JPH0579616U - 自動車用操作レバー - Google Patents

自動車用操作レバー

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JPH0579616U
JPH0579616U JP1498892U JP1498892U JPH0579616U JP H0579616 U JPH0579616 U JP H0579616U JP 1498892 U JP1498892 U JP 1498892U JP 1498892 U JP1498892 U JP 1498892U JP H0579616 U JPH0579616 U JP H0579616U
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JP
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lever
connecting tube
outer peripheral
peripheral surface
side lever
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Application number
JP1498892U
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English (en)
Inventor
憲人 宗田
晴比古 石川
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Yorozu Corp
Original Assignee
Yorozu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 踏込側レバーと連結チューブとを接合するた
めの溶接作業を、これらの間における踏力の伝達を充分
に確保しつつ、簡単に行ない得るようにすることであ
る。 【構成】 自動車車体に回転自在に支持された連結チュ
ーブ12と、この連結チューブ12にそれぞれ基端部に
おいて取付けられる踏込レバー13と従動レバー14と
を有する自動車用操作レバーである。連結チューブの外
周面は断面が非円形に形成され、この外周面形状に対応
した嵌合穴が踏込レバー13と従動レバー14の基端部
に形成されている。したがって、それぞれのレバー1
3、14の回動力は、連結チューブ12の外周面と嵌合
穴との接触面により伝達されることになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用操作レバーに関し、例えば自動車のブレーキペダル等に用い て有用な操作レバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の制動装置において、踏力をマスターシリンダに伝達するために、従来 使用されているブレーキペダル装置としては、図5に示されるようなものがある 。このブレーキペダル装置においては、車両に取付けられた支持軸1に連結チュ ーブ2が回転自在に取付けられており、この連結チューブ2には踏込側レバー3 がその基端部で一体に溶接されている。更に連結チユーブ2には、マスターバッ ク側レバー4がその基端部で溶接されており、このレバー4の先端は図示しない マスターシリンダのロッドに接続されるようになっている。連結チューブ2は、 踏込側レバー3を回動自在に支持すると共にその回転力をマスターバック側レバ ー4に伝達する機能を有しており、ファルクラムチューブないし支点軸チューブ とも言われ、運転者が踏込側レバー3を踏み込むと、連結チューブ2を介して、 その踏力はマスターバック側レバー4に伝達されてマスターシリンダが作動し、 車両に制動力が加えられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の操作レバーにあっては、連結チューブ2の外周面が、図示す るように断面円形となっており、その円形の外周面に嵌合する円形の穴を踏込側 レバー3に形成し、嵌合部相互を溶接により接続するようにしている。また、マ スターバック側レバー4と連結チューブ2との連結も同様に、このレバー4に形 成された円形の穴を連結チューブ2に嵌合させ、嵌合部を溶接により相互に接続 するようにしている。 踏込側レバー3の踏込み力をマスターバック側レバー4に伝達する際には、こ れらのレバー3、4と連結チューブ2との溶接部においては剪断力が発生するの で、これらのレバーの溶接はその剪断力に打ち勝つに充分な強度を保つようにす る必要があり、溶接深さが充分となるように溶接作業を行なう必要があると共に 溶接後の検査作業を慎重に行なう必要があり、作業能率が良好ではなかった。 