JPH0586142B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0586142B2 JPH0586142B2 JP59200864A JP20086484A JPH0586142B2 JP H0586142 B2 JPH0586142 B2 JP H0586142B2 JP 59200864 A JP59200864 A JP 59200864A JP 20086484 A JP20086484 A JP 20086484A JP H0586142 B2 JPH0586142 B2 JP H0586142B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- bracket
- outer frame
- field magnet
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 claims description 30
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000001965 increasing effect Effects 0.000 description 5
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000002907 paramagnetic material Substances 0.000 description 1
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K5/00—Casings; Enclosures; Supports
- H02K5/24—Casings; Enclosures; Supports specially adapted for suppression or reduction of noise or vibrations
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K23/00—DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors
- H02K23/54—Disc armature motors or generators
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K5/00—Casings; Enclosures; Supports
- H02K5/04—Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
- H02K5/18—Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof with ribs or fins for improving heat transfer
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、自動車等のラジエータ冷却フアンや
カーエアコン用コンデンサ冷却フアン等の駆動源
及び複写機等の機器に用いられる直流電源にて駆
動される軸方向空隙形コアレスモータ(以下フラ
ツトモータと称す)に関するものである。 従来の構成とその問題点 従来、フラツトモータは薄形を図る事を目的と
して、軸方向に空隙を設けたものであるが、近年
自動車用及び、事務機器その他として使用される
において、従来より超薄形・軽量化を要請され、
かつ、低騒音・邸価格を要請される様になつてき
た。 以下、図面を参照しながら、上述したような従
来の軸方向空隙形コアレスモータ(以下フラツト
モータと称す)について説明する。 第4図は従来のフラツトモータの全体断面を示
すものである。第4図において、1はドーナツ状
の界磁磁石で、円周方向にN,S着磁されてい
る。2は外枠Aブラケツトで、内面には界磁磁石
1が接着などにより固着されている。3は無鉄心
のアーマチユアであり、界磁磁石1とわずかな隙
間をもつて対設させた偏平円盤形状をなしてい
る。4はアーマチユア3とわずかな隙間をもつて
対設された磁気回路ヨークを兼用した外枠Bブラ
ケツトである。5はアーマチユア3に電流を供給
するブラシであり、外枠Bブラケツト4に取付け
固定されている。6はアーマチユア3に一体連結
された軸であり、軸受7A,7Bを介して軸受カ
バー8にて支承されている。 以上の様に構成されたフラツトモータについて
以下、その動作を説明すると、一般に磁石の磁極
間には必ず極間未着磁部が生じ、したがつて、第
3図に一例として示す様に、アーマチユア3より
見た時に、界磁磁石1には径方向に極間見着磁部
9が形成されており、磁束の流れは、界磁磁石1
のN極→空隙→アーマチユア3→空隙→外枠Bブ
ラケツト4→空隙→アーマチユア3→空隙→界磁
磁石1のS極→外枠Aブラケツト2→界磁磁石1
のN極となる。この時、ブラシ5よりアーマチユ
