JPH0585728U - 作業台車の中間停止装置 - Google Patents

作業台車の中間停止装置

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JPH0585728U
JPH0585728U JP2667492U JP2667492U JPH0585728U JP H0585728 U JPH0585728 U JP H0585728U JP 2667492 U JP2667492 U JP 2667492U JP 2667492 U JP2667492 U JP 2667492U JP H0585728 U JPH0585728 U JP H0585728U
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work carriage
carriage
stopper
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JP2667492U
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English (en)
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敏正 梶川
洋一 青野
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業台車の通過と停止をよりコンパクトな構
成で実現する。 【構成】 作業台車1の走行方向における中間位置の近
傍の走行軌跡よりも外側に外れた位置において作業台車
1の走行方向に揺動可能に枢支された第1リンク11
と、その一端が上記第1リンク11の揺動端に揺動可能
に連結されるとともに他端にはストッパー15を備えた
第2リンク12と、該第2リンクにそのロッド端が連結
され、その第1の伸縮状態では上記第2リンク12を上
記作業台車1の走行軌跡の内側へ振り出して上記ストッ
パー15を上記作業台車1の前端に当接可能とする停止
作動位置に、またその第2の伸縮状態では上記第2リン
ク12を上記ストッパー15が上記作業台車1の走行軌
跡外に退避せしめられる通過許容位置とに選択的に位置
決めするエアシリンダ20とを備えたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、作業台車の中間停止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば自動車の組み立てラインにおいては、順次タクト搬送される 車体に対して所定の部品を組み付ける場合、該車体の搬送方向に走行する作業台 車上に昇降可能なテーブルを配置し、作業台車を始点位置に停止させた状態で上 記テーブル上に部品を載置し且つそのまま待機し、所定の搬送装置によって吊下 状態で車体が搬送されてくると、該搬送装置と上記作業台車とを係止して該作業 台車を車体と同期移動させるとともに、この移動途中において上記テーブルを上 昇させて上記部品を車体の所定位置に組み付け、組み付けが完了するとその終点 位置において上記作業台車と搬送装置との係止を解除をして該作業台車を該終点 位置から始点位置まで復帰移動させ、次回の部品組み付けに備えるようにしてい る(例えば、特開昭63ー93530号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述の如く、従来の装置は作業台車をその始点位置で停止させた状 態でテーブル上に部品を積み込み、これを車体とともに上記始点位置から終点位 置まで移動させる間に上記部品の組み付けを完了して再び作業台車を始点位置ま で復帰させるものであるため、上記作業台車はこれがその終点位置から始点位置 側に復帰する場合にこれを該始点位置で停止させる停止装置を備えておれば良い 。即ち、この場合の停止装置は、作業台車が始点位置まで帰ってきた時にこれを 押し戻す格好で停止させれば良いことから、該作業台車の走行軌跡内にこれを配 置しても何等支障は生じない。
【0004】 しかし、部品によってはその組付作業時間が長くかかるものもあり、このよう な部品については上記作業台車の始点位置から終点位置までの移動時間内では作 業が完了しないことになる。従って、このような場合には、例えば、始点位置を 本来の始点位置よりも車体搬送方向の後方側へずらせ、本来の始点位置を中間位 置としてここで部品の積み込みを行うようにするとともに、該中間位置での部品 積み込みが完了すると作業台車を一旦中間位置から始点位置まで移動させてここ で待機し、車体が搬送されてくるとこの始点位置から上記中間位置を越えて終点 位置に至るまでの期間中に上記部品の組み付けを行うことが考えられる。
【0005】 ところが、このようにした場合には、部品の車体への組み付けが完了して終点 位置から引き返してくる作業台車を、従来のようにその始点位置ではなく中間位 置で停止させることが必要であるとともに、該中間位置での部品積み込みが完了 すると作業台車をこの中間位置からさらに始点位置まで移動させる(換言すれば 、該作業台車の通過を許容する)必要が生じる。
