JPH058896U - 面状採暖具 - Google Patents

面状採暖具

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JPH058896U
JPH058896U JP5622591U JP5622591U JPH058896U JP H058896 U JPH058896 U JP H058896U JP 5622591 U JP5622591 U JP 5622591U JP 5622591 U JP5622591 U JP 5622591U JP H058896 U JPH058896 U JP H058896U
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heating
heating element
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JP5622591U
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Inventor
菊夫 若杉
正昭 奥山
文朗 飯野
Original Assignee
株式会社日立ホームテツク
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 面状採暖具の使用時に、医療器具を使用した
り、精密な測定器を用いた各種の測定を行うときに、有
害な磁力線又は電磁波の空中放射を防止することが出来
る面状採暖具とする。 【構成】 発熱体2を発熱線5の外周囲または上面を磁
性体7で被覆し、通電により生じる不要磁力線の空中放
射を防止する磁性体7とした、磁力線障害のない面状採
暖具。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気布団、電気毛布、電気敷布、電気カーペット、電気床暖房器、 電気フロアヒータ等の如き面状採暖具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な面状採暖具としては、図4に示すごとく絶縁芯4の周囲に発熱 線5を螺旋状に巻付け、その上を絶縁外皮6で被った発熱体を表地と裏地の間に 蛇行状に配設して有り、その発熱体に通電し採暖するものとして電気布団(例え ば実開昭63-52292号公報)や、電気毛布や、電気敷布や、電気カーペット等(例 えば特開昭63-203198号公報)がある。
【0003】 採暖するために発熱体に通電すると、発熱線5より磁力線や電磁波が空中に放 射される。面状採暖具に流れる電流はごくわずかであるため、発生する磁力線は 一般の機器への影響は少ないが、至近距離で用いる微量な電流、電圧を信号とし て扱う測定器や、医療器具等に磁力線障害をもたらす等の不具合があった。
【0004】 また、発生する電磁波は一般の機器への影響は少ないが、接触したり、至近距 離で用いる微量な電流、電圧を信号として扱う測定器や、テレビ、ラジオ等に雑 音としての影響を与えることがあった。このため制御部に、従来より雑音発生防 止回路を組み込み、不必要な雑音が外部に漏れるのを防止しているが、完全に防 止することは困難であった。
【0005】 特に蛇行状に配設された発熱体をアンテナとして空中に放射される電磁波に対 しては、満足のできる手段はなかった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
近年測定技術が高度化し、極微量な電気信号でも有用な情報として使用される ことが多くなってきており、従来ならば問題にされることがなかった程度の、わ ずかな磁力線障害や電磁波でも、測定環境を悪化させることにつながるので、磁 力線障害や雑音除去に対する関心が高まってきており、電気回路及び構造面で、 様々な工夫がなされている。
【0007】 電気毛布、電気敷布、電気カーペット等、面状採暖具においても同様で、医療 器具等を面状採暖具の近傍において使用したり、面状採暖具を使用した状態で測 定を行う等、様々な使い方をされるなかで、面状採暖具から発生するわずかな磁 力線でも、磁力線障害が問題にされることが多くなってきており、また、テレビ 、ラジオ等を面状採暖具の近傍において視聴したり、面状採暖具を使用した状態 で測定を行う等、様々な使い方をされるなかで、面状採暖具から発生するわずか な雑音でも、問題にされることが多くなってきている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するためになされたものであり、磁力線障害に対して は発熱体を発熱線の外周囲または上面を磁性体で被覆した構成とし、通電により 生じる不要磁力線の空中放射を防止できるものとし、不必要な磁力線障害のない 環境を提供し、また、雑音にたいしては発熱体を発熱線の外周囲または上面を導 電体で被覆した構成とし、通電により生じる不要電磁波の空中放射を防止できる ものとし、導電体を大地に接地する構成とすると、不必要な雑音のない環境を提 供するものである。