ア3に通電すると、アーマチユア3はフレミング
の左手の法則により回転する事になる。 しかしながら、上記の様な構成では、軸方向に
2ケ所の空隙を有し界磁磁石1の厚み及びブラシ
5の厚みが軸方向に直列に配置されているため薄
形化を図る上で問題があつた。 又、第5図に他の従来例を示すが、ブラシ5と
界磁磁石1がアーマチユア3により見た時、同方
向に配備し、それだけ薄形化を促進し、かつ、外
枠Bブラケツト4と軸受カバー8を一体となした
外枠Bブラケツト10を装備する事により、軽量
化を図つた構成もしられており、この構成におい
ても磁束の流れは、前記第3図に示す構成と同
様、外枠Aブラケツト11及び外枠Bブラケツト
10を磁気回路のヨークとして使用した構成とな
つている。 しかし、第5図の様な構成にしても、界磁磁石
1より発生する磁束に対し、アーマチユア3に通
電する事による電機子反作用が、前記磁束の流れ
を不均一なものとし、界磁磁石1に対設する外枠
Aブラケツト11の面上の一点を見た時、時間経
過に対する磁力の大きさに周期的不均一が生ずる
事となり、外枠Aブラケツト11の剛性により決
定されるタワミが、時間経過とともに、周期的不
均一を生ずるので、外枠Aブラケツト11から電
磁振動による騒音が発生する事になる。このた
め、従来においては前記騒音を低減させるため
に、外枠Aブラケツト11の厚みを太くして前記
タワミを少なくさせる様にしていたが、全体重量
が重くなる欠点を有していた。 又、それだけ価格的にも高価なものとなり、近
年、前記業界より要請されている。超薄形で軽量
かつ低騒音・低価格を満たす上で、不十分な状況
にあつた。 発明の目的 本発明は上記欠点に鑑み、超薄形・軽量化を図
り、かつ低騒音・低価格を実現する事のできるフ
ラツトモータを提供するものである。 発明の構成 この目的を達成するために本発明のフラツトモ
ータは、磁気回路ヨークを兼用した外枠ブラケツ
トの界磁磁石の磁極間および磁極中心が対向する
位置に、前記アーマチユアに結合したロータシヤ
フトの中心より、径方向に複数のリブを形成する
もので、外枠ブラケツトの厚みを大きくする事な
く、剛性を高める事により、低騒音化を図つたも
ので、同時に軽量化及び低価格化も図つたものと
なつている。 実施例の説明 以下、本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。 第1図は本発明の一実施例におけるフラツトモ
ータの半断面図を示すもので、第2図は本発明の
要部を示す外枠ブラケツトの斜視図、第3図は界
磁磁石の配置図である。 第1図において、12はドーナツ状の界磁磁石
である。13は外枠Bブラケツトで、内面には界
磁磁石12が接着などにより固着されている。1
4は鉄心のアーマチユアであり、前記界磁磁石1
2とわずかな隙間をもつて対設させた偏平円盤形
状をなしている。15は前記アーマチユアと連結
したロータシヤフトである。16は前記アーマチ
ユア14とわずかな空隙をもつて配設された磁気
回路ヨークを兼用した外枠Aブラケツトで前記界
磁磁石12の磁極間および磁極中心の対向面に前
記ロータシヤフト15を中心として放射状にリブ
19および19′を形成したもので、前記Bブラ
ケツト13と同様に鉄等の常磁性材料にて形成さ
れている。17はブラシで、Bブラケツト13に
固定されている。18アーマチユア14と一体とな
つた整流子である。 なお、リブ19は、外枠Aブラケツト16の中
心に形成した軸受保持ハウジング部端部16aか
らブラケツト平面ヨーク部16bの外径部16c
まで延び外径部16cに向うに従つて高さが低く
なるように傾斜して設けている。また、外径部1
6cに向かうに従つてその幅が狭くなるようにテ
ーパー状に形成している。 以上のように構成されたフラツトモータについ
て以下、その動作を説明する。 まず、界磁磁石12には、第3図に示す様な径
方向に極間見着磁部9が形成されており、N極よ
り発する磁束は、アーマチユア14を通過し、外
枠Aブラケツト16に入り、外枠Aブラケツト内
を界磁磁石12のS極着磁部対向面まで移動し、
再度アーマチユア14を通過し、S極に入り、外
枠Bブラケツト13を通りN極までの回路を作つ
ている。今ここで、ブラシ17から電流を整流子
18へ流すと、整流された電流がアーマチユア1
4に流れ、アーマチユア14は回転する事にな
る。 このときアーマチユア14に流れる電流による
電機子反作用のため、外枠Aブラケツト16に作
用する磁力が周期的に不均一となり外枠Aブラケ
ツト16が電磁振動によるタワミが生ずるが、外
枠Aブラケツト16には、放射状にリブ19およ
び19′が形成されているため剛性が高く、変動
磁力に対するタワミが小さくなり、結果としてモ
ータが発する騒音を小さくする事が出来るわけで
ある。 ここで、ブラケツトに形成されるリブの位置を
考えるに前記アーマチユア14を回転させるトル
クTは、アーマチユア14に流れる電流Iと、界
磁磁石12より発する磁束量φに比例するが、磁
気回路を兼用する本発明の外枠Aブラケツト16
