1はプラテン、2は印刷位置を規
定するプラテンゴム、1aはこれらのプラテン1
およびプラテンゴム2に巻回される記録紙であ
る。3は記録紙1aをプラテンゴム2に沿うよう
に案内する紙ガイド、4はプラテンゴム2に対向
可能に配置され、複数の発熱素子4aを有するサ
ーマルヘツド、5はこのサーマルヘツド4が搭載
されるとともにプラテン1に沿つて第1図の左右
方向に移動可能なキヤリツジである。6はサーマ
ルヘツド4と記録紙1aとの間に介在され、熱溶
融性インクを有する後述の熱転写リボン、7はこ
の熱転写リボン6が収容されリボン巻き取りボビ
ン7a,7bを有し、かつ上述のキヤリツジ5に
装着されるリボンカセツトである。
8はキヤリツジ5を移動可能に保持し、プラテ
ン1に対して回動可能に設けられるキヤリツジ保
持体で、第2図aに示すようにばね9により同図
の反時計方向に付勢されている。このキヤリツジ
保持体8のプラテン1側にはピン10を備えてお
り、このピン10にはカム11が係合している。
また、第1図に示す13は駆動源すなわちパル
スモータ、15はこのパルスモータ13の回転力
を伝える歯車群、16は歯車群15を介してパル
スモータ13から伝えられる回転力をキヤリツジ
5の移動機構および記録紙1aを送る紙送り軸1
4の回転機構に選択的に伝えるクラツチ機構であ
る。
なお、第2図a,bに示すカム11はパルスモ
ータ13の回転に伴つて同第2図a,bの左右方
向に移動可能になつている。
次に、上記した熱転写リボン6の概略構成を第
3図に示す要部拡大断面図によつて説明する。
第3図に示した様に本発明に用いられる熱転写
リボン6は、ポリエチレンテレフタレート
(PETP)等の耐熱性樹脂フイルムよりなるベー
スフイルム21と、熱可塑性樹脂よりなる剥離層
22および例えばカーボンブラツク等の着色剤及
びバインダを含み剥離層22よりも低い軟化点を
もつインク層23の3層構造からなつている。こ
のような熱転写リボン6においてはインク層23
及び剥離層22が溶融している時点で熱転写リボ
ン6が記録紙1aからひきはがされると、インク
層23が記録紙1aに転写・記録が行なわれる。
そしてインク層23および剥離層22が溶融後冷
却され、固化した後ひきはがすと溶融時に記録紙
1aに圧接されていても記録紙1aには転写・記
録は行なわれない。この性質を利用すると、印字
と誤印字部の消去が同一の熱転写リボン6を用い
て可能になる。
上述した熱転写プリンタの印字および消去時に
はまず第1図に示すパルスモータ13を駆動し、
歯車群15、クラツチ機構16を駆動して紙送り
軸14を回転させ、記録紙1aを印字位置にセツ
トすることが行なわれる。このとき、第2図bに
示すように、ばね9の力に抗してキヤリツジ保持
体8に設けたピン10がカム11の高部に係合
し、これによつてサーマルヘツド4はプラテンゴ
ム2から離れた状態に保たれる。この状態におい
て、キヤリツジ5を移動させても印字は行なわれ
ず、更に熱転写リボン6も巻き取られない。
このような状態からパルスモータ13を駆動す
ると、歯車群15を介してカム11が同第2図b
の左方に移動し、これによつて第2図aに示すよ
うに、ピン10がカム11の低部に係合するに至
り、ばね9の力によつてキヤリツジ保持体8が図
示反時計方向に回動し、熱転写リボン6を挟んで
サーマルヘツド4がプラテンゴム2に当接し、記
録紙1aへの転写すなわち印字操作あるいは記録
紙1aの記録の消去操作の実施が可能な準備状態
となる。
なお、印字操作、消去操作の実施に際しては、
クラツチ機構が切換えられ、これによつてパルス
モータ13の回転力が歯車群15、クラツチ機構
16を介してキヤリツジ移動機構に伝えられ、こ
れによつてキヤリツジ5がプラテンゴム2に沿つ
て移動する。
また図示してないがサーマルヘツド4がプラテ
ンゴム2に当接しているときにはクラツチ機構等
によりリボン巻取りボビン7a,7bのどちらか
一方に駆動力が伝達されるようになつており、サ
ーマルヘツド4が第1図の右方向に移動するとき
はボビン7bが、また左方向に移動するときはボ
ビン7aが回転し熱転写リボン6がたるまないよ
う巻き取るようになつている。
そして、上述した第2図aに示す準備状態にあ
つて、印字操作をおこなう場合、第4図に示すよ
うに、サーマルヘツド4の発熱素子4aが形成さ
れた端部とは他端部を先にして移動され(矢印A
方向)印字が行なわれる。このようにした場合、
発熱素子4aによつて加熱された熱転写リボン6
は、加熱・溶融後すぐにサーマルヘツドの端部で
記録紙1aとひきはがされる。従つて、この時点
で熱転写リボン6のインク層23および剥離層2
3はまだ溶融した状態であり、上述したように、
この時点で記録紙1aへの転写・記録が行なわれ
る。
そして消去時においても、第5図に示すように
印字時と同方向につまりサーマルヘツド4の発熱
素子4a側を先にした状態で移動させられる(矢
印A方向)。ただし熱転写リボン6は移動方向の
後方で図示してない可動リボンガイドにより記録
紙1aに圧接される。このようにすることにより
サーマルヘツド4によつて熱転写リボン6の剥離
層22、インク層23及び記録部のインク層は加
熱・溶融されインク層同士は一体化するが、ひき
はがし部においては剥離層22は、その加熱部4
aとキヨリlがあるために自然冷却して固化して
おり、この時点で熱転写リボン6と記録紙1aと
をひきはがすと両インク層23は熱転写リボン6
側に接着される。このようにしてリフトオフによ
る消去がなされる。
次に、上述した熱転写プリンタの各構成の制御
を行なう制御回路のブロツク図を第6図に示す。
同図において、31は熱転写プリンタの装置全
体の制御を行なう公知のマイクロプロセツサであ
り、メモリとして記録データや他のデータを格納
するRAM(ランダムアクセスメモリ)32、お
よび制御プログラム等を格納したROM(リード
オンリメモリ)33が接続されている。またマイ
クロプロセツサ31はインターフエース34を介
して外部のコンピユータ等のホスト装置に接続さ
れている。またマイクロプロセツサ31には先述
したサーマルヘツド4の発熱素子4aを駆動する
ヘツドドライバ35、サーマルヘツド4を移動す
