JPH058363U - ク−リングコンテナ - Google Patents
ク−リングコンテナInfo
- Publication number
- JPH058363U JPH058363U JP3186392U JP3186392U JPH058363U JP H058363 U JPH058363 U JP H058363U JP 3186392 U JP3186392 U JP 3186392U JP 3186392 U JP3186392 U JP 3186392U JP H058363 U JPH058363 U JP H058363U
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- Japan
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- air
- container
- cool
- cold storage
- cooler
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 保冷庫内に収納物を満載しても冷気の循環を
良好に行うことのできるク−リングコンテナを提供す
る。 【構成】 コンテナ本体1の内壁面に取付けられた複数
のエアリブ10に蓄冷剤11を収納するとともに、各エ
アリブ10の間には庫内空気の流通可能な間隙Bを設け
ることにより、商品Aがコンテナ本体1の背面側内壁面
まで一杯に収容されていても、各エアリブ10の突出に
よって商品Aと蒸発管12の表面との間に一定の間隔が
確保される。これにより、各エアリブ10間の間隙Bに
庫内空気が流通し、冷気がコンテナ本体1内を循環す
る。
良好に行うことのできるク−リングコンテナを提供す
る。 【構成】 コンテナ本体1の内壁面に取付けられた複数
のエアリブ10に蓄冷剤11を収納するとともに、各エ
アリブ10の間には庫内空気の流通可能な間隙Bを設け
ることにより、商品Aがコンテナ本体1の背面側内壁面
まで一杯に収容されていても、各エアリブ10の突出に
よって商品Aと蒸発管12の表面との間に一定の間隔が
確保される。これにより、各エアリブ10間の間隙Bに
庫内空気が流通し、冷気がコンテナ本体1内を循環す
る。
Description
【0001】
本考案は生鮮食料品等の輸送、保管等に使用されるク−リングコンテナに関す
るものである。
【0002】
従来、この種のク−リングコンテナは、箱型に形成された断熱性のコンテナ本
体内に蓄冷剤を備え、コンテナ本体内を低温に保持できるようになっている。ま
た、従来のク−リングコンテナには、別途冷凍庫等で蓄冷された蓄冷剤をコンテ
ナ本体内に収納して使うタイプのものもあるが、蓄冷剤冷却用の冷凍装置を備え
たものも知られている。即ち、図3は後者タイプのク−リングコンテナを示すも
ので、図3(a) はその側面断面図、図3(b) はその平面断面図である。
【0003】
同図において、1は内部に保冷庫を形成する断熱性のコンテナ本体で、その前
面には断熱扉2が取付けられ、生鮮食料品等の商品Aが収納されている。コンテ
ナ本体1の上部前面側には冷凍回路の圧縮機3及び凝縮器4等を収容する機械室
5が設けられ、コンテナ本体1の内部上面には冷凍回路の蒸発器6及び送風機7
が配置されている。また、コンテナ本体1の下面には移動用のキャスタ1aが取
付けられている。
【0004】
8はコンテナ本体1の背面側内壁面に取付けられた蓄冷剤である。この蓄冷剤
8は塩化マグネシウムとセルロ−スとの混合体等からなり、外周面を合成樹脂等
のカバ−8aによって被覆されている。また、蓄冷剤8の背面にはコンテナ本体
1に埋設された蒸発管9が熱的に接触しており、蒸発管9には冷凍回路の低温冷
媒が流通するようになっている。このク−リングコンテナにおいては、外部電源
によって冷凍回路が駆動すると、蒸発器6及び蒸発管9にそれぞれ低温冷媒が流
通し、蓄冷剤8の蓄冷及びコンテナ本体1内の冷却が行われる。また、コンテナ
本体1を移送する際は、外部電源の供給を得られないため冷凍回路は駆動しない
が、この場合、蓄冷剤8の冷却によってコンテナ本体1内の低温が保たれるよう
になっている。
【0005】
また、図5は他の従来例を示すものであり、蓄冷剤8が蒸発管9の一部を覆う
ようになっている点で前記従来例と異なる。このク−リングコンテナでは、蒸発
管9の蓄冷剤8で覆われていない部分によってもコンテナ本体1内の冷却が行わ
れるので、外部電源のある場所での使用が長い場合に有効である。
【0006】
しかしながら、従来のク−リングコンテナでは、コンテナ本体1内に商品Aを
満載すると、奥の商品Aによって蓄冷剤8の表面が覆われてしまう。このような
場合、コンテナ本体1内の冷気循環が良好に行われなくなり、保冷効果が著しく
低下するという問題点があった。
【0007】
本考案は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
保冷庫内に収納物を満載しても冷気循環を良好に行うことのできるク−リングコ
ンテナを提供することにある。
【0008】
本考案は前記目的を達成するために、請求項1では、保冷庫の内壁面に蓄冷部
を設けてなるク−リングコンテナにおいて、前記蓄冷部に庫内空気の流通路を設
