JPH0586947A - エンジンの制御装置 - Google Patents

エンジンの制御装置

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JPH0586947A
JPH0586947A JP3251438A JP25143891A JPH0586947A JP H0586947 A JPH0586947 A JP H0586947A JP 3251438 A JP3251438 A JP 3251438A JP 25143891 A JP25143891 A JP 25143891A JP H0586947 A JPH0586947 A JP H0586947A
Authority
JP
Japan
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ignition
engine
fuel
coil
ignition timing
Prior art date
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Pending
Application number
JP3251438A
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English (en)
Inventor
Noboru Nakamura
昇 中村
Miki Kaya
美樹 賀谷
Shigeru Hiramatsu
繁 平松
Takashi Noda
隆 野田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP3251438A priority Critical patent/JPH0586947A/ja
Publication of JPH0586947A publication Critical patent/JPH0586947A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/10Geothermal energy

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料噴射量を増量する場合でも、点火プラグ
のくすぶりを生じさせず、かつ燃焼行程全般にわたって
混合気の燃焼性を高めることができ、エンジン出力を十
分に高めることができるエンジンの制御装置を提供す
る。 【構成】 フルトランジスタ式イグナイタ11とコンデ
ンサ放電式イグナイタ13とが並列に設けられたエンジ
ンCEの点火装置Bにおいて、所定の低回転時に、両イ
グナイタ11,13を用いて点火が行われるときには、
一方のイグナイタのみを用いる場合より、燃料噴射量の
増量比を大きく設定し、かつ点火時期の進角量を大きく
設定するコントロールユニット10が設けられているこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フルトランジスタ式点
火装置とコンデンサ放電式点火装置とが並列に設けられ
たエンジンの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一次コイルでの電流変化に伴って二次コ
イルに高圧の二次電圧が惹起される点火コイルと、二次
コイルに惹起された二次電圧を所定のタイミングで各気
筒に分配するディストリビュータと、ディストリビュー
タから分配される二次電圧を受けて火花放電を発生さ
せ、この火花によって混合気に点火する点火プラグとが
設けられたエンジンの点火装置は従来より知られてい
る。
【0003】そして、かかるエンジンの点火装置の1つ
として、例えば基本的には一次コイルに通電しておき、
トランジスタを用いて点火時期に合わせて一次コイルへ
の通電を遮断し、これによって一次コイルに電流変化を
生じさせるようにしたフルトランジスタ式点火装置が知
られている(例えば、特開平1−142266号公報参
照)。かかるフルトランジスタ式点火装置においては、
二次電圧の立ち上がりは比較的ゆるやかではあるが、二
次電圧発生期間が比較的長いので、燃焼行程全般にわた
って混合気の燃焼性を高めることができるといった利点
がある。
【0004】ところで、一般に燃料噴射式エンジンで
は、低回転領域からの加速時等においては、エンジン出
力を高めるために燃料噴射量が増量されるようになって
いる。そして、このようなエンジンの点火装置としてフ
ルトランジスタ式点火装置が用いられた場合、燃料増量
時には混合気がリッチ化しあるいはプラグに燃料粒子が
付着するが、前記したとおりフルトランジスタ式点火装
