JPH057708Y2 - - Google Patents

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JPH057708Y2
JPH057708Y2 JP19663987U JP19663987U JPH057708Y2 JP H057708 Y2 JPH057708 Y2 JP H057708Y2 JP 19663987 U JP19663987 U JP 19663987U JP 19663987 U JP19663987 U JP 19663987U JP H057708 Y2 JPH057708 Y2 JP H057708Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンコーダ用のパルススイツチに係
り、特に、小形に構成し得るように改良したパル
ススイツチに関するものである。
〔従来の技術〕
この種のパルススイツチは、従来一般に1個又
は2個のコモン端子と、1対のオンオフ端子A,
Bと、1本の回転操作軸とを備えている。
而して、このパルススイツチが必要とする機能
は、 (i) 2つのオンオフ端子A,Bが、それぞれコモ
ン端子に対して同じ周期で断続を繰り返すこと
(詳しくは、時間の経過に対して同一周期では
なく、回転軸の回転操作角速度に対して同一の
割合でという意味である)、 (ii) 上記2つのオンオフ端子A,B相互は、その
断続タイミングに微小な位相差を有しているこ
と、 (iii) 回転操作軸の回転操作方向を逆にすると、オ
ンオフ端子A,B相互の進相、遅相関係が逆転
すること、 である。
第4図は、上記(iii)〜(i)の機能を備えた公知例の
説明図である。
1は、電気絶縁性の材料で構成された回転板で
あり、2は、手動操作軸係合用の孔である。
図示を省略するが、回転板1の周囲に歯車の歯
を形成して、これを元歯車に噛合せしめて該回転
板1を回動操作するように構成した例も有る。
上記回転板1の面上に、その回転軸心と同心の
環状にコモン電極3が形成され、このコモン電極
3から50本の放射状電極4が出ている(ただし本
第4図においては読図を容易ならしめるため電極
4の数を16本にして描いてある)。
上記50本の放射状電極は全部同形で、周方向に
等ピツチに配列されていて、途中で階段状に屈曲
している。即ち、その根本側半分と外周側半分と
は、それぞれ半径方向の線状(幅を有する線状)
をなし、相互に微小角Δφだけ喰い違つている。
一方、3本のブラシ4a,4b,4cが半径方
向に列設されている。5aはオンオフブラシA
で、前記放射状電極4の外側部に摺触するように
設置されている。
5bはオンオフブラシBで、前記放射状電極4
の内側部に摺触するように設置されている。
5cはコモンブラシで、前述した環状のコモン
電極3に摺触している。
このような構成の従来例のパルススイツチは、
回転板1が回転するとオンオフブラシA,Bがそ
れぞれ断続(接点の開閉)を繰り返す。
而して、図の右回りのときはオンオフブラシA
よりも同Bの方が角Δφに相当するだけ進相し、
左回りのときは遅相する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記従来例のパルススイツチ(第4図)を小形
化しようとした場合、その半径寸法Rは、コモン
電極3の半径rに比して、3本のブラシを並べた
幅寸法Wだけ大きくなる。
このため、この種パルススイツチの小形化が制
約されている。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、
ブラシを並べた幅寸法を約2/3に縮小して、パル
ススイツチ全体形状、寸法を格段に縮小し得る構
成を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成する為に創作した本考案のポ
イントは、従来例のパルススイツチ(第4図)が
オンオフブラシAと同Bとを半径方向に並べて配
列していることを改めて、中心軸から等距離に配
列する。
これにより、双方のオンオフブラシA,Bは、
放射状電極上の同じ個所に摺触することになる。
同じ個所に摺触する以上、従来例(第4図)の
如く放射状電極4を段付状に屈曲せしめても、こ
の屈曲によつて位相差を生じさせることは出来な
い。
このため、本考案においては、オンオフブラシ
A,Bの摺触部を単に半径方向に並べるだけでな
く、周方向にΔφだけずらせて設置する。
上記の構成について、更に詳しく、次に述べ
る。
放射状電極の個数をN(Nは正の整数、一般に
20〜50個程度)とする。
オンオフブラシA,Bそれぞれについて、これ
を周方向に360°/Nだけ移動させても、接点開閉
のタイミングは不変である。このことを考慮に入
れて解析幾何学的にこれを表現すると、2個のオ
ンオフスイツチA,Bそれぞれの摺触部が、回転
中心を見込む角θを、 θ=360°/N×M±Δφ ……(1) とすることにより、前記の目的が達成される。
〔作用〕
前記の構成によれば、2個のオンオフスイツチ
A,Bを、周方向にずらせて、同一半径上に配設
することにより、従来例(第4図)に示した幅寸
法Wに相当する寸法を2/3に短縮できる。従つて
回転板1の直径を、2/3Wだけ縮小せしめ得る。
また、前記(1)式の如く配列することにより、角
Δφに相当する位相差を生じさせることが出来る。
〔実施例〕
第1図は本考案に係るパルススイツチの一実施
例を示す模式的な説明図である。
この実施例は、第4図に示した従来例に本考案
を適用して改良したものであつて、第4図と同一
の図面参照番号を付した操作軸係合孔2、及びコ
