JPH057929Y2 - - Google Patents

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JPH057929Y2
JPH057929Y2 JP1966690U JP1966690U JPH057929Y2 JP H057929 Y2 JPH057929 Y2 JP H057929Y2 JP 1966690 U JP1966690 U JP 1966690U JP 1966690 U JP1966690 U JP 1966690U JP H057929 Y2 JPH057929 Y2 JP H057929Y2
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broach
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばスカーフ、リボン、シヨー
ル、アスコツトタイ等のように身体に巻装する巻
装布(以下巻装布という)を身体に巻装し、所定
の状態に止めるのに用いて好適な止め輪式ブロー
チに関する。
(従来の技術) 第4図及び第5図に従来技術によるこの種の止
め輪式ブローチを示す。図において1は表面側が
凹陥状の装飾面1Aになり、裏面1Bが平坦な挟
持面になつた平面略楕円状の金属製ブローチ本体
で、該ブローチ本体1の装飾面1A内には天然或
は人造の宝玉2が嵌着されている。
3は前記ブローチ本体1に後述する止め輪5を
回動自在に取着するための金属製の取付部材を示
す。該取付部材3は断面略コ字状に形成された横
長矩形状のばね収容部3Aと、該ばね収容部3A
の長手方向両端側から後方に突出した一対の支持
片3B,3Bと、該各支持片3Bに形成された枢
支孔3Cとから一体に形成されており、ブローチ
本体1の裏面1Bにロウ付されている。
4は前記取付部材3のばね収容部3A内に設け
られた板ばねで、該板ばね4は中央凹部が被押圧
部になつた横断面略M状をなしており、後述する
止め輪5をブローチ本体1側に常時付勢するため
のものである。
5はブローチ本体1の裏面1Bとの間に巻装布
としてのスカーフAを挟持するための金属製の止
め輪を示す。6は該止め輪5を構成する横長板状
の基部で、該基部6の長手方向両端には前記取付
部材3の枢支孔3C,3Cに挿嵌される一対の嵌
合爪部6A,6Aが突出している。7はブローチ
本体1の外周縁に沿つて環体状に形成され、内周
側が巻装布挿通穴8になつた止め輪本体で、該止
め輪本体7は基端部7Aが前記基部6に対して横
断面略く字状に屈曲し、中間部7Bがブローチ本
体1の裏面1Bに対して凸湾曲状に屈曲し、先端
側7Cが該裏面1Bに圧接すると共に、先端7D
が該裏面1Bから離間する方向に屈曲することに
よつて、全体として縦断面略S字状をなしてい
る。
更に、9は前記止め輪本体7の他側に位置して
基部6から突出した板ばね押圧部で、該板ばね押
圧部9は前記板ばね4の被押圧部を押動するよう
になつている。かくして、従来技術の止め輪5は
一対の嵌合爪部6A,6Aを有する基部と、止め
輪本体7と、巻装布挿通穴8と、板ばね押圧部9
とから一体に形成されている。
従来技術の止め輪式ブローチは上述の如く構成
されており、次にその使用方法をスカーフAに適
用する場合を例に挙げて説明する。まず、板ばね
4のばね力に抗して止め輪5を上方に引き上げ、
第4図中一点鎖線で示すようにブローチ本体1に
対してほぼ直角の状態にする。次に、使用者は
首、肩に巻いたスカーフAの両端側を一まとめの
状態にして止め輪5の巻装布挿通穴8に挿通した
後、該スカーフAの両端側を下方に軽く引いた状
態にして止め輪式ブローチを所定の位置まで上方
に押上げ、止め輪本体7を板ばね4のばね力に抗
してブローチ本体1側に押し倒す。
この結果、止め輪式ブローチはブローチ本体1
と止め輪本体7との間にスカーフAを挟持した状
態になり、該スカーフAの途中に固定することが
できる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、従来技術の止め輪式ブローチにあつ
ては、金属製のブローチ本体1と金属製の止め輪
5との間にスカーフAを挟持するようになつてい
るため、該スカーフAに対して止め輪式ブローチ
が極めて滑り易いという欠点がある。
しかも、止め輪5を指先で引起こし易いよう