置は二次電圧の立ち上がりが比較的ゆるやかなので、失
火ないし点火プラグのくすぶりが発生しやすくなるとい
った問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、コンデンサに
充電された電荷を、点火時期に合わせて一次コイルに放
電し、一次コイルに電流変化を生じさせるようにした、
二次電圧の立ち上がりのすばやいコンデンサ放電式点火
装置(例えば、特開昭64−92577号公報参照)を用
いるといった対応が考えられる。しかしながら、このコ
ンデンサ放電式点火装置では、二次電圧のすばやい立ち
上がりによって点火プラグのくすぶりは防止されるもの
の、二次電圧発生期間すなわち火花放電期間が比較的短
くなってしまうので、燃焼行程の途中で混合気の燃焼性
が低下してしまうといった問題がある。
【0006】したがって、上記燃料噴射式エンジンにお
いては、点火装置側の制約によって十分な燃料増量を行
うことができない場合があり、エンジン出力を十分に高
めることができないといった問題がある。本発明は、上
記従来の問題点を解決するためになされたものであっ
て、燃料噴射式エンジンにおいて、低回転領域からの加
速時等において燃料噴射量を増量する場合でも、点火プ
ラグのくすぶりを生じさせず、かつ燃焼行程全般にわた
って混合気の燃焼性を高めることができ、エンジン出力
を十分に高めることができるエンジンの制御装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、第1の発明は、点火時期に合わせてトランジスタを
オフ作動させ、このオフ作動によって点火コイルの一次
コイルへの通電を遮断し、これに伴って二次コイルに惹
起される高電圧で点火する第1点火手段と、コンデンサ
に充電し、該コンデンサに充電された電荷を点火時期に
合わせて点火コイルの一次コイルに放電し、これに伴っ
て二次コイルに惹起される高電圧で点火する第2点火手
段とが並列に設けられたエンジンにおいて、エンジンの
運転状態に応じて第1,第2点火手段のいずれか一方の
作動を停止させる点火制御手段と、エンジンが所定の運
転状態にあるときには燃料供給量を増量する燃料増量手
段とが設けられており、エンジンが燃料増量を行うべき
運転状態にある場合において、第1,第2点火手段がと
もに作動しているときには、一方の点火手段のみが作動
しているときよりも、上記燃料増量手段が、燃料の増量
を多くするよう補正する燃料増量補正手段を備えている
ことを特徴とするエンジンの制御装置を提供する。
【0008】第2の発明は、点火時期に合わせてトラン
ジスタをオフ作動させ、このオフ作動によって点火コイ
ルの一次コイルへの通電を遮断し、これに伴って二次コ
イルに惹起される高電圧で点火する第1点火手段と、コ
ンデンサに充電し、該コンデンサに充電された電荷を点
火時期に合わせて点火コイルの一次コイルに放電し、こ
れに伴って二次コイルに惹起される高電圧で点火する第
2点火手段とが並列に設けられたエンジンにおいて、エ
ンジンの運転状態に応じて第1,第2点火手段のいずれ
か一方の作動を停止させる点火制御手段と、第1,第2
点火手段がともに作動しているときには、一方の点火手
段のみが作動しているときよりも点火時期を進角させる
進角制御手段とが設けられていることを特徴とするエン
ジンの制御装置を提供する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
図1に示すように、燃料噴射式エンジンCEは、吸気弁
1が開かれたときに、吸気ポート2から燃焼室3内に混
合気を吸入し、この混合気をピストン4で圧縮して点火
プラグ5で着火・燃焼させ、燃焼ガスを排気弁6が開か
れたときに排気ポート7から排出するようになってい
る。そして、燃焼室3にエアを供給するために吸気ポー
ト2と連通する吸気通路8が設けられ、この吸気通路8
には、吸入エア中に燃料を噴射する燃料噴射弁9が設け
られている。そして、低回転領域からの加速時等所定の
運転状態では、後で説明するように燃料噴射弁9から噴
射される燃料が通常時より増量されるようになってい
る。
【0010】そして、エンジンCEに対して点火装置B
が設けられている。なお、この点火装置Bには点火プラ
グ5も含まれるものとする。点火装置Bは、基本的に
は、コントロールユニット10からの信号に従って、フ
ルトランジスタ式イグナイタ11(以下、これをフルト
ラ式イグナイタという)によって第1点火コイル12に
惹起される二次電圧、またはコンデンサ放電式イグナイ
タ13(以下、これをCDIという)によって第2点火コ