は、そのリブ19が前記界磁磁石12との空隙を
広くすることになり、磁気回路上のパーミアンス
を下げる要因となる故、リブ19のない従来例に
対し、同一トルクを出すための入力が増加する問
題が考えられる。そこで、放射状のリブ19の位
置を、前記界磁磁石12の極間未着磁部に対向配
備すると、前記磁気回路上のパーミアンスを下げ
る要因はより少なくなり、実用的効果はさらに高
くなる。 また、リブ19′を、前記リブ19の中間、す
なわち界磁磁石12の磁極中心部に対向して配設
する事により、実使用上、騒音発生の要因となつ
ている磁束の密度が最も密な部分である界磁磁石
12の極中心位置が対向するヨーク部を部分的に
強化せしめ、外枠Aブラケツト全体の剛性を一層
強化し、騒音を低減化する効果をさらに高めてい
る。これは、界磁磁石12の磁極間を短絡するア
ーマチユアコイルの整流電流によつて生じる大き
な磁力が整流子片の切り替わる周期で変化するこ
とにより、外枠Aブラケツト16に作用する電磁
力が周期的に大きく変化し、これにより発生する
機械的なタワミを大きくするので、この部分にリ
ブを設けてタワミを防止するものである。 ここで本発明について実験による外枠Aブラケ
ツト16の剛性について、以下に示す。 界磁磁石12と対向する面の中間径(前記界磁
磁石12のドーナツ状外径と内径の中間径と同
一)に、軸方向にリング状に同一の集中荷重を加
えた時の荷重作用点の変位を示すと、第1表のご
とくであつた。
カーエアコン用コンデンサ冷却フアン等の駆動源
及び複写機等の機器に用いられる直流電源にて駆
動される軸方向空隙形コアレスモータ(以下フラ
ツトモータと称す)に関するものである。 従来の構成とその問題点 従来、フラツトモータは薄形を図る事を目的と
して、軸方向に空隙を設けたものであるが、近年
自動車用及び、事務機器その他として使用される
において、従来より超薄形・軽量化を要請され、
かつ、低騒音・邸価格を要請される様になつてき
た。 以下、図面を参照しながら、上述したような従
来の軸方向空隙形コアレスモータ(以下フラツト
モータと称す)について説明する。 第4図は従来のフラツトモータの全体断面を示
すものである。第4図において、1はドーナツ状
の界磁磁石で、円周方向にN,S着磁されてい
る。2は外枠Aブラケツトで、内面には界磁磁石
1が接着などにより固着されている。3は無鉄心
のアーマチユアであり、界磁磁石1とわずかな隙
間をもつて対設させた偏平円盤形状をなしてい
る。4はアーマチユア3とわずかな隙間をもつて
対設された磁気回路ヨークを兼用した外枠Bブラ
ケツトである。5はアーマチユア3に電流を供給
するブラシであり、外枠Bブラケツト4に取付け
固定されている。6はアーマチユア3に一体連結
された軸であり、軸受7A,7Bを介して軸受カ
バー8にて支承されている。 以上の様に構成されたフラツトモータについて
以下、その動作を説明すると、一般に磁石の磁極
間には必ず極間未着磁部が生じ、したがつて、第
3図に一例として示す様に、アーマチユア3より
見た時に、界磁磁石1には径方向に極間見着磁部
9が形成されており、磁束の流れは、界磁磁石1
のN極→空隙→アーマチユア3→空隙→外枠Bブ
ラケツト4→空隙→アーマチユア3→空隙→界磁
磁石1のS極→外枠Aブラケツト2→界磁磁石1
のN極となる。この時、ブラシ5よりアーマチユ
ア3に通電すると、アーマチユア3はフレミング
の左手の法則により回転する事になる。 しかしながら、上記の様な構成では、軸方向に
2ケ所の空隙を有し界磁磁石1の厚み及びブラシ
5の厚みが軸方向に直列に配置されているため薄
形化を図る上で問題があつた。 又、第5図に他の従来例を示すが、ブラシ5と
界磁磁石1がアーマチユア3により見た時、同方
向に配備し、それだけ薄形化を促進し、かつ、外
枠Bブラケツト4と軸受カバー8を一体となした
外枠Bブラケツト10を装備する事により、軽量
化を図つた構成もしられており、この構成におい
ても磁束の流れは、前記第3図に示す構成と同
様、外枠Aブラケツト11及び外枠Bブラケツト
10を磁気回路のヨークとして使用した構成とな
つている。 しかし、第5図の様な構成にしても、界磁磁石
1より発生する磁束に対し、アーマチユア3に通
電する事による電機子反作用が、前記磁束の流れ
を不均一なものとし、界磁磁石1に対設する外枠
Aブラケツト11の面上の一点を見た時、時間経
過に対する磁力の大きさに周期的不均一が生ずる
事となり、外枠Aブラケツト11の剛性により決
定されるタワミが、時間経過とともに、周期的不
均一を生ずるので、外枠Aブラケツト11から電
磁振動による騒音が発生する事になる。このた
め、従来においては前記騒音を低減させるため
に、外枠Aブラケツト11の厚みを太くして前記
タワミを少なくさせる様にしていたが、全体重量
が重くなる欠点を有していた。 又、それだけ価格的にも高価なものとなり、近
年、前記業界より要請されている。超薄形で軽量
かつ低騒音・低価格を満たす上で、不十分な状況
