JPH0583965A - 回転センサレス永久磁石モータの始動方法 - Google Patents
回転センサレス永久磁石モータの始動方法Info
- Publication number
- JPH0583965A JPH0583965A JP23522891A JP23522891A JPH0583965A JP H0583965 A JPH0583965 A JP H0583965A JP 23522891 A JP23522891 A JP 23522891A JP 23522891 A JP23522891 A JP 23522891A JP H0583965 A JPH0583965 A JP H0583965A
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- Japan
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- motor
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 モータがフリーラン途中や外部から回転さ
れている場合など、いかなる状態においてもモータ始動
可能な方法を提案する。 【効果】 モータに電力を供給する以前にモータの端
子電圧を検出し、それと同位相の電圧を供給することに
より、モータに流れる過渡電流をおさえることができ
る。また、電流が流れるため、この電流を検出すること
により力率制御が可能となり、オープンループの制御か
ら電流位相制御へと移行ができる。
れている場合など、いかなる状態においてもモータ始動
可能な方法を提案する。 【効果】 モータに電力を供給する以前にモータの端
子電圧を検出し、それと同位相の電圧を供給することに
より、モータに流れる過渡電流をおさえることができ
る。また、電流が流れるため、この電流を検出すること
により力率制御が可能となり、オープンループの制御か
ら電流位相制御へと移行ができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、回転センサーを使用し
ないで永久磁石モータを駆動する制御方式を用いた永久
磁石モータ駆動回路の始動方法に関する。
ないで永久磁石モータを駆動する制御方式を用いた永久
磁石モータ駆動回路の始動方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、回転センサを使用せず永久磁石モ
ータを駆動する方法として、電流の位相を制御する方法
として、特願平１−２９４６８５がある。この方法は、
図３に示す構成となっている。主回路はダイオードブリ
ッジにより構成されるコンバータ部３と、トランジスタ
ブリッジなどに構成されるインバータ部４、および平滑
用コンデンサ５より成る。この主回路を流れる電流を電
流センサ８にて検出し、この出力をもとに、モータ２の
力率を力率制御回路６により制御する。駆動回路７は、
力率制御回路６の信号によりインバータ部４のトランジ
スタをスイッチングするものである。
ータを駆動する方法として、電流の位相を制御する方法
として、特願平１−２９４６８５がある。この方法は、
図３に示す構成となっている。主回路はダイオードブリ
ッジにより構成されるコンバータ部３と、トランジスタ
ブリッジなどに構成されるインバータ部４、および平滑
用コンデンサ５より成る。この主回路を流れる電流を電
流センサ８にて検出し、この出力をもとに、モータ２の
力率を力率制御回路６により制御する。駆動回路７は、
力率制御回路６の信号によりインバータ部４のトランジ
スタをスイッチングするものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法にて
制御使用とする場合、モータ電流を流し、その電流を検
出することにより力率制御を行なうため、モータ始動時
にはモータへ低周波の電圧を供給しモータの回転後に電
流を検出し、力率制御を行なうことになる。従って、モ
ータがフリーラン停止途中や外部より回転されている状
態で始動する場合、モータの回転数と供給される周波数
が一致しないため、モータが振動したり過電流が流れて
過電流保護機能が作動し、始動が途中で停止することも
ある。上記の問題を解決し、モータがフリーラン途中や
外部から回転されている場合など、いかなる状態におい
てもモータ始動可能な方法を提案する。
制御使用とする場合、モータ電流を流し、その電流を検
出することにより力率制御を行なうため、モータ始動時
にはモータへ低周波の電圧を供給しモータの回転後に電
流を検出し、力率制御を行なうことになる。従って、モ
ータがフリーラン停止途中や外部より回転されている状
態で始動する場合、モータの回転数と供給される周波数
が一致しないため、モータが振動したり過電流が流れて
過電流保護機能が作動し、始動が途中で停止することも
ある。上記の問題を解決し、モータがフリーラン途中や
外部から回転されている場合など、いかなる状態におい
てもモータ始動可能な方法を提案する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】回転センサを使用するこ
