JPH059119B2 - - Google Patents

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JPH059119B2
JPH059119B2 JP58237202A JP23720283A JPH059119B2 JP H059119 B2 JPH059119 B2 JP H059119B2 JP 58237202 A JP58237202 A JP 58237202A JP 23720283 A JP23720283 A JP 23720283A JP H059119 B2 JPH059119 B2 JP H059119B2
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winning
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continuous
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Hideaki Sasaki
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Sophia Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、特定入賞口に打球が入ると変動入賞
装置が打球を受け入れ易い状態に変換し、この状
態で打球が変動入賞装置の継続入賞口に入ると変
動入賞装置が再度打球を受け入れ易い状態に変換
するようにしたパチンコ機に関するものである。
<従来の技術> 近時、継続入賞口に打球が入ると変動入賞装置
が再度打球を受け入れ易い状態に変換するように
したパチンコ機が種々開発されている(特開昭58
−112571号)。
また、入賞装置に一定数の打球が入つたときに
入賞装置を打球が入り難い状態に変換させるよう
に構成したパチンコ機も提案されている(実開昭
51−24482号)。
<発明が解決しようとする課題> しかしながらこの様なパチンコ機は、変動入賞
装置が打球を受け入れない第1状態から打球を受
け入れ易い第2状態に変換した場合、熟練した遊
技者と未熟な遊技者とでは入賞球の発生個数に著
しい差が生じてしまうし、第2状態における入賞
率を障害釘の調整だけで行うことは困難である。
また、上記した実開昭51−24482号公報に記載
されているように、変動入賞装置に入賞した打球
の数を単に制限を設けただけでは、スリルもない
単調なゲームに終始してしまい、遊技の興趣を却
つて減殺してしまう。
<課題を解決するための手段> 本発明は上記に鑑み提案されたもので、 表面側に入賞領域を形成した遊技盤5と、 上記遊技盤に設けられた特定入賞口9,10へ
入賞した打球を検出して特定入賞信号を発生する
特定入賞信号発生手段(例えば第1、第2特定入
賞検出器14,15)と、 上記遊技盤に設けられて、遊技者にとつて不利
な第1状態と遊技者にとつて有利な第2状態とに
変換可能な可動片17,17を有し、該可動片に
より受け入れた入賞打球が流入する一般入賞口2
2と継続入賞口21とを配設した変動入賞装置8
と、 上記継続入賞口へ入賞した打球を検出して継続
入賞信号を発生する継続入賞信号発生手段(継続
検出器31)と、 上記特定入賞信号発生手段からの特定入賞信号
にもとづいて、上記変動入賞装置の可動片を遊技
者にとつて有利な第2状態に変換して第1の入賞
増大状態を起生する第1の入賞増大状態起生制御
手段(例えばパルス発振器32、波形整形回路3
4、フリツプフロツプ35、オアゲート36、カ
ウンタ回路37、波形整形38、フリツプフロツ
プ39等)と、 該第1の入賞増大状態起生制御手段の作動中に
おける上記継続入賞信号発生手段からの継続入賞
信号にもとづいて、当該第1の入賞増大状態起生
制御手段の作動を停止させ、継続遊技開始指令信
号を発生する継続遊技開始指令信号発生手段(例
えば波形整形40、フリツプフロツプ41、アン
ドゲート42、マルチバイブレータ43、アンド
ゲート44等)と、 上記継続遊技開始指令信号発生手段からの継続
遊技開始指令信号にもとづいて、上記変動入賞装
置の可動片を遊技者にとつて有利な第2状態に予
め定められた所定期間変換して上記第1の入賞増
大状態よりも利益率が高い第2の入賞増大状態を
起生する第2の入賞増大状態起生制御手段(パル
ス発振器32、オアゲート36、カウンタ回路3
7等)と、 該第2の入賞増大状態起生制御手段の作動中に
おける上記継続入賞信号発生手段からの出力信号
にもとづいて、当該進行している第2の入賞増大
状態を直ちに終了させて次回の第2の入賞増大状
態を起生する第2の入賞増大状態移行制御手段
(オアゲート36、フリツプフロツプ41、アン
ドゲート42、マルチバイブレータ43、アンド
ゲート44等)と、 上記変動入賞装置が第2の入賞増大状態のとき
変動入賞装置へ入賞した入賞球を検出する計数検
出手段(計数検出器29)と、 上記第2の入賞増大状態起生制御手段により変
動入賞装置の可動片が遊技者にとつて有利な第2
状態のとき変動入賞装置へ入賞可能な入賞球数を
設定する入賞球数設定手段(カウンタ51)と、 上記計数検出手段からの検出出力と上記入賞球
数設定手段による入賞球の設定数並びに上記予め
定められた所定期間にもとづいて、上記所定期間
内に入賞球数が上記設定数に達したこと、または
上記入賞球数が上記設定数に達することなく、上
記所定期間が経過したことを判定する判定手段
(例えばカウンタ回路37、フリツプフロツプ4
1、カウンタ51、オアゲート52等)と、 上記第2の入賞増大状態移行制御手段からの出
力信号にもとづいて、上記入賞球数設定手段と判
定手段とを初期状態に復帰させる初期状態復帰制
