JPH0579144U - 切換弁 - Google Patents

切換弁

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JPH0579144U
JPH0579144U JP1871092U JP1871092U JPH0579144U JP H0579144 U JPH0579144 U JP H0579144U JP 1871092 U JP1871092 U JP 1871092U JP 1871092 U JP1871092 U JP 1871092U JP H0579144 U JPH0579144 U JP H0579144U
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JP
Japan
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switching valve
rotor
stator
sealing material
side wall
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Pending
Application number
JP1871092U
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English (en)
Inventor
利彦 藤田
Original Assignee
大下産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スムーズな切り換え操作が行え、かつ、損傷
が起き難い切換弁を提供することである。 【構成】 複数のポートが設けられたステータと、内部
に管路が設けられ、この管路の開口部にはシーリング材
が配設されたロータとを具備する切換弁であって、前記
ロータの回動過程においてステータ内周側壁に前記シー
リング材が圧接しないよう凹部が構成されてなる切換
弁。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば水道等の流体の管路に取り付けられる切換弁に関する。
【0002】
【考案の背景】
従来、流路の切り換えには図5に示す様な構造の切換弁が用いられている。 図5中、21は複数のポート22a,22b,22cが形成されたステータ、 23は内部にL字型の管路24が形成されたロータ、25は管路24の開口部の 周囲に配設されたパッキンである。
【0003】 上記のように構成させた切換弁は、ロータ23を回転させることにより、流体 をポート22aから流入させポート22bから流出させるモードと、流体をポー ト22aから流入させポート22cから流出させるモードと、流体の流出を停止 させるモードの3モードが付与されており、ロータに配設されたパッキン25は 常にステータ21の内周側壁に圧接するように構成されているので、確実に流路 を切り換えることが出来るといった特長を有するものである。
【0004】 ところが、上記の切換弁はパッキン25がステータ21の内周側壁に常に圧接 して変形させられている故に、管路の切換えに際してはパッキン25とステータ 21の内周側壁に生ずる大きな摩擦力に逆らってロータ22を回転させなければ ならず、従って、ロータ22を回転させる為には大きなトルクが必要であり、ス ムーズに切換弁を操作することは困難である。
【0005】 更には、パッキン25は常にステータ21とロータ22との間で押し潰されて いるので、長時間の反復操作により、パッキン25が損傷してシール能力が低下 するといった問題点が有る。
【0006】
【考案の開示】 本考案は前記の問題点に鑑みてなされたものであり、本考案の目的は、スムー ズな切り換え操作が行え、かつ、損傷が起き難い切換弁を提供することである。 この本考案の目的は、複数のポートが設けられたステータと、内部に管路が設 けられ、この管路の開口部にはシーリング材が配設されたロータとを具備する切 換弁であって、前記ロータの回動過程においてステータ内周側壁に前記シーリン グ材が圧接しないよう凹部が構成されてなることを特徴とする切換弁によって達 成される。
【0007】 又、複数のポートが設けられたステータと、内部に管路が設けられ、この管路 の開口部にはシーリング材が配設されたロータとを具備する切換弁であって、こ の切換弁の閉鎖時においてステータ内周側壁に前記シーリング材が圧接しないよ う凹部が構成されてなることを特徴とする切換弁によって達成される。 即ち、上記の如く構成させると、切換弁が開放状態にあるときにはシーリング 材がステータの内周側壁に圧接しているが、切換弁を閉鎖状態に移行する過程、 及び閉鎖状態ではステータの内周側壁に形成された凹部により、シーリング材は ステータの内周側壁に圧接しないので、ロータを回転させる為に必要なトルクが 小さくなり、スムーズな切り換えが行えるようになり、又、パッキンにかかる力 が切り換え操作により随時緩和されるようになるので、シーリング材の損傷が起 こらずシール能力の低下が起き難いものとなる。
