JPH0582001A - リレー - Google Patents

リレー

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JPH0582001A
JPH0582001A JP24394991A JP24394991A JPH0582001A JP H0582001 A JPH0582001 A JP H0582001A JP 24394991 A JP24394991 A JP 24394991A JP 24394991 A JP24394991 A JP 24394991A JP H0582001 A JPH0582001 A JP H0582001A
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JP
Japan
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JP24394991A
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Inventor
Tsunehiro Kitamura
常弘 北村
Yoichi Yokoyama
洋一 横山
Takatoshi Honjiyou
崇俊 本庄
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主接点ブロックのセット時に接点出力がオフ
となる補助接点ブロックを設け、主接点ブロックの主接
点のオフ状態を補助接点ブロックのオン信号として中央
制御装置へ返送できること。 【構成】 主接点ブロックBの側方に補助接点ブロック
Cを設ける。補助接点ブロックCは主接点ブロックBの
開閉に応じて同時に開閉制御され、主接点ブロックBの
セット時に補助接点ブロックCはオフとなる。従って、
主接点ブロックBがオフ状態の時には、補助接点ブロッ
クCはオン状態となるため、この補助接点ブロックCの
オンの接点出力を、中央制御装置へ伝送信号の返送待機
期間内に返送する。よって、本リレーを遠隔監視制御シ
ステムに使用することができる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リモートコントロール
用のリレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、遠隔監視制御システムは、中央
制御装置より、信号線を介して時分割多重伝送された伝
送信号を端末器側で受信し、予め設定した自己の固有ア
ドレスと一致した場合にはアドレスデータに続く制御デ
ータに基づいて負荷を制御し、制御データに続く返送待
機期間内に負荷の監視状態を中央制御装置へ返送するよ
うな構成となっている。
【0003】上記システムの端末器側に使用される従来
のリレーは、一般的にコイルを巻装したコイル枠と、コ
イル枠内に両端と突出して配置される鉄心と、鉄心の磁
極面に吸引されるアマチュアと、アマチュアと磁気的結
合を図るヨークと、アマチュアの回動により開閉される
主接点ブロック等で構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来例におい
て、負荷を制御する主接点ブロックが存在するものの、
負荷の状態を監視して、中央制御装置へ負荷の制御状態
を返送する場合には、リレーが主接点ブロックのみであ
るため、リレーを利用して返送することができないとい
う問題があった。
【0005】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、遠隔監視制御システムにおいて、主接点ブロッ
クのセット時に接点出力がオフとなる補助接点ブロック
を設け、主接点ブロックの主接点のオフ状態を補助接点
ブロックのオン信号として中央制御装置へ返送できるよ
うにしたリレーを提供することを目的としたものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、中央制御装置
より、信号線を介して時分割多重伝送された伝送信号を
端末器側で受信し、予め設定した自己の固有アドレスと
一致した場合にはアドレスデータに続く制御データに基
づいて負荷を制御し、制御データに続く返送待機期間内