けている。
【0009】
請求項2では、保冷庫の内壁面に設けられた冷却器と、該冷却器の表面の一部
を覆うように取付けられた蓄冷剤とを備えたク−リングコンテナにおいて、前記
蓄冷剤を複数の蓄冷容器に収納するとともに、該各蓄冷容器の間には庫内空気の
流通可能な間隙を設けている。
【0010】
また、請求項3では、保冷庫の内壁面に設けられた冷却器と、該冷却器の表面
の一部を覆うように取付けられた蓄冷剤とを備え、前記冷却器を保冷庫の内壁面
に沿って平行に延びる複数のパイプ状部分から構成したク−リングコンテナにお
いて、前記蓄冷剤を前記冷却器の各パイプ状部分にそれぞれ交差する方向に延び
る複数の蓄冷容器に収納するとともに、該各蓄冷容器の間には庫内空気の流通可
能な間隙を設けている。
【0011】
請求項1のク−リングコンテナによれば、保冷庫内に収納物が満載されている
場合でも庫内空気が蓄冷部の流通路を通ることから、冷気の循環が損なわれるこ
とがない。
【0012】
また、請求項2のク−リングコンテナによれば、保冷庫内に収納物が満載され
ている場合でも庫内空気が各蓄冷容器間の間隙を流通することから、冷気の循環
が損なわれることがない。
【0013】
また、請求項3のク−リングコンテナによれば、請求項2の作用を有するとと
もに、各蓄冷容器が冷却器の各パイプ状部分にそれぞれ交差する方向に延びてい
ることから、各蓄冷容器と冷却器の各パイプ状部分とが格子状に交わり、冷却器
の表面においては各蓄冷容器に覆われた部分と覆われていない部分ととが均一に
配置される。従って、各蓄冷容器に覆われていない部分の表面温度が冷却器の温
度変化によって変動しても、各蓄冷容器に覆われた部分の温度は蓄冷剤によって
一定に保たれるため、冷却器の全体的な表面温度は常に均一になる。
【0014】
図1乃至図3は本考案の一実施例を示すもので、図1(a) はク−リングコンテ
ナの側面断面図、図1(b) はその平面断面図、図2はその正面断面図である。ま
た、従来例と同等の構成部分には同一の符号を付して示す。即ち、1はコンテナ
本体、1aはキャスタ、2は断熱扉、3は圧縮機、4は凝縮器、5は機械室、6
は蒸発器、7は送風機、Aは商品である。
【0015】
同図において、10はコンテナ本体1の背面側内壁面に取付けられた計5個の
エアリブで、蓄冷容器を構成するものである。このエアリブ10はコンテナ本体
1の上下方向に延びる断面略コ字状の伝熱性部材からなり、互いに横方向に等間
隔をおいて配列されている。これにより、各エアリブ10間にはそれぞれ間隙B
が形成される。また、各エアリブ10の上下方向略中央には、エアリブ10の内
部に延びる切り起こし片10aが形成されている。
【0016】
11は従来例と同様の物質からなる計5個の蓄冷剤で、エアリブ10内に収納
できるよう長尺状に形成されている。各蓄冷剤11はそれぞれ各エアリブ10の
上端から挿入されるとともに、その下端を前記切り起こし片10aよって係止さ
れ、各エアリブ10内に位置決めされる。即ち、各蓄冷剤11はエアリブ10内
に出し入れ自在となっている。また、コンテナ本体1の対応部位には冷凍回路の
蒸発管12が蛇行状に埋設されており、図2に示す如く互いに平行な部分が上下
計5列に亘って形成されている。即ち、各エアリブ10はそれぞれ蒸発管12の
平行部分と垂直に交差し、互いに格子状に交わっている。
【0017】
以上のように構成されたク−リングコンテナにおいては、外部電源によって冷
凍回路が駆動すると蒸発器6及び蒸発管12にそれぞれ低温冷媒が流通し、コン
テナ本体1内の冷却及び蓄冷剤11の蓄冷が行われる。
【0018】
一方、コンテナ本体1を移送する場合は、蓄冷剤11の冷却によってコンテナ
本体1内の低温が保たれる。この時、商品Aがコンテナ本体1の背面側内壁面ま
で一杯に収容されていても、各エアリブ10の突出によって商品Aと蒸発管12
の表面との間に一定の間隔が確保される。これにより、各エアリブ10間の間隙
Bに庫内空気が流通し、冷気がコンテナ本体1内を循環することとなる。
【0019】
また、各エアリブ10と蒸発管12とが格子状に交わっていることから、蒸発
管12の表面においては各エアリブ10に覆われた部分と覆われていない部分と
が均一に配置される。従って、各エアリブ10に覆われていない部分の表面温度
が蒸発管12内を流通する冷媒の温度によって変動しても、各エアリブ10に覆
われた部分の温度は蓄冷剤11によって一定に保たれるため、蒸発管12の全体
的な表面温度は常に均一になる。
【0020】
このように、本実施例のク−リングコンテナによれば、コンテナ本体1の内壁
面に取付けられた複数のエアリブ10に蓄冷剤11を収納するとともに、各エア
リブ10の間には庫内空気の流通可能な間隙Bを設けたので、コンテナ本体1に
商品Aが満載されている場合でも、コンテナ本体1内の冷気循環を良好に行うこ
とができ、内部商品Aの鮮度を長期的に維持することができる。また、各蓄冷剤
11はエアリブ10内に出し入れ自在となっているので、寿命に達した蓄冷剤1
1の取替えが容易に行えるとともに、蓄冷剤11を冷却温度域のことなるものに
適宜交換することにより、他種類の商品に対応させることも可能である。更に、
