JPH0581985A - リレー - Google Patents

リレー

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JPH0581985A
JPH0581985A JP24394591A JP24394591A JPH0581985A JP H0581985 A JPH0581985 A JP H0581985A JP 24394591 A JP24394591 A JP 24394591A JP 24394591 A JP24394591 A JP 24394591A JP H0581985 A JPH0581985 A JP H0581985A
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JP
Japan
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fixed
contact
terminal
relay
leaf spring
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JP24394591A
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Inventor
Tsunehiro Kitamura
常弘 北村
Yoichi Yokoyama
洋一 横山
Takatoshi Honjiyou
崇俊 本庄
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短絡事故が発生した場合に、短絡電流による
接点間に発生する電磁反発力による接点開離を防止す
る。 【構成】 ベース11に固定した導電性の端子板13の
上端部には導電性の板バネ14の基部を固着する。板バ
ネ14の先端の一面に可動接点15を固着し、他面に導
体板16を固着する。導体板16の下部に鉄片17を固
着する。また、固定接点20を設けた端子板19に上記
鉄片17に対向して鉄片21を設ける。短絡電流が流れ
た場合、両鉄片17,21で吸引力を発生させ、接点1
5,20の電磁反発力を防止して接点開離を防止する。
従って、遠隔制御システムで複数のリレーを一括オン制
御した場合、短絡事故が生じたリレーの接点が開離しな
いため、中央制御装置側では、不具合や混乱を生じな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リモートコントロール
用のリレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のリレーは、一般的にコイルを巻
装したコイル枠と、コイル枠内に両端を突出して配置さ
れる鉄心と、鉄心の磁極面に吸引されるアマチュアと、
アマチュアと磁気的結合を図るヨークと、アマチュアの
回動により駆動される主接点ブロック等で構成されてい
る。
【0003】そして、主接点ブロックは、主に、ベース
に固定される端子板と、この端子板に基部が固定され、
先端には固定接点と相対する可動接点を固着した板バネ
等で形成されている。なお、この種のリレーは遠隔制御
システムの端末器にて負荷を制御する場合に用いられて
おり、中央制御装置からの制御データに基づいてオン、
オフ制御されるようになっている。また、ある複数の端
末器がグループ毎に制御される場合において、リレーが
一括してオン、又はオフ制御される場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来例におい
て、ある端末器のリレーにおいて、事故が発生して板バ
ネに短絡電流が流れた場合、短絡電流による可動接点と
固定接点間に発生する電磁反発力により、接点が一瞬的
に開離する場合がある。このような場合、複数の端末器
のリレーが中央制御装置により一括してオン制御されて
いる時に、1つのリレーがオフすると、中央制御装置側
では、混乱が生じることになる。
【0005】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、短絡事故が発生した場合に、短絡電流による接
点間に発生する電磁反発力による接点開離を防止するこ
とを目的としたリレーを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイルブロッ
クの両側に主接点ブロックを夫々配設し、コイルの励磁
等により駆動される可動枠にて主接点ブロックの板バネ
を押接して接点を開閉するリレーにおいて、上記主接点
ブロックをベースに固定される端子板と、この端子板に
基部が固定され先端に固定接点と相対する可動接点を固
着した板バネと、可動接点とは反対面の板バネに固着し
た導体板と、導体板に固定した第1の鉄片等で構成し、
固定接点を固定している端子板に上記第1の鉄片と対向