御手段(例えばパルス発振器32、オアゲート3
6、カウンタ回路37、フリツプフロツプ41、
アンドゲート42、マルチバイブレータ43、ア
ンドゲート44、カウンタ51等)と、 上記計数検出手段からの検出出力に応答して入
賞球数を表示する入賞球数表示手段(例えば波形
整形回路50、カウンタ51、ドライバ53、入
賞球数表示器54等)と、 を備えたことを特徴とするものである。
<作用> 打球が特定入賞口9,10に入賞すると、特定
入賞信号発生手段14,15がこの打球を検出し
て特定入賞信号を第1の入賞増大状態起生制御手
段に送り、この第1の入賞増大状態起生制御手段
が変動入賞装置8を遊技者にとつて不利な第1状
態から有利な第2状態に変換して第1の入賞増大
状態とする。
この第1の入賞増大状態で変動入賞装置に入つ
た打球が継続入賞口21に入賞すると、継続入賞
信号発生手段31がこの打球を検出して継続入賞
信号を発生して継続遊技開始指令信号発生手段に
送り、これにより継続遊技開始指令信号発生手段
が継続遊技開始指令信号を第2の入賞増大状態起
生制御手段に送る。そして、この信号を受ける
と、第2の入賞増大状態起生制御手段が変動入賞
装置の可動片を遊技者にとつて有利な第2状態に
予め定められた所定期間変換して上記した第1の
入賞増大状態よりも利益率の高い第2の入賞増大
状態とする。
第2の入賞増大状態で打球が変動入賞装置に入
り、この打球が継続入賞口に入賞すると、継続入
賞信号発生手段からの継続入賞信号にもとづい
て、第2の入賞増大状態移行制御手段が現在進行
している第2の入賞増大状態を直ちに終了させて
次回の第2の入賞増大状態に移行させる。
第2の入賞増大状態で変動入賞装置に入賞した
打球は計数検出手段により検出され、この検出出
力に応答して入賞球数表示手段が入賞球数を表示
するとともに、入賞球数設定手段で制定した設定
数になつたかを判定手段が判定する。そして、所
定期間が経過する前に入賞球数が設定数に達した
と判定手段が判定した場合、または入賞球数が所
定数に達する前に所定期間が経過すると判定する
と、遊戯が通常の状態に復帰する。
更に、入賞球数が所定後に達する前であり、か
つ所定期間が経過する前に打球が継続入賞口に入
賞すると、第2の入賞増大状態移行制御手段から
の出力信号にもとづいて、入賞球数設定手段と判
定手段とを初期状態に復帰させ、新たな第2の入
賞増大状態をむかえることとなる。
<実施例> 以下本発明を実施例の図面にもとづいて説明す
る。
パチンコ機1は、第1図で示すように、額縁状
前面枠2の表面に球供給皿3、打球の発射操作部
4などを有し、前面枠2の窓部を後方から塞ぐよ
うにして設けた遊技盤5の表面にはガイドレール
6で囲まれた遊技部7を有し、該遊技部7には無
数の障害釘(図示せず)を植設するとともに入賞
領域として変動入賞装置8、第1特定入賞口9、
第2特定入賞口10などを配設し、遊技盤5の裏
側には賞球を排出する賞球排出装置(図示せず)
や電気的制御装置11などを設ける。
そして、遊技者が球供給皿3に球を供給し、発
射操作部4を操作すると、打球発射装置12が作
動して球供給皿3から導いた球を1個宛ガイドレ
ール6を介して遊技部7内に発射する。
遊技部7内に発射された打球は、障害釘に当た
りながら流下し、流下する途中でいずれの入賞口
に入らなかつた場合には遊技部7の最下位置に開
設したアウトロ13からアウト玉として遊技盤5
の裏側に排出する。
一方、遊技部7内を流下する途中で打球が第1
特定入賞口9又は第2特定入賞口10に入ると、
各特定入賞口9,10の流路に臨ませた特定入賞
信号発生手段としての第1特定入賞検出器14、
第2特定入賞検出器5が該打球を検出し、該検出
器14,15からの特定入賞信号を受けた電気的
制御装置11が変動入賞装置8を打球が入賞し易
い状態、即ち遊技者にとつて有利な第2状態に変
換する。
変動入賞装置8は、遊技盤5表面に取付ける基
板16表面の左右に可動片17,17を対向状に
軸着し、両可動片17,17間に位置する基板1
6のほぼ中央部分を窪ませて凹室18を形成し、
該凹室18内には傾斜上端が両可動片17,17
の間隙内に位置し、傾斜下端が凹室18の途中に
位置する傾斜板19を設け、凹室18の傾斜底面
20下端の下方には可動片17,17が受け入れ
た打球だけを入賞させる継続入賞口21と一般入
賞口22…とを並べて開設する。
可動片17は、長さの途中に支軸23をインサ
ート成形し、該支軸23により基板16表面に回
動可能に軸着したもので、基板16の裏側に突出
させた支軸23の軸端23′にリンク機構24を
介して電気的駆動源、例えばソレノイド25を連
結する。
したがつて、電磁ソレノイド25を消磁した状
態において、電磁ソレノイド25のスプリング2
6の付勢により両可動片17,17が、図中実線
で示すように、直立状に停止する。この状態では
基板16の上部に形成した鍔部27が両可動片1
7,17の上端間隙を塞ぐので、変動入賞装置8
は、流下する打球を受け入れない、即ち遊技者に
とつて不利な第1状態となる。
一方、電磁ソレノイド25を励磁すると、リン
ク機構24が鉄芯25′の移動を支軸23に回転
力として伝導し、可動片17,17を図中鎖線で
示すようにV字状に傾動し、打球を受け入れ易
い、即ち遊技者にとつて有利な第2状態に変換す
る。変動入層装置8が第2状態に変換すると、可
動片17,17が流下してくる打球を受け止め、
傾斜板19上に案内する。傾斜板19上に案内さ
れた打球は、上面の下り傾斜によつて一旦凹室1
8の奥へ転動した後、傾斜板19の傾斜下端と凹
室18の内面との間隙から底面20上に落下し、
該底面20の下り傾斜によつて再び基板16表面
に出現し、底面20の傾斜下端から継続入賞口2