に負荷の監視状態を中央制御装置へ返送するようにした
遠隔制御監視システムであって、端末器側に設けられて
負荷を制御するリレーにおいて、コイルブロックのコイ
ルの励磁等により駆動される可動ブロックにて開閉され
る主接点ブロックと、主接点ブロックのセット時に接点
出力がオフとなる補助接点ブロックとを設けたものであ
る。
【0007】
【作用】而して、主接点ブロックのセット時に接点出力
がオフとなる補助接点ブロックとを設け、主接点ブロッ
クの主接点のオフ状態を補助接点ブロックのオン信号と
して中央制御装置へ返送できるようにしている。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。まず、リモコンリレー自体を説明する前に、本リ
モコンリレーが用いられ、時分割多重伝送により監視制
御を行なう遠隔監視制御装置の概略構成を説明する。図
7は本発明に係るリモコンリレーを用いた遠隔監視制御
システムの概略構成を示すもので、中央制御装置1と、
固有アドレスが設定されスイッチS1 〜S4 を監視する
複数の監視用端末器2、負荷L1 〜L4 を制御する制御
用端末器3、ワイヤレス中継用端末器7、外部インター
フェース端末器8およびセレクタスイッチ端末器9とが
一対の信号線4にて接続されている。
【0009】中央制御装置1から信号線4に送出される
伝送信号Vsは、図8(a)に示すように、信号送出開
始を示すスタートパルス信号ST、信号モードを示すモ
ードデータ信号MD、端末器2, 3, 7〜9を呼び出す
8ビットのアドレスデータを伝送するアドレスデータ信
号AD、負荷L1 〜L4 を制御する制御データを伝送す
る制御データ信号CD、チェックサムデータ信号CSお
よび端末器2, 3, 7〜9からの返送期間を設定する返
送待機信号WTよりなる複極(±24V)の時分割多重
信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送される
ようになっている。
【0010】各端末器2, 3, 7〜9では、信号線4を
介して受信された伝送信号Vsのアドレスデータと自己
の固有アドレスデータとが一致したときその伝送信号V
sの制御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの返
送待機信号WTに同期して監視データ信号を電流モード
信号(信号線4間を適当な低インピーダンスを介して短
絡して送出される信号)として返送するようになってい
る。
【0011】また、中央制御装置1には、モードデータ
信号MDをダミーモードとしたダミー伝送信号を常時送
出するダミー信号送信手段と、いずれかの監視用端末器
2あるいはワイヤレス中継端末器7、外部インターフェ
ース端末器8、セレクタスイッチ端末器9から返送され
た図8(b)に示すような割り込み信号Viが受信され
たとき、割り込み発生端末器2, 7〜9を検出して該端
末器2, 7〜9をアクセスして監視データを返送させる
割り込み処理手段とが設けられている。
【0012】また、中央制御装置1では、上述のように
して監視用端末器2あるいはワイヤレス中継端末器7、
外部インターフェース端末器8、セレクタスイッチ端末
器9から中央制御装置1に返送された監視データに基い
て対応する負荷L1 〜L4 を制御する制御用端末器3に
伝送する制御データを作成するとともに、その制御デー
タを信号線4を介して当該制御用端末器3に時分割多重
伝送して負荷L1 〜L 4 を制御するようになっている。
【0013】ワイヤレス中継端末器7は、光ワイヤレス
発信器X、光ワイヤレス受信器Yおよびワイヤレス用信
号線4aよりなる光ワイヤレスシステムのデータ中継を
行う端末器であり、光ワイヤレス発信器Xから発信され
た光信号を光ワイヤレス受信器Yにて受信し、受信され
たデータをワイヤレス用信号線4aを介して受信すると
ともに、このデータを中央制御装置1に転送するように
なっている。
【0014】また、外部インターフェース端末器8は、
外部制御装置8aとの間でデータ伝送を行う端末器であ
り、セレクタスイッチ端末器9は、多数の負荷を集中制
御する端末器である。なお、分電盤6あるいはリレー制
御盤6a内に配設される監視用端末器2および制御用端
末器3は、分電盤協約寸法となっており、その制御出力