して第2の鉄片を固定したものである。
【0007】
【作用】而して、短絡事故が発生した板バネに短絡電流
が流れた場合に、両鉄片間に吸引力が発生して、短絡電
流による接点間に発生する電磁反発力による接点開離を
防止することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。まず、リモコンリレー自体を説明する前に、本リ
モコンリレーが用いられ、時分割多重伝送により監視制
御を行なう遠隔監視制御装置の概略構成を説明する。図
4は本発明に係るリモコンリレーを用いた遠隔監視制御
システムの概略構成を示すもので、中央制御装置1と、
固有アドレスが設定されスイッチS1 〜S4 を監視する
複数の監視用端末器2、負荷L1 〜L4 を制御する制御
用端末器3、ワイヤレス中継用端末器7、外部インター
フェース端末器8およびセレクタスイッチ端末器9とが
一対の信号線4にて接続されている。
【0009】中央制御装置1から信号線4に送出される
伝送信号Vsは、図5(a)に示すように、信号送出開
始を示すスタートパルス信号ST、信号モードを示すモ
ードデータ信号MD、端末器2, 3, 7〜9を呼び出す
8ビットのアドレスデータを伝送するアドレスデータ信
号AD、負荷L1 〜L4 を制御する制御データを伝送す
る制御データ信号CD、チェックサムデータ信号CSお
よび端末器2, 3, 7〜9からの返送期間を設定する返
送待機信号WTよりなる複極(±24V)の時分割多重
信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送される
ようになっている。
【0010】各端末器2, 3, 7〜9では、信号線4を
介して受信された伝送信号Vsのアドレスデータと自己
の固有アドレスデータとが一致したときその伝送信号V
sの制御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの返
送待機信号WTに同期して監視データ信号を電流モード
信号(信号線4間を適当な低インピーダンスを介して短
絡して送出される信号)として返送するようになってい
る。
【0011】また、中央制御装置1には、モードデータ
信号MDをダミーモードとしたダミー伝送信号を常時送
出するダミー信号送信手段と、いずれかの監視用端末器
2あるいはワイヤレス中継端末器7、外部インターフェ
ース端末器8、セレクタスイッチ端末器9から返送され
た図5(b)に示すような割り込み信号Viが受信され
たとき、割り込み発生端末器2, 7〜9を検出して該端
末器2, 7〜9をアクセスして監視データを返送させる
割り込み処理手段とが設けられている。
【0012】また、中央制御装置1では、上述のように
して監視用端末器2あるいはワイヤレス中継端末器7、
外部インターフェース端末器8、セレクタスイッチ端末
器9から中央制御装置1に返送された監視データに基い
て対応する負荷L1 〜L4 を制御する制御用端末器3に
伝送する制御データを作成するとともに、その制御デー
タを信号線4を介して当該制御用端末器3に時分割多重
伝送して負荷L1 〜L 4 を制御するようになっている。
【0013】ワイヤレス中継端末器7は、光ワイヤレス
発信器X、光ワイヤレス受信器Yおよびワイヤレス用信
号線4aよりなる光ワイヤレスシステムのデータ中継を
行う端末器であり、光ワイヤレス発信器Xから発信され
た光信号を光ワイヤレス受信器Yにて受信し、受信され
たデータをワイヤレス用信号線4aを介して受信すると
ともに、このデータを中央制御装置1に転送するように
なっている。
【0014】また、外部インターフェース端末器8は、
外部制御装置8aとの間でデータ伝送を行う端末器であ
り、セレクタスイッチ端末器9は、多数の負荷を集中制
御する端末器である。なお、分電盤6あるいはリレー制
御盤6a内に配設される監視用端末器2および制御用端
末器3は、分電盤協約寸法となっており、その制御出力
によって負荷制御用のリモコンリレー(手元スイッチに
よってもオン、オフできるようにしたラッチングリレ
ー)5が制御されるようになっている。
【0015】次に、制御用端末器3に用いられるリモコ
ンリレーについて説明する。図6は制御用端末器3の分
解斜視図を示し、図7はブロック図を示している。ここ
で、リモコンリレーはRy1 〜Ry4 で表している。伝
送モジュール59は、マイクロコンピュータよりなる信
号処理回路、EEPROMにて形成されるアドレス設定
部58、フォトダイオードPD、発光ダイオードLD等
で構成されている。
【0016】また、図7に示すように、伝送モジュール
59の4組の出力側は夫々セット巻線S及びリセット巻
線Rを有する2巻線ラッチングリレーであるリモコンリ
レーRy1 〜Ry4 が接続してある。各リレーRy1
Ry4 には主接点R1 〜R4 と補助接点r1 〜r4 を有