本考案は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、レバーとこれが 溶接される連結チューブとの溶接作業を簡単に行ないつつ充分な接合強度を得る ことができるようにして、製造効率を向上させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案は、自動車車体に回転自在に支持される連結 チューブと、当該連結チューブに基端部において取付けれる踏込側レバーとを有 する自動車用操作レバーにおいて、前記連結チューブの外周面を断面非円形に形 成する一方、前記踏込側レバーの基端部に前記外周面に対応した形状の嵌合穴を 形成し、前記外周面と前記嵌合穴との接触面を介して前記踏込側レバーの回動力 を前記連結チューブに伝達するようにしたことを特徴とする自動車用操作レバー である。 また、本考案は、自動車車体に回転自在に支持される連結チューブと、当該連 結チューブに基端部において取付けられる踏込側レバーと、前記連結チューブに 基端部において取付けられ、かつ前記踏込側レバーにより前記連結チューブを介 して回動される従動側レバーとを有する自動車用操作レバーにおいて、前記連結 チューブの外周面を断面非円形に形成する一方、前記踏込側レバーと前記従動側 レバーとのそれぞれの基端部に前記外周面に対応した形状の嵌合穴を形成し、前 記外周面と前記それぞれの嵌合穴との接触面を介して前記踏込側レバーの回動力 を前記従動レバーに伝達するようにしたことを特徴とする自動車用操作レバーで ある。
【0005】
【作用】
自動車車体に回転自在に取付けられた連結チューブと踏込側レバーとの取付け は、外周面が断面非円形となった連結チューブにこの外周面に対応した形状の嵌 合穴の部分で踏込側レバーを嵌合させることによりなされる。したがって、踏込 側レバーを回動させると、この回動力は嵌合穴と外周面との接触面を介して連結 チューブに伝達されることになる。連結チューブと踏込側レバーとの溶接部にお いて回動力を直接伝達させる必要がない。 また、連結チューブに対する踏込側レバーと従動レバーとの取付けは、両方の レバーに形成された非円形の嵌合穴を、連結チューブに嵌合させることによりな される。したがって、踏込側レバーを回動させて連結チューブを介して従動側レ バーを駆動する場合に、回動力はそれぞれの嵌合穴と外周面との接触面を介して 従動側レバーに伝達されることになる。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の一実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。 図1〜図3は本考案の一実施例に係る自動車用操作レバーを示す図であり、こ の操作レバーは自動車のブレーキペダル装置として適用されている。図示するよ うに、自動車の車体にブラケット(図示省略)を介して取付けられた支持軸11 には、連結チューブ12が回転自在に装着されており、この連結チューブ12の 外周面形状は断面四角形となっている。この連結チューブ12には踏込側レバー 13がその基端部で取付けられており、このレバー13に形成された四角形の穴 を連結チューブ12に嵌合させ、図2に示されるように、嵌合部を符号W1 で示 す部分で溶接することにより、レバー13は連結チューブ12に一体となってい る。
【0007】 更に、連結チューブ12にはマスターバック側レバー14がその基端部で取付 けられており、このレバー14に形成された四角形の穴を連結チューブ12に嵌 合させ、これらの嵌合部を符号W2 で示す部分で溶接することにより、レバー1 4は連結チューブ12に一体となっている。 このマスターバック側レバー14は、その先端に、図示しないマスターシリン ダのロッドが連結されると共に、踏込側レバー12に対する踏み込みを解除した 場合にはそのレバー13を戻すためのリタースプリングが連結されるようになっ ている。車両を制動させる際に、乗員が踏込側レバー13をその先端の部分で踏 み込むと、レバー13と連結チューブ12との嵌合面相互の合せ面を介してレバ ー13の回動が連結チューブ12に伝達される。同様に、連結チューブ12の回 転は、これとレバー14との嵌合面相互の合せ面を介してレバー14に伝達され ることになる。したがって、それぞれのレバー13、14と連結チューブ12と の溶接部W1 、W2 には剪断力が作用しなくなり、それぞれの溶接部W1 、W2 はレバー13、14と連結チューブ12とが軸方向にずれない程度の強度を確保 するようにすれば充分となり、溶接長を短くすることができ、製造コストを低減 することが可能となる。
【0008】 図示するように、2つのレバー13、14が接触し合うように配置した場合に は、これらのレバー13、14同志を溶接部W3 で溶接すれば、レバー13と連 結チュープ12との溶接部W1 とレバー14と連結チユーブ12との溶接部W2 の一方を省略することが可能となり、より溶接工程を少なくすることが可能とな るので、製造コストの低減が図られる。ただし、これらのレバーを相互に離すよ うにして連結レバー12に取付けることも可能であり、その場合にはそれぞれの レバー13、14は連結チューブに対してそれぞれが溶接される。