【0009】
【作用】
上記の如く構成したことにより、磁性体で被覆したものは面状採暖具を使用し た状態で、医療器具等を面状採暖具の近傍において使用したり、精密な測定器で 測定を行った場合に、発熱線等から発生する磁力線を外部に放射するのを防止し 、測定環境を良好に維持する作用をし、導電体で被覆したものはテレビ、ラジオ 等を面状採暖具の近傍において視聴したり、精密な測定器で測定を行った場合に 、発熱線等から発生する電磁波を吸収し、電磁波を外部に放射するのを少なくし 、接地することにより電磁波を大地に逃し、外部に電磁波を放射するのを防止し 、測定環境を良好に維持する作用をする。
【0010】
【実施例】
以下本考案の一実施例について図面により説明する。
【0011】 図1は面状採暖具の簡略化した外観図であり、図2は磁力線障害に対応した請 求項1に示す面状採暖具の発熱体の拡大構造図であり、図3は同じく他の実施例 を施した請求項2に示す面状採暖具の断面図である。
【0012】 図1において面状採暖具の基本的な構成は、通電により発熱する発熱体2を内 蔵した本体1と、その発熱体2への通電量をサイリスタ制御等により制御して本 体1の温度を制御する制御部3とからなっている。
【0013】 本体1には繊維布からなる表地と裏地の間に発熱体2を蛇行状に配設してあり 、発熱体2の端末部分は電気的に制御部3に接続部8を介してまとめて接続され ており、制御部3には給電用のプラグ9が接続してある。
【0014】 図2において発熱体2はポリエステル繊維等からなる絶縁芯4の周囲に発熱線 5を螺旋状に巻付け、発熱線5の上を絶縁外皮6で覆い、更に絶縁外皮6の上を 磁性体7で被覆した構成としてある。
【0015】 図3において発熱体2の上面をシートまたは板状の磁性体7で覆い、保温材10 からなる裏地と、表面材11ではさみ込んだ構成とてある。
【0016】 また、図示していないが磁性体7を保護する目的で、更に磁性体7を絶縁体で 覆う構成や、精密な温度制御を行う目的で発熱体2と平行してサーミスタ特性を 持つ感温材と信号線を一体的に構成することも可能である。
【0017】 次に上記構成からなる面状採暖具の動作について説明する。
【0018】 プラグ9を電源コンセントに接続し、制御部3及び接続部8を介して発熱体2 に給電を開始すると、発熱線5が加熱し、表地を通して採暖でき、快適な床暖房 環境を得ることができる。
【0019】 電源を接続することにより、通電時に発熱線5から発生している磁力線等が空 中に放射されるものであるが、発熱体2の発熱線5の周囲または上面には磁性体 7によるシールドが施されているため、磁力線は外部に放射されない。
【0020】 この発熱体2を組み込んだ面状採暖具は、上記の如く磁力線の外部への放射を 少なくすることにより、精密な測定を行っても、磁力線の影響を受けないですま せることができる。
【0021】 図4は電磁波による雑音に対応した請求項3に示す発熱体の拡大構造図であり 、図5は同じく他の実施例を施した請求項4に示す面状採暖具の断面図である。 図4において発熱体2はポリエステル繊維等からなる絶縁芯4の周囲に発熱線 5を螺旋状に巻付け、発熱線5の上を絶縁外皮6で覆い、更に絶縁外皮6の上を 導電体17で被覆した構成としてあり、導電体17はアース端子付きプラグ9を介し アース接続配線をできるように構成してある。
【0022】 図5において発熱体2の上面をシートまたは板状の導電体17で覆い、保温材10 からなる裏地と、表面材11ではさみ込んだ構成とし、導電体17は同じくアース端 子付きプラグ9等を介しアース接続配線をできるように構成してある。
【0023】 また、図示していないが導電体17を保護する目的で、更に導電体17を絶縁体で 覆う構成や、精密な温度制御を行う目的で発熱体2と平行してサーミスタ特性を 持つ感温材と信号線を一体的に構成することも可能である。
【0024】 次に上記構成からなる面状採暖具の動作について説明する。