【0008】 又、複数のポートが設けられ、かつ、このポートの内側開口部にはシーリング 材が配設されたステータと、内部に管路が設けられたロータとを具備する切換弁 であって、前記ロータの回動過程においてロータの外周側壁に前記シーリング材 が圧接しないよう凹部が構成されてなることを特徴とする切換弁によって達成さ れる。
【0009】 又、複数のポートが設けられ、かつ、このポートの内側開口部にはシーリング 材が配設されたステータと、内部に管路が設けられたロータとを具備する切換弁 であって、この切換弁の閉鎖時においてロータ外周側壁に前記シーリング材が圧 接しないよう凹部が構成されてなることを特徴とする切換弁によって達成される 。
【0010】 即ち、上記の如く構成させると、切換弁が開放状態にあるときにはシーリング 材はロータの外周側壁に圧接しているが、切換弁を閉鎖状態に移行する過程及び 閉鎖状態ではロータの外周側壁に形成された凹部によりシーリング材がこの外周 側壁に圧接しないようになるので、ロータを回転させる為に必要なトルクが小さ くなり、スムーズな切り換えが行えるようになり、又、シーリング材にかかる力 が切り換え操作により随時緩和されるようになるので、シーリング材の損傷が起 こらずシール能力の低下が起き難いものとなる。
【0011】
【実施例】
〔実施例1〕 図1及び図2は本考案に係る切換弁の第1実施例を示すものであり、図1は切 換弁が開放状態での切換弁の断面図、図2は切換弁が閉鎖状態での要部断面図で ある。
【0012】 各図中、1はステータであり、このステータ1にはポート2a,2b,2cが 形成されている。このポート2a,2b,2cが形成された近傍でのステータ1 の内周側壁の内径はR1 であり、これ以外の部分での内周側壁の内径はR2 (R 1 <R2 )であるように構成されている。すなわち、ポート2a,2b,2cか ら離れた位置においては後述のロータに配設されたパッキンがステータ1の内周 側壁に圧接しないように退避用の凹部3が形成されている。
【0013】 尚、ステータ1の内周側壁の内径がR1 からR2 へ変化する部分は緩やかなテ ーパー状に構成されている。 4はロータであり、このロータ4の内部にはL字型の管路5が形成されている 。6は管路5の開口部に配設されたパッキンであり、このパッキン6は弾力性に 富み、かつ、耐水性を有する素材、例えばシリコーンゴム等で構成されている。
【0014】 上記のように構成させた切換弁は、ポート2aから流入した流体を管路5を通 ってポート2bから流出させるモードと、ポート2aから流入した流体を管路5 を通ってポート2cから流出させるモードと、流体の流出を停止させるモードの 3モードを有する。そして、切換弁が開放状態(ロータ4が流体を通過させる位 置)にあるときは、パッキン6はステータ1の内径R1 の内周側壁に圧接するよ うに構成され、又、切換弁が閉鎖状態(ロータ4が流体を通過させない位置)又 はこの途中の過程にあるときは、パッキン6は凹部3に対応しており、ステータ 1の内径R2 の内周側壁に圧接しないよう構成されている。
【0015】 従って、例えばポート2aから流入する流体が管路5を通ってポート2bから 流出している状態を流出停止モードに切り換えるには、ロータ4を反時計方向に 約π/4(rad)回転させれば良いのであるが、ロータ4をポート2と管路5 との接続位置から所定角度だけ回転させると、退避用の凹部3の存在によりパッ キン6はステータ1の内周側壁に圧接しなくなり、従ってロータ4を回転させる 為に必要なトルクは小さくて済み、切り換え操作がスムーズに行える。又、切り 換え操作に際してパッキン6のステータ1との圧接長は短いから、パッキン6の 磨耗も少なくて済み、耐久性に富む。しかも、ロータ4の切り換え操作により、 パッキン6を変形させる力も緩和されるので、パッキン材の劣化が起こらず、長 期間に渡って安定したシール能力が発揮される。
【0016】 〔実施例2〕 図3及び図4は本考案に係る切換弁の第2実施例を示すものであり、図3は切 換弁が開放状態での切換弁の断面図、図4は切換弁が閉鎖状態での要部断面図で ある。 各図中、11はステータであり、このステータ11にはポート12a,12b ,12cが形成されている。そして、これらのポート12a,12b,12cの 内側開口部にはパッキン13が配設されている。
【0017】 14はロータであり、このロータ14の内部にはL字型の管路15が設けられ ている。この管路15の開口部近傍でのロータ14の外径はR3 であり、その他 の部分の外径はR4 (R3 >R4 )であるように構成されている。すなわち、管 路15の開口部から離れた位置においてはパッキン13がロータ14の外周側壁 に圧接しないように退避用の凹部16が形成されている。
【0018】 尚、ロータ14の外周側壁の外径がR3 からR4 に変化する部分は、緩やかな テーパー状に構成されている。 上記のように構成させた切換弁は、即ち、ポート12aから流入した流体を管 路15を通ってポート12bから流出させるモードと、ポート12aから流入し た流体を管路15を通ってポート12cから流出されるモードと、流体の流出を 停止させるモードの3モードを有する。