となく、モータに流れる電流の位相を制御することによ
り永久磁石モータを駆動する制御方法において、モータ
の端子電圧を検出し、この電圧と同位相の電圧をモータ
ー供給後、力率制御によりモータを駆動することを特徴
とする回転センサレス永久磁石モータの始動方法であ
る。
となく、モータに流れる電流の位相を制御することによ
り永久磁石モータを駆動する制御方法において、モータ
の端子電圧を検出し、この電圧と同位相の電圧をモータ
ー供給後、力率制御によりモータを駆動することを特徴
とする回転センサレス永久磁石モータの始動方法であ
る。
【０００５】
【作用】モータに電力を供給する以前にモータの端子電
圧を検出し、それと同位相の電圧を供給することによ
り、モータに流れる過渡電流をおさえることができる。
また、電流が流れるため、この電流を検出することによ
り力率制御が可能となり、オープンループの制御から電
流位相制御へと移行ができる。
圧を検出し、それと同位相の電圧を供給することによ
り、モータに流れる過渡電流をおさえることができる。
また、電流が流れるため、この電流を検出することによ
り力率制御が可能となり、オープンループの制御から電
流位相制御へと移行ができる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
図１に本発明の一実施例の構成を示す。制御装置１は、
コンバータ部３とインバータ部４及び平滑コンデンサ５
からなる主回路と、主回路に流れる電流センサ８及び制
御回路６〜１０より成る。６は電流を検出しモータへ供
給する電圧，周波数を制御する力率制御回路であり、７
はインバータ部のトランジスタをスイッチングする駆動
回路である。９はモータ２の端子電圧を検出し、誘起電
圧の大きさを検出する電圧検出回路であり、検出された
電圧が標準電圧より低い場合、力率制御回路へ信号を与
える。また、標準電圧より高い場合には、端子電圧と同
じ位相の電圧を形成する電圧波形形成回路１０へ信号を
送る。上記構成にて、以下にその作用を図２のフローに
従って説明する。
図１に本発明の一実施例の構成を示す。制御装置１は、
コンバータ部３とインバータ部４及び平滑コンデンサ５
からなる主回路と、主回路に流れる電流センサ８及び制
御回路６〜１０より成る。６は電流を検出しモータへ供
給する電圧，周波数を制御する力率制御回路であり、７
はインバータ部のトランジスタをスイッチングする駆動
回路である。９はモータ２の端子電圧を検出し、誘起電
圧の大きさを検出する電圧検出回路であり、検出された
電圧が標準電圧より低い場合、力率制御回路へ信号を与
える。また、標準電圧より高い場合には、端子電圧と同
じ位相の電圧を形成する電圧波形形成回路１０へ信号を
送る。上記構成にて、以下にその作用を図２のフローに
従って説明する。
【０００７】運転指令により電圧検出回路９からモータ
誘起電圧を検出する。この電圧レベルが基準電圧レベル
より低い場合、モータのロータは停止状態であり、従来
と同一の力率制御を実施する。電圧レベルが基準値より
高い場合は、モータのロータが回転している状態であ
り、電圧波形形成回路にてモータ端子電圧と同位で振幅
がわずかに大きい電圧をつくり、駆動回路７を介してイ
ンバータ部４のトランジスタをスイッチングする。その
結果、モータには誘起電圧と同相の電圧が供給される。
この時、電圧の振幅が誘起電圧よりわずかに大きいた
め、電流が若干流れる。この電流を検出することにより
力率制御が可能となり、以後、力率制御にてモータを駆
動する。
誘起電圧を検出する。この電圧レベルが基準電圧レベル
より低い場合、モータのロータは停止状態であり、従来
と同一の力率制御を実施する。電圧レベルが基準値より
高い場合は、モータのロータが回転している状態であ
り、電圧波形形成回路にてモータ端子電圧と同位で振幅
がわずかに大きい電圧をつくり、駆動回路７を介してイ
ンバータ部４のトランジスタをスイッチングする。その
結果、モータには誘起電圧と同相の電圧が供給される。
この時、電圧の振幅が誘起電圧よりわずかに大きいた
め、電流が若干流れる。この電流を検出することにより
力率制御が可能となり、以後、力率制御にてモータを駆
動する。
【０００８】本実施例では、モータの誘起電圧と同相の
電圧をモータへ供給するため、モータに電圧が与えられ
た時にトルク脈動が発生したり振動することがない。ま
た、電圧の振幅も誘起電圧により若干大きくすることに
より、過電流が流れることもなくモータの始動が途中で
停止することはない。また、若干の電圧差により流れる
電流を検出し、力率制御が可能であるため、電圧供給か
ら力率制御へとスムーズに移行できる。更に、モータへ
供給される電圧の周波数はロータの周波数と一致してい
るため脱調による振動や過電流もない。（他の実施例）
以上、モータの始動時について説明したが、電流の瞬停
が発生した場合にも同様の方法によりスムーズな再始動
が可能である。
電圧をモータへ供給するため、モータに電圧が与えられ
た時にトルク脈動が発生したり振動することがない。ま
た、電圧の振幅も誘起電圧により若干大きくすることに
より、過電流が流れることもなくモータの始動が途中で
停止することはない。また、若干の電圧差により流れる