【0006】 従って、始点位置に設けられる停止装置は従来と同様に作業台車の走行軌跡内 に配置することができるため問題はないが、中間位置に設けられる停止装置は、 作業台車を中間位置で停止させることができるとともに、該中間位置の通過を許 容できるものでなければならない。また、この作業台車には常時作業者が乗って いることもあって、該作業台車の中間位置での停止時にはこれを大きな衝撃を伴 うことなく緩衝状態で滑らかに停止させることが必要であるとともに、作業スペ ースの確保という観点から、よりコンパクトな構成でこれを達成できることが必 要である。
【0007】 このように、作業台車をその走行範囲の中間位置で停止させる場合には、これ をその始点位置あるいは終点位置で停止させる場合に比して、種々の加重条件が 課せられることから、その開発が困難であった。
【0008】 そこで本考案は、簡単な構成によって上述の如き種々の条件を満足し得るよう な作業台車の中間停止装置を提供せんとしてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案ではかかる課題を解決するための具体的手段として、走行レールに沿っ て所定走行範囲内を走行する作業台車を、その始点位置と終点位置との中間の中 間位置において停止させるための作業台車の中間停止装置において、上記中間位 置の近傍であって且つ該作業台車の走行軌跡よりも外側に外れた位置において上 記作業台車の走行方向に所定範囲内で揺動可能に枢支された第1リンクと、その 一端が上記第1リンクの揺動端に揺動可能に連結される一方、他端には上記作業 台車の走行方向前端と衝合可能にストッパーを備えた第2リンクと、上記第2リ ンクにそのロッド端が連結され、その第1の伸縮状態では上記第2リンクを上記 作業台車の走行軌跡の内側へ振り出して上記ストッパーを上記作業台車の前端に 当接可能とする停止作動位置に、またその第2の伸縮状態では上記第2リンクを 上記ストッパーが上記作業台車の走行軌跡外に退避せしめられる通過許容位置に 、それぞれ選択的に位置決めするエアシリンダとを備えたことを特徴としている 。
【0010】
【作用】
本考案では、かかる構成とすることにより次のような作用が得られる。即ち、 エアシリンダの伸縮制御により第2リンクを停止作動位置に設定した状態におい ては、そのストッパーが作業台車の走行軌跡内に位置することから、該ストッパ ーが終点位置から終点位置へ向けて走行する作業台車と当接係合してこれを中間 位置において停止させることができる。この場合、上記第2リンクがエアシリン ダによって支持されているため、上記作業台車のストッパーへの衝突時にはその 衝撃力によって上記エアシリンダが適度に縮小変化することで該衝撃力を適度に 緩衝させて該作業台車を滑らかに停止させることができるものである。
【0011】 また、該エアシリンダによって上記第2リンクを通過許容位置に設定した状態 においては、上記ストッパーが作業台車の走行軌跡外に退避せしめられるため、 該作業台車が上記中間位置を通過して上記始点位置から終点位置へ、あるいは終 点位置から始点位置へ走行するのが許容されるものである。
【0012】 さらに、上記第2リンクはこれ単体で上記ストッパーを停止作動位置まで振り 出すのではなく、該第2リンクのリンク長さとこれに連結された第1リンクのリ ンク長さとの合算されたリンク長さでこれを達成するようにしていることから、 例えばこれを単一のリンクで構成し且つこれをエアシリンダによって作動させる 場合に比して、該エアシリンダの伸縮量をより小さくしてそのコンパクト化を図 ることができるものである。
【0013】
【考案の効果】
従って、本考案の作業台車の中間停止装置によれば、よりコンパクトな構成に よって作業台車の中間位置での停止を確実に行わしめるとともに、該作業台車の 中間位置の通過をも許容できるものであり、例えば組み立てラインにおける作業 スペースの確保を阻害することなく該作業台車の走行範囲の拡大を図ることがで きるという効果が得られるものである。
【0014】 また、作業台車の中間位置での停止時には、これをエアシリンダによって緩衝 状態で滑らかに行うことができることから、作業上安全性が向上するという実用 的な効果も得られるものである。
【0015】
【実施例】
以下、添付図面に示す実施例に基づいて本考案の作業台車の中間停止装置を具 体的に説明すると、図2には本考案の実施例にかかる中間停止装置を備えた車体 組み立てラインにおける作業台車1が示されている。この作業台車1は、所定大 きさの矩形台で構成されるものであって、所定間隔をもって平行に敷設された走 行レール3,3に沿って走行し得るようになっている。また、この各走行レール 3,3の上方位置には、これらと平行にハンガーレール(図示省略)が配置されて おり、該ハンガーレールには複数のハンガー(図示省略)を介して車体が吊下状態 で白抜き矢印の方向に順次タクト搬送されるようになっている。
