JPH0577691U - ステンレス管用管継手 - Google Patents

ステンレス管用管継手

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JPH0577691U
JPH0577691U JP1535692U JP1535692U JPH0577691U JP H0577691 U JPH0577691 U JP H0577691U JP 1535692 U JP1535692 U JP 1535692U JP 1535692 U JP1535692 U JP 1535692U JP H0577691 U JPH0577691 U JP H0577691U
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JP
Japan
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taper
pipe
pressing member
joint body
engaging
Prior art date
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Pending
Application number
JP1535692U
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English (en)
Inventor
明 宮佐
正教 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Metals Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は、管に共回り現象を生じさせ
ず、接続作業が容易に行え、ガスケットの圧縮量を一定
の状態で圧縮して、ガスケットのシ−ル効果及び長期の
信頼性を増し、また管に拡開部を形成しても管端部に亀
裂が生じない、薄肉ステンレス鋼鋼管用に適した管継手
を提供するものである。 【構成】端部外面に環状の係止部と該係止部に続く端部
側に30度ないし40度のテ−パ角度を有すテ−パ外面
を形成し、該テ−パ外面に環状溝を設け、該環状溝にパ
ッキンを装着した継手本体と、前記テ−パ外面に対応す
るテ−パ内面と入口側端部内面に前記係止部に係止する
係合部を設けた押圧部材とからなり、接続する管の端部
に前記テ−パ面に対応するテ−パ角度でラッパ状に拡開
する拡開部を設け、該拡開部を前記継手本体と押圧部材
のテ−パ面で挟着し、押圧部材の係合部を継手本体の係
止部に係止して接続することを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、薄肉ステンレス鋼鋼管を接続するのに適した管継手に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、実開昭56−7182号で開示された図3に示す管継手がある。 このものはラッパ状に拡開した管6の端部7を、継手本体1のテ−パ外面3に ガスケット2を介して袋ナット4のテ−パ内面5で押圧し、継手本体1のテ−パ 外面3と管の端部7との間に挟着したガスケット2によって管内流体のシ−ルを 行うものである。 また管の端部をラッパ状に拡開するテ−パ角度に関しては、従来この種の管継 手では通常、管、継手本体、袋ナットともほぼ同じ角度で、片側45度、テ−パ 角度で90度のテ−パ面を形成するのが一般的であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術は、継手本体のテ−パ外面に単にガスケットを挟むように装着す るので、継手本体と袋ナットの締付け力によって互いのテ−パ面で挟着するガス ケットの圧縮量が変化する。従って袋ナットの締付け不足の場合はガスケットの 圧縮量が不足して漏れが生じる恐れがあり、また締付け過大の場合はガスケット の圧縮量も過大になって、ガスケットの径年変化で弾性がなくなり漏れが生じる 恐れがある。このように袋ナットを適正に締め付けてあるかどうかの確認が困難 である。 また接続の過程で袋ナットを締付け回転すると接続管も共に回転し、管にねじ れ現象が生じる。管が共回りすると配管施工後の位置が変化して正しい施工位置 で施工出来なかったり、管の反対側に接続した接続部の袋ナットを緩めてしまう 問題がある。
【0004】 また上記管、継手本体、及び袋ナットのテ−パ角度に関して、従来一般に用い られているテ−パ角度90度は、袋ナットによる軸線方向の締付け力と管端部の 挟着力との関係から理論的に安定して締付け出来る角度である。しかしながら接 続する管の材質によって伸び率が異なり、例えば薄肉ステンレス鋼鋼管では伸び 率が25%以下で使用しないと亀裂破壊が生じる恐れがある。従ってシ−ル面の テ−パ長さを一定の距離とって拡開すると、拡開端部の円周が大きくなって管の 伸び率が管の材質に定められた値より大きくなり、管の拡開時や接続後に拡開部 の挟着力によって拡開端部から亀裂破壊が生じる問題がある。このため、拡開伸 び率を決められた値以下にしようとすると拡開部のテ−パ長さが短くなって適切 なシ−ル長さを得ることが出来ず、漏れや管の抜けにつながる問題がある。
【0005】 本考案は上記の問題点を解消して、管に共回り現象を生じさせず、接続作業が 容易に行え、ガスケットの圧縮量を一定の状態で圧縮して、ガスケットのシ−ル 効果及び長期の信頼性を増し、また管に拡開部を形成しても管端部に亀裂が生じ ない、薄肉ステンレス鋼鋼管用に適した管継手を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の要旨は、端部外面に環状の係止部と該係止部に続く端部側に30度な いし40度のテ−パ角度を有すテ−パ外面を形成し、該テ−パ外面に環状溝を設 け、該環状溝にパッキンを装着した継手本体と、 前記テ−パ外面に対応するテ−パ内面と入口側端部内面に前記係止部に係止す る係合部を設けた押圧部材とからなり、 接続する管の端部に前記テ−パ面に対応するテ−パ角度でラッパ状に拡開する 拡開部を設け、該拡開部を前記継手本体と押圧部材のテ−パ面で挟着し、押圧部 材の係合部を継手本体の係止部に係止して接続することを特徴とするステンレス 管用管継手である。
【0007】
【作用】
