JP3384819B2 - 深夜電力利用自動販売機 - Google Patents

深夜電力利用自動販売機

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JP3384819B2
JP3384819B2 JP24514692A JP24514692A JP3384819B2 JP 3384819 B2 JP3384819 B2 JP 3384819B2 JP 24514692 A JP24514692 A JP 24514692A JP 24514692 A JP24514692 A JP 24514692A JP 3384819 B2 JP3384819 B2 JP 3384819B2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、深夜電力を利用した自
動販売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、貯蔵商品を冷却或いは加温して販
売する自動販売機においては、例えばサーモスタット等
の温度検出器によって庫内の温度を検出し、この検出温
度と予め設定された基準庫内温度とを比較して、比較結
果に基づいて冷却装置或いは加熱装置を運転し、庫内を
冷却或いは加温していた。また、庫内の空気を循環させ
る送風器を備え、常時、送風器を駆動して庫内の温度を
均一に保っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、消費生活の水準
も高まり、各地に自動販売機が設置され、消費者は好み
の商品を時間と場所を問わず購入できるようになってい
る。また、缶入り清涼飲料水等においては、前述したよ
うに自動販売機内において冷却或いは加温され、消費者
の好む適温にて販売されている。また、自動販売機は戸
外にも多く設置されているので、自動販売機における電
力消費量も多くなり、自動販売機による総電力消費量
は、原子力発電所一基分とも言われている。
【0004】このため、年々電力需要が高まり、特に夏
季においては各家庭、オフィス、デパート等のほぼ全て
の空調装置及び冷却装置等が運転される時間帯には、消
費電力量が供給最大電力量を越えてしまうことがあり、
この際、一部の地域が停電になることもあった。
【0005】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、電力
需要の多い時間帯における電力消費量を低減した深夜電
力利用自動販売機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、庫内温度が予め設定された
基準庫内温度となるように冷却装置を駆動して庫内の温
度制御を行い、深夜電力を用いて前記庫内に貯蔵された
商品の冷却を行う深夜電力利用自動販売機において、庫
内所定位置に配置された蓄冷材と、電力需要の多い時間
帯を設定する時間帯設定手段とを設けると共に、該時間
帯設定手段に設定された時間帯には、前記冷却装置の駆
動を停止する温度制御手段を備えた深夜電力利用自動販
売機を提案する。
【0007】また、請求項2では、庫内温度が予め設定
された基準庫内温度となるように加熱装置を駆動して庫
内の温度制御を行い、深夜電力を用いて前記庫内に貯蔵
された商品の加熱を行う深夜電力利用自動販売機におい
て、庫内所定位置に配置された蓄熱材と、電力需要の多
い時間帯を設定する時間帯設定手段とを設けると共に、
該時間帯設定手段に設定された時間帯には、前記加熱装
置の駆動を停止する温度制御手段を備えた深夜電力利用
自動販売機を提案する。
【0008】また、請求項3では、請求項1又は2記載
の深夜電力利用自動販売機において、外気温度を検出す
る外気温度検出手段と、前記外気温度に対する冷却装置
或いは加熱装置の運転率を予め設定した運転制御テーブ
ルを設けると共に、前記温度制御手段は、少なくとも前
記時間帯設定手段に設定された時間帯終了後から前記深
夜電力時間帯までの時間帯には、前記運転制御テーブル
に基づいて、前記冷却装置或いは加熱装置を運転する深
夜電力利用自動販売機を提案する。
【0009】また、請求項4では、請求項1又は3記載
の深夜電力利用自動販売機において、庫内底部と庫内上
部との間にダンパーによって開閉可能な連通口を有する
仕切り壁を設けると共に、該仕切り壁の下部に補助冷却
器と蓄冷材並びに送風器を配置して蓄冷ユニットを構成
し、前記温度制御手段は少なくとも前記時間帯設定手段
に設定された時間帯には前記ダンパーを開放すると共
に、前記深夜電力時間帯に前記補助冷却器を駆動し、前
記時間帯設定手段に設定された時間帯に前記補助冷却器
の駆動を停止して前記送風器を駆動する深夜電力利用自
動販売機を提案する。
【0010】また、請求項5では、請求項2又は3記載
の深夜電力利用自動販売機において、庫内底部と庫内上
部との間にダンパーによって開閉可能な連通口を有する
仕切り壁を設けると共に、該仕切り壁の下部に補助加熱
器と蓄熱材並びに送風器を配置して蓄熱ユニットを構成
し、前記温度制御手段は少なくとも前記時間帯設定手段
に設定された時間帯には前記ダンパーを開放すると共
に、前記深夜電力時間帯に前記補助加熱器を駆動し、前
記時間帯設定手段に設定された時間帯に前記補助加熱器
の駆動を停止して前記送風器を駆動する深夜電力利用自
動販売機を提案する。
【0011】また、請求項6では、請求項2又は3記載
の深夜電力利用自動販売機において、庫内上部に補助加
熱器と蓄熱材並びに送風器を配置し、前記温度制御手段
は前記深夜電力時間帯に前記補助加熱器を駆動し、前記
時間帯設定手段に設定された時間帯に前記補助加熱器の
駆動を停止して前記送風器を駆動する深夜電力利用自動
販売機を提案する。
【0012】また、請求項7では、請求項4記載の深夜
電力利用自動販売機において、前記冷却装置は蒸発器、
凝縮器、並びに圧縮器を備えた冷却回路からなり、前記
補助冷却器は前記冷却装置の蒸発器に直列に連結された
第2の蒸発器によって構成されると共に、前記蒸発器及
び前記第2の蒸発器への冷媒流通経路を反転する四方向
弁を設け、前記温度制御手段は少なくとも前記深夜電力
時間帯には前記第2の蒸発器から前記蒸発器に向かって
冷媒が流通するように前記四方向弁を切り換える深夜電
力利用自動販売機を提案する。
【0013】また、請求項8では、請求項4記載の深夜
電力利用自動販売機において、互いに断熱壁によって仕
切られた複数の商品収納庫と、該複数の商品収納庫に対
して共通に使用する一の蓄冷ユニットと、該蓄冷ユニッ
トと前記各商品収納庫とを連通する複数の連通路と、各
連通路に配置された複数のダンパーと、各商品収納庫内
の温度を検出する複数の温度検出器とを備えると共に、
前記温度制御手段は少なくとも前記時間帯設定手段に設
定された時間帯に前記温度検出器の検出温度に基づいて
前記ダンパーを開閉すると共に、前記深夜電力時間帯に
前記補助冷却器を駆動し、前記時間帯設定手段に設定さ
れた時間帯に前記補助冷却器の駆動を停止して前記送風
器を駆動する深夜電力利用自動販売機を提案する。
【0014】また、請求項9では、請求項5記載の深夜
電力利用自動販売機において、互いに断熱壁によって仕
切られた複数の商品収納庫と、該複数の商品収納庫に対
して共通に使用する一の蓄熱ユニットと、該蓄熱ユニッ
トと前記各商品収納庫とを連通する複数の連通路と、各
連通路に配置された複数のダンパーと、各商品収納庫内
の温度を検出する複数の温度検出器とを備えると共に、
前記温度制御手段は少なくとも前記時間帯設定手段に設
定された時間帯に前記温度検出器の検出温度に基づいて
前記ダンパーを開閉すると共に、前記深夜電力時間帯に
前記補助加熱器を駆動し、前記時間帯設定手段に設定さ
れた時間帯に前記補助加熱器の駆動を停止して前記送風
器を駆動する深夜電力利用自動販売機を提案する。
【0015】また、請求項10では、庫内温度が予め設
定された基準庫内温度となるように冷却装置を駆動して
庫内の温度制御を行う温度制御手段を備え、深夜電力を
用いて前記庫内に貯蔵された商品の冷却を行う深夜電力
利用自動販売機において、庫内上部に配置された蓄冷材
と、該蓄冷材及び庫内を冷却する前記冷却装置と、庫内
の空気を循環させる送風器とを設けると共に、前記温度
制御手段は深夜電力時間帯にのみに前記冷却装置及び前
記送風器を駆動する深夜電力利用自動販売機を提案す
る。
【0016】また、請求項11では、庫内温度が予め設
定された基準庫内温度となるように加熱装置を駆動して
庫内の温度制御を行う温度制御手段を備え、深夜電力を
用いて前記庫内に貯蔵された商品の加熱を行う深夜電力
利用自動販売機において、庫内下部に配置された蓄熱材
と、該蓄熱材及び庫内を加熱する前記加熱装置と、庫内
の空気を循環させる送風器とを設けると共に、前記温度
制御手段は深夜電力時間帯にのみに前記加熱装置及び前
記送風器を駆動する深夜電力利用自動販売機を提案す
る。
【0017】また、請求項12では、庫内温度が予め設