【0016】 この作業台車1は、作業台車駆動装置5を備えており、該作業台車駆動装置5 によって所定方向へ走行可能とされているが、その他に、この作業台車1には上 記ハンガーと係脱可能に係止する適宜の係止手段(図示省略)が設けられており、 該係止手段によって上記ハンガーと連結された状態においては、該ハンガーの駆 動力によってこれと一体的に同期して走行せしめられるようになっている。
【0017】 また、この作業台車1には、適宜の昇降手段により昇降駆動される作業テーブ ル4が設けられており、該作業テーブル4には上記走行レール3の側方に配置し たワーク搬入装置6からワーク(車体部品)が搬入されるようになっている。そし て、この作業台車1は、実線図示するように上記作業テーブル4がワーク搬入装 置6に対応した状態における後端隅部1aの位置をその中間位置とするとともに 、該中間位置よりも車体搬送方向の後方側へ所定距離だけ下がった位置(鎖線図 示する符号1′の位置)をその始点位置とし、また上記始点位置よりも車体搬送 方向の前方側へ所定距離だけ進んだ位置(鎖線図示する符号1″の位置)をその終 点位置とし、この始点位置から終点位置の範囲内で走行できるようになっている 。
【0018】 そして、実際の作業に際しては、先ず中間位置に停止・位置決めされた状態にお いて上記作業テーブル4上にワーク搬入装置6からワークを搬入する。ワークの 搬入が終了すると、一旦作業台車1をその作業台車駆動装置5の駆動力によって 始点位置まで後退させ、ここで車体を吊下したハンガーが搬送されてくるのを待 つ。ハンガーによって車体が上記始点位置間で搬送されてくると、上記係止手段 によって該ハンガーと上記作業台車1とを連結させ、後は上記作業台車駆動装置 5によらずに該ハンガーの駆動力によって上記始点位置側から中間位置を通過し て終点位置まで車体と同期した状態で移動させる。そして、この始点位置から終 点位置までの移動期間中に、上記作業テーブル4を作動させて上記ワークを車体 の所定位置に組み付ける。
【0019】 ワークの組付が完了し、且つ作業台車1が終点位置に達すると、上記係止手段 の係止状態を解除し、今度は作業台車駆動装置5の駆動力によって作業台車1を その終点位置から中間位置まで復帰走行させる。そして、この中間位置において 次回の組付作業用のワークを上記作業テーブル4上に搬入する。このワークの搬 入が完了すると、再び作業台車1を始点位置まで移動させ、ここで次のハンガー が搬送されてくるまで待機する。このような走行操作を繰り返すことによって、 タクト搬送される車体に対してそれぞれワークを組み付けることができるもので ある。
【0020】 ところで、このように上記作業台車1は、先ず第1に、これが上記終点位置側 から始点位置側に引き返す場合には上記中間位置において一旦停止・位置決めさ れること、第2に、該中間位置を通過して上記始点位置側から終点位置側へある いは上記終点位置側から始点位置側へ自由に走行できること、第3に、上記始点 位置においては停止位置決めされること、が必要である。かかる作動態様を可能 とするために、この実施例においては、上記始点位置には公知のショックアブソ ーバーで構成される始点停止装置9を上記作業台車1に対向する状態で設ける一 方、上記中間位置には本考案の要旨である後述の中間停止装置10を設けている 。以下、この中間停止装置10の構成及びその作用について図1を参照して詳述 する。
【0021】 上記中間停止装置10は、上記中間位置の側方に且つ上記作業台車1の走行軌 跡外に位置した上記で配置された基台7上に、後述の第1リンク11と第2リン ク12及びエアシリンダ20を配置して構成されている。
【0022】 上記第1リンク11は、所定のリンク長を有し、且つその一端11aが支点ピ ン13により上記作業台車1の走行方向に揺動可能なる如く枢支されている。尚 、この第1リンク11は、その両側に所定間隔をもって配置した第1ストッパー 31と第2ストッパー32によってその揺動範囲が規制され、実線図示する第1 位置と鎖線図示する第2位置(符号11′)の間で揺動可能となっている。
【0023】 上記第2リンク12は、所定のリンク長を有し、その一端12aにはストッパ ー15が設けられるとともに、その他端12bは上記第1リンク11の他端11b と連結ピン14を介して相対回動可能に連結されている。尚、この場合、図1に 実線図示するように、上記ストッパー15の当接面15aは該第2リンク12の 軸方向に略平行に延びる平面とされており、該ストッパー15が上記作業台車1 の後端隅部1aに設けた当接部2に衝合した状態(即ち、上記第1リンク11が上 記作業台車1の走行方向に略直交する方向に延出した状態)においては、上記第 1リンク11の回動が上記第1ストッパー31によって規制されるように(即ち 、第1リンク11が第1位置に設定されるように)、上記第1リンク11と第2 リンク12のリンク長及び取付方向が設定されている。この場合における第2リ ンク12の位置は、上記作業台車1を停止させ得る状態にある位置であり、以下 の説明においてはこれを停止作動位置という。
