JPH0580856A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JPH0580856A
JPH0580856A JP24141091A JP24141091A JPH0580856A JP H0580856 A JPH0580856 A JP H0580856A JP 24141091 A JP24141091 A JP 24141091A JP 24141091 A JP24141091 A JP 24141091A JP H0580856 A JPH0580856 A JP H0580856A
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JP
Japan
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speed
control
data
control constant
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP24141091A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiyuki Mikami
文之 三上
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 稼動中に負荷変動があっても速度誤差を所定
の範囲内に抑え、負荷の個体差があっても調整のための
工程を必要としない。 【構成】 制御対象5の動作速度を速度検出回路6によ
り検出し、検出された速度のデータの全部または一部を
データ保持回路7により保持する。保持されたデータか
らPID制御パラメータの比例制御定数を比例制御定数
計算回路8により計算し、比例制御定数を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプリンタやファ
クシミリ等に用いられるモータのモータ制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シリアルプリンタにおいては、印
字手段(例えば、ドットインパクト方式,インクジェッ
ト方式,熱転写方式など)を搭載したキャリッジを走査
する駆動源として、DCモータとその制御装置が用いら
れている。一般的なシリアルプリンタは、外部のコンピ
ュータ等から印字データを受け取ると、キャリッジ駆動
のためにモータ回転をスタートさせ、一定速度に達した
ところで印字を開始する。そして、1行分のデータを印
字するとモータを停止させて、1行分の紙送りを行う。
さらに、印字データがある場合は、以上の動作を繰り返
して印字を続ける。
【0003】次に、キャリッジ駆動モータ(以下、CR
モータという)の動作について詳しく説明する。
【0004】まず、印字開始命令がコンピュータから送
られてくると、プリンタのコントローラによりモータ制
御装置を介してCRモータが起動される。例えば、図5
に示すように、起動直後は、騒音や振動が発生しないよ
うに、あるいはモータに過電流が流れないように徐々に
加速する。そして、所定の速度で定速制御を行い印字す
る。印字終了後は、速やかに減速し停止させる。すなわ
ち、加速,減速においては急激な速度変動によって騒音
等が発生しないように制御し、定速においては印字精度
を乱さないように制御するのである。
【0005】このようなCRモータの速度制御は図6に
示すPID制御ループを持つサーボシステムによって行
われるのが一般的で、最終的にはモータに印加する電圧
あるいはPWMのデューティを変化させることによって
行われる。
【0006】ここでは、PWMのデューティを制御して
モータ速度を制御するものとして説明する。まず、外部
からの指示速度からエンコーダ等の速度検出機構によっ
て検出された制御対象(ここでは、キャリッジ)の移動
速度あるいはモータの回転速度を減算し、速度誤差Ve
を計算する。次に、例えば、次式(1)に従って操作量
(ここではPWMのデューティ)を計算する。
【0007】
【数1】
【0008】ここで、Kp:比例制御定数 Ki:積分制御定数 Kd:微分制御定数 である。
【0009】この計算値に従ってモータドライバに印加
するPWMのデューティを変化させ、キャリッジの速度
を制御する。近年は、マイクロプロセッサ(以下、MP
Uという)の性能向上がめざましく、上記のような制御
はMPUを用いてデジタル制御をするようになってい
る。この場合は、上記のKp,Ki,Kdのパラメータ
をRAMあるいはROMに格納しておく。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなキャリッジの速度制御においては、以下のような場
合に速度誤差を所望の範囲内に抑えられない。
【0011】(1)キャリッジ機構の経年変化により、
負荷が大きく変わった。
【0012】(2)キャリッジにインクタンクを搭載し
たときにインク消費量でキャリッジの重量が変動する。
【0013】(3)大きな環境変化によって負荷が大き
く変わった。
【0014】また、大量生産時に個体によるキャリッジ
負荷のばらつきが大きいと、個体毎に3つのパラメータ
を調整する工程が必要になる場合がある。
【0015】本発明の目的は、上記のような問題点を解
決し、稼動中に負荷変動があっても速度誤差を所定の範
囲内に抑え、また、負荷の個体差があっても調整のため
の工程を必要としないモータ制御装置を提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明は、制御対象の動作速度を検出する検出
手段と、該検出手段により検出された速度の速度データ
の全部あるいは一部を保持する保持手段と、該保持手段
により保持されたデータからPID制御パラメータを計
算する計算手段と、該計算手段により計算された制御パ
ラメータを設定する設定手段を備えたことを特徴とす
る。
【0017】
【作用】本発明では、制御対象の動作速度を検出手段に
より検出し、検出手段により検出された速度の速度デー
タの全部あるいは一部を保持手段により保持し、保持手
段により保持されたデータから計算手段によりPID制
御パラメータを計算し、計算手段により計算されたPI
Dパラメータを設定手段により設定する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施例を示す。
【0020】図において、5は制御対象である。4はモ
ータで、制御対象を駆動するものである。3はモータド
ライバで、モータ4を駆動するものである。2はPWM
制御回路で、モータドライバ3をPWM制御するもので
ある。
【0021】6は速度検出回路で、制御対象5の速度を
検出するものである。7はデータ保持回路で、速度検出