定された基準庫内温度となるように冷却装置を駆動して
庫内の温度制御を行う温度制御手段を備え、深夜電力を
用いて前記庫内に貯蔵された商品の冷却を行う深夜電力
利用自動販売機において、庫内上部に配置された蓄冷材
と、該蓄冷材及び庫内を冷却する前記冷却装置と、庫内
の空気を循環させる送風器と、一日の最高気温となる時
刻を設定する時刻設定手段とを設けると共に、前記温度
制御手段は深夜電力時間帯にのみに前記冷却装置を駆動
すると共に、前記深夜電力時間帯及び前記最高気温とな
る時刻以前の所定時間に前記送風器を駆動する深夜電力
利用自動販売機を提案する。
【0018】また、請求項13では、請求項12記載の
深夜電力利用自動販売機において、前記温度制御手段
は、前記最高気温となる時刻以前の所定時間における送
風量を、前記深夜電力時間帯における送風量よりも低く
設定して、前記送風器を駆動する深夜電力利用自動販売
機を提案する。
【0019】さらに、請求項14では、請求項10、1
1、12又は13記載の深夜電力利用自動販売機におい
て、蓄電池と、深夜電力時間帯に該蓄電池に充電する充
電手段と、前記深夜電力時間帯以外の時間帯には前記蓄
電池から商品搬出手段を含む各構成部分に電力を供給す
る電力供給手段とを備えた深夜電力利用自動販売機を提
案する。
【0020】
【作用】本発明の請求項1によれば、時間帯設定手段に
電力需要の多い時間帯が設定され、温度制御手段によっ
て主に深夜電力時間帯に冷却装置が駆動されて蓄冷材及
び庫内の商品が冷却され、前記時間帯設定手段に設定さ
れた時間帯には冷却装置の駆動が停止され、前記蓄冷材
並びに前記庫内商品に蓄えられたエネルギーによって庫
内が所定温度範囲内の温度に維持される。
【0021】また、請求項2によれば、時間帯設定手段
に電力需要の多い時間帯が設定され、温度制御手段によ
って主に深夜電力時間帯に加熱装置が駆動されて蓄熱材
及び庫内の商品が加熱され、前記時間帯設定手段に設定
された時間帯には前記加熱装置の駆動が停止され、前記
蓄熱材並びに前記庫内商品に蓄えられたエネルギーによ
って庫内が所定温度範囲内の温度に維持される。
【0022】また、請求項3によれば、外気温度検出手
段によって外気温度が検出されると共に、該外気温度に
対する冷却装置或いは加熱装置の運転率を予め設定した
運転制御テーブルが設けられる。さらに、前記温度制御
手段によって、少なくとも前記時間帯設定手段に設定さ
れた時間帯終了後から前記深夜電力時間帯までの時間帯
には、前記運転制御テーブルに基づいて、前記冷却装置
或いは加熱装置が運転される。これにより、外部からの
商品補充時における冷却装置或いは加熱装置の急激な運
転率の上昇が回避される。
【0023】また、請求項4によれば、蓄冷ユニットと
して庫内底部と庫内上部との間にダンパーによって開閉
可能な連通口を有する仕切り壁が設けられると共に、該
仕切り壁の下部に補助冷却器と蓄冷材並びに送風器が配
置される。さらに、前記温度制御手段によって、前記深
夜電力時間帯に前記補助冷却器が駆動されて前記蓄冷材
が冷却され、少なくとも前記時間帯設定手段に設定され
た時間帯には前記ダンパーが開放されると共に、前記補
助冷却器の駆動が停止されて前記送風器が駆動される。
これにより、前記時間帯設定手段に設定された電力需要
の多い時間帯には前記蓄冷材に蓄えられたエネルギーに
よって少なくとも庫内下部に位置する販売直前の商品の
温度が所定温度範囲内の温度に維持される。
【0024】また、請求項5によれば、蓄熱ユニットと
して庫内底部と庫内上部との間にダンパーによって開閉
可能な連通口を有する仕切り壁が設けられると共に、該
仕切り壁の下部に補助加熱器と蓄熱材並びに送風器が配
置される。さらに、前記温度制御手段によって、前記深
夜電力時間帯に前記補助加熱器が駆動されて前記蓄熱材
が加熱され、少なくとも前記時間帯設定手段に設定され
た時間帯には前記ダンパーが開放されると共に、前記補
助加熱器の駆動が停止されて前記送風器が駆動される。
これにより、前記時間帯設定手段に設定された電力需要
の多い時間帯には前記蓄熱材に蓄えられたエネルギーに
よって少なくとも庫内下部に位置する販売直前の商品の
温度が所定温度範囲内の温度に維持される。
【0025】また、請求項6によれば、庫内上部に補助
加熱器と蓄熱材並びに送風器が配置され、前記温度制御
手段によって前記深夜電力時間帯に前記補助加熱器が駆
動され、前記時間帯設定手段に設定された時間帯に前記
補助加熱器の駆動が停止されて前記送風器が駆動され
る。これにより、前記深夜電力時間帯に前記蓄熱材に蓄
えられたエネルギーによって、前記時間帯設定手段に設
定された電力需要の多い時間帯における庫内温度が所定
温度範囲内の温度に維持される。
【0026】また、請求項7によれば、前記温度制御手
段によって、少なくとも前記深夜電力時間帯には前記補
助冷却器を構成する第2の蒸発器から冷却装置の蒸発器
に向かって冷媒が流通するように四方向弁が切り換えら
れる。これにより、前記深夜電力時間帯には、主として
前記蓄冷材が冷却され、これに伴って庫内が冷却され
る。
【0027】また、請求項8によれば、前記温度制御手
段によって、前記深夜電力時間帯に前記補助冷却器が駆
動されると共に、前記時間帯設定手段に設定された時間
帯に前記補助冷却器の駆動が停止されて前記送風器が駆
動される。さらに、温度検出器によって各商品収納庫内
の温度が検出され、該検出温度に基づいて、少なくとも
前記時間帯設定手段に設定された時間帯に前記温度制御
手段により各ダンパーの開閉が制御される。
【0028】また、請求項9によれば、前記温度制御手
段によって、前記深夜電力時間帯に前記補助加熱器が駆
動されると共に、前記時間帯設定手段に設定された時間
帯に前記補助加熱器の駆動が停止されて前記送風器が駆
動される。さらに、温度検出器によって各商品収納庫内
の温度が検出され、該検出温度に基づいて、少なくとも
前記時間帯設定手段に設定された時間帯に前記温度制御
手段により各ダンパーの開閉が制御される。
【0029】また、請求項10によれば、温度制御手段
によって、深夜電力時間帯にのみ冷却装置及び送風器が
駆動され、庫内並びに庫内上部に配置された蓄冷材及び
貯蔵商品が冷却される。また、前記深夜電力時間帯以外
の時間帯においては、前記蓄冷材及び前記貯蔵商品に蓄
えられたエネルギーによって庫内温度が所定の許容範囲
内の所定温度に維持される。この際、前記蓄冷材は庫内
の上部に配置されているので、前記蓄冷材から発せられ
る冷気は自然対流によって庫内底部に至り、庫内温度が
前記所定温度に維持される。
【0030】また、請求項11によれば、温度制御手段
によって、深夜電力時間帯にのみ加熱装置及び送風器が
駆動され、庫内並びに庫内下部に配置された蓄熱材及び
貯蔵商品が加熱される。また、前記深夜電力時間帯以外
の時間帯においては、前記蓄熱材及び前記貯蔵商品に蓄
えられたエネルギーによって庫内温度が所定の許容範囲
内の所定温度に維持される。この際、前記蓄熱材は庫内
の下部に配置されているので、前記蓄熱材から発せられ
る熱気は自然対流によって庫内上部に至り、庫内温度が
前記所定温度に維持される。
【0031】また、請求項12によれば、温度制御手段
によって、深夜電力時間帯に送風器が駆動されると共
に、深夜電力時間帯にのみに冷却装置が駆動され、庫内
並びに庫内上部に配置された蓄冷材及び貯蔵商品が冷却
される。また、前記深夜電力時間帯以外の時間帯におい
ては、前記蓄冷材及び前記貯蔵商品に蓄えられたエネル
ギーによって庫内温度が所定の許容範囲内の所定温度に
維持される。この際、前記蓄冷材は庫内の上部に配置さ
れているので、前記蓄冷材から発せられる冷気は自然対
流によって庫内底部に至り、庫内温度が前記所定温度に
維持される。さらに、時刻設定手段によって一日の最高
気温となる時刻が設定され、前記温度制御手段によって
前記最高気温となる時刻以前の所定時間に前記送風器が
駆動される。これにより、前記深夜電力時間帯以降送風
器が停止されている間に庫内の各部分に温度差が発生す
るが、前記送風器による庫内空気の循環によって庫内温
度がほぼ均一にされ、庫内の各部分の温度は許容範囲内
の温度に維持される。
【0032】また、請求項13によれば、前記温度制御
手段によって、前記最高気温となる時刻以前の所定時間
における送風量は、前記深夜電力時間帯における送風量
よりも低く設定されて前記送風器が駆動される。これに
より、庫内空気の循環によって商品販売時に商品搬出口
から庫内に流入される外部空気の量が低減され、庫内温
度の上昇が抑制される。
【0033】さらに、請求項14によれば、充電手段に
よって深夜電力時間帯に蓄電池への充電が行われ、電力
供給手段により前記深夜電力時間帯以外の時間帯には前
記蓄電池から商品搬出手段を含む各構成部分に電力が供
給される。
【0034】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は本発明の第1の実施例を示す外観斜視図