し、主接点R1 ・・・間に負荷が接続され、補助接点r
1 ・・・の接点出力は伝送モジュール59の信号処理回
路に入力されて、監視信号として中央制御装置へ返送さ
れるようになっている。
【0017】通常は中央制御装置から伝送される制御デ
ータに基づいて任意のリレーRy1 ・・・が駆動され
て、主接点R1 ・・・に接続されている負荷をオンオフ
制御するようになっているが、本実施例では、中央制御
装置によらず、制御用端末器側で、リレーRy1 ・・・
を直接に一括してオンまたはオフ制御して、負荷をオン
またはオフさせるスイッチSW1 ,SW2 を設けてい
る。スイッチSW1 はリレーRy1 ・・・を一括してオ
ンさせるスイッチであり、スイッチSW2 はリレーRy
1 ・・・を一括してオフさせるスイッチである。
【0018】いま、信号線4を介して伝送される伝送信
号Vsは、伝送モジュール59の信号処理回路に入力さ
れており、アドレス設定部58に設定されている固有ア
ドレスデータと受信された伝送信号Vsのアドレスデー
タとの一致を判定し、アドレス一致時に続いて伝送され
る制御データ(実施例では、調光用制御データ)を取り
込んで、指定された負荷に対応したリレーRy1 ・・・
を制御する。
【0019】ここで、リレーRy1 ・・・は、伝送モジ
ュール59から出力される信号により、リレーRy1
リセット巻線Rまたはセット巻線Sを励磁して主接点R
1 をオフまたはオン制御する。この主接点R1 のオンオ
フにより負荷をオンあるいはオフ制御される。この負荷
の状態は、リレーRy1 の補助接点r1 の接点出力が伝
送モジュール59に入力され、負荷の動作状態を示す監
視信号として作成される。返送されるこの監視データを
電流モード信号(信号線4間に低抵抗値の抵抗Rを挿
入)として中央制御装置1に返送する返送信号VB が信
号線4に送出されるようになっている。
【0020】一方、アドレス設定部58を構成するEE
PROMへのデータの書き込みは、伝送モジュール59
の信号処理回路により行われるようになっている。図6
に示すように、端末器ケース60は、分電盤協約寸法の
2個モジュール寸法に形成されており、端末器ケース6
0はボデイ60aとカバー60bとで構成され、ボデイ
60aとカバー60bとは固定ネジ73により組立結合
される。
【0021】プリント基板ブロック61は上下2枚のプ
リント基板61a,61bで構成され、上側のプリント
基板61aには、マイクロコンピュータよりなる信号処
理回路と、EEPROMよりなるアドレス設定部58
と、光ワイヤレス信号の送受信用のフォトダイオードP
Dおよび発光ダイオードLDと、受信確認用発光ダイオ
ードLDcと、一括制御用のスイッチSW1 ,SW2
実装されている。また、下側のプリント基板61bには
リレーRy1〜Ry4 が実装されている。
【0022】上側のプリント基板61aはネジ72にて
カバー60bの裏面に配設され、端末器ケース60の前
面すなわちカバー60bの一端側には、発光ダイオード
LD及びフォトダイオードPDに対応した開口部62a
と、確認用発光ダイオードLDcに対応した開口部62
bとが夫々設けられており、光ワイヤレス信号を送受信
する開口部62aには、不要な赤外線をカットするフィ
ルタ63が設けられている。
【0023】また、発光ダイオードLDcを開口部62
bより臨ませており、これら、開口部62b、フィルタ
63を設けたカバー60bの凹面部67に透光性の銘板
70が貼着される。銘板70にはスイッチSW1 ,SW
2の操作部を露出させる切欠部70aが形成してある。
尚、透光性でない銘板の場合には、開口部62b及びフ
ィルタ63の部分を切り欠くようにしても良い。
【0024】カバー60bの一端にはリード線75を設
けた主接点R1 ・・・の接点出力が出力される接続端子
74が4組配設されており、これら接続端子74はネジ
78で螺着された端子カバー79で覆設される。また、
カバー60bの他端には信号線が接続される信号端子7
7とが設けられている。各端子74,77は端子板と端
子ねじとで構成されている。
【0025】尚、図7との回路において、端子T1 〜T
8 と接続端子74とが対応し、信号端子77が端子
9 ,T1 0とが対応している。一方、端末器ケース6
0のボデイ60aには、連結板あるいはDINレール取
付用アダプタが取り付けられる取付溝66が設けられて
いる。次に、本発明の要旨であるリモコンリレーについ
て説明する。このリモコンリレーは上述のリモコンリレ
ーRy1 ・・・に相当するものである。また、主接点R
1 ・・・は主接点ブロックBに、補助接点r1 ・・・は
補助接点ブロックCに相当している。
【0026】図1は全体の分解斜視図を示し、図2は斜
視図を、図3は平面図を夫々示している。絶縁材からな
るベース11の上面の中央にはコイルブロックAが配置
され、ベース11より一体に突設した2つの隔壁12の