1または一般入賞口22…に入る。
一般入賞口22に入つた打球は、遊技盤5裏側
の計数枠28に排出され、該計数枠28の下方部
に設けてある計数検出手段としての計数検出器2
9を作動した後に入賞球となる。一方、継続入賞
口21に入つた打球は遊技盤5の裏側に排出され
ると、継続球樋30の上方部に設けてある継続入
賞信号発生手段としての継続検出器31を作動し
た後に計数枠28内に流下し、計数検出器29を
作動した後に流下して入賞球となる。なお、計数
検出器29は、計数時間を縮小する目的で、1個
に限定されるものではなく各入賞口ごとに設けた
り、或は継続検出器31を継続検出用と計数検出
用とに利用してもよい。
継続検出器31が作動すると該検出器31と電
気的に接続してある電気的制御装置11が変動入
賞装置8を繰り返し第1状態から第2状態に変換
したり、第2状態を所定時間(例えば30秒間)継
続する。なお、第2状態を所定時間継続可能にす
る場合、計数検出器29からの信号に基づき入賞
球数を計数し、この値が所定値に達したときは所
定時間の経過に拘らず第1状態に復元させること
もできる。
図示の実施例においては、打球が第1特定入賞
口9に入ると特定入賞検出器14が該打球を検出
して電気的制御装置11に信号を送り、該信号を
受けた電気的制御装置11が電磁ソレノイド25
を励磁することにより変動入賞装置8を1回だけ
第1状態から第2状態に変換する。変動入賞装置
8が第2状態を維持する時間は、電気的制御装置
11に予め設定した所定時間(例えば0.7秒間)
である。したがつて、この所定時間が経過すると
電磁ソレノイド25が消磁し、スプリング26の
付勢により両可動片17,17が戻り回動しい、
変動入賞装置8は第1状態に復帰する。
一方、打球が第2特定入賞口10に入ると特定
入賞検出器15が該打球を検出し、該検出器15
からの信号により電気的制御装置11が変動入賞
装置8を前記所定時間ずつ2回第2状態に変換す
る。
この様に打球が特定入賞口9,10に入ると変
動入賞装置8は、時間や回数や入賞数で制御され
た範囲において第2状態に変換され、この遊技者
にとつて有利な第2状態が第1の入賞増大状態で
ある。
変動入賞装置8が第2状態となつているとき
に、打球が継続入賞口21に入ると、継続入賞信
号発生手段としての継続検出器31が該打球を検
出し、該検出器31からの継続入賞信号を受けた
電気的制御装置11が変動入賞装置8を前記規制
範囲より特有の態様で第2状態に変換する。
図面の実施例では前記した所定時間(0.7秒間)
ずつ所定の回数(例えば18回)だけ繰り返し可動
片17,17を開閉動作して第2状態に変換す
る。そして、この所定回数が終了するまでの間に
打球が継続入賞口21に入らなかつた場合には所
定回数を終了した後に第1状態を継続する初期状
態に戻し、一方、所定回数を終了するまでの間に
打球が継続入賞口1に入つた場合には継続検出器
31からの信号により電気的制御装置11が前記
所定回数を再度1回目からカウントして可動片1
7,17の開閉動作を繰り返す。即ち、所定回数
の途中で打球が継続入賞口21に入ると、所定回
数(18回)の残り回数に拘らず新たに所定回数
(18回)を1回、2回…とカウントする。換言す
れば所定回数(18回)を終了するまでに打球が継
続入賞口21に入賞する限り、変動入賞装置8は
状態変換動作を繰り返すことになる。この様にす
るとパチンコ機1は、短時間のうちに予定数(打
止め数)を排出して所謂打止めになつてしまう。
そこで本実施例では前記所定回数(18回)だけ変
換し得る状態を1サイクルとし、このサイクルの
繰り返し回数を一定数(例えば8回)に規制する
とともに、1サイクルにおける入賞球数を所定数
(例えば10個)に制限し、この制限入賞数に達す
るまでの間に打球が継続入賞口21に入らなかつ
た場合には、残りのサイクル数に拘らず第1状態
を継続する初期状態に戻すように規制する。即
ち、某サイクルにおいては打球が継続入賞口21
に入らないで一般入賞口22…ばかりに入つてし
まい、この入賞球数が制限入賞球数に達したとき
は、次のサイクルに移ることなくそのサイクルの
終了時点で初期状態に戻すのである。この遊技状
態は前記した第1の入賞増大状態よりも利益率が
高く、これを第2の入賞増大状態とする。
なお、遊技者には現サイクルにおける入賞球数
をランプ表示、或はデジタル表示することが望ま
しい。
以下、第5図に示す電気的制御装置11のブロ
ツク配線図にもとづいて詳細に説明する。
可動片駆動用のソレノイド25は、矩形波パル
ス発振器32及びスイツチング回路33により通
電制御を受ける。図示の場合はスイツチング回路
としてnpnトランジスタを用い、そのコレクタと
電力源PBとの間にソレノイド25を挿入し、発
振器出力をそのベースに与えている。
従つて、矩形波パルス発振器32が発振パルス
を送り出す度にスイツチングトランジスタがオン
となりその度毎にソレノイドを導通させ、可動片
17を第2状態、この場合開放姿勢に付けること
になる。
そして、1回あたりのソレノイド通電時間、即
ち1回当たりの可動片開放時間は発振パルスのパ
ルス幅T1により定まり、何回か開閉を繰返させ
る場合には、一旦閉じてから再び開くまでの時間
はパルス繰返し周期T2により定まる。例えば、
1回当たり約0.7秒だけ可動片化17を開きたい
場合には、パルス幅T1=0.7secに選ぶ等する。同
様に繰返し時間間隔T2も設計的に定めれば良い。
本パチンコ機1には、第1、第2特定入賞口
9,10に球が入賞した場合には夫々所定のn
回、m回、例えば1回(n=1)と2回(m=
2)、可動片17を開き、その間に開いた可動片
を案内として入つた球が運良く継続入賞口21に
入つた場合にはl回、例えば18回(l=18)、可
動片17を更に開閉させようとしているが、この
ような回数制御は、結局はパルス発振器32の発
振パルス数を夫々の場合に応じて1、2、18個を
上限とするように選択すれば良いことになる。
そしてまた、継続入賞口21への入賞に関して
は、最大l回、例えば上述のように最大18回の可
動片開放動作を1サイクルとして、更新回数をq
回、即ちqサイクル(例えば8サイクル)を上限
として、かつ、現サイクル中に継続入賞口21へ
の入賞が制限入賞球数を達する前にあつた場合に
はこの時点で現サイクルを中断し、新サイクルに
更新するようにし、継続入賞口21への入賞があ
る前に制限入賞球数に達してしまつた場合には新
サイクルへの更新は行わず初期状態に戻すように
している。もつとも、回路的には、サイクル更新
の方か基本回路であつて、更新回数は付帯的な回
路となつている。
発振器32が定められた個数N(N=n or m
or l)のパルスを発振したら停止するように
するためには、公知回路技術をして様々な方法が
考えられるが、この実施例では稼働入力にデジタ
ルレベルで高レベル(H)乃至論理値“1”が加えら
れると発振を開始する発振器を用い、発振開始後
のパルス数N(t)を計数し、この数N(t)が状況に応
じて予め定められている個数Nに達したならば稼
働入力を低レベル(L)にすることによりなしてい
る。
Hレベルである時に有意の発振器稼働信号は、
第1、第2特定入賞口9,10、及び継続入賞口
21に入賞があると発せされる。各入賞口への入
賞はマイクロスイツチその他電子的なものも含め
て適当な検出スイツチ乃至検出器によりなすが、
この入賞検出から始まる発振器制御について図示
具体例に即して説明する。
先ず、この場合、可動片17を1回だけ(N=
n=1)開閉するための第1特定入賞口9に入賞
球があつたとすると、第1特定入賞検出器14に
よりその旨の検出信号が発せられる。この検出信
号は一般にインパルス的なので、適当な波形整形
回路34により有意のパルス幅のパルス波形に変
換され、発振器稼動信号S1Hを発するためのRS型
フリツプフロツプ35のセツト入力に加えられ
る。
フリツプフロツプ35のセツト信号、即ちQ出
力におけるHレベルとしての発振器稼動信号S1H
は、後述する第2特定入賞口10及び継続入賞口
21からの検出器を介しての発振器稼動信号S2H
S3Hと並列的に、かつ、デジタル的にバツフアさ
れながら発振器に送られるように、これ等3信号
のオアゲート36を介して当該発振器稼動入力に
送られる。
これにより、発振器32はパルス発振し、スイ
ツチング回路33を介して既述のようにソレノイ
ド25を通電し、可動片17を開かせるが、この
発振器出力は同時に適当なカウンタ回路37に入
力される。図示の場合は、このカウンタ回路37
は並列出力を持つシフトレジスタで構成され、桁
数、即ち最大カウント数は少なくとも既述のn、
m、lの中、最大の数、この場合l(例えば18)
個のパルスをカウントできる容量を持つている。
そして、各パルスカウント数に対応する並列出力
Q1,Q2,…,Qe(Q18)の中、Q1出力が発振稼働
信号S1Hを発したフリツプフロツプ35のリセツ
ト入力Rに接続されている。
従つて、先のようにパルス発振器32が発振し
て先ず1つのパルスを送出し、ソレノイド25を
そのパルス幅T1に応じた時間だけ通電させ、可
動片17を同じく時間T1だけ開く一方では、カ
ウンタ37はパルス数「1」をカウントし、その
Q1出力が論理“1”乃至Hレベルになるため、
フリツプフロツプ35はリセツトされる。これに
より、そのQ出力はそれ迄有意の稼働信号S1H
してHレベルであつたものが論理“0”乃至Lレ
ベルになるため、発振器32は停止する。つま
り、一発のパルスを発振させただけで発振を止め
ることができ、第1特定入賞口9の入賞について
は1回だけ可動片17を開かせるという目的が果
たされる。尚、上記から明らかなように、この実
施例では稼動信号=停止信号であり、フリツプフ
ロツプは両信号の発生器を兼ねているが、回路に
よつては別個に各信号が発生される場合もある。
この実施例では停止信号をS1Lと記し、他の稼動
信号S2H,S3HについてもS2H=S2L,S3H=S3Lであ
る。
このように、発振器32が初期通り1個のパル
スを発振した時点で停止信号S1Lが発せられると、
カウンタ37のインバータ入力として示したリセ
ツト入力にこの信号が同じくオアゲート36を介
して送られるので、カウンタ37は初期状態に復
帰し、以後、第1特定入賞口9に入賞のある度に
上記動作を再現する。
第2特定入賞口10に関する第2特定入賞検出
器15からの信号処理も上記第1特定入賞口9に
関するそれと原理的には同じであり、波形整形回
路38からRS型フリツプフロツプ39、オアゲ
ート36を介して発振器32の稼動入力に至る。
しかし、フリツプフロツプ39のリセツト入力
は、カウンタ37のカウント数「2」に対応する
Q2出力から導かれているため、一旦、稼働信号
S2Hが発せられて発振器32が発振すると、2個
のパルスが送り出されてソレノイド25が2回通
電されるまでは停止信号S2Lは発せられない。
逆に言えば、このようにして、第2特定入賞口
10に入賞があつた時には2回、可動片17を開
かせると言う所要の所作が満たされる。
この様に、どの入賞口に入賞があつたなら可動
片を何回開かせるという要求には、カウンタ37
の何番の出力に各稼動信号及び停止信号発生用の
フリツプフロツプのリセツト入力を接続するかと
いう選択で簡単に応えることができる。即ち、既
術のn、mひいては後述のlは、夫々カウンタ3
7のn番目、m番目、l番目の出力に対応させれ
ば良い。
上述のようにして可動片17が1回乃至2回の
開放動作をしている時に、該可動片17を案内と
して入賞した球が継続入賞口21に入賞し、継続
検出器31にて検出された時には最大18回までの
更なる開閉動作をなすための回路は次のようにな
つている。ここで「最大」18回と記したのは、先
にも少し触れたように、18回は単位サイクル、1
サイクルであつて、このサイクル中に更に継続検
出器31が入力されると、そのサイクルは18回の
可動片開閉を全うせずに中断され、次のサイクル
の1回目が始まるようにしているからである。例
えば、7回目の開放動作終了後に継続検出器31
の作動から始まる次のサイクルが開始すると、次
の8回目の開放動作は全サイクルの8回目ではな
く、更新された新サイクルの1回目となる。ま
た、この更新サイクル数は最大8サイクル迄許さ
れているから、各サイクル当たり18回の最大開放
動作数が守られれば18×8回の開放動作が期待で
きるが、逆に最初の1サイクルであつてもその間
の制限入賞球に達する前に継続入賞口21への入
賞がなければそのサイクルで終わつてしまうよう
に図られている。
このサイクルの中断、更新の概念、及び更新回
数の制限については理解をた易くするため、一先
づここでは棚上げしておき、1サイクルの開始か
ら終了までを説明する。
上記した第1、第2特定入賞口9,10への入
賞に伴う可動片17の1回乃至2回の開放動作中
に入賞した球が継続検出器31にて検出される
と、先と同様に波形整形回路40を介して発信器
稼動信号S3H発生用のフリツプフロツプ41がセ
ツトされる。但し、このセツト入力までの信号線
路中にはアンドゲート42が挿入されていて、後
述のように、最終サイクルに至ると継続検出器3
1からの信号を以後は通過させないように図られ
ている。即ち、後に詳しいように、最終サイクル
検出信号SfHがHレベルとして発せられると、こ
の信号がアンドゲート42の一反転入力に加えら
れるために、アンドが採られなくなるのである
が、それ以前ではSfH=SfLであるので、アンドが
採り得る状態となつているのである。
フリツプフロツプ41に上述の如くセツト入力
が加えられると、Q出力Hレベルとしての発振器
稼動信号S3Hが生ずるが、この信号は直ぐには発
振器32に送られることはないようになつてい
る。つまり、継続検出器31からの検出信号は、
予定の時定数を持つ単安定マルチバイブレータ4
3にも加えられており、この出力を、セツト入力
にHレベルが与えられると一定時間T3の間だけ
Lレベルになる出力から採り出し、この出力
とフリツプフロツプ41のQ出力とのアンドをゲ
ート44にて採つているためである。
従つて、検出信号の発生と同時にフリツプフロ
ツプ41がセツトされるが、これと同時にマルチ
バイブレータ43もセツトされるため、上記した
バイブレータセツト時間T3を経過するまではア
ンドゲート44は閉じており、オアゲート36を
介して発振器32へこの稼動信号S3Hが送られる
ことはないのである。時間T3経過後に始めて稼
動信号S3Hが発振器に送られるが、このように稼
動検出器31の作動の因を作つた第1、第2特定
入賞口9,10への入賞に伴う一回乃至2回の稼
働片開放動作を予定通り確実に終了させ、各対応
フリツプフロツプ35,39のリセツトによりカ
ウンタ37を確実にリセツト、帰零する時間を稼
ぐためである。時間T3はそのようにして定めら
れるが、このように時間遅れを持たせていない
と、例えば2回開放動作用の第2特定入賞口10
への入賞検出に伴い可動片17が始めの1回の開
放動作をした時に入つた球が継続検出器30にて
検出されることがあつた場合、2回目の開放動作
以前に以下述べる継続モードが発生してしまうこ
とがあり、このようなことがあると、カウンタ3
7は既に「1」をカウントしているため、予定の
最大18回までの可動片17の追加開放動作は守れ
ず、17回となつてしまうからである。
尚、この単安定マルチバイブレータ43は、サ
イクル更新の時にも重要な機能を持つが、これに
ついては後述する。
とにかくも、一定時間T3内にカウンタ37が
リセツトされた後、可動信号S3Hが発振器32に
送られると、再び発振器32は発振を開始し、各
発振パルス毎にソレノイド25は通電され、可動
片17の開閉動作を繰り返していくことになる
が、同時にこのパルス数N(t)はカウンタ37にて
計数されていく。そして、このカウンタ37の既
述したl番目、この場合18番目の出力Q18にはフ
リツプフロツプ41のリセツト入力が接続してい
るため、結局、パルス数N(t)=l=18となつた所
でフリツプフロツプ41はリセツトし、稼動信号
S3Hは停止信号S3Lとなる。
蓋し、18回の可動片開閉を行つて発振器32は
予定通り停止し、回路は初期状態に戻る。
即ち、上述した18回を1単位としての1サイク
ル中に、それ以後の継続入賞口21への入賞がな
ければ、本回路系は初期状態となり、以後また第
1、第2特定入賞口9,10への入賞からの作動
を待つ状態となる。
1サイクル中で開閉動作をしている可動片17
を案内として、制限入賞球数に達する前に再び幸
運にも継続入賞口21への入賞球があると、事情
は異なり、新しいサイクルに更新されていくこと
になる。
即ち、1サイクル中にて制限入賞球数に達する
前に再び継続検出器31が検出信号を発すると、
フリツプフロツプ41、単安定マルチバイブレー
タ43の双方にセツト入力信号が送られる。この
ようにして、当該サイクル稼動中ではフリツプフ
ロツプ41は既にセツトされているからここで再
びセツト信号を受けても状態は変わらず、Q出力
=Hのままであるが、単安定マルチバイブレータ
43の方向、既述のように非セツト状態(=
H)に戻つているため、このセツト信号で状態を
再び反転し、=Lとなる。従つて、アンドゲー
ト44でのアンドが採れなくなり、発振器32へ