にあつた。 発明の目的 本発明は上記欠点に鑑み、超薄形・軽量化を図
り、かつ低騒音・低価格を実現する事のできるフ
ラツトモータを提供するものである。 発明の構成 この目的を達成するために本発明のフラツトモ
ータは、磁気回路ヨークを兼用した外枠ブラケツ
トの界磁磁石の磁極間および磁極中心が対向する
位置に、前記アーマチユアに結合したロータシヤ
フトの中心より、径方向に複数のリブを形成する
もので、外枠ブラケツトの厚みを大きくする事な
く、剛性を高める事により、低騒音化を図つたも
ので、同時に軽量化及び低価格化も図つたものと
なつている。 実施例の説明 以下、本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。 第1図は本発明の一実施例におけるフラツトモ
ータの半断面図を示すもので、第2図は本発明の
要部を示す外枠ブラケツトの斜視図、第3図は界
磁磁石の配置図である。 第1図において、12はドーナツ状の界磁磁石
である。13は外枠Bブラケツトで、内面には界
磁磁石12が接着などにより固着されている。1
4は鉄心のアーマチユアであり、前記界磁磁石1
2とわずかな隙間をもつて対設させた偏平円盤形
状をなしている。15は前記アーマチユアと連結
したロータシヤフトである。16は前記アーマチ
ユア14とわずかな空隙をもつて配設された磁気
回路ヨークを兼用した外枠Aブラケツトで前記界
磁磁石12の磁極間および磁極中心の対向面に前
記ロータシヤフト15を中心として放射状にリブ
19および19′を形成したもので、前記Bブラ
ケツト13と同様に鉄等の常磁性材料にて形成さ
れている。17はブラシで、Bブラケツト13に
固定されている。18アーマチユア14と一体とな
つた整流子である。 なお、リブ19は、外枠Aブラケツト16の中
心に形成した軸受保持ハウジング部端部16aか
らブラケツト平面ヨーク部16bの外径部16c
まで延び外径部16cに向うに従つて高さが低く
なるように傾斜して設けている。また、外径部1
6cに向かうに従つてその幅が狭くなるようにテ
ーパー状に形成している。 以上のように構成されたフラツトモータについ
て以下、その動作を説明する。 まず、界磁磁石12には、第3図に示す様な径
方向に極間見着磁部9が形成されており、N極よ
り発する磁束は、アーマチユア14を通過し、外
枠Aブラケツト16に入り、外枠Aブラケツト内
を界磁磁石12のS極着磁部対向面まで移動し、
再度アーマチユア14を通過し、S極に入り、外
枠Bブラケツト13を通りN極までの回路を作つ
ている。今ここで、ブラシ17から電流を整流子
18へ流すと、整流された電流がアーマチユア1
4に流れ、アーマチユア14は回転する事にな
る。 このときアーマチユア14に流れる電流による
電機子反作用のため、外枠Aブラケツト16に作
用する磁力が周期的に不均一となり外枠Aブラケ
ツト16が電磁振動によるタワミが生ずるが、外
枠Aブラケツト16には、放射状にリブ19およ
び19′が形成されているため剛性が高く、変動
磁力に対するタワミが小さくなり、結果としてモ
ータが発する騒音を小さくする事が出来るわけで
ある。 ここで、ブラケツトに形成されるリブの位置を
考えるに前記アーマチユア14を回転させるトル
クTは、アーマチユア14に流れる電流Iと、界
磁磁石12より発する磁束量φに比例するが、磁
気回路を兼用する本発明の外枠Aブラケツト16
は、そのリブ19が前記界磁磁石12との空隙を
広くすることになり、磁気回路上のパーミアンス
を下げる要因となる故、リブ19のない従来例に
対し、同一トルクを出すための入力が増加する問
題が考えられる。そこで、放射状のリブ19の位
置を、前記界磁磁石12の極間未着磁部に対向配
備すると、前記磁気回路上のパーミアンスを下げ
る要因はより少なくなり、実用的効果はさらに高
くなる。 また、リブ19′を、前記リブ19の中間、す
なわち界磁磁石12の磁極中心部に対向して配設
する事により、実使用上、騒音発生の要因となつ
ている磁束の密度が最も密な部分である界磁磁石
12の極中心位置が対向するヨーク部を部分的に
強化せしめ、外枠Aブラケツト全体の剛性を一層
強化し、騒音を低減化する効果をさらに高めてい
る。これは、界磁磁石12の磁極間を短絡するア
ーマチユアコイルの整流電流によつて生じる大き
な磁力が整流子片の切り替わる周期で変化するこ
とにより、外枠Aブラケツト16に作用する電磁
力が周期的に大きく変化し、これにより発生する
機械的なタワミを大きくするので、この部分にリ
ブを設けてタワミを防止するものである。 ここで本発明について実験による外枠Aブラケ
ツト16の剛性について、以下に示す。 界磁磁石12と対向する面の中間径(前記界磁
磁石12のドーナツ状外径と内径の中間径と同
一)に、軸方向にリング状に同一の集中荷重を加
えた時の荷重作用点の変位を示すと、第1表のご
とくであつた。
【表】
また、騒音を測定した結果を示すと第2表のご
とくであつた。
とくであつた。
【表】
なお、実施例は界磁磁石12の着磁を6極とし