本考案は上記の構成であるから、継手本体と押圧部材を管の軸線方向に押し付 けると、継手本体と押圧部材のテ−パ面で管の拡開部が挟着され、押圧部材の係 合部が継手本体の係止部に係止して接続作業が容易に終了する。 継手本体テ−パ外面の環状溝に装着したパッキンは管の拡開部で圧縮されるが 、パッキンは環状溝内に装着されているため一定の圧縮量以上に圧縮されること がない。このためパッキンの耐久シ−ル性に最適な圧縮量で継手本体と管の拡開 部をシ−ルすることができる。 また押圧部材は管の軸線方向に押し付けるだけで接続出来るから管が共回りせ ず、更に押圧部材による管の拡開部の挟着力が常に一定の挟着力で接続出来、締 付け不足や過度の締付けで接続される問題がない。
【0008】 また管、継手本体、押圧部材のテ−パ角度を従来通常使用されている角度に比 べて半分以下の30度〜40度のテ−パ角度に設定してあるので、テ−パ面のシ −ル長さを十分に取ることが出来、また管の伸び率が大きくならないので拡開端 部に亀裂が生じる問題がない。 更に継手本体と押圧部材による管の拡開部の挟着力も、楔効果によって従来の 倍以上大きく出来る。このため前記テ−パ外面のパッキンによるシ−ルと併せ、 テ−パ外面と管の拡開部との圧接による金属面同志のシ−ルが確実に行われる。 なお、テ−パ角度が30度以下では管の引き抜け力に問題が生じ、また40度 以上では薄肉ステンレス管の場合の伸び率から問題が生じる。
【0009】
【実施例】
本考案の一実施例を図1、図2に示す。図において10は継手本体で、継手本 体10の端部にテ−パ角度35度のテ−パ外面11を有し、テ−パ外面11の途 中には環状溝12を設けてあり、この環状溝12にOリングパッキン13を装着 してある。テ−パ外面11の奥には押圧部材と係止するための係止部14を設け 、内面には流体の通過口15を設けてある。この係止部14は図のように環状の 突起であってもよく、また環状の溝で係止部4を形成しても良い。 押圧部材20は入口側端部内面に継手本体の係止部14に係止する係合部21 とその奥側内面にテ−パ角度35度のテ−パ内面22を設けてある。また係合部 21が径方向に弾力性を持つように軸線方向の溝23を周方向に複数個所設けて ある。 接続する管30は本実施例では薄肉ステンレス鋼鋼管を用いている。これは管 の端部が塑性変形可能なものであれば他の鋼管や銅管であってもよい。
【0010】 接続に当たって、管30に押圧部材20を挿入後、管30の端部を拡管機を用 いてラッパ状にテ−パ角度35度に拡開して拡開部31を形成する。管に拡開部 31を形成した後、器具等に結合した継手本体10に対して押圧部材20を管の 軸線方向に押圧する。押圧部材20の継手本体10への押圧によって押圧部材の 係合部21が径方向に拡がり、継手本体10の係止部14に嵌合して継手本体と 押圧部材は締結される。これにより管の拡開部31は継手本体と押圧部材のテ− パ面11と22によって挟着される。同時に環状溝12に装着したパッキン13 も拡開部31で圧縮され、継手本体のテ−パ外面11と管の拡開部31との圧接 によるメタルシ−ルとパッキン13の圧縮によるパッキンシ−ルが働き、確実な シ−ル性が得られる。
【0011】 本考案において押圧部材20を軸線方向に押し付けるだけで締結出来るから、 管30が共回りすることがなく、接続が完了したかの確認が容易に行え、また管 の挟着力やパッキン13への圧縮量を一定にして締結出来る。 更に管を拡開する際のテ−パ角度を35度にしたことにより、テ−パシ−ル面 の長さを十分な長さとっても拡開端部の径が従来の場合の約半分で、管30の伸 び率が大きくならないので端部に亀裂が生じる問題がなく、また拡開作業も容易 に行える。
【0012】 更に継手本体10と袋ナット20による拡開部31の挟着力が同じ袋ナットの 締付け力で締め付けても、楔効果によって従来より倍加するのでシ−ル性の面で も優れる。このため接続時の拡開作業や押圧部材の締結作業が容易で施工面でも 従来より容易に行える。
【0013】
【考案の効果】
以上のごとく本考案は、薄肉ステンレス鋼鋼管用管継手としてシ−ル性及び施 工性の面で大きな効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の接続前の状態を示す部分
断面図である。
【図2】 本考案の一実施例の接続後の状態を示す部分
断面図である。
【図3】 従来技術を示す部分断面図である。
【符号の説明】
10 継手本体 11 テ−パ外面 12 環状溝 13 パッキン 14 係止部 20 押圧部材 21 係合部 22 テ−パ内面 23 軸線方向の溝 30 接続管 31 拡開部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部外面に環状の係止部と該係止部に続
    く端部側に30度ないし40度のテ−パ角度を有すテ−
    パ外面を形成し、該テ−パ外面に環状溝を設け、該環状
    溝にパッキンを装着した継手本体と、 前記テ−パ外面に対応するテ−パ内面と入口側端部内面
    に前記係止部に係止する係合部を設けた押圧部材とから
    なり、 接続する管の端部に前記テ−パ面に対応するテ−パ角度
    でラッパ状に拡開する拡開部を設け、該拡開部を前記継
    手本体と押圧部材のテ−パ面で挟着し、押圧部材の係合
    部を継手本体の係止部に係止して接続することを特徴と
    するステンレス管用管継手。
JP1535692U 1992-03-24 1992-03-24 ステンレス管用管継手 Pending JPH0577691U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011011773A3 (en) * 2009-07-24 2011-04-28 Norma U.S. Holding Llc Band clamp with embossed gasket for slotted pipe lap joints

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011011773A3 (en) * 2009-07-24 2011-04-28 Norma U.S. Holding Llc Band clamp with embossed gasket for slotted pipe lap joints
US8210575B2 (en) 2009-07-24 2012-07-03 Norma U.S. Holding Llc Band clamp with embossed gasket for slotted pipe lap joints

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