イル14に惹起される二次電圧を、ディストリビュータ
15によって、所定の気筒の点火プラグ5に分配し、点
火プラグ5に火花放電を発生させ、この火花によって混
合気に点火するようになっている。
【0011】そして、フルトラ式イグナイタ11と第1
点火コイル12とディストリビュータ15と点火コイル
5とからなる第1の点火系統は、請求項1,2に記載さ
れた第1点火手段に相当し、CDI13と第2点火コイ
ル14とディストリビュータ15と点火プラグ5とから
なる第2の点火系統は請求項1,2に記載された第2点
火手段に相当する。ここで、上記第1の点火系統と第2
の点火系統とは並列に設けられており、後で説明するよ
うに、コントロールユニット10からの信号に従って、
エンジンCEの運転状態に応じて、両点火系統がともに
作動させられ、またはいずれか一方の点火系統のみが作
動させられるようになっている。
【0012】以下、点火装置Bの各部の構成について説
明する。コントロールユニット10は、夫々マイクロコ
ンピュータからなる、点火制御回路28と、燃料噴射制
御回路29と、波形成形回路30と、バックアップ回路
31とで構成されている。ここで、波形整形回路30
は、電磁ピックアップ式のクランク角センサ34から出
力される回転数信号Nを受けてこれを波形整形するよう
になっている。点火制御回路28は、波形整形回路30
によって波形整形された回転数信号Nと、ホール式のカ
ム軸センサ33から出力される第1気筒識別信号SGC
及び回転数信号SGTとに基づいて、基本点火時期と点
火時期進角量とを演算し、この演算結果に基づいて点火
タイミング信号IGTをフルトラ式イグナイタ11もし
くはCDI13、または両イグナイタ11,13に出力
するようになっている。なお、回転数信号Nからエンジ
ン回転数Neが演算される。ここで、第1気筒識別信号
SGC、回転数信号SGT及び回転数信号Nのクランク
角に対する特性は、夫々、図6(a),(b),(c)のようにな
る。なお、バックアップ回路31は、故障に対処するた
めに設けられている。
【0013】フルトラ式イグナイタ11は、コレクタが
第1点火コイル12の一次コイル12aに接続されたパ
ワートランジスタ17と、該パワートランジスタ17を
オン・オフ作動させるドライブ回路18と、定電流回路
19と、ロック防止回路20と、故障検出回路21と電
気抵抗とで構成されている。ここで、ドライブ回路18
は、IGT信号が印加されていないときにはパワートラ
ンジスタ17をオン作動させ、このとき第1点火コイル
12の一次コイル12aには電流が流れている。そし
て、IGT信号が印加されたときには、パワートランジ
スタ17をオフ作動させ、上記一次コイル12aの電流
が遮断される。そして、この一次コイル12aの電流変
化によって二次コイル12bに高圧の二次電圧が惹起さ
れる。なお、定電流回路19はパワートランジスタオン
時の一次コイル12aの電流を一定にするために設けら
れ、ロック防止回路20はパワートランジスタオン時に
おけるロック故障を防止するために設けられ、故障検出
回路21はフルトラ式イグナイタ11の故障を検出する
ために設けられている。かかるフルトラ式イグナイタ1
1によって第1点火コイル12の二次コイル12bに惹
起される二次電圧の時間に対する特性は、例えば図7中
の曲線G2のようになる。すなわち、立ち上がりがゆる
やかであり、二次電圧発生時間が比較的長くなるよう特
性となる。
【0014】CDI13は、一方の端子が第2点火コイ
ル14の一次コイル14aに接続されたコンデンサ23
と、該コンデンサ23に充電するためのDC/DCコン
バータ25と、サイリスタ24と、該サイリスタ24を
オン・オフするトリガ回路26とで構成されている。こ
こで、トリガ回路26にIGT信号が印加されていない
ときには、トリガ回路26がサイリスタ24をオフ作動
させ、このときDC/DCコンバータ25によってコン
デンサ23が充電される。そして、トリガ回路26にI
GT信号が印加されたときには、トリガ回路26がサイ
リスタ24をオン作動させ、このときコンデンサ23に
蓄えられていた電荷が一次コイル14aに放電される。
この一次コイル14aの電流変化によって二次コイル1
4bに高圧の二次電圧が惹起される。かかるCDI13
によって第2点火コイル14の二次コイル14bに惹起
される二次電圧の時間に対する特性は、例えば図7中の
曲線G1のようになる。すなわち、立ち上がりがすばや
く、二次電圧発生時間が比較的短い特性となる。
【0015】そして、コントロールユニット10は、水
温センサ32によって検出されるエンジン水温Tw、カ
ム軸センサ33から印加されるSGC信号及びSGT信