て説明したが、その他の極数で構成された時も、
同様な効果を奏するものである。 発明の効果 以上のように本発明は、磁気回路ヨークを兼用
した外枠ブラケツトの界磁磁石の磁極間および磁
極中心が対向する位置に外方に突出する複数のリ
ブを放射状に形成することにより効率を低下させ
ることなく低騒音で、軽量・低価格の軸方向空隙
形コアレスモータを提供する事ができ、その実用
的効果は大なるものである。
て説明したが、その他の極数で構成された時も、
同様な効果を奏するものである。 発明の効果 以上のように本発明は、磁気回路ヨークを兼用
した外枠ブラケツトの界磁磁石の磁極間および磁
極中心が対向する位置に外方に突出する複数のリ
ブを放射状に形成することにより効率を低下させ
ることなく低騒音で、軽量・低価格の軸方向空隙
形コアレスモータを提供する事ができ、その実用
的効果は大なるものである。
第1図は本発明の一実施例にかかる軸方向空隙
形コアレスモータの正面半切断面図、第2図は同
外枠ブラケツトの斜視図、第3図は同モータに用
いる界磁磁石の説明図、第4図は従来の軸方向空
隙形コアレスモータの半切断面図、第5図は他の
従来例にかかる半切断面図、第6図は従来の外枠
ブラケツトの斜視図である。 12……界磁磁石、14……アーマチユア、1
5……ロータシヤフト、16……外枠Aブラケツ
ト、19,19′……リブ。
形コアレスモータの正面半切断面図、第2図は同
外枠ブラケツトの斜視図、第3図は同モータに用
いる界磁磁石の説明図、第4図は従来の軸方向空
隙形コアレスモータの半切断面図、第5図は他の
従来例にかかる半切断面図、第6図は従来の外枠
ブラケツトの斜視図である。 12……界磁磁石、14……アーマチユア、1
5……ロータシヤフト、16……外枠Aブラケツ
ト、19,19′……リブ。
Claims (1)
- 1 界磁磁石とわずかな空隙をもつて回転自在に
配設された円盤状のアーマチユアを有するととも
に、このアーマチユアの前記界磁磁石と反対方向
に前記アーマチユアとわずかな空隙をもつて配設
された磁気回路ヨークを兼用した外枠ブラケツト
を有し、この外枠ブラケツトの前記界磁磁石の磁
極間および磁極中心が対向する位置に外方に突出
する複数のリブを前記アーマチユアに結合したロ
ータシヤフトを中心として放射状に形成した軸方
向空隙形コアレスモータ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59200864A JPS6181160A (ja) | 1984-09-26 | 1984-09-26 | 軸方向空隙形コアレスモ−タ |
US06/778,517 US4677335A (en) | 1984-09-26 | 1985-09-20 | Axial gap type coreless electric motor with noise reduction |
AU47681/85A AU578196B2 (en) | 1984-09-26 | 1985-09-23 | Coreless axial air gap motor |
DE8585112113T DE3569315D1 (en) | 1984-09-26 | 1985-09-25 | Axial gap type core-less electric motor |
EP85112113A EP0180753B1 (en) | 1984-09-26 | 1985-09-25 | Axial gap type core-less electric motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59200864A JPS6181160A (ja) | 1984-09-26 | 1984-09-26 | 軸方向空隙形コアレスモ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6181160A JPS6181160A (ja) | 1986-04-24 |
JPH0586142B2 true JPH0586142B2 (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=16431491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59200864A Granted JPS6181160A (ja) | 1984-09-26 | 1984-09-26 | 軸方向空隙形コアレスモ−タ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4677335A (ja) |
EP (1) | EP0180753B1 (ja) |
JP (1) | JPS6181160A (ja) |
AU (1) | AU578196B2 (ja) |