に、その中間部位をブローチ本体1の裏面1Bか
ら離間させた形状になつている。このため、とめ
輪5の挟持力は止め輪本体7の先端側7Cにのみ
作用することになり、ブローチ本体1との間でス
カーフAを確実に挟持できないという欠点があ
る。このため、止め輪式ブローチがスカーフAか
ら滑り落ちて紛失してしまうという問題や、首、
肩に巻付けたスカーフAが使用中に緩んで型崩れ
してしまうという問題がある。特に、スカーフA
の両端側は先端に行くに従つて次第に薄手になる
から、当該先端側に止め輪式ブローチを取付けよ
うとしても殆ど挟持力が働かないことになる。従
つて、使用者がスカーフAを自分の好みの型に巻
装し、該スカーフAの先端側をブローチで固定す
るような楽しみ方はできないという不都合があ
る。
本考案は上述した従来技術の欠点、問題点に鑑
みなされたもので、ブローチ本体と止め輪との間
に巻装布を確実に挟持できるようにした止め輪式
ブローチを提供するものである。
(課題を解決するための手段) 上述した課題を解決するために構成された本考
案の手段の特徴は、ブローチ本体の裏面に滑止め
体を固着し、止め輪を取付部材に枢支される基部
と、該基部から挟持板部が前記ブローチ本体の裏
面に沿つて該ブローチ本体の他側に伸長し、先端
側が該ブローチ本体の裏面から離間する方向に突
出する指掛け部になると共に、内周側が巻装布挿
通穴になつた止め輪本体とから形成し、該止め輪
本体の指掛け部内に位置して前記滑止め体と対向
するように該止め輪本体に滑止め片を固着したこ
とにある。
また、前記滑止め体には前記止め輪の巻装布挿
通穴に向けて突出する膨出部を形成するとよい。
(作用) ブローチ本体側の滑止め体と止め輪側の滑止め
片は両者の間に巻装布を確実に挟持し、しかもブ
ローチ本体の裏面に沿つて伸長する止め輪本体も
前記滑止め体との間に巻装布を挟持する。この
際、滑止め体の膨出部によつて巻装布は大きな接
触面積で止め輪本体側に強く押付けられる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図ないし第3図に
基づき詳述する。なお、前述した従来技術の構成
要素と同一の構成要素には同一符号を付し、その
説明を省略する。
然るに、図において、11はブローチ本体1の
裏面1Bに取付部材3の部分を除いて貼着された
滑止め体としてのゴムシートで、該ゴムシート1
1は平面略半楕円状をなしており、その表面には
多数の突起11A,11A,……が形成されると
共に、中央部には後述する止め輪12側に突出す
る厚肉の膨出部11Bが形成されている。
12はブローチ本体1に固着された取付部材3
に回動自在に取り付けられた金属製の止め輪を示
す。13は該止め輪12を構成する横長板状の基
部で、該基部13の長手方向両端には取付部材3
の枢支孔3C,3Cに挿嵌される一対の嵌合爪部
13A,13Aが突出している。14はブローチ
本体1の外周縁に沿つた環体状に形成され、内周
側がスカーフA等の巻装布挿通穴15になつた止
め輪本体で、該止め輪本体14は前記基部13か
ら横断面略く字状に連なつた連結部14Aと、該
連結部14Aからブローチ本体1の裏面1Bに沿
つてブローチ本体1の他側に伸長する平面略湾曲
状の一対の挟持板部14B,14Bと、該挟持板
部14B,14Bの先端に連接され、ブローチ本
体1の裏面1Bから離間する方向に立ち上がつた
台形状の指掛け部14Cとを一体に形成したもの
からなつている。
更に、16は前記止め輪本体14の他側に位置
して基部13から突出した板ばね押圧部で、該板
ばね押圧部16は前記板ばね4の被押圧部を押動
するようになつている。かくして、本実施例の止
め輪12は一対の嵌合爪部13A,13Aを有す
る基部13と、止め輪本体14と、巻装布挿通穴
15と、板ばね押圧部16とから一体に形成され
ている。
17は前記止め輪本体14の指掛け部14C内
面にロウ付等の手段で固着された取付けリング、
18は指掛け部14C内に位置して前記ゴムシー
ト11と対向するように該取付リング17に嵌着
されたゴム製挟持片で、該ゴム製挟持片18は挟
持面18Aが第3図に示すように挟持板部14
B,14Bの先端側下面14B1,14B1とほぼ
同一面をなすように設けられている。
本実施例は上述の如く構成されており、止め輪
12の巻装布挿通穴15に挿通したスカーフAを
該止め輪12とブローチ本体1との間に挟持する
