JPH057847U - 型枠支持具 - Google Patents

型枠支持具

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JPH057847U
JPH057847U JP6438391U JP6438391U JPH057847U JP H057847 U JPH057847 U JP H057847U JP 6438391 U JP6438391 U JP 6438391U JP 6438391 U JP6438391 U JP 6438391U JP H057847 U JPH057847 U JP H057847U
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JP
Japan
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truncated cone
screw shaft
truncated
screw
formwork
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Application number
JP6438391U
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English (en)
Inventor
鈴木文雄
Original Assignee
鈴木 文雄
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 コンクリートの打放し面の美的評価を高める
ために型枠を支持する型枠支持具を極めて小さくする。 【構成】 両端部に螺子を有する螺子シャフト3の中央
に截断面2を配置し,截頭円錐台1をこの螺子シャフト
3に嵌挿する。螺子シャフト3の型枠側の螺子部にジョ
イント4を半分程度螺合して,ジョイント面と截頭円錐
台1とを当接させる。截頭円錐台1の代わりに金属フラ
ンジを採用しても良い。 【効果】 型枠支持具が小さくなったために,コンクリ
ートの打放し面の型枠支持具除去後の窪みは目立ちにく
くなり,打放し面の建築上の評価は著しく向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はコンクリートを流し込む型枠に取り付ける型枠支持具に関するもので ,特に打放し面の美観を向上させるために極めて小さい截頭円錐台を採用する。
【0002】
【従来の技術】
通称「ピーコン」と呼ばれている型枠支持具は,第4図の左側型枠20に装着 されている。プラスチックの截頭円錐台21の先端部に螺子付の透孔を穿設し, この中に所定長さの螺子付のセパレーター22の左端を挿入する。截頭円錐台2 1の底面を型枠20に当接し,底面から伸長するシャフト(図示せず)を型枠2 0内に貫通させ,外側に突出させる。一方,緊締ナット23と螺子支柱24そし て緊締具25からなる周知の緊締手段を,この型枠20の外側に当てがい,シャ フト(図示せず)に螺合する緊締ナット23を締める。
【0003】 上記截頭円錐台21から伸長するシャフト(図示せず)は,その基部にナット 形状を採用して,截頭円錐台21のコンクリート面からの取外し時に,取外し用 の特殊工具先端部が嵌まるようになっている。シャフトのナット形状のためにこ れを内包する截頭円錐台21の径や厚さの下限に制約が生じ,現実には径が3cm 以下の截頭円錐台21は不可能である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
打放しコンクリート面の建築現場での評価が高まるにしたがって,截頭円錐台 21を除去した窪み部が検討され始めてきた。この窪み部は可及的に小さい方が 好ましい。上記従来の截頭円錐台21では,取外し用の特殊工具の先端部が截頭 円錐台21内に嵌まる関係から,その小径化には制約あった。截頭円錐台の取外 しが,通常のスパナ等で済めば截頭円錐台の小径化は可能になる。また,コンク リートの打ち込み後の型枠20に加わる押圧力に耐えるべく,截頭円錐台等の型 枠支持具にはある程度の強度も要求され,特に截頭円錐台21と一体のシャフト (図示せず)との結合は充分であることが必要である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
プラスチック等からなる小径の截頭円錐台に,螺子無しの截断面を中央に有す る螺子シャフトを嵌挿して,截頭円錐台の左右側に螺子部を突出させる。この截 断面は,截頭円錐台をコンクリート面から取外す際にスパナ等が密着するような 形状であれば良い。プラスチックからなる截頭円錐台をこの螺子シャフトに一体 成形するか,或いは,両端部に螺子部を刻設する螺子シャフトの中央に截頭円錐 台を嵌着する。 型枠の内側に臨む截頭円錐台の左側螺子部にナット状のジョイントを螺合して ,螺子シャフトと截頭円錐台との結合耐力を向上させる。ジョイント内の半分程 度の深さに左側の螺子部が挿入して,ジョイントの先端面と截頭円錐台面とが当 接する。 截頭円錐台の代わりに金属フランジを螺子シャフトに取り付けても良 い。
【0006】
【作用】
第4図にしたがって本考案の型枠支持具の型枠20への取付け方法を説明する と,打放し面とは反対側の型枠20に従来の型枠支持具(ピーコン)を取り付け る。セパレーター22は型枠20間の距離に対応した寸法を使用する。 第3図のように螺子シャフトの右先端部にジョイントを螺合して両者を一体にす る。螺子部はジョイントの半分程度までもぐり込み,ジョイント端部が截頭円錐 台に当接して停止する。このジョイントを上記セパレーター22の先端に螺合す る。 他方の型枠20に螺子シャフトに対応した孔をあけ,螺子シャフトを嵌挿し,截 頭円錐台底面に型枠20を当接する。そして,螺子支柱24と一体の緊締ナット 23を,型枠20から突出する螺子シャフトに螺合する。この緊締時に截頭円錐 台は螺子シャフトから外れる方向に力を受けるが,左側の螺子シャフトに螺合す るジョイントによって反力を受ける。
【0007】 型枠20間にコンクリートを流し込み,所定時間経過後に型枠20を取り外す 。本考案の截頭円錐台はコンクリート内に埋設されている。截断面部分にスパナ 等を当がい,截頭円錐台と一体の螺子シャフトを回動する。第5図のように,打 放し面には小径の截頭円錐台に対応する窪みが残る。ジョイントはコンクリート 内に残っている。この窪みを仕上げコンクリートで埋める。
【0008】
【実施例】