である。図において、1は前面に内扉1a及び外扉1b
を備えた自動販売機本体(以下、本体と称する)で、断
熱材よりなる壁体2で囲まれ、その内部には冷却庫3
a,3bと加温庫4a,4bが備わり、これら冷却庫3
a,3b、加温庫4a,4bのそれぞれの間は断熱壁5
によって仕切られている。即ち、冷却庫3a,3b、加
温庫4a,4bのそれぞれの庫内温度は異なる温度範囲
内の温度に維持されている。
【0035】冷却庫3a,3b及び加温庫4a,4bの
それぞれには、複数のサーペンタインコラム(以下、コ
ラムと称する)6が上下方向に延設されて商品収容部を
なし、例えば缶入りの清涼飲料水等の商品が積み重ねて
収容されている。各コラム6から送出された商品は多数
の通気孔が形成されたデリバリシュータ7によって外扉
1bに形成された商品取出口1cまで搬出される。ま
た、内扉1aには商品取出口1cに対向して外気流入防
止用の搬出扉1dが設けられている。さらに、冷却庫3
a,3b及び加温庫4a,4bの下部には機械室8が設
けられ、後述する冷却装置、加熱装置及び制御装置等が
配設されている。
【0036】図2は冷却庫3a,3bの内部を示す側面
断面図、図3は加温庫4a,4bの内部を示す側面断面
図、図4は庫内温度制御に係わる構成を示す回路図であ
る。図2に示すように、冷却庫3a,3bの下部には前
部及び後部にダンパー31aを備えた連通口31を有す
る断熱仕切り板30がほぼ水平に設けられ、庫内の底部
に所定容積の空間を有する蓄冷ユニット32が形成さ
れ、この中には蓄冷材33及び後述する蒸発器並びに循
環ファンが配置されている。また、図3に示すように、
加温庫4a,4bの下部にも同様に前部及び後部にダン
パー31aを備えた連通口31を有する断熱仕切り板3
0がほぼ水平に設けられ、庫内の底部に所定容積の空間
を有する蓄熱ユニット34が形成され、この中には蓄熱
材35及び後述するヒータ並びに循環ファンが配置され
ている。
【0037】また、図4において、11は冷却装置で、
コンプレッサ111、コンプレッサ駆動回路112、四方向切
換え弁113、蒸発器114a〜114d、膨張弁115、凝縮器11
6、凝縮器116を冷却するファン117、ファン117を駆動す
るファン駆動回路118、及び電磁弁119a,119b並びに流量
制御弁119cから構成され、これらは周知のようにパイプ
によって連結され冷凍回路が形成されている。さらに、
この冷凍回路においては、蒸発器114aと蒸発器114bが並
列に連結され、また蒸発器114cと蒸発器114dが並列に連
結されると共に、これら並列に連結された蒸発器はさら
に直列に連結され、四方向弁113によって、これらの蒸
発器への冷媒の流通方向が切り換え可能になっている。
ここで、蒸発器114a,114bへの冷媒流量は、電磁弁119a,
119b及び流量制御弁119cによって制御される。
【0038】前述した蒸発器114aは冷却庫3aのデリバ
リシュータ7の下部に、蒸発器114cは冷却庫3aの蓄冷
ユニット32の中にそれぞれ配置され、蒸発器114bは冷
却庫3bのデリバリシュータ7の下部に、蒸発器114dは
冷却庫3bの蓄冷ユニット32の中にそれぞれ配置され
ている。また、これ以外の構成部分は機械室8内に配置
されている。
【0039】12は加熱装置で、ヒータ121a〜121d及び
ヒータ駆動回路122によって構成され、ヒータ121aは加
温庫4a内のデリバリシュータ7の下部に、ヒータ121b
は加温庫4aの蓄熱ユニット34の中にそれぞれ配置さ
れ、ヒータ121cは加温庫4b内のデリバリシュータ7の
下部に、ヒータ121dは加温庫4baの蓄熱ユニット34
の中にそれぞれ配置されている。また、ヒータ駆動回路
122は機械室8内に配置されている。
【0040】13a〜13hは循環ファンで、循環ファ
ン13a〜13dは冷却庫3a,3b及び加温庫4a,
4b内のデリバリシュータ7の下部に配置され、循環フ
ァン13e〜13hは冷却庫3a,3bの蓄冷ユニット
32内、及び加温庫4a,4bの蓄熱ユニット34内に
それぞれ配置されている。14は循環ファン駆動回路
で、循環ファン13a〜13hのそれぞれを駆動する。
【0041】15a〜15eは温度検出器で、それぞれ
外部の気温、冷却庫3a,3b内の温度、加温庫4a,
4b内の温度を検出できるように配置されている。16
はタイマーで、水晶発振器、ディジタルカウンタ等から
構成され、標準時間を秒単位で表すディジタルデータを
出力する。17はディップスイッチで、電力需要の多い
時間帯の開始時間並びに終了時間が設定される。18は
ダンパー駆動回路で、後述する温度制御部19からの制
御信号に基づいて、冷却庫3a,3bの蓄冷ユニット3
2及び加温庫4a,4bの蓄熱ユニット34のそれぞれ
のダンパー31aを開閉する。
【0042】19は温度制御部で、周知のCPU等から
構成され、温度検出器15a〜15eの検出温度、タイ
マー16から出力される標準時間、並びにディップスイ
ッチ17の設定時間を読み込み、これらに基づいて冷却
装置11、加熱装置12、循環ファン駆動回路14、ダ
ンパー駆動回路18、電磁弁119a,119b及び流量制御弁1
19cの駆動制御を行い、冷却庫3a,3b及び加温庫4
a,4b内の温度が所定温度となるように温度制御を行
う。
【0043】次に、前述の構成よりなる第1の実施例の
動作、特に温度制御の動作を図5乃至図8に基づいて説
明する。ここで、図5は外気温度と冷却装置並びに加熱
装置の運転率の関係を示す図、図6乃至図9は温度制御
フローチャート、図10は冷却庫3内の温度制御におけ
る各部の動作を説明するタイミング図、図11は加温庫
4内の温度制御における各部の動作を説明するタイミン
グ図である。本実施例では、電力需要の少ない深夜電力
時間帯の電力を活用すると共に、電力需要の多い時間帯
における電力消費量を低減するように、冷却装置11、
加熱装置12、循環ファン13a,13bの駆動制御、
及び蓄冷ユニット32、蓄熱ユニット34のダンパー3
1aの開閉を制御して冷却庫3a,3b及び加温庫4
a,4b内の温度が所定温度となるように温度制御を行
っている。即ち、電力需要が多い時間帯の開始時刻と終
了時刻、例えば昼の12時30分から夕方の18時まで
の間における電力消費量が多い場合には、開始時刻とし
て12時30分が、また終了時刻として18時が、予め
ディップスイッチ17に設定される。また、深夜電力時
間帯としては、現在は夜中の23時から翌朝の7時まで
の8時間とされているので、これらの時刻が予め温度制
御部のプログラムに設定されている。さらに、外部気温
に対する冷却装置11並びに加熱装置12の運転率が予
め実験等によって求められ、運転制御テーブルとして温
度制御部19のプログラムに設定されている。この運転
制御テーブルにおいては、図5に示すように外気温と運
転率はほぼ比例関係にあり、外気温の変動に対して必要
最小限の電力消費により庫内温度が許容温度範囲内に維
持できるように外気温に対する運転率が設定されてい
る。以上のことにより、本実施例では、電力需要の少な
い深夜電力時間帯に庫内温度維持のためのエネルギーを
ある程度蓄積して、昼間、特に電力需要の多い時間帯の
自動販売機における電力消費を削減している。
【0044】本実施例の自動販売機を起動すると、温度
制御部19は、ディップスイッチ17に設定されている
電力需要の多い時間帯の開始時刻tsと終了時刻teを読
み込む(S1,S2)と共に、タイマー16から現在時
刻tnを読み込む(S3)。この後、現在時刻tnが午前
中、即ち深夜電力時間帯の終了時刻tmsとディップスイ
ッチ17に設定されている開始時刻tsとの間にあるか
否かを判定する(S4)。この判定の結果、現在時刻t
nが時刻tmsと時刻tsとの間にないときは後述するS2
9の処理に移行し、現在時刻tnが時刻tmsと時刻tsと
の間にあるときは、冷却庫3a,3bのそれぞれの基準
庫内温度Tca,Tcbを標準の基準冷却庫内温度T11a,
T11bに、また加温庫4a,4bのそれぞれの基準庫内
温度Tha,Thbを標準の基準加温庫内温度T12a,T12b
にそれぞれ設定する(S5,S6)。さらに、冷却庫3
a,3b及び加温庫4a,4b内の循環ファン13a〜
13dのそれぞれを標準風量運転で駆動し(S7)、蓄
冷ユニット32及び蓄熱ユニット34の全てのダンパー
31aを閉鎖する(S8)と共に、蓄冷ユニット32及
び蓄熱ユニット34内の循環ファン13e〜13hの駆
動を停止する(S9)。さらに、温度検出器15b〜1
5eによって冷却庫3a,3b並びに加温庫4a,4b
内の温度T1a,T1b,T2a,T2bを検出する(S10,
S11)。
【0045】次に、温度制御部19は、冷却庫3a内の
温度T1aが基準冷却庫内温度T11aに所定の許容値ΔT
を加算した温度以上であるか否かを判定する(S1
2)。この判定の結果、冷却庫3a内の温度T1aが温度
(T11a+ΔT)以上であるときは後述するS14の処