るキヤリツジ6を駆動するキヤリツジドライバ3
6、およびサーマルヘツド4を記録用紙1aに圧
接・離間させるカム11のドライバ37が接続さ
れている。
以上の構成のもとにマイクロプロセツサ31は
ROM33内の制御プログラムに従つて制御動作
を行ない、ホスト装置からの印字もしくは消去デ
ータ入力を受けるとデータの一時的な格納に
RAM32を用い、各ドライバ35,36および
他のドライバを制御して印字もしくは消去操作を
行なわせる。
本実施例は以上のような構成であり、誤印字の
消去操作が終了した後、第2図aに示すようにサ
ーマルヘツド4をプラテンゴム2に当接させた状
態のまま、新たな文字を再印字するための位置ま
でサーマルヘツド4を移動させる。これにより熱
転写リボン6は誤印字の消去操作に使用された分
だけ巻き戻されて巻き取りボビン7aに巻き取ら
れることになり、再印字時には熱転写リボン6の
消去操作時に使用した部分を印字操作に使用する
ことができる。
次に本考案の他の実施例を第7図を用いて説明
する。
この実施例も前記実施例と熱転写プリンタの構
成、印字、消去の原理は基本的に同一である。異
なる点は印字操作時と消去操作時のサーマルヘツ
ド4の移動方向が異なる点である。すなわち本実
施例では、印字操作時は前記実施例同様第4図に
示すA方向にサーマルヘツド4を移動させて印字
を行なう。一方、消去操作時は第7図に示すB方
向にサーマルヘツド4を移動させて印字を行な
う。これにより本実施例ではサーマルヘツド4自
身が前記実施例の可動リボンガイド(図示せず)
の役目をはたし熱転写リボン6はその加熱部4a
からヘツドの長さLだけ離れた位置で記録紙1a
からひきはがされるのでひきはがされる時には自
然冷却して固化しており前記実施例同様リフトオ
フによる消去がなされる。
また、サーマルヘツド4が印字操作時と消去操
作時とでは逆方向に移動するので前述したように
熱転写リボン6は印字操作時には巻取りボビン7
bに巻き取られるのに対して消去操作時には巻き
取りボビン7aに巻き取られることになる。これ
により本実施例では消去操作終了後、その位置か
ら新しい文字の再印字操作を行なえば、再印字時
には熱転写リボン6の消去操作時に使用した部分
を印字操作に使用することができる。
なお、本考案は上記両実施例に限定されるもの
ではなく、種々の変更が可能であるのは言うまで
もない。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明してきたような構成および
作用なので、熱転写リボンの消去操作に用いた部
分を印字操作に再使用できるため、熱転写リボン
の使用量を節約できる熱転写プリンタを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
図は全て本考案の実施例に係り、第1図は熱転
写プリンタの全体構成を示す平面図、第2図a,
bは第1図に示す一実施例の動作を示す側面図、
第3図は熱転写リボンの概略構成を示す要部拡大
断面図、第4図は印字操作状態の説明図、第5図
は消去操作状態の説明図、第6図は各構成の制御
を行なう制御回路のブロツク図、第7図は他の実
施例の消去操作状態の説明図である。 1a……記録紙、4……サーマルヘツド、5…
…キヤリツジ、6……熱転写リボン、7……リボ
ンカセツト、7a,7b……リボン巻き取りボビ
ン、21……ベースフイルム、22……剥離層、
23……インク層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 記録紙とサーマルヘツドとの間に印刷兼消去用
    熱転写リボンを介在させサーマルヘツドの発熱手
    段により印刷及び消去を行なう熱転写プリンタに
    おいて、前記熱転写リボンを用い記録紙に転写さ
    れたインクを消去するリフトオフ機構によりイン
    クを消去するとともに、前記熱転写リボンを巻取
    る巻取り手段により前記熱転写リボンを巻戻し、
    消去に使用した部分を再度印刷に使用できるよう
    にしたことを特徴とする熱転写プリンタ。
JP1986190244U 1986-10-08 1986-12-09 Expired - Lifetime JPH059193Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986190244U JPH059193Y2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09
US07/084,907 US4789260A (en) 1986-10-08 1987-08-13 Thermal printer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986190244U JPH059193Y2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6394754U JPS6394754U (ja) 1988-06-18
JPH059193Y2 true JPH059193Y2 (ja) 1993-03-08

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ID=31143284

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JP1986190244U Expired - Lifetime JPH059193Y2 (ja) 1986-10-08 1986-12-09

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0340617Y2 (ja) * 1985-05-16 1991-08-27

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JPS6394754U (ja) 1988-06-18

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