JPH0586409A - 高炉の原料装入設備用シ−ル弁 - Google Patents

高炉の原料装入設備用シ−ル弁

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JPH0586409A
JPH0586409A JP8583091A JP8583091A JPH0586409A JP H0586409 A JPH0586409 A JP H0586409A JP 8583091 A JP8583091 A JP 8583091A JP 8583091 A JP8583091 A JP 8583091A JP H0586409 A JPH0586409 A JP H0586409A
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JP
Japan
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seat
valve
seal
rubber
seal valve
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Pending
Application number
JP8583091A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Yamaguchi
安幸 山口
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH0586409A publication Critical patent/JPH0586409A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高炉の原料装入設備用シ−ル弁のシ−トゴム
の寿命を延長し、シ−ル弁のシ−ル効果を永く維持す
る。 【構成】 シ−ル弁の弁体14aのシ−ト座15a1、
15a2とそれに対向するシ−トコム17aとで、内
輪、外輪の二重構造とし、外輪のシ−ト座15a2とシ
−トゴム17aとの間に間隙(A)23を設ける。内輪
のシ−トゴムが損耗したとき、外輪のシ−ト座とシ−ト
ゴムとが密に接触し、シ−ル弁のシ−ル効果を維持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧操業用高炉(以下
高炉と略す。)の原料装入設備用のガスシ−ル弁(以下
シ−ル弁と略す。)の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来使用されているシ−ル弁の機能を図
3を用いて説明する。高炉本体は、通常4〜5Kg/c
2 の圧力で操業されているため、大気圧状態で原料を
炉内に装入するためには、均排圧操作を必要とする。す
なわち、炉頂原料ホッパ−8ヘ持ち込まれた原料を炉内
に装入するためには、小ベルホッパ−5内の圧力を大気
圧にする必要がある。そのためには、小ベル4を閉じた
状態で1次均圧弁9、2次均圧弁10を閉じ、排圧弁1
1を開放する。この状態でシ−ル弁6を開放後、ホッパ
−ゲ−ト7を開放して原料を小ベルホッパ−5内へ装入
する。原料装入後シ−ル弁6、ホッパ−ゲ−ト7、排圧
弁11を閉じ、1次均圧弁9、2次均圧弁10を開放す
ると炉内圧力と小ベルホッパ−5内の圧力は均圧状態と
なる。この均圧状態で小ベル4を開放すると原料は大ベ
ルホッパ−3内へ装入され、更に大ベル2を開放すると
原料は炉内へ装入される。
【0003】高炉の原料装入設備用のシ−ル弁として
は、特開昭56−153178号公報に開示されたよう
にシ−ル弁体を支持し、かつ駆動力を伝達する部材を平
行リンク機構に構成し、シ−ル弁体の高さ方向の作動軌
跡を極力小さくしたシ−ル弁が使用されている。シ−ル
弁の構造の1例を図4に示す。すなわち、シ−ル弁はス
イング式の弁であって、弁レバ−13のスイングにより
弁体14bに設けられたシ−ト座15bをシ−トゴム1
7bに圧着することによってガスをシ−ルする機能を有
する弁である。なお、解除の際は、同様に弁レバ−13
を反対方向にスイングして弁体14bを開放する構造と
なっている。
【0004】弁の材質としては、弁体シ−ト座15bに
はSUS材、シ−トゴム17bにはシリコンゴムが一般
的に使用されている。したがってシ−トゴム、すなわち
シリコンゴムの磨耗による損傷がシ−ル弁の保守管理上
大きな問題となる。すなわち、弁の開閉頻度は300〜
400回/日にも達するため、シ−トゴムの寿命は6ケ
月程度が限度であり、そのときは操業を停止してシ−ト
ゴムを交換せざるをえなかった。一方、スイング式シ−
ル弁を二重に配設して寿命延長を図ったシ−ル弁が、実
開昭57−82260号公報に開示されている。しか
し、一般に原料の装入設備の炉内側の弁座の囲りには、
シ−ル弁を二重に配設するための空間がなく、したがっ
てこのシ−ル弁は既設設備には適用できないという欠点
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述のよう
な現状に鑑み、シ−ル弁のシ−トゴムの寿命の延長する
とこによってシ−トゴムの交換工事に伴う操業停止のピ
ッチの延長を図ることができる高炉の原料装入設備用の
シ−ル弁を提供するためになされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、高炉の原料装
入設備用シ−ル弁において、そのシ−ル部の弁体のシ−
ト座とそれに対向するシ−トゴムとを内輪、外輪の二重
構造とし、かつ、内輪が密着しているときに外輪の弁体
のシ−ト座とシ−トゴムとの間に間隙を設けることを特
徴とする高炉の原料装入設備用シ−ル弁である。
【0007】
【作用】本発明の作用を図1にしたがって説明する。弁
の使用開始の初期には、内輪側の弁体のシ−ト座15a
