JPH0588086U

JPH0588086U - クリップ付きイヤホン

Info

Publication number: JPH0588086U
Application number: JP9709091U
Authority: JP
Inventors: 民雄安藤
Original assignee: 民雄安藤
Priority date: 1991-09-17
Filing date: 1991-09-17
Publication date: 1993-11-26

Abstract

(57)【要約】【目的】イヤホン使用中に、耳の穴から簡単に外れな
いクリップ付きイヤホンを提供するものである。【構成】イヤホン（１）に、クリップ（２）を取り付
けたクリップ付きイヤホン。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ラジオカセットテープレコーダー、テレビ等を、イヤホンを使用して聞くときに耳の穴に差し込んだイヤホンが、簡単にはずれないようにしたクリップ付きイヤホンに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来イヤホンは、種々の形式が存在するが大別すると耳の穴に差し込む方式のもの、およびイヤホンを耳の穴の入口に掛けるように、固定する方式のものがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかるに上述のイヤホンを使用する人それぞれの耳の構造が異なるために大抵の場合、特定の大きさに形成されたイヤホンが耳になじまず例えば、掛ける方式のものを使用中に窮屈に感じ、更に長時間使用していると次第に耳の穴の入口に苦痛を覚え、甚だしい場合イヤホンの使用を中断せざる得ない事態が生じた。

【０００４】また、耳の穴に差し込み方式のイヤホンにおいては、耳の穴にただ差し込むのみのため、抜けやすいと言った欠点を有する。

【０００５】例えば、病気療養中の患者にとって唯一の娯楽とも言うべき、テレビやラジオカセットテープレコーダー等を、イヤホンを使用して聞くとき病床でしばしば寝返りを打つ際に、耳の穴からイヤホンが離脱して不愉快な思いをするものであった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記に鑑みて本考案は、耳の穴よりイヤホンがはずれなくする手段として、イヤホンにクリップを取り付け、このクリップを耳の適所に挟み付け、もってクリップに連結するイヤホンを常時耳の穴に安定保持させるクリップ付きイヤホンを、提供するものである。

【０００７】

【作用】

上述のクリップ付きイヤホンのクリップのハンドルを指で押圧してクリップの先端部を開きそして例えば、耳朶に挟んで指の力を弱めるとクリップの先端が、閉じてクリップが耳朶に挟持され、もってクリップに連結するイヤホンを耳の穴に差し込むことで、イヤホンを耳の穴に安定保持させ得るものである。

【０００８】

【実施例】

本考案の実施例を詳述すると、図１に示すようにコード（３）に連結するイヤホン（１）のコード（３）との接続部分（４）に、指でハンドル（５）を押圧する事により挟持部（６）が開閉自在のクリップ（２）の側面側を接着剤を用いて接着し、且つハンドル（５）の片側とコード（３）の接触する部分の上部周囲に強靭な紐を巻きつけることにより更に強固に締着する。

【０００９】以上によりクリップ（２）が耳に挟持される作用でもって、連結するイヤホン（１）が耳の穴より不測に離脱するのを防止する。

【００１０】尚、本考案に用いるクリップは、通常のクリップよりその挟持用のバネの力を弱め耳を挟持する際、耳に余分な圧力をかけない構造にし、また先端部の耳を挟持する部分に例えば、発砲ウレタンなどの緩衝材を貼着することにより、耳当たりが良くなるよう特に配慮している。

【００１１】また、図２は本考案の第２の実施例になるものであって、その特徴とするところはクリップ（２）が、丁度イヤリングを耳朶に挟持させるためのＵ字の形状をなしており、この弾性に富むＵ字形状クリップ（２）の片側部分を、イヤホン（１）とコード（３）との接続部分（４）に、接着剤で接着し且つこの上に強靭な糸を巻いて締着せしめたものである。

【００１２】使用方法は、耳朶の裏側部分にクリップ（２）をあてがい、もってクリップ（２）の弾性で耳朶に挟持せしめることにより連結するイヤホンを、耳の穴に安定保持せしめるものである。

【００１３】尚、本考案のクリップ（２）のＵ字形状の挟持部に第１実施例と同材の緩衝材を貼着し、もって耳をソフトに挟むことにより、使用の際のクリップ（２）の挟持による苦痛を無くしている。

【００１４】また、クリップ（２）のＵ字形状の片側をパイプ状に形成して、このパイプ中にコード（３）を貫挿且つ、コード（３）に沿って該クリップ（２）が移動可能な形式にしても良くまた、着脱自在な形式でも良いこの場合、いかなる耳の形状であってもクリップ（２）を移動させることにより、全ての人に適合するクリップ付きイヤホンとなすことが可能であり、またクリップに美麗なカバーを被せれば、ファッション性にも優れた外観にもなる。

【００１５】

【考案の効果】

以上のように本考案のクリップ付きイヤホンによれば、イヤホンに連結するクリップが常に耳の適所に挟持且つ、安定されえるため差し込み式、若しくは引っ掛け式を問わず全てのイヤホンが、クリップの安定作用でもって耳の穴に留め置かれる。

【００１６】例えば、満員電車内でラジオカセットテープレコーダーなどを聞く際、周囲の圧力などで不測にコードが引っ張られてもイヤホンが、耳の穴から簡単に外れる事なく、しかもイヤホン自体は従来のものよりやや小さめに設定可能なので、耳に余分な力の負担を掛けないため、何らの違和感もなく使用でき、また使用に際してもただ耳朶等に、クリップを挟むだけの極めて簡単な操作で使用可能故、使用勝手も良く製作も容易なるため安価である。

【００１７】特に病床にある病人が使用する際、ベット上で寝返りをしても簡単に耳の穴からイヤホンが外れないので、力弱い病人にとっては非常に有益なものである。

【００１８】第２実施例に示したクリップが、コードに沿って移動する場合、移動させたクリップをコードごと服の適所に留め置くことで、コードの長さが邪魔にならないと言った別の効果も期待しえる便利な考案となるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す差し込み式イヤホンの斜
視図である。

【図２】本考案の実施例を示す引っ掛け式イヤホンの斜
視図である。

【符号の説明】

１イヤホン２クリップ３コード４接続部分５ハンドル６挟持部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】イヤホン（１）にクリップ（２）を取り
付けたクリップ付きイヤホン。
【請求項２】請求項１に記載のクリップ付きイヤホン
において、コード（３）にクリップ（２）を取り付けた
クリップ付きイヤホン。
【請求項３】請求項２に記載のクリップ付きイヤホン
において、コード（３）にクリップ（２）を取り付けた
接続部分（４）が、コードに沿って移動自在なるクリッ
プ付きイヤホン。
【請求項４】請求項３に記載のクリップ付きイヤホン
において、コード（３）にクリップ（２）を取り付けた
接続部分（４）が、イヤホン（１）且つコード（３）
に、着脱自由自在なるクリップ付きイヤホン。