JPH0588701U - ギヤカップリング - Google Patents

ギヤカップリング

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Publication number
JPH0588701U
JPH0588701U JP3051992U JP3051992U JPH0588701U JP H0588701 U JPH0588701 U JP H0588701U JP 3051992 U JP3051992 U JP 3051992U JP 3051992 U JP3051992 U JP 3051992U JP H0588701 U JPH0588701 U JP H0588701U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
gear
meshing portion
lubricating oil
rotation
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3051992U
Other languages
English (en)
Inventor
友幸 梶原
順一 今村
公聖 大崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP3051992U priority Critical patent/JPH0588701U/ja
Publication of JPH0588701U publication Critical patent/JPH0588701U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 潤滑油の外部への飛散を防止する。 【構成】 圧延ロール1の回転に伴なう遠心力によって
開動作する弁部材21をシール9を支持する周溝8と噛
み合い部5との間に設け、周溝8に流入した潤滑油10
を噛み合い部5に戻し、潤滑油10の外部への飛散を防
止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば圧延機のロール駆動用のギヤカップリングに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5,図6に基づいて従来のロール駆動用のギヤカップリングを説明する。図 5には停止時の断面、図6には駆動回転時の断面を示してある。
【0003】 第1軸としての圧延ロール1の軸端部内周には内歯歯車2が形成されている。 第2軸としての駆動軸3の軸端には歯車4が形成され、内歯歯車2と歯車4は噛 みあって、駆動軸3の駆動力が圧延ロールに伝達される。内歯歯車2と歯車4の 噛み合い部5を覆う状態で駆動軸3の外周面に摺接するシール部材6が圧延ロー ル1の軸端面に設けられている。
【0004】 図7に基づいてシール部材6を説明する。図7には図5中の矢印VII 部の拡大 状態を示してある。
【0005】 圧延ロール1の軸端面にはスリーブ7が設けられ、スリーブ7には駆動軸3の 外周面に対向する周溝8が形成されている。周溝8にはゴム製のシール材として のシール9がリップ9a,9bにより嵌め込まれ、シール9は駆動軸3の外周面 に摺接している。
【0006】 図5,図6に示すように、シール9が駆動軸3の外周面に摺接することで、噛 み合い部5は密閉された状態になっている。噛み合い部5には潤滑油10が封入 されている。
【0007】 図5に示すように、噛み合い部5には内容積の約半分の潤滑油10が封入され 、図6に示すように、回転による遠心力によって潤滑油10は噛み合い部5の最 外壁11側に寄って均等に漬かるようになっている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上述したギヤカップリングでは、回転時には遠心力によって潤滑油10が噛み 合い部5に均等に漬かるようになっている。しかし、回転時にシール9に付着し た潤滑油10は、図7中実線矢印で示すように、リップ9aを通って周溝8内に 入り込んでしまう。周溝8内に潤滑油10が蓄積されると、周溝8内は圧力が増 加して、図7中破線矢印で示すように、シール9の外側のリップ9bを抜けて潤 滑油10が外部へ飛散する虞があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本考案の構成は、第1軸の軸端部内周に内歯歯車を 形成し、第2軸の軸端部に前記内歯歯車に噛み合う歯車を形成し、前記内歯歯車 と前記歯車の噛み合い部を覆う状態で前記第2軸の外周面に摺接するシール材を 前記第1軸の軸端面に設けたギヤカップリングにおいて、前記第1軸の回転に伴 なう遠心力によって開動作する弁部材を前記シール材の支持部と前記噛み合い部 との間に設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
第1軸の回転に伴なう遠心力により弁部材が開動作し、シール部材の支持部内 の潤滑油が噛み合い部に戻される。
【0011】
【実施例】
図1には本考案の一実施例に係るギヤカップリングの断面、図2には図1中の 矢印II部の拡大状態を示してある。尚、図5乃至図7に示した部材と同一部材に は同一符号を付して重複する説明は省略してある。
【0012】 図1に示すように、シール材としてのシール9の支持部である周溝8と噛み合 い部5との間には弁部材21が設けられている。弁部材21は圧延ロール1の回 転に伴なう遠心力によって開動作するようになっている。
【0013】 図2に基づいて弁部材21を説明する。
【0014】 周溝8の底部には導通管22がナット23により取付けられ、導通管22の導 通穴24は周溝8に臨んでいる。導通管22の先端には弁座25が取付けられ、 弁座25は蓋26の螺合によって導通管22に固定されている。弁座25及び蓋 26を貫通して導通穴24と噛み合い部5を連通する連通路27が形成され、連 通路27に対する導通穴24の開口はばね28に付勢されたボール29に塞がれ ている。ばね28によるボール29への付勢力は蓋26のねじ込み位置を調節す ることで調整される。