【0009】 図4(A)〜図4(E)はそれぞれ本考案の他の実施例に係る操作レバーを示 す図であり、それぞれの図において図1〜図3に示された上記操作レバーと共通 する部材には同一の符号が付されている。 図4(A)に示された操作レバーは、連結チューブ12の外周面が楕円形の断 面形状となっている。また、図4(B)は連結チューブ12の外周面が直線部と 円弧部とからなる長円形の断面に形成された場合を示し、図4(C)は連結チュ ーブ12の外周面がほぼ三角形の断面形状となった場合を示し、図4(D)は連 結チューブ12の外周面が六角形の断面形状となった場合を示す。連結チューブ 12に嵌合されるそれぞれのレバー13、14の基端部には連結チューブ12の 外周面の形状に対応した形状となっている。このように、連結チューブ12の外 周面を円形以外の種々の形状つまり非円形に形成し、その外周面にそれぞれのレ バー13、14を嵌合させるようにすれば、レバーが回動される際における回動 力の伝達はそれぞれ嵌合面相互の合せ面を介してなされる。連結チューブ12の 外周面の形状は図示される形状以外に断面が非円形であれば、種々の形状にする ことが可能である。
【0010】 図4(E)は更に他のタイプの操作レバーを示す図であり、マスターバック側 レバー14の基端部には開口部15を有する嵌合穴が形成されている。このよう に、レバー13、14に形成される嵌合穴は閉じた嵌合穴でなくとも連結チュー ブ12に対する接合が達成される。 尚、図示する実施例は何れも、この考案の自動車用操作レバーをブレーキペダ ル装置に適用した場合を示すが、クラッチペダル装置に対しても、本考案を適用 することは可能である。更に、図示する場合には、何れも連結チューブ12に、 踏込み側レバー13と、従動側レバーとしてのマスターバック側レバー14との 2つのレバーを取付けるようにした場合を示すが、連結チューブ12を介して踏 込側レバー13の回動力を伝達するのであれば、従動側レバーを使用しない場合 にも本考案を適用することが可能である。
【0011】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、連結チューブを介して踏込側レバーの回動力 を従動側部材に伝達する場合に、踏込側レバーは連結チューブと踏込側レバーと の嵌合面を介して回転力を伝達するようにしたので、これらの部材を溶接する部 分では剪断力を受けることがなくなり、溶接作業が簡単となり製造コストを低下 させても強度が充分な自動車用操作レバーが得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本考案の一実施例に係る自動車用操作レバー
を示す斜視図、
【図2】は図1における2−2線に沿う断面図、
【図3】は図2における3−3線に沿う矢視図、
【図4】(A)〜(E)はそれぞれ本考案の他の実施例
に係る操作レバーを示す側面図、
【図5】は従来の自動車用操作レバーを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
12…連結チューブ、13…踏込側レバー、14…マス
ターバック側レバー(従動側レバー)。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車車体に回転自在に支持される連結
    チューブ(12)と、当該連結チューブ(12)に基端部におい
    て取付けれる踏込側レバー(13)とを有する自動車用操作
    レバーにおいて、前記連結チューブ(12)の外周面を断面
    非円形に形成する一方、前記踏込側レバー(13)の基端部
    に前記外周面に対応した形状の嵌合穴を形成し、前記外
    周面と前記嵌合穴との接触面を介して前記踏込側レバー
    (13)の回動力を前記連結チューブ(12)に伝達するように
    したことを特徴とする自動車用操作レバー。
  2. 【請求項2】自動車車体に回転自在に支持される連結チ
    ューブ(12)と、当該連結チューブ(12)に基端部において
    取付けられる踏込側レバー(13)と、前記連結チューブ(1
    2)に基端部において取付けられ、かつ前記踏込側レバー
    (13)により前記連結チューブ(12)を介して回動される従
    動側レバー(14)とを有する自動車用操作レバーにおい
    て、前記連結チューブ(12)の外周面を断面非円形に形成
    する一方、前記踏込側レバー(13)と前記従動側レバー(1
    4)とのそれぞれの基端部に前記外周面に対応した形状の
    嵌合穴を形成し、前記外周面と前記それぞれの嵌合穴と
    の接触面を介して前記踏込側レバー(12)の回動力を前記
    従動レバー(14)に伝達するようにしたことを特徴とする
    自動車用操作レバー。
JP1498892U 1992-03-23 1992-03-23 自動車用操作レバー Pending JPH0579616U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022078512A (ja) * 2020-11-13 2022-05-25 豊田鉄工株式会社 中空ペダル部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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