DE (1) | DE3569315D1 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63107448A (ja) * | 1986-10-23 | 1988-05-12 | Calsonic Corp | 扁平モ−タ装置 |
US4906884A (en) * | 1987-10-09 | 1990-03-06 | Sanden Corporation | Flat motor |
JPH0317281U (ja) * | 1989-06-30 | 1991-02-20 | ||
NL9200515A (nl) * | 1992-03-20 | 1993-10-18 | Philips Nv | Elektrische machine, werkwijze voor het aan elkaar bevestigen van een zacht-magnetisch lichaam en een hard-magnetisch lichaam en werkwijze voor het aan elkaar bevestigen van twee hard-magnetische lichamen. |
WO1994019859A1 (en) * | 1993-02-17 | 1994-09-01 | Cadac Holdings Limited | Discoidal dynamo-electric machine |
US7105979B1 (en) * | 2002-07-08 | 2006-09-12 | Gabrys Christopher W | Compact heteropolar hybrid alternator-motor |
ITRE20030032U1 (it) * | 2003-12-19 | 2005-06-20 | Annovi Reverberi Spa | Pompa idraulica perfezionata |
ITRE20040015U1 (it) * | 2004-08-02 | 2004-11-02 | Annovi Reverberi Spa | Corpo per pompa a pistoni tuffanti |
JP4770156B2 (ja) * | 2004-11-17 | 2011-09-14 | パナソニック株式会社 | 扁平型ブラシ付コアレスモータ |
CN101160704A (zh) * | 2005-04-12 | 2008-04-09 | 索尤若驱动有限及两合公司 | 电机 |
US20080197731A1 (en) * | 2007-02-15 | 2008-08-21 | Nidec Corporation | Brushless motor and pump mounted with brushless motor |
JP5840903B2 (ja) * | 2011-09-16 | 2016-01-06 | アスモ株式会社 | モータ |
JP6573228B2 (ja) * | 2015-02-19 | 2019-09-11 | 日本電産セイミツ株式会社 | 振動モータおよび振動モータの製造方法 |
DE102015205985A1 (de) * | 2015-04-02 | 2016-10-06 | Robert Bosch Gmbh | Kühlvorrichtung für eine einbaulagenunabhängige Kühlung |
WO2017043865A1 (ko) * | 2015-09-08 | 2017-03-16 | 엘지전자 주식회사 | 로터 및 이를 포함하는 모터 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5418642U (ja) * | 1977-07-11 | 1979-02-06 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2438629A (en) * | 1944-02-28 | 1948-03-30 | Fairbanks Morse & Co | Axial air gap machine |
DE1023131B (de) * | 1955-04-13 | 1958-01-23 | Hessenwerke Elektrotechnische | Lagerschild fuer Elektromotoren |
US3737697A (en) * | 1971-09-30 | 1973-06-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Commutator motor |
US3912956A (en) * | 1973-07-20 | 1975-10-14 | Papst Motoren Kg | Direct-current motor |
DE2802753A1 (de) * | 1978-01-23 | 1979-07-26 | Weh Herbert | Schnelllaufender fahrzeugantrieb |