【0015】 圧延ロール1の回転に伴なう遠心力によりボール29はばね28の付勢力に抗 して移動し、連通路27と導通穴24が連通する。これにより、周溝8内に溜っ た潤滑油10は、導通穴24から連通路27を通って噛み合い部5に戻される。
【0016】 図3には圧延ロール1の回転数とボール29に作用する遠心力の関係を示し、 図4には圧延ロール1の回転数とボール29の移動量の関係を示してある。
【0017】 ばね定数5g/mmを有するばね28による初期設定荷重を10gとすると、0 .5gの重量のボール29は回転数267rpmの条件から開口を始め、400 rpmで2.5mmの隙間が生じる。また、回転停止の状態では隙間は閉じられ、 周溝8内から噛み合い部5への潤滑油の流入は生じない。
【0018】 上述したギヤカップリングでは、圧延ロール1の回転に伴なう遠心力によって ボール29が移動して開動作する弁部材21を周溝8と噛み合い部5との間に設 けたので、圧延ロール1の回転時に周溝8内に流入した潤滑油10は噛み合い部 5側に戻される。このため、潤滑油10が外部に飛散することがない。
【0019】
【考案の効果】
本考案のギヤカップリングは、第1軸の回転に伴なう遠心力によって開動作す る弁部材をシール材の支持部と歯車の噛み合い部との間に設けたので、第1軸の 回転時に支持部に流入した潤滑油が噛み合い部に戻される。この結果、潤滑油の 回収が行なえ、外部への飛散を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るギヤカップリングの断
面図。
【図2】図1中の矢印II部の拡大図。
【図3】圧延ロールの回転数とボールに作用する遠心力
の関係を表わすグラフ。
【図4】圧延ロールの回転数とボールの移動量の関係を
表わすグラフ。
【図5】従来のロール駆動用のギヤカップリングの停止
時の断面図。
【図6】従来のロール駆動用のギヤカップリングの駆動
回転時の断面図。
【図7】図5中の矢印VII 部の拡大図。
【符号の説明】
1 圧延ロール 2 内歯歯車 3 駆動軸 4 歯車 5 噛み合い部 8 周溝 9 シール 10 潤滑油 21 弁部材 22 導通管 24 導通穴 27 連通路 28 ばね 29 ボール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1軸の軸端部内周に内歯歯車を形成
    し、第2軸の軸端部に前記内歯歯車に噛み合う歯車を形
    成し、前記内歯歯車と前記歯車の噛み合い部を覆う状態
    で前記第2軸の外周面に摺接するシール材を前記第1軸
    の軸端面に設けたギヤカップリングにおいて、前記第1
    軸の回転に伴なう遠心力によって開動作する弁部材を前
    記シール材の支持部と前記噛み合い部との間に設けたこ
    とを特徴とするギヤカップリング。
JP3051992U 1992-05-11 1992-05-11 ギヤカップリング Withdrawn JPH0588701U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3051992U JPH0588701U (ja) 1992-05-11 1992-05-11 ギヤカップリング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3051992U JPH0588701U (ja) 1992-05-11 1992-05-11 ギヤカップリング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0588701U true JPH0588701U (ja) 1993-12-03

Family

ID=12306064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3051992U Withdrawn JPH0588701U (ja) 1992-05-11 1992-05-11 ギヤカップリング

Country Status (1)

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JP (1) JPH0588701U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8820753B2 (en) 2011-04-26 2014-09-02 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Lubricant sealing structure for gear coupling
US9169829B2 (en) 2008-10-29 2015-10-27 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Hydraulic system and wind turbine generator provided therewith

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9169829B2 (en) 2008-10-29 2015-10-27 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Hydraulic system and wind turbine generator provided therewith
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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 19960801