によって負荷制御用のリモコンリレー(手元スイッチに
よってもオン、オフできるようにしたラッチングリレ
ー)5が制御されるようになっている。
【0015】次に、制御用端末器3に用いられるリモコ
ンリレーについて説明する。図9は制御用端末器3の分
解斜視図を示し、図10はブロック図を示している。こ
こで、リモコンリレーはRy1 〜Ry4 で表している。
伝送モジュール59は、マイクロコンピュータよりなる
信号処理回路、EEPROMにて形成されるアドレス設
定部58、フォトダイオードPD、発光ダイオードLD
等で構成されている。
【0016】また、図10に示すように、伝送モジュー
ル59の4組の出力側は夫々セット巻線S及びリセット
巻線Rを有する2巻線ラッチングリレーであるリモコン
リレーRy1 〜Ry4 が接続してある。各リレーRy1
〜Ry4 には主接点R1 〜R 4 と補助接点r1 〜r4
有し、主接点R1 ・・・間に負荷が接続され、補助接点
1 ・・・の接点出力は伝送モジュール59の信号処理
回路に入力されて、監視信号として中央制御装置へ返送
されるようになっている。
【0017】通常は中央制御装置から伝送される制御デ
ータに基づいて任意のリレーRy1 ・・・が駆動され
て、主接点R1 ・・・に接続されている負荷をオンオフ
制御するようになっているが、本実施例では、中央制御
装置によらず、制御用端末器側で、リレーRy1 ・・・
を直接に一括してオンまたはオフ制御して、負荷をオン
またはオフさせるスイッチSW1 ,SW2 を設けてい
る。スイッチSW1 はリレーRy1 ・・・を一括してオ
ンさせるスイッチであり、スイッチSW2 はリレーRy
1 ・・・を一括してオフさせるスイッチである。
【0018】いま、信号線4を介して伝送される伝送信
号Vsは、伝送モジュール59の信号処理回路に入力さ
れており、アドレス設定部58に設定されている固有ア
ドレスデータと受信された伝送信号Vsのアドレスデー
タとの一致を判定し、アドレス一致時に続いて伝送され
る制御データ(実施例では、調光用制御データ)を取り
込んで、指定された負荷に対応したリレーRy1 ・・・
を制御する。
【0019】ここで、リレーRy1 ・・・は、伝送モジ
ュール59から出力される信号により、リレーRy1
リセット巻線Rまたはセット巻線Sを励磁して主接点R
1 をオフまたはオン制御する。この主接点R1 のオンオ
フにより負荷をオンあるいはオフ制御される。この負荷
の状態は、リレーRy1 の補助接点r1 の接点出力が伝
送モジュール59に入力され、負荷の動作状態を示す監
視信号として作成される。返送されるこの監視データを
電流モード信号(信号線4間に低抵抗値の抵抗Rを挿
入)として中央制御装置1に返送する返送信号VB が信
号線4に送出されるようになっている。
【0020】一方、アドレス設定部58を構成するEE
PROMへのデータの書き込みは、伝送モジュール59
の信号処理回路により行われるようになっている。図9
に示すように、端末器ケース60は、分電盤協約寸法の
2個モジュール寸法に形成されており、端末器ケース6
0はボデイ60aとカバー60bとで構成され、ボデイ
60aとカバー60bとは固定ネジ73により組立結合
される。
【0021】プリント基板ブロック61は上下2枚のプ
リント基板61a,61bで構成され、上側のプリント
基板61aには、マイクロコンピュータよりなる信号処
理回路と、EEPROMよりなるアドレス設定部58
と、光ワイヤレス信号の送受信用のフォトダイオードP
Dおよび発光ダイオードLDと、受信確認用発光ダイオ
ードLDcと、一括制御用のスイッチSW1 ,SW2
実装されている。また、下側のプリント基板61bには
リレーRy1〜Ry4 が実装されている。
【0022】上側のプリント基板61aはネジ72にて
カバー60bの裏面に配設され、端末器ケース60の前
面すなわちカバー60bの一端側には、発光ダイオード
LD及びフォトダイオードPDに対応した開口部62a
と、確認用発光ダイオードLDcに対応した開口部62
bとが夫々設けられており、光ワイヤレス信号を送受信
する開口部62aには、不要な赤外線をカットするフィ
ルタ63が設けられている。
【0023】また、発光ダイオードLDcを開口部62
bより臨ませており、これら、開口部62b、フィルタ