基本的な使用方法は従来技術によるものと異なる
ところはない。
然るに、本実施例によれば、ブローチ本体1の
裏面1Bに貼着したゴムシート11と、該ゴムシ
ート11に対向して止め輪12に固着したゴム製
挟持片18との間でスカーフAを挟持するように
したから、従来技術に比較して遥かに高い非摺動
性を持つことができる。この結果、従来技術と同
じ挟持力でスカーフAを挟むだけで良いからを当
該スカーフAを損傷させるのを防止でき、しかも
使用中に止め輪式ブローチが滑り落ちたり、スカ
ーフAが緩んで型崩れしたりするのをほぼ完全に
防止することができる。
また、薄手になるスカーフAの先端側も確実に
挟持することができるから、使用者は好みに合つ
た自由な型に巻装することができる。
そして、本実施例によれば、ゴムシート11の
中央部には止め輪12に向けて膨出部11Bを設
けることによつて、スカーフAに対する接触面積
が多くなるように構成し、しかも止め輪12を構
成する止め輪本体14の挟持板部14B,14B
をブローチ本体1の裏面1Bに沿つて伸長させて
あるから、該各挟持板部14Bとゴムシート11
との間でも従来技術にはなかつた強い挟持力を発
揮することができる。
また、止め輪12に固着したゴム製挟持片18
の挟持面18Aが止め輪12の挟持板部14B,
14B先端側下面14B1,14B1とほぼ同一面
或は更に内側になるように形成することにより、
止め輪式ブローチに強い引張力等が働いた時に当
該引張力がゴム製挟持片18に集中するのを防止
できるようにしたから、該ゴム製挟持片18が早
期に損傷したり、摩耗したりするのを防止するこ
とができ、耐久性のある止め輪式ブローチにする
ことができる。
(考案の効果) 本考案は以上詳述した如くであつて、ブローチ
本体の裏面に固着した滑止め体と止め輪に固着し
た滑止め片との間で巻装布を挟持するように構成
したから、従来技術の如くブローチ自体が巻装布
から滑り落ちて紛失したり、巻装布が緩んで型崩
れしたりするのを防止できるし、巻装布の先端側
のような薄手の部位も確実に挟持することがで
き、使用者は装着上の自由度を得ることができ
る。
また、前記滑止め体の中央部に膨出部を設ける
ことにより、巻装布に対する接触面を増大するこ
とができ、巻装布に対する挟持力を一層高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例に係り、
第1図は止め輪式ブローチの縦断面図、第2図は
背面図、第3図は要部拡大図、第4図は従来技術
に係る止め輪式ブローチの縦断面図、第5図は背
面図である。 1……ブローチ本体、1A……装飾面、1B…
…裏面、3……取付部材、4……板ばね、11…
…ゴムシート(滑止め体)、12……止め輪、1
3……基部、14……止め輪本体、15……巻装
布挿通穴、18……ゴム製挟持片、(滑止め片)、
A……スカーフ(巻装布)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 表面側が装飾面になつたブローチ本体と、該
    ブローチ本体の裏面一側に取付部材を介して回
    動自在に取付けられ、内周側が巻装布挿通穴に
    なつた止め輪と、前記取付部材に設けられ、該
    止め輪を前記ブローチ本体の裏面側に常時付勢
    しているばねとからなり、前記巻装布挿通穴に
    挿通した巻装布を前記ブローチ本体と止め輪と
    の間に挟持するようにした止め輪式ブローチに
    おいて、前記ブローチ本体の裏面に滑止め体を
    固着し、前記止め輪を前記取付部材に枢支され
    る基部と、該基部から挟持板部が前記ブローチ
    本体の裏面に沿つて該ブローチ本体の他側に伸
    長し、先端側が該ブローチ本体の裏側から離間
    する方向に突出する指掛け部になると共に、内
    周側が巻装布挿通穴になつた止め輪本体とから
    形成し、該止め輪本体の指掛け部内に位置して
    前記滑止め体と対向するように該止め輪本体に
    滑止め片を固着したことを特徴とする止め輪式
    ブローチ。 (2) 前記滑止め体には前記止め輪の巻装布挿通穴
    に向けて突出する膨出部を形成してある請求項
    1記載の止め輪式ブローチ。
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