外側には主接点ブロックBが夫々配置され、他方には補
助接点ブロックCが配設される。まず、主接点ブロック
Bについて説明する。主接点ブロックBは2つ形成され
ているが、同じ構成なので一方の主接点ブロックBにつ
いて説明する。すなわち、導電性の端子板13の上端部
には導電性の板バネ14の基部が固着され、端子板13
はベース11に穿孔した穴11aに挿通してベース11
に配置されるようになっている。板バネ14の先端の一
面には可動接点15が固着され、他面には導体板16が
固着される。そして、これら可動接点15、板バネ14
及び導体板16は3層に固着されている。つまり、板バ
ネ14と導体板16とを可動接点15で同時にかしめて
固着している。
【0027】また、導体板16の下部には鉄片17が固
着してある。そして、導体板16の下部と端子板13の
中央部分との間に板バネ14と平行して可撓性の編組導
線18をスポット溶接して接続している。ベース11の
穴11bに配設される導電性の端子板19の上端部には
可動接点15と相対する固定接点20が固着され、ま
た、中央部分には略コ字型の鉄片21が、上記鉄片17
と対向して設けられている。
【0028】一方の主接点ブロックBの外側に配置され
る補助接点ブロックCは以下のように構成されている。
すなわち、ベース11の穴に挿通して配置される補助端
子板22の上端部には固定接点23を固着し、この固定
接点23と相対する可動接点26を先端に固着した板バ
ネ25の基部は補助端子板24の上端部に固着されてい
る。そして、補助端子板24はベース11の穴に挿通し
て配置されるようになっている。
【0029】次に、両主接点ブロックBの間のベース1
1の上面中央に配置されるコイルブロックAについて説
明する。L型に折曲されたヨーク27の一片には四角状
の穴27aが穿設され、他片の両端部から磁極片28を
夫々対向して立設してある。略T字型の鉄心29がコイ
ル枠31の内部を挿通して、先端の突部29aがヨーク
27の穴27aに嵌合してカシメ等で固着され、鉄心2
9がヨーク27に固定される。このとき、鉄心29はヨ
ーク27の中央部に位置した形となって、T字型の電磁
石部を構成している。
【0030】鉄心29の端部はコイル枠31より出てい
て、両側面を磁極面30としている。コイル枠31の外
周面にはコイル32が巻装され、コイル枠31の一方の
厚肉とした鍔部33には、コイル32の端末と接続され
る3つのコイル端子34が埋設してある。鍔部33の上
面に突台33aが形成されており、突台33aには略円
形の凹所48が形成してあり、この凹所48の中央に回
転軸35が突設してある。
【0031】コイルブロックAの上方に配置される可動
ブロックDは、可動枠36、2枚のアマチュア37(3
7a,37b)及び永久磁石38等から構成されてい
る。絶縁体からなる可動枠36の一端には上記凹所48
にはまるボス49が突設されていて、このボス49に回
転軸35が挿入される軸穴40が穿設してある。この軸
穴40がコイル枠31の回動軸35に軸支されて、可動
枠36が回動可能となっている。可動枠36の他端の下
面には永久磁石38を挟持した2枚のアマチュア37が
配置され、可動枠36の両側には板バネ14を駆動する
腕部41,50が形成されている。
【0032】両腕部41,50に夫々形成した突部4
2,43間のスリット44に、両主接点ブロックBの板
バネ14を配置している。更に、腕部50の先端には補
助接点ブロックCの板バネ25を付勢する突起51を突
設している。上記各部材を配設したベース11には箱状
で下面開口の絶縁材からなるカバー46が覆設されるも
のであり、可動ブロックDをコイルブロックAの上に配
設した場合には、主接点ブロックBの板バネ14を可動
枠36のスリット44内に収め、突起51を補助接点ブ
ロックCの板バネ25の内側に位置せしめている。ま
た、鉄心29の磁極面30と磁極片28との間に形成さ
れた一対の空隙の間に両アマチュア37を位置させてい
る。このように可動ブロックDをコイルブロックAの上
側に配置して有極電磁石ブロックを形成している。
【0033】そして、コイル32の励磁、逆励磁により
アマチュア37の内側面を交互に鉄心29の磁極面30
及びヨーク27の磁極片28に吸引させて、可動枠36
を回動させ、主接点ブロックB及び補助接点ブロックC
を駆動するようにしている。ところで、コイル32は2
巻線であり、上述のようにコイル端子34に接続されて
いるが、コイル端子34は1本が共通端子34cで、他
は主接点をオンするセット端子34aと主接点をオフす
るリセット端子34bである。今、非励磁状態では、一
方のアマチュア37aが鉄心29に、他方のアマチュア
37bの磁極片28に永久磁石38の磁束にて夫々吸引
され、主接点ブロックBの両接点15,20は開成状態
である。
【0034】また、可動枠36は反時計方向に付勢され