理に移行し、温度T1aが温度(T11a+ΔT)以上でな
いときは、冷却庫3b内の温度T1bが基準冷却庫内温度
T11bに許容値ΔTを加算した温度以上であるか否かを
判定する(S13)。この判定の結果、冷却庫3b内の
温度T1bが温度(T11b+ΔT)以上でないときは後述
するS16の処理に移行し、温度T1bが温度(T11b+
ΔT)以上であるときは、冷却装置11の電磁弁119a,1
19b及び流量制御弁119cの設定を変更する(S14)と
共に、冷却装置11を駆動する(S15)。
【0046】前記S13の判定の結果、冷却庫3b内の
温度T1bが温度(T11b+ΔT)以上でないときは、冷
却庫3a内の温度T1aが基準冷却庫内温度T11aから許
容値ΔTを減算した温度以下であるか否かを判定する
(S16)。この判定の結果、冷却庫3a内の温度T1a
が温度(T11a−ΔT)以下でないときは後述するS1
9の処理に移行し、温度T1aが温度(T11a−ΔT)以
下であるときは、冷却庫3b内の温度T1bが基準冷却庫
内温度T11bから許容値ΔTを減算した温度以下である
か否かを判定する(S17)。この判定の結果、冷却庫
3b内の温度T1bが温度(T11b−ΔT)以下でないと
きは後述するS20の処理に移行し、温度T1bが温度
(T11b−ΔT)以下であるときは冷却装置11の駆動
を停止して(S18)、後述するS21の処理に移行す
る。
【0047】前記S16の判定の結果、冷却庫3a内の
温度T1aが温度(T11a−ΔT)以下でないときは、冷
却庫3b内の温度T1bが基準冷却庫内温度T11bから許
容値ΔTを減算した温度以下であるか否かを判定する
(S19)。この判定の結果、冷却庫3b内の温度T1b
が温度(T11b−ΔT)以下のときは、冷却装置11の
電磁弁119a,119b及び流量制御弁119cの設定を変更する
(S20)。
【0048】この後、温度制御部19は、加温庫4a内
の温度T2aが基準加温庫内温度T12aから許容値ΔTを
減算した温度以下であるか否かを判定する(S21)。
この判定の結果、加温庫4a内の温度T2aが温度(T12
a−ΔT)以下であるときは加温庫4a内のヒータ121a
に通電した後(S22)、後述するS25の処理に移行
する。また、加温庫4a内の温度T2aが温度(T12a−
ΔT)以下でないときは、加温庫4a内の温度T2aが基
準加温庫内温度T12aに許容値ΔTを加算した温度以上
であるか否かを判定する(S23)。この判定の結果、
加温庫4a内の温度T2aが温度(T12a+ΔT)以上で
ないときは後述するS25の処理に移行し、温度T2aが
温度(T12a+ΔT)以上であるときは加温庫4a内の
ヒータ121aへの通電を停止した後(S24)、加温庫4
b内の温度T2bが基準加温庫内温度T12bから許容値Δ
Tを減算した温度以下であるか否かを判定する(S2
5)。この判定の結果、加温庫4b内の温度T2bが温度
(T12b−ΔT)以下であるときは加温庫4b内のヒー
タ121bに通電した後(S26)、前記S1の処理に移行
する。また、加温庫4b内の温度T2bが温度(T12b−
ΔT)以下でないときは、加温庫4b内の温度T2bが基
準加温庫内温度T12bに許容値ΔTを加算した温度以上
であるか否かを判定する(S27)。この判定の結果、
加温庫4b内の温度T2bが温度(T12b+ΔT)以上で
ないときは前記S1の処理に移行し、温度T2bが温度
(T12b+ΔT)以上であるときは加温庫4b内のヒー
タ121bへの通電を停止した後(S28)、前記S1の処
理に移行する。
【0049】これにより、朝の7時から昼での間は従
来と同様の設定で冷却装置11並びに加熱装置12が運
転されて、冷却庫3a,3b及び加温庫4a,4b内の
温度は標準温度に維持される。
【0050】前記S4の判定の結果、現在時刻tnが電
力需要の多い時間帯にあるか否か、即ち現在時刻tnが
ディップスイッチ17に設定されている開始時刻tsと
終了時刻teの間にあるか否かを判定する(S29)。
【0051】この判定の結果、現在時刻tnが電力需要
の多い時間帯にあるときは冷却装置11、加熱装置12
及び全ての循環ファン13a〜13hの駆動を停止する
(S30,S31,S32)と共に、蓄冷ユニット32
及び蓄熱ユニット34の全てのダンパー31aを開放す
る(S33)。この後、前記S1の処理に移行する。
【0052】これにより、蓄冷ユニット32の蓄冷材3
3に蓄えられたエネルギーによって冷却庫3a,3b内
の温度及び商品温度の上昇が抑制されので、夏季におい
ては総消費電力が発電所の供給量を上回るような電力需
要の多い時間帯において、冷却装置11、加熱装置12
及び循環ファン13a〜13hの運転が停止されるの
で、自動販売機における電力消費量を低減することがで
きる。また、循環ファン13a〜13dを停止させたこ
とにより、商品販売時に商品取出口1cやパッキング等
を介して外部から庫内に流入する外気の量を低減するこ
とができるため、商品販売による庫内温度の変動、即ち
冷却庫3a,3b内の温度の上昇、加温庫4a,4b内
の温度の低下を抑制でき、これによっても電力消費を低
減することができる。また、このとき循環ファン13a
〜13dが停止されているので、庫内全体が均一の温度
にはならないが、コラム6の下方に位置し、蒸発器114
a,114b或いはヒータ121a,121bに近い販売直前の商品が
上部の商品よりも冷却或いは加温されるので、通常と同
様の温度の商品を販売することができる。
【0053】また、前記S29の判定の結果、現在時刻
tnが電力需要の多い時間帯にないときは現在時刻tnが
夕方から夜にかけての時刻であるか否か、即ち時刻te
と時刻tmsの間にあるか否かを判定し(S34)、現在
時刻tnが時刻teと時刻tmsの間にないときは後述する
S41の処理に移行し、現在時刻tnが時刻teと時刻t
msの間にあるときは、現在時刻tnが夕方から夜にかけ
ての時間帯にあるものとし、温度制御部19は蓄冷ユニ
ット32及び蓄熱ユニット34の全てのダンパー31a
を閉鎖した後(S35)、温度検出器によって外気温度
Texを検出し(S36)、運転制御テーブルに基づいて
検出した外気温度Texに対応する冷却装置11及び加熱
装置12の運転率を求める(S37)。この後、求めた
運転率に基づいて冷却装置11及び加熱装置12の運転
率を変更する(S38,S39)と共に、冷却庫3a,
3b及び加温庫4a,4b内の循環ファン13a〜13
dを弱風運転で駆動して(S40)、前記S1の処理に
移行する。
【0054】これにより、電力需要の多い時間帯に引き
続いて、冷却装置11、加熱装置12の運転率が必要最
小限とされるので、電力消費量を低減することができ
る。また、循環ファン13a〜13dの送風量を低下さ
せたことにより、商品販売時に商品取出口1cを介して
外部から庫内に流入する外気の量を低減することができ
るため、商品販売による庫内温度の変動、即ち冷却庫3
a,3b内の温度の上昇、加温庫4a,4b内の温度の
低下を抑制でき、これによっても電力消費を低減するこ
とができる。
【0055】前記S34の判定の結果、現在時刻tnが
時刻teと時刻tmsの間にないときは、温度制御部19
は、現在時刻tnが深夜電力時間帯の間の時刻であるも
のとして、冷却庫3a,3bの基準庫内温度Tca,Tcb
を標準よりも低い所定の基準冷却庫内温度T21a,T21b
に、また加温庫4a,4bの基準庫内温度Tha,Thbを
標準よりも高い所定の基準加温庫内温度T22a,T22bに
それぞれ設定する(S41,S42)。
【0056】さらに、温度制御部19は、冷却庫3a,
3b及び加温庫4a,4b内の循環ファン13a〜13
dのそれぞれを停止し(S43)、蓄冷ユニット32及
び蓄熱ユニット34の全てのダンパー31aを開放する
(S44)と共に、蓄冷ユニット32及び蓄熱ユニット
34内の循環ファン13e〜13hを大風量運転で駆動
する(S45)。この後、温度検出器15b〜15eに
よって冷却庫3a,3b並びに加温庫4a,4b内の温
度T1a,T1b,T2a,T2bを検出する(S46,S4
7)。
【0057】次に、温度制御部19は、冷却庫3a内の
温度T1aが基準冷却庫内温度T21aに所定の許容値ΔT
を加算した温度以上であるか否かを判定する(S4
8)。この判定の結果、冷却庫3a内の温度T1aが温度
(T21a+ΔT)以上であるときは後述するS50の処
理に移行し、温度T1aが温度(T21a+ΔT)以上でな
いときは、冷却庫3b内の温度T1bが基準冷却庫内温度
T21bに許容値ΔTを加算した温度以上であるか否かを
判定する(S49)。この判定の結果、冷却庫3b内の
温度T1bが温度(T21b+ΔT)以上でないときは後述
するS52の処理に移行し、温度T1bが温度(T21b+
ΔT)以上であるときは、冷却装置11の電磁弁119a,1
19b及び流量制御弁119cの設定を変更する(S50)と
共に、冷却装置11を駆動する(S51)。
【0058】前記S49の判定の結果、冷却庫3b内の