JPS5499906A (en) * | 1978-01-23 | 1979-08-07 | Sekoh Giken Kk | Dc motor equipped with armature coil free from overlapping |
GB1581350A (en) * | 1978-03-14 | 1980-12-10 | Campbell P | Electrical motor |
CH648706A5 (de) * | 1979-01-16 | 1985-03-29 | Papst Motoren Kg | Kollektorloser gleichstrommotor. |
JPS55148349U (ja) * | 1979-04-11 | 1980-10-25 |
-
1984
- 1984-09-26 JP JP59200864A patent/JPS6181160A/ja active Granted
-
1985
- 1985-09-20 US US06/778,517 patent/US4677335A/en not_active Expired - Lifetime
- 1985-09-23 AU AU47681/85A patent/AU578196B2/en not_active Expired
- 1985-09-25 DE DE8585112113T patent/DE3569315D1/de not_active Expired
- 1985-09-25 EP EP85112113A patent/EP0180753B1/en not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5418642U (ja) * | 1977-07-11 | 1979-02-06 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0180753B1 (en) | 1989-04-05 |
DE3569315D1 (en) | 1989-05-11 |
EP0180753A1 (en) | 1986-05-14 |
AU578196B2 (en) | 1988-10-13 |
JPS6181160A (ja) | 1986-04-24 |
US4677335A (en) | 1987-06-30 |
AU4768185A (en) | 1986-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4554472A (en) | Low inertia induction motor | |
JPH0586142B2 (ja) | ||
WO2010150492A1 (ja) | アキシャル型モータ | |
US4570093A (en) | Direct-current motor with two drive magnets | |
US5739614A (en) | Two-phase unipolar driving brushless DC motor | |
JP4529500B2 (ja) | アキシャルギャップ回転電機 | |
US20060066169A1 (en) | Electric motor having different stator lamination and rotor lamination constructions | |
JP6662740B2 (ja) | 三相dcブラシレスモータ | |
CN115411904A (zh) | 一种永磁电机 | |
JP2019193322A (ja) | アキシャルギャップ型回転電機 | |
JP2010141991A (ja) | 回転モーター | |
JPS6225859A (ja) | 偏平型ブラシレスモ−タ | |
JP2006087190A (ja) | 非円筒形状のギャップを有するモータ | |
CN218162177U (zh) | 一种永磁电机 | |
JP2007097276A (ja) | 回転電機の鉄心及びリニアモータの鉄心 | |
CN211852513U (zh) | 一种磁力轴承 | |
US20040135464A1 (en) | Rotor of rotating electric machine | |
JP3312475B2 (ja) | 同期電動機 | |
WO2023203633A1 (ja) | 固定子、電動機及び送風機 | |
JPH104664A (ja) | 交流発電機 | |
JP3041034U (ja) | 積層鉄心インナロータ形回転電機 | |
WO2022219923A1 (ja) | 回転子及び電動機 | |
JP2616962B2 (ja) | 小型直流モータ | |
JP2010141992A (ja) | 回転モーター | |
JP2001263351A (ja) | 磁気軸受支持のロータ構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |