JPH0580809A - 自動販売機の温度制御装置 - Google Patents

自動販売機の温度制御装置

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JPH0580809A
JPH0580809A JP27206091A JP27206091A JPH0580809A JP H0580809 A JPH0580809 A JP H0580809A JP 27206091 A JP27206091 A JP 27206091A JP 27206091 A JP27206091 A JP 27206091A JP H0580809 A JPH0580809 A JP H0580809A
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JP
Japan
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temperature
time
cooling
change rate
vending machine
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JP27206091A
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English (en)
Inventor
Tomoyoshi Nakatani
智良 中谷
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/02Compressor control
    • F25B2600/025Compressor control by controlling speed
    • F25B2600/0251Compressor control by controlling speed with on-off operation

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  • Feedback Control In General (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 季節等による外気温の変化や商品の売れ具合
による熱負荷量の変動に応じて最適な温度制御を行い消
費電力を削減する。 【構成】 収納庫41〜43内を冷却または加熱する装
置44〜46のオン・オフ動作から、そのオフ時間をオ
フ時間検知手段11により検知し、さらに、オフ時間変
化率演算部12により、オフ時間の変化率を算出する。
次いで、ファジィ推論部18が、制御ルール部17に格
納さているファジィルールに基づき、オフ時間変化率メ
ンバーシップ関数部14を参照しながら、オフ時間の変
化率から、各収納庫41〜43についての設定温度のシ
フト量を求め、設定温度を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、缶入り飲料等を一定温
度に保ちながら販売する自動販売機の温度制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、缶、びん詰の飲料等を冷却または
加熱して販売する自動販売機は、冷却または加熱熱源と
サーモスタット等からなる温度制御装置を備え、商品が
収納されている庫内の温度を一定に維持している。ま
た、近年、自動販売機の大型化が進み、消費される電力
も増加するようになり、自動販売機の設置者からは、そ
の省エネ、ランニングコストの低下が要望されている。
そこで、最近の自動販売機には、利用されない夜間等の
時間帯に冷却または加熱を停止して電力の節約ができる
省エネ機能が備えられるようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現状の
自動販売機の省エネ機能は、単に利用しない時間に冷却
または加熱用の電源をオフにするだけであるから、予め
利用されない時間を予測して冷却または加熱を停止する
場合も、利用再開の一定時間前には電源を再投入して予
熱または予冷しておかねばならない。
【0004】そのため、設置場所によって夜間も利用さ
れる自動販売機では、備わっている省エネ機能を活用で
きないという問題がある。しかも、このように売上げの
多少にかかわらず24時間稼働させなければならない場
合、売上げの少ない夜間等の時間帯にも、売上げの多い
昼間等の時間帯と同様な温度制御により過度に冷却また
は加熱して余分な電力を消費しているという問題があ
る。本発明は上記問題点を解決するためになされたもの
で、その目的とするところは、24時間稼働させる場合
であっても、その利用状況に応じてきめ細かく作動して
効率良く冷却または加熱することができる最適な庫内温
度を維持し、充分な省エネ効果が得られる自動販売機の
温度制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、冷却装置または加熱装置をオン・オ
フ制御することにより、商品を収納した庫内を設定温度
に保つ自動販売機の温度制御装置において、冷却または
加熱装置が停止しているオフ時間を検知する手段と、オ
フ時間の変化率を算出する演算手段と、ファジィ推論を
用いて、オフ時間の変化率に応じ庫内設定温度を変更す
る手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】第2の発明は、冷却装置または加熱装置を
オン・オフ制御することにより、商品を収納した庫内を
設定温度に保つ自動販売機の温度制御装置において、冷
却または加熱装置が停止しているオフ時間を検知する手
段と、オフ時間の変化率を算出する演算手段と、庫内温
度を検知する手段と、ファジィ推論を用いて、オフ時間
の変化率と庫内温度の組合せに応じ、庫内設定温度を変
更する手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】第3の発明は、冷却装置または加熱装置を
オン・オフ制御することにより、商品を収納した庫内を
設定温度に保つ自動販売機の温度制御装置において、冷
却または加熱装置が停止しているオフ時間を検知する手
段と、冷却または加熱装置が運転しているオン時間を検
知する手段と、オフ時間とオン時間とから運転率および
運転率の変化量を算出する演算手段と、庫内温度を検知
する手段と、ファジィ推論を用いて、運転率の変化量と
庫内温度の組合せに応じ、庫内設定温度を変更する手段
とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】第1の発明においては、オン・オフ制御により
冷却または加熱装置が停止しているオフ時間が検知さ
れ、さらにそのオフ時間の変化率が算出され、オフ時間
の変化率に応じファジィ推論により庫内設定温度が変更
される。それにより、熱負荷量に応じて効率的な温度調
整が行われる。
【0009】第2の発明においては、オン・オフ制御に
より冷却または加熱装置が停止しているオフ時間と、庫
内温度とが検知され、さらにオフ時間の変化率が算出さ
れ、オフ時間の変化率と庫内温度との組合せに応じ、フ
ァジィ推論により庫内設定温度が変更される。それによ
り、熱負荷量と庫内温度の値に応じて、より効率的な温
度調整が行われる。
【0010】第3の発明においては、オン・オフ制御に
より冷却または加熱装置が停止しているオフ時間および
作動しているオン時間と、庫内温度とが検知され、さら
にオフ時間とオン時間から運転率およびその変化量が算
出される。得られた運転率の変化量と庫内温度との組合
せに応じ、ファジィ推論により庫内設定温度が変更され
る。それにより、熱負荷量の時間的変動と庫内温度に応
じて最も効率的な温度調整が行われる。
【0011】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図4は、本発明が適用される自動販売機の内部構造
を示す説明図である。図において、41〜43は、缶、
びん詰飲料等の商品が収納される収納庫である。これら
収納庫41〜43は、処理順番上、左側から順に第1,
第2,第3の収納庫とする。また、冷却用の収納庫4
1,42には冷却装置としてのエパポレータ44,45
が、加熱用の収納庫43には加熱装置としてのヒータ4
6がそれぞれ設置されており、それぞれ収納庫41〜4
3ごとの設定温度に維持される。47は、エパポレータ
44,45に接続されたコンプレッサである。なお、図
では各収納庫41〜43の温度分布が、上下でそれぞれ
異なることが示されている。
【0012】図1は第1の発明の構成を示すブロック図
である。図において、11はオフ時間検知手段であり、
図5に示される自動販売機の冷却または加熱装置のオン
・オフ動作のタイミングから、前回のオフ時間t0と、
今回のオフ時間t1を検知する。12はオフ時間変化率
演算部であり、検知されたオフ時間t0,t1からオフ時
間変化率Δtを、次式により算出する。
【0013】 Δt=(t0−t1)/t0×100(%)………………(1)
【0014】14はオフ時間変化率メンバーシップ関数
部であり、オフ時間変化率Δtから冷却または加熱装置
の余裕を判断する際に用いられる。図6は、オフ時間変
化率Δtについて設定されているメンバーシップ関数の
一例を示す。17は制御ルール部であり、入力条件であ
るオフ時間変化率に対する設定温度のシフト量を、IF
〜,THEN〜形式のファジィルールとして格納してい
る。
【0015】18はファジィ推論部であり、制御ルール
部17に基づき、入力されたオフ時間変化率Δtについ
て、オフ時間変化率メンバーシップ関数部14を参照し
て、設定温度のシフト量をファジィ推論により求める。
得られたシフト量により設定温度が変更され、以後、新
たな設定温度に基づいて冷却または加熱のオン・オフ制
御がなされる。これらのオフ時間変化率Δtにより設定
温度をシフトさせる制御は、図7に示すフローチャート
のように、第1の収納庫41から順に第3の収納庫43
まで、周期的に行われる。
【0016】このようにして熱負荷が少ない場合、可能
な限り設定温度をより常温に近い温度に設定すると、そ
の分、収納庫41〜43から外部への伝導、輻射、対流
による熱損失が少なくなるとともに、冷却装置の熱サイ
クルの効率の面からも消費動力が軽減される。また、通
常の自動販売機では、その冷却容量、加熱容量とも負荷
の最大値に対応して余裕を持った設定温度により各熱源
のオン・オフ制御が行われている。そのため、稼働中の
大部分の期間は、過大な冷却または加熱をしてオフ時間
を長くしている。そこでこの実施例のように熱負荷に余
裕のある場合は、設定温度を常温側にシフトして、オン
・オフ発停期間を短くして、大きな節電効果を得ること
が可能になる。
【0017】ここで、ファジィ推論部18における制御
内容の一例を以下に述べる。 (例1)外気温の変化についての対応 外気温が上昇した場合の加熱制御では、温めた商品が冷
めにくく、また商品を温めやすくなり、オフ時間が長く
なる。このような場合、その程度により、オフ時間が
「少し長くなった」と判断されると、設定温度は「少し
低く」なるようにシフトされる。さらに「長くなった」
と判断されると、設定温度が「低く」なるようにシフト
される。なお、外気温が上昇しても、他の負荷要因のた
め、「長くなっていない」と判断されることがある。そ
の場合、設定温度はシフトされない。また、外気温が上
昇した場合の冷却装置では、冷却能力の余裕が少なくな
って、オフ時間が短くなり変化率が負の値となる。それ
により「長くなっていない」と判断されて設定温度はシ
フトされない。さらには、外気温が下降した場合、上述
した状況と反対となり、冷却制御については設定温度が
シフトされ、加熱制御については設定温度がシフトされ
ない。
【0018】(例2)商品の売れ具合についての対応 一般的な自動販売機では、図4に示すように、冷却装置
または加熱装置であるエパポレータ44,45、ヒータ
46がそれぞれ収納庫41〜43内の下方に設置されて
いるため、下方の商品は良く冷却または加熱されるもの
の、上方の商品は充分に冷却または加熱されない状態に
なりやすい。しかも、良く売れる商品が収納されている
収納庫では、商品が下方から取り出された後、上方から
順次供給されてくるため、庫内の熱負荷が大きくなり、
冷却または加熱能力の余裕が少なくなって、オフ時間が
短くなる。反対に、売れない商品が収納されている収納
庫では、商品の移動が少ないため、庫内の熱負荷が小さ
くなり、冷却または加熱能力の容量に余裕を生じて、オ
フ時間が長くなる。このように、商品の売れ方による熱
負荷の多少に応じてオフ時間も変化するが、その場合も
(例1)と同様にして、設定温度がシフトされる。
【0019】次に、図2は第2の発明の構成を示すブロ
ック図である。図において、21はオフ時間検知手段で
あり、図1のオフ時間検知手段11と同様に、自動販売
機の冷却または加熱装置のオン・オフ動作のタイミング
から、前回のオフ時間t0と、今回のオフ時間t1を検知
する。22はオフ時間変化率演算部であり、図1のオフ
時間変化率演算部12と同様に、検知されたオフ時間t
0,t1からオフ時間変化率Δtを算出する。
【0020】23は庫内温度検知手段であり、具体的に
は各収納庫41〜43に設置された温度センサである。
24はオフ時間変化率メンバーシップ関数部であり、図
1のオフ時間変化率メンバーシップ関数部14と同様
に、オフ時間変化率Δtから加熱または冷却装置の余裕
を判断する際に用いられる。25は庫内温度メンバーシ
ップ関数部であり、検知された庫内温度から冷却または
加熱装置の余裕を判断する際に用いられる。
【0021】27は制御ルール部であり、図1の制御ル
ール部17と同様に、入力条件であるオフ時間変化率に
対する設定温度のシフト量を規定するファジィルール、
および庫内温度に対する設定温度のシフト量を規定する
ファジィルールが格納されている。28はファジィ推論
部であり、制御ルール部27に基づき、入力されたオフ
時間変化率Δtおよび庫内温度について、オフ時間変化
率メンバーシップ関数部24および庫内温度メンバーシ
ップ関数部25を参照してファジィ推論することによ
り、設定温度のシフト量を求める。このシフト量に基づ
き設定温度が変更され、以後、新たな設定温度により冷
却または加熱のオン・オフ制御がなされる。
【0022】これらの制御を実行するため制御ルール部
27に格納されているファジィルールには、以下のもの
がある。
【0023】IF 庫内温度が冷却の温度で、かつオ
フ時間変化率が長くなっていない。 THEN 庫内設定温度をシフトしない。 IF 庫内温度が冷却の温度で、かつオフ時間変化率
が少し長くなった。 THEN 庫内設定温度を少し高くする。 IF 庫内温度が冷却の温度で、かつオフ時間変化率
が長くなった。 THEN 庫内設定温度を高くする。 IF 庫内温度が冷却の温度でも、加熱の温度でもな
い。 THEN 庫内設定温度をシフトしない。 IF 庫内温度が加熱の温度で、かつオフ時間変化率
が長くなっていない。 THEN 庫内設定温度をシフトしない。 IF 庫内温度が加熱の温度で、かつオフ時間変化率
が少し長くなった。 THEN 庫内設定温度を少し低くする。 IF 庫内温度が加熱の温度で、かつオフ時間変化率
が長くなった。 THEN 庫内設定温度を低くする。
【0024】この第2の発明の実施例では、庫内温度検
知手段23を設けたことにより、図1の第1の発明の実
施例に比べ、商品や外気温等の熱負荷の大小以外に実際
の庫内温度をも考慮してきめ細かく温度制御される。す
なわち、収納庫41〜43の庫内温度が、過度に冷却ま
たは加熱されることなく常に商品が適正温度に保たれる
ようになる。ここで、ファジィ推論部28における制御
内容の一例を以下に述べる。
【0025】(例3)庫内温度についての対応 加熱制御において、オフ時間が長くなっても、庫内温度
が充分に温まっていない場合は、設定温度のシフトを行
わない。庫内温度が「加熱の温度」になっていれば、図
1の場合と同様にシフトするが、「温まっていない」場
合は、シフトを行わないことにより、商品の適正温度を
保証する。もし、オフ時間が長くなって、庫内温度が
「加熱の温度」と「温まっていない」の中間の微妙なと
ころであれば、それぞれのメンバーシップ関数に属する
度合に応じてシフトする。これらは、冷却制御の場合も
同様に成り立つ。
【0026】次に、図3は第3の発明の構成を示すブロ
ック図である。図において、31はオフ時間・オン時間
検知手段であり、図5に示される自動販売機の冷却また
は加熱装置のオン・オフ動作のタイミングから、毎回の
オフ時間t1とオン時間t2を検知する。32は運転率変
化量演算部であり、検知された今回のオフ時間t1とオ
ン時間t2とから、運転率dを次式により算出する。
【0027】d=t2/(t1+t2)………(2)
【0028】こうして算出した前回の運転率d0と今回
の運転率d1とから、運転率変化量Δdを次式により算
出する。
【0029】Δd=d0−d1………………………(3)
【0030】33は庫内温度検知手段であり、図2の庫
内温度検知手段と同じく各収納庫41〜43に設置され
た温度センサである。35は庫内温度メンバーシップ関
数部であり、図2の関数部25と同じく、検知された庫
内温度から冷却または加熱装置の余裕を判断する際に用
いられる。36は運転率変化量メンバーシップ関数部で
あり、算出された運転率変化量Δdから冷却または加熱
装置の余裕を判断する際に用いられる。37は制御ルー
ル部であり、入力条件である運転率変化量Δdに対する
設定温度のシフト量を規定するファジィルール、および
庫内温度に対する設定温度のシフト量を規定するファジ
ィルールが格納されている。
【0031】38はファジィ推論部であり、制御ルール
部37に基づき、入力された運転率変化量Δdおよび庫
内温度について、庫内温度メンバーシップ関数部35お
よび運転率変化量メンバーシップ関数部36を参照して
ファジィ推論することにより、設定温度のシフト量を求
める。このシフト量により設定温度が変更され、以後、
新たな設定温度に基づいて冷却または加熱のオン・オフ
制御がなされる。この実施例も、第1の発明および第2
の発明の実施例と同様に設定温度のシフト量を出力する
が、それらの実施例に比べて異なるところは、運転率変
化量Δdを用いたことにより、熱負荷の時間的変動に対
してすぐれた温度制御が可能になることである。このよ
うにして応答性が増すと、商品の売れ具合の変動が大き
い自動販売機における省エネ効果が大きくなる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように第1の発明によれば、
ファジィ推論により、オフ時間の変動に応じて庫内設定
温度が変更されて、熱負荷量に応じた温度制御が可能に
なる。すなわち、季節や外気温等により変動する熱負荷
の状況に応じて、常に効率的に庫内温度の調整が行われ
ることにより、消費電力を削減して自動販売機の維持費
を低くすることができる。
【0033】第2の発明によれば、ファジィ推論によ
り、オフ時間の変動と庫内温度の変動に応じて庫内設定
温度が変更されて、負荷量および庫内温度に応じた最適
の温度制御が可能になる。すなわち、変動する熱負荷の
状況に応じるとともに、実際の庫内温度をも考慮して常
に適正な設定温度に管理されることにより、より効率的