各エアリブ10と蒸発管12とを格子状に交差させ、蒸発管12の表面において
各エアリブ10に覆われた部分と覆われていない部分とが均一に配置されるよう
にしたので、蒸発管12の全体的な表面温度が常に均一になり、内部商品Aの温
度ムラを確実に防止することができる。
【0021】
以上説明したように、請求項1及び2のク−リングコンテナによれば、保冷庫
内に収納物を満載しても冷気の循環を常に良好に行うことができるので、収容物
の保冷を確実に行うことができる。
【0022】
また、請求項3のク−リングコンテナによれば、請求項1及び2と同様の効果
を達成し得るとともに、冷却器の全体的な表面温度を常に均一にすることができ
るので、収容物の温度ムラを確実に防止することができる。
【図1】本考案の一実施例を示すク−リングコンテナの
側面及び平面断面図
側面及び平面断面図
【図2】ク−リングコンテナの正面断面図
【図3】エアリブ及び蓄冷剤の分解斜視図
【図4】従来例を示すク−リングコンテナの側面及び平
面断面図
面断面図
【図5】他の従来例を示すク−リングコンテナの側面断
面図
面図
1…コンテナ本体、10…エアリブ、11…蓄冷剤、B
…間隙、12…蒸発管。
…間隙、12…蒸発管。
Claims (3)
- 【請求項1】 保冷庫の内壁面に蓄冷部を設けてなるク
−リングコンテナにおいて、 前記蓄冷部に庫内空気の流通路を設けたことを特徴とす
るク−リングコンテナ。 - 【請求項2】 保冷庫の内壁面に設けられた冷却器と、
該冷却器の表面の一部を覆うように取付けられた蓄冷剤
とを備えたク−リングコンテナにおいて、 前記蓄冷剤を複数の蓄冷容器に収納するとともに、該各
蓄冷容器の間には庫内空気の流通可能な間隙を設けたこ
とを特徴とするク−リングコンテナ。 - 【請求項3】 保冷庫の内壁面に設けられた冷却器と、
該冷却器の表面の一部を覆うように取付けられた蓄冷剤
とを備え、前記冷却器を保冷庫の内壁面に沿って平行に
延びる複数のパイプ状部分から構成したク−リングコン
テナにおいて、 前記蓄冷剤を前記冷却器の各パイプ状部分にそれぞれ交
差する方向に延びる複数の蓄冷容器に収納するととも
に、該各蓄冷容器の間には庫内空気の流通可能な間隙を
設けたことを特徴とするク−リングコンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3186392U JPH058363U (ja) | 1991-05-14 | 1992-05-14 | ク−リングコンテナ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-33219 | 1991-05-14 | ||
JP3321991 | 1991-05-14 | ||
JP3186392U JPH058363U (ja) | 1991-05-14 | 1992-05-14 | ク−リングコンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058363U true JPH058363U (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=26370383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3186392U Pending JPH058363U (ja) | 1991-05-14 | 1992-05-14 | ク−リングコンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH058363U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1137626A (ja) * | 1997-07-14 | 1999-02-12 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷却貯蔵庫 |
KR101440907B1 (ko) * | 2014-03-27 | 2014-09-17 | 이창흠 | 상변화 물질을 이용한 운송수단의 다목적 냉각시스템 |
WO2015019686A1 (ja) * | 2013-08-05 | 2015-02-12 | シャープ株式会社 | 冷却庫 |
-
1992
- 1992-05-14 JP JP3186392U patent/JPH058363U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1137626A (ja) * | 1997-07-14 | 1999-02-12 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷却貯蔵庫 |
WO2015019686A1 (ja) * | 2013-08-05 | 2015-02-12 | シャープ株式会社 | 冷却庫 |
KR101440907B1 (ko) * | 2014-03-27 | 2014-09-17 | 이창흠 | 상변화 물질을 이용한 운송수단의 다목적 냉각시스템 |
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