温度T1bが温度(T21b+ΔT)以上でないときは、冷
却庫3a内の温度T1aが基準冷却庫内温度T21aから許
容値ΔTを減算した温度以下であるか否かを判定する
(S52)。この判定の結果、冷却庫3a内の温度T1a
が温度(T21a−ΔT)以下でないときは後述するS5
5の処理に移行し、温度T1aが温度(T21a−ΔT)以
下であるときは、冷却庫3b内の温度T1bが基準冷却庫
内温度T21bから許容値ΔTを減算した温度以下である
か否かを判定する(S53)。この判定の結果、冷却庫
3b内の温度T1bが温度(T21b−ΔT)以下でないと
きは後述するS56の処理に移行し、温度T1bが温度
(T21b−ΔT)以下であるときは冷却装置11の駆動
を停止して(S54)、後述するS57の処理に移行す
る。
【0059】前記S52の判定の結果、冷却庫3a内の
温度T1aが温度(T21a−ΔT)以下でないときは、冷
却庫3b内の温度T1bが基準冷却庫内温度T21bから許
容値ΔTを減算した温度以下であるか否かを判定する
(S55)。この判定の結果、冷却庫3b内の温度T1b
が温度(T21b−ΔT)以下のときは、冷却装置11の
電磁弁119a,119b及び流量制御弁119cの設定を変更する
(S56)。
【0060】この後、温度制御部19は、加温庫4a内
の温度T2aが基準加温庫内温度T22aから許容値ΔTを
減算した温度以下であるか否かを判定する(S57)。
この判定の結果、加温庫4a内の温度T2aが温度(T22
a−ΔT)以下であるときは加温庫4a内のヒータ121a
に通電した後(S58)、後述するS61の処理に移行
する。また、加温庫4a内の温度T2aが温度(T22a−
ΔT)以下でないときは、加温庫4a内の温度T2aが基
準加温庫内温度T22aに許容値ΔTを加算した温度以上
であるか否かを判定する(S59)。この判定の結果、
加温庫4a内の温度T2aが温度(T22a+ΔT)以上で
ないときは後述するS61の処理に移行し、温度T2aが
温度(T22a+ΔT)以上であるときは加温庫4a内の
ヒータ121aへの通電を停止した後(S58)、加温庫4
b内の温度T2bが基準加温庫内温度T22bから許容値Δ
Tを減算した温度以下であるか否かを判定する(S6
1)。この判定の結果、加温庫4b内の温度T2bが温度
(T22b−ΔT)以下であるときは加温庫4b内のヒー
タ121bに通電した後(S62)、前記S1の処理に移行
する。また、加温庫4b内の温度T2bが温度(T22b−
ΔT)以下でないときは、加温庫4b内の温度T2bが基
準加温庫内温度T22bに許容値ΔTを加算した温度以上
であるか否かを判定する(S63)。この判定の結果、
加温庫4b内の温度T2bが温度(T22b+ΔT)以上で
ないときは前記S1の処理に移行し、温度T2bが温度
(T22b+ΔT)以上であるときは加温庫4b内のヒー
タ121bへの通電を停止した後(S64)、前記S1の処
理に移行する。
【0061】これにより、電力需要の少ない深夜電力時
間帯においては、蓄冷材33が冷却され、また蓄熱材3
5が加熱され、電力需要の多い時間帯に必要とするエネ
ルギーを十分に蓄えることができる。さらに、冷却庫3
a,3b内の商品は、商品保存許容温度範囲内でかつ標
準温度よりも低い温度に冷やされると共に、加温庫4
a,4b内の商品は、商品保存許容温度範囲内でかつ標
準温度よりも高い温度に温められるので、深夜電力時間
帯終了後に冷却庫3a,3b並びに加温庫4a,4b内
の商品を許容温度範囲内に維持するに必要な熱エネルギ
ーの一部が庫内並びに商品自体に蓄えられる。
【0062】これにより、夏季においては総消費電力が
発電所の供給量を上回るような電力需要の多い時間帯に
おいては、冷却装置11、加熱装置12及び循環ファン
13a〜13hの運転率が低下されるので、自動販売機
における電力消費量を低減することができる。また、循
環ファン13a〜13dの送風量を低下させたことによ
り、商品販売時に商品取出口1cやパッキング等を介し
て外部から庫内に流入する外気の量を低減することがで
きるため、商品販売による庫内温度の変動、即ち冷却庫
3a,3b内の温度の上昇、加温庫4a,4b内の温度
の低下を抑制でき、これによっても電力消費を低減する
ことができる。
【0063】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
第2の実施例の構成は前述した第1の実施例とほぼ同じ
で、第1の実施例と第2の実施例との相違点は図12に
示すように蓄熱ユニット34を加温庫4a,4bの上部
に設けたことにある。これにより、蓄熱材35が庫内上
部に配置されているので、ディップスイッチ17に設定
された電力需要の多い時間帯以外の時間帯において、熱
の対流による蓄熱材35の保持エネルギーの低下を低減
することができる。
【0064】次に、本発明の第3の実施例を説明する。
図13は第3の実施例を示す概略構成図、図14は第3
の実施例における庫内温度制御に係わる構成を示す回路
図である。図において、前述した第1の実施例と同一構
成部分は同一符号をもって表しその説明を省略する。ま
た、第1の実施例と第3の実施例との相違点は、蓄冷ユ
ニット32及び蓄熱ユニット34をそれぞれ1ユニット
づつ設けると共に、蓄冷ユニット32を2つの冷却庫3
a,3bに連結し、蓄熱ユニット34を2つの加温庫4
a,4bに連結したことにある。これにより、第1の実
施例に比べて蓄冷ユニット及び蓄熱ユニットそれぞれ1
ユニット分のスペースを削減することができると共に、
これらのユニット内に配置されていた蒸発器114d、ヒー
タ121d、及び循環ファン13g,13hを削減できる。
【0065】また、第3の実施例においては、第1の実
施例と違って、ディップスイッチ17に設定された時間
帯、即ち電力需要の多い時間帯に各冷却庫3a,3b及
び加温庫4a,4b内の温度を検出し、この検出温度に
基づいて蓄例ユニット32及び蓄熱ユニット34のダン
パー31aを開閉して各庫内の温度を許容範囲内の温度
に維持している。
【0066】即ち、第3の実施例では、ディップスイッ
チ17に設定された時間帯には、図15の制御フローチ
ャートに示すように、冷却庫3a,3bのそれぞれの基
準庫内温度Tca,Tcbを標準の基準冷却庫内温度T11
a,T11bに、また加温庫4a,4bのそれぞれの基準庫
内温度Tha,Thbを標準の基準加温庫内温度T12a,T1
2bにそれぞれ設定する(SP1,SP2)。次いで、冷
却庫3a,3b及び加温庫4a,4b内の循環ファン1
3a〜13dのそれぞれの駆動を停止し(SP3)、蓄
冷ユニット32及び蓄熱ユニット34内の循環ファン1
3e〜13hの駆動を停止する(SP4)。さらに、温
度検出器15b〜15eによって冷却庫3a,3b並び
に加温庫4a,4b内の温度T1a,T1b,T2a,T2bを
検出する(SP5,SP6)。
【0067】次に、温度制御部19は、第1の冷却庫3
a内の温度T1aが基準冷却庫内温度T11aに所定の許容
値ΔTを加算した温度以上であるか否かを判定する(S
P7)。この判定の結果、冷却庫3a内の温度T1aが温
度(T11a+ΔT)以上であるときは冷却庫3aに対応
するダンパー31aを開放し(SP8)、後述するSP
11の処理に移行する。また、検出温度T1aが温度(T
11a+ΔT)以上でないときは、検出温度T1aが基準冷
却庫内温度T11aから許容値ΔTを減算した温度以下で
あるか否かを判定する(SP9)。この判定の結果、冷
却庫3a内の温度T1aが温度(T11a−ΔT)以下であ
るときは第1の冷却庫3aに対応するダンパー31aを
閉鎖し(SP10)、温度T1aが温度(T11a−ΔT)
以下でないときは、第2の冷却庫3b内の温度T1bが基
準冷却庫内温度T11bに許容値ΔTを加算した温度以上
であるか否かを判定する(SP11)。この判定の結
果、冷却庫3b内の温度T1bが温度(T11b+ΔT)以
上であるときは第2の冷却庫3bに対応するダンパー3
1aを開放し(SP12)、検出温度T1bが温度(T11
b+ΔT)以上でないときは、検出温度T1bが基準冷却
庫内温度T11bから許容値ΔTを減算した温度以下であ
るか否かを判定する(SP13)。この判定の結果、冷
却庫3b内の温度T1bが温度(T11b−ΔT)以下であ
るときは第2の冷却庫3bに対応するダンパー31aを
閉鎖する(SP14)。
【0068】また、温度T1aが温度(T11a−ΔT)以
下でないときは、第1の加温庫4a内の温度T2aが基準
加温庫内温度T12aに所定の許容値ΔTを加算した温度
以上であるか否かを判定する(SP15)。この判定の
結果、加温庫4a内の温度T2aが温度(T12a+ΔT)
以上であるときは第1の加温庫4aに対応するダンパー
31aを閉鎖し(SP16)、後述するSP19の処理
に移行する。また、検出温度T2aが温度(T12a+Δ
T)以上でないときは、検出温度T2aが基準加温庫内温
度T12aから許容値ΔTを減算した温度以下であるか否