回路6により検出された速度のデータのうち必要な量の
データを適正なタイミングで保持するものである。8は
比例制御定数計算回路で、データ保持回路7に保持され
たデータに基づき、PID制御のパラメータの1つであ
る比例制御定数Kpを計算するものである。
【0022】9は減算器で、外部から入力される速度指
示データから速度検出回路6により検出された速度のデ
ータを減算して、速度誤差Veを計算するものである。
1はPID制御回路で、減算器9からの速度誤差Ve
と、比例制御定数計算回路8により設定された比例制御
定数Kpとを式(1)に代入してPWM制御回路2のP
WMのデューティを計算するものである。
【0023】本実施例は、式(1)の定数のうち適正な
比例制御定数Kpを求める例で、制御対象5の動作速度
を速度検出回路6により検出し、検出された速度のデー
タをデータ保持回路7により保持した後、比例制御定数
計算回路8により比例制御定数Vpが計算される。
【0024】他方、速度誤差Veは、外部から入力され
る速度指示データから速度検出回路6により検出された
速度のデータを減算して求められる。
【0025】そして、PID制御回路により、減算器9
からの速度誤差Veと、比例制御定数計算回路8により
設定された比例制御定数Kpとを式(1)に代入してP
WMのデューティが計算される。ついで、計算されたP
WMのデューティに応じてPWM制御回路2によりモー
タドライバ3をPWM制御し、モータドライバ3により
モータ4を駆動し、制御対象を動作させる。
【0026】なお、速度検出回路6に替えてエンコーダ
を用いた場合は、図2に示すように連続するエンコーダ
パルスの間隔を図示しないクロック発生手段からのクロ
ックに基づいてカウントし、このカウント値とクロック
周波数に基づき速度データを得ることができる。
【0027】図3は本発明の第2の実施例を示す。
【0028】本実施例は第1の実施例との比較で言え
ば、データ保持回路7により保持されたデータにより求
められる制御パラメータが相違する。すなわち、第1の
実施例では、比例制御定数計算回路8により適正な比例
制御定数Kpを求めたが、本実施例では、積分制御定数
計算回路10により積分制御定数Kiを求めるようにし
た。
【0029】従って、PID制御回路1により、減算器
9からの速度誤差Veと、積分制御定数計算回路10に
より設定された積分制御定数Kiとを式(1)に代入し
てPWMのデューティが計算される。
【0030】本実施例では、積分制御定数Viを最適化
するようにしたので、大きな速度変動を抑えることがで
きるという効果がある。
【0031】図4は本発明の第3の実施例を示す。
【0032】本実施例は第1の実施例との比較で言え
ば、データ保持回路7により保持されたデータにより求
められる制御パラメータが相違する。すなわち、第1の
実施例では、比例制御定数計算回路8により適正な比例
制御定数Kpを求めたが、本実施例では、微分制御定数
計算回路11により微分制御定数Kdを求めるようにし
た。
【0033】従って、PID制御回路1により、減算器
9からの速度誤差Veと、微分制御定数計算回路11に
より設定された微分制御定数Kdとを式(1)に代入し
てPWMのデューティが計算される。
【0034】本実施例では、微分制御定数Vdを最適化
するようにしたので、高域の速度変動を抑えることがで
きるという効果がある。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御対象の動作速度の全部あるいは一部を保持し、この
データから計算された最適な制御パラメータを設定する
ことにより、個体差のばらつきや経時変化等による大き
な負荷変動があっても、速度誤差を所望の範囲内に抑
え、ばらつき調整のための工程を必要としないという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】エンコーダにより速度データを得る方法を説明
する図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】従来のキャリッジ駆動モータの速度制御方法を
説明する図である。
【図6】従来のキャリッジ駆動モータの駆動制御回路を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 PID制御回路 2 PWM制御回路 3 モータドライバ 4 モータ 5 制御対象 6 速度検出回路 7 データ保持回路 8 比例制御定数計算回路 9 速度減算回路 10 積分制御定数計算回路 11 微分制御定数計算回路 12 PWM制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象の動作速度を検出する検出手段
    と、該検出手段により検出された速度の速度データの全
    部あるいは一部を保持する保持手段と、該保持手段によ
    り保持されたデータからPID制御パラメータを計算す
    る計算手段と、該計算手段により計算された制御パラメ
    ータを設定する設定手段を備えたことを特徴とするモー
    タ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、PID制御パラメー
    タは比例制御定数であることを特徴とするモータ制御装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、PID制御パラメー
    タは積分制御定数であることを特徴とするモータ制御装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、PID制御パラメー
    タは微分制御定数であることを特徴とするモータ制御装
    置。
JP24141091A 1991-09-20 1991-09-20 モータ制御装置 Pending JPH0580856A (ja)

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JP24141091A JPH0580856A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 モータ制御装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7026775B2 (en) 2001-12-20 2006-04-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Method and apparatus for controlling speed of moving body
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