号、クランク角センサ34から出力される回転数信号N
(エンジン回転数Ne)、バッテリ電圧Vb、吸入空気量Q
a等を制御情報として、点火制御及び燃料噴射制御を行
うようになっている。以下、図2〜図5に示すフローチ
ャートに従って、適宜図1を参照しつつ、コントロール
ユニット10による点火制御及び燃料噴射制御の制御方
法を説明する。この点火制御及び燃料噴射制御では、基
本的には、エンジン回転数Neが第1設定値N0以上の高
回転領域では、1サイクルに要する時間が短く、したが
って各燃焼行程の所要時間も短くなるので、火花放電時
間が短くても燃焼性が低下しない。そこで、Ne≧N0
なる高回転領域ではCDI13のみ作動させて混合気に
点火するようにしている。そして、Ne<N0の回転領域
では、1サイクルに要する時間が比較的長く、またもと
もと燃焼性が悪くなるので、フルトラ式イグナイタ11
とCDI13の両方を用いて混合気に点火するようにし
ている。他方、エンジン回転数Neが第1設定値N0より
も小さい第2設定値N1未満である低回転領域では、エ
ンジン出力を高めるために、燃料噴射量を増量するとと
もに、点火時期を進角させるようにしている。
【0016】制御が開始されると、まずステップ#1
で、エンジン回転数Ne、吸入空気量Qa、バッテリ電圧
Vb、エンジン水温Tw等が制御情報として読み込まれ
る。次にステップ#2で、エンジン回転数Neが第1設
定値N0以上であるか否かが比較・判定され、Ne<N0
であれば(NO)、さらにステップ#3で、上記Neが第
2設定値N1以上であるか否かが比較・判定される。そ
して、Ne≧N0であれば(高回転時)、ステップ#20〜
ステップ#25の高回転時用制御ルーチンが実行され、
1≦Ne<N0であれば(中回転時)、ステップ#4〜ス
テップ#19の中回転時用制御ルーチンが実行され、N
e<N1であれば(低回転時)、ステップ#26〜ステップ
#36の低回転時用制御ルーチンが実行される。なお、
低回転時用制御ルーチンが実行された場合において、両
イグナイタ11,13が作動している場合は、この後さ
らにステップ#14〜ステップ#19が実行される。以
下、上記制御ルーチン別に制御方法を説明する。
【0017】(1)中回転時用制御ルーチン まずステップ#4で、SGT信号を受信したか否かが比
較・判定され、SGT信号が受信されていなければ(N
O)、このステップ#4が繰り返し実行される。そし
て、SGT信号が受信されると(YES)、ステップ#5
で、CDI故障フラグF1とフルトラ式イグナイタ故障
フラグF2とがともに0(故障なし)であるか否かが比較
・判定される。フラグF1はCDI13の故障の有/無
に対応して1/0がたてられるフラグであり、F2はフ
ルトラ式イグナイタ1の故障の有/無に対応して1/0
がたてられるフラグである。
【0018】ステップ#5で、F1=F2=0であると判
定された場合は(YES)、ステップ#6でエンジン回転
数Neと吸入空気量Qaとに応じて、点火時期マップ1か
ら点火タイミングが読み取られ、フラグF1とフラグF2
のうち少なくとも1つが1であると判定された場合は
(NO)、ステップ#7でNeとQaとに応じて、点火時期
マップ2から点火タイミングが読み取られる。ここで、
点火時期マップ2は、点火時期が通常値となるような特
性に設定されている。他方、点火時期マップ1は、点火
タイミングが通常値より所定値だけリタードするような
特性に設定されている。なお、ステップ#6では、EG
Iマップ(燃料噴射量マップ)が、通常時用のEGIマッ
プよりは燃料噴射量が減量されるようになった減量EG
Iマップに切り替えられる。
【0019】次に、ステップ#8で、点火タイミングに
達したか否かが比較され、点火タイミングに達していな
ければ(NO)、このステップ#8が繰り返し実行され
る。そして、点火タイミングに達すれば、ステップ#9
でCDI故障フラグF1が1であるか否かが比較・判定
される。ここで、F1=1であれば(YES)、CDI1
3が故障していることになるので、ステップ#13でフ
ルトラ式イグナイタ11に対してのみIGT信号を出力
し、CDI13の作動を停止させる。この後、ステップ
#1に復帰する。
【0020】ステップ#9で、F1=0であると判定さ
れれば(NO)、ステップ#10でフルトラ式イグナイタ
故障フラグF2が1であるか否かが比較・判定され、F2
=1であれば(YES)、フルトラ式イグナイタ11が故
障していることになるので、ステップ#11でCDI1
3に対してのみIGT信号を出力し、フルトラ式イグナ
イタ11の作動を停止させる。この後、ステップ#1に