63を設けたカバー60bの凹面部67に透光性の銘板
70が貼着される。銘板70にはスイッチSW1 ,SW
2の操作部を露出させる切欠部70aが形成してある。
尚、透光性でない銘板の場合には、開口部62b及びフ
ィルタ63の部分を切り欠くようにしても良い。
【0024】カバー60bの一端にはリード線75を設
けた主接点R1 ・・・の接点出力が出力される接続端子
74が4組配設されており、これら接続端子74はネジ
78で螺着された端子カバー79で覆設される。また、
カバー60bの他端には信号線が接続される信号端子7
7とが設けられている。各端子74,77は端子板と端
子ねじとで構成されている。
【0025】尚、図10との回路において、端子T1
8 と接続端子74とが対応し、信号端子77が端子T
9 ,T1 0 とが対応している。一方、端末器ケース60
のボデイ60aには、連結板あるいはDINレール取付
用アダプタが取り付けられる取付溝66が設けられてい
る。次に、本発明の要旨であるリモコンリレーについて
説明する。このリモコンリレーは上述のリモコンリレー
Ry1 ・・・に相当するものである。また、主接点R1
・・・は主接点ブロックBに、補助接点r1 ・・・は補
助接点ブロックCに相当している。
【0026】図1は全体の分解斜視図を示し、図2は斜
視図を、図3は平面図を夫々示している。絶縁材からな
るベース11の上面の中央にはコイルブロックAが配置
され、ベース11より一体に突設した隔壁12の外側に
は主接点ブロックBが配置され、他方の絶縁壁12a上
に補助接点ブロックCが配設される。導電性の端子板1
3の上端部には導電性の板バネ14の基部が固着され、
端子板13はベース11に穿孔した穴11aに挿通して
ベース11に配置されるようになっている。板バネ14
の先端の一面には可動接点15が固着され、他面には導
体板16が固着される。そして、これら可動接点15、
板バネ14及び導体板16は3層に固着されている。つ
まり、板バネ14と導体板16とを可動接点15で同時
にかしめて固着している。
【0027】また、導体板16の下部には鉄片17が固
着してある。そして、導体板16の下部と端子板13の
中央部分との間に板バネ14と平行して可撓性の編組導
線18をスポット溶接して接続している。ベース11の
穴11bに配設される導電性の端子板19の上端部には
可動接点15と相対する固定接点20が固着され、ま
た、中央部分には略コ字型の鉄片21が設けられてい
る。
【0028】主接点ブロックBとは反対側に配置される
補助接点ブロックCは以下のように構成されている。す
なわち、絶縁壁12aの穴11cに補助端子板22の上
端部に固着した固定接点23と相対する可動接点26を
先端に固着した板バネ25の基部が挿入配置される。ま
た、補助端子板22も絶縁壁12aの穴に挿入配置され
る。尚、補助接点ブロックCは主接点ブロックBよりも
容量は小さい。
【0029】次に、主接点ブロックBと補助接点ブロッ
クCとの間のベース11の上面中央の隔壁12と絶縁壁
12aとの間に配置されるコイルブロックAについて説
明する。L型に折曲されたヨーク27の一片には四角状
の穴27aが穿設され、他片の両端部から磁極片28が
夫々対向して立設してある。略T字型の鉄心29がコイ
ル枠31の内部を挿通して、先端の突部29aがヨーク
27の穴27aに嵌合してカシメ等で固着され、鉄心2
9がヨーク27に固定される。
【0030】鉄心29の端部はコイル枠31より出てい
て、両側面を磁極面30としている。コイル枠31の外
周面にはコイル32が巻装され、コイル枠31の一方の
厚肉とした鍔部33には、コイル32の端末と接続され
る3つのコイル端子34が埋設してある。このコイル端
子34の下部はベース11の穴111に夫々挿通され
る。コイル枠31の鍔部33の上面に突台33aが形成
されており、この突台33aに回転軸35が形成してあ
る。
【0031】コイルブロックAの上方に配置される可動
ブロックDは、可動枠36、2枚のアマチュア37(3
7a,37b)及び永久磁石38等から構成されてい
る。絶縁体からなる可動枠36の一端には軸穴40が穿
設されている。この軸穴40にコイル枠31の回転軸3
5が挿通して軸支され、可動枠36が回動可能となって
いる。可動枠36の他端の下面には永久磁石38を挟持