かを判定する(SP17)。この判定の結果、加温庫4
a内の温度T2aが温度(T12a−ΔT)以下であるとき
は加温庫4aに対応するダンパー31aを開放し(SP
18)、温度T2aが温度(T12a−ΔT)以下でないと
きは、他方の加温庫4b内の温度T2bが基準加温庫内温
度T12bに許容値ΔTを加算した温度以上であるか否か
を判定する(SP19)。この判定の結果、加温庫4b
内の温度T2bが温度(T12b+ΔT)以上であるときは
加温庫4bに対応するダンパー31aを閉鎖し(SP2
0)、検出温度T2bが温度(T12b+ΔT)以上でない
ときは、検出温度T2bが基準加温庫内温度T12bから許
容値ΔTを減算した温度以下であるか否かを判定する
(SP21)。この判定の結果、加温庫4b内の温度T
2bが温度(T12b−ΔT)以下であるときは加温庫4b
に対応するダンパー31aを開放する(SP22)。
【0069】前述したように、電力需要の多い時間帯、
即ちディップスイッチ17に設定された時間帯に、前記
制御を繰り返して行うことにより冷却庫3a,3b及び
加温庫4a,4b内の温度を許容範囲内の温度に維持す
ると共に、蓄冷材33及び蓄熱材35の保持エネルギー
を有効に活用し、消費電力を低減している。
【0070】次に、本発明の第4の実施例を説明する。
図16及び図17は第4の実施例における冷却庫並びに
加温庫の内部を示す概略構成図、図18は第4の実施例
における庫内温度制御並びに電源供給に係わる構成を示
す回路図である。図において、前述した第1の実施例と
同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略す
る。また、第1の実施例と第4の実施例との相違点は、
蓄冷ユニット32及び蓄熱ユニット34と庫内との間の
断熱仕切り板30を除去し、蓄冷ユニット32を冷却庫
3a,3b内の上部に配置すると共に、ディップスイッ
チ17、蒸発器114c,114d、四方向弁113、循環ファン1
3e〜13h、ヒータ112c,112d、及びダンパー駆動回
路18を除去し、蒸発器114a,114bによって庫内と共に
蓄冷材33を冷却し、ヒータ121a,121bによって庫内と
共に蓄熱材を加熱するようにしていることにある。さら
に、深夜電力時間帯以外は冷却装置11、加熱装置12
及び循環ファン13a〜13dを停止し、蓄冷材33或
いは蓄熱材35に蓄えられたエネルギーを自然対流によ
って庫内に循環し、庫内及び商品の冷却並びに加温を行
っている。
【0071】また、第4の実施例においては、電源部4
0にバッテリー41を設け、深夜電力時間帯には商用電
源によって各部を動作させると共にバッテリー41を充
電し、深夜電力時間帯以外は商用電源の接続を断ち、バ
ッテリー41から商品搬出制御部(図示せず)や温度制
御部19等の各構成部へ電源を供給している。
【0072】即ち、電源部40は、バッテリー41、整
流器42、スイッチ43,44及び電源切替制御回路4
5を備えている。商用電源から入力された交流電圧は整
流器42によって直流電圧に変換される。整流器42の
出力は、スイッチ44の第1の接点44aに接続される
と共に、スイッチ43を介してバッテリー41及びスイ
ッチ44の第2の接点44bに接続され、スイッチ44
の接片44cからかく構成部に電源が供給されている。
また、電源切替制御回路45は、バッテリー41から電
源の供給を受け、温度制御部19からの制御信号に基づ
いてスイッチ43,44の切替制御を行う。
【0073】次に、前述の構成よりなる第4の実施例の
動作、特に温度制御並びに電源切替制御に関する動作を
図19に基づいて説明する。即ち、自動販売機が起動さ
れると、温度制御部19は、タイマー16から現在時刻
tnを読み込む(ST1)と共に、現在時刻tnが深夜電
力時間帯にあるか否か、即ち現在時刻tnが深夜電力時
間帯の開始時刻tmsと終了時刻tmeの間にあるか否かを
判定する(ST2)。この判定の結果、現在時刻tnが
深夜電力時間帯にないときは後述するST7の処理に移
行し、現在時刻tnが深夜電力時間帯にあるときは、電
源切替制御回路45を介してスイッチ43をオンにする
と共にスイッチ44の接片44cを第1の接点44aに
接続して商用電源に切り換える(ST3)。次いで、冷
却装置11、加熱装置12及び循環ファン13a〜13
dを駆動して(ST3,ST4,ST5,ST6)、前
記ST1の処理に移行する。これにより、深夜電力時間
帯には商用電源によって搬出制御部等の各構成部分が駆
動されると共に、バッテリー41が充電される。さら
に、深夜電力時間帯終了後に冷却庫3a,3b並びに加
温庫4a,4b内の商品を許容温度範囲内に維持するに
必要な熱エネルギーが庫内及び蓄冷材33、蓄熱材35
並びに商品自体に蓄えられる。
【0074】前記ST2の判定の結果、現在時刻tnが
深夜電力時間帯にないときは、温度制御部19は、電源
切替制御回路45を介してスイッチ43をオフにすると
共にスイッチ44の接片44cを第2の接点44bに接
続してバッテリー41に切り換える(ST7)。次い
で、冷却装置11、加熱装置12及び循環ファン13a
〜13dの駆動を停止して(ST8,ST9,ST1
0)、前記ST1の処理に移行する。これにより、深夜
電力時間帯以外の時間帯にはバッテリー41によって搬
出制御部等の各構成部分が駆動される。
【0075】前述したように、第4の実施例では深夜電
力時間帯のみに商用電源の電力を消費しているので、電
力需要の多い昼間の時間帯における電力消費をなくすこ
とができ、夏季においては総消費電力が発電所の供給量
を上回るような電力需要の多い時間帯における電力消費
をなくすことができる。また、循環ファン13a〜13
dを停止させたことにより、商品販売時に商品取出口1
cを介して外部から庫内に流入する外気の量を低減する
ことができるため、商品販売による庫内温度の変動、即
ち冷却庫3a,3b内の温度の上昇、加温庫4a,4b
内の温度の低下を抑制でき、これによっても電力消費を
低減することができる。
【0076】また、深夜電力時間帯以外の時間帯には、
循環ファン13a〜13dが停止されるが、蓄冷材33
或いは蓄熱材35に蓄えられたエネルギーが自然対流に
よって庫内に循環し、庫内及び商品の冷却並びに加温が
行われるので、従来と同様の温度の商品を販売すること
ができる。
【0077】次に、本発明の第5の実施例を説明する。
第5の実施例の構成は前述した第4の実施例と同じで、
第4の実施例と第5の実施例との相違点は、温度制御部
19のプログラムに一日の内で最高気温となる時刻ttm
axを予め設定しておき、この最高気温となる時刻前の所
定時間、例えば10分間だけ循環ファン13a〜13d
を駆動するようにしたことにある。
【0078】即ち、図20に示すように、自動販売機が
起動されると、温度制御部19は、タイマー16から現
在時刻tnを読み込む(Stp1)と共に、現在時刻tnが
深夜電力時間帯にあるか否か、即ち現在時刻tnが深夜
電力時間帯の開始時刻tmsと終了時刻tmeの間にあるか
否かを判定する(Stp2)。この判定の結果、現在時刻
tnが深夜電力時間帯にないときは後述するStp7の処
理に移行し、現在時刻tnが深夜電力時間帯にあるとき
は、電源切替制御回路45を介してスイッチ43をオン
にすると共にスイッチ44の接片44cを第1の接点4
4aに接続して商用電源に切り換える(Stp3)。次い
で、冷却装置11、加熱装置12及び循環ファン13a
〜13dを駆動して(Stp3,Stp4,Stp5,Stp
6)、前記Stp1の処理に移行する。これにより、深夜
電力時間帯には商用電源によって搬出制御部等の各構成
部分が駆動されると共に、バッテリー41が充電され
る。さらに、深夜電力時間帯終了後に冷却庫3a,3b
並びに加温庫4a,4b内の商品を許容温度範囲内に維
持するに必要な熱エネルギーが庫内及び蓄冷材33、蓄
熱材35並びに商品自体に蓄えられる。
【0079】前記Stp2の判定の結果、現在時刻tnが
深夜電力時間帯にないときは、温度制御部19は、電源
切替制御回路45を介してスイッチ43をオフにすると
共にスイッチ44の接片44cを第2の接点44bに接
続してバッテリー41に切り換える(Stp7)。
【0080】次いで、温度制御部19は、冷却装置11
及び加熱装置12の駆動を停止した後(Stp8,Stp
9)、現在時刻tnが一日の内で最高気温となる時刻tt
max前の10分間にあるか否か、即ち現在時刻が時刻tt
maxから10分を減算した時刻(ttmax−10)から時
刻ttmaxまでの間の時刻であるか否かを判定する(Stp
10)。この判定の結果、現在時刻が時刻ttmaxから1
0分を減算した時刻(ttmax−10)から時刻ttmaxま
での間の時刻でないときは循環ファン13a〜13dの
駆動を停止し(Stp11)、現在時刻が時刻(ttmax−
10)から時刻ttmaxまでの間の時刻であるときは循環
