JPH0583150U - 音場パネルの接合構造 - Google Patents

音場パネルの接合構造

Info

Publication number
JPH0583150U
JPH0583150U JP2986692U JP2986692U JPH0583150U JP H0583150 U JPH0583150 U JP H0583150U JP 2986692 U JP2986692 U JP 2986692U JP 2986692 U JP2986692 U JP 2986692U JP H0583150 U JPH0583150 U JP H0583150U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound field
piece
mounting
field panel
rear side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2986692U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2591919Y2 (ja
Inventor
和夫 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP1992029866U priority Critical patent/JP2591919Y2/ja
Publication of JPH0583150U publication Critical patent/JPH0583150U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2591919Y2 publication Critical patent/JP2591919Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 接合を要する音場パネルの接合縁にガイドを
兼ねる金具を設け、それら金具の部分的な嵌合により隣
接した音場パネルの上縁を揃え易くする。 【構成】 上面に凸条23を横設した座片19と、その
座片19の後側辺上下に一体形成されて、下片20aよ
りも幅狭の上片20bにより後側辺上に内隅部24を形
成した取付片20とからなる受金具17を、下段の音場
パネル11の上縁に取付ける。設置片21の下面に凸条
23と嵌合する凹溝25を横設し、後側辺上に取付片2
2を一体形成した設置金具18を、上段の音場パネル1
2の下縁に取付ける。凸条23と凹溝25及び内隅部2
4と取付片22の下隅部の嵌合により音場パネルを上下
に接合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は建物内の音場の遮音用内装材として壁面に取付けているパネルの接 合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7に示すように、アビテックス等のクロス貼りの音場パネル1は、これまで 上端はエッジ材2、下端は幅木3で押さえ、センター付近は左右の音場パネルの 上縁を揃えさせるために、現場にて取付けたL型金具4とダボ5とをもって支え ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来構造では、ダボの取付け方によりバラツキが生じ易く、隣接パ ネルの上縁を奇麗に揃えるには手間を要する。このため構造が簡単な割に時間が 掛かり、作業能率が悪いので、何らかの手段を講じることによって作業性を向上 させることが望まれている。
【0004】 この考案は前記事情から考えられたものであって、その目的は、接合を要する 音場パネルの上下縁や側縁にガイドを兼ねる金具を設け、それら金具の部分的な 嵌合により、隣接する音場パネルの上縁を揃え得ることができ、また作業性も一 段と向上する新たな音場パネルの接合構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的によるこの考案の特徴は、上面に凸条を横設した座片と、その座片の 後側辺上下に一体形成され、かつ下片よりも幅狭の上片により後側辺上に内隅部 を形成した取付片とからなる受金具を、音場パネルの一縁辺に裏側から取付けて 座片を外向きに固定する一方、設置片の下面に前記凸条と嵌合する凹溝を横設し 、後側辺上に取付片を一体形成した設置金具を、上段の音場パネルと隣接設置す る音場パネルの隣接縁辺に取付片の下隅部を受金具の内隅部に合わせて裏側から 取付け、それら金具の凸条と凹溝及び取付片の内隅部と下隅部との嵌合とにより 音場パネル同士を接合するとともに、受金具の上片を介して音場パネルを取付フ レームに止着してなることにある。
【0006】 前記受金具と設置金具の取付は音場パネルの上下縁または必要に応じて、接合 を要する各段の音場パネルの一側縁に受金具を取付け、他側縁に設置金具を設け て、それら金具により音場パネルを相互に接合し、また取付フレームに止着する こともできる。
【0007】
【作 用】
前記構造では、音場パネルが受金具と設置金具とを介して相互に接合し、また 凸条と凹溝とが嵌合するとともに、内隅部に取付片の下隅部が嵌合するので、そ れら嵌合により前後方向及び片側への位置ずれが防止され、音場パネルは隙間な く互いに接合する。
【0008】
【実施例】
この考案を図1から図6に示す実施例により詳説する。 図中11は下段の音場パネル、12は上段の音場パネルである。これら音場パ ネルは不燃ボードによる表板13(吸音パネル、反響パネル、穴明きファイバー ボード、穴なしファイバーボード等)の裏側周面に、ケイカル板の桟を三層に積 重接着して枠体14を組み、その枠14体内にグラスウール15(図2参照)を 詰め、表側に不燃クロス16を貼着したものからなる。
【0009】 17,18はアルミニウムの押出成形による受金具と設置金具で、受金具17 は四角形の座片19と、その後側辺の上下に縦に一体形成した取付片20とから なり、また設置金具18は設置片21と、その後側辺上に取付片22を一体形成 したL状形のものからなる。
【0010】 前記座片19の上面には凸条23が横方向に突出形成してある。また前記取付 片20は座片19と同一幅の下片20aと、その下片20aよりも幅狭で後側辺 上に片寄せて突出形成した四辺形の上片20bとからなり、その上片20bによ り座片19の後側辺上に内隅部24が形成してある。
【0011】 前記設置金具18の設置片21の下面には、前記凸条23と嵌合する凹溝25 が、該設置片21の一部を上方へ弯曲***させて横設してある。また設置片21 の取付片側の上面には、パネル支持片26が***部分と並行に突設してある。
【0012】 また各金具の下片20a及び上片20bと取付片22には取付孔が穿設してあ り、この取付孔に挿入したねじビスをもつて、受金具17はパネル側と取付フレ ーム側の両方に、設置金具18はパネル側に止着できるようにしてある。