復帰する。ステップ#10で、F2=0であると判定さ
れれば(NO)、フルトラ式イグナイタ11とCDI13
の両方にIGT信号を出力し、両イグナイタ11,13
を作動させる。
【0021】この場合、CDI13によって惹起される
立ち上がりのすばやい高圧の二次電圧によって、点火プ
ラグ5に強い火花放電が発生し、失火ないし点火プラグ
5のくすぶりが生じない。また、フルトラ式イグナイタ
によって二次電圧発生時間が比較的長くなり、これに伴
って火花放電時間が長くなるので、燃焼行程全般として
の混合気の燃焼性が高められる。また、点火時期が通常
値よりリタード側に設定されるので、NOx発生量が低
減され、エミッション性能が高められる。さらに、燃料
噴射量が減量されるので、燃焼性を良好に維持しつつ燃
費性能が高められる。なお、一方のイグナイタが故障し
たときには、点火タイミングと燃料噴射量とが通常値に
戻されるので、故障時においても燃焼性が良好に維持さ
れる。ステップ#12が実行された後は、さらに、ステ
ップ#14〜ステップ#19で、フラグF1とフラグF2
の更新が行なわれる。
【0022】すなわち、ステップ#14では、CDI1
3から故障信号IGf1が出力されているか否かが比較・
判定され、故障信号IGf1が出力されていれば(YE
S)、ステップ#18でCDI故障フラグF1に1がたて
られる。続いて、ステップ#19で、EGIマップが通
常時用のマップに切り替えられ、この後ステップ#1に
復帰する。ステップ#14で、CDI13から故障信号
IGf1が出力されていないと判定されれば(NO)、さら
にステップ#15で、フルトラ式イグナイタ11から故
障信号IGf2が出力されているか否かが比較・判定さ
れ、故障信号IGf2が出力されていれば(YES)、ステ
ップ#16でフルトラ式イグナイタ故障フラグF2に1
がたてられる。続いて、ステップ#17で、EGIマッ
プが通常時用のマップに切り替えられ、この後ステップ
#1に復帰する。ステップ#15で、故障信号IGf2
出力されていないと判定されれば(NO)、両イグナイタ
11,13には故障が生じていないので、フラグF1とフ
ラグF2とを0に保持したままステップ#1に復帰す
る。
【0023】(2)高回転時用制御ルーチン まずステップ#20で、SGT信号を受信したか否かが
比較・判定され、SGT信号が受信されていなければ
(NO)、このステップ#20が繰り返し実行される。そ
して、SGT信号が受信されると(YES)、ステップ#
21で、エンジン回転数Neと吸入空気量Qaとに応じ
て、点火時期マップ2から点火タイミングが読み取られ
る。前記したとおり、この点火時期マップ2は、点火時
期が通常値となるような特性に設定されている。なお、
ここでは、EGIマップが、通常時用のEGIマップに
切り替えられる。
【0024】次に、ステップ#22で、点火タイミング
に達したか否かが比較され、点火タイミングに達してい
なければ(NO)、このステップ#22が繰り返し実行さ
れる。そして、点火タイミングに達すれば(YES)、ス
テップ#23でCDI故障フラグF1が1であるか否か
が比較・判定される。ここで、F1=0であれば(N
O)、CDI13に対してのみIGT信号を出力し、フ
ルトラ式イグナイタ11の作動を停止させる。この場
合、CDI13のみによって点火が行なわれるので、二
次電圧の立ち上がりがすばやく、かかる高回転領域に適
した点火を行うことができ、かつバッテリ電力の消費量
を低減することができる。この後、ステップ#1に復帰
する。他方、ステップ#23で、F1=1であると判定
されれば(YES)、CDI13が故障していることにな
るので、ステップ#25でフルトラ式イグナイタ11に
対してのみIGT信号を出力し、CDI13の作動を停
止させる。この後、ステップ#1に復帰する。
【0025】(3)低回転時用制御ルーチン かかる低回転領域では、基本的には、エンジン出力を高
めるために、燃料噴射量が通常値より増量されるように
なっている。そして、前記したとおり、両イグナイタ1
1,13を用いて点火する場合には、燃焼性が大幅に高
められるので、一方のイグナイタを用いて点火が行なわ
れる場合よりも、燃料噴射量の増量比を大きく設定し、
かつ点火時期を進角させて、エンジン出力を大幅に高め
るようにしている。
【0026】まずステップ#26で、SGT信号を受信
したか否かが比較・判定され、SGT信号が受信されて
いなければ(NO)、このステップ#26が繰り返し実行
される。そして、SGT信号が受信されると(YES)、
ステップ#27でバッテリ電圧Vbが設定値V0以上であ
るか否かが比較・判定される。前記したとおりかかる低