プラスチック等からなる小径の截頭円錐台1に,螺子無しの截断面2を中央 に有する螺子シャフト3を嵌挿して,截頭円錐台1左右側に螺子部を突出させる 。この截断面2は,截頭円錐台1をコンクリート面から取外す際にスパナ先端等 が密着するような形状であれば良い。プラスチックからなる截頭円錐台1をこの 螺子シャフト3に一体成形するか,或いは,両端部に螺子部を刻設する螺子シャ フト3の中央に截頭円錐台1を嵌着する。 型枠20の内側に臨む截頭円錐台1の左側螺子部にナット状のジョイント4を 螺合して,螺子シャフト3と截頭円錐台1との結合耐力を向上させる。ジョイン ト4内の半分程度の深さに左側の螺子部が挿入して,ジョイント4の先端面と截 頭円錐台1面とが当接する。常にジョイント4の先端面が截頭円錐台1面に当接 し,両者一体になった状態で作業者に渡されるため,現場に於ける型枠20への 取付けに際しては,第4図のように既にセッティングされたセパレーター22の 先端に単にジョイント4を回転して取り付けるだけで良い。
【0009】 截頭円錐台1の外径は15mm,厚さは10mmで,従来の截頭円錐台21(第4 図)の1/4程度と小さくて済んだ。コンクリートの打放し表面の意匠的評価は 如何にこの截頭円錐台1を除去した際の窪みを目立たなくできるかに係っている 。従来に比べて可なり小さくなる窪みは,コンクリートの打放し面の大いなる普 及に貢献する。また,型枠20の除去後に截頭円錐台1をコンクリートから取り 出す際に,従来のように特殊な工具が無くても,スパナを截断面に嵌め込み螺子 シャフト3を回動すれば良く,作業性は向上する。
【0010】 第6図の実施例は,截頭円錐台の代わりに座金などの金属フランジ5を採用し たもので,螺子シャフト1の左方から金属フランジ5を回転挿入し,截断面近傍 箇所で鑞付け固定する。螺子シャフト3の左側螺子部の半分程度までジョイント 4が螺合できるようになっいる。型枠20にこの型枠支持具を取付ける際に,金 属フランジ5や螺子シャフト3に離型剤などを塗布する。金属フランジ5のコン クリートの打放し面からの除去は,截断面をスパナ等で回動し螺子シャフト3と 金属フランジ5を取り出す。ジョイント4はコンクリート内部に埋設されたまま になる。
【0011】
【効果】
要するに,本考案は両端部に螺子を有する螺子シャフト3の中央に截断面2を 形成し,小径で且つ薄い截頭円錐台1内にこの螺子シャフト3を嵌挿し,型枠の 内側に臨む螺子部にジョイント4を螺合したため,截頭円錐台1の除去後のコン クリートの打放し面の美的価値を大いに向上することができ,また,除去に際し て特別な工具が不用となり,その作業性は向上する。螺子シャフト3と一体の截 頭円錐台1は,この螺子シャフト3に螺合するジョイント4先端部に当接するた めに,型枠20への緊締時に截頭円錐台1の動きをジョイントで規制することが できる。 特に,金属フランジ5はその厚さが2mm程度と極めて薄くすることができ,コン クリートの打放し面で通常行われる窪みの埋め込み作業を省略することも可能に なる。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】型枠支持具の正面図である。
【図2】型枠支持具の左側面図である。
【図3】ジョイントを螺子シャフトに螺合した時の一部
切り欠き正面図である。
【図4】周知の型枠支持具を左側の型枠20に取りつ
け,右側の型枠20に本考案の型枠支持具を取り付けた
時の説明図である。
【図5】コンクリートの打放し面から截頭円錐台と螺子
シャフトを取り出した後のコンクリート断面図である。
【図6】截頭円錐台の代わりに金属フランジを採用した
実施例の正面図である。
【符号の説明】
1 截頭円錐台 2 截断面 3 螺子シャフト 4 ジョイント 5 金属フランジ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック等からなる小径の截頭円錐
    台1に,螺子無しの截断面2を中央に有する螺子シャフ
    ト3を嵌挿して,截頭円錐台1の左右側に螺子部を突出
    させ,型枠の内側に臨む螺子部にナット状のジョイント
    4を螺合してなる,型枠支持具。
  2. 【請求項2】 両端部に螺子を有する螺子シャフト3の
    中央に截断面2を形成し,小径で且つ薄い截頭円錐台1
    内にこの螺子シャフト3を嵌挿し,型枠の内側に臨む螺
    子部にジョイント4を螺合してなる,型枠支持具。
  3. 【請求項3】 両端部に螺子を有する螺子シャフト3の
    中央に截断面2を形成し,プラスチックからなる截頭円
    錐台1をこの螺子シャフト3に一体成形し,且つ,截頭
    円錐台1が截断面に隣接する,型枠支持具。
  4. 【請求項4】 両端部に螺子を有する螺子シャフト3の
    中央に截断面2を配置し,この截断面2に隣接する位置
    の金属フランジ5を取付けてなる,型枠支持具
JP6438391U 1991-07-18 1991-07-18 型枠支持具 Pending JPH057847U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6438391U JPH057847U (ja) 1991-07-18 1991-07-18 型枠支持具

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JP6438391U JPH057847U (ja) 1991-07-18 1991-07-18 型枠支持具

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JP6438391U Pending JPH057847U (ja) 1991-07-18 1991-07-18 型枠支持具

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010222792A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Choki Ko コンクリート壁体の構築方法、及びその構築方法に用いる型枠保持金具、並びにその構築方法によって形成されるコンクリート壁体構造
JP2016153592A (ja) * 2015-02-13 2016-08-25 兆奇 胡 コンクリート型枠用保持具及びこれを用いたコンクリート壁体の構築方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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