1とシ−トゴム17aが密に接触することによってシ−
ル効果を維持する。その後、使用期間の経過とともにシ
−トゴムは表面から損耗して次第に薄くなり、これにつ
れてシ−ル効果も弱くなる。この時期に達すると、外輪
側の弁体のシ−ト座15a2とシ−トゴムが接触するこ
とによってシ−ル効果を維持することができる。したが
って、従来は内輪側のシ−トゴムが損耗したときに操業
を停止していたが、本発明に係るシ−ル弁を使用する
と、外輪側のシ−トゴムが損耗するまでシ−ル効果を維
持することができ、操業を続けることができるので、操
業停止のピッチを大幅に延長できた。
【0008】
【実施例】本発明にかかる実施例を図1、図2に示し
た。すなわち、弁の使用開始の初期には内輪側の弁体の
シ−ト座15a1とシ−トゴム17aが接触することに
よってシ−ル効果を発揮する。このとき、外輪側のシ−
ト座15a2とシ−トゴム17aとの間には間隙(A)
23が確保されているため、弁の開閉に伴う損耗は進行
しない。通常、5〜6ケ月使用すると、内輪のシ−ト座
15a1に対向するシ−トゴム17aは、2〜3mm損
耗し、ガスリ−クが発生する。このタイミングで外輪側
のシ−ト座15a2とシ−トゴム17aが密着するよう
に、すなわち間隙(A)23を2〜3mmに調整してお
けば、従来のシ−ル弁の2倍の寿命が期待できる。
【0009】間隙(A)23は前述のとおり2〜3mm
が望ましく、この間隙を確保するためには外輪側のシ−
ト座の高さ、シ−トゴムの厚みの両方または一方を内輪
のシ−ト座の高さ、シ−トゴムの厚みのレベルから変え
ればよい。例えばシ−トゴム取り替え作業のミスを防止
するためには、シ−トゴムの厚みは外輪側、内輪側共に
同じにして、内輪、外輪のシ−ト座の高さを変えること
によって間隙(A)23を確保してもよい。一方、内
輪、外輪のシ−ト座、シ−トゴムとが同じレベルで、同
時に、かつ二重に接しているようにしたときは、シ−ル
効果は向上するがシ−トゴムの損耗が同時におこり、シ
−ル弁の寿命の延長は期待できない。
【0010】
【発明の効果】本発明に係るシ−ル弁の使用によって、
シ−トゴムの寿命が約2倍に延長された。したがって、
本発明によると、シ−トゴム交換のための操業停止が減
り、増産ができ、かつ3K作業の減少、修繕費の低減な
どの効果がえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシ−ル弁の全体断面図である。
【図2】シ−ル弁のシ−ル部の詳細断面図、即ち図1の
A部の詳細図である。
【図3】高炉の全体断面図である。
【図4】従来型シ−ル弁の全体断面図である。
【符号の説明】
1 高炉本体 2 大ベル 3 大ベルホッパ− 4 小ベル 5 小ベルホッパ− 6 シ−ル弁 7 ホッパ−ゲ−ト 8 原料ホッパ− 9 1次均圧弁 10 2次均圧弁 11 排圧弁 12 ケ−シング 13 弁レバ− 18 シ−トゴム押さえ 19 取り付けボルト 20 内輪シ−トゴム押さえ 21 外輪シ−トゴム押さえ 22 間隙(B) 23 間隙(A) 24 取り付けボルト 14a 本発明の弁体 15a1 本発明の弁体のシ−ト座 15a2 本発明の弁体のシ−ト座 16a 本発明のシ−トゴム受け座 17a 本発明のシ−トゴム 14b 従来型の弁体 15b 従来型の弁体のシ−ト座 16b 従来型のシ−トゴム受け座 17b 従来型のシ−トゴム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉の原料装入設備用シ−ル弁におい
    て、そのシ−ル部の弁体のシ−ト座とそれに対向するシ
    −トゴムとを内輪、外輪の二重構造とし、かつ、内輪が
    密着しているときに外輪の弁体のシ−ト座とシ−トゴム
    との間に間隙を設けることを特徴とする高炉の原料装入
    設備用シ−ル弁。
JP8583091A 1991-03-27 1991-03-27 高炉の原料装入設備用シ−ル弁 Pending JPH0586409A (ja)

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JP8583091A JPH0586409A (ja) 1991-03-27 1991-03-27 高炉の原料装入設備用シ−ル弁

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JP8583091A JPH0586409A (ja) 1991-03-27 1991-03-27 高炉の原料装入設備用シ−ル弁

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JPH0586409A true JPH0586409A (ja) 1993-04-06

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ID=13869770

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007327614A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Nok Corp バルブのシール構造
WO2017086450A1 (ja) * 2015-11-19 2017-05-26 いすゞ自動車株式会社 リッドの開閉構造
JP2019035437A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 前澤工業株式会社 逆止弁
JP2022105359A (ja) * 2021-01-04 2022-07-14 株式会社ミヤワキ バルブとこれを用いた減圧弁

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