した2枚のアマチュア37が配置され、可動枠36の一
方の側部から板バネ14を駆動する腕部41が形成され
ている。
【0032】カードを構成する腕部41は、下面開口の
スリット44が形成してあり、このスリット44に板バ
ネ14を配設している。このスリット44は下面及び側
方が開口しており、板バネ14を容易にスリット44に
配置できるようになっている。また、腕部41とは反対
側には突部45が一体に突設されていて、この突部45
の下面に形成したスリットに補助接点ブロックCの板バ
ネ25を配置して、板バネ25を駆動するようにしてい
る。
【0033】上記各部材を配設したベース11には箱状
で下面開口の絶縁材からなるカバー46が覆設されるも
のであり、可動ブロックDをコイルブロックAの上に配
設した場合には、図3に示すように、主接点ブロックB
の板バネ14を可動枠36のスリット44内に収め、突
部45のスリットに補助接点ブロックCの板バネ25を
収めて配置せしめている。また、鉄心29の磁極面30
と磁極片28との間に形成された一対の空隙の間に両ア
マチュア37を位置させている。このように可動ブロッ
クDをコイルブロックAの上側に配置して有極電磁石ブ
ロックを形成している。
【0034】そして、コイル32の励磁、逆励磁により
アマチュア37の内側面を交互に鉄心29の磁極面30
及びヨーク27の磁極片28に吸引させて、可動枠36
を回動させ、主接点ブロックB及び補助接点ブロックC
を駆動するようにしている。ところで、リモコンリレー
はラッチングリレーであり、コイル32は2巻線であ
る。コイル32は上述のようにコイル端子34に接続さ
れているが、図1及び図3に示すように、コイル端子3
4は1本が共通端子34cで、他は主接点をオンするセ
ット端子34aと主接点をオフするリセット端子34b
である。
【0035】今、図3は非励磁状態を示し、一方のアマ
チュア37bが鉄心29の磁極面30に、他方のアマチ
ュア37aの磁極片28に永久磁石38の磁束にて夫々
吸引され、主接点ブロックBの両接点15,20は開成
状態である。また、可動枠36は反時計方向に付勢され
ているため、可動枠36の突部45のスリットにて補助
接点ブロックCの板バネ25を弾接して、両接点23,
26をオン状態としている。
【0036】そして、セット端子34aと共通端子34
cに電圧を印加すると、コイル32が励磁されて、一方
のアマチュア37aは鉄心29の磁極面30に、また、
他方のアマチュア37bは磁極片28に夫々吸引され
て、可動枠36は回転軸35を軸として時計方向に回動
し、オン状態となる。つまり、可動枠36が時計方向に
回動することで、腕部41にて主接点ブロックBの板バ
ネ14を付勢して両接点15,20を閉成し、また、突
部45のスリットにて板バネ25を駆動して、両接点2
3,26がオフする。この状態で、リセット端子34b
と共通端子34cに電圧を印加すると、図3の状態に復
帰することになる。
【0037】このように、セット時にオフする補助接点
ブロックCを設け、主接点ブロックBがオフ状態の時に
は、補助接点ブロックCはオン状態となるため、この補
助接点ブロックCのオンの接点出力を、中央制御装置へ
伝送信号の返送待機期間内に返送することで、本リレー
を遠隔監視制御システムに使用することができるもので
ある。
【0038】ここで、主接点の主接点ブロックBには、
板バネ14と並列に編組導線18を接続しているため、
短絡電流のような大電流が流れた場合には、電流が板バ
ネ14と編組導線18とに分流して、板バネ14の溶断
を防止すると共に、板バネ14の発熱も低減できるの
で、可動枠36のバネ駆動部である腕部41の溶融も防
止している。
【0039】また、短絡電流が流れた場合、導体板16
及び端子板19に設けた鉄片17,21で吸引力を発生
させ、接点の電磁反発を防止するようにしている。尚、
板バネ14の電流耐量を上げるためには、板バネ14自
体の断面積を増やせば良いが、この場合、バネ荷重が大
きくなってしまい、可動ブロックDの電磁石の吸引力と
の整合が困難となってしまう。
【0040】しかし、本実施例では、断面積の小さい板
バネ14だけを押すので、従来のリレーと同様のバネ荷
重にすることができるものである。また、本実施例で
は、導体板16に編組導線18を取り付けているが、可