【0024】 一方、上記第2リンク12は、図1に鎖線図示(符号12″)するように、上記 第1リンク11がその第2位置に位置設定された状態において上記連結ピン14 を中心として上記作業台車1から離間する方向(外側)へ向けて回動することがで きるとともに、その最大回動位置は第3ストッパー33によって規制されるよう になっている。この状態においては、上記第2リンク12のストッパー15は完 全に上記作業台車1の走行軌跡外に退避した状態となり該作業台車1の通過を許 容し得ることから、以下においてはこの位置を通過許容位置という。
【0025】 上記エアシリンダ20は、上記基台7上の上記各リンク11,12から所定間 隔隔てた位置において支点軸23により揺動可能に支持されている。また、この エアシリンダ20のロッド21の先端は、連結ピン22を介して上記第2リンク 12の中間位置に連結されている。そして、図1に実線図示するように、該エア シリンダ20の最大伸張時においては上記第2リンク12が停止作動位置に位置 決めされ、また鎖線図示するようにその最小伸張時には上記第2リンク12を通 過許容位置に位置決めすることができるように、そのストローク及び上記第1リ ンク11及び第2リンク12に対する相対位置が設定されている。
【0026】 さらに、上記第2リンク12とエアシリンダ20のロッド21との連結位置は 、図1に実線図示するように、該エアシリンダ20が最大伸張時にあって上記第 2リンク12が停止作動位置に設定された状態において、該エアシリンダ20の 軸線L1と上記ストッパー15の中心線L2とが該ストッパー15の当接面15a 上において略交差するように設定されている。
【0027】 尚、上記エアシリンダ20は、上記中間位置の近傍に配置されて上記作業台車 1が終点位置側から中間位置側に近付いたことを検出する第1センサ41と、上 記ワーク搬入装置6の側方に配置されて上記作業テーブル4へのワークの搬入状 態を検出する第2センサ42との出力信号に応じてその作動が制御されるように なっている。具体的には、ワークが搬入されていない状態で作業台車1が終点位 置側から中間位置側に近付くことが検出された場合には伸張作動し且つ最大伸張 状態のまま状態を保持し、また作業台車1が中間位置にある状態で且つワークの 搬入完了が検出された場合には縮小作動してその状態を保持するようにその作動 が制御される。
【0028】 このように構成された中間停止装置10によれば、上記作業台車1がその終点 位置から中間位置側に引き返す場合には、まだワークの搬入が完了していない状 態であるため、図1に実線図示するように、上記エアシリンダ20は上記第1セ ンサ41の信号を受けて最大伸張し、上記第2リンク12を停止作動位置に設定 して該作業台車1を待ち受ける。ところで、この停止作動位置への第2リンク1 2の位置設定は、同図に鎖線図示するように通過許容位置にある第2リンク12 をエアシリンダ20によって押し出して位置決めするが、この場合、該第2リン ク12のモーメントアームの長さよりも上記第1リンク11のそれの方が大きい ことから、エアシリンダ20の伸張動作に伴って先ず第1リンク11がその第2 位置から第1位置側に移動し、その後(あるいは若干送れた状態で)第2リンク1 2が回動し、結果的に該エアシリンダ20が最大伸張状態となった時点において は、上記第1リンク11が第1位置に、また第2リンク12が停止作動位置にそ れぞれ設定された状態となるものである。
【0029】 このように第2リンク12が通過許容位置に設定された状態で上記作業台車1 が終点位置側から中間位置側に引き返してくると、該作業台車1の当接部2と第 2リンク12のストッパー15とが衝突し、該第2リンク12は作業台車1の慣 性力によって後方へ押し下げられる。この場合、上記ストッパー15の当接面1 5aが比較的大きく、しかもその当接面15aの中心にエアシリンダ20の軸線が 指向し該エアシリンダ20の押圧力が該ストッパー15の中心部分にかかってい ることから、該ストッパー15が作業台車1の当接部2と衝突した後においても この両者の位置関係がここに作用する摩擦力によってそのまま維持される。従っ て、第2リンク12はその姿勢を保持したまま上記第1リンク11がその第1位 置から第2位置側に回転することで、該第2リンク12は同図に鎖線図示(符号 12′)するように、そのまま後方へ平行移動し、上記エアシリンダ20の弾性 力で上記作業台車1の動きを緩衝させながら次第に停止させる。そして、一旦作 業台車1の動きが停止した後は、今度は該エアシリンダ20の弾性復元力で上記 作業台車1は押し戻され、最終的に中間位置に正確に位置決めされることとなる (即ち、中間位置での停止及び位置決め作用が実現される)。