の信号は停止信号S3Lとなつて発振器32を停止
させ、同時にカウンタ37をリセツトする。その
後、既述のバイブレータセツト時間T3が経過す
ると、再びアンドゲート44が開き、発振器32
に稼動信号S3Hが送られて発振器を稼動させると
共に、カウンタ37は内容「0」から再び発振パ
ルス数N(U)をカウントしていくことになる。
この新たなサイクル中であつて、そのサイクル
における制限入賞球数に達する前に再び継続検出
器31が検出作動をすれば、上記と同じ動作でこ
のサイクルも次のサイクルに更新されるし、そう
でなければカウンタ37がパルス数「18」をカウ
ントした所で回路は既述のように1サイクル終了
に伴う初期状態に戻る。
上記のままでは、各サイクル中において継続検
出器31の検出作動に伴うサイクル更新は無限回
続き得る。そこで、それを有限の更新回数q回、
例えば8回(q=8)に制限するためには、本実
施例では次のような回路構成とした。
q個のパルスをカウントできる容量のカウン
タ、この場合は、ダウンカウンタ45を用意し、
このダウンカウンタ45のプリセツト入力に当該
qに対応するバリナリコードを入力しておく。q
=8の場合は、二進化十進コードで示すとすると
4ビツトのデジタルカウンタで最上位ビツト
(MSB)P4から最下位ビツト(LSB)P1に向け
て“1000”となる。
このカウンタ45へのリセツト入力を継続検出
器31に関するフリツプフロツプ41からの出
力=Hで採ると、以前において継続モードが起
き、そのサイクルが既述のようにして終了し、フ
リツプフロツプ41が発振パルスカウンタ37か
らのQ18出力によりリセツトされ、出力が当該
Hレベルに戻つた時にこのダウンカウンタ45も
リセツトされる。また、このリセツト信号は時定
数回路乃至タイマ回路46を経ていくらか遅れて
プリセツトイネーブル入力にも加えられ、この時
点でプリセツト値がセツトされる。即ち、この時
点でのカウンタ45の内容は“1000”であり、出
力Q4〜Q1(MSBから)にはその旨の出力が表さ
れている。
このカウンタ内容は可視表示させると遊技者に
とつては興味深いので、当該カウンタ出力を例え
ば遊技盤5の表面に設けた7セグメントデイスプ
レイ等に表示させるようにしておくとよい。従つ
て、上記時点ではこのデイスプレイ47には数字
「8」が表示されている。勿論、カウンタの二進
化十進4ビツト出力と7セグメントデイスプレイ
47との間には適当なインターフエース、例えば
ドライバを兼ねるデコーダ48を介挿しておく。
先の説明において、最初に継続検出器31が検
出動作をなして継続モードになり、第1回目のサ
イクルが始まると、このサイクルを始めさせた当
該検出器31からの検出信号はダウンカウンタ4
5のクロツク入力にも与えられる。従つて、ダウ
ンカウンタはその内容から「1」を減じて「7」
となり、その旨、また可視表示される。従つて、
この表示は更新可能な残り回数を示すものとな
る。
その後、継続検出器31の検出作動毎に行われ
るサイクル更新と同時に、ダウンカウンタ45は
漸次その内容を減じていく。
そして、残り回数「0」となつたことを示す出
力がカウンタ45の出力に表れると、「0」検出
器としてのこの場合のノアゲート49がカウンタ
出力Q4〜Q1の“0000”を検出し、最終サイクル
乃至最終検出信号(現在進行中のサイクルが最終
サイクルであることを示す信号)SfHを発生する。
従つて、先に触れたように、検出器31の出力
線路中に介在しているアンドゲート42は閉じ、
以後の信号の通過は阻止される。そのため、この
最終サイクルは18回の可動片開閉動作を全うし、
終了する。これに伴いダウンカウンタ45がリセ
ツトされ、プリセツトされることにより、ノアゲ
ート出力もSfLとなつてアンドゲート42を再び
開き得る状態にし、全回路系は初期状態に戻る。
なお、上記した残り回数の表示に代えて、現在
進行通のサイクルが残り何番目のサイクルである
か或いは始めから何番目のサイクルであるかを表
示させるようにしても良い。
また本発明においては、サイクル更新回数を有
限にするだけでなく、このサイクルの更新自体に
制限を加える。即ち、上記した1サイクル中に発
生す入賞球数の上限を定めておき、この制限入賞
球数に達する前に打球が継続入賞口21に入らな
かつた場合にはサイクルの更新を行わないように
する。このため、図面で示す実施例では、一般入
賞口22と継続入賞口21とに入つた球を検出す
る計数検出器29を波形整形回路50を介してカ
ウンタ51に接続する。カウンタ51は、計数検
出器29からの信号により入賞球数を計数し、こ
の値が予め設定された制限入賞球数(例えば10
個)に達したときにHレベルの打ち切り信号を発
する。そしてこの打ち切り信号は、オアゲート5
2を介して既述のフリツプフロツプ41にリセツ
ト入力として送られ、該フリツプフロツプ41を
リセツトする。フリツプフロツプ41がリセツト
すると、稼動信号S3Hは停止信号S3Lとなり、回路
を初期状態に戻す。即ち、変動入賞装置8は、入
賞球の数が制限入賞球数に達した場合には、可動
片17の残り開閉回数やサイクルの残り数に拘ら
ず、打球を受け入れない第1状態に戻るのであ
る。
一方、制限入賞球数に達する前に打球が継続入
賞口21に入つた場合には、アンドゲート44か
らの可動信号S3Hにより次のサイクルに更新する
ことは前記と同様であり、この稼動信号の立下が
りをとらえる微分回路によりカウンタ51をリセ
ツトし、新しいサイクルにおける入賞球数を再度
「1」からカウントする。なおカウンタ51は、
アンドゲート44出力がLレベルになると上記微
分回路によりリセツトするので、カウンタ37の
Q18出力によつてもリセツトする。したがつて、