ファン13a〜13dを駆動して(Stp12)、前記S
tp1の処理に移行する。これにより、深夜電力時間帯以
外の時間帯にはバッテリー41によって搬出制御部等の
各構成部分が駆動されると共に、一日の内で最高気温と
なる時刻ttmax前の10分間に循環ファン13a〜13
dが駆動されるので、庫内空気が撹拌され蓄冷材33或
いは蓄熱材35のエネルギーが庫内に循環されて、庫内
及び庫内の商品が均一に冷却或いは加温される。
【0081】前述したように第1乃至第5の実施例によ
れば、電力需要の少ない深夜電力時間帯の電力を活用す
ると共に、電力需要の多い時間帯における電力消費量を
低減するように、冷却装置11、加熱装置12及び循環
ファン13a〜13hを駆動制御して冷却庫3a,3b
及び加温庫4a,4b内の温度が所定温度となるように
温度制御を行っているので、庫内の商品を許容温度範囲
内に維持しながら電力需要の多い時間帯における自動販
売機の消費電力を低減することができる。
【0082】尚、本実施例における構成及び制御フロー
は一例でありこれに限定されることはない。例えば、同
一庫内に蓄冷ユニット32と蓄熱ユニット34を配置
し、庫内商品によってこれらを切り換えて使用し冷却庫
としても、また加温庫としても使用できるようにしても
よい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、時間帯設定手段に設定された時間帯には冷却装
置の駆動が停止され、蓄冷材並びに庫内商品に蓄えられ
たエネルギーによって庫内が所定温度範囲内の温度に維
持されるので、電力需要の多くなる昼間の時間帯におけ
る自動販売機の電力消費量を従来よりも低減することが
できる。
【0084】また、請求項2によれば、時間帯設定手段
に設定された時間帯には加熱装置の駆動が停止され、蓄
熱材並びに庫内商品に蓄えられたエネルギーによって庫
内が所定温度範囲内の温度に維持されるので、電力需要
の多くなる昼間の時間帯における自動販売機の電力消費
量を従来よりも低減することができる。
【0085】また、請求項3によれば、上記の効果に加
えて、外部からの商品補充時における冷却装置或いは加
熱装置の急激な運転率の上昇が回避されるので、電力需
要の多くなる昼間の時間帯における電力消費量をさらに
低減することができる。
【0086】また、請求項4によれば、上記の効果に加
えて、時間帯設定手段に設定された電力需要の多い時間
帯には蓄冷材に蓄えられたエネルギーによって少なくと
も庫内下部に位置する販売直前の商品の温度が所定温度
範囲内の温度に維持されるので、電力需要の多くなる昼
間の時間帯における電力消費量をさらに低減することが
できると共に、適温の商品を顧客に販売することができ
る。
【0087】また、請求項5によれば、上記の効果に加
えて、時間帯設定手段に設定された電力需要の多い時間
帯には蓄熱材に蓄えられたエネルギーによって少なくと
も庫内下部に位置する販売直前の商品の温度が所定温度
範囲内の温度に維持されるので、電力需要の多くなる昼
間の時間帯における電力消費量をさらに低減することが
できると共に、適温の商品を顧客に販売することができ
る。
【0088】また、請求項6によれば、上記の効果に加
えて、蓄熱材が庫内上部に配置されているので、前記時
間帯設定手段に設定された電力需要の多い時間帯以外の
時間帯における熱の対流による前記蓄熱材の保持エネル
ギーの低下を低減することができる。
【0089】また、請求項7によれば、上記の効果に加
えて、温度制御手段によって、少なくとも前記深夜電力
時間帯には第2の蒸発器から冷却装置の蒸発器に向かっ
て冷媒が流通するように四方向弁が切り換えられ、主と
して前記蓄冷材が冷却され、これに伴って庫内が冷却さ
れるので、前記冷却装置と補助冷却器を一体に形成で
き、装置のコストを低減できると共に、深夜電力時間帯
における電力消費量も低減することができる。
【0090】また、請求項8によれば、上記の効果に加
えて、複数の商品収納庫に対して共通の蓄冷ユニットを
使用しているため、装置コストの低減を図ることができ
ると共に、蓄冷ユニット内に蓄えられたエネルギーを効
率よく使用することができるので、電力消費量を低減す
ることができる。さらに、蓄冷ユニットの配置に要する
スペースを削減することができるので、自動販売機の形
状を小型に形成することができる。
【0091】また、請求項9によれば、上記の効果に加
えて、複数の商品収納庫に対して共通の蓄熱ユニットを
使用しているため、装置コストの低減を図ることができ
ると共に、蓄熱ユニット内に蓄えられたエネルギーを効
率よく使用することができるので、電力消費量を低減す
ることができる。さらに、蓄熱ユニットの配置に要する
スペースを削減することができるので、自動販売機の形
状を小型に形成することができる。
【0092】また、請求項10によれば、庫内の冷却に
要する電力は深夜電力のみによってまかなわれるので、
電力需要の多い昼間の時間帯における電力消費量を低減
することができる。さらに、蓄冷材が庫内上部に配置さ
れ、蓄冷材から発せられる冷気は自然対流によって庫内
底部に至るので、庫内の商品を効率よく冷却することが
できる。
【0093】また、請求項11によれば、庫内の加熱に
要する電力は深夜電力のみによってまかなわれるので、
電力需要の多い昼間の時間帯における電力消費量を低減
することができる。さらに、蓄熱材が庫内下部に配置さ
れ、蓄熱材から発せられる熱気は自然対流によって庫内
上部に至るので、庫内の商品を効率よく加熱することが
できる。
【0094】また、請求項12によれば、庫内の冷却に
要する電力は深夜電力のみによってまかなわれるので、
電力需要の多い昼間の時間帯における電力消費量を低減
することができる。また、蓄冷材が庫内上部に配置さ
れ、蓄冷材から発せられる冷気は自然対流によって庫内
底部に至るので、庫内の商品を効率よく冷却することが
できる。さらに、一日の最高気温となる時刻以前の所定
時間に送風器が駆動され、庫内空気が循環されるため、
送風器が停止されている間に庫内の各部分に温度差が発
生しても、庫内温度がほぼ均一にされ、庫内の各部分の
温度は許容範囲内の温度に維持されるので、適温の商品
を販売することができる。
【0095】また、請求項13によれば、上記の効果に
加えて、庫内空気の循環によって商品販売時に商品搬出
口から庫内に流入される外部空気の量が低減され、庫内
温度の上昇が抑制されるので、商品の温度を適温に維持
することができる。
【0096】さらに、請求項14によれば、上記の効果
に加えて、深夜電力時間帯以外の時間帯には蓄電池から
商品搬出手段を含む各構成部分に電力が供給されるの
で、電力需要の多い昼間の時間帯における電力消費量を
さらに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す外観斜視図
【図2】第1の実施例における冷却庫3a,3bの内部
を示す側面断面図
【図3】第1の実施例における加温庫4a,4bの内部
を示す側面断面図
【図4】第1の実施例における庫内温度制御に係わる構
成を示す回路図
【図5】第1の実施例における外気温度と冷却装置並び
に加熱装置の運転率の関係を示す図
【図6】第1の実施例における温度制御フローチャート
【図7】第1の実施例における温度制御フローチャート
【図8】第1の実施例における温度制御フローチャート
【図9】第1の実施例における温度制御フローチャート
【図10】第1の実施例における冷却庫内の温度制御に
おける各部の動作を説明するタイミング図
【図11】第1の実施例における加温庫内の温度制御に
おける各部の動作を説明するタイミング図
【図12】第2の実施例における加温庫の内部を示す側
面断面図
【図13】第3の実施例を示す概略構成図
【図14】第3の実施例における庫内温度制御に係わる
構成を示す回路図
【図15】第3の実施例における温度制御フローチャー
【図16】第4の実施例における冷却庫の内部を示す概
略構成図
【図17】第4の実施例における加温庫の内部を示す概
略構成図
【図18】第4の実施例における庫内温度制御並びに電
源供給に係わる構成を示す回路図
【図19】第4の実施例における温度制御フローチャー
【図20】第5の実施例における温度制御フローチャー
【符号の説明】
1…自動販売機本体、1a…内扉、1b…外扉、1c…
商品取出口、1d…搬出扉、2…壁体、3a,3b…冷
却庫、4a,4b…加温庫、5…断熱壁、6…サーペン
タインコラム、7…デリバリシュータ、8…機械室、1
1…冷却装置、111…コンプレッサ、112…コンプレッサ
駆動回路、113…四方切換え弁、114a〜114d…蒸発器、1
15…膨張弁、116…凝縮器、117…ファン、118…ファン
駆動回路、119a,119b…電磁弁、119c…流量制御弁、1
2…加熱装置、121a〜112d…ヒータ、122…ヒータ駆動
回路、13a〜13h…循環ファン、14…循環ファン
駆動回路、15a〜15e…温度検出器、16…タイマ