回転領域は本来両イグナイタ11,13を用いるべき回
転領域であるが、本実施例では、バッテリ電圧Vbが低
い場合には、電力消費量を低減するために、電力消費量
の少ないフルトラ式イグナイタ11のみを用いて点火行
うようにしている。
【0027】ステップ#27でVb≧V0であると判定さ
れれば(YES)、ステップ#28〜ステップ#32が実
行され、イグナイタ11,13に故障が生じていない限
り、両イグナイタ11.13を用いて点火が行われる。
この場合、まずステップ#28で、CDI故障フラグF
1とフルトラ式イグナイタ故障フラグF2とがともに0
(故障なし)であるか否かが比較・判定される。ここで、
1=F2=0であると判定された場合は(YES)、ステ
ップ#29でエンジン回転数Neと吸入空気量Qaとに応
じて、点火時期マップ3から点火タイミングが読み取ら
れる。ここで、点火時期マップ3は、点火時期が点火時
期マップ2(通常値)より所定値だけ進角するような特性
に設定されている。次に、ステップ#30で、点火タイ
ミングに達したか否かが比較され、点火タイミングに達
していなければ(NO)、このステップ#30が繰り返し
実行される。そして、点火タイミングに達すれば(YE
S)、ステップ#31で、フルトラ式イグナイタ11と
CDI13の両方にIGT信号が出力され、両イグナイ
タ11,13を用いて点火が行なわれる。この場合、前
記したとおり、CDI13によって失火ないし点火プラ
グ5のくすぶりが防止され、かつフルトラ式イグナイタ
によって燃焼行程全般での混合気の燃焼性が高められ
る。
【0028】次に、ステップ#32で、エンジン水温T
wに応じて、表1に示すような燃料増量比テーブル1を
用いて、燃料噴射量の増量が行われる。この燃料増量比
テーブル1では、後で説明するような1つのイグナイタ
のみを用いる場合の燃料増量比テーブル2より燃料増量
比Cwが大きい値に設定されている。すなわち、両イグ
ナイタ11,13の使用により燃焼性が大幅に高められ
ているので、燃料増量比Cwを高めてもほとんど燃焼性
の低下を招かないからである。このため、燃焼性を低下
させることなく燃料を十分に増量することができるの
で、エンジン出力が大幅に高められる。また、点火タイ
ミングを通常値より進角させているので、さらにエンジ
ン出力が高められる。これによって車両の走行性ないし
走行安定性が高められる。この後、ステップ#14〜ス
テップ#19で、フラグF1及びフラグF2の更新が行わ
れるが、この更新方法は前記の中回転時用制御ルーチン
で説明したとおりである。
【0029】
【表1】
【0030】ところで、前記のステップ#27でVb<
0であると判定された場合(NO)、またはステップ#
28で、フラグF1とフラグF2のうち少なくとも1つが
1であると判定された場合(NO)には、ステップ#33
〜ステップ#36が実行され、電力消費量の少ないフル
トラ式イグナイタ11のみを用いて点火が行われる。
【0031】この場合、まずステップ#33でエンジン
回転数Neと吸入空気量Qaとに応じて、点火時期マップ
4から点火タイミングが読み取られる。ここで、点火時
期マップ4は、点火時期が点火時期マップ2(通常値)と
ほぼ同様の特性に設定されている。次に、ステップ#3
4で、点火タイミングに達したか否かが比較され、点火
タイミングに達していなければ(NO)、このステップ#
34が繰り返し実行される。そして、点火タイミングに
達すれば(YES)、ステップ#35で、フルトラ式イグ
ナイタ11のみにIGT信号が出力され、このフルトラ
式イグナイタ11のみを用いて点火が行なわれる。この
場合、両イグナイタ11,13を用いる場合に比較して
燃焼性が低くなる。次に、ステップ#36で、エンジン
水温Twに応じて、表2に示すような燃料増量比テーブ
ル2を用いて、燃料噴射量の増量が行われる。この燃焼
性増量比テーブル2では、前記の燃料増量比テーブル1
より増量比Cwが小さい値に設定されている。すなわ
ち、前記したとおり燃焼性が低くなるので、両イグナイ
タ11,13を使用する場合ほどは燃料噴射量を増量す
ることができないからである。この後ステップ#1に復
帰する。
【0032】
【表2】
【0033】
【発明の作用・効果】第1の発明によれば、燃料噴射量
が増量される運転領域において、両点火手段が併用され
る場合には、燃料増量比が高められるが、この場合、コ
ンデンサ放電式の第2点火手段によって点火プラグのく
すぶりが防止され、かつフルトランジスタ式の第1点火
手段によって燃焼行程全般での混合気の燃焼性が高めら
れるので、燃焼性を低下させることなく燃料噴射量を十