ているため、可動枠36の突起51が補助接点ブロック
Cの板バネ25を弾接して、両接点23,26を開成状
態としている。そして、セット端子34aと共通端子3
4cに電圧を印加すると、コイル32が励磁されて一方
のアマチュア37bは鉄心29の磁極面30に、また、
他方のアマチュア37aは磁極片28に夫々吸引され
て、可動枠36は回動軸35を軸として時計方向に回動
し、オン状態となる。
【0035】つまり、可動枠36が時計方向に回動する
ことで、腕部41,50にて主接点ブロックBの板バネ
14を付勢して両接点15,20を閉成し、また、突起
51が板バネ25より離れて、板バネ25自体の復帰力
にて復帰することで、両接点23,26が閉成する。こ
の状態で、リセット端子34bと共通端子34cに電圧
を印加すると、元の状態に復帰することになる。
【0036】ここで、主接点の主接点ブロックBには、
板バネ14と並列に編組導線18を接続しているため、
短絡電流のような大電流が流れた場合には、電流が板バ
ネ14と編組導線18とに分流して、板バネ14の溶断
を防止すると共に、板バネ14の発熱も低減できるの
で、可動枠36のバネ駆動部である腕部41,50の溶
融も防止している。
【0037】また、短絡電流が流れた場合、導体板16
及び端子板19に設けた鉄片17,21で吸引力を発生
させ、接点の電磁反発を防止するようにしている。尚、
板バネ14の電流耐量を上げるためには、板バネ14自
体の断面積を増やせば良いが、この場合、バネ荷重が大
きくなってしまい、可動ブロックDの電磁石の吸引力と
の整合が困難となってしまう。
【0038】しかし、本実施例では、断面積の小さい板
バネ14だけを押すので、従来のリレーと同様のバネ荷
重にすることができるものである。また、本実施例で
は、導体板16に編組導線18を取り付けているが、可
動接点15の裏面等に直接編組導線18を接続するよう
にしてもよい。尚、本発明の実施例では、主接点側がフ
レクシャーで、補助接点側がリフトオフタイプとなって
いるが、特にこれに限定されるものではない。また、補
助接点側は信頼性を向上させるため、接点23,26に
金メッキ等を施している。
【0039】
【発明の効果】本発明は上述のように、コイルブロック
の両側に主接点ブロックを夫々配設し、コイルの励磁等
により駆動される可動枠にて主接点ブロックの板バネを
押接して接点を開閉するリレーにおいて、上記主接点ブ
ロックをベースに固定される端子板と、この端子板に基
部が固定され先端に固定接点と相対する可動接点を固着
した板バネと、可動接点とは反対面の板バネに固着した
導体板と、導体板に固定した第1の鉄片等で構成し、固
定接点を固定している端子板に上記第1の鉄片と対向し
て第2の鉄片を固定したものであるから、短絡事故が発
生した板バネに短絡電流が流れた場合に、両鉄片間に吸
引力が発生して、短絡電流による接点間に発生する電磁
反発力による接点開離を防止することができる効果を奏
し、そのため、例えば、リレーが遠隔制御システムで用
いられ、複数のリレーが一括してオン制御されている場
合において、リレーが短絡事故が生じても、接点の開離
を防止するため、中央制御装置側では混乱や不具合が生
じないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の分解斜視図である。
【図2】同上のリレーの全体の斜視図である。
【図3】同上のリレーの平面図である。
【図4】本リレーを用いた遠隔制御システムの概略シス
テム図である。
【図5】図4の動作説明図である。
【図6】制御用端末器の分解斜視図である。
【図7】制御用端末器のブロック回路図である。
【符号の説明】
11 ベース 13 端子板 14 板バネ 15 可動接点 16 導体板 17 第1の鉄片 20 固定接点 21 第2の鉄片 36 可動枠 A コイルブロック B 主接点ブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルブロックの両側に主接点ブロック
    を夫々配設し、コイルの励磁等により駆動される可動枠
    にて主接点ブロックの板バネを押接して接点を開閉する
    リレーにおいて、上記主接点ブロックをベースに固定さ
    れる端子板と、この端子板に基部が固定され先端に固定
    接点と相対する可動接点を固着した板バネと、可動接点
    とは反対面の板バネに固着した導体板と、導体板に固定
    した第1の鉄片等で構成し、固定接点を固定している端
    子板に上記第1の鉄片と対向して第2の鉄片を固定した
    ことを特徴とするリレー。
JP24394591A 1991-09-25 1991-09-25 リレー Pending JPH0581985A (ja)

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