動接点15の裏面等に直接編組導線18を接続するよう
にしてもよい。尚、本発明の実施例では、主接点側がフ
レクシャーで、補助接点側がリフトオフタイプとなって
いるが、特にこれに限定されるものではない。また、補
助接点側は信頼性を向上させるため、接点23,26に
金メッキ等を施している。
【0041】図4〜図6は主接点ブロックBを2組設け
て、所謂両切りタイプとした実施例を示すものである。
すなわち、ベース11の両側に隔壁12を夫々形成し、
この隔壁12の外側に先の実施例と同じ構成からなる主
接点ブロックBを夫々配設し、更に、一方の主接点ブロ
ックBの外側に補助接点ブロックCを配設したものであ
る。また、本実施例では補助接点ブロックCの板バネ2
5は、ベース11に固定される補助端子板24の上部に
固着して配置している。尚、補助接点ブロックCの主接
点ブロックBに対する動作は先の実施例と同様である。
【0042】また、コイル枠31の鍔部33の突台33
aには略半円形の凹所48が形成してあり、この凹所4
8の中央に回転軸35が突設してある。また、可動枠3
6の一端には上記凹所48にはまるボス49が突設され
ていて、このボス49に回転軸35が挿入される軸穴4
0が穿設してある。また、両側に主接点ブロックBを配
設しているために、本実施例における可動枠36の両側
に腕部41,50を形成し、両腕部41,50に夫々形
成した突部42,43間のスリット44に、両主接点ブ
ロックBの板バネ14を配置している。更に、腕部50
の先端には補助接点ブロックCの板バネ25を付勢する
突起51を突設している。
【0043】
【発明の効果】本発明は上述のように、中央制御装置よ
り、信号線を介して時分割多重伝送された伝送信号を端
末器側で受信し、予め設定した自己の固有アドレスと一
致した場合にはアドレスデータに続く制御データに基づ
いて負荷を制御し、制御データに続く返送待機期間内に
負荷の監視状態を中央制御装置へ返送するようにした遠
隔制御監視システムであって、端末器側に設けられて負
荷を制御するリレーにおいて、コイルブロックのコイル
の励磁等により駆動される可動ブロックにて開閉される
主接点ブロックと、主接点ブロックのセット時に接点出
力がオフとなる補助接点ブロックとを設けたものである
から、主接点ブロックのセット時に接点出力がオフとな
る補助接点ブロックとを設け、主接点ブロックの主接点
のオフ状態を補助接点ブロックのオン信号として中央制
御装置へ返送でき、本リレーを遠隔監視制御システムに
使用することができる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のリレー全体の分解斜視図であ
る。
【図2】同上のリレー全体の斜視図である。
【図3】同上のリレーの平面図である。
【図4】同上の他の実施例の分解斜視図である。
【図5】同上のリレーの全体の斜視図である。
【図6】同上のリレーの平面図である。
【図7】本リレーを用いた遠隔制御システムの概略シス
テム図である。
【図8】図7の動作説明図である。
【図9】制御用端末器の分解斜視図である。
【図10】制御用端末器のブロック回路図である。
【符号の説明】
1 中央制御装置 2 監視用端末器 3 制御用端末器 4 信号線 32 コイル A コイルブロック B 主接点ブロック C 補助接点ブロック D 可動ブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央制御装置より、信号線を介して時分
    割多重伝送された伝送信号を端末器側で受信し、予め設
    定した自己の固有アドレスと一致した場合にはアドレス
    データに続く制御データに基づいて負荷を制御し、制御
    データに続く返送待機期間内に負荷の監視状態を中央制
    御装置へ返送するようにした遠隔制御監視システムであ
    って、端末器側に設けられて負荷を制御するリレーにお
    いて、コイルブロックのコイルの励磁等により駆動され
    る可動ブロックにて開閉される主接点ブロックと、主接
    点ブロックのセット時に接点出力がオフとなる補助接点
    ブロックとを設けたことを特徴とするリレー。
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