ー、17…ディップスイッチ、18…ダンパー駆動回
路、19…温度制御部、30…断熱仕切り板、31…連
通口、31a…ダンパー、32…蓄冷ユニット、33…
蓄冷材、34…蓄熱ユニット、35…蓄熱材、40…電
源部、41…バッテリー、42…整流器、43,44…
スイッチ、45…電源切替制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 9/00 G07F 9/10

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内温度が予め設定された基準庫内温度
    となるように冷却装置を駆動して庫内の温度制御を行
    い、深夜電力を用いて前記庫内に貯蔵された商品の冷却
    を行う深夜電力利用自動販売機において、 庫内所定位置に配置された蓄冷材と、 電力需要の多い時間帯を設定する時間帯設定手段とを設
    けると共に、 該時間帯設定手段に設定された時間帯には、前記冷却装
    置の駆動を停止する温度制御手段を備えた、 ことを特徴とする深夜電力利用自動販売機。
  2. 【請求項2】 庫内温度が予め設定された基準庫内温度
    となるように加熱装置を駆動して庫内の温度制御を行
    い、深夜電力を用いて前記庫内に貯蔵された商品の加熱
    を行う深夜電力利用自動販売機において、 庫内所定位置に配置された蓄熱材と、 電力需要の多い時間帯を設定する時間帯設定手段とを設
    けると共に、 該時間帯設定手段に設定された時間帯には、前記加熱装
    置の駆動を停止する温度制御手段を備えた、 ことを特徴とする深夜電力利用自動販売機。
  3. 【請求項3】 外気温度を検出する外気温度検出手段
    と、前記外気温度に対する冷却装置或いは加熱装置の運
    転率を予め設定した運転制御テーブルを設けると共に、
    前記温度制御手段は、少なくとも前記時間帯設定手段に
    設定された時間帯終了後から前記深夜電力時間帯までの
    時間帯には、前記運転制御テーブルに基づいて、前記冷
    却装置或いは加熱装置を運転することを特徴とする請求
    項1又は2記載の深夜電力利用自動販売機。
  4. 【請求項4】 庫内底部と庫内上部との間にダンパーに
    よって開閉可能な連通口を有する仕切り壁を設けると共
    に、該仕切り壁の下部に補助冷却器と蓄冷材並びに送風
    器を配置して蓄冷ユニットを構成し、前記温度制御手段
    は少なくとも前記時間帯設定手段に設定された時間帯に
    は前記ダンパーを開放すると共に、前記深夜電力時間帯
    に前記補助冷却器を駆動し、前記時間帯設定手段に設定
    された時間帯に前記補助冷却器の駆動を停止して前記送
    風器を駆動することを特徴とする請求項1又は3記載の
    深夜電力利用自動販売機。
  5. 【請求項5】 庫内底部と庫内上部との間にダンパーに
    よって開閉可能な連通口を有する仕切り壁を設けると共
    に、該仕切り壁の下部に補助加熱器と蓄熱材並びに送風
    器を配置して蓄熱ユニットを構成し、前記温度制御手段
    は少なくとも前記時間帯設定手段に設定された時間帯に
    は前記ダンパーを開放すると共に、前記深夜電力時間帯
    に前記補助加熱器を駆動し、前記時間帯設定手段に設定
    された時間帯に前記補助加熱器の駆動を停止して前記送
    風器を駆動することを特徴とする請求項2又は3記載の
    深夜電力利用自動販売機。
  6. 【請求項6】 庫内上部に補助加熱器と蓄熱材並びに送
    風器を配置し、前記温度制御手段は前記深夜電力時間帯
    に前記補助加熱器を駆動し、前記時間帯設定手段に設定
    された時間帯に前記補助加熱器の駆動を停止して前記送
    風器を駆動することを特徴とする請求項2又は3記載の
    深夜電力利用自動販売機。
  7. 【請求項7】 前記冷却装置は蒸発器、凝縮器、並びに
    圧縮器を備えた冷却回路からなり、前記補助冷却器は前
    記冷却装置の蒸発器に直列に連結された第2の蒸発器に
    よって構成されると共に、前記蒸発器及び前記第2の蒸
    発器への冷媒流通経路を反転する四方向弁を設け、前記
    温度制御手段は少なくとも前記深夜電力時間帯には前記
    第2の蒸発器から前記蒸発器に向かって冷媒が流通する
    ように前記四方向弁を切り換えることを特徴とする請求
    項4記載の深夜電力利用自動販売機。
  8. 【請求項8】 互いに断熱壁によって仕切られた複数の
    商品収納庫と、該複数の商品収納庫に対して共通に使用
    する一の蓄冷ユニットと、該蓄冷ユニットと前記各商品
    収納庫とを連通する複数の連通路と、各連通路に配置さ
    れた複数のダンパーと、各商品収納庫内の温度を検出す
    る複数の温度検出器とを備えると共に、前記温度制御手
    段は少なくとも前記時間帯設定手段に設定された時間帯
    に前記温度検出器の検出温度に基づいて前記ダンパーを
    開閉すると共に、前記深夜電力時間帯に前記補助冷却器
    を駆動し、前記時間帯設定手段に設定された時間帯に前
    記補助冷却器の駆動を停止して前記送風器を駆動するこ
    とを特徴とする請求項4記載の深夜電力利用自動販売
    機。
  9. 【請求項9】 互いに断熱壁によって仕切られた複数の
    商品収納庫と、該複数の商品収納庫に対して共通に使用
    する一の蓄熱ユニットと、該蓄熱ユニットと前記各商品
    収納庫とを連通する複数の連通路と、各連通路に配置さ
    れた複数のダンパーと、各商品収納庫内の温度を検出す
    る複数の温度検出器とを備えると共に、前記温度制御手
    段は少なくとも前記時間帯設定手段に設定された時間帯
    に前記温度検出器の検出温度に基づいて前記ダンパーを
    開閉すると共に、前記深夜電力時間帯に前記補助加熱器
    を駆動し、前記時間帯設定手段に設定された時間帯に前
    記補助加熱器の駆動を停止して前記送風器を駆動するこ
    とを特徴とする請求項5記載の深夜電力利用自動販売
    機。
  10. 【請求項10】 庫内温度が予め設定された基準庫内温
    度となるように冷却装置を駆動して庫内の温度制御を行
    う温度制御手段を備え、深夜電力を用いて前記庫内に貯
    蔵された商品の冷却を行う深夜電力利用自動販売機にお
    いて、 庫内上部に配置された蓄冷材と、 該蓄冷材及び庫内を冷却する前記冷却装置と、 庫内の空気を循環させる送風器とを設けると共に、 前記温度制御手段は深夜電力時間帯にのみに前記冷却装
    置及び前記送風器を駆動することを特徴とする深夜電力
    利用自動販売機。
  11. 【請求項11】 庫内温度が予め設定された基準庫内温
    度となるように加熱装置を駆動して庫内の温度制御を行
    う温度制御手段を備え、深夜電力を用いて前記庫内に貯
    蔵された商品の加熱を行う深夜電力利用自動販売機にお
    いて、 庫内下部に配置された蓄熱材と、 該蓄熱材及び庫内を加熱する前記加熱装置と、 庫内の空気を循環させる送風器とを設けると共に、 前記温度制御手段は深夜電力時間帯にのみに前記加熱装
    置及び前記送風器を駆動することを特徴とする深夜電力
    利用自動販売機。
  12. 【請求項12】 庫内温度が予め設定された基準庫内温
    度となるように冷却装置を駆動して庫内の温度制御を行
    う温度制御手段を備え、深夜電力を用いて前記庫内に貯
    蔵された商品の冷却を行う深夜電力利用自動販売機にお
    いて、 庫内上部に配置された蓄冷材と、 該蓄冷材及び庫内を冷却する前記冷却装置と、 庫内の空気を循環させる送風器と、 一日の最高気温となる時刻を設定する時刻設定手段とを
    設けると共に、 前記温度制御手段は深夜電力時間帯にのみに前記冷却装
    置を駆動すると共に、前記深夜電力時間帯及び前記最高
    気温となる時刻以前の所定時間に前記送風器を駆動する
    ことを特徴とする深夜電力利用自動販売機。
  13. 【請求項13】 前記温度制御手段は、前記最高気温と
    なる時刻以前の所定時間における送風量を、前記深夜電
    力時間帯における送風量よりも低く設定して、前記送風
    器を駆動することを特徴とする請求項12記載の深夜電
    力利用自動販売機。
  14. 【請求項14】 蓄電池と、深夜電力時間帯に該蓄電池
    に充電する充電手段と、前記深夜電力時間帯以外の時間
    帯には前記蓄電池から商品搬出手段を含む各構成部分に
    電力を供給する電力供給手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項10、11、12又は13記載の深夜電力利用
    自動販売機。
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