新しいサイクルにおいては常に「1」からカウン
トする。
この様に、本実施例においては、パルス発振器
32、波形整形回路34、フリツプフロツプ3
5、オアゲート36、カウンタ回路37、波形整
形38、フリツプフロツプ39等が、特定入賞信
号発生手段である第1、第2特定入賞検出器1
4,15からの特定入賞信号にもとづいて、変動
入賞装置8の可動片17を遊技者にとつて有利な
第2状態に変換して第1の入賞増大状態状態を起
生する第1の入賞増大状態起生制御手段として機
能し、波形整形40、フリツプフロツプ41、ア
ンドゲート42、マルチバイブレータ43、アン
ドゲート44等が第1の入賞増大状態起生手段の
作動中における継続入賞信号発生手段である継続
検出器31からの継続入賞信号にもとづいて、当
該第1の入賞増大状態起生制御手段の作動を停止
させ、継続遊技開始指令信号を発生する継続遊技
開始指令信号発生手段として機能し、パルス発振
器32、オアゲート36、カウンタ回路37が継
続遊技開始指令信号発生手段からの継続遊技開始
指令信号にもとづいて、変動入賞装置8の可動片
17を遊技者にとつて有利な第2状態に予め定め
られた所定期間変換して上記第1の入賞増大状態
よりも利益率が高い第2の入賞増大状態を起生す
る第2の入賞増大状態起生制御手段として機能
し、オアゲート36、フリツプフロツプ41、ア
ンドゲート42、マルチバイブレータ43、アン
ドゲート44等が第2の入賞増大状態起生制御手
段の作動中における継続入賞信号発生手段からの
出力信号にもとづいて、当該信号している第2の
入賞増大状態を直ちに終了させて次回の第2の入
賞増大状態を起生する入賞増大状態移行制御手段
として機能し、カウンタ51が第2の入賞増大状
態起生制御手段により変動入賞装置8の可動片1
7が遊技者によつて有利な第2状態のとき変動入
賞装置8へ入賞可能な入賞球数を設定する入賞球
数設定手段として機能し、カウンタ回路37、フ
リツプフロツプ41、カウンタ51、オアゲート
52等が計数検出手段としての計数検出器29か
らの検出出力と上記入賞球数設定手段による入賞
球の設定数並びに上記予め定められた所定期間に
もとづいて、上記所定期間内に入賞球数が上記設
定数に達したこと、または上記入賞球数が上記設
定数に達することなく、上記所定期間が経過した
ことを判定する判定手段として機能し、パルス発
振器32、アオゲート36、カウンタ回路37、
フリツプフロツプ41、アンドゲート42、マル
チバイブレータ43、アンドゲート44、カウン
タ51等が上記第2の入賞増大状態移行制御手段
からの出力信号にもとづいて、上記入賞球数設定
手段と判定手段とを初期状態に復帰させる初期状
態復帰制御手段として機能し、波形成形回路5
0、カウンタ51、ドライバ53、入賞球数表示
器54等が計数検出手段からの検出出力に応答し
て入賞球数を表示する入賞球数表示手段として機
能する。
上記の様に入賞球数に制限を設けると、制限入
賞球数に達する直前、例えば制限入賞球数が
「10」に設定されており、当該サイクルにおける
入賞球数がすでに「9」となつた状態において、
打球が一般入賞口22と継続入賞口21とに殆ど
同時に入つた場合の取扱いが問題となる。そこで
本実施例においては、第2図に示すように、継続
入賞口21から継続検出器31までの流路の長さ
よりも、一般入賞口22から計数検出器29まで
の流路の長さを長くすることにより、継続入賞口
21に入つた球を先に検出し、サイクルを更新す
るようにすると遊技者に有利となる。
また、第1図及び第5図に示すように、計数検
出器29により検出したサイクル毎の入賞球の数
をカウンタ51からの信号によりドライバ53を
介してパチンコ機前面の入賞球数表示器54に可
視表示する。この様にすると、遊戯の興趣を一層
高めることができるし、安心感、信頼感を与える
ことができる。
また、上記実施例では可動片17,17を対向
状に軸着した変動入賞装置8について説明した
が、本発明における変動入賞装置はこれに限定さ
れるものでなく、可動片17の状態により打球を
受け入れない乃至受け入れ難い第1状態と、打球
を受け入れ易い第2状態とに変換可能であつて、
第2状態において受け入れた打球を入賞させる一
般入賞口22と継続入賞口21とを有するもので
あればどのような構成でもよい。例えば第6図に
示すように、基板16′に開閉した横長な球入口
55に横長な可動片17′の下端を軸着し、基板
16′の裏側には球入口55に連通する一般入賞
口22′,22′と継続入賞口21′とを有する箱
枠56を設け、可動片17′を直立状に起立させ
て打球を受け入れない第1状態と、可動片17′
の状態を前方に傾倒して球入口55を開き打球を
受け入れ易くした第2状態とに変換する変動入賞
装置8′でもよい。なお、この変動入賞装置8′に
おいても継続入賞口21′の流路に継続検出器
(図示せず)を設け、また計数検出器(図示せず)
を適宜な流路に設けることは前記変動入賞装置8
と同様である。
<発明の効果> 以上説明したように本発明によれば、特定入賞
信号発生手段からの特定入賞信号にもとづいて第
1の入賞状態起生制御手段が変動入賞装置の可動
片を遊技者によつて有利な第2状態に変換して第
1の入賞増大状態を起生し、継続遊技開始指令信
号発生手段からの継続遊技開始指令信号にもとづ
いて第2の入賞増大状態起生制御手段が変動入賞
装置の可動片を遊技者にとつて有利な第2状態に
予め定められた所定期間変換して第1の入賞増大
状態よりも利益率が高い第2の入賞増大状態を起
生し、しかも、判定手段が上記所定期間内に入賞
球数が入賞球数設定手段で設定した数に達したこ
と、または入賞球が設定数に達することなく上記
所定期間が経過してことを判定するので、第2の
入賞増大状態になつた場合、遊技者は限られた所