分に増量することができる。このため、エンジン出力が
大幅に高められ走行性ないし走行安定が高められる。
【0034】第2の発明によれば、コンデンサ放電式の
第2点火手段によって点火プラグのくすぶりが防止さ
れ、かつフルトランジスタ式の第1点火手段によって燃
焼行程全般での燃焼性が大幅に高められ、エミッション
性能が高められる、このため、エミッション性能の低下
を招くことなく進角量を十分に大きくすることができ、
エンジン出力が大幅に高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる制御装置を備えたエンジンと
その点火装置のシステム構成図である。
【図2】 コントロールユニットによる点火制御及び燃
料噴射制御の制御方法を示すフローチャートの一部であ
る。
【図3】 コントロールユニットによる点火制御及び燃
料噴射制御の制御方法を示すフローチャートの一部であ
る。
【図4】 コントロールユニットによる点火制御及び燃
料噴射制御の制御方法を示すフローチャートの一部であ
る。
【図5】 コントロールユニットによる点火制御及び燃
料噴射制御の制御方法を示すフローチャートの一部であ
る。
【図6】 カム軸センサおよびクランク角センサの出力
信号波形を示す図である。
【図7】 点火コイルの二次電圧の時間に対する特性を
示す図である。
【符号の説明】
CE…エンジン B…点火装置 5…点火プラグ 9…燃料噴射弁 10…コントロールユニット 11…フルトラ式イグナイタ 12…第1点火コイル 13…CDI 14…第2点火コイル 17…パワートランジスタ 23…コンデンサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02P 15/00 F 8923−3G (72)発明者 野田 隆 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点火時期に合わせてトランジスタをオフ
    作動させ、このオフ作動によって点火コイルの一次コイ
    ルへの通電を遮断し、これに伴って二次コイルに惹起さ
    れる高電圧で点火する第1点火手段と、コンデンサに充
    電し、該コンデンサに充電された電荷を点火時期に合わ
    せて点火コイルの一次コイルに放電し、これに伴って二
    次コイルに惹起される高電圧で点火する第2点火手段と
    が並列に設けられたエンジンにおいて、 エンジンの運転状態に応じて第1,第2点火手段のいず
    れか一方の作動を停止させる点火制御手段と、エンジン
    が所定の運転状態にあるときには燃料供給量を増量する
    燃料増量手段とが設けられており、エンジンが燃料増量
    を行うべき運転状態にある場合において、第1,第2点
    火手段がともに作動しているときには、一方の点火手段
    のみが作動しているときよりも、上記燃料増量手段が、
    燃料の増量を多くするよう補正する燃料増量補正手段を
    備えていることを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 【請求項2】 点火時期に合わせてトランジスタをオフ
    作動させ、このオフ作動によって点火コイルの一次コイ
    ルへの通電を遮断し、これに伴って二次コイルに惹起さ
    れる高電圧で点火する第1点火手段と、コンデンサに充
    電し、該コンデンサに充電された電荷を点火時期に合わ
    せて点火コイルの一次コイルに放電し、これに伴って二
    次コイルに惹起される高電圧で点火する第2点火手段と
    が並列に設けられたエンジンにおいて、 エンジンの運転状態に応じて第1,第2点火手段のいず
    れか一方の作動を停止させる点火制御手段と、第1,第
    2点火手段がともに作動しているときには、一方の点火
    手段のみが作動しているときよりも点火時期を進角させ
    る進角制御手段とが設けられていることを特徴とするエ
    ンジンの制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011208521A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Honda Motor Co Ltd エンジン制御装置
WO2018074276A1 (ja) * 2016-10-20 2018-04-26 日立オートモティブシステムズ株式会社 気筒休止エンジンの制御装置及び制御方法

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