【0025】 アース端子付きプラグ9を電源コンセントに接続し、制御部3及び接続部8を 介して発熱体2に給電を開始すると、発熱線5が加熱し、表地を通して採暖でき 、快適な床暖房環境を得ることができる。
【0026】 電源を接続することにより、電源から発生する雑音、更には空中に発生してい る電磁波雑音等が、発熱体2をアンテナとして入り込んだり、逆に空中に放射さ れたり、また面状採暖具の制御部3からも、雑音を発生するものであるが、発熱 体2の発熱線5の周囲または上面には導電体17によるシールドが施されているた め、電磁波として生じる雑音は外部に放射されない。
【0027】 また導電体17に流れる電流をアース端子付きプラグ9を介しアース接続配線を 通じて大地に流すことにより、更に電磁波が多く発生した場合も、周囲に電磁波 の影響を与えることを少なくすることができる。
【0028】 この発熱体2を組み込んだ面状採暖具は、上記の如く雑音の原因となる電磁波 の外部への放射を少なくすることにより、採暖をしながらテレビ、ラジオの視聴 を行ったり、精密な測定を行っても、雑音の影響を受けないですませることがで きる。更に取り扱い性の面においても、アース端子付きプラグ9を使用できるよ うにするだけで、通常の面状採暖具と同等に使用することが可能であり、非常に 使い勝手の良いものとしてある。
【0029】
【考案の効果】
以上本考案によると、発熱線を磁性体で被覆したものは、通常の使用と同等の 方法で面状採暖具として使用しながら、至近距離で同時に使用する医療器具や、 より微弱な信号を用いて各種の測定を行う測定器等への有害な磁力線障害を防止 したり、不要な磁力線を大幅に減少させることが出来るので、採暖を止めること なく測定が可能になる等、非常に有効な手段として提供できる効果がある。
【0030】 また、発熱線を導電体で被覆したものは、通常の使用と同等の方法で面状採暖 具として使用しながら、至近距離で同時に微弱な電磁波等を信号として使用する テレビ、ラジオ等や、より微弱な信号を用いて各種の測定を行う測定器等への有 害な雑音を防止したり、不要な電磁波を大幅に減少させることが出来るので、例 えば、採暖をしながらテレビ、ラジオの視聴を有害な電磁波の障害を受けること なく楽しむことが可能となり、また病院等で精密な測定を行うときなどにおいて も、採暖を止めることなく測定が可能になる等、非常に有効な手段として提供で きる効果がある。
【0031】 なお、接地することにより電磁波を大地に逃し、電磁波を外部に放射するのを より少なくするので、更に電磁波が多く発生した場合も、簡単な構成で周囲に電 磁波の影響を与えることを少なくすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】面状採暖具の簡略化した外観図である。
【図2】磁力線障害に対応した本考案の一実施例を示す
面状採暖具の発熱体の拡大詳細図である。
【図3】同他の実施例を示す面状採暖具の断面図であ
る。
【図4】雑音に対応した同発熱体の拡大詳細図である。
【図5】同他の実施例を示す面状採暖具の断面図であ
る。
【図6】従来の面状採暖具の発熱体の拡大詳細図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 2 発熱体 3 制御部 5 発熱線 7 磁性体 17 導電体

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維布の間に通電により発熱する発熱体
    (2)を蛇行状に配設してなる面状採暖具において、前
    記発熱体(2)は発熱線(5)の外周囲に、通電により
    生じる不要磁力線の空中放射を防止する磁性体(7)を
    被覆したものとしたことを特徴とする面状採暖具。
  2. 【請求項2】 発熱体(2)は発熱線(5)の上面を磁
    性体(7)で覆った構成とした請求項1記載の面状採暖
    具。
  3. 【請求項3】 繊維布の間に通電により発熱する発熱体
    (2)を蛇行状に配設してなる面状採暖具において、発
    熱体(2)は発熱線(5)の外周囲に、電気的に大地に
    接地する構成とし、通電により生じる不要電磁波の空中
    放射を防止する導電体(17)を被覆したものとしたこと
    を特徴とする面状採暖具。
  4. 【請求項4】 発熱体(2)は発熱線(5)の上面を導
    電体(17)で覆った構成とした請求項3記載の面状採暖
    具。
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