定期間内にできるだけ多くの打球を変動入賞装置
内に入賞させようと意識し、しかもこの所定期間
内であつても変動入賞装置内に入賞し得る入賞球
数が制限されているために打球が上記設定数に達
するまでに継続入賞口にも入賞させようと意識す
る。さらには、第2の入賞増大状態のときに打球
が継続入賞口に入賞すると部2の入賞増大状態移
行制御手段が直ちに当該第2の入賞増大状態を終
了させて次回の第2の入賞増大状態に移行させて
しまうので、遊技者は、上記設定数のできるだけ
最後の打球を継続入賞口に入賞させようと意識す
るとともに、第2の入賞増大状態移行制御手段か
らの出力信号にもとづいて入賞球数設定手段と判
定手段とを初期状態に復帰させるので、次回の第
2の入賞増大状態に移行した場合には、前回の第
2の入賞増大状態の入賞珠数の設定及び所定期間
が新たに発生することとなり、遊技者は新たな気
持で新しい遊技にチヤレンジする気持を持ち直す
ことができる。
したがつて、本発明によれば第2の入賞増大状
態になつた場合に、漫然と打球を発射すればそれ
なりの数量の賞球を獲得できた従来のパチンコ機
とは異なり、変動入賞装置への入賞球数が設定数
の達する直前に継続入賞口に入賞させなければ大
量の賞球を獲得できない。即ち、せつかくのチヤ
ンスを潰しかねないので、スリルと変化に富んだ
遊技となる。
しかも、変動入賞装置の第2状態を所定期間内
に制限することに加えて変動入賞装置への入賞球
数を設定数までと制限したので、遊技者の技量の
差で遊技者が獲得できる利益に大きな差が生じる
ことは稀になり、一般的な遊技者であつても期待
感とスリルを満喫しながら十分に楽しい遊技を行
うことができるし、更には入賞率の平均化を図れ
るので障害釘の調整も容易になるし、遊技店側の
利益と遊技者側の利益とのバランスを図り易くな
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は正面図、第2図は変動入賞装置の正面図、第3
図は変動入賞装置の断面図、第4図は特定入賞口
の断面図、第5図は電気的制御装置のブロツク配
線図、第6図は変動入賞装置の他の実施例の斜視
図である。 1……パチンコ機、7……遊技部、8,8′…
…変動入賞装置、9,10……特定入賞口、11
……電気的制御装置、14,15……特定入賞検
出器、16……基板、17……可動片、21……
継続入賞口、22……一般入賞口、25……電磁
ソレノイド、29……計数検出器、32……継続
検出器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 表面側に入賞領域を形成した遊技盤と、 上記遊技盤に設けられた特定入賞口へ入賞した
    打球を検出して特定入賞信号を発生する特定入賞
    信号発生手段と、 上記遊技盤に設けられて、遊技者にとつて不利
    な第1状態と遊技者にとつて有利な第2状態とに
    変換可能な可動片を有し、該可動片により受け入
    れた入賞打球が流入する一般入賞口と継続入賞口
    とを配設した変動入賞装置と、 上記継続入賞口へ入賞した打球を検出して継続
    入賞信号を発生する継続入賞信号発生手段と、 上記特定入賞信号発生手段からの特定入賞信号
    にもとづいて、上記変動入賞装置の可動片を遊技
    者にとつて有利な第2状態に変換して第1の入賞
    増大状態を起生する第1の入賞増大状態起生制御
    手段と、 該第1の入賞増大状態起生制御手段の作動中に
    おける上記継続入賞信号発生手段からの継続入賞
    信号にもとづいて、当該第1の入賞増大状態起生
    制御手段の作動を停止させ、継続遊技開始指令信
    号を発生する継続遊技開始指令信号発生手段と、 上記継続遊技開始指令信号発生手段からの継続
    遊技開始指令信号にもとづいて、上記変動入賞装
    置の可動片を遊技者にとつて有利な第2状態に予
    め定められた所定期間変換して上記第1の入賞増
    大状態よりも利益率が高い第2の入賞増大状態を
    起生する第2の入賞増大状態起生制御手段と、 該第2の入賞増大状態起生制御手段の作動中に
    おける上記継続入賞信号発生手段からの出力信号
    にもとづいて、当該進行している第2の入賞増大
    状態を直ちに終了させて次回の第2の入賞増大状
    態を起生する第2の入賞増大状態移行制御手段
    と、 上記変動入賞装置が第2の入賞増大状態のとき
    変動入賞装置内へ入賞した入賞球を検出する計数
    検出手段と、 上記第2の入賞増大状態起生制御手段により変
    動入賞装置の可動片が遊技者にとつて有利な第2
    状態のとき変動入賞装置内へ入賞可能な入賞球数
    を設定する入賞球数設定手段と、 上記計数検出手段からの検出出力と上記入賞球
    数設定手段による入賞球の設定数並びに上記予め
    定められた所定期間にもとづいて、上記所定期間
    内に入賞球数が上記設定数に達したこと、または
    上記入賞球数が上記設定数に達することなく、上
    記所定期間が経過したことを判定する判定手段
    と、 上記第2の入賞増大状態移行制御手段からの出
    力信号に基づいて、上記入賞球数設定手段と判定
    手段とを初期状態に復帰させる初期状態復帰制御
    手段と、 上記計数検出手段からの検出出力に応答して入
    賞球数を表示する入賞球数表示手段と、 を備えたことを特徴とするパチンコ機。
JP23720283A 1983-12-17 1983-12-17 パチンコ機 Granted JPS60129066A (ja)

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