な温度調整が行われて大きな省エネ効果を上げることが
できる。また、購入者が手にする商品の温度のばらつき
が少なくなることにより、商品温度に対する信頼性も増
すことができる。
【0034】第3の発明によれば、ファジィ推論によ
り、オフ時間およびオン時間の変動と庫内温度の変動に
応じて庫内設定温度が変更されて、熱負荷量の時間的変
動および庫内温度に応じた最適の温度制御が可能にな
る。すなわち、商品の売れ具合や補充により熱負荷が時
間的に大きく変動するような場合でも、その状況に対応
して最も効率のよい温度制御が行われるように設定温度
がシフトされる。それにより、無駄な電力消費を抑えて
自動販売機の維持費を削減するとともに、販売される商
品の温度を確実に保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の構成を示すブロック図である。
【図2】第2の発明の構成を示すブロック図である。
【図3】第3の発明の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明が適用される自動販売機の内部構造を示
す説明図である。
【図5】自動販売機の冷却または加熱装置のオン・オフ
動作のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図6】オフ時間変化率について設定されているメンバ
ーシップ関数の一例を示すグラフである。
【図7】処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 オフ時間検知手段 12 オフ時間変化率演算部 14 オフ時間変化率メンバーシップ関数部 17 制御ルール部 18 ファジィ推論部 21 オフ時間検知手段 22 オフ時間変化率演算部 23 庫内温度検知手段 24 オフ時間変化率メンバーシップ関数部 25 庫内温度メンバーシップ関数部 27 制御ルール部 28 ファジィ推論部 31 オフ時間・オン時間検知手段 32 運転率変化量演算部 33 庫内温度検知手段 35 庫内温度メンバーシップ関数部 36 運転率変化量メンバーシップ関数部 37 制御ルール部 38 ファジィ推論部 41 第1の収納庫 42 第2の収納庫 43 第3の収納庫 44 エパポレータ 45 エパポレータ 46 ヒータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却装置または加熱装置をオン・オフ制
    御することにより、商品を収納した庫内を設定温度に保
    つ自動販売機の温度制御装置において、 冷却または加熱装置が停止しているオフ時間を検知する
    手段と、 オフ時間の変化率を算出する演算手段と、 ファジィ推論を用いて、オフ時間の変化率に応じ庫内設
    定温度を変更する手段と、 を備えたことを特徴とする自動販売機の温度制御装置。
  2. 【請求項2】 冷却装置または加熱装置をオン・オフ制
    御することにより、商品を収納した庫内を設定温度に保
    つ自動販売機の温度制御装置において、 冷却または加熱装置が停止しているオフ時間を検知する
    手段と、 オフ時間の変化率を算出する演算手段と、 庫内温度を検知する手段と、 ファジィ推論を用いて、オフ時間の変化率と庫内温度の
    組合せに応じ、庫内設定温度を変更する手段と、 を備えたことを特徴とする自動販売機の温度制御装置。
  3. 【請求項3】 冷却装置または加熱装置をオン・オフ制
    御することにより、商品を収納した庫内を設定温度に保
    つ自動販売機の温度制御装置において、 冷却または加熱装置が停止しているオフ時間を検知する
    手段と、 冷却または加熱装置が運転しているオン時間を検知する
    手段と、 オフ時間とオン時間とから運転率および運転率の変化量
    を算出する演算手段と、 庫内温度を検知する手段と、 ファジィ推論を用いて、運転率の変化量と庫内温度の組
    合せに応じ、庫内設定温度を変更する手段と、 を備えたことを特徴とする自動販売機の温度制御装置。
JP27206091A 1991-09-24 1991-09-24 自動販売機の温度制御装置 Pending JPH0580809A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006072838A1 (en) * 2005-01-03 2006-07-13 Arcelik Anonim Sirketi A cooling device and a control method
JP2008209029A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和装置および自動暖房運転制御方法

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