電流を検出し、力率制御が可能であるため、電圧供給か
ら力率制御へとスムーズに移行できる。更に、モータへ
供給される電圧の周波数はロータの周波数と一致してい
るため脱調による振動や過電流もない。（他の実施例）
以上、モータの始動時について説明したが、電流の瞬停
が発生した場合にも同様の方法によりスムーズな再始動
が可能である。
【０００９】
【発明の効果】本発明の回転センサレス永久磁石モータ
の始動方法は、始動時にロータがフリーラン途中や、外
部から回転力により回転している場合においても、ロー
タの回転位置を誘起電圧により把握し、誘起電圧と同相
の電流を流すことにより、過電流，振動，トルクリップ
ル，脱調などを防止できるものである。
の始動方法は、始動時にロータがフリーラン途中や、外
部から回転力により回転している場合においても、ロー
タの回転位置を誘起電圧により把握し、誘起電圧と同相
の電流を流すことにより、過電流，振動，トルクリップ
ル，脱調などを防止できるものである。
【図１】本発明の制御回路のブロック図、
【図２】本発明の制御方法のフロー図、
【図３】従来の制御回路のブロック図。
１…制御装置 ２…モータ ３…コンバータ部
４…インバータ部 ５…平滑コンデンサ ６…力率制御回路 ７…駆動
回路 ８…電流センサー ９…電圧検出回路 １０…電圧
波形形成回路
４…インバータ部 ５…平滑コンデンサ ６…力率制御回路 ７…駆動
回路 ８…電流センサー ９…電圧検出回路 １０…電圧
波形形成回路
Claims (1)
- 【請求項１】 回転センサを使用することなくモータに
流れる電流の位相を制御することにより、永久磁石モー
タを駆動する方法において、モータの端子電圧を検出
し、この電圧と同位相の電圧をモータへ供給した後、力
率制御によりモータを駆動することを特徴とする回転セ
ンサレス永久磁石モータの始動方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23522891A JPH0583965A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 回転センサレス永久磁石モータの始動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23522891A JPH0583965A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 回転センサレス永久磁石モータの始動方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0583965A true JPH0583965A (ja) | 1993-04-02 |
Family
ID=16982983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23522891A Pending JPH0583965A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 回転センサレス永久磁石モータの始動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0583965A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007236015A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Toshiba Corp | モータ制御装置 |
| JP2011101445A (ja) * | 2009-11-04 | 2011-05-19 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 同期電動機の再始動方法 |
| US9742340B2 (en) | 2014-10-30 | 2017-08-22 | Lsis Co., Ltd. | Apparatus for controlling inverter |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP23522891A patent/JPH0583965A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007236015A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Toshiba Corp | モータ制御装置 |
| JP2011101445A (ja) * | 2009-11-04 | 2011-05-19 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 同期電動機の再始動方法 |
| US9742340B2 (en) | 2014-10-30 | 2017-08-22 | Lsis Co., Ltd. | Apparatus for controlling inverter |
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