モン電極3は、従来例におけると同様乃至類似の
構成部分である。
本第1図に示した回転板1′は、従来例におけ
る回転板1に対応する部材であるが、従来例に比
して小形である。
比譬的に言えば、第4図に示した回転板1の、
仮想の円周Sの外側を切り捨てた構造である。
その結果、本例(第1図)の放射状電極4′は、
従来例の放射電極4のような屈曲部を有せず、そ
の長さが約半分である。
このような構成により、放射状電極を含めた回
転板の構成が簡単になつて、部品コスト低減の効
果も少なくない。
本例(第1図)におけるコモンブラシ6c、及
びオンオフブラシB6bは、それぞれ従来例(第
4図)におけるコモンブラシ5c、及びオンオフ
ブラシB5bに対応する類似の構成部材である。
本例のオンオフブラシA6aは、オンオフブラ
シ6bに対して半径方向に並べることをせず、中
心点Oに関して略対称に位置せしめ、正確に対称
の位置よりもΔφだけ位相をずらせてある。本実
施例を適用する場合、上記の位相ずれ角Δφは、
進相側、遅相側の何れであるかについて別段の考
慮を払うを要しない。回転板1′は往復回動され
る部材であるから、この回転板1′の回動方向を
逆転させれば進相・遅相が反転するからである。
本実施例においては、放射状電極4′の数は20
個であるが、読図を容易ならしめるため、該放射
状電極4′の数を実物の4/5倍に当たる16個として
描いてある。以下、16個の放射状電極4′を設け
た場合について寸法関係を説明する。
本考案においては、2個のオンオフブラシA,
Bが中心点を見込む角度θを、 θ=360°/N×M±Δφ に設定する。
本実施例においてN=16であり、M=8に設定
したものである。
ここに360°/N×M=ψと置くと、角ψ=180°で ある。
Δφの値は適宜に設定することが出来、角の正、
負を問わない。
N個の放射状電極4′は、周方向に等間隔で配
列されているので、2個のオンオフブラシA,B
が中心点Oを見込む角度が360°/Nであれば、該
2個のオンオフブラシAと同Bとは、放射状電極
4′に対して同じタイミングで摺触・離間を繰り
返す。
すなわち、オンオフブラシA,Bが、ψ=
360°/Nの位相差を以つて配列されていても、その 開閉作動に位相差を生じさせない。
その結果、オンオフブラシA,Bが、ψ±Δφ
の位相差を以つて配列されていると、その開閉作
動はΔφに相当する位相差を生じ、これによつて
エンコーダ用パルススイツチとしての機能を果た
す。
第2図は前記と異なる実施例を示し、N=16,
M=5に設定した例である。このように構成して
も前例(第1図)と同様の作用、効果が得られ
る。
第3図は更に異なる実施例を示す。この実施例
は、第2図の実施例と同じく、N=16,M=5に
設定したものである。
従つて、角ψ、角θの値は第2図の実施例と同
じである。本例(第3図)が上例(第2図)に比
して異なるところは、回転板1′に代えて回転円
筒11を構成するとともに、その外周面に輪状の
コモン電極13を設け、かつ、該コモン電極13
から枝を出した形に、円筒の軸心と平行な線状
(幅を有する線状)の電極14を、等間隔に16個
設けたことである。
コモンブラシ16cはコモン電極13に摺触せ
しめ、かつ、1対のオンオフブラシA,Bは、そ
の摺触点を回転軸に対して、θ=ψ±Δφだけ設
置位相をずらせて配列してある。この構成(第3
図)によつても、第2図の実施例と同様の作用、
効果が得られる。
〔考案の効果〕
本考案のパルススイツチを適用すると、パルス
スイツチの部品コストを低減するとともに、その
全体的形状、寸法を格段に縮小することができ、
このパルススイツチを備えたエンコーダの小形、
軽量化に貢献するところ多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、それぞれ本考案に係るパ
ルススイツチの1実施例を示す模式的な説明図で
ある。第4図は従来例に係るパルススイツチの模
式的な説明図である。 1,1′……回転板、3……コモン電極、4,
4′……放射状電極、6a,6a′……オンオフブ
ラシA、6b……オンオフブラシB、6c……コ
モンブラシ、11……回転円筒、13……コモン
電極、14……等間隔に設置された平行電極、1
6a……オンオフブラシA、16b……オンオフ
ブラシB、16c……コモンブラシ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 回動操作可能な電気絶縁性部材と、 (b) 上記絶縁性部材の表面に、その回転軸と同心
    に形成された環状の電極と、 (c) 上記環状電極に導通され、かつ、前記絶縁性
    部材の表面に、その回転軸と同心の円周に沿つ
    て等間隔に配列されたN個の電極と、 (d) 前記環状電極に対して常時摺触して導通する
    コモンブラシと、 (e) 前記N個の電極に対して断続的に摺触して導
    通・絶縁を繰り返す1対のオンオフブラシA,
    同Bとを設けたパルススイツチにおいて、 (f) 前記1対のオンオフブラシA,および同B
    の、前記N個の電極に対する摺触点は、前記回
    転軸から略等距離に位置し、かつ、 (g) 前記1対のオンオフブラシA,および同Bそ
    れぞれの、前記N個の電極に対する摺触点が前
    記の回転軸を見込む角度θは、 θ=360°/N×M±Δφ であることを特徴とするパルススイツチ。 但し、Nは2以上の整数 Mは、Nよりも小なる正の整数、 Δφは、360°/Nよりも小なる角度であ
    る。
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