JPH05889U - ドアフレームのコーナー用モール材

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(57)【要約】（修正有）【目的】ドアフレームの内周縁に沿って、隙間のな
い、美しい仕上りのモールを熟練を要することなく取付
けることができるようにすること。【構成】直角に屈曲する脚片６を有し、その両端面７
がそれぞれ脚片に対して直交面になっているコーナー用
のモール材４を使用する。

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ガラス板等のドアパネルの周囲をドアフレームによって囲んだドアにおいて、ドアフレームの内周縁に沿って化粧飾りとして取付けられるモールに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

ドアフレームの内周縁に沿ってモールを取付ける場合、コーナー部においては、モール材を斜めに４５度の角度で切断して突き合わせるようにしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、モール材を斜めに４５度の角度で切断して隙間なく突き合わせる作業は、熟練を要し、隙間なくモールを継ぎ合わせた美しいコーナー部に仕上ることは困難であった。

【０００４】そこで、この考案は、熟練者でなくても簡単に、美しいコーナー部が得られるコーナ用モール材を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案は、上記の課題を解決するために、直角に屈曲する脚片を有し、その両端面がそれぞれの脚片に対して直交面になっているコーナー用モール材を提供したのである。

【０００６】

【作用】

上記コーナー用モール材を、ドアフレームの内周縁のコーナー部に使用し、コーナー用モール材とコーナー用モール材との間を、端面を直角に切断した直線状のモール材によって継ぎ合わせることによって、ドアフレームの内周縁に沿ってモールを取付けることができる。

【０００７】そして、コーナー用モール材と直線状のモール材との突き合わせが、直交面と直交面との突き合わせになるため、直線状のモール材の加工が容易であり、ドアフレームの内周縁に沿って隙間のない、美しい仕上りのモールとなる。

【０００８】

【実施例】

以下、この考案の一実施例について説明する。

【０００９】モール１は、図１に示すように、ドアフレーム２に囲まれたガラス板等のドアパネル３の周縁部を飾るために、ドアフレーム２の内周縁に沿って取付けられる。

【００１０】モール１は、コーナー用モール材４と、直線状のモール材５とからなり、ドアフレーム２に対して接着剤、ビス止め、溶接等によって取付けられる。

【００１１】コーナー用モール材４は、直角に屈曲する脚片６を有し、その両端面７がそれぞれ脚片６に対して直交面になっている。

【００１２】このコーナー用モール材４の具体例としては、図３、図５、図６、図７に示すようなものがある。図４と図８には、それぞれ図３と図７のコーナー用モール材４をドアフレーム２に取付けた状態を示しており、符号８はガラス及びドアパネル３の接着部材を示している。

【００１３】

【考案の効果】

この考案によれば、以上のように、ドアフレームの内周縁に沿って隙間のない、美しい仕上りのモールを熟練を要することなく取付けることができる。

【００１４】また、この考案によれば、コーナー用モール材の色や素材を、直線状のモール材と変えることによって、変化に富み、かつ意匠的効果の高いモールにすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係るコーナー用モール材の使用状態
を示す正面図

【図２】同上の拡大図

【図３】コーナー用モール材の一例を示す斜視図

【図４】図２のＡ−Ａ線の断面図

【図５】コーナー用モール材の一例を示す斜視図

【図６】コーナー用モール材の一例を示す斜視図

【図７】コーナー用モール材の一例を示す斜視図

【図８】図７のコーナー用モール材の使用状態を示す断
面図

【符号の説明】

１モール２ドアフレーム３ドアパネル４コーナー用モール材５直線状のモール材６脚片７端面８接着部材