【0013】 このような受金具17と設置金具18は、音場パネルの組立て時に枠体14の 所定の箇所に裏側から当接し、受金具17にあっては下段の音場パネル11の上 縁に坐板19を上向きに、また設置金具18では上段の音場パネル12の下縁に 設置片21を下向きにして取付けられ、さらに隣接する音場パネル相互の接合で は、受金具17は音場パネルの11,12の一側縁に、設置金具18は他側縁に それぞれ位置を同じくして取付けられる。
【0014】 また各音場パネル11,12の接合縁は、前記金具によって音場パネル間に隙 間ができないように段部27に形成し、その段部27により前記座板19と設置 片21とが表板13の端縁と面一に収まるようにしてある。この段部27は枠体 14を所要寸法だけ内側にずらせて形成しているが、場合によっては、所要箇所 を部分的に切欠して段部に形成してもよい。
【0015】 前記音場パネル11,12の建て込みは下段を先に行う。図4及び図5に示す ように、外壁28の内側には既に取付フレーム29が枠組みされており、また床 上にはC型金具30が、さらに壁の上部にはエッジ材31が施工してあるので、 まず下段の音場パネル11をC型金具30の上に建て込み、取付フレーム29に 受金具17の上片20bをねじ止めして、その音場パネル11を固定する。
【0016】 次に上段の音場パネル12を下段の上に建て込んで、受金具17の凸条23と 設置金具18の凹溝25とを嵌合するとともに、上片20bの内側に設置金具1 8の取付片22の側部を当接して、内隅部24に取付片22の下隅部を収める。 しかるのち上段の音場パネル12を、一側縁の受金具17の上片20bを取付フ レーム29にねじ止めして固定する。なお、32は幅木を示す。
【0017】 前記音場パネル11,12の取付フレーム29への止着は、外壁28の内側に 建て込んだ全てのものについて行う必要がなく、図6にその一例を示すように、 先に建て込んだ音場パネル11A,12Aと、最後に建て込んだ音場パネル11 N,12Nを止着するだけでよい。
【0018】 このような場合であっても、上下及び左右に隣接した各音場パネルは、前記受 金具17と設置金具18との嵌合により互いに縁辺を接して隙間なく接合し、ま た外圧によって外れ落ちるようなこともない。
【0019】 さらにまた、互いに嵌合した凸条23と凹溝25は横方向への移動に対するガ イドとなるので、この嵌合を利用して上段の音場パネル12を、前記上片20b の内側に設置金具18の取付片22が当たるまでスライドさせて下段の上に建て 込むことができる。
【0020】
【考案の効果】
この考案は上述のように、上面に凸条23を横設した座片19と、その座片1 9の後側辺上下に一体形成され、かつ下片20aよりも幅狭の上片20bにより 後側辺上に内隅部24を形成した取付片20とからなる受金具17と、設置片2 1の下面に前記凸条23と嵌合する凹溝25を横設し、後側辺上に取付片22を 一体形成した設置金具18を、接合を要する音場パネルの縁辺に位置を合わせて 取付け、これら金具を介して音場パネル相互の接合と取付フレームへの止着を行 う構造よりなることから、下記効果を奏する。
【0021】 ・互いに嵌合する凸条と凹溝を有する受金具と設置金具とを介して音場パネルを 相互に接合したので、パネル寸法が同一である限り接合部分のレベルが常に一定 となり、パネル相互間に隙間が生じないことは勿論、隣接パネルにも高低差が生 じぬため上縁が面一に揃う。
【0022】 ・下段の音場パネルに上段の音場パネルを建て込むだけで、凸条と凹溝とが嵌合 し、また内隅部に取付片の下隅部が嵌合するので、それら嵌合により上段の前後 方向及び横方向の位置ずれが防止され、また接合に際する音場パネル相互の位置 合わせも、嵌合した凸条と凹溝とをガイドとして行い得るので、作業が容易とな り、上方への継ぎ足しも簡単に行えるため、高い壁に対する音場パネルの施工も 可能となる。
【0023】 ・凸条と凹溝の嵌合により音場パネル相互の接合が行われるため、音場パネルの 取付フレームへの止着は、そこに建て込んだ音場パネルの全てに行う必要がなく 、要所ごとに行うだけで全体が固定されるので、これまでよりも止着箇所が少な く済み、作業能率も向上する結果、施工コストが低減し、省力化ともなる。
【0024】 ・音場パネルの材料構成を不燃材料出構成することができるもので、不燃仕向で の施工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の音場パネルの接合構造に用いられる
受金具と設置金具を取付けた上下段の音場パネルの部分
斜視図である。
【図2】同じく背面図である。
【図3】受金具と設置金具の嵌合状態を示す上下段の音
場パネルの部分側面図である。
【図4】上下段の音場パネルの建て込み状態を示す正面
図である。
【図5】上下段の音場パネルの取付状態を示す縦断面図
である。
【図6】上下段の音場パネルを接合し、建て込み完了状
態の正面図である。
【図7】従来の音場パネルの取付状態を示す従来の略示
側面図である。
【符号の説明】
11 下段の音場パネル 12 上段の音場パネル 13 表板 14 枠体 17 受金具 18 設置金具 19 座板 20 取付片 20a 下片 20b 上片 21 設置片 22 取付片 23 凸条 24 内隅部 25 凹溝 29 取付フレーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に凸条を横設した座片と、その座片
    の後側辺上下に一体形成され、かつ下片よりも幅狭の上
    片により後側辺上に内隅部を形成した取付片とからなる
    受金具を、音場パネルの一縁辺に裏側から取付けて座片
    を外向きに固定する一方、設置片の下面に前記凸条と嵌
    合する凹溝を横設し、後側辺上に取付片を一体形成した
    設置金具を、上段の音場パネルと隣接設置する音場パネ
    ルの隣接縁辺に取付片の下隅部を受金具の内隅部に合わ
    せて裏側から取付け、それら金具の凸条と凹溝及び取付
    片の内隅部と下隅部との嵌合とにより音場パネル同士を
    接合するとともに、受金具の上片を介して音場パネルを
    取付フレームに止着してなることを特徴とする音場パネ
    ルの接合構造。
JP1992029866U 1992-04-09 1992-04-09 音場パネルの接合構造 Expired - Lifetime JP2591919Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992029866U JP2591919Y2 (ja) 1992-04-09 1992-04-09 音場パネルの接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992029866U JP2591919Y2 (ja) 1992-04-09 1992-04-09 音場パネルの接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0583150U true JPH0583150U (ja) 1993-11-09
JP2591919Y2 JP2591919Y2 (ja) 1999-03-10