【0019】 そして、切換弁が開放状態(ロータ14が流体を通過させる位置)にあるとき は、パッキン13はロータ14の外径R3 の外周側壁に圧接するように構成され 、又、切換弁が閉鎖状態(ロータ14が流体の通過させない位置)又はこの途中 の過程にあるときは、パッキン13は凹部16に対応しており、ロータ14の外 径R4 の外周側壁に圧接しないよう構成されている。
【0020】 従って、例えばポート12aから流入する流体が管路15を通ってポート12 bから流出している状態を流出停止モードに切り換えるには、ロータ14を反時 計方向に約π/4(rad)回転させれば良いのであるが、ロータ14をポート 12と管路15との接続位置から所定角度だけ回転させると、退避用の凹部16 の存在によりパッキン13はロータ14の外周側壁に圧接しなくなり、従ってロ ータ14を回転させる為に必要なトルクは小さくて済み、切り換え操作がスムー ズに行える。又、切り換え操作に際してパッキン13のロータ14との圧接長は 短いから、パッキン13の磨耗も少なくて済み、耐久性に富む。しかも、ロータ 14の切り換え操作により、パッキン13を変形させる力も緩和されるので、パ ッキン材の劣化が起こらず、長期間に渡って安定したシール能力が発揮される。
【0021】 尚、上記の第1及び第2実施例では3ポートの切換弁について説明したが、そ れ以外のポート数の切換弁についても本考案の如く構成させることにより、操作 性向上や損傷防止が図れる。
【0022】
【効果】
本考案によれば、切換弁の切り換え操作に際してロータを回転させるトルクは 小さなもので済み、スムーズに切り換え操作が行えるようになり、又、シーリン グ材にかかる変形力が緩和されるからシーリング材の損傷が起こらず、従って長 期間わたって安定したシール能力が発揮されるといった特長を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】切換弁の開放状態での断面図である。
【図2】切換弁の閉鎖状態での要部断面図である。
【図3】切換弁の開放状態での断面図である。
【図4】切換弁の閉鎖状態での要部断面図である。
【図5】従来の切換弁の開放状態での断面図である。
【符号の説明】
1,11 ステータ 2a〜2c,12a〜12c ポート 3,16 凹部 4,14 ロータ 5,15 管路 6,13 パッキン

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のポートが設けられたステータと、
    内部に管路が設けられ、この管路の開口部にはシーリン
    グ材が配設されたロータとを具備する切換弁であって、
    前記ロータの回動過程においてステータ内周側壁に前記
    シーリング材が圧接しないよう凹部が構成されてなるこ
    とを特徴とする切換弁。
  2. 【請求項2】 複数のポートが設けられたステータと、
    内部に管路が設けられ、この管路の開口部にはシーリン
    グ材が配設されたロータとを具備する切換弁であって、
    この切換弁の閉鎖時においてステータ内周側壁に前記シ
    ーリング材が圧接しないよう凹部が構成されてなること
    を特徴とする切換弁。
  3. 【請求項3】 複数のポートが設けられ、かつ、このポ
    ートの内側開口部にはシーリング材が配設されたステー
    タと、内部に管路が設けられたロータとを具備する切換
    弁であって、前記ロータの回動過程においてロータの外
    周側壁に前記シーリング材が圧接しないよう凹部が構成
    されてなることを特徴とする切換弁。
  4. 【請求項4】 複数のポートが設けられ、かつ、このポ
    ートの内側開口部にはシーリング材が配設されたステー
    タと、内部に管路が設けられたロータとを具備する切換
    弁であって、この切換弁の閉鎖時においてロータ外周側
    壁に前記シーリング材が圧接しないよう凹部が構成され
    てなることを特徴とする切換弁。
JP1871092U 1992-03-31 1992-03-31 切換弁 Pending JPH0579144U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5324117A (en) * 1976-08-17 1978-03-06 Kubota Ltd Sealing device for high pressure fluid container
JP2012251569A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Lixil Corp 切替弁
WO2013105378A1 (ja) * 2012-01-12 2013-07-18 パナソニック株式会社 弁装置

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