【0030】 作業台車1が中間位置に停止した状態で、上記ワーク搬入装置6側から作業テ ーブル4側にワークが搬入される。そして、このワークの搬入が完了すると、上 記第2センサ42の信号を受けて上記エアシリンダ20が縮小作動し、上記第2 リンク12は通過許容位置に設定される。これで、該第2リンク12による作業 台車1の走行規制作用が解除される。従って、作業台車1はそのまま、中間位置 から始点位置側に移動してここでハンガーの到来を待ち受ける。
【0031】 ハンガーが始点位置まで来ると、ここで上記作業台車1とハンガーとが係止手 段にり連結され、該作業台車1はその作業テーブル4上にワークを乗せたまま該 ハンガーの駆動力によってこれと一体的に終点位置側に向けて同期搬送される。 この場合にも中間位置を通過するが、上記第2リンク12が既に通過許容位置に 設定され且つその状態が保持されているため、該作業台車1の通過が許容される 。そして、この作業台車1が始点位置から終点位置側に達するまでの間に上記ワ ークが車体側に組み付けられる。
【0032】 ワークの組付が完了し、且つ作業台車1が終点位置に達すると、ここで上記係 止手段が解除され、該作業台車1はハンガーから離脱し、作業台車駆動装置5の 駆動力にり中間位置側に引き返す。この場合、作業台車1の接近を上記第1セン サ41が検出することで、上記エアシリンダ20が再び伸張作動し、上記第2リ ンク12が停止作動位置に設定されるものである。以下、このような作動を順次 繰り返すことによって、ワークの車体への組み付けが連続的に行なわれるもので ある。
【0033】 このように、この実施例のものにおいては、エアシリンダ20の作動制御によ って作業台車1の走行方向の中間に配置された中間停止装置10により該作業台 車1を中間位置において停止且つ位置決めすることができると同時に、該作業台 車1の中間位置部分の通過をも許容し得るものである。従って、特に、ワークの 搬入位置が作業台車1の走行範囲の途中に位置するようなライン構成を取らざる を得ないような場合に好適な中間停止装置であると言える。
【0034】 また、この場合、エアシリンダ20によって作動せしめられるリンクを第1リ ンク11と第2リンク12とで構成し、該エアシリンダ20のストロークの縮小 を図っていることから、装置のコンパクト化にも寄与し得るものであり、特にラ イン側方のスペースが限られるような条件下においては有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかる作業台車の中間停止装
置の全体図である。
【図2】本考案の作業台車の中間停止装置を備えた車両
組み立てラインの要部平面図である。
【符号の説明】
1は作業台車、2は当接部、3は走行レール、4は作業
テーブル、5は作業台車駆動装置、6はワーク搬入装
置、7は基台、9は始点停止装置、10は中間停止装
置、11は第1リンク、12は第2リンク、13は支点
ピン、14は連結ピン、15はストッパー、20はエア
シリンダ、21はロッド、22は連結ピン、23は支点
軸、24はブラケット、31〜33はストッパーであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 1/02 G 7828−3H

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行レールに沿って所定走行範囲内を走
    行する作業台車を、その始点位置と終点位置との中間の
    中間位置において停止させるための作業台車の中間停止
    装置であって、 上記中間位置の近傍であって且つ上記作業台車の走行軌
    跡よりも外側に外れた位置において該作業台車の走行方
    向に所定範囲内で揺動可能に枢支された第1リンクと、 その一端が上記第1リンクの揺動端に揺動可能に連結さ
    れる一方、他端には上記作業台車の走行方向前端と衝合
    可能にストッパーを備えた第2リンクと、 上記第2リンクにそのロッド端が連結され、その第1の
    伸縮状態では上記第2リンクを上記作業台車の走行軌跡
    の内側へ振り出して上記ストッパーを上記作業台車の前
    端に当接可能とする停止作動位置に、またその第2の伸
    縮状態では上記第2リンクを上記ストッパーが上記作業
    台車の走行軌跡外に退避せしめられる通過許容位置に、
    それぞれ選択的に位置決めするエアシリンダと、 を備えたことを特徴とする作業台車の中間停止装置。
JP2667492U 1992-04-23 1992-04-23 作業台車の中間停止装置 Pending JPH0585728U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101694061B1 (ko) * 2015-09-25 2017-01-06 현대자동차주식회사 대차 홀드백 장치

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