Family

ID=12287900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992029866U Expired - Lifetime JP2591919Y2 (ja) 1992-04-09 1992-04-09 音場パネルの接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2591919Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2591919Y2 (ja) 1999-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2969434C (en) Exterior-material securing member and building exterior structure
JPH0583150U (ja) 音場パネルの接合構造
JP2018071327A (ja) 間仕切装置
JPH10299222A (ja) 外壁の化粧構造
JP2003041703A (ja) 天井板固定枠及びその固定枠を使用した天井構造
JP2660890B2 (ja) カーテンウオールユニットの取付構造
JP3124495B2 (ja) 出 窓
JP3335716B2 (ja) 壁 体
JP4659608B2 (ja) 壁面装置
JPH0552011U (ja) 音場パネルシステム
JPH0225904Y2 (ja)
JP3119760B2 (ja) 建物ユニットの界壁構造および建物ユニットの界壁施工方法
JPH06306982A (ja) 外壁パネルのシール構造
JPH0323465Y2 (ja)
JP2931964B2 (ja) 組立式押入れセット
JPH0241211Y2 (ja)
JPH0348346Y2 (ja)
JP3221269B2 (ja) 壁面パネル構造
JPH0310262Y2 (ja)
JP2587967Y2 (ja) 梁の支持構造
JP2560951Y2 (ja) 平板状の目地部材を配した鋼板パネルの接続構造
JP2590409Y2 (ja) 間仕切壁パネルの設置構造
JP2539573B2 (ja) 屋根パネル
JPS6133135Y2 (ja)
JPH1113177A (ja